JP3075295B2 - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP3075295B2
JP3075295B2 JP03116977A JP11697791A JP3075295B2 JP 3075295 B2 JP3075295 B2 JP 3075295B2 JP 03116977 A JP03116977 A JP 03116977A JP 11697791 A JP11697791 A JP 11697791A JP 3075295 B2 JP3075295 B2 JP 3075295B2
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一郎 中村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は流体供給管路に補助的
に流体を供給する副流体供給管路が設けられた内視鏡に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、挿入部の先端に観察窓およびこ
の観察窓に洗浄水を吹き付けるノズルを設けるととも
に、挿入部の内部にこのノズルに連結された送水管路を
設け、この送水管路を通してノズル側に洗浄水を供給す
る構成の内視鏡が知られている。
【0003】ところで、上記構成のものにあってはノズ
ルから観察窓に吹き付けられる洗浄水の供給量が一定量
に制限されており、強力な送水を行なうことができない
問題がある。そこで、例えば特開昭63−35226号
公報に示されているように挿入部内の送水管路に連結さ
せた副流体供給管路を設け、この副流体供給管路から送
水管路に補助的に流体を供給することにより、通常の送
水量よりも多量に送水できるようにしたものが開発され
ている。この場合、内視鏡の操作部本体には送水管路の
接続状態を切換える管路切換え弁が配設されている。さ
らに、この操作部本体には手持ち用のグリップ部が連結
されており、このグリップ部に副流体供給管路の流体供
給口体が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成の内視鏡
では操作部本体に連結された手持ち用のグリップ部に副
流体供給管路の流体供給口体が設けられているので、操
作部本体側には管路切換え弁に連結された送水管路等の
管路が組み込まれ、グリップ部側にはこの流体供給口体
に連結された副流体供給管路が組み込まれている。その
ため、内視鏡の組み立て作業時には操作部本体側とグリ
ップ部側とを連結させる際に、操作部本体側の送水管路
等の管路とグリップ部側の副流体供給管路との間を連結
する面倒な作業を行なう必要があるので、操作部本体側
とグリップ部側とを連結させる作業が複雑なものとな
り、その作業性が悪い問題があった。
【0005】さらに、操作部内に組み込まれた各管路を
ブラシによってブラッシング洗浄する作業がしにくいの
で、操作部内に組み込まれた各管路の洗浄作業が面倒な
ものとなる問題もあった。
【0006】この発明は上記事情に着目してなされたも
ので、操作部本体側とグリップ部側とを連結させる作業
を容易化することができ、その作業性の向上および操作
部内に組み込まれた各管路の洗浄作業の作業性の向上を
図ることができるとともに、流体の供給の状況も把握し
易く、流体の供給が操作し易くなる内視鏡を提供するこ
とを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は操作部本体に
手持ち用のグリップ部が連結され、前記グリップ部内を
通して挿入部側に延設された流体供給管路の接続状態を
切換える管路切換え弁が前記操作部本体に配置されると
ともに、前記流体供給管路に連結され、前記流体供給管
路に補助的に流体を供給する副流体供給管路が設けられ
た内視鏡において、前記操作部本体であって前記管路切
換え弁より上方の位置に設けられ、前記副流体供給管路
へ流体を供給するための流体供給口体を具備したことを
特徴とする内視鏡である。
【0008】
【作用】上記の構成において、操作部本体の組み立て作
業時に管路切換え弁に連結された管路と副流体供給口体
に連結された副流体供給管路との連結作業を行なうこと
により、操作部本体側とグリップ部側とを連結させる作
業時には管路切換え弁に連結された管路と副流体供給口
体に連結された副流体供給管路との連結作業を省略し、
操作部本体側とグリップ部側との連結作業を容易化し、
その作業性の向上および操作部内に組み込まれた各管路
の洗浄作業の作業性の向上を図る。さらに、副流体供給
管路の流体供給口体を操作部本体であって管路切換え弁
より上方の位置に設けることにより、内視鏡を操作する
例えば術者の目の位置(視点)に近い位置に配置される
ため、流体の供給の状況も把握し易く、流体の供給が非
常に操作し易くなるようにしたものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は内視鏡1全体の概略構成を示すものであ
る。図1中で、2は内視鏡1の挿入部、3は操作部、4
はユニバーサルコードである。
【0010】このユニバーサルコード4の先端には図示
しない光源装置に接続されるコネクタ部9が設けられて
いる。そして、このコネクタ部9を光源装置に接続する
ことにより、この光源装置内の光源から内視鏡1内に配
設されたライトガイドの入射端面に照明光が供給され
る。このライトガイドはファイババンドルで構成されて
おり、光源装置から入射端面に供給された照明光を伝送
し、図2に示す挿入部2の先端構成部31の先端面に固
着された図示しない他方の出射端面から前方の被写体側
に照明光を出射するようになっている。
【0011】この先端構成部31の本体31aには送気
送水孔32、対物光学系取付け孔33、図示しない照明
光学系取付け孔および処置具挿通チャンネル18を兼ね
る上流側吸引管路17aに接続される吸引孔がそれぞれ
形成されている。そして、送気送水孔32の先端側には
送気送水ノズル7の基端部、後端側には連結管37の一
端がそれぞれ挿入された状態で固定されている。
【0012】また、先端構成部本体31aの外面には先
端カバー39が装着されている。この先端カバー39に
は先端構成部本体31aの送気送水孔32、対物光学系
取付け孔33、図示しない照明光学系取付け孔および吸
引孔に連通された開口部がそれぞれ形成されている。
【0013】さらに、先端構成部本体31aの対物光学
系取付け孔33に連通される先端カバー39の開口部に
は観察窓8が水密状態で取付けられている。そして、こ
の観察窓8の周囲にライトガイドの出射端面、上流側吸
引管路17aの開口部および噴射ノズル7がそれぞれ配
設されている。
【0014】また、先端カバー39に形成されている先
端構成部本体31aの送気送水孔32に連通する開口部
40には送気送水ノズル7を接着固定するための接着剤
41が充填されている。この送気送水ノズル7の先端側
の噴射口7aは観察窓8に向けて屈曲された状態で接着
剤41によって先端カバー39側に固定されている。こ
の場合、接着剤41は図3(A)に示すように先端カバ
ー39と送気送水ノズル7との接合部位間の隙間内に漏
れなく充填されており、先端カバー39と送気送水ノズ
ル7との隙間内に汚物、細菌等が溜まることを防止する
ようになっている。
【0015】なお、図3(B)に示すように先端カバー
39における送気送水ノズル7の両側の端縁部位と対応
する部位に接着剤の剥離防止用の溝部42,43を形成
し、この溝部42,43内に接着剤を充填させることに
より、接着剤の剥離を防止する構成にしてもよい。
【0016】さらに、対物光学系取付け孔33には観察
窓8の奥に対物レンズ系34が配設されている。そし
て、ライトガイドの出射端面からの照明光によって照明
された被写体は先端構成部31の観察窓8の奥に配設さ
れた対物レンズ系34によって、その焦点面に配設され
た固体撮像素子(SID)35に結像される。このSI
D35によって光電変換された光学像は電気信号にな
り、電気ケーブル36を経て、コネクタ部9の電気接点
へと導かれる。
【0017】また、挿入部2内には送水を行うための下
流側送水管路(流体供給管路)5a、送気を行うための
下流側送気管路6a、処置具挿通チャンネル18を兼ね
る吸引を行うための上流側吸引管路17aがそれぞれ設
けてある。
【0018】これらの下流側送水管路5a及び下流側送
気管路6aの先端側は挿入部3の先端部付近で合流して
一本の共通の送気送水管路38となり、この送気送水管
路38の先端が送気送水孔32の連結管37に連結され
ている。そして、この送気送水管路38を通して供給さ
れ、送気送水ノズル7を経て送気、あるいは送水された
気体あるいは(洗浄水等の)液体を観察窓8の外表面に
吹き付けることができるようにしてある。
【0019】また、上流側吸引管路17aの先端側は先
端構成部本体31aの吸引孔に連通されている。さら
に、この上流側吸引管路17aの基端部側は図8に示す
略Y字状の分岐通路72を備えた管路接続具71を介し
て処置具挿通チャンネル18を形成する鉗子導入口金7
0および吸引接続管路72の一端にそれぞれ連結されて
いる。この管路接続具71には第1、第2、第3の各管
路接続部71a、71b、71cがそれぞれ形成されて
いる。そして、第1の管路接続部71aには鉗子導入口
金70、第2の管路接続部71bには吸引接続管路7
2、第3の管路接続部71cには固定ナット73を介し
て上流側吸引管路17aがそれぞれ連結されている。
【0020】さらに、鉗子導入口金70の他端は操作部
3のグリップ部51に突設された処置具導入口体69に
連結されている。さらに、鉗子導入口金70の他端縁部
には鉗子栓取付け座が形成されている。そして、この鉗
子栓取付け座には弾性材料からなる鉗子栓19が着脱可
能に連結されている。この鉗子栓19には鉗子等の処置
具を挿通するスリットが形成されている。このスリット
は処置具挿通時以外の通常時には鉗子栓19の弾力によ
って閉塞状態で保持されている。
【0021】また、吸引接続管路72の他端部側および
下流側送水管路5a、下流側送気管路6aの後端側は操
作部3から延出されたユニバーサルコード4内に配設さ
れた下流側吸引管路17b、上流側送水管路5b、上流
側送気管路6b側に操作部本体3aに設けられた吸引切
換弁21および送気送水切換え弁(管路切換え弁)22
を介してそれぞれ連結されている。
【0022】さらに、ユニバーサルコード4の先端のコ
ネクタ部9には送気口金10、送気送水口金11および
吸引口金12がそれぞれ突設されている。この場合、送
気送水口金11には送水口13と送気口14とが設けら
れており、それぞれ上流側送水管路5b、上流側送気管
路6bに接続されている。そして、送気送水口金11に
は図示しない送水タンク側の連結管が連結される。な
お、上流側送気管路6bの後端側は分岐され、送気口金
10にも接続されている。
【0023】また、下流側吸引管路17bの後端は吸引
口金12に接続されている。この吸引口金12には図示
しない吸引ポンプ、吸引ビンに連通する吸引チューブが
接続されている。
【0024】そして、コネクタ部9を光源装置に接続す
ることにより、コネクタ部9から突設された細管状の送
気口金10は光源装置内の図示しない送気ポンプと接続
され、この送気ポンプから供給される空気をこの送気口
金10を経て上流側送気管路6b側又は送気送水口金1
1の送気口14側へと導くようになっている。
【0025】また、送気送水口金11には連結管を介し
て送水タンクが接続されるようになっている。この接続
具には送気送水口金11の送水口13に接続される送水
チューブと送気口14に接続される送気チューブとが設
けられている。この場合、送水チューブの下端部は送水
タンクの内底部近傍部位まで延出されており、送水タン
ク内の洗浄水中に浸漬されている。さらに、送気チュー
ブの下端部は送水タンク内の上部に固定されている。そ
して、送気送水口金11が連結管に接続され、送気チュ
ーブを経て送水タンク内に空気が供給されることによ
り、送水タンク内の空気が加圧されるようになってい
る。
【0026】また、操作部本体3aの吸引切換え弁21
には操作部本体3a内に形成された休引シオンダが設け
られている。この吸引シリンダの開口端縁部には図5に
示すようにシリンダ口金21aが突設されている。この
シリンダ口金21aには吸引ボタンユニット23が取り
外し可能に装着されている。
【0027】この吸引ボタンユニット23には操作部本
体3aの吸引シリンダ内に摺動自在に装着された吸引ピ
ストン、このピストンの頭部に形成された吸引ボタン、
吸引ボタン取付けゴム、リターンスプリング等の構成部
品が設けられている。そして、この吸引切換え弁21の
吸引ボタンを操作することによって、吸引の切換を行な
うことができるようになっている。
【0028】また、送気送水切換え弁22には操作部本
体3a内に形成された送気送水シリンダが設けられてい
る。この送気送水シリンダの開口端縁部にはシリンダ口
金22aが突設されている。このシリンダ口金22aに
は送気送水ボタンユニット24が取り外し可能に装着さ
れている。
【0029】この送気送水ボタンユニット24には操作
部本体3aの送気送水シリンダ内に摺動自在に装着され
た送気送水ピストン、このピストンの頭部に形成された
送気送水ボタン、送気送水ボタン取付けゴム、リターン
スプリング等の構成部品が設けられている。そして、こ
の送気送水切換え弁22の送気送水ボタンを操作するこ
とによって、送気及び送水動作を切換えられるようにし
てある。
【0030】また、操作部本体3aには吸引切換え弁2
1および送気送水切換え弁22に並べて下流側送水管路
5aに補助的に流体を供給する副送水口26を形成する
円筒状の副送水口金(流体供給口体)27が設けられて
いる。
【0031】この副送水口金27の一端側には図10
(A)に示すように操作部本体3aの外部側に突出され
た突出部が設けられており、この突出部の外周面に副送
水口栓取付け溝27aが形成されている。さらに、この
副送水口金27の他端側の外周面には雄ねじ状のねじ部
27bが形成されている。
【0032】この副送水口金27のねじ部27bには円
筒状の副送水口体固定具81の一端側内周面に形成され
た雌ねじ状のねじ部81aが螺着されている。さらに、
この副送水口金固定具81の他端側には接続管81bの
一端が固定されている。この接続管81bの他端には副
送水管路(副流体供給管路)25の一端部が連結されて
いる。この副送水管路25の他端部は下流側送水管路5
aに連結されている。この副送水管路25と下流側送水
管路5aとの連結部には図11に示すように略Y字状の
管路連結具101 が介設されている。この管路連結具101
には第1、第2、第3の各連結端部101a、101b、101cが
それぞれ形成されている。
【0033】また、下流側送水管路5aは中途部で2分
割されている。そして、管路連結具101 の第1の連結端
部101aには下流側送水管路5aの一方の管路構成部5a
1 、第2の連結端部101bには下流側送水管路5aの他方
の管路構成部5a2 、第3の連結端部101cには副送水管
路25の他端部がそれぞれ連結されている。
【0034】さらに、副送水口金27の副送水口栓取付
け溝27aには例えばゴム等の弾性材料によって形成さ
れた副送水口栓82が嵌着されている。この副送水口栓
82には略円筒状の本体82aの内周面に内方向に突設
されたリング状の仕切り部83が形成されている。この
仕切り部83の中心部位にはシール穴83aが形成され
ている。そして、副送水口栓本体82aの仕切り部83
の下側部分に副送水口金27の副送水口栓取付け溝27
aに係脱可能に係合される第1の係合部84が形成され
ている。
【0035】また、副送水口栓本体82aの外周面には
連結アーム部86を介して栓体87が連結されている。
この栓体87は副送水口栓本体82aの仕切り部83の
上側部分に形成される凹陥状の嵌合凹部85に嵌着され
ている。さらに、この栓体87には図10(B)に示す
スリット88が形成されている。このスリット88は外
部の副送水チューブ91に連結された副送水チューブ口
金92が挿入されない状態では栓体87自体の弾力によ
って図10(A)に示すように閉塞状態でシールされて
おり、副送水管路25からの圧力に耐えるようになって
いる。そして、このスリット88内に副送水チューブ9
1の副送水チューブ口金92が挿入される動作にともな
い図10(C)に示すように弾性変形して開放されるよ
うになっている。
【0036】なお、副送水チューブ口金92の外周面に
は円環状の把持用ゴムリング93が嵌着されている。ま
た、副送水口金27の副送水口26の内周面には外側に
向かうにしたがって徐々に内径寸法が大きくなるテーパ
面27cが形成されている。この場合、副送水チューブ
91の副送水チューブ口金92の先端部外周面にはこの
テーパ面27cと対応する形状のテーパ面が形成されて
いる。そして、スリット88内に副送水チューブ91の
副送水チューブ口金92が挿入された場合には副送水チ
ューブ口金92のテーパ面と副送水口金27の副送水口
26のテーパ面27cとの接合面、および副送水チュー
ブ口金92の外周面と仕切り部83のシール穴83a、
スリット88との接合面によって水密状態を保持するよ
うになっている。
【0037】一方、操作部3の操作部本体3aには図4
に示すように吸引切換弁21、送気送水切換え弁22、
副送水口金27および接眼部52等が取り付けられた外
装ケース本体53、ユニバーサルコード4が取り付けら
れた操作部蓋体54および挿入部2側に配設された手持
ち用のグリップ部51がそれぞれ設けられている。
【0038】外装ケース本体53には図5に示すように
グリップ部取付け口53aが形成されている。このグリ
ップ部取付け口53aの口縁部には円環状のグリップ部
連結部53bが突設されている。そして、このグリップ
部連結部53bとグリップ部51の開口端部との接合部
にはOリング等のシール部材55が装着されてシールさ
れている。
【0039】また、外装ケース本体53の内面側には図
6に示すように略L字状の固定板56が配設されてい
る。この固定板56は外装ケース本体53の外面側に配
設された接眼部取付け座57との間に外装ケース本体5
3の壁部を挟み込む状態で固定ねじ58aとナット58
bとによって固定されている。この場合、ナット58b
の下には絶縁部材58cが挿入されており、外装ケース
本体53の内外間を電気的に絶縁するようになってい
る。
【0040】さらに、固定板56には取付け基板59の
一端部が固定ねじ60によってねじ止め固定されてい
る。この取付け基板59の他端部は図7に示すように外
装ケース本体53のグリップ部取付け口53aの外側
(グリップ部51内)に突出されている。そして、この
外装ケース本体53の突出端部はグリップ部51内に配
設されたフレーム61の基端部にねじ固定されている。
【0041】また、このフレーム61の先端部は図8に
示すように連結リング62を介して連結部本体64に固
定ねじ63によってねじ止め固定されている。これによ
り、外装ケース本体53には取付け基板59を介して連
結部本体64が一体的に組み付け固定される。そして、
この組み付け固定部品にグリップ部51を被せ、このグ
リップ部51の開口端部を外装ケース本体53のグリッ
プ部取付け口53aのグリップ部連結部53bまで挿入
させた状態で締め付けねじによって締め付けることによ
り、グリップ部51が外装ケース本体53に固定され
る。
【0042】なお、グリップ部51の先端側の挿入部2
の折れ止め部68との連結部には固定環65が配設され
ている。この固定環65の外周面側には連結部本体64
が挿入状態で固定されるとともに、この固定環65の内
周面側には挿入管体66が挿入状態で固定されている。
【0043】さらに、外装ケース本体53には図9
(A)に示すように操作部蓋体取付け口53bが形成さ
れている。この場合、取付け基板59上には操作部蓋体
54の固定金具74が固定ねじ75によってねじ止め固
定されている。この固定金具74には操作部蓋体取付け
口53bから外装ケース本体53の外部側に延出された
操作部蓋体54の固定部74aが設けられている。
【0044】また、ユニバーサルコード4には保護管7
6が一体に設けられている。そして、図9(B)に示す
ようにこの保護管76が固定金具74の固定部74aに
固定ねじ77によってねじ止め固定されている。
【0045】さらに、操作部蓋体54には保護管76が
挿入される第1の開口部54aと固定金具74の固定部
74aが挿入される第2の開口部54bとが設けられて
いる。また、保護管76の外周面には雄ねじ状の連結用
ねじ部76aが形成されている。この連結用ねじ部76
aにはユニバーサルコード4の折れ止め部79の基端部
側に配設された連結リング78の内周面に形成された雌
ねじ状のねじ部78aが螺着されている。この連結リン
グ78の操作部本体3a側の端部には操作部蓋体54に
係合される係合部が形成されており、この連結リング7
8の締め付け操作にともない操作部蓋体54を外装ケー
ス本体53側に固定するようにしている。
【0046】なお、操作部蓋体54における第1の開口
部54aの周縁部位と連結リング78との接合面はOリ
ング81、外装ケース本体53における操作部蓋体取付
け口53bの周縁部位と操作部蓋体54における第2の
開口部54bの周縁部位との接合面はOリング82、連
結リング78と保護管76との接合面はOリング83が
それぞれ装着され、これらの各接合面間が水密にシール
されている。
【0047】また、処置具挿通チャンネル18を兼ねる
上流側吸引管路17aは図12(A)に示す構成になっ
ている。すなわち、上流側吸引管路17aのチューブ本
体111 は例えばテフロン等の比較的硬質な合成樹脂材料
によって形成されている。このチューブ本体111 の外周
面には図12(A)に示すように略螺旋状の溝111aが形
成されている。この螺旋溝111aの内部には例えばステン
レス等の金属コイル112 が装着されている。
【0048】さらに、金属コイル112 の装着後、チュー
ブ本体111の外周面には軟質接着剤113 が塗布され、こ
の軟質接着剤113 が硬化する前に成形済みのシリコンチ
ューブ114 を被せ、このシリコンチューブ114 の外径寸
法が最小な状態になるようにしごいてから軟質接着剤11
3 が硬化されるようになっている。
【0049】そこで、上記構成のものにあっては副送水
管路25の副送水口金27を操作部本体3a側に配設し
たので、操作部本体3aの組み立て作業時には送気送水
切換え弁22に連結された下流側送水管路5aの管路構
成部5a2 と管路連結具101の第2の連結端部101bとの
連結作業、および副送水口金27に連結された副送水管
路25と管路連結具101 の第3の連結端部101cとの連結
作業を行なうことができる。そのため、操作部本体3a
側とグリップ部51側とを連結させる作業時には管路連
結具101 の第1の連結端部101aと下流側送水管路5aの
一方の管路構成部5a1 との接続作業のみを行なうだけ
でよいので、従来のように送気送水切換え弁22に連結
された下流側送水管路5aと副送水口金27に連結され
た副送水管路25との間を連結する複雑な管路連結作業
を省略することができる。したがって、操作部本体3a
側とグリップ部51側との連結作業を容易化することが
できるので、操作部本体3a側とグリップ部51側との
連結作業の作業性の向上を図ることができる。
【0050】また、操作部本体3a内の管路構成を従来
に比べて単純化することができるので、操作部3内に組
み込まれた各管路をブラシによってブラッシング洗浄す
る作業を容易化することができる。
【0051】さらに、副送水口金27の副送水口栓取付
け溝27aに装着された副送水口栓82を取外すことに
より、副送水口金27から副送水管路25内に洗浄ブラ
シを挿入することができるので、副送水管路25内の洗
浄作業の作業性の向上を図ることができる。
【0052】また、副送水口栓82を使い捨てにし、内
視鏡検査時には常に新しい滅菌済みの副送水口栓82を
使用することにより、感染のおそれをなくし、衛生面の
向上を図ることもできる。
【0053】さらに、処置具挿通チャンネル18を兼ね
る上流側吸引管路17aのチューブ本体111 を例えばテ
フロン等の比較的硬質な合成樹脂材料によって形成した
ので、処置具挿通チャンネル18の内周面の滑り性、耐
削れ性、平滑性を確保することができる。また、チュー
ブ本体111 の外周面にシリコンチューブ114 を接着した
ので、上流側吸引管路17aの外周面の滑り性の向上を
図ることもできる。
【0054】また、図13(A)は内視鏡1の使用時に
対物光学系の観察窓8の曇りを防止するレンズクリーナ
ユニットを示すものである。このレンズクリーナユニッ
トには例えば合成樹脂フィルムによって形成された滅菌
パック121 内に図13(B)に示すように綿棒122 の綿
部123 に界面活性剤を含有する洗浄液を含浸させたレン
ズクリーナ本体124 が収容されている。
【0055】したがって、上記構成のレンズクリーナ本
体124 を1回使用する毎に使い捨て、観察窓8の洗浄作
業時には滅菌パック121 内から常に新しいレンズクリー
ナ本体124 を取り出して使用することができるので、保
存中にレンズクリーナ本体124 が雑菌によって汚染され
ることを確実に防止することができる。さらに、1回使
用されたレンズクリーナ本体124 を再使用することを防
止することにより、レンズクリーナ本体124 自体が汚染
され、次の内視鏡1の観察窓8の洗浄作業時にこの内視
鏡1が感染することを確実に防止することができる。
【0056】また、図14(A)はレンズクリーナ本体
を形成する界面活性剤を含有する化粧石鹸133 を錠剤状
に形成し、滅菌後、PTP(press through pack)13
2 で包んだレンズクリーナユニット131 を設けたもので
ある。このPTP132 には化粧石鹸133 を収容する収容
部132aが形成されている。そして、このレンズクリーナ
ユニット131 の使用時には図14(B)に示すようにこ
のPTP132 の収容部132aを手指等で押圧して裏面側を
破断し、内部の化粧石鹸133 を取り出すようになってい
る。したがって、この場合も図13と同様の効果を得る
ことができる。
【0057】なお、この発明は上記各実施例に限定され
るものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変形実施できることは勿論である。
【0058】
【発明の効果】この発明によれば副流体供給管路の流体
供給口体を操作部本体側に配設したので、操作部本体側
とグリップ部側とを連結させる作業を容易化することが
でき、その作業性の向上および操作部内に組み込まれた
各管路の洗浄作業の作業性の向上を図ることができる。
さらに、副流体供給管路の流体供給口体を操作部本体で
あって管路切換え弁より上方の位置に設けたので、内視
鏡を操作する例えば術者の目の位置(視点)に近い位置
に配置されるため、流体の供給の状況も把握し易く、流
体の供給が非常に操作し易くなる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例の内視鏡の内部管路の配
設状態を示す概略構成図。
【図2】 内視鏡の先端構成部を示す要部の縦断面図。
【図3】 送気送水ノズルの固定状態を示すもので、
(A)は送気送水ノズルの噴出口部を先端カバーに接着
して固定した状態を示す要部の縦断面図、(B)は先端
カバーに形成された溝部内の接着剤によって送気送水ノ
ズルの噴射口部を先端カバーに接着して固定した状態を
示す要部の縦断面図。
【図4】 操作部の外観を示す斜視図。
【図5】 操作部本体に装着された吸引切換え弁、送気
送水切換え弁および副送水口金の取付け状態を示す横断
面図。
【図6】 取付け基板の固定状態を示す要部の縦断面
図。
【図7】 操作部本体とグリップ部との連結状態を示す
横断面図。
【図8】 鉗子導入口金と吸引接続管路との連結部を示
す要部の縦断面図。
【図9】 外装ケース本体と操作部蓋体との連結状態を
示すもので、(A)は要部の縦断面図、(B)は固定金
具と保護管との固定状態を示す要部の横断面図。
【図10】 副送水口栓の取付け状態を示すもので、
(A)は副送水口栓に副送水チューブが連結されていな
い状態を示す要部の縦断面図、(B)は副送水口栓のス
リットを示す平面図、(C)は副送水口栓に副送水チュ
ーブが連結された状態を示す要部の縦断面図。
【図11】 送水管路と副送水管路との連結部を示す要
部の縦断面図。
【図12】 処置具挿通チャンネルを示すもので、
(A)は縦断面図、(B)は同図(A)のK部分を拡大
した要部の縦断面図。
【図13】 第1のレンズクリーナを示すもので、
(A)は滅菌パック内にレンズクリーナ本体を収容させ
たレンズクリーナユニットを示す斜視図、(B)は滅菌
パックからレンズクリーナ本体を取出した状態を示す斜
視図。
【図14】 第2のレンズクリーナを示すもので、
(A)はPTP内にレンズクリーナ本体を収容させたレ
ンズクリーナユニットを示す斜視図、(B)はPTPか
らレンズクリーナ本体を取出した状態を示す斜視図。
【符号の説明】
2…挿入部,3a…操作部本体,5a…下流側送水管路
(流体供給管路),22…送気送水切換え弁(管路切換
え弁),25…副送水管路(副流体供給管路),26…
副送水口,27…副送水口金(流体供給口体),51…
グリップ部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯田 善洋 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中村 一郎 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 鈴木 明 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 大明 義直 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 幸田 好司 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−35226(JP,A) 特開 昭58−175542(JP,A) 特開 昭57−209035(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 - 1/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作部本体に手持ち用のグリップ部が連
    結され、前記グリップ部内を通して挿入部側に延設され
    た流体供給管路の接続状態を切換える管路切換え弁が
    記操作部本体に配置されるとともに、前記流体供給管路
    に連結され、前記流体供給管路に補助的に流体を供給す
    る副流体供給管路が設けられた内視鏡において、前記操
    作部本体であって前記管路切換え弁より上方の位置に設
    けられ、前記副流体供給管路へ流体を供給するための流
    体供給口体を具備したことを特徴とする内視鏡。
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JPS6335226A (ja) * 1986-07-30 1988-02-15 オリンパス光学工業株式会社 内視鏡

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