JPH07266000A - 中子の成形型および中子 - Google Patents

中子の成形型および中子

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JPH07266000A
JPH07266000A JP5707594A JP5707594A JPH07266000A JP H07266000 A JPH07266000 A JP H07266000A JP 5707594 A JP5707594 A JP 5707594A JP 5707594 A JP5707594 A JP 5707594A JP H07266000 A JPH07266000 A JP H07266000A
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JP
Japan
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mold
core
hollow passage
frame
window
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Application number
JP5707594A
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English (en)
Inventor
Shigeru Koyama
茂 小山
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Koyama Co Ltd
Original Assignee
Koyama Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中空通路を有する成形品を鋳造する際に使用
される複雑な形状の中子を、製造効率良く且つ寸法精度
良く形成するための中子の成形型、および製造効率良く
且つ寸法精度良く形成できる中子を提供する。 【構成】 中空通路を有する成形品を鋳造する際に使用
される中子において、型割方向に貫通する窓部12を有
する枠状鋳型部14、および前記中空通路に対応して窓
部12に型割方向に重なると共に一部において枠状鋳型
部14に連続する中空通路用鋳型部16が一体に成形さ
れた第1の鋳型部材10と、枠状鋳型部14の窓部12
に中空通路用鋳型部16と反対側から嵌入可能な第2の
鋳型部材20とが固着されて形成されたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋳型の一部を構成する
中子の成形型、および中子に関する。
【0002】
【従来の技術】中子を含め鋳型はレジンが混合された砂
を所定の形状に押し固めて成形されるが、中空通路を有
する成形品を鋳造する際に使用される中子は、形状が複
雑になるため、従来、二つに型割する成形型で成形がで
きない部分については分割して成形し、そのように成形
された各部材同士を接着して最終的に所定形状の中子を
形成している。例えば、図4に示す中子では、中子本体
部材40、軸芯通路用鋳型部材30、および複数の中空
通路用鋳型部材42から形成される。中子本体部材40
には、中空通路用鋳型部材42に突起して設けられた嵌
め込み部44が嵌合されて、中空通路用鋳型部材42が
所定の位置に配設されるように凹部46が形成されてい
る。このように各部材が形成されているため、図4のよ
うな複雑な形状の中子でも形成することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の中子では、鋳造による成形品の中空通路に対応する
数の中空通路用鋳型部材42を個別に成形し、それぞれ
を個別に中子本体部材40に接着する必要があり、作業
効率が悪かった。また、中空通路用鋳型部材42の嵌め
込み部44を中子本体部材40の凹部46に嵌め込んで
接着するが、一体に成形したものと比較すれば、その位
置寸法精度は当然に低下する。
【0004】そこで、本発明の目的は、中空通路を有す
る成形品を鋳造する際に使用される複雑な形状の中子
を、製造効率良く且つ寸法精度良く形成するための中子
の成形型を提供すること、および製造効率良く且つ寸法
精度良く形成できる中子を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、本発明は、
中空通路を有する成形品を鋳造する際に使用される中子
を成形する中子の成形型において、型割方向に貫通する
窓部を有する枠状鋳型部、および前記中空通路に対応し
て前記窓部に型割方向に重なると共に一部において前記
枠状鋳型部に連続する中空通路用鋳型部を一体に成形す
る第1の成形型と、前記枠状鋳型部の窓部に前記中空通
路用鋳型部と反対側から嵌入可能な部材を成形する第2
の成形型とを具備することを特徴とする。
【0006】また、上記中子の成形型において、前記第
1の成形型と、前記第2の成形型とが、二つに型割され
る成形型であることによって、型費等のコストを低減で
き、効率良く中子を形成できる。
【0007】また、上記中子の成形型において、前記第
1の成形型が、複数の前記中空通路用鋳型部を前記枠状
鋳型部と共に一体に成形する成形型であることによっ
て、複数の中空通路用鋳型部を一括に一体に成形するこ
とができ、製造効率を向上できる。また、位置寸法精度
も向上できる。
【0008】さらに、上記中子の成形型において、前記
第1の成形型が、前記中空通路用鋳型部を、前記窓部を
跨いで成形する成形型であることによって、同一面に流
路の出入口が設けられた中空路を有する成形品を好適に
形成することができる。
【0009】また、本発明は、中空通路を有する成形品
を鋳造する際に使用される中子において、型割方向に貫
通する窓部を有する枠状鋳型部、および前記中空通路に
対応して前記窓部に型割方向に重なると共に一部におい
て前記枠状鋳型部に連続する中空通路用鋳型部が一体に
成形された第1の鋳型部材と、前記枠状鋳型部の窓部に
前記中空通路用鋳型部と反対側から嵌入可能な第2の鋳
型部材とが固着されて形成されたことを特徴とする中子
にもある。
【0010】また、前記第1の鋳型部材と、前記第2の
鋳型部材とが、二つに型割される成形型によって成形さ
れることによって、型費等のコストを低減でき、効率良
く中子を形成できる。
【0011】
【作用】本発明の中子の成形型によれば、窓部を有する
枠状鋳型部、および前記窓部に型割方向に重なる中空通
路用鋳型部を一体に成形する第1の成形型と、前記第1
の成形型の窓部に前記中空通路用鋳型部と反対側から嵌
入可能な部材を成形する第2の成形型とによって構成さ
れている。このため、複数の中空通路鋳型部を第1の成
形型で一体に成形することが可能となると共に、この第
1の成形型および第2の成形型を二つに型割される成形
型とすることも可能である。このため、組立工数および
型費等のコストを低減でき、効率良く中子を成形でき
る。
【0012】また、本発明の中子によれば、窓部を有す
る枠状鋳型部、および前記窓部に型割方向に重なる中空
通路用鋳型部が一体に成形された第1の鋳型部材と、前
記第1の成形型の窓部に前記中空通路用鋳型部と反対側
から嵌入可能な第2の鋳型部材とが固着されて形成され
ている。このように形成できるため、第1の鋳型部材お
よび第2の鋳型部材は二つに型割される成形型による成
形が可能となると共に、第1の鋳型部材には複数の中空
通路鋳型部が一体に成形可能である。このため、この中
子によれば、組立工数および型費等のコストを低減で
き、効率良く形成できる。また、複数の中空通路鋳型部
が第1の鋳型部材に一体に成形されるため、形成される
中子の位置寸法精度を高めることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。図1は本発明にかかる中子が組
み立てられる前の状態の一実施例を示す分解斜視図であ
り、図2は中子が組み立てられた状態の一実施例を示す
組立斜視図である。なお、この実施例の中子は、自動車
のオイルポンプ装置に組み込まれる(中空通路を有す
る)成形品を鋳造するために使用されるものである。
【0014】10は第1の鋳型部材であり、型割方向に
貫通する窓部12を有する枠状鋳型部14と、成形品の
中空通路に対応して前記窓部12に型割方向に重なると
共に一部において前記枠状鋳型部14に連続する中空通
路用鋳型部16とが一体に成形されている。この第1の
鋳型部材10は、図1の図面上で上下方向に二つに型割
される第1の成形型によって成形されている。また、そ
の第1の成形型によって、図1に示すように複数の前記
中空通路用鋳型部16が第1の鋳型部材10に一体に成
形されている。このように複数の中空通路用鋳型部16
が成形できるため、製造効率を向上できると共に、位置
寸法精度を向上できる。
【0015】また、図1の実施例では、中空通路用鋳型
部16が前記窓部12を跨いで形成されている。これに
よって、同一面に流路の出入口が設けられた中空通路を
有する本実施例のような複雑な形状の成形品を好適に形
成することができる。
【0016】20は第2の鋳型部材であり、枠状鋳型部
14の窓部12に中空通路用鋳型部16と反対側から嵌
入可能な部材として形成されている。この第2の鋳型部
材20も、前記第1の鋳型部材10と同様に、図1の図
面上で上下方向に二つに型割される第2の成形型によっ
て成形されている。また、その第2の成形型によって、
図1に示すように第1の鋳型部材10の凹凸部に対応し
て嵌め込み可能に設けられた位置決め用部22が、第2
の鋳型部材20に一体に成形されている。なお、本実施
例の如く、第2の鋳型部材20は、窓部12に嵌合する
部分のみでなく、第1の鋳型部材10と二重に重なり合
う部分を有している。これによって、全体的にはリング
状に形成され、第1の鋳型部材10と合体する際の作業
性を向上させている。
【0017】また、30は軸芯通路用鋳型部材であり、
図4に示す従来の中子を製作する際に使用される部材の
形状と同一形状に成形されている。図2は、以上の第1
の鋳型部材10、第2の鋳型部材20および軸芯通路用
鋳型部材30とを組み込み。接着して最終的に中子を形
成した状態を示している。このように形成されるため、
従来のように多部品(複数の中空通路用鋳型部材)を接
着する必要がなく、製造効率を向上できる。図3は、上
記のように形成された中子が鋳型(上型34、下型3
6)内に挿入・固定され、成形品32が鋳造される状況
を示す断面図である。このように上型形34、下型36
および中子によって形成された鋳型によって、中空通路
を有する所望の形状の成形品を好適に製造できる。
【0018】以上の実施例においては、第1の鋳型部材
10および第2の鋳型部材20のどちらも二つに型割さ
れる成形型で成形できる場合について説明してきたが、
本発明ではこれに限られることなく、さらに複雑な形状
からなる成形品を形成する場合には三つ以上に型割され
る成形型を利用することも可能である。以上、本発明の
好適な実施例について種々述べてきたが、本発明はこの
実施例に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱し
ない範囲内でさらに多くの改変を施し得るのは勿論のこ
とである。
【0019】
【発明の効果】本発明の中子の成形型によれば、窓部を
有する枠状鋳型部、および前記窓部に型割方向に重なる
中空通路用鋳型部を一体に成形する第1の成形型と、前
記第1の成形型の窓部に前記中空通路用鋳型部と反対側
から嵌入可能な部材を成形する第2の成形型とによって
構成されている。このため、複数の中空通路鋳型部を第
1の成形型で一体に成形することができると共に、この
第1の成形型および第2の成形型を二つに型割される成
形型とすることも可能で、複雑な形状の中子を、製造効
率良く且つ寸法精度良く形成できるという著効を奏す
る。
【0020】また、本発明の中子によれば、窓部を有す
る枠状鋳型部、および前記窓部に型割方向に重なる中空
通路用鋳型部が一体に成形された第1の鋳型部材と、前
記第1の成形型の窓部に前記中空通路用鋳型部と反対側
から嵌入可能な第2の鋳型部材とが固着されて形成され
ている。このように形成できるため、第1の鋳型部材お
よび第2の鋳型部材は二つに型割される成形型による成
形が可能となると共に、第1の鋳型部材には複数の中空
通路鋳型部が一体に成形可能である。このため、この中
子は、製造効率良く且つ寸法精度良く形成できるという
著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる中子の一実施例を示す分解斜視
図。
【図2】本発明にかかる中子の一実施例を示す組立斜視
図。
【図3】図2の実施例の中子の使用状態を示す断面図。
【図4】従来の技術を示す分解斜視図。
【符号の説明】
10 第1の鋳型部材 12 窓部 14 枠状鋳型部 16 中空通路用鋳型部 20 第2の鋳型部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空通路を有する成形品を鋳造する際に
    使用される中子を成形する中子の成形型において、 型割方向に貫通する窓部を有する枠状鋳型部、および前
    記中空通路に対応して前記窓部に型割方向に重なると共
    に一部において前記枠状鋳型部に連続する中空通路用鋳
    型部を一体に成形する第1の成形型と、 前記枠状鋳型部の窓部に前記中空通路用鋳型部と反対側
    から嵌入可能な部材を成形する第2の成形型とを具備す
    ることを特徴とする中子の成形型。
  2. 【請求項2】 前記第1の成形型と、前記第2の成形型
    とが、二つに型割される成形型であることを特徴とする
    請求項1記載の中子の成形型。
  3. 【請求項3】 前記第1の成形型が、複数の前記中空通
    路用鋳型部を前記枠状鋳型部と共に一体に成形する成形
    型であることを特徴とする請求項1または2記載の中子
    の成形型。
  4. 【請求項4】 前記第1の成形型が、前記中空通路用鋳
    型部を、前記窓部を跨いで成形する成形型であることを
    特徴とする請求項1、2または3記載の中子の成形型。
  5. 【請求項5】 中空通路を有する成形品を鋳造する際に
    使用される中子において、 型割方向に貫通する窓部を有する枠状鋳型部、および前
    記中空通路に対応して前記窓部に型割方向に重なると共
    に一部において前記枠状鋳型部に連続する中空通路用鋳
    型部が一体に成形された第1の鋳型部材と、 前記枠状鋳型部の窓部に前記中空通路用鋳型部と反対側
    から嵌入可能な第2の鋳型部材とが固着されて形成され
    たことを特徴とする中子。
  6. 【請求項6】 前記第1の鋳型部材と、前記第2の鋳型
    部材とが、二つに型割される成形型によって成形された
    ことを特徴とする請求項5記載の中子。
JP5707594A 1994-03-28 1994-03-28 中子の成形型および中子 Pending JPH07266000A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3401037A1 (de) * 2017-05-09 2018-11-14 Martinrea Honsel Germany GmbH Form zum herstellen eines giesskerns

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3401037A1 (de) * 2017-05-09 2018-11-14 Martinrea Honsel Germany GmbH Form zum herstellen eines giesskerns
CN108856651A (zh) * 2017-05-09 2018-11-23 马丁里汉塞尔德国有限公司 用于生产铸造型芯的模具
US10384261B2 (en) 2017-05-09 2019-08-20 Martinrea Honsel Germany Gmbh Mould for producing a casting core

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