JPH031241Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH031241Y2 JPH031241Y2 JP1984170559U JP17055984U JPH031241Y2 JP H031241 Y2 JPH031241 Y2 JP H031241Y2 JP 1984170559 U JP1984170559 U JP 1984170559U JP 17055984 U JP17055984 U JP 17055984U JP H031241 Y2 JPH031241 Y2 JP H031241Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- members
- decorative body
- fitting
- functional component
- frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 claims 1
- 238000005034 decoration Methods 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Electromechanical Clocks (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この考案は、例えば時計などの枠体に飾り体を
結合させるための結合構造に関するものである。
結合させるための結合構造に関するものである。
[従来の技術]
例えば、時計などの枠体にプラスチツク製の飾
り体を結合する一方、この飾り体内にスピーカな
どの機能部品を保持する必要がある場合、飾り体
がラツパ状に開口部分が拡がつているような形状
であると、この飾り体を相互に対接可能の二つの
部材に分割する構造が採用される。このとき、分
割された二つの部材は、枠体に結合する前に機能
部品を組込んだ上で予め合体されるのが一般的で
ある。分割された二つの部材を合体する手段とし
ては両部材を接着剤で合体固着する手段が採用さ
れるが、合体された両部材を枠体に結合するため
に、一方の部材に取付用のタツピングねじが螺入
される取付穴部を設けたボス部が設けられ、これ
を枠体にねじ止めする手段がとられていた。
り体を結合する一方、この飾り体内にスピーカな
どの機能部品を保持する必要がある場合、飾り体
がラツパ状に開口部分が拡がつているような形状
であると、この飾り体を相互に対接可能の二つの
部材に分割する構造が採用される。このとき、分
割された二つの部材は、枠体に結合する前に機能
部品を組込んだ上で予め合体されるのが一般的で
ある。分割された二つの部材を合体する手段とし
ては両部材を接着剤で合体固着する手段が採用さ
れるが、合体された両部材を枠体に結合するため
に、一方の部材に取付用のタツピングねじが螺入
される取付穴部を設けたボス部が設けられ、これ
を枠体にねじ止めする手段がとられていた。
[解決しようとする課題]
この結合構造によると、分割された二つの部材
を機能部品を組込んだ上で予め合体させておくた
めに、組立工程が増える問題点を有している。そ
ればかりか、二つの部材がそれぞれ異つた形状を
しているので共通部品とはならず、それぞれ別個
の金型を用いて成形しなければならない。また一
方の部材のボス部に設けられる取付穴部は、型抜
き方向と直角になるので、成形用の金型装置にス
ライド機構が必要になる。このため、金型装置が
複雑で高価となり、それが製造コストを上昇させ
る要因となつていた。
を機能部品を組込んだ上で予め合体させておくた
めに、組立工程が増える問題点を有している。そ
ればかりか、二つの部材がそれぞれ異つた形状を
しているので共通部品とはならず、それぞれ別個
の金型を用いて成形しなければならない。また一
方の部材のボス部に設けられる取付穴部は、型抜
き方向と直角になるので、成形用の金型装置にス
ライド機構が必要になる。このため、金型装置が
複雑で高価となり、それが製造コストを上昇させ
る要因となつていた。
そこで本考案は、上記実状に鑑みて、2分割さ
れた二つの部材からなる飾り体の合体とこの飾り
体による機能部品の挾持固定とを、飾り体の枠体
への結合と同時に行うことのできる結合構造を簡
単な構造で提供することことを目的とするもので
ある。
れた二つの部材からなる飾り体の合体とこの飾り
体による機能部品の挾持固定とを、飾り体の枠体
への結合と同時に行うことのできる結合構造を簡
単な構造で提供することことを目的とするもので
ある。
[課題を解決するための手段]
本考案では、2分割された略ラツパ状の飾り体
による機能部品の保持と当該飾り体の枠体への結
合とを唯一の取付ねじを使用するのみで達成すべ
く、以下の構造が採用されている。
による機能部品の保持と当該飾り体の枠体への結
合とを唯一の取付ねじを使用するのみで達成すべ
く、以下の構造が採用されている。
飾り体は、相互に対接可能な対称形状をなすよ
うに軸心にそつて2分割された二つの部材よりな
り、この二つの部材には徐々に先細となるテーパ
状の嵌合突部が形成してあるとともに、各嵌合突
部の先端面の中央部に半円弧状の取付穴部が形成
してある。
うに軸心にそつて2分割された二つの部材よりな
り、この二つの部材には徐々に先細となるテーパ
状の嵌合突部が形成してあるとともに、各嵌合突
部の先端面の中央部に半円弧状の取付穴部が形成
してある。
一方、枠体には、飾り体が合体されたときの上
記嵌合突部が嵌入可能なテーパ状の内面形状を有
する嵌合凹部が形成してある。
記嵌合突部が嵌入可能なテーパ状の内面形状を有
する嵌合凹部が形成してある。
そして、機能部品をその外周部より挾持するよ
うに上記二つの部材を合体させた状態で、上記嵌
合突部を上記嵌合凹部に嵌合させる一方、取付ね
じが上記嵌合凹部の底部側より当該底部を貫通し
て上記取付穴部に螺入されている。
うに上記二つの部材を合体させた状態で、上記嵌
合突部を上記嵌合凹部に嵌合させる一方、取付ね
じが上記嵌合凹部の底部側より当該底部を貫通し
て上記取付穴部に螺入されている。
上記固定ねじの螺入により上記二つの部材の上
記嵌合突部が上記嵌合凹部に引き寄せられ、この
引き寄せ作用によつて上記二つの部材の合体と上
記二つの部材による上記機能部品の挾持保持とが
維持されている。
記嵌合突部が上記嵌合凹部に引き寄せられ、この
引き寄せ作用によつて上記二つの部材の合体と上
記二つの部材による上記機能部品の挾持保持とが
維持されている。
[作用]
飾り体を構成する二つの部材は、対称形状をな
しているので、共通の金型で製造可能となる。さ
らに取付穴部は、それぞれの部材の嵌合突部の先
端面に半円弧状に設けてこれを対接することによ
り形成されるので、スライドコアを必要としな
い。
しているので、共通の金型で製造可能となる。さ
らに取付穴部は、それぞれの部材の嵌合突部の先
端面に半円弧状に設けてこれを対接することによ
り形成されるので、スライドコアを必要としな
い。
また結合作業は、二つの部材により機能部品を
挟持するように両部材を対接させた状態で、嵌合
突部を枠体の嵌合凹部内に挿入して、取付ねじ
を、枠体の嵌合凹部の底部側より当該底部を貫通
して上記取付穴部に螺入させると、飾り体は枠体
に引き寄せられ、嵌合突部が嵌合凹部内に圧入状
態となつて、飾り体の二つの部材は強固に合体化
し、それと同時に機能部品が飾り体の二つの部材
間に確実に保持される。
挟持するように両部材を対接させた状態で、嵌合
突部を枠体の嵌合凹部内に挿入して、取付ねじ
を、枠体の嵌合凹部の底部側より当該底部を貫通
して上記取付穴部に螺入させると、飾り体は枠体
に引き寄せられ、嵌合突部が嵌合凹部内に圧入状
態となつて、飾り体の二つの部材は強固に合体化
し、それと同時に機能部品が飾り体の二つの部材
間に確実に保持される。
[実施例]
以下、本考案の詳細を添付図面に示した実施例
にそつて説明する。
にそつて説明する。
時計の枠体1にはラツパを模した飾り体2が結
合してある。飾り体2は、第1図示のように軸心
にそつて縦に分割した二つの部材2Aと2Bとか
らなり、この両部材2A,2Bは分割面を中心に
対称形状をなしている。第2図に示すように、部
材2A,2Bの基端部は徐々に先細となつた嵌合
突部3となつており、この嵌合突部となる両部材
の先端の各対接面には、半円弧状の取付穴部3a
が形成されている。したがつて部材2Aと部材2
Bとを対接させて合体さた状態では、半円弧状の
取付穴部3aが二つあわさつて断面円形の穴が形
成される。
合してある。飾り体2は、第1図示のように軸心
にそつて縦に分割した二つの部材2Aと2Bとか
らなり、この両部材2A,2Bは分割面を中心に
対称形状をなしている。第2図に示すように、部
材2A,2Bの基端部は徐々に先細となつた嵌合
突部3となつており、この嵌合突部となる両部材
の先端の各対接面には、半円弧状の取付穴部3a
が形成されている。したがつて部材2Aと部材2
Bとを対接させて合体さた状態では、半円弧状の
取付穴部3aが二つあわさつて断面円形の穴が形
成される。
飾り体2の前端開口部には機能部品であるスピ
ーカ6が挾持されており、音声を発生するように
なつている。さらにスピーカ6の前面に多数の音
抜き穴を穿設した飾り板7が位置し、止めリング
8により支持してある。
ーカ6が挾持されており、音声を発生するように
なつている。さらにスピーカ6の前面に多数の音
抜き穴を穿設した飾り板7が位置し、止めリング
8により支持してある。
時計枠体1には、部材2Aと部材2Bとを対接
させて合体させた状態における嵌合突部3の外周
形状と同一のテーパ状の内面形状を有し、嵌合突
部3が嵌合する嵌合凹部4が形成してある。
させて合体させた状態における嵌合突部3の外周
形状と同一のテーパ状の内面形状を有し、嵌合突
部3が嵌合する嵌合凹部4が形成してある。
また嵌合凹部4の底部4aには、ねじ5が貫通
するようになつている。なお、枠体1の底面に時
計本体9が位置し、その表示部は下方を向いてお
り、またこの枠体の頂部には鳴止めボタン10が
配設してある。
するようになつている。なお、枠体1の底面に時
計本体9が位置し、その表示部は下方を向いてお
り、またこの枠体の頂部には鳴止めボタン10が
配設してある。
次に本考案の作用について説明する。
二つの部材2A,2Bの先端部にスピーカ6、
飾り板7を止めリング8を介して挟持し、このこ
の両部材を対接させた状態を保持し、嵌合突部3
を時計枠体1の嵌合凹部4内に挿入する。そこで
ねじ5を、枠体1の嵌合凹部4の底部4aを貫通
させ、飾り体2の嵌合突部3の取付穴部3aにね
じ込む。このようにしてねじ5をねじ込むことに
より飾り体2が枠体1に引き寄せられ、嵌合突部
3は嵌合凹部4内に圧入状態となり、両者は結合
する。同時に飾り体2の両部材2A,2Bは、そ
の対接状態が強固に保持され、そのためスピーカ
6の保持は安定化する。
飾り板7を止めリング8を介して挟持し、このこ
の両部材を対接させた状態を保持し、嵌合突部3
を時計枠体1の嵌合凹部4内に挿入する。そこで
ねじ5を、枠体1の嵌合凹部4の底部4aを貫通
させ、飾り体2の嵌合突部3の取付穴部3aにね
じ込む。このようにしてねじ5をねじ込むことに
より飾り体2が枠体1に引き寄せられ、嵌合突部
3は嵌合凹部4内に圧入状態となり、両者は結合
する。同時に飾り体2の両部材2A,2Bは、そ
の対接状態が強固に保持され、そのためスピーカ
6の保持は安定化する。
[効果]
このように本考案によれば、2分割された二つ
の部材からなる飾り体の合体とこの飾り体による
機能部品の挾持固定とを飾り体の枠体への結合と
同時に行うことのでき、しかもそれは唯一の取付
ねじを使用するだけで達成されるから組立が容易
である。また、二つの部材は対称形状をなしてい
るので共通の金型で製造でき、コストの低減が可
能となる。
の部材からなる飾り体の合体とこの飾り体による
機能部品の挾持固定とを飾り体の枠体への結合と
同時に行うことのでき、しかもそれは唯一の取付
ねじを使用するだけで達成されるから組立が容易
である。また、二つの部材は対称形状をなしてい
るので共通の金型で製造でき、コストの低減が可
能となる。
第1図は一部切欠平面図。第2図は一部切欠正
面図である。 1……枠体、2……飾り体、3……嵌合突部、
3a……取付穴部、4……嵌合凹部、4a……底
部、5……ねじ、6……機能部品(スピーカ)。
面図である。 1……枠体、2……飾り体、3……嵌合突部、
3a……取付穴部、4……嵌合凹部、4a……底
部、5……ねじ、6……機能部品(スピーカ)。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 略ラツパ状の飾り体の内部に機能部品を保持し
た状態で当該飾り体を枠体に結合する構造であつ
て、 上記飾り体は、相互に対接可能な対称形状をな
すように軸心にそつて2分割された二つの部材よ
りなり、 上記二つの部材には徐々に先細となるテーパ状
の嵌合突部が形成してあるとともに、各嵌合突部
の先端面の中央部に半円弧状の取付穴部が形成し
てあり、 上記二つの部材によつて上記機能部品がその外
周部より挾持された状態で保持されており、 上記枠体には、上記飾り体が合体されたときの
上記嵌合突部が嵌入可能なテーパ状の内面形状を
有する嵌合凹部が形成してあり、 上記機能部品をその外周部より挾持するように
上記二つの部材を合体させた状態で、上記嵌合突
部を上記嵌合凹部に嵌合させる一方、取付ねじが
上記嵌合凹部の底部側より当該底部を貫通して上
記取付穴部に螺入しており、 上記固定ねじの螺入により上記二つの部材の上
記嵌合突部が上記嵌合凹部に引き寄せられ、この
引き寄せによつて上記二つの部材の合体と上記二
つの部材による上記機能部品の挾持保持とが維持
されている ことを特徴とする飾り体の枠体に対する結合構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984170559U JPH031241Y2 (ja) | 1984-11-09 | 1984-11-09 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984170559U JPH031241Y2 (ja) | 1984-11-09 | 1984-11-09 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6185428U JPS6185428U (ja) | 1986-06-05 |
JPH031241Y2 true JPH031241Y2 (ja) | 1991-01-16 |
Family
ID=30728266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984170559U Expired JPH031241Y2 (ja) | 1984-11-09 | 1984-11-09 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH031241Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS446969Y1 (ja) * | 1965-04-10 | 1969-03-15 | ||
JPS5256924U (ja) * | 1975-10-23 | 1977-04-25 |
-
1984
- 1984-11-09 JP JP1984170559U patent/JPH031241Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS446969Y1 (ja) * | 1965-04-10 | 1969-03-15 | ||
JPS5256924U (ja) * | 1975-10-23 | 1977-04-25 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6185428U (ja) | 1986-06-05 |