JP3015277B2 - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JP3015277B2
JP3015277B2 JP7117525A JP11752595A JP3015277B2 JP 3015277 B2 JP3015277 B2 JP 3015277B2 JP 7117525 A JP7117525 A JP 7117525A JP 11752595 A JP11752595 A JP 11752595A JP 3015277 B2 JP3015277 B2 JP 3015277B2
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秀雄 伊藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検者の観察、処置等
を行なう内視鏡と、この内視鏡を清潔に保つための洗浄
具とを備える内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、内視鏡装置では、内視鏡の送
気・送水・吸引などのための各種管路に洗浄液を供給し
て、使用後の各種管路を洗浄することが知られている。
内視鏡の管路内の洗浄を行う装置としては特公平3−8
213号公報に示す内視鏡管路洗浄装置が知られてい
る。この内視鏡管路洗浄装置としては2本の短いチュー
ブと長いチューブとをY字状分岐管で連結した構成のも
のが示されている。また、前記短いチューブのうちの1
本の全長を長くして、このチューブの終端を送気口金に
接続した構成のものも示されている。どちらの構成も、
Y字状分岐管により1本の管路を2本に分岐させたもの
である。
【0003】また、送液については1本の長いチューブ
端にシリンジを取り付け、他端部を送気・送水シリンダ
と吸引シリンダとの両方、または、吸引シリンダと送気
口金との両方に取り付け、同時に送液を行なって洗浄を
行うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
公平3−8213号公報に示された内視鏡管路洗浄装置
では、一箇所の注入口から同時に2箇所に注液するもの
なので、注入バランスはオリフィス等で考慮されてはい
るものの、管路内径が例えばφ2mmないしφ6mmの範囲
で種々用意されているため、バランス良く、ロス無く注
入することが難しく、ロス分シリンジ操作回数が増え、
作業者の負担が大きくなり、洗浄に時間がかかってしま
う。
【0005】また、内視鏡の洗浄作業を行う際、内視鏡
を流し台や作業机の上のパット内又は横に置いて作業を
おこなう。このとき、洗浄具に備えられている可撓性の
チューブ体の長短によって、洗浄作業者は内視鏡を長時
間持ち上げた状態や、長時間手を伸ばした状態など不自
然な姿勢で作業を行わなければならなかった。そして、
この洗浄具に備えられている可撓性のチューブ体の長さ
が長すぎた場合には、チューブ体内に注入する液体の量
が増加して、1回の注射器操作でチューブ体内に液体を
注入することができずに注射器の操作を何回か繰り返し
行わなければならず、操作回数が増えるばかりでなく、
注液・排液操作も必要になってしまう。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、洗浄作業の際、作業者が負担のかからない姿勢で
作業を行なえ、洗浄具による注入操作回数を極力少なく
して洗浄作業性の良好な内視鏡装置を提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による内視鏡装置
は、挿入部,操作部及びコネクタ部を有し、前記挿入部
の先端部に形成されている開口と操作部またはコネクタ
部に形成されている開口とを連通する管路を有する内視
鏡と、この内視鏡の操作部またはコネクタ部に形成され
ている開口に接続可能な可撓性のチューブ体を備えた少
なくとも1つ以上の洗浄具とを備える内視鏡装置であっ
て、前記内視鏡の操作部またはコネクタ部の開口に接続
される可撓性のチューブ体の全長を30cm以上、70
cm以下に設定したことを特徴とする
【0008】また、挿入部,操作部及びコネクタ部を有
し、前記挿入部の先端部に形成されている開口と操作部
またはコネクタ部に形成されている開口とを連通する管
路を有する内視鏡と、この内視鏡の操作部またはコネク
タ部に形成されている開口に接続可能な可撓性のチュー
ブ体を備えた少なくとも1つ以上の洗浄具とを備える内
視鏡装置であって、前記洗浄具に備えられているチュー
ブ体の容積と、このチューブ体が接続されて連通する管
路の容積との和を洗浄具の容積より小さく設定してい
る。
【0009】
【作用】この構成によれば、内視鏡検査終了後、内視鏡
の洗浄作業や洗滌液注入作業を行う際、長さ及び容積を
作業に適した寸法に設定した可撓性のチューブ体を介し
て洗浄具と内視鏡とを連通させて装着することによっ
て、作業者は内視鏡を持ち上げたり、かがみ込んだりす
ることなく、自然の姿勢で作業を行える。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図6は本発明の一実施例に係り、図1
は内視鏡の構成を示す説明図、図2は送気・送水管路洗
浄アダプタを用いて先端側送気管路と先端側送水管路に
洗浄水を注入する際の作用を示す図、図3はコネクタ側
送気管路及びコネクタ側送水管路から清浄水を注入する
際の作用を示す図、図4は吸引器の吸引用チューブで、
送気・送水側の管路内残液の排液を自動で行う際の作用
を示す図、図5は吸引洗浄アダプタの取付ゴム部を鉗子
口部に装着し吸引器の吸引用チューブを吸引口金に接続
し全吸引管路内の洗浄を行なう際の作用を示す図、図6
はチューブ体の長さを導くための図表である。
【0011】図1に示すように内視鏡1は、操作部2と
コネクタ部3とを接続する可撓管からなるユニバーサル
コード4と、前記操作部2から延出して例えば、体腔内
に挿通される細長な可撓管からなる挿入部5とを有して
いる。前記挿入部5は、先端側より先端部6,湾曲部
7,軟性部8を連接しており、この挿入部5の後端に位
置する操作部2の把持部20近傍には前記湾曲部7を上
下方向(UD),左右方向(RL)にそれぞれ湾曲操作
するためのUDアングルノブ9,RLアングルノブ10
及び上下、左右への湾曲を解除するためのUDアングル
解除ノブ11及びRLアングル解除ノブ12が設けられ
ている。また、この把持部20には内視鏡内に配設され
ている後述する管路系を介して送気・送水するための送
気・送水ボタン14が後述する送気・送水シリンダに、
吸引を行うための吸引ボタン15が後述する吸引シリン
ダに装着されている。さらに、前記把持部20の挿入部
側には鉗子口部16が設けられ、この鉗子口部16には
セミディスポ鉗子栓17が装着されるようになってい
る。なお、前記コネクタ部3に示した符号18は加圧口
金であり、符号19は送水口金,符号21は吸引口金で
ある。
【0012】まず、送気・送水管路洗浄アダプタを用い
て先端側送気管路と先端側送水管路に洗浄水を注入する
ときを説明する。図2に示すように内視鏡1の挿入部5
に設けられている先端側送気管路である送気チャンネル
22及び先端側送水管路である送水チャンネル23と送
気・送水ノズル25との汚物を洗い流す場合、内視鏡1
の操作部2の送気・送水シリンダ31に取り付けた送気
・送水管路洗浄アダプタ30に洗浄具である注射器24
を可撓性のチューブ体27を介して接続し、この注射器
24に充填されている例えば、洗浄液、消毒液、リンス
用清浄水等の液体を、前記送気チャンネル22,送水チ
ャンネル23及び送気・送水ノズル25を注入して洗浄
する。
【0013】次に、コネクタ側送気管路及びコネクタ側
送水管路から清浄水などを注入するときを説明する。図
3に示すようにコネクタ側送気管路である送気チューブ
35及びコネクタ側送水管路である送水チューブ36
と、送気・送水シリンダ31を経由して前記送気チャン
ネル22及び送水チャンネル23に例えば、洗浄液、消
毒液、リンス用清浄水等の液体を注入する場合、全管路
洗浄アダプタ41を送気・送水シリンダ31及び吸引シ
リンダ32に少し液が漏れる程度に緩合し、リーク孔4
2aの開いた栓体42を鉗子口部16に装着する。一
方、前記コネクタ部3の加圧口金18と送水口金19と
には連結栓43を装着する。
【0014】そして、この状態で注入チューブ体44の
送気・送水管路用チューブ45をコネクタ部3の送気口
金33にそして、吸引管路用チューブ46をコネクタ部
3の吸引口金21にそれぞれ圧入し、注入アダプタ47
を前記注入チューブ体44の送気・送水管路用チューブ
45側のテーパ部48に装着することによって、例えば
容量が30ccないし50ccの注射器24を使ってパット
34に入っている洗浄液、消毒液、リンス用清浄水等の
液体を送気チューブ35及び送水チューブ36から注入
して、送気・送水シリンダ31を経由させて前記送気チ
ャンネル22及び送水チャンネル23に充填して送気・
送水ノズル25から流出させる。このとき、前記注入ア
ダプタ47のフィルタ体49をパット34内の液体中か
ら大気中に突出させることで、前記注射器24の注入操
作により前記管路内に空気を送り込んで管路内液の排液
が可能になる。
【0015】また、前記注入アダプタ47を吸引管路用
チューブ側の他方のテーパ部48に装着し直し、前記送
気チューブ35及び送水チューブ36に注入したのと同
様に注射器24の液体の吸引チューブ37への注入操作
を行なうことにより、吸引チューブ37,吸引シリンダ
32,吸引チャンネル26及び鉗子口部16に設けた鉗
子挿通管路16a内に、前記パット内の液体を注入する
ことができると共に、空気を送り込んで管路内液の排液
を容易に行なうことができる。
【0016】次いで、吸引器の吸引用チューブで、送気
・送水側の管路内残液の排液を自動で行うときを説明す
る。図4に示すように前記注入アダプタ47の代わりに
排液アダプタ50の注射器テーパ部51を前記注入チュ
ーブ体44に装着すると共に、排液アダプタ50のチュ
ーブ接続部52に吸引ポンプ53と吸引タンク54から
なる吸引器55の吸引用チューブ55aを接続し、前記
吸引器55のスイッチをON状態にすることで、送気・
送水側の管路内に残こった液の排液を自動で行うことが
できる。
【0017】また、前記排液アダプタ50を注入チュー
ブ体44の吸引側に装着すれば吸引側の管路内残液の排
液も自動で行なうことができる。このことにより、前記
図3に示した注射器24による排液操作に比べ、吸引時
間を長くすることによって排液アダプタ50による自動
排液による残液がより少なくなるので、エチレンオキサ
イドガスやホルマリンガス等のチャンバーガス滅菌の前
工程に適している。
【0018】さらに、残液をノズル内から上流側に排出
することができるのでノズルの詰まりやレンズに水アカ
が付着することを防止する効果がある。
【0019】次に、吸引洗浄アダプタの取付ゴム部を鉗
子口部に装着し吸引器の吸引用チューブを吸引口金に接
続し全吸引管路内の洗浄を行なうときを説明する。図5
に示すように吸引洗浄アダプター57を構成するチュー
ブ体56の一端部に設けられている取付ゴム部56aを
鉗子口部16に装着すると共に、ステンレスリング等の
おもり58を配設したチューブ体56の他端部と、挿入
部5の先端部6の吸引口59を前記パット34内の洗浄
液やリンス用清浄水中に浸漬する。一方、前記コネクタ
部3の吸引口金21に吸引器55の吸引用チューブ55
aを接続する。そして、吸引シリンダー32の開口部3
2aを指60で塞ぎ、前記吸引器55のスイッチをON
状態にすることによって、前記パット34内の洗浄液や
リンス用清浄水が鉗子挿通管路16a内と、吸引チャン
ネル26内及び吸引チューブ37内とに流入して全吸引
管路内の洗浄、リンス作業が行なわれる。
【0020】このとき、吸引洗浄アダプター57を構成
するチューブ体56の端部におもり58を付けたことに
より、吸引洗浄アダプター57の端部をパット34内の
液体中に確実に浸漬することができる。さらに、この吸
引洗浄アダプター57のチューブ長を前記パット34に
浸漬し易い長さに設定することで、洗浄、リンス作業性
が良好になる。
【0021】すなわち、上述のように可撓性のチューブ
体を内視鏡の操作部もしくはコネクタ部の開口に接続し
て内視鏡を流し台や洗浄用パット内に置いて洗浄、消
毒、リンス、排液作業を行なう場合、チューブ体の長さ
が短すぎれば自由度が無くなって作業性が悪くなり、逆
にチューブ体の長さが例えば1m以上であると長すぎて
チューブ体が邪魔になるばかりでなく、チューブ体の内
容積が増大することにより、注射器による液供給が足り
なくなって注入回数が多くなるという不都合が生じてし
まう。このため、洗浄具に備えられる可撓性のチューブ
体のチューブ長をどの位の長さに設定すれば、内視鏡洗
浄作業中の作業者への負担が軽くなると共に、内視鏡に
無理な負荷がかからないかの検討を行った。そして、図
6に示すような結果を得た。
【0022】また、内視鏡洗浄作業時に一般的に使われ
る注射器の容量が30mlないし50mlであることから、
可撓性のチューブ体の内径を必要最低限に設定して、1
回の注射器からの注入操作で内視鏡管路全長に洗浄液等
を流せるように考慮してある。すなわち、注射器の容積
と、この注射器に備えられるチューブ体の容積及び送気
チューブ35や送水チューブ36など形成する管路の容
積との間に以下の関係を設定している。
【0023】 チューブ体の容積+管路の容積<注射器の容積 このことをふまえると共に、図6から洗浄具の可撓性の
チューブ体の長さを最低30cm、できれば60cmに設定
することによって、洗浄作業者は内視鏡を持ち上げた
り、手を伸ばしたままの状態での長時間の作業が不要に
なることがわかる。また、内視鏡のユニバーサルコード
端のコネクタの開口に洗浄具を接続する時や異なる2〜
3ケ所に同一端部から伸びるたこ足チューブを接続する
時等はチューブ折れ曲がり長は前記αの5cmでは足ら
ず、15cm位必要なことが検討の結果わかった。このこ
とからチューブ体の適正長さは、αの長さが10cm長く
なることに伴ってチューブ長が40cm〜70cmになる。
【0024】すなわち、上述の検討結果から可撓性のチ
ューブ体の長さは30cm以上70cm以下の範囲になる。
例えばチューブ体の長さが20cm未満では短すぎて作業
者がかがみ込む必要があり疲れてしまう。また、逆にチ
ューブ体の長さが80cm以上だと可撓性のチューブ体内
への余分な注液、排液操作が必要になり、注射器操作回
数が増えてしまう。
【0025】このように、内視鏡検査終了後、内視鏡を
流し台や洗浄パット内に置いて、洗浄、消毒、リンス、
排液等の作業を行なう際、チューブ体の寸法を30cm以
上70cm以下の範囲に設定したことにより、作業者が内
視鏡を持ち上げままの状態や、作業者がかがみ込んだま
まの状態で作業することがなくなり、自然に立った状態
で洗浄作業を行うことができるばかりでなく、チューブ
体の長さが適正に設定されたことによりチューブ体の容
積も小さく設定されるので、注射器からチューブ体内に
液体を余分に注入する必要がなくなり、1回のシリンジ
操作で注入作業を終えて作業ロスを無くすことができ
る。
【0026】また、吸引洗浄アダプタや注入アダプタの
チューブ端を金属製にして、おもり効果を持たせている
ので洗浄、消毒、リンス等の作業を行なう際、チューブ
端を手で持って液中に浸漬させる必要がなくなって作業
性が大幅に向上する。
【0027】さらに、注射器や注入アダプタ、排液アダ
プタの取り付け口に、注入チューブ体の端部が水密に取
り付くように同一形状で、且つ近接しているので、付け
替え操作を容易に行うことができる。
【0028】なお、これらの洗浄、消毒、リンス、排液
操作を必ずしも全て行なう必要はなく、内視鏡の汚れレ
ベルと作業性を考慮してユーザーが選択実施可能であ
る。また、前記図3に示したように連結栓43と注入チ
ューブ体44を作業に無理のない余裕を持った長さの鎖
263で連結してもよいし、前記図4に示したように連
結せず各々独立した洗浄具としてもよい。
【0029】さらに、本実施例では注入チューブ体44
と注入アダプタ47とを別体で構成したが、これらを一
体に構成したものであってもよい。同じく排液アダプタ
50と注入チューブ体44とを一体に構成したものであ
ってもよい。全管路洗浄アダプタ41と注入チューブ体
44とを長い鎖やひもなどで連結するようにしてもよ
い。
【0030】以下、各洗浄具類の構成を各々個別に説明
する。まず、図7ないし図13を参照して操作部2に配
設される送気・送水管路洗浄アダプタ30について説明
する。
【0031】送気・送水管路洗浄アダプタ30は、内視
鏡1の把持部20の送気・送水シリンダ31に対して着
脱自在な構成になっている。前記送気・送水シリンダ3
1は、内視鏡1の把持部20の本体部101に形成した
開口部に配設される略円筒形のシリンダであり、前記送
気・送水シリンダ31はナット102を螺合させること
によりこのナット102と座板103とで本体部101
に挟持されている。
【0032】なお、前記ナット102と本体部101と
の間にはOリング104が挿入されて水密が確保される
ようになっている。また、前記送気・送水シリンダ31
の底部には底蓋105が半田によって固定されている。
さらに、前記送気・送水シリンダ31の側周面には上部
から底部側に向かって金属製の先端側送気パイプ11
0,コネクタ側送気パイプ111,先端側送水パイプ1
12,コネクタ側送水パイプ113が半田によって固定
されている。
【0033】前記先端側送気パイプ110には先端側送
気管路114が接続され、前記図2に示した挿入部5の
先端部6に設けた送気・送水ノズル25に連通してい
る。前記コネクタ側送気パイプ111にはコネクタ側送
気管路115が接続され、図示しない光源装置の送気ポ
ンプに接続される前記図2に示したコネクタ部3に開口
している金属製の送気口金33と、コネクタ部3の内部
でコネクタ側送気管路115から分岐してコネクタ部3
に開口している金属製の加圧口金18とに連通してい
る。前記先端側送水パイプ112には前記先端側送気パ
イプ110と同様に先端側送水管路116が接続され、
内視鏡1の挿入部内で先端側送気管路114に合流して
先端部6に設けた送気・送水ノズル25に連通してい
る。前記コネクタ側送水パイプ113には前記コネクタ
側送気パイプ111と同様にコネクタ側送水管路117
が接続され、コネクタ部3に開口する前記図2に示した
金属製の送水口金19に連通している。
【0034】前記送気・送水シリンダ31に挿通するピ
ストン106は金属製であり、このピストン106には
フランジ107,108,109が形成されており、こ
のピストン106を送気・送水シリンダ31に挿入する
とき前記フランジ107,108,109がガイドする
ようになっている。前記ピストン106を送気・送水シ
リンダ31に挿入した後は、フランジ107,108
は、送気・送水シリンダ31に嵌合してピストン106
の径方向位置を規制している。
【0035】また、このピストン106には4つのシリ
コンゴム製のパッキン119,120,121,122
が一体的に成形されている。そして、これらパッキン1
19,120,121,122によって送気・送水シリ
ンダ31の、上端開口部118と先端側送気管路114
の開口部との間,この先端側送気管路114の開口部と
コネクタ側送気管路115の開口部との間,このコネク
タ側送気管路115の開口部と先端側送水管路116の
開口部との間及びこの先端側送水管路116の開口部と
コネクタ側送水管路117の開口部との間の水密を確保
している。
【0036】このように、前記パッキン119,12
0,121,122がピストン106に一体的に成形さ
れているので隙間が無く汚物等が溜まることがない。ま
た、送気・送水シリンダ31をピストン106に挿入す
るとき、フランジ107,108,109はパッキン1
19,120,121,122を傷付けないようにガイ
ドしている。
【0037】前記送気・送水シリンダ31に挿入後のピ
ストン106は、このピストン106のフランジ107
はパッキン119と先端側送気管路114の開口部との
間で、フランジ108はパッキン120とコネクタ側送
気管路115の開口部との間で送気・送水シリンダ31
に嵌合している。そして、前記送気・送水シリンダ31
に挿入後のピストン106の先端側送気管路114の開
口部と先端側送水管路116の開口部とにそれぞれあた
る外周は、前記送気・送水シリンダ31より約1〜3mm
小径に形成されており、送気・送水シリンダ31の内周
との間にクリアランスが設けられている。また、送気・
送水シリンダ31に挿入後のパッキン122が成形され
ている部分のピストン106の外周をフランジ109よ
り約2mm小径に形成してパッキン122を変形し易くし
ている。
【0038】一方、送気・送水シリンダ31のコネクタ
側送気管路115の開口部と先端側送水管路116の開
口部との間にはテーパ部124が設けられており、この
テーパ部124に前記ピストン106のテーパ部125
が当接して、送気・送水管路洗浄アダプタ30の軸方向
の位置を規制している。
【0039】前記ピストン106の頭部126には金属
製の把持部127が螺合固定されている。また、把持部
127の外表部にはシリコンゴム製のゴムカバー128
が一体的に設けられている。また、図8に示すように把
持部127の内径部には切り欠き部129が設けられて
いる。さらに、図9に示すような長孔形状の少なくとも
1つの排水孔130の開口部側周をシリコンゴムで覆う
ように成形して、表示部131に機種名等を成形表示し
たりできる位置決め手段になっている。そして、この排
水孔130は、送気・送水管路洗浄アダプタ30を洗浄
する場合、洗浄液の排液性を高めている。また、排水孔
130の開口部側周をシリコンゴムで覆うように成形し
ているので操作者の怪我を未然に防止することができる
ようになっている。
【0040】前記図7に示すように前記排水孔130の
下部には取付部147が設けられ、前記ナット102の
フランジ102aに着脱可能に弾性変形にて固定されて
いる。また、前記把持部127をピストン106の頭部
126に螺合固定したとき、前記切り欠き部129によ
って生じる空間部には接着剤等が充填される。さらに前
記ピストン106の頭部126の上端側には端面に向か
うにしたがって外径が大径になる逆テーパー部を形成し
た突出部132が設けられ、この突出部132にシリコ
ンゴム製の可撓性のチューブ133が接着固定されてい
る。このチューブ133は、突出部132の逆テーパ部
に圧入され、把持部127の上端面に当接されて密着巻
きの金属製のコイル134で外周を押圧固定した後、熱
収縮チューブ135を収縮させて突出部132に強固に
固定されている。
【0041】このチューブ133の内径は、前記突出部
132の外径よりも小径であり、突出部132の逆テー
パ部が抜け止めになっていることによって、前記チュー
ブ133は浮くことなく密着固定されている。また、前
記チューブ133により把持部127の切り欠き部12
9が覆われるようになっている。
【0042】前記ピストン106の中央部には突出部1
32の端面からパッキン122近傍に至る連通縦孔13
7が設けられている。また、このピストン106の送気
・送水シリンダ31の先端側送気管路114の開口部近
傍及び先端側送水管路116の開口部近傍には前記連通
縦孔137より小径の連通横孔138,139が連通し
ている。このことにより、前記チューブ133と先端側
送気管路114及び先端側送水管路116とが連通する
ようになっている。このピストン106を図13に示す
ように頭部126を把持部にする構造にしてもよい。そ
の時の他の構成は前記図7と同様であり同部材には同符
号を付して説明を省略する。
【0043】なお、前記チューブ133の他端は、ポリ
サルホン(以下PSUと略記)等の硬い樹脂製の口金部
材140に一旦固定し、この固定部分を熱収縮チューブ
141で補強している。このチューブ133のチューブ
長は、上述のように内視鏡洗浄時に注射器24を操作し
やすい長さに設定してある。
【0044】図7及び図10に示すように前記口金部材
140の他端にはルアー爪142と注射器用テーパ部1
54とが形成され、この注射器用テーパ部154に注射
器24を接続して洗浄液等の液体を先端側送気管路11
4と先端側送水管路116とに送り込むことができるよ
うになっている。このとき、口金部材140に設けたフ
ランジ状の指かけ部146に指をかけて注射器24を操
作することができるので操作性が向上する。なお、コネ
クタ側送気管路115及びコネクタ側送水管路117に
は洗浄液等を送らずに、先端側送気管路114及び先端
側送水管路116のみに洗浄液等の液体を注液すると流
速と流量が増大して、送気・送水ノズル25での洗浄効
果が増大する。
【0045】図11及び図12に示すように口金部材1
40には機種名、製造会社名等を表示するための表示部
144,156が設けられている。また、図に示すよう
に保管時等に、吊り下げて保管することが可能なように
取付孔145が設けてある。さらに、送気・送水管路洗
浄アダプタ30の全ての部品は、オートクレーブ可能な
ように前記PSUのような材質で構成されているので、
この口金部材140にもオートクレーブ対応を表示する
ための予め取扱い説明書等で記載されたオートクレーブ
可能な表示色である例えば、緑色等の樹脂材料で成形さ
れている。又、送気・送水管路洗浄アダプタ30は消毒
薬や超音波洗浄に対する耐性を有している。
【0046】図14ないし図38を参照して全管路洗浄
アダプタを説明する。図14に示す符号201は内視鏡
1の操作部2に着脱可能な栓手段である全管路洗浄アダ
プタである。
【0047】また、符号32は前記送気・送水シリンダ
31と同じく内視鏡の操作部2の本体部101に形成し
た開口部に配設される略円筒形の金属製吸引シリンダで
ある。この吸引シリンダ32は、前記送気・送水シリン
ダ31と同じくナット213を螺合させることによりこ
のナット213と座板107とで本体部101に挟持さ
れている。なお、前記ナット213と本体部101との
間には水密確保のためOリング104が配設されてい
る。前記ナット102のフランジ102a下部とナット
213のフランジ213aの下部には直径がφd5 の小
径部246,247が形成されている。なお、前記フラ
ンジ102aとフランジ213aの直径をφd6 に形成
している。なお、φd5 とφd6 との間にはφd5 <φ
d6 の関係が成り立っている。
【0048】前記吸引シリンダ32の底部には金属製の
コネクタ側吸引パイプ203が半田付けにて固定され、
側周に金属製の吸引パイプ204が半田付けにて固定さ
れている。前記コネクタ側吸引パイプ203は、コネク
タ側吸引管路207を構成し、前記図2に示したコネク
タ部3に設けた金属製の吸引口金21に連通している。
一方、吸引パイプ204は、先端側吸引管路208を構
成して操作部2の把持部先端側で前記図3に示した内視
鏡1の先端部6の吸引口16に連通する鉗子挿通管路1
6aに合流している。
【0049】前記全管路洗浄アダプタ201は、固定部
210,送気・送水プラグ211,吸引プラグ212及
び吸引口16に着脱自在な後述する栓体215から構成
されている。
【0050】図14及び図15などに示すように固定部
210は、ステンレス等の金属製の平面板216と、曲
げ加工した金属板製のハウジング部217と、金属製の
ストッパー218とからなり、前記平面板216には送
気・送水シリンダ31及び吸引シリンダ32にそれぞれ
対応する位置に貫通孔219,220が設けらている。
そして、この平面板216からハウジング部217が脱
落しないようにストッパー218を螺合後、接着剤にて
固定している。
【0051】図18及び図19などに示すように前記ハ
ウジング部217は、全長に渡って幅t1 の切り欠き2
25を形成した上面部221と、吸引プラグ212の側
端面から距離l2 まで幅t2 の切り欠き226,吸引プ
ラグ212の側端面から距離l3 まで幅t2 の切り欠き
228,吸引プラグ212の側端面から中心位置までの
距離l1 に直径φd1 の円弧部227及び切り欠き22
6と切り欠き228を繋ぐt2 に等しい直径φd2 の円
弧部229を設けた底面部223と、前記上面部221
と前記底面部223とを繋ぐ2つの側面部222,22
2と底面部223とを連結して上面部221との間に平
面板216の板厚より若干大きな幅のクリアランス23
0を形成し、このクリアランス230により平面板21
6に挟持されるようになっている。
【0052】前記送気・送水プラグ211は、上方に位
置するPSU等の硬い樹脂製のボタン231と、送気・
送水シリンダ内に挿通され前記ボタン同様PSU等の樹
脂製のピストン232と、金属製のコイルバネ238と
で構成されている。
【0053】前記ボタン231の直径は、貫通孔219
の直径よりも大径で直径がφd8 の頭部233と、小径
で直径がφd7 の胴部234とで構成されており、前記
頭部233の上端部には怪我を防止するための面取りが
施されている共に、機種名等を表示できる平面部を設
け、胴部234にはネジ部236を設け、ピストン23
2に螺合固定されるようになっている。
【0054】前記ピストン232は、貫通孔219より
大径の頭部248と、フランジ部237と、嵌合部23
9と、棒体部240とで構成されている。前記フランジ
部237は平面板216と底面部223との間に設けら
れ、頭部248側から大径部241、小径部242を有
し、大径部241と小径部242との直径φd3 ,直径
φd4 と円弧部227の直径φd1 との間にd1 <d3
,d1 ≧d4 の関係が成り立っている。
【0055】つまり、非装着時、小径部242が円弧部
227に略嵌合して位置決めされるので、大径部241
の下面が底面部223の上面に当接して送気・送水プラ
グ211の脱落を防止するようになっている。
【0056】また、平面板216とフランジ部237と
の間に介在するコイルバネ238は、フランジ部237
を底面部223の方向に押圧している。このため、非装
着時ではフランジ部237を底面部223の方向に押圧
し、装着時にはフランジ部237をナット102の上端
面方向に押圧する。
【0057】嵌合部239は、フランジ部237の下部
に設けられ、図20に示すように装着時には送気・送水
シリンダ31に略嵌合している。このとき、送気・送水
シリンダ31の内周と嵌合面外周との間には0.05mm
以下の隙間が設けられるようになっている。また、嵌合
部239と棒体部240の径変化部にはピストン232
の送気・送水シリンダ31への挿入を容易にするために
上部側から鋭角のテーパ部249と、このテーパ部24
9より角度の大きいテーパ部250とを形成している。
【0058】棒体部240は、嵌合部239の下部に設
けられ、装着時、送気・送水シリンダ31の内周と嵌合
部239の外周との隙間が0.4mmないし1mmになるよ
うに構成されている。また、この棒体部240には装着
時に前記送気・送水シリンダ31の先端側送気管路11
4の開口部近傍に位置する連通横孔243と、この連通
横孔243と棒体部下端とを連通する連通縦孔244と
が形成されている。このため、装着時、先端側送水管路
116の開口部とコネクタ側送水管路117の開口部と
の間では図21に示す少なくとも2つの突出部245が
先端側送水管路116の内周に嵌合して送気・送水シリ
ンダ31り対してのピストン232の径方向の位置決め
を行っている。
【0059】図15に示すように前記吸引プラグ212
は、前述の送気・送水プラグ211と同じくPSU等の
硬い樹脂製のボタン251と、このボタン同様にPSU
等の樹脂製のピストン252と、送気・送水プラグ21
1と同じく金属製のコイルバネ238とで構成されてい
る。前記ボタン251の外径は、貫通孔220の外径よ
りも大径で直径がφd8 の頭部253と、小径で直径が
φd7 の胴部254とで形成されている。前記頭部25
3の上端には怪我を防止するための面取りが施されると
共に、機種名等を表示する平面部255が設けられ、胴
部254に設けたネジ部256にピストン252を螺合
固定している。
【0060】このピストン252は、貫通孔220より
大径な頭部257と、フランジ部258と、嵌合部25
9とで形成され、前記平面板216とフランジ部258
との間にコイルバネ238を介在させている。このコイ
ルバネ238は、フランジ部258を底面部223の方
向に押圧し、非装着時、フランジ部258を底面部22
3に押圧して頭部253が平面板216に押圧されるこ
とで吸引プラグ212の脱落を防止している。一方、装
着時にはフランジ部258をナット213の上端面方向
に押圧する。
【0061】前記フランジ部258の下面には少なくと
も1つの切り欠き318を設けて、全管路洗浄アダプタ
自体を洗浄する場合の排水性を向上させている。
【0062】嵌合部259は、ボタン251の下部に設
けられ、前記図20に示したのと同様、装着時には吸引
シリンダ32に略嵌合し、吸引シリンダ32の内周面と
嵌合面外周との間に0.05mm以下の隙間が設けられる
ようになっている。この嵌合部259の下端にはピスト
ン252を吸引シリンダ32に挿入し易くするためのテ
ーパ部260が設けられている。
【0063】図18に示すように前記栓体215は、内
視鏡1の操作部2の鉗子口部16に装着され、リーク孔
261と機種名等が表示できる表示部262が設けられ
ている。前記リーク孔261からわずかに液体が漏れで
ることによって鉗子口部16内に液体が充満されるよう
になっている。この栓体215は、プラスチックやステ
ンレス製の鎖263などにより平面板216に連結可能
であるが、この鎖263の全長は、この栓体215の鉗
子口部16への装着が容易で、且つ邪魔にならない長さ
に設定してある。また、栓体215と鎖263との連結
部は、栓体215の小型化のため鉗子口部16の装着部
中心に対して位置ずれさしている。
【0064】ここで全管路洗浄アダプタ201の内視鏡
装着時の装着方法を説明する。まず、送気・送水プラグ
211と吸引プラグ212とをそれぞれ送気・送水シリ
ンダ31と吸引シリンダ32に挿入する。そして、固定
部210を送気・送水プラグ211と吸引プラグ212
との軸方向に押し込みながら送気・送水シリンダ31か
ら吸引シリンダ32の方向に移動させていく。このと
き、切り欠き226と小径部246,247とフランジ
102a,213aとの寸法の間にd6 >t2 ≧d5
の関係が成り立つ一方、頭部233,胴
部234及び切り欠き226の寸法の間にはd8 >t1
>d7 の関係が成り立つので、底面部
223がナット102と吸引プラグ213との間の小径
部246,247を移動する。
【0065】また、前記d2 とt2 との間にはd2 =t
2 の関係があるので、底面部223は、
円弧部229が小径部246に当接した位置で位置決め
固定される。
【0066】さらに、ハウジング部217の非装着時か
ら装着時までの移動距離はl4 であり、この移動距離l
4 は距離l2 から距離l1 を減じた値に等しい。なお、
距離l2 の値は、距離l4 だけ移動したとき、頭部24
8が切り欠き228の端部に干渉しない値に設定されて
いる。
【0067】このように、組み付けられた全管路洗浄ア
ダプタ201は、コネクタ部側のコネクタ側送気管路1
15、コネクタ側送水管路117、コネクタ側吸引管路
207から、内視鏡1の先端側送気管路114、コネク
タ側送気管路115、先端側送水管路116、コネクタ
側送水管路117、加圧管路151、コネクタ側吸引管
路207、先端側吸引管路208、鉗子挿通管路16a
等に洗浄液等を注入することができる。そして、このと
きにかかる圧力によって、送気・送水プラグ211と吸
引プラグ212とがそれぞれ送気・送水シリンダ31と
吸引シリンダ32から飛び出さないように頭部248と
頭部257とにはストッパが設けられている。
【0068】また、前記図20を参照して説明したよう
にシリンダの内周面と嵌合部の外周面との間に0.05
mm以下の隙間を設けているので、それぞれの隙間にも洗
浄液がまわりこむ。
【0069】さらに、突出部の外径寸法とそれに嵌合す
る送気・送水シリンダの内径を機種によって変化させる
ことにより、他の機種の洗浄具を誤って組み付けないよ
うにすることができるようになっている。
【0070】又、全管路洗浄アダプタは全ての部品がオ
ートクレーブ可能な材質で構成されているので、オート
クレーブ可能であり、ボタン231やボタン251はオ
ートクレーブが可能であることを視覚的に表示するため
に予め取扱い説明書等で記載された表示色である例え
ば、緑色等の樹脂で成形されている。この全管路洗浄ア
ダプタはオートクレーブ滅菌以外にも消毒液や超音波洗
浄に対する耐性を有している。
【0071】なお、前記連通縦孔及び連通横孔は、全管
路洗浄アダプタで消毒液を前記管路内に流したときに管
路内の気泡を容易に排除するために設けられている。
【0072】送水口金153は、コネクタ部149を固
定するコネクタ本体264に当接しており、ナット26
5を送水口金153に螺合することにより、固定部材2
66と共に送水口金153をコネクタ本体264に押圧
固定している。
【0073】加圧口金152も同様にコネクタ本体26
4に当接しており、ナット267を加圧口金152に螺
合することにより、加圧口金152をコネクタ本体26
4に押圧固定している。
【0074】なお、前記ナット265と固定部材266
との間、固定部材266とコネクタ部149との間、加
圧口金152とナット267との間、ナット267とコ
ネクタ部149との間には水密を確保するためのOリン
グ がそれぞれ所定の位置に配設されている。
【0075】図22ないし図24に示すように連結栓2
05は、本体部271,蓋部272,前記本体部271
と蓋部272とを連結する連結部材273とから構成さ
れている。
【0076】本体部271の各稜部には半径0.5mm程
度の曲面が設けられ、上面が略正方形の略直方体をなし
ており、円形をなした上面近傍には円錐面274が形成
されている。この本体部271の内部は、送水口金15
3に連通する前記送水口金153の外径寸法より0.2
mm〜0.4mm程度小径に形成された送水管路268と、
加圧口金152に連通する前記加圧口金152の外径寸
法より0.2mm〜0.4mm程度小径に形成された前記送
水管路268と同径の送気管路269と、前記送水管路
268と送気管路269とを連通する送水管路268及
び送気管路269の外径に一辺が略等しい正方形断面の
連結管路270と、この連結管路270の上部に連通し
て蓋部272とで水密を確保する円周上のシール部27
5と、このシール部275を上端面に連通させるシール
部275より小径の連通孔276とから構成されてい
る。
【0077】前記蓋部272は、本体部271のシール
部275より0.2mm〜0.4mm程大径に形成されたシ
ール部277が突出しており、このシール部277をシ
ール部275に圧入したとき、ゴムの弾性変形により連
結管路270と本体部271の上面との水密が確保され
る。この状態で連結栓205の送水管路268を送水口
金153に、送水管路269を加圧口金152にそれぞ
れゴムの弾性変形を利用して接続することによりコネク
タ側送水管路117とコネクタ側送気管路115とがそ
れぞれ連通する一方、外部との水密が確保される。
【0078】なお、連結栓205はシリコンゴム製であ
り、オートクレーブ可能である。また、連結栓205の
連結部材273は、管路が上下面に連通しているので連
結栓205自体を洗浄する時、図示せぬブラシ等で洗浄
が容易にできるようになっている。さらに、連結栓20
5は蓋部272を本体部271に装着した状態で水密固
定されてもよい。又、図23及び図24に示すように連
結栓205には機種名や、オートクレーブが可能である
という旨等を表示するための表示部278,279,2
80が図示するように設けられている。
【0079】図17に示すように注入チューブ体206
は、洗浄液等の液体をコネクタ部149に開口した送気
口金150や吸引口金366から内視鏡1の先端側送気
管路114、コネクタ側送気管路115、先端側送水管
路116、コネクタ側送水管路117、加圧管路151
やコネクタ側吸引管路207、先端側吸引管路208、
鉗子挿通管路16a等に流体を注入するためのチューブ
体である。
【0080】この注入チューブ体206は、PSU等の
硬い樹脂製の本体281と、小径の管路を有したシリコ
ンゴム製等の送気・送水管路用チューブ282と、大径
の管路を有したシリコンゴム製等の吸引管路用チューブ
283とを有している。
【0081】前記本体281には小径の管路284が貫
通しており、一端には送気・送水管路用チューブ282
が接続可能な突出部285が設けられ、前記送気・送水
管路洗浄アダプタ30と同様、他端には注射器143等
を接続するためのルアー爪142とテーパ部154とを
形成した略円筒形状の第1円筒部286と、同様に大径
の管路287が貫通して一端に吸引管路用チューブ28
3が接続される突出部288が設けられ、他端に注射器
143等が接続できるルアー爪142とテーパ部154
とを形成した略円筒状の第2円筒部289と、前記第1
円筒部286と第2円筒部とをそれぞれ連結する連結部
290とで形成されている。そして、前記連結部290
には図25に示すように平面部291が形成されてお
り、この平面部291に機種名等の表示が可能になって
いる。
【0082】なお、突出部285と送気・送水管路用チ
ューブ282との接続は、送気・送水管路用チューブ2
82を突出部285の小径部292まで圧入した後、突
出部285を被覆した部分の送気・送水管路用チューブ
282の外周に熱収縮チューブ293を被覆する。この
とき、前記熱収縮チューブ293の外周にさらに図示し
ない密着巻きの金属製のコイルを押圧固定することによ
り固定強度が増大させることができる。
【0083】また、吸引管路用チューブ283を突出部
288に接続する際、前記送気・送水管路用チューブ2
82と同様に突出部の小径部312まで吸引管路用チュ
ーブ283を圧入し、この突出部288の吸引管路用チ
ューブ283の外周に熱収縮チューブ311を被覆す
る。このとき、前記熱収縮チューブ311の外周にさら
に図示しない密着巻きの金属製のコイルを押圧固定する
ことにより固定強度を増大させることができる。
【0084】このように、注入チューブ体を、送気・送
水管路用チューブ282を本体部101に、吸引管路用
チューブ283をコネクタ側吸引管路207に着脱自在
に接続し、円筒部286もしくは円筒部289側に選択
的に注射器等を着脱自在に接続することによって、内視
鏡の先端側送気管路114、コネクタ側送気管路11
5、先端側送水管路116、コネクタ側送水管路11
7、加圧管路151、もしくはコネクタ側吸引管路20
7、先端側吸引管路208、鉗子挿通管路16a等に選
択的に流体を注入することができる。なお、送気・送水
管路用チューブ282と吸引管路用チューブ283とは
洗浄液等を流す作業に支障がないような長さ、且つ送気
・送水管路用チューブ282は吸引管路用チューブ28
3よりも長く構成される。例えば送気・送水管路用チュ
ーブ282を約40cm、吸引管路用チューブ283を約
50cmに設定している。
【0085】また、ルアー爪142とテーパ部154と
を有しているので、注射器の先端部と同じ構造を有する
ものであれば、他の洗浄具、例えば後述する注入アダプ
タや排液アダプタを接続することが可能である。
【0086】さらに、ルアー爪142は、送気・送水管
路用と吸引管路用の両方とも同じ形状で前記図17のよ
うに同じ方向にひっかかり部が出ているので、注射器1
43や注入アダプタ295の着脱操作を全く同様に行う
ことができる。
【0087】なお、前記注入チューブ体206は、オー
トクレーブ可能な材質で構成されており、当然オートク
レーブ可能である。また、送気・送水管路用チューブ2
82及び吸引管路用チューブ283には識別用の表示、
例えば図示せぬタグ等をつけることで誤って組み付ける
ことを防止している。さらに、前記連結部290と蓋部
272とに透孔を設け、この連結部290と蓋部272
とを前記鎖263等で連結すると共に、全管路洗浄アダ
プタ201にも内視鏡に装着する旨等を表示したタグ等
をつけるようにしてもよい。
【0088】図26に示すように注入アダプタ295
は、注入チューブ体206の管路284もしくは管路2
87に選択的に着脱自在に接続できる注入アダプタであ
る。この注入アダプタ295は、本体296と、金属製
のフィルタ体297と、前記本体296と金属製のフィ
ルタ体297とを連結するシリコンゴム製のチューブ2
98とで構成されている。
【0089】前記本体296は、例えば前記注射器14
3の先端部294と同じ構造を有しおり、内部には管路
300を形成したPSU等の硬い樹脂製の接続部299
と、一端に接続部299が固定された貫通管路301
と、この貫通管路301から分岐する管路302を内部
に有するPSU等の硬い樹脂製の分岐管303と、チュ
ーブ298が接続され、且つ、分岐管303の分岐管路
に固定され内部に管路305を形成しているPSU等硬
い樹脂製の突出部304と、先端部294と分岐管30
3の間及び分岐管303と突出部304の間にそれぞれ
摺動可能に介在する直径がそれぞれ管路300と管路3
02より大径のステンレスなど錆びない金属製の球30
6とで構成されている。
【0090】前記分岐管303の貫通管路301の先端
部294の固定端近傍には端面側に向かって拡径するテ
ーパ部307と、図27に示すように管路302の突出
部304の固定端近傍に少なくとも1つの突出部308
が設けられている。そして、突出部304の管路305
の分岐管303の固定端近傍にも同様に、端面に向かっ
て拡径するテーパ部307と、図28に示すように先端
部294の管路300の分岐管303固定端近傍に少な
くとも1つの突出部304が設けられている。上述のよ
うに構成された本体296は、貫通管路301から管路
300に向かって洗浄液等の液体が流れようとする場
合、球306は突出部304に当接するので、この当接
部以外から洗浄液は貫通管路301から管路300に流
れていく。逆に、貫通管路300から管路301の向き
に洗浄液等が流れる場合、球306がテーパ部307に
当接するので、貫通管路301が閉鎖されて洗浄液が流
れない。
【0091】同様に、管路305から管路302の向き
に洗浄液等の液体が流れる場合、球306は突出部30
4に当接するので、この当接部以外から洗浄液は管路3
05から管路302に流れる。そして、管路302から
管路305の向きに洗浄液が流れる場合には、球306
がテーパ部307に当接するので、管路302が閉鎖さ
れて洗浄液が流れない。
【0092】また、本体296の貫通管路301の他端
には送気・送水管路洗浄アダプタや注入チューブ体20
6と同様にルアー爪142とテーパ部154とが設けら
れ、ここに注射器143が着脱自在に接続され、管路3
05側から洗浄液等の液体を注射器143から管路30
0側に流すことができるようになっている。
【0093】なお、図29に示すように本体296には
平面部308が一体的に設けられており、この平面部3
08に機種名等を表示することができるようになってい
る。そして、この平面部308に例えば、図30に示す
ように貫通孔309う設けることによって、保管時に貫
通孔309を利用して本体296を吊り下げたり、他の
洗浄具とひも等で連結することができる。
【0094】また、図31に示すように突出部304と
本体296との固定部分には少なくとも1つの回転止め
310を設けて固定力を増大させている。これは、先端
部294と本体296との固定部分についても同様であ
る。
【0095】さらに、突出部304とチューブ298と
の固定を、熱収縮チューブ313を用いて前記注入チュ
ーブ体206の送気・送水管路用チューブ282と突出
部285の接続と同様に行うと共に、他端部も同様にフ
ィルタ体297の突出部314に接続する。このとき、
チューブ298と突出部304もしくは突出部314と
の間に接着剤を塗布して固定することによって固定強度
がさらに向上する。
【0096】前記フィルタ体297は、内部に貫通した
管路315を有し、この管路315の途中に洗浄、消
毒、リンス液中の糸くずやゴミ等を取り除くための金属
製のフィルタ316を固定している。この金属製のフィ
ルター316は、繊維のメッシュでもよいし、フィルタ
体297に対して着脱可能に固定するようにしてもよ
い。
【0097】このフィルタ体297の端部には少なくと
も1つの切り欠き317が形成されている。このフィル
タ体297は、洗浄液等の液体を注射器143に吸引す
る場合、フィルタ体297が確実に液体中に沈められて
いなければならないので、フィルタ体297におもりと
しての機能を持たせるため金属製として液中に沈むよう
にしている。このフィルタ体297が液中に沈んだと
き、フィルタ体297の端面が洗浄液等が充填されてい
る容器パット等の壁に当接してしまった場合でも前記切
り欠き317を形成したことにより閉塞されることがな
いので洗浄液を確実に吸引することができるようになっ
ている。
【0098】また、注入アダプタ295は、当然オート
クレーブ可能な材質で構成されているため、オートクレ
ーブ可能である。なお、この注入アダプタ295は注入
チューブ体206や送気・送水管路洗浄アダプタに着脱
自在に接続可能であり、洗浄液等を流す作業に支障がな
い長さに設定してある。
【0099】なお、注入チューブ体206の送気・送水
管路用チューブ282や吸引管路用チューブ283は、
後述する排液アダプタ350,360を介して吸引器5
5にて吸引されて陰圧になっても、閉塞することなく略
円形断面を保つレベルの厚肉になっている方がよい。ま
た、吸引管路用チューブ283の途中で内径の細い送気
・送水管路用チューブ282レベルのチューブに接続
し、チューブ内残液量を少なくして、その分作業者の注
射器143の操作回数を少なくする工夫をすることも当
然可能である。さらに、注入チューブ体206の注射器
143を接続できるテーパ部154を1つにし、後述す
る図38の如くY字状アダプタ形状として送気・送水管
路用チューブ282、吸引管路用チューブ283の両方
に一度に注入できるようにしてもよい。しかし、このと
きには内視鏡1内の送気・送水管路と吸引管路に流れる
流体のバランスを考慮し、両方の管路に確実に流れるよ
うにオリフィス孔369を設けたり、送気・送水管路用
チューブ282、吸引管路用チューブ283の内径及び
長さを適正に定めるのが難しい。
【0100】図32に示すように排液アダプタ350
は、一端部が前記注射器143や注入アダプタ295の
先端部と同様なルアーロックオス型形状をしており、内
側には注射器テーパ部351を有し、その外周に前記ル
アー爪142にネジ緩合する2条のメスネジ部352が
形成されている。(前記図17参照) 他端部には内径が例えば、φ6mm程度のシリコン等軟性
材料からなる厚肉の吸引用チューブ353を水密的に装
着することのできるタケノコ形状のチューブ接続部35
4を有し、前記注射器テーパ部351とチューブ接続部
354との間に連通孔355を内部に形成した把持部3
56を有している。前記連通孔355は、前記注射器テ
ーパ部351からチューブ接続部354にかけて徐々に
内径を太くして汚れがつまりにくい形状になっている。
【0101】前記把持部356の途中には、市販フック
等にひっかけることが可能なまたは、他の洗浄具とひも
等で連結可能なフックひっかけ孔357を有している。
なお、この把持部356の長さは、作業者が把持して着
脱しやすい長さに設定されており、具体的には5cmない
し15cmの範囲に入っている。また、前記把持部356
には図35に示すように把持するとき滑り難くするため
に4面に平面部358を形成している。そして、このう
ちの2面に図33及び図34に示すような表示部359
を設けて、商品記号、製造国、製造会社又はオートクレ
ーブ等の滅菌が可能かどうかの情報等が表示されるよう
になっている。
【0102】前記排液アダプタ350は、オートクレー
ブ滅菌が可能で耐強度のある例えば、ガラス繊維10〜
30%混入ポリサルホン等のエンジニアリングプラスチ
ック製で、オートクレーブに対応していることを示す表
示色、例えば緑色等の樹脂成形品である。なお、この排
液アダプタ350はガス滅菌や消毒液耐性も有する。
【0103】図36及び図37を参照して排液アダプタ
の別の構成を説明する。
【0104】排液アダプター360は、ステンレス等の
耐食性金属製で、前記注射器テーパ部351とチューブ
接続部354と連通孔355とが一体で本体361を形
成し、メスネジ部352とフックひっかけ孔357用の
リング362を別体で本体361に組み立てた構成品で
ある。このリング362は、ステンレス等の金属線材を
リング状に加工したものであり、本体の挿通孔363に
着脱可能に緩挿してある。また、メスネジ部352と本
体361とを接着してもよいし、ネジ等の連結部材36
4で着脱可能に連結してもよい。着脱可能にしておくこ
とで3体のうち万一どれかがこわれても容易に交換が可
能である。
【0105】図38を参照して他の構成の排液アダプタ
を説明する。排液アダプタ365は、前記注入チューブ
体206と同様にコネクタ部149の送気口金150に
水密的に圧入する送気・送水管路用チューブ282とコ
ネクタ側吸引管路207の吸引口金366に水密的に圧
入する吸引管路用チューブ283とを具備しており、両
チューブ282,283を連結し、1つの管路に合流す
るY字状アダプタ367に水密的に嵌合固定されてい
る。前記Y字状アダプタ367の他端には、外面テーパ
状のチューブ接続部368を有し、前記図32と同様に
吸引用チューブ353が容易に水密的に着脱できるよう
になっている。前記Y字状アダプタ367のチューブ接
続部368の内部には、送気・送水管路用チューブ28
2と吸引管路用チューブ283の排液スピード等の排液
性能を補正するためのオリフィス孔369が設けられて
いる。
【0106】これら排液アダプタ350,360,36
5を使用することにより、前記送気管路、送水管路、吸
引管路内の残液の排出の他、側視内視鏡等で鉗子起上装
置を有する内視鏡の鉗子起上ワイヤー用ガイドチューブ
内や前方送水管路を有する内視鏡の中の残液の排出を行
なうことが可能であり、そのために内視鏡接続部形状に
適したものに変更することも可能である。
【0107】また、排液アダプタ365を使うことで複
数の管路内の残液を1度の吸引操作で排出することがで
き、作業者の煩わしい作業を削減することができる。ま
た、複数の管路は2本に限定されるものではなく、鉗子
起上ワイヤー用ガイドチューブや前方送水管路の手元側
口金にも連結できるように3本以上の複数のチューブを
1つに合流させるような構成にしてもよい。
【0108】ところで、管路内を洗浄する掃除用ブラシ
としては特公昭61−57777号公報にワイヤーに毛
状部材を挟持固定し先端で折り返すことで前方にもブラ
シ部を形成した細胞診ブラシが示されている。また、U
SP5,146,928号には側方を向いたブラシ部を
チューブ体で保護する一方、このブラシ部を前後にスラ
イド可能にしたものが示されている。しかし、ブラシ
は、ワイヤーに毛状部分を挟持固定して形成されてお
り、折り返しの分だけ太くなり、直径がφ1ないし1.
3mm位の細い送気、送水管路内に挿入することができな
くなるといった不具合生じる。また、ブラシを作る際、
1本ずつ作らなければならないので製造コストが高く、
使い捨てに適さなかった。このため、太径にすることな
く、安価に提供されるブラシが望まれていた。
【0109】例えば図39に示すような前向きブラシ3
71は、図41に示すように内視鏡1の先端側送気管路
114内に操作部2の送気・送水シリンダ31の先端側
送気パイプ110の開口部から挿入して、内視鏡1の先
端部6の送気・送水ノズル25内面の底部(天井部)3
90をブラッシングする時に使用する前方掃除用ブラシ
である。
【0110】図39及び図40に示す前向きブラシ37
0は、外径寸法が0.1〜0.3mmの細いナイロン,ポ
リイミド,羊毛等、軟らかく腰のある繊維からなる芯材
376を複数本束ね、この芯材376をテフロン等の薄
肉で腰があり滑り性の良好な被覆材377で多芯ケーブ
ル状に形成したものである。このように形成することに
より、多芯ケーブルを作るのと同じ要領で大量、且つ安
価に製造することができる。
【0111】この多芯ケーブル状に形成したものをブラ
シとして使用する場合にはまず、必要な長さにカットし
てから先端側の被覆材377を図示しないストリッパー
やニッパ等で剥いで必要長さ分の毛378を出す。そし
て、図41に示すようにブラシとして使用する。
【0112】このように、多芯ケーブル状のものを必要
に応じて切断し、被覆材を剥ぐことによって、ブラシの
毛先が前方を向いた前向きブラシを安価に提供すること
ができる。
【0113】また、ブラシの毛が減ってしまったり、汚
れてしまった時には被覆材を剥いで新たな毛先にするこ
とができるので、ユーザは常に新しい毛でブラッシング
できるというメリットを有する。
【0114】図42に示すように前向きブラシ371,
373を先端側送気パイプ110に挿入するとき、ブラ
シ挿入ガイド372があるとブラシを容易に所望の位置
に挿入できて便利である。また、図43に示すようにこ
のブラシ挿入ガイド372には先端側送気パイプ110
の開口より幅の広い横長孔379が形成されており、送
気・送水シリンダ31、ブラシ挿入ガイド372の装着
ガタを吸収することができるようになっている。さら
に、上方部には導入用の面取り部380が形成してあ
る。又、回転位置決め用(回転防止用)に吸引シリンダ
32内にも緩挿する軸381がある。また、手を離した
ときブラシ挿入ガイド372が両シリンダ106,20
2から外れてしまったり、ずれたりすることがないよう
に取付部382が2ケ所設けられており、両シリンダ1
06,202のナット102,213の小径部246,
247に圧入できるようになっている。
【0115】なお、ブラシ挿入ガイド372は、シリコ
ンゴム等のオートクレーブ可能なゴム一体成形品ででき
ている。また、指でブラシ挿入ガイド372の一部を押
さえながら操作部2を把持できる形状にすることによ
り、前記取付部382が必要無くなる。さらに、材質も
ポリサルホンやデルリン等の滑り性のよい合成樹脂成形
品にすることも可能でなる。
【0116】ところで、図44に示すように前向きブラ
シ371は、先端側送気管路114のパイプ383とチ
ューブ384のつなぎの段部385とにブラシの毛37
8の一部がひっかかって毛が変形したり、挿入不良を生
じる可能性があった。そこで、この対策案を図45ない
し図47に示した。
【0117】本前向きブラシ373は、前記前向きブラ
シ371と被覆材377の周囲に緩挿したテフロン等の
滑り性が良好な薄肉のブラシ保護用チューブ体374を
軸方向前後にスライド自在に挿入部全長に被せ、スライ
ドと固定ができるブラシの操作部375を具備した点が
異なっている。
【0118】すなわち、ブラシ保護用チューブ体374
の先端外面全周には面取り部386を有し、前記段部3
85にブラシの毛378がひっかかるのを防止してい
る。また、ブラシ保護用チューブ体374のスライド長
さを一定に規制すると共に、固定できる凸部387に対
して前後2ケ所の凹部388を前記ブラシの操作部37
5に設けている。図46A及び図47Aと図46B及び
図47Bに示すように、前向きブラシ373の被覆材3
77とブラシ保護用チューブ体374が軸方向に相対的
に進退可能である。なお、387は把持部である。
【0119】このため、前記図39に示した前向きブラ
シ371に対しブラシの毛378のひっかかりや損傷が
防げ、管路への挿入性が良好になるというメリットを有
する。しかし、ブラシ保護用チューブ体374の肉厚
分、被覆材377の外径を細くする必要がある。このた
め、ブラシの毛378の本数が少なくなる一方で、操作
部375が必要になって高価になるというデメリットが
ある。なお、段部385の有無や管路の内径によりブラ
シ371とブラシ373とを使い分けるのが得策であ
る。
【0120】なお、前向きブラシ371,373を先端
側送気管路114に挿入する例を説明したがこれに限定
する必要はなく、先端側送水管路116に挿入して図示
しない送気・送水管路分岐部内をブラッシングしてもよ
いし、図示しない超音波内視鏡のバルーン送水、吸引管
路端の先端にストレートに開口しておらず底部を有する
部分のブラッシング用に使ってもよい。
【0121】また、前向きブラシ371,373でブラ
ッシング後に前記送気・送水管路洗浄アダプタ30や注
入チューブ体206で清浄水を流すとより送気・送水ノ
ズルづまり等の故障が生じにくくなる。
【0122】本発明は、これらの実施例に限定されず、
各洗浄具による内視鏡の洗浄等の作業性が良好で且つ、
常に清潔な内視鏡で検査ができるようにするというため
にチューブの長さや太さ、硬さを設定してもよいし、バ
ラバラの洗浄具を一体のシンプルな形にしてもよく種々
変形実施可能である。
【0123】[付記] 1.挿入部,操作部及びコネクタ部を有し、前記挿入部
の先端部に形成されている開口と操作部またはコネクタ
部に形成されている開口とを連通する管路を有する内視
鏡と、この内視鏡の操作部またはコネクタ部に形成され
ている開口に接続可能な可撓性のチューブ体を備えた少
なくとも1つ以上の洗浄具とを備える内視鏡装置におい
て、前記内視鏡の操作部またはコネクタ部の開口に接続
される可撓性のチューブ体の全長を30cm以上に設定し
た内視鏡装置。
【0124】2.挿入部,操作部及びコネクタ部を有
し、前記挿入部の先端部に形成されている開口と操作部
またはコネクタ部に形成されている開口とを連通する管
路を有する内視鏡と、この内視鏡の操作部またはコネク
タ部に形成されている開口に接続可能な可撓性のチュー
ブ体を備えた少なくとも1つ以上の洗浄具とを備える内
視鏡装置において、前記洗浄具に備えられているチュー
ブ体の容積と、このチューブ体が接続されて連通する管
路の容積との和を洗浄具の容積より小さく設定した内
鏡装置。
【0125】3.前記洗浄具が注射器で、前記チューブ
体の少なくとも1つの端部が注射器テーパ部に水密的に
接続可能な付記1及び付記2記載の内視鏡装置。
【0126】4.前記チューブ体の少なくとも1つの端
部におもりを配設した付記1及び付記2記載の内視鏡装
置。
【0127】5.前記チューブ体の全長を30cm以上7
0cm以下の範囲に設定した付記1及び付記2記載の内視
鏡装置。
【0128】6.挿入部,操作部及びコネクタ部を有
し、前記挿入部とコネクタ部とに別々に独立して連通す
る2本の管路を有する内視鏡と、前記コネクタ部に設け
た第1の開口及び第2の開口にそれぞれ水密的に接続可
能な一端を有する2本の可撓性のチューブ体とを有する
洗浄具とを備える内視鏡装置において、前記チューブ体
の全長を30cm以上70cm以下の範囲に設定すると共
に、前記2本のチューブ体の端部の形状を同一形状にし
た内視鏡装置。このことにより、どのチューブ体を内視
鏡に接続しても管路内の洗浄を確実に行なえる。
【0129】7.前記2本のチューブ体の端部を近接さ
せて連結する付記6記載の内視鏡装置。
【0130】8.前記チューブ体の端部に連通する管路
が送気管路又は送水管路である付記1及び付記2記載の
内視鏡装置。
【0131】9.前記チューブ体の端部に接続される注
射器の容積が30ml以上50ml以下の範囲である付記2
記載の内視鏡装置。
【0132】10.長手軸に平行な複数本の細径の軟性
部材からなる芯材と、この芯材の外周を被覆する被覆材
とで形成される掃除用ブラシ。
【0133】11.芯材を被覆する被覆材の少なくとも
一端部を剥離してブラシ部が形成される付記10記載の
掃除用ブラシ。このことにより、前方掃除用ブラシを安
価に提供することができる。
【0134】12.挿入部内に少なくとも送気又は送水
管路を有する内視鏡と、前記内視鏡の先端部に設けられ
ているノズルの内面をブラッシングするための掃除用ブ
ラシとを備える内視鏡装置において、前記掃除用ブラシ
を長手軸と平行な複数本の細い軟性部材からなる芯材と
その外周の被覆材と一端の被覆材の少なくとも一部を剥
離したブラシ先端部とから構成したことを特徴とする内
視鏡装置。
【0135】13.前記芯材が繊維束である付記11及
び付記12記載の内視鏡装置。
【0136】14.前記被覆材を合成樹脂とした付記1
1及び付記12記載の内視鏡装置。
【0137】15.前記合成樹脂を滑り性の良好なフッ
素系樹脂とした付記14記載の内視鏡装置。
【0138】16.長手軸に平行なブラシの毛を有する
前方掃除用ブラシにおいて、掃除用ブラシ外周に長手軸
に沿ってチューブ体を緩挿すると共に、チューブ体とブ
ラシの毛が軸方向に相対的に進退可能に装着したことを
特徴とする前方掃除用ブラシ。
【0139】17.挿入部内に少なくとも送気又は送水
管路を有する内視鏡と、前記内視鏡の先端部に設けられ
ているノズルの内面をブラッシングするための掃除用ブ
ラシとからなる内視鏡装置において、前記掃除用ブラシ
を長手軸と平行なブラシの毛とブラシの毛の外周に長手
軸に沿ってチューブ体を緩挿すると共に、チューブ体と
ブラシの毛が軸方向に相対的に進退可能に装着して構成
した内視鏡装置。
【0140】18.前記チューブ体とブラシの毛の軸方
向への進退操作を掃除用ブラシの手元側からの操作で行
なう操作手段を設けた付記17記載の内視鏡装置。
【0141】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、洗
浄作業の際、作業者が負担のかからない姿勢で作業を行
なえ、洗浄具による注入操作回数を極力少なくして洗浄
作業性の良好な内視鏡装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図6は本発明の一実施例に係り、図
1は内視鏡の構成を示す説明図
【図2】送気・送水管路洗浄アダプタを用いて先端側送
気管路と先端側送水管路に洗浄水を注入する際の作用を
示す図
【図3】コネクタ側送気管路及びコネクタ側送水管路か
ら清浄水を注入する際の作用を示す図
【図4】吸引器の吸引用チューブで、送気・送水側の管
路内残液の排液を自動で行う際の作用を示す図
【図5】吸引洗浄アダプタの取付ゴム部を鉗子口部に装
着し吸引器の吸引用チューブを吸引口金に接続し全吸引
管路内の洗浄を行なう際の作用を示す図
【図6】チューブ体の長さを導くための図表
【図7】送気・送水管路洗浄アダプタの構成を示す断面
【図8】図7のA―A断面図
【図9】図7のB矢視図、
【図10】図7のC矢視図
【図11】図7のD矢視図
【図12】図10のE矢視図
【図13】送気・送水管路洗浄アダプタの他の構成を説
明する断面図
【図14】全管路洗浄アダプタを説明する断面図
【図15】図14のF―F断面図
【図16】連結栓の要部断面図
【図17】注入チューブ体の要部断面図
【図18】全管路洗浄アダプタの上面図
【図19】全管路洗浄アダプタの底面図
【図20】図14のG部詳細図
【図21】図14のH―H断面図
【図22】連結栓の展開時の要部断面図
【図23】連結栓の展開時の上面図
【図24】連結栓の展開時の下面図
【図25】図17のJ―J断面図
【図26】注入アダプタの要部断面図
【図27】図26のK―K断面図
【図28】図26のL―L断面図
【図29】注入アダプタの注射器接続側から見た側面
図、
【図30】図29のM矢視図
【図31】図26のN―N断面図
【図32】排液アダプタの断面図
【図33】図32のO矢視図
【図34】図32のP矢視図
【図35】図32のQ―Q断面図
【図36】排液アダプタの別の構成を示す図
【図37】図36のR―R断面図
【図38】排液アダプタの他の構成を示す図
【図39】内視鏡先端の送気・送水ノズル内面をブラッ
シングする前方掃除用ブラシの構成を示す側断面図
【図40】図39のS―S断面図
【図41】前向きブラシの実施形態を示す側断面図
【図42】前向きブラシをブラシ挿入ガイドを介して先
端側送気パイプ内に挿通している実施形態を示す側断面
【図43】図39の前向きブラシが管路のつなぎの段部
にひっかかっている状態を示す側断面図
【図44】前方掃除用ブラシの別の構成を示す図
【図45】図44と同じ管路のつなぎ部に挿通している
ところを示す側断面図
【図46】送気・送水ノズル内面をブラッシングする時
の前向きブラシの作用を示す図
【図47】図46の前向きブラシの操作部を示す側断面
図。
【符号の説明】
1…内視鏡 2…操作部 3…コネクタ部 5…挿入部 45…送気・送水管路用チューブ(チューブ体) 46…吸引管路用チューブ(チューブ体)
フロントページの続き (72)発明者 石黒 努 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中沢 雅明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 矢部 久雄 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 伊藤 秀雄 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中川西 聡 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−207963(JP,A) 実公 昭63−7207(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 - 1/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入部,操作部及びコネクタ部を有し、
    前記挿入部の先端部に形成されている開口と操作部また
    はコネクタ部に形成されている開口とを連通する管路を
    有する内視鏡と、この内視鏡の操作部またはコネクタ部
    に形成されている開口に接続可能な可撓性のチューブ体
    を備えた少なくとも1つ以上の洗浄具とを備える内視鏡
    装置において、 前記内視鏡の操作部またはコネクタ部の開口に接続され
    る可撓性のチューブ体の全長を30cm以上、70cm
    以下に設定したことを特徴とする内視鏡装置。
  2. 【請求項2】 挿入部,操作部及びコネクタ部を有し、
    前記挿入部の先端部に形成されている開口と操作部また
    はコネクタ部に形成されている開口とを連通する管路を
    有する内視鏡と、この内視鏡の操作部またはコネクタ部
    に形成されている開口に接続可能な可撓性のチューブ体
    を備えた少なくとも1つ以上の洗浄具とを備える内視鏡
    装置において、 前記洗浄具に備えられているチューブ体の容積と、この
    チューブ体が接続されて連通する管路の容積との和を洗
    浄具の容積より小さく設定したことを特徴とする内視鏡
    装置。
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