JPH07265260A - 内視鏡用管路洗浄装置 - Google Patents

内視鏡用管路洗浄装置

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JPH07265260A
JPH07265260A JP6064055A JP6405594A JPH07265260A JP H07265260 A JPH07265260 A JP H07265260A JP 6064055 A JP6064055 A JP 6064055A JP 6405594 A JP6405594 A JP 6405594A JP H07265260 A JPH07265260 A JP H07265260A
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聡 中川西
Yukio Takahashi
幸男 高橋
Hisao Yabe
久雄 矢部
Masaaki Nakazawa
雅明 中沢
Hideo Ito
秀雄 伊藤
Tsutomu Ishiguro
努 石黒
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は内視鏡洗浄作業の作業者の労力を軽減
することができ、かつその洗浄作業の作業時間を短縮す
ることを最も主要な特徴とする。 【構成】送気送水シリンダ25、吸引シリンダ27の少
なくとも一つに着脱自在に接続され、各シリンダ25、
27の連通管路に連通する複数の送液通路を備えた洗浄
アダプタ41,44と、洗浄アダプタ41,44に着脱
自在に接続されるシリンジ47と、洗浄アダプタ41,
44に着脱自在に接続される消毒アダプタ49を設けた
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内視鏡内に組み込まれた
複数の管路を洗浄するための内視鏡用管路洗浄装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内視鏡はその内部に複数の管路
が組み込まれている。このため、使用後の内視鏡を洗浄
消毒する際にはその外表面部のみならず、上記管路内も
充分に洗浄消毒する必要がある。
【0003】ところで、内視鏡管路の洗浄装置としては
従来から例えばシリンジから洗浄液を手動によって内視
鏡の各管路内に供給して内視鏡の各管路を洗浄する手動
式洗浄消毒装置と、洗浄液の送液手段の駆動源として制
御機構を有する電動ポンプを使用することにより、内視
鏡の各管路を自動的に洗浄する自動式洗浄消毒装置とが
ある。また、制御機構を持たない小型軽量の携行型電動
ポンプを洗浄液の送液手段の駆動源として使用すること
により、内視鏡の各管路を洗浄する半自動式洗浄消毒装
置もある。
【0004】これらのうち、自動式洗浄消毒装置は装置
全体が大型で、高価なため、装置全体が比較的小型で、
安価な手動式洗浄消毒装置や、半自動式洗浄消毒装置を
使用する施設が多い。
【0005】また、内視鏡内の各管路は一般に内径や長
さが様々であり、流路抵抗および管路内容積等がそれぞ
れ異なっている。また、すべての管路の管路内容積を合
わせると、かなり大きな容積となる。
【0006】ここで、手動式および半自動式洗浄消毒装
置では洗浄液を内視鏡側に供給する際の流体供給圧力の
大きさには制限があり、洗浄液の供給圧力を大幅に増大
させることができない問題がある。そのため、内視鏡内
の各管路の洗浄作業時に、上記手動式および半自動式洗
浄消毒装置を用いて内視鏡内のすべての管路に同時に洗
浄液を供給する場合には各管路内に供給される洗浄液の
流速が不充分なものとなり易いので、洗浄効果が小さく
なり、洗浄時間が長くなる問題がある。その結果、内視
鏡内のすべての管路内を充分に洗浄するために要する洗
浄液の供給量が大きくなる不都合がある。
【0007】このための対策として、内視鏡内の各管路
の洗浄作業時には高い洗浄効果を得るために、例えば実
開昭60−2501号公報に示されているように内視鏡
内の各管路に個別に洗浄液を供給することにより、各管
路内に供給される洗浄液の流速を高め、洗浄時間を短縮
することが行なわれている。
【0008】また、消毒作業時には内視鏡内の各管路の
すべてに消毒液が充填されればよいので、内視鏡内の各
管路に消毒液を供給する際に消毒液の流速を高めること
は不要となる。そのため、例えば特公平3−8213号
公報に示されているように内視鏡内の全ての管路に同時
に消毒液を供給することが行なわれている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記実開昭60−25
01号公報の技術と、特公平3−8213号公報の技術
とを組合わせて使用し、内視鏡内の各管路の洗浄作業時
には上記実開昭60−2501号公報のように内視鏡内
の各管路に個別に洗浄液を供給することにより、各管路
内に供給される洗浄液の流速を高め、洗浄時間を短縮す
るとともに、消毒作業時には上記特公平3−8213号
公報に示されているように内視鏡内の全ての管路に同時
に消毒液を供給する構成にした場合には次のような問題
がある。
【0010】すなわち、内視鏡内の各管路の洗浄作業時
には内視鏡内の各管路毎に個別に洗浄液供給手段を付け
替えながら内視鏡内の各管路を順次洗浄するようにして
いるので、洗浄液供給手段を内視鏡内の各管路毎に個別
に付け替える面倒な作業が必要になる問題がある。ま
た、この洗浄作業の終了後に続いて消毒作業が行なわれ
るので、洗浄作業から消毒作業への切換え時には内視鏡
内の管路の開口部から洗浄液供給手段を取りはずしたの
ち、新たに消毒液供給通路を備えた消毒液供給手段を内
視鏡内の各管路の開口部に取り付ける手間がかかる問題
がある。そのため、内視鏡の洗浄消毒作業の作業者の労
力が増加するとともに、その洗浄消毒作業の作業時間が
長くなる問題がある。
【0011】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、内視鏡洗浄作業の作業者の労力を軽減
することができ、かつその洗浄作業の作業時間を短縮す
ることができる内視鏡用管路洗浄装置を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は内視鏡に設けら
れ複数の管路を連通した少なくとも一つの口体に着脱自
在に接続され、上記管路に連通する案内路と、上記案内
路の一端に設けられた接続口を有した第1の接続具と、
上記第1の接続具の接続口に着脱自在に接続される流体
移送手段と、上記第1の接続具に着脱自在に接続し上記
第1の接続具の案内路に連通する通路を有し、この通路
を介して流体を移送する第2の接続具とからなるもので
ある。
【0013】
【作用】内視鏡に設けられた複数の管路を個別に洗浄す
る作業時には、内視鏡の口体に対し第1の接続具を着脱
自在に装着し、この第1の接続具の案内路を複数の管路
に連通させた状態で、案内路の一端に設けられた接続口
より洗浄液を供給し、内視鏡に設けられた複数の管路を
同時に消毒(または洗浄)する作業時には、第1の接続
具に対し第2の接続具を着脱自在に装着し、この第2の
接続具の通路を第1の接続具の案内路に連通させた状態
で、消毒液(または洗浄液)を供給し、第1の接続具の
案内路を介して内視鏡に設けられた複数の管路へ同時に
供給できるようにしたものである。
【0014】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1(A)乃
至図7を参照して説明する。図2は内視鏡1全体の概略
構成を示すもので、この内視鏡1は患者の体内に挿入さ
れる挿入部2、この挿入部2の基端部に連結された手元
側の操作部3およびこの操作部3に基端部が連結された
ユニバーサルコード4から構成されている。
【0015】この内視鏡1の内部には各種の管路が組み
込まれている。すなわち、挿入部2、操作部3およびユ
ニバーサルコード4にわたって送気用管路5と送水用管
路6とが挿通配置されている。上記送気用管路5と送水
用管路6との先端同志は合流して上記挿入部2の先端に
設けた送気送水用ノズル7に連通接続されている。上記
ノズル7は撮像用の固体撮像素子であるCCD23の前
面に設けられた観察窓8の外表面に向けて設けられてお
り、その観察窓8の外表面に向けて洗浄水または空気を
噴き付けるようになっている。
【0016】また、上記ユニバーサルコード4の延出先
端にはコネクタ9が設けられている。このコネクタ9に
は送気用管路5に連通する第1および第2の送気口金1
0,11、送水用管路6に連通する送水口金12および
後述する吸引用管路に連通する吸引口金13がそれぞれ
設けられているとともに、ライトガイドロッド56が突
設されている。そして、コネクタ9を図示しない光源装
置に装着した際に、ライトガイドロッド56には光源装
置内の光源ランプからの照明光が入射されるとともに、
上記第1の送気口金10はその光源装置内の送気ポンプ
に接続されるようになっている。
【0017】また、第2の送気口金11と送水口金12
はそれぞれ送水タンク14側の送気チューブ15と送水
チューブ16にそれぞれ対応して接続されるようになっ
ている。さらに、上記吸引口金13は図示しない吸引器
に接続されるようになっている。
【0018】また、上記挿入部2、操作部3およびライ
トガイドケーブル4の内部にはこれらにわたって吸引用
管路17が挿入配置されている。この吸引用管路17は
先端側については処置具挿通用チャンネル18を利用し
て形成されている。そして、処置具挿通用チャンネル1
8の先端は挿入部2の先端面において開口し、また処置
具挿通用チャンネル18の基端は操作部3において外部
に開口する挿入口19に連通している。この挿入口19
には着脱自在に鉗子栓20が設けられている。なお、上
記チャンネル18は前述したように吸引用管路17の上
流側管路部17aを構成する。吸引用管路17の下流側
管路部17bは吸引用開閉制御弁21に接続されてい
る。さらに、吸引用管路17の上流側管路部17aと吸
引用開閉制御弁21との間は操作部3の外部側に配設さ
れた接続チューブ24によって連通されている。
【0019】また、上記送気用管路5および送水用管路
6の途中には送気送水用開閉制御弁22が介挿されてい
る。そして、上記送気用管路5および送水用管路6はこ
の開閉制御弁22により、上流側管路部5a,6aと下
流側管路部5b,6bとに区分されている。さらに、各
開閉制御弁21,22は図2で示すように操作部3の側
面部に並べて比較的近接する状態で設置されている。
【0020】また、送気送水用開閉制御弁22には図1
に示すように略有底円筒状の送気送水シリンダ(管路連
結部)25が設けられている。この送気送水シリンダ2
5の開口端部側は操作部3のケーシング3aの外部側に
延出され、この外部側延出端部にフランジ状の送気送水
口金26が形成されている。
【0021】さらに、この送気送水シリンダ25の周壁
面には操作部3のケーシング3aの内部側に送気用管路
5および送水用管路6の上流側管路部5a,6aと下流
側管路部5b,6bとの連結部がそれぞれ形成されてい
る。また、送気送水シリンダ25の内部には送気送水操
作ピストン(流路切換え手段)30が着脱可能に装着さ
れている。そして、送気送水シリンダ25内の送気送水
操作ピストン30の軸心方向の摺動動作にともない送気
用管路5および送水用管路6の上流側管路部5a,6a
と下流側管路部5b,6bとの連結状態が切換え操作さ
れるようになっている。
【0022】また、吸引用開閉制御弁21には略有底円
筒状の吸引シリンダ(管路連結部)27が設けられてい
る。この吸引シリンダ27の開口端部側は操作部3のケ
ーシング3aの外部側に延出され、この外部側延出端部
にフランジ状の吸引口金28が形成されている。
【0023】さらに、この吸引シリンダ27の周壁面に
は操作部3のケーシング3aの外部側に接続チューブ2
4との連結部、ケーシング3aの内部側に吸引用管路1
7の下流側管路部17bとの連結部がそれぞれ形成され
ている。
【0024】ここで、接続チューブ24の両端部には接
続チューブ24の他の部分に比べて大径なフランジ状の
厚肉部24aがそれぞれ形成されている。なお、吸引シ
リンダ27における接続チューブ24との連結部と対応
する吸引シリンダ27の外周面にはザグリ穴27aが形
成されており、このザグリ穴27aに接続チューブ24
の一端部側の厚肉部24aが圧入されて着脱可能に水密
気密に係止されている。さらに、接続チューブ24の他
端部側の厚肉部24aは処置具挿通用チャンネル18に
おける挿入口19の近傍の外周面に同様に形成されたザ
グリ穴18aに圧入されて着脱可能に水密気密に係止さ
れている。なお、厚肉部24aと吸引シリンダ27のザ
グリ穴27aの当接面を接着して水密気密に係止しても
よい。同様に厚肉部24aと処置具挿通用チャンネル1
8のザグリ穴18aの当接面を接着して水密気密に係止
してもよい。
【0025】また、吸引シリンダ27の内部には吸引操
作ピストン(流路切換え手段)29が着脱可能に装着さ
れている。この吸引操作ピストン29にはリーク孔が形
成されている。そして、吸引シリンダ27内の吸引操作
ピストン29の軸心方向の摺動動作にともない接続チュ
ーブ24、吸引用管路17の下流側管路部17bおよび
リーク孔との間の連結状態が切換え操作されるようにな
っている。
【0026】また、図1(A)は内視鏡1に内視鏡用管
路洗浄装置31を装着した状態を示すものである。この
内視鏡用管路洗浄装置31には送気送水管路洗浄アダプ
タ41および吸引管路洗浄アダプタ44が設けられてい
る。ここで、送気送水管路洗浄アダプタ41および吸引
管路洗浄アダプタ44の材質は、金属材料、合成樹脂材
料、弾性部材等でよい。金属材料としてはステンレス、
アルミニウムでよい。また、合成樹脂材料としては、P
SF、変性PPOでよいし、それらを主成分とするFR
Pであってもよい。また、弾性部材としては例えば、天
然ゴム、シリコンゴム、NBR、EPRなどのゴムでも
よいし、それらの混合物でもよい。
【0027】そして、送気送水管路洗浄アダプタ41は
送気送水用開閉制御弁22の送気送水シリンダ25に対
し、送気送水操作ピストン30に換えて着脱可能に装着
されるとともに、吸引管路洗浄アダプタ44は吸引用開
閉制御弁21の吸引シリンダ27に対し、吸引操作ピス
トン29に換えて着脱可能に装着されるようになってい
る。
【0028】この場合、送気送水管路洗浄アダプタ41
は送気送水操作ピストン30を取りはずした送気送水シ
リンダ25の送気送水口金26に例えばゴム等の弾性材
料で形成された取付けリング40によって取付けられて
いる。同様に、吸引管路洗浄アダプタ44は吸引ピスト
ン29を取りはずした吸引シリンダ27の吸引口金28
に例えばゴム等の弾性材料で形成された取付リング45
によって取付けられている。
【0029】さらに、内視鏡1への内視鏡用管路洗浄装
置31の装着時には処置具挿通用チャンネル18の挿入
口19から鉗子栓20が取りはずされ、この鉗子栓20
が取りはずされた挿入口19の鉗子口金33に水密栓3
4が取付けられるようになっている。
【0030】また、送気送水管路洗浄アダプタ41には
その軸心方向に伸びる4つの(第1〜第4の)送液通路
(流体通路)35,36,37,38が形成されてい
る。さらに、この送気送水管路洗浄アダプタ41の外端
部には後述する消毒アダプタ49のコネクタ接続用の接
続口金39が形成されている。前記送液通路35,3
6,37,38の開口端は、シリンジの口金に対応する
テーパ状に形成されてもよいし、さらにシリンジの口金
を固定するためのルアーロックを設けてもよい。
【0031】また、送気送水管路洗浄アダプタ41の第
1〜第4の各送液通路35,36,37,38の入口側
の開口部は操作部3のケーシング3aの外部側に配置さ
れる送気送水管路洗浄アダプタ41の外端面に配置され
ている。さらに、第1〜第4の各送液通路35,36,
37,38の出口側の開口部は送気送水管路洗浄アダプ
タ41が送気送水シリンダ25内に挿入されて連結され
た状態で、送気用管路5の下流側管路部5b、送水用管
路6の下流側管路部6b、送気用管路5の上流側管路部
5a、送水用管路6の上流側管路部6aにそれぞれ個別
に連通するようになっている。
【0032】また、吸引管路洗浄アダプタ44にはその
軸心方向に伸びる2つの(第5および第6の)送液通路
(流体通路)42,43が形成されている。さらに、こ
の吸引管路洗浄アダプタ44の外端部には後述する消毒
アダプタ49のコネクタ接続用の接続口金46が形成さ
れている。
【0033】また、図18に示すように、送気送水管路
洗浄アダプタ41の接続口金39の上端に送液通路3
5,36,37,38の開口が等間隔に配置されてお
り、吸引管路洗浄アダプタ44の接続口金46の上端に
送液通路42,43の開口が配置されている。図19は
図18における吸引管路洗浄アダプタ44のA−A線断
面図を示す。
【0034】また、吸引管路洗浄アダプタ44の第5お
よび第6の送液通路42,43の入口側の開口部は操作
部3のケーシング3aの外部側に配置されるアダプタ4
4の外端面に配置されている。さらに、第5および第6
の送液通路42,43の出口側の開口部は吸引管路洗浄
アダプタ44が吸引シリンダ27内に挿入されて連結さ
れた状態で、接続チューブ24、吸引用管路17の下流
側管路部17bにそれぞれ個別に連通するようになって
いる。
【0035】また、内視鏡用管路洗浄装置31には図1
(B)に示す送液用のシリンジ(洗浄液供給手段)47
が設けられている。このシリンジ47の一端部にはテー
パ口金47aが突設されている。さらに、このシリンジ
47には送液操作用のピストン48がシリンジ47内か
ら外部側に引き出し可能に装着されている。
【0036】そして、シリンジ47の使用時には予めこ
のシリンジ47のテーパ口金47aを洗浄液中に浸した
状態で、シリンジ47の外部側にピストン48を引き出
すことにより、シリンジ47の内部に洗浄液を吸入して
貯えるようになっている。さらに、シリンジ47の内部
に洗浄液を貯えた状態で、図19に示すように送気送水
管路洗浄アダプタ41の第1〜第4の各送液通路35,
36,37,38の入口側の開口部、或いは吸引管路洗
浄アダプタ44の第5および第6の送液通路42,43
の入口側の開口部のうちのいずれかにこのシリンジ47
のテーパ口金47aを接続し、ピストン48を押し込み
操作することにより、シリンジ47内の洗浄液が第1〜
第6の各送液通路35〜38、42,43のいずれかに
個別に圧送され、送気用管路5の下流側管路部5b、送
水用管路6の下流側管路部6b、送気用管路5の上流側
管路部5a、送水用管路6の上流側管路部6a、接続チ
ューブ24とそれに連なる吸引用管路17の上流側管路
部17a、吸引用管路17の下流側管路部17bにそれ
ぞれ個別に送液されるようになっている。なお、洗浄液
の送液は手動式のシリンジ47の他に電動式の送液ポン
プを使用してもよい。
【0037】また、ピストン48が押し込まれた状態
で、前記シリンジ47のテーパ口金47aを送液通路3
5,36,37,38のいずれかに接続し、送気用管路
5の下流側管路部5b、送水用管路6の下流側管路部6
b、送気用管路5の上流側管路部5a、送水用管路6の
上流側管路部6a、吸引用管路17の下流側管路部17
b、吸引用管路17の上流側管路部17aの他端の開口
部を洗浄液に浸した状態で、ピストン48を引き出すこ
とにより、送気用管路5の下流側管路部5b、送水用管
路6の下流側管路部6b、送気用管路5の上流側管路部
5a、送水用管路6の上流側管路部6a、吸引用管路1
7の下流側管路部17b、吸引用管路17の上流側管路
部17aに洗浄液が吸入される。
【0038】また、送気送水シリンダ25の送気送水口
金26と送気送水管路洗浄アダプタ41の接続口金3
9,吸引シリンダ27の吸引口金28と吸引管路洗浄ア
ダプタ44の接続口金46は同形状にしてもよい。これ
により、後述する消毒アダプタ49を送気送水口金26
と吸引口金28とに接続することができる。
【0039】また、図3は内視鏡1の管路洗浄消毒装置
32全体の概略構成を示すものである。この内視鏡用管
路洗浄消毒装置32には図1(A)の内視鏡用管路洗浄
装置31に取付けられる消毒アダプタ49が設けられて
いる。この消毒アダプタ49には図4に示す手動式の送
液ポンプを構成する略容器状の送液部材50が設けられ
ている。
【0040】この送液部材50の外周面には吸引チュー
ブ51との連結部50aが突設されている。さらに、こ
の送液部材50の一端部には送液チューブ52との連結
部50bが突設され、他端部には送液用のシリンジ47
のテーパ口金47aが挿入連結される連結孔50cが形
成されている。
【0041】そして、送液部材50の連結部50aに連
結された吸引チューブ51の先端部は消毒液が貯留され
た消毒液タンク53内に挿入されている。また、送液部
材50の連結部50bに連結された送液チューブ52の
先端部側は2つに分岐され、2つの分岐チューブ52
a,52bが設けられている。ここで、一方の第1の分
岐チューブ52aの先端部には第1のコネクタ54a、
他方の第2の分岐チューブ52bの先端部には第2のコ
ネクタ54bが連結されており、第1のコネクタ54a
は送気送水管路洗浄アダプタ41の接続口金39に、ま
た第2のコネクタ54bは吸引管路洗浄アダプタ44の
接続口金46にそれぞれ着脱可能に連結されるようにな
っている。
【0042】さらに、第1のコネクタ54aが送気送水
管路洗浄アダプタ41の接続口金39に連結された状態
では第1の分岐チューブ52a側と、送気送水管路洗浄
アダプタ41の第1〜第4の各送液通路35,36,3
7,38の入口側の開口部との間が水密気密に連通し、
同様に第2のコネクタ54bが吸引管路洗浄アダプタ4
4の接続口金46に連結された状態では第2の分岐チュ
ーブ52b側と吸引管路洗浄アダプタ44の第5および
第6の送液通路42,43の入口側の開口部との間が水
密気密に連通するようになっている。なお、図5は消毒
アダプタ49の第2の分岐チューブ52bと吸引管路洗
浄アダプタ44との連結部を示すものである。
【0043】また、図4に示すように送液部材50の内
部には吸引チューブ51との連結部50a側に第1の逆
止弁55a、送液チューブ52との連結部50b側に第
2の逆止弁55bがそれぞれ取付けられている。これら
の第1,第2の逆止弁55a,55bは例えば円板状の
シリコンゴム等の弾性体に一部の連結部を残して略円形
状のスリットが形成された弁体によって形成されてい
る。
【0044】そして、これらの第1,第2の逆止弁55
a,55bは送液部材50の連結孔50cに連結された
送液用のシリンジ47のピストン48の操作にともない
開閉操作されるようになっている。すなわち、ピストン
48がこのシリンジ47の外部側に引き出される引き出
し操作時には送液部材50内の流体がシリンジ47内に
吸入されて、送液部材50内が負圧となる。そのため、
第1の逆止弁55aは送液部材50の内部側に折り曲げ
られ、図4中で矢印f1 で示すように吸引チューブ51
から送液部材50内に流体が流入する。このとき、第2
の逆止弁55bはスリット部が密着され、送液チューブ
52側の流体が送液部材50内に逆流することが防止さ
れている。
【0045】続いて、ピストン48がシリンジ47内に
押し込み操作されると送液部材50内は正圧となる。そ
のため、第2の逆止弁55bは送液部材50の外側に折
り曲げられ、送液部材50内の液体が図4中で矢印f2
の向きに送出され、送液チューブ52側に供給される。
このとき、第1の逆止弁55aはスリット部が密着さ
れ、送液部材50側の流体が吸引チューブ51側に逆流
することが防止されている。
【0046】したがって、上記ピストン48の押し引き
操作を繰り返すことによって消毒液タンク53内の消毒
液が吸引チューブ51を通して送液部材50内に吸引さ
れる消毒液吸引動作と、送液部材50内の消毒液が送液
チューブ52側に圧送される消毒液圧送動作とが断続的
に繰り返され、消毒液タンク53内の消毒液が断続的に
送液チューブ52側に送液されるようになっている。
【0047】また、図6は内視鏡1の挿入部2の先端部
57の断面を示すものである。ここで、先端部57の後
端面には処置具挿通用チャンネル18のチャンネルチュ
ーブ58の先端部が連結される突出しパイプ59が突設
されている。この突出しパイプ59は予め挿入部2の先
端部57と一体に形成されている。
【0048】また、図7は内視鏡1の洗浄消毒時にユニ
バーサルコード4のコネクタ9に防水キャップ60を取
付けた状態を示すものである。ここで、コネクタ9の先
端部外周面にはコネクタ9を図示しない光源装置に装着
した際に、光源装置のコネクタ受け側の係止溝に係脱可
能に係止されるCリング61が装着されているととも
に、リング状の雄ねじ部62が突設されている。
【0049】さらに、防水キャップ60の内周面略中央
にはコネクタ9の雄ねじ部62に螺合されるねじ穴63
が形成されている。また、この防水キャップ60の内周
面には両端部にシール用のOリング64がそれぞれ嵌着
されている。そして、この防水キャップ60がコネクタ
9に外嵌され、防水キャップ60のねじ穴63がコネク
タ9の雄ねじ部62に螺合された状態ではこの防水キャ
ップ60によってCリング61および雄ねじ部62が外
部に露出しないように内包されるとともに、この防水キ
ャップ60の両端部のOリング64によって防水キャッ
プ60内が水密気密状態で保たれている。
【0050】次に、上記構成の作用について説明する。
まず、使用後の内視鏡1内の各管路を洗浄する場合には
内視鏡1に内視鏡用管路洗浄装置31が装着される。こ
の内視鏡用管路洗浄装置31の装着時には送気送水用開
閉制御弁22の送気送水シリンダ25から送気送水操作
ピストン30が取外され、この送気送水操作ピストン3
0に換えて送気送水管路洗浄アダプタ41が送気送水シ
リンダ25内に挿入されて取付けリング40によって取
付けられる。同様に、吸引用開閉制御弁21の吸引シリ
ンダ27から吸引操作ピストン29が取外され、この吸
引操作ピストン29に換えて吸引管路洗浄アダプタ44
が吸引シリンダ27内に挿入されて取付リング45によ
って取付けられる。さらに、処置具挿通用チャンネル1
8の挿入口19から鉗子栓20が取りはずされ、この鉗
子栓20が取りはずされた挿入口19の鉗子口金33に
水密栓34が取付けられる。
【0051】また、送気送水管路洗浄アダプタ41が送
気送水シリンダ25内に挿入されて連結された状態では
この送気送水管路洗浄アダプタ41の第1〜第4の各送
液通路35,36,37,38の出口側の開口部は送気
用管路5の下流側管路部5b、送水用管路6の下流側管
路部6b、送気用管路5の上流側管路部5a、送水用管
路6の上流側管路部6aにそれぞれ個別に連通された状
態で保持される。同様に、吸引管路洗浄アダプタ44が
吸引シリンダ27内に挿入されて取付けられた状態では
この吸引管路洗浄アダプタ44の第5および第6の送液
通路42,43の出口側の開口部は接続チューブ24、
吸引用管路17の下流側管路部17bにそれぞれ個別に
連通された状態で保持される。
【0052】また、上記内視鏡用管路洗浄装置31の装
着作業の終了後、シリンジ47を使用して内視鏡1内の
各管路の洗浄作業が行なわれる。このとき、予めシリン
ジ47のテーパ口金47aを洗浄液中に浸した状態で、
このシリンジ47の外部側にピストン48を引き出すこ
とにより、シリンジ47の内部に洗浄液を吸入して貯え
た状態にセットされている。
【0053】さらに、シリンジ47の内部に洗浄液を貯
えた状態で、送気送水管路洗浄アダプタ41の第1〜第
4の各送液通路35,36,37,38の入口側の開口
部、或いは吸引管路洗浄アダプタ44の第5および第6
の送液通路42,43の入口側の開口部のうちのいずれ
か、例えば送気送水管路洗浄アダプタ41の第1の送液
通路35にこのシリンジ47のテーパ口金47aが接続
される。この状態で、ピストン48を押し込み操作する
ことにより、シリンジ47内の洗浄液が第1の送液通路
35に個別に圧送される。さらに、第1の送液通路35
を通して送気用管路5の下流側管路部5bに洗浄液が個
別に送液されてこの送気用管路5の下流側管路部5b内
の洗浄作業が行なわれる。
【0054】また、送気用管路5の下流側管路部5b内
の洗浄作業の終了後、送気送水管路洗浄アダプタ41の
第1の送液通路35以外の他の送液通路、すなわち第2
〜第4の各送液通路36,37,38に順次シリンジ4
7のテーパ口金47aが個別に接続され、同様の操作に
よって送水用管路6の下流側管路部6b、送気用管路5
の上流側管路部5a、送水用管路6の上流側管路部6a
にそれぞれ洗浄液が個別に送液されて送水用管路6の下
流側管路部6b、送気用管路5の上流側管路部5a、送
水用管路6の上流側管路部6a内の洗浄作業が行なわれ
る。
【0055】さらに、吸引管路洗浄アダプタ44の第5
および第6の送液通路42,43にも順次シリンジ47
のテーパ口金47aが個別に接続され、同様の操作によ
って接続チューブ24とそれに連なる吸引用管路17の
上流側管路部17a、吸引用管路17の下流側管路部1
7b内の洗浄作業がそれぞれ行なわれる。
【0056】また、上記内視鏡1内の各管路の洗浄作業
の終了後、各管路に同様の操作によって清浄水、空気を
個別に送り込むことによって各管路の水洗作業および水
切作業が順次行なわれたのち、内視鏡用管路洗浄消毒装
置32を使用して内視鏡1内の各管路の消毒作業が行な
われる。
【0057】この内視鏡1内の各管路の消毒作業時には
内視鏡用管路洗浄装置31に消毒アダプタ49が取付け
られる。すなわち、消毒アダプタ49における送液チュ
ーブ52の第1の分岐チューブ52aの第1のコネクタ
54aが内視鏡用管路洗浄装置31の送気送水管路洗浄
アダプタ41の接続口金39に連結されるとともに、送
液チューブ52の第2の分岐チューブ52bの第2のコ
ネクタ54bが吸引管路洗浄アダプタ44の接続口金4
6に連結される。
【0058】さらに、消毒アダプタ49の送液部材50
の連結孔50cに送液用のシリンジ47が連結される。
この状態で、シリンジ47のピストン48の押し引き操
作を繰り返すことによって消毒液タンク53内の消毒液
が吸引チューブ51を通して送液部材50内に吸引され
る消毒液吸引動作と、送液部材50内の消毒液が送液チ
ューブ52側に圧送される消毒液圧送動作とが断続的に
繰り返され、消毒液タンク53内の消毒液が断続的に送
液チューブ52側に送液される。
【0059】また、送液チューブ52側に送液された消
毒液は2つの分岐チューブ52a,52b内にそれぞれ
供給される。そして、第1の分岐チューブ52aを経由
して送液される消毒液は第1のコネクタ54aから送気
送水管路洗浄アダプタ41の第1〜第4の各送液通路3
5,36,37,38にそれぞれ導入され、これらの第
1〜第4の各送液通路35,36,37,38を通して
消毒液が送気用管路5の下流側管路部5b、送水用管路
6の下流側管路部6b、送気用管路5の上流側管路部5
a、送水用管路6の上流側管路部6aに同時に送液さ
れ、各管路内が消毒される。
【0060】さらに、第2の分岐チューブ52bを経由
して送液される消毒液は第2のコネクタ54bから吸引
管路洗浄アダプタ44の第5および第6の送液通路4
2,43にそれぞれ導入され、これらの第5および第6
の送液通路42,43を通して消毒液が接続チューブ2
4とそれに連なる吸引用管路17の上流側管路部17
a、吸引用管路17の下流側管路部17bに同時に送液
され、各管路内が消毒される。
【0061】この結果、内視鏡1内の各管路の消毒作業
時には内視鏡1の全ての管路に同時に消毒液が送液さ
れ、消毒される。さらに、内視鏡1内の各管路の消毒作
業の終了後、同様の操作によって清浄水、空気を内視鏡
1の全ての管路に同時に送り込むことによって各管路の
水洗、水切も行なわれる。
【0062】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、使用後の内視鏡1内の各管路を
洗浄する場合には送気送水操作ピストン30に換えて送
気送水管路洗浄アダプタ41を送気送水シリンダ25内
に取付けるとともに、吸引操作ピストン29に換えて吸
引管路洗浄アダプタ44を吸引シリンダ27内に取付
け、かつ鉗子栓20が取りはずされた挿入口19の鉗子
口金33に水密栓34が取付けられた状態で、シリンジ
47を使用して内視鏡1内の各管路に個別に洗浄液を送
液するようにしたので、内視鏡1内の全ての管路に同時
に洗浄液を送液する場合に比べて洗浄液の流路断面積が
小さくなり、高い流速が得られる。
【0063】また、洗浄液を送液する際の管路容量が少
なくなるので、1回の洗浄に必要な洗浄液量が少なくな
る。そのため、シリンジ47は容量の少ないものを使用
することができるので、シリンジ47の操作力量が小さ
くなり、内視鏡1内の各管路を洗浄する作業が容易とな
る。
【0064】さらに、内視鏡1の各管路を個別に洗浄す
る洗浄装置31の送気送水管路洗浄アダプタ41および
吸引管路洗浄アダプタ44を内視鏡1に取付けた状態
で、内視鏡1のすべての管路の消毒作業を行うことがで
きるので、消毒作業具等の着脱操作回数を低減し、消毒
作業を容易化して消毒作業の作業時間の短縮を図ること
ができる。
【0065】また、消毒アダプタ49における送液チュ
ーブ52の第1のコネクタ54aを内視鏡用管路洗浄装
置31の送気送水管路洗浄アダプタ41の接続口金39
に連結させるとともに、送液チューブ52の第2のコネ
クタ54bを吸引管路洗浄アダプタ44の接続口金46
に連結させた状態で保持することにより、消毒アダプタ
49と吸引管路洗浄アダプタ44と送気送水管路洗浄ア
ダプタ41とを一体に扱うことができる。そのため、収
納に便利で、紛失防止にもなる。
【0066】さらに、接続チューブ24の両端部に他の
部分に比べて大径なフランジ状の厚肉部24aをそれぞ
れ形成し、吸引シリンダ27の外周面に形成されたザグ
リ穴27aに接続チューブ24の一端部側の厚肉部24
aを圧入して着脱可能に水密気密に係止させる構成にし
たので、従来、吸引シリンダ27から突出して配置され
ていたチューブ接続口金が不要となり、吸引シリンダ2
7を小型にできる。
【0067】また、内視鏡1の洗浄消毒時にユニバーサ
ルコード4のコネクタ9に防水キャップ60を取付ける
場合には防水キャップ60がコネクタ9に外嵌され、防
水キャップ60のねじ穴63がコネクタ9の雄ねじ部6
2に螺合された状態で、この防水キャップ60によって
Cリング61および雄ねじ部62が外部に露出しないよ
うに内包されるとともに、この防水キャップ60の両端
部のOリング64によって防水キャップ60内が水密気
密状態で保たれるようにしたので、内視鏡1の洗浄消毒
時にユニバーサルコード4のコネクタ9に防水キャップ
60を取付けることにより、洗浄消毒に時間のかかるC
リング61の裏面を洗浄液、消毒液中に露出しなくてす
む。そのため、内視鏡1の洗浄消毒時間を短縮すること
ができ、内視鏡1の洗浄消毒作業能率を向上させること
ができる。
【0068】さらに、防水キャップ60はコネクタ9の
先端部外周面のCリング61および雄ねじ部62の近傍
の必要最小限の部分のみに局部的に装着されているの
で、防水キャップ60を小型化することができる。
【0069】また、内視鏡1の挿入部2の先端部57の
後端面に処置具挿通用チャンネル18のチャンネルチュ
ーブ58の先端部が連結される突出しパイプ59を先端
部57と一体に突設したので、先端部57とは別部品の
突出しパイプ59を先端部57に取付けた場合のように
先端部57と別部品の突出しパイプ59との接合面に隙
間が発生し、汚れが付着することを防止することができ
る。
【0070】また、図8乃至図12は本発明の第2の実
施例を示すものである。これは、第1の実施例とは異な
る構成の送気送水管路洗浄アダプタ71を設けたもので
ある。なお、送気送水管路洗浄アダプタ71の部分以外
の他の構成は第1の実施例と同一である。
【0071】すなわち、本実施例の送気送水管路洗浄ア
ダプタ71にはアダプタ本体72と、このアダプタ本体
72に対して回転可能に、かつ軸心方向に摺動可能に貫
入されたピストン73とが設けられている。
【0072】ここで、アダプタ本体72の外周面には図
9〜12に示すように送気送水シリンダ25の送気送水
口金26に接合されるフランジ部72aと、このフラン
ジ部72aの上方に配設されたピン固定部72bとが設
けられているとともに、フランジ部72aとピン固定部
72bとの間に小径なピン差込み溝72cが形成されて
いる。そして、このアダプタ本体72は図8に示すよう
に送気送水シリンダ25の送気送水口金26にクリップ
74によって取付けられている。
【0073】このクリップ74には略U字状に屈曲され
たクリップ本体75が設けられている。このクリップ本
体75には上下一対のクリップ片76,77と、これら
を連結するU字状連結部78とが設けられている。ま
た、上下のクリップ片76,77にはそれぞれ左右の挾
持部76a,76b、77a,77bが設けられてい
る。
【0074】また、上側クリップ片76の左右の挾持部
76a,76bの先端側は下側クリップ片77の左右の
挾持部77a,77bよりも前方側に延出されている。
さらに、左右の挾持部77a,77bの先端部には両者
間を連結する抜け止めピン79の装着部80がそれぞれ
形成されている。
【0075】また、クリップ74はアダプタ本体72の
中心軸と直交する方向にスライド自在に遊嵌されてい
る。そして、送気送水管路洗浄アダプタ71の送気送水
シリンダ25への取付け時には、下側クリップ片77の
左右の挾持部77a,77bが送気送水シリンダ25の
送気送水口金26の下側に差し込まれるようになってい
る。これにより、アダプタ本体72のフランジ部72a
と送気送水シリンダ25の送気送水口金26との接合部
が上側クリップ片76と下側クリップ片77との間で挾
持され、アダプタ本体72が送気送水シリンダ25側に
係合されるようになっている。
【0076】そして、クリップ74を図8中で左方へス
ライド操作することにより、管路切換洗浄アダプタ71
と送気送水シリンダ25との係合が解除され、送気送水
シリンダ25から管路切換洗浄アダプタ71が抜去でき
るようになっている。
【0077】また、アダプタ71のピストン73の外周
面には螺旋状に刻まれたカム溝81が形成されている。
このカム溝81にはアダプタ本体72のピン固定部72
bに突設されたカムピン82の内端部が摺動可能に嵌合
されている。この場合、カムピン82はアダプタ本体7
2に貫通状態で圧入されている。
【0078】さらに、ピストン73の上部外周面には回
転レバー83が突設されているとともに、消毒アダプタ
49のコネクタ接続用の接続口金84が形成されてい
る。そして、ピストン73の回転レバー83を回動する
とピストン73はアダプタ本体72に対して回転レバー
83とともに回動しながら上下方向に移動するようにな
っている。なお、ピストン73の接続口金84には消毒
アダプタ49の送気送水管路用の第1のコネクタ54a
が着脱自在に連結されるようになっている。
【0079】また、アダプタ本体72にはこのアダプタ
本体72の内部側と送気用管路5の下流側管路部5bと
の間を連通する連通路85が形成されている。さらに、
ピストン73の軸心部には上面が開口された縦穴部86
が形成されている。この縦穴部86の下端部はピストン
73の下端部近傍部位まで延出されている。また、ピス
トン73の下端部には第1の横穴部87、中途部には第
2の横穴部88がそれぞれ形成されている。なお、縦穴
部86の上面開口部によって洗浄液の送液口が形成され
ている。
【0080】そして、ピストン73の位置が図9に示す
ようにカムピン82がカム溝81の下端部近傍に挿入さ
れた第1の位置で保持されている状態ではピストン73
の縦穴部86が第1の横穴部87を介して送気用管路5
の上流側管路部5aと連通されるようになっている。
【0081】さらに、ピストン73がカムピン82とカ
ム溝81との摺動部にガイドされながら第1の位置から
例えば45°回動されるとともに、下降された第2の位
置では図10に示すように第1の横穴部87と送気用管
路5の上流側管路部5aとの間の連通が遮断され、新た
にピストン73の縦穴部86が第2の横穴部88および
アダプタ本体72の連通路85を介して送気用管路5の
下流側管路部5bと連通されるようになっている。
【0082】さらに、ピストン73が第2の位置から例
えば45°回動されるとともに、下降された第3の位置
では図11に示すようにピストン73の第2の横穴部8
8とアダプタ本体72の連通路85との間の連通が遮断
され、新たにピストン73の縦穴部86が第1の横穴部
87を介して送水用管路6の下流側管路部6bと連通さ
れるようになっている。
【0083】さらに、ピストン73が第3の位置から例
えば45°回動されるとともに、下降された第4の位置
では図12に示すようにピストン73の第1の横穴部8
7と送水用管路6の下流側管路部6bとの間の連通が遮
断され、新たにピストン73の縦穴部86が第1の横穴
部87を介して送水用管路6の上流側管路部6aと連通
されるようになっている。
【0084】なお、アダプタ本体72の外周面およびピ
ストン73の外周面には複数のシール部材89が嵌着さ
れている。そして、ピストン73が第1〜第4の各位置
に回動された際にこれらのシール部材89によって各管
路が気密水密に形成されるようになっている。
【0085】次に、上記構成の作用について説明する。
まず、ピストン73の位置が図9の第1の位置で保持さ
れている状態ではピストン73の縦穴部86が第1の横
穴部87を介して送気用管路5の上流側管路部5aと連
通される。そのため、この第1の位置で縦穴部86の上
面開口部の送液口に洗浄液を供給することにより、ピス
トン73の縦穴部86から第1の横穴部87を通して送
気用管路5の上流側管路部5aに洗浄液が送液される。
【0086】また、ピストン73がカムピン82とカム
溝81との摺動部にガイドされながら第1の位置から例
えば45°回動されるとともに、下降された第2の位置
では第1の横穴部87と送気用管路5の上流側管路部5
aとの間の連通が遮断され、図10に示すようにピスト
ン73の縦穴部86が第2の横穴部88およびアダプタ
本体72の連通路85を介して送気用管路5の下流側管
路部5bと連通される。そのため、この第2の位置で縦
穴部86の上面開口部の送液口に洗浄液を供給すること
により、ピストン73の縦穴部86から第2の横穴部8
8およびアダプタ本体72の連通路85を通して送気用
管路5の下流側管路部5bに洗浄液が送液される。
【0087】さらに、ピストン73が第2の位置から例
えば45°回動されるとともに、下降された第3の位置
ではピストン73の第2の横穴部88とアダプタ本体7
2の連通路85との間の連通が遮断され、図11に示す
ようにピストン73の縦穴部86が第1の横穴部87を
介して送水用管路6の下流側管路部6bと連通される。
そのため、この第3の位置で縦穴部86の上面開口部の
送液口に洗浄液を供給することにより、ピストン73の
縦穴部86から第1の横穴部87を通して送水用管路6
の下流側管路部6bに洗浄液が送液される。
【0088】さらに、ピストン73が第3の位置から例
えば45°回動されるとともに、下降された第4の位置
ではピストン73の第1の横穴部87と送水用管路6の
下流側管路部6bとの間の連通が遮断され、図12に示
すようにピストン73の縦穴部86が第1の横穴部87
を介して送水用管路6の上流側管路部6aと連通され
る。そのため、この第4の位置で縦穴部86の上面開口
部の送液口に洗浄液を供給することにより、ピストン7
3の縦穴部86から第1の横穴部87を通して送水用管
路6の上流側管路部6aに洗浄液が送液される。
【0089】そこで、上記構成のものにあってはピスト
ン73の回転レバー83のレバー操作によって送液管路
を選択的に切換えて送液できるので、シリンジ47を縦
穴部86の上面開口部の送液口に接続したまま送液操作
を行うことができ、洗浄作業の作業時間を短縮すること
ができる。その他の効果は、第1の実施例と同じであ
る。
【0090】また、図13および図14は本発明の第3
の実施例を示すものである。これは、第1の実施例の内
視鏡用管路洗浄消毒装置32の構成を変更したものであ
る。すなわち、本実施例では複数、例えば2組(第1お
よび第2)の内視鏡1A,1Bに接続可能な消毒アダプ
タ91を設けたものである。
【0091】この消毒アダプタ91には図14に示すよ
うに接続可能な内視鏡1A,1Bと同数の送液チュー
ブ、本実施例では2本(第1および第2)の送液チュー
ブ52A,52Bが第1の実施例の送液部材50と略同
様の構成の送液部材92に連結されている。
【0092】また、第1の送液チューブ52Aの先端部
側は2つに分岐され、2つの分岐チューブ52a1 ,5
2b1 が設けられている。同様に、第2の送液チューブ
52Bの先端部側も2つに分岐され、2つの分岐チュー
ブ52a2 ,52b2 が設けられている。
【0093】さらに、第1の送液チューブ52Aの一方
の第1の分岐チューブ52a1 の先端部には第1のコネ
クタ54a1 、他方の第2の分岐チューブ52b1 の先
端部には第2のコネクタ54b1 が連結されている。そ
して、第1のコネクタ54a1 は第1の内視鏡1Aの送
気送水管路洗浄アダプタ41の接続口金39に、また第
2のコネクタ54b1 は第1の内視鏡1Aの吸引管路洗
浄アダプタ44の接続口金46にそれぞれ着脱可能に連
結されるようになっている。
【0094】また、第2の送液チューブ52Bの一方の
第1の分岐チューブ52a2 の先端部には第1のコネク
タ54a2 、他方の第2の分岐チューブ52b2 の先端
部には第2のコネクタ54b2 が連結されている。そし
て、第1のコネクタ54a2は第2の内視鏡1Bの送気
送水管路洗浄アダプタ41の接続口金39に、また第2
のコネクタ54b2 は第2の内視鏡1Bの吸引管路洗浄
アダプタ44の接続口金46にそれぞれ着脱可能に連結
されるようになっている。
【0095】また、送液部材92には送液分配室93と
この送液分配室93に連結された送液部94とが設けら
れている。そして、送液分配室93には第1および第2
の送液チューブ52A,52Bと連結される連結部50
1 ,50b2 が突設されている。さらに、送液部94
には第1の実施例の送液部材50と同様の構成の吸引チ
ューブ51との連結部50aが突設されているととも
に、送液用のシリンジ47のテーパ口金47aが挿入連
結される連結孔50cが形成されている。
【0096】また、送液部材92の内部には吸引チュー
ブ51との連結部50a側に第1の逆止弁55a、送液
分配室93と送液部94との間に第2の逆止弁55bが
それぞれ取付けられている。そして、これらの第1,第
2の逆止弁55a,55bは送液部材92の連結孔50
cに連結された送液用のシリンジ47のピストン48の
操作にともない第1の実施例と同様に開閉操作されるよ
うになっている。
【0097】したがって、ピストン48の押し引き操作
を繰り返すことによって消毒液タンク53内の消毒液が
吸引チューブ51を通して送液部材92内に吸引される
消毒液吸引動作と、送液部材92内の消毒液が第1およ
び第2の送液チューブ52A,52B側に圧送される消
毒液圧送動作とが断続的に繰り返され、消毒液タンク5
3内の消毒液が断続的に第1および第2の送液チューブ
52A,52B側に送液されるようになっている。
【0098】そこで、上記構成のものにあっては送液用
のシリンジ47のピストン48の押し引き操作によって
消毒アダプタ91の送液部材92から第1および第2の
内視鏡1A,1Bのすべての管路へ同時に消毒液を送液
させることができる。そのため、第1および第2の内視
鏡1A,1Bのすべての管路を同時に消毒することがで
きるので、消毒作業の作業時間を短縮することができ
る。その他の効果は第1の実施例と同じである。
【0099】また、図15および図16は本発明の第4
の実施例を示すものである。これは、第1の実施例の内
視鏡用管路洗浄消毒装置32の構成をさらに変更したも
のである。すなわち、本実施例では第1の実施例の内視
鏡1から取りはずした鉗子栓20、吸引操作ピストン2
9、送気送水操作ピストン30等の内部に管路を有する
付属品に接続可能な消毒アダプタ101を設けたもので
ある。
【0100】この消毒アダプタ101には図15に示す
ように内視鏡1に接続可能な第1の実施例の送液チュー
ブ52と、接続可能な内視鏡付属品と同数の送液チュー
ブ、本実施例では3本(第1〜第3)の送液チューブ1
02A,102B,102Cとが第1の実施例の送液部
材50と略同様の構成の送液部材103に連結されてい
る。ここで、第1の送液チューブ102Aの先端部には
鉗子栓20、第2の送液チューブ102Bの先端部には
送気送水操作ピストン30、第3の送液チューブ102
Cの先端部には吸引操作ピストン29がそれぞれ着脱可
能に連結されている。
【0101】また、送液部材103には送液分配室10
4とこの送液分配室104に連結された送液部105と
が設けられている。そして、送液分配室104には各送
液チューブ52、102A〜102Cと連結される連結
部50b3 ,50b4 ,50b5 ,50b6 が突設され
ている。さらに、送液部105には第1の実施例の送液
部材50と同様の構成の吸引チューブ51との連結部5
0aが突設されているとともに、送液用のシリンジ47
のテーパ口金47aが挿入連結される連結孔50cが形
成されている。
【0102】また、送液部材103の内部には吸引チュ
ーブ51との連結部50a側に第1の逆止弁55a、送
液分配室104と送液部105との間に第2の逆止弁5
5bがそれぞれ取付けられている。そして、これらの第
1,第2の逆止弁55a,55bは送液部材103の連
結孔50cに連結された送液用のシリンジ47のピスト
ン48の操作にともない第1の実施例と同様に開閉操作
されるようになっている。
【0103】したがって、ピストン48の押し引き操作
を繰り返すことによって消毒液タンク53内の消毒液が
吸引チューブ51を通して送液部材104内に吸引され
る消毒液吸引動作と、送液部材104内の消毒液が各送
液チューブ52、102A〜102C側に圧送される消
毒液圧送動作とが断続的に繰り返され、消毒液タンク5
3内の消毒液が断続的に各送液チューブ52、102A
〜102C側に送液されるようになっている。
【0104】そこで、上記構成のものにあっては送液用
のシリンジ47のピストン48の押し引き操作によって
消毒アダプタ101の送液部材104から内視鏡1、鉗
子栓20、送気送水操作ピストン30、吸引操作ピスト
ン29のすべての管路へ同時に消毒液を送液させること
ができる。そのため、内視鏡1のすべての管路と同時に
その内視鏡1の付属品の鉗子栓20、送気送水操作ピス
トン30、吸引操作ピストン29の管路を同時に消毒す
ることができるので、消毒作業の作業時間を短縮するこ
とができる。その他の効果は第1の実施例と同じであ
る。
【0105】また、図17は第1の実施例のユニバーサ
ルコード4のコネクタ9に取付けられた防水キャップ6
0の変形例を示すものである。これは、防水キャップ6
0の本体60aにコネクタ9のCリング61および雄ね
じ部62とともに、送気口金10、ライトガイドロッド
56を被覆する端末外装部60bを設けたものである。
したがって、この場合には第1の実施例に比べてさらに
内視鏡1の洗浄カ所が減り、洗浄時間の短縮を図ること
ができる。
【0106】また、図20(A),(B)および図21
は本発明の第5の実施例を示すものである。これは、第
1の実施例とは異なる構成の内視鏡用管路洗浄装置32
を設けたものである。
【0107】すなわち、本実施例では、前方送水用管路
110を有する内視鏡108に接続可能な消毒アダプタ
109を設けたものである。前記内視鏡108には前記
前方送水管路111が設けられている他は、第1の実施
例の内視鏡1と同じ構成である。
【0108】また、図20(A)において、操作部3に
設けられた前方送水用管路110の前方送水口112の
外端部にはフランジ状の前方送水口金114が設けられ
ている。この前方送水口金114には前方送水口112
から体腔内圧により汚物が噴出することを防止する水密
手段である前方送水栓113が着脱可能に取付けられて
いる。
【0109】さらに、前方送水用管路110は挿入部2
の先端部に開口する前方送水出口111に連通してい
る。したがって、図示しないシリンジまたはポンプによ
って洗浄液を前方送水栓113を通して前方送水用管路
110に送液すると、この洗浄液が前方送水用管路11
0を介して前方送水出口111から、内視鏡108の観
察視野前方に送出され、患部の洗浄を行うことができ
る。
【0110】また、図20(B)は前方送水口金114
に管路洗浄装置31の一部である前方送水管路洗浄アダ
プタ115が装着された状態を示している。この前方送
水管路洗浄アダプタ115は前方送水口112から前方
送水栓113を取りはずしたのち、前方送水口金114
に取付けリング116によって着脱可能に取付けられて
いる。
【0111】なお、取付リング116の材質としては弾
性材料がよい。この弾性材料としては例えば天然ゴム、
シリコンゴム、NBR、EPRなどのゴムでよい。さら
に、取付リング116をバネから形成してもよい。バネ
の材質としては、合成樹脂、金属などでよい。
【0112】また、前方送水管路洗浄アダプタ114に
は、その軸心方向に伸びる第7の送液通路118が形成
されている。そして、シリンジ47のテーパ口金47a
を第7の送液通路118の開口に接続して、洗浄液を第
7の送液通路118を経由して、水密気密に連通して前
方送水用管路110に送液されるようになっている。さ
らに、前方送水管路洗浄アダプタ115の外端部には、
後述する消毒アダプタ109のコネクタ接続用の接続口
金117が形成されている。
【0113】また、図21は本実施例の管路洗浄消毒装
置32全体の概略構成を示すものである。この管路洗浄
消毒装置32の消毒アダプタ109は、第1の実施例の
消毒アダプタ49に加えて、送液チューブ52に分岐チ
ューブ52cが設けられている。
【0114】この分岐チューブ52cの先端部には第3
のコネクタ54cが連結されている。この第3のコネク
タ54cは前方管路洗浄アダプタ115の接続口金11
7に着脱可能に連結されるようになっている。第3のコ
ネクタ54cと接続口金117が連結された状態では、
第3の分岐チューブ52c側と、前方送水管路洗浄アダ
プタ115の第7の送液通路118との間が水密気密に
連通するようになっている。
【0115】そこで、上記構成のものにあっては第1の
実施例と同様の作用により、前方送水用管路110を含
む、内視鏡108内の全ての管路に消毒液が同時に送液
され、各管路が消毒される。その他の構成、作用、効果
は第1の実施例と同じである。
【0116】また、図22は第1の実施例の吸引管路洗
浄アダプタ44の変形例を示すものである。図22の吸
引管路洗浄アダプタ44の接続口金46の外端部には第
5の送液通路42および第6の送液通路43の開口端部
にそれぞれ外部側に突出された外側突出部122が設け
られ、各外側突出部122の外周面にそれぞれ雄ねじ部
122aが形成されている。
【0117】そして、各送液通路42,43の外側突出
部122にはシリンジ47が着脱自在に螺合されるよう
になっている。この場合、シリンジ47における外側突
出部122との連結部にはルアーロック121が設けら
れている。このルアーロック121の内周面には外側突
出部122の雄ねじ部122aに螺合される雌ねじ部1
21aが形成されている。
【0118】また、各送液通路42,43の外側突出部
122の雄ねじ部122aにシリンジ47の雌ねじ部1
21aが螺合されることにより、シリンジ47のテーパ
口金47aが第5の送液通路42のテーパ状の開口部、
または第6の送液通路43のテーパ状の開口部に確実に
密着して係止され、水密気密が確実になる。
【0119】なお、本実施例においては、シリンジ47
と吸引管路洗浄アダプタ44との間の係止手段として、
ルアーロック121を用いたが、その他にCリングやバ
ヨネットなどを用いてもよいし、他の方法でもよい。
【0120】さらに、水密手段としては、テーパ口金で
もよいし、Oリングその他でもよい。また、これらの係
止手段を送気送水管路洗浄アダプタ41,71、前方送
水管路洗浄アダプタ115、消毒アダプタ49,91,
101の各送液用開口に設けてもよい。
【0121】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形
実施できることは勿論である。次に、本発明の特徴的な
技術事項を下記の通り付記する。
【0122】記 (付記項1) 内視鏡の本体内に配設された複数の互い
に独立した管路が連結された管路連結部に着脱可能に連
結され、前記管路連結部に連結された状態で、前記各管
路に個別に連通する複数の流体通路を備えた洗浄用アダ
プタと、この洗浄用アダプタに着脱可能に連結され、前
記洗浄用アダプタに連結された状態で、前記洗浄用アダ
プタの各流体通路を通して前記各管路のすべてに連通す
る分岐流体通路を備えた消毒用アダプタと、前記洗浄用
アダプタに前記消毒用アダプタが連結されていない状態
で、前記洗浄用アダプタの各流体通路に個別に着脱可能
に連結される洗浄液供給手段と、前記洗浄用アダプタに
前記消毒用アダプタが連結された状態で、前記消毒用ア
ダプタに着脱可能に連結される消毒液供給手段とを具備
したことを特徴とする内視鏡用管路洗浄消毒装置。
【0123】(付記項2) 内視鏡の本体内に配設され
た複数の互いに独立した管路に連結された管路連結部お
よびこの管路連結部に着脱可能に連結され、前記管路間
の連結状態を切換え操作する流路切換え手段を備えた内
視鏡と、前記管路連結部に対し、前記流路切換え手段に
換えて着脱可能に装着され、前記管路連結部に連結され
た状態で、前記各管路に個別に連通する複数の流体通路
を備えた洗浄用アダプタと、この洗浄用アダプタに着脱
可能に連結され、前記洗浄用アダプタに連結された状態
で、前記洗浄用アダプタの各流体通路を通して前記各管
路のすべてに連通する分岐流体通路を備えた消毒用アダ
プタと、前記洗浄用アダプタに前記消毒用アダプタが連
結されていない状態で、前記洗浄用アダプタの各流体通
路に個別に着脱可能に連結される洗浄液供給手段と、前
記洗浄用アダプタに前記消毒用アダプタが連結された状
態で、前記消毒用アダプタに着脱可能に連結される消毒
液供給手段とを具備したことを特徴とする内視鏡装置。
【0124】(付記項3) シリンダ内を摺動するピス
トンの摺動動作にともない前記シリンダに連通された複
数の互いに独立した管路間の連通状態を切換え操作する
流路切換え手段が装着された内視鏡本体の前記シリンダ
に対し、前記ピストンに換えて着脱可能に装着され、前
記シリンダに連通された各管路に個別に連通する複数の
流体通路を備えた管路洗浄アダプタを設けたことを特徴
とする内視鏡用管路洗浄装置。
【0125】(付記項4) 内視鏡本体内に配設された
複数の互いに独立した管路に連通されたシリンダと、こ
のシリンダ内を摺動する操作ピストンとを備え、前記操
作ピストンの摺動動作にともない前記シリンダに連通さ
れた各管路間の連通状態を切換え操作する流路切換え手
段を備えた内視鏡と、この内視鏡の前記シリンダに対
し、前記ピストンに換えて着脱可能に装着され、前記シ
リンダに連通された各管路に個別に連通する複数の流体
通路を備えた管路洗浄アダプタとを具備したことを特徴
とする内視鏡装置。
【0126】(付記項5) 内視鏡の吸引操作装置に配
設された吸引シリンダの周壁面にザグリ穴を設け、軟性
部材からなるチューブの端末部をこのザグリ穴に着脱自
在に圧入係止して吸引管路を構成したことを特徴とする
内視鏡の吸引操作装置。
【0127】(付記項5の従来技術) 特開平5−20
7965号公報に示される内視鏡の吸引操作装置は、吸
引シリンダに略円筒状の硬性の突出部を設け、この突出
部にチューブ部材の端末部を外嵌して吸引管路を構成し
ている。しかしながら、特開平5−207965号公報
の技術では吸引シリンダの突出部とチューブ部材の端末
部との間の接続部によって形成される硬性突出部が、他
の内視鏡外装物と干渉するため、他の内視鏡外装物の配
置が限られてしまい、操作性が悪くなるとともに、操作
部が大きくなる問題がある。
【0128】(付記項5の目的) 吸引シリンダとチュ
ーブの端末部との連結部に形成される硬性の突出部をな
くし、操作部を小型化し、操作性の向上を図ることがで
きる内視鏡の吸引操作装置を提供することにある。
【0129】(付記項5の効果) チューブの端末部を
吸引シリンダの周壁面のザグリ穴に着脱自在に圧入係止
したので、吸引シリンダとチューブの端末部との連結部
ではチューブをその接続端部から曲げることができる。
そのため、チューブの接続端部の自由度が増す作用があ
り、隣接する操作部等の他の内視鏡外装物との間隔を近
づけることができるので、操作部の小型化や操作性の向
上を図ることができる。
【0130】(付記項6) 前記管路洗浄アダプタは前
記シリンダ内に着脱可能に嵌入され、かつ内,外面間の
連通穴を備える円筒状のシースと、このシースに摺動可
能に内設された筒状体とを備え、前記筒状体に外部の送
液手段が接続される1つの外部開口部を設け、前記筒状
体を前記シースに沿って摺動させて前記外部開口部と前
記各管路との間を個別に連通する複数の位置に係止可能
としたことを特徴とする付記項3に記載の内視鏡用管路
洗浄装置。
【0131】(付記項6の従来技術) 従来の内視鏡用
管路洗浄装置は実公昭63−40961号公報に示され
るように、1つの外部開口部からの送液によって内視鏡
内に配設された2つの管路を個別に選択可能であった。
しかしながら、3つ以上の管路を1つの外部開口部から
個別に選択洗浄できない問題がある。
【0132】(付記項6の目的) 管路洗浄アダプタの
1つの外部開口部から内視鏡の流路切換え手段のシリン
ダに接続されたすべての管路に個別に洗浄液を供給し、
各管路を個別に洗浄できる内視鏡用管路洗浄装置を提供
することにある。
【0133】(付記項6の効果) 管路洗浄アダプタの
1つの外部開口部から内視鏡の流路切換え手段のシリン
ダに接続されたすべての管路に個別に洗浄液を供給し、
各管路を個別に洗浄でき、各管路を個別に洗浄する作業
が容易になる。
【0134】(付記項7) 少なくとも一つの口体と、
上記口体に連通する複数の管路を有した内視鏡と、上記
口体に着脱自在に接続し上記管路に連通する案内路と、
上記案内路の一端に設けられた接続口を有した第1の接
続具と、上記第1の接続具の接続口に着脱自在に接続さ
れる流体移送手段と、上記第1の接続具に着脱自在に接
続し上記第1の接続具の案内路に連通する通路を有し、
この通路を介して流体を移送する第2の接続具と、から
なることを特徴とする内視鏡装置。
【0135】(付記項8) 少なくとも一つの口体と、
上記口体に連通する複数の管路を有した内視鏡と、上記
口体に着脱自在に接続し上記管路に個別に連通する複数
の案内路と、上記複数の案内路の一端に設けられた複数
の接続口を有した第1の接続具と、上記第1の接続具の
接続口に着脱自在に接続される流体移送手段と、上記第
1の接続具に着脱自在に接続し上記第1の接続具の案内
路に連通する通路を有し、この通路を介して流体を移送
する第2の接続具と、からなることを特徴とする内視鏡
装置。
【0136】(付記項9) 内視鏡に設けられ複数の管
路を連通した少なくとも一つの口体に着脱自在に接続さ
れ、上記管路に個別に連通する複数の案内路と、上記複
数の案内路の一端に設けられた複数の接続口を有した第
1の接続具と、上記第1の接続具の接続口に着脱自在に
接続される流体移送手段と、上記第1の接続具に着脱自
在に接続し上記第1の接続具の案内路に連通する通路を
有し、この通路を介して流体を移送する第2の接続具
と、からなることを特徴とする内視鏡用管路洗浄装置。
【0137】
【発明の効果】本発明によれば内視鏡に設けられ複数の
管路を連通した少なくとも一つの口体に着脱自在に接続
され、上記管路に連通する案内路と、上記案内路の一端
に設けられた接続口を有した第1の接続具と、上記第1
の接続具の接続口に着脱自在に接続される流体移送手段
と、上記第1の接続具に着脱自在に接続し上記第1の接
続具の案内路に連通する通路を有し、この通路を介して
流体を移送する第2の接続具とからなるので、複数の管
路に個別に液体や気体を供給する操作から、同時に複数
の管路に液体や気体を供給する操作の間に必要な切換え
作業の作業時間の短縮と作業労力の軽減を図ることがで
きる。
【0138】また、第1の接続具を第2の接続具に接続
した状態で、内視鏡から取外すように一体に取扱うこと
ができるので、収納に便利であり、紛失などの心配も軽
減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は本発明の第1の実施例の内視鏡用管
路洗浄装置の装着状態を示す縦断面図、(B)は送液用
のシリンジを示す側面図。
【図2】 内視鏡全体の概略構成図。
【図3】 内視鏡の洗浄アダプタに消毒アダプタを連結
させた状態を示す管路洗浄消毒装置全体の概略構成図。
【図4】 消毒アダプタの送液部材の内部構成を示す縦
断面図。
【図5】 消毒アダプタの第1の分岐チューブと吸引管
路洗浄アダプタとの連結部を示す縦断面図。
【図6】 内視鏡の挿入部の先端部の縦断面図。
【図7】 ユニバーサルコードのコネクタに防水キャッ
プを取付けた状態を示す縦断面図。
【図8】 本発明の第2の実施例における送気送水管路
洗浄アダプタの係止クリップの装着状態を示す斜視図。
【図9】 第2の実施例の送気送水管路洗浄アダプタが
第1の回動位置に保持されている状態を示す縦断面図。
【図10】 送気送水管路洗浄アダプタが第2の回動位
置に回動された状態を示す縦断面図。
【図11】 送気送水管路洗浄アダプタが第3の回動位
置に回動された状態を示す縦断面図。
【図12】 送気送水管路洗浄アダプタが第4の回動位
置に回動された状態を示す縦断面図。
【図13】 本発明の第3の実施例の概略構成図。
【図14】 第3の実施例の消毒アダプタの送液部材の
内部構成を示す縦断面図。
【図15】 本発明の第4の実施例の消毒アダプタの送
液部材の内部構成を示す縦断面図。
【図16】 本発明の第4の実施例の概略構成図。
【図17】 ユニバーサルコードのコネクタに取付けら
れた防水キャップの変形例を示す縦断面図。
【図18】 第1の実施例の内視鏡の洗浄アダプタの装
着状態を示す斜視図。
【図19】 図18の吸引管路洗浄アダプタのA−A線
断面図。
【図20】 本発明の第5の実施例を示すもので、
(A)は前方送水用管路の前方送水口金に前方送水栓が
取付けられた状態を示す縦断面図、(B)は前方送水口
金に前方送水管路洗浄アダプタが装着された状態を示す
縦断面図。
【図21】 管路洗浄消毒装置全体の概略構成図。
【図22】 第1の実施例の吸引管路洗浄アダプタの変
形例を示す縦断面図。
【符号の説明】
1,1A,1B…内視鏡、25…送気送水シリンダ(管
路連結部)、30…送気送水操作ピストン(流路切換え
手段)、27…吸引シリンダ(管路連結部)、29…吸
引操作ピストン(流路切換え手段)、35,36,3
7,38,42,43…送液通路(流体通路)、41,
71…送気送水管路洗浄アダプタ、44…吸引管路洗浄
アダプタ、47…シリンジ(洗浄液供給手段)、49…
消毒アダプタ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】また、吸引管路洗浄アダプタ44の第5お
よび第6の送液通路42,43の入口側の開口部は操作
部3のケーシング3aの外部側に配置されるアダプタ4
4の外端面に配置されている。さらに、第5および第6
の送液通路42,43の出口側の開口部は吸引管路洗浄
アダプタ44が吸引シリンダ27内に挿入されて連結さ
れた状態で、接続チューブ24とそれに連なる吸引用管
路17の上流側管路部17a、吸引用管路17の下流側
管路部17bにそれぞれ個別に連通するようになってい
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中沢 雅明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 伊藤 秀雄 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 石黒 努 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡に設けられ複数の管路を連通した
    少なくとも一つの口体に着脱自在に接続され、上記管路
    に連通する案内路と、上記案内路の一端に設けられた接
    続口を有した第1の接続具と、 上記第1の接続具の接続口に着脱自在に接続される流体
    移送手段と、 上記第1の接続具に着脱自在に接続し上記第1の接続具
    の案内路に連通する通路を有し、この通路を介して流体
    を移送する第2の接続具と、 からなることを特徴とする内視鏡用管路洗浄装置。
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