JPH07263397A - 超音波洗浄方法 - Google Patents

超音波洗浄方法

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JPH07263397A
JPH07263397A JP5540994A JP5540994A JPH07263397A JP H07263397 A JPH07263397 A JP H07263397A JP 5540994 A JP5540994 A JP 5540994A JP 5540994 A JP5540994 A JP 5540994A JP H07263397 A JPH07263397 A JP H07263397A
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JP
Japan
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cleaning
ultrasonic
cleaned
cleaning method
ultrasonic waves
Prior art date
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Pending
Application number
JP5540994A
Other languages
English (en)
Inventor
Megumi Hamano
恵 浜野
Yoshiharu Takizawa
芳治 滝沢
Masahiro Watanabe
正博 渡辺
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、超音波を利用した洗浄方法に係り、
その目的は、平面基板の洗浄に際して高い洗浄効果を安
定して得ることのできる超音波洗浄方法を提供すること
にある。 【構成】被洗浄物の洗浄面を超音波振動の進行方向に対
して傾斜させて位置させ、被洗浄物の洗浄面が超音波の
進行方向に対して影になること無く、常に安定して超音
波が被洗浄物の洗浄面照射されることにより達成され
る。 【効果】本発明によれば、被洗浄物の洗浄面は常に超音
波の進行方向を向いており、影になることが無いので、
常に安定して被洗浄面に超音波が照射されることによ
り、高い洗浄効果を安定して得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波を利用した洗浄
方法に係り、特に、平面基板の洗浄に際して高い洗浄効
果を安定して得ることのできる超音波洗浄方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】被洗浄物を洗浄液中に浸漬して、これに
超音波を照射して洗浄する装置としては、例えば、特開
平2−90525号公報に記載のように、上部を開放型
にした洗浄槽の底部に超音波振動子を取付け、被洗浄物
の洗浄表面を該超音波振動子に垂直の方向に洗浄槽内に
浸漬して、洗浄する方法があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術で
は、被洗浄物の洗浄面と超音波振動の進行方向との位置
関係については考慮されていなかった。
【0004】ここで、洗浄に使用される超音波のうち、
発振周波数が400kHz以上の超音波は直進性が強く、
振動子から発振された超音波は振動子表面に対し垂直の
方向に直線的に進行する。従って、この超音波の進行方
向範囲内に存在する物質に対しては超音波による洗浄効
果が生じるが、超音波の進行方向範囲外では洗浄効果は
著しく低下する。さらに、超音波の進行方向に対して影
になる部分には超音波が廻り込まないため、超音波の進
行方向に対して影になる部分の洗浄効果が著しく劣化す
るという問題もあった。特に平面基板の洗浄において
は、洗浄液中に被洗浄物である平面基板を浸漬する際
に、平面基板の被洗浄面が超音波の進行方向に対して影
になる方向に傾斜した場合、所望する洗浄効果が得られ
なくなるという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、超音波振動
子の発振面もしくは超音波の進行方向に対してあらかじ
め被洗浄物の洗浄面を傾斜させて位置させることによ
り、あるいは超音波振動子の発振面もしくは超音波の進
行方向をあらかじめ被洗浄物の洗浄面に対して傾斜させ
て位置させることにより、被洗浄面が超音波の進行方向
に対して影になることを防止し、常に被洗浄面に超音波
が照射されるようにすることにより、安定して高い超音
波洗浄効果が得られるようにする。
【0006】
【作用】上記した手段によれば、被洗浄物の洗浄面は常
に超音波の進行方向側を向いており、被洗浄面に超音波
が照射されることにより、常に安定した洗浄効果を得る
ことができる。
【0007】
【実施例】図1は本発明である超音波洗浄方法の一実施
例を示すための超音波洗浄装置の概略断面図である。
【0008】洗浄槽1の底部には水平方向に対し角度θ
だけ傾斜させて超音波振動子2が設けられている。洗浄
槽1の側面底部より洗浄槽内に洗浄液3が供給され、洗
浄液3は洗浄槽1内を上昇し洗浄槽1の側壁上部よりオ
ーバフローする。この時振動子2から発振された超音波
は振動子2の表面に対して直角方向に直線的に、すなわ
ち垂直方向に対して角度θだけ傾斜して進行する。図1
において、超音波の進行方向4を点線で示す。ここで平
面基板5を垂直方向に洗浄液3の中に浸漬し洗浄すれ
ば、超音波は角度θだけ傾斜して平面基板5の被洗浄面
6に照射されることになる。この時、複数枚の平面基板
を洗浄液3中に浸漬するならば、平面基板が互いの平面
基板の影にならないよう基板の間隔をとることが必要で
ある。たとえば、150mm角で厚さ2mmの平面基板を洗
浄する場合、超音波発振子の傾斜角を5度とすれば、基
板が互いの基板の影にならないためには基板の間隔を1
5mm程度とることが必要である。超音波発振子の傾斜角
度が大きくなれば垂直方向に対する超音波の進行方向の
傾斜も大きくなるため基板同士の間隔をより大きくとる
必要がある。たとえば、超音波発振子の傾斜角が10度
になれば基板の間隔を25mm程度とることが必要であ
る。
【0009】超音波発振子の傾斜角は大きいほど基板表
面への超音波の照射には有利であるが、基板間隔を広く
とらなければならないため、洗浄槽の大型化などの問題
がある。実用上有効な傾斜角度は1度から15度程度で
ある。洗浄槽の大きさに十分余裕がある場合もしくは基
板を1枚ずつ洗浄する場合には傾斜角度をこれより大き
くとっても実用上何ら問題は無い。
【0010】また、平面基板5は超音波の照射範囲内に
位置することが必要である。超音波は振動子表面に対し
て直角方向に直線的に進行するため、振動子の端から直
角に立ち上がった範囲内に被洗浄面6を位置させること
が必要である。
【0011】図2は本発明である超音波洗浄方法のもう
一つの実施例を示すための超音波洗浄装置の概略断面図
である。
【0012】洗浄槽1の底部には超音波振動子2が設け
られている。洗浄槽1の側面底部より洗浄槽内に洗浄液
3が供給され、洗浄液3は洗浄槽1内を上昇し洗浄槽1
の側壁上部よりオーバフローする。ここで、洗浄槽1に
被洗浄物である平面基板5を浸漬する際に、平面基板5
の被洗浄面6を超音波振動子2側に角度θだけ傾斜させ
る。超音波振動子2から発振された超音波は超音波振動
子2に垂直方向に進行するので、結果として平面基板5
の被洗浄面6にθだけ傾斜して照射され、これを洗浄す
る。この時も複数枚の平面基板を洗浄液3中に浸漬する
ならば、平面基板が互いの平面基板の影にならないよう
基板の間隔をとることが必要である。たとえば、100
mm角で厚さ1mmの平面基板を洗浄する場合、平面基板の
傾斜角を5度とすれば、基板が互いの基板の影にならな
いためには基板の間隔を10mm程度とることが必要であ
る。
【0013】また、角度θだけ傾斜させた平面基板5の
被洗浄面6は超音波の進行範囲内に位置させることが必
要である。
【0014】図2に示す洗浄装置を用い、100mm角で
厚さ1mmの平面ガラス基板2枚ずつを洗浄したときの洗
浄結果を以下に示す。
【0015】超音波発振周波数は500kHz、洗浄時間
3分間、基板間隔20mmである。
【0016】<洗浄条件1>平面基板の傾斜角度0度
(被洗浄面が超音波発振子に垂直) <洗浄条件2>平面基板の傾斜角度4度(被洗浄面が超
音波発振子側を向くように傾斜) 被洗浄物である平面ガラス基板4枚の表面には、あらか
じめ同数程度のSi粒子を付着させておく。洗浄前のS
i粒子の付着数と洗浄後のSi粒子の付着数から次式に
よってSi粒子の除去率を求め、洗浄効果を比較した。
【0017】除去率(%)=100×(洗浄前の付着数−
洗浄後の付着数)/洗浄前の付着数 表1 洗浄効果の比較結果 傾斜角度 洗浄前付着数 洗浄後付着数 除去率 0度 717 231 68 813 171 79 4度 798 74 91 670 69 90 表1より、傾斜角度をつけない方法で洗浄した場合に
は、Si粒子の除去率は68から79%とばらつきがお
おきい。一方、傾斜角度を4度付けて洗浄した場合には
除去率は90から91%とほぼ一定になっており、安定
した洗浄効果が得られていることがわかる。更に、傾斜
角度を4度付けて洗浄した方が傾斜角度をつけない方法
で洗浄した場合よりも10%以上も高い除去率を示して
おり、本発明に基づいた洗浄装置をもちいれば、安定し
てかつ高い洗浄効果を得られることがわかる。
【0018】図3は、本発明である超音波洗浄方法に基
づいて、平面基板の両面を洗浄するための洗浄装置の概
略断面図、図4は図3の概略平面図である。
【0019】図3及び図4から、洗浄槽1の側面には互
い違いの状態で超音波振動子2および2’が設置されて
いる。洗浄液3は平面基板5の進行方向上流側から供給
される。被洗浄物である平面基板5は洗浄槽1内を一方
向から他方向へと順次移動する。この時平面基板5は超
音波振動子2の垂直方向に対して角度θだけ傾斜して位
置している。超音波振動子2および2’から発振された
超音波は超音波振動子2および2’に対して垂直に進行
し、平面基板5の両面に各々照射されこれを洗浄する。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、被洗浄物の洗浄面は常
に超音波の進行方向を向いており、影になることが無い
ので、常に安定して被洗浄面に超音波が照射されること
により、高い洗浄効果を安定して得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明である超音波洗浄方法の一実施例を示す
ための超音波洗浄装置の概略断面図である。
【図2】本発明である超音波洗浄方法のもう一つの実施
例を示すための超音波洗浄装置の概略断面図である。
【図3】本発明である超音波洗浄方法に基づいて、平面
基板の両面を洗浄するための洗浄装置の概略断面図であ
る。
【図4】図3の概略平面図である。
【符号の説明】 1…洗浄槽、2…超音波振動子、3…洗浄液、4…超音
波の進行方向、5…平面基板、6…被洗浄面。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗浄液中に被洗浄物を浸漬し、該被洗浄物
    に超音波を照射して洗浄する洗浄方法において、該被洗
    浄物の洗浄面を超音波振動の進行方向に対して傾斜させ
    て位置させることを特徴とする超音波洗浄方法。
  2. 【請求項2】洗浄液中に被洗浄物を浸漬し、該被洗浄物
    に超音波を照射して洗浄する洗浄方法において、被洗浄
    物の洗浄面を超音波振動子の発振面に対して傾斜させて
    位置させることを特徴とする超音波洗浄方法。
  3. 【請求項3】超音波の発信周波数が400kHz以上であ
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の超音波洗浄方
    法。
  4. 【請求項4】被洗浄物の洗浄面と超音波の進行方向とが
    なす角度が1度以上15度以下であることを特徴とする
    請求項1又は2記載の超音波洗浄方法。
  5. 【請求項5】底部に超音波振動子を設けた洗浄槽中に洗
    浄液を満たし、該洗浄液中に被洗浄物を浸漬し、超音波
    振動子から発振された超音波を該洗浄液を媒介として被
    洗浄物表面に照射して洗浄を行う超音波洗浄方法におい
    て、底部に設置した超音波振動子を水平方向に対して1
    度から15度程度傾斜させて設置することを特徴とする
    請求項1から4のいずれか1項に記載の超音波洗浄方
    法。
  6. 【請求項6】側壁部に超音波振動子を設けた洗浄槽中に
    洗浄液を満たし、該洗浄液中に被洗浄物を浸漬し、超音
    波振動子から発振された超音波を該洗浄液を媒介として
    被洗浄物表面に照射して洗浄を行う超音波洗浄方法にお
    いて、側壁部に設置した超音波振動子を垂直方向に対し
    て1度から15度程度傾斜させて設置することを特徴と
    する請求項1から4のいずれか1項に記載の超音波洗浄
    方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100338895B1 (ko) * 1996-05-29 2002-07-18 페터 옐리히, 울리히 비블 유체컨테이너에서기판을처리하기위한장치
JP2007149744A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Tokyo Electron Ltd 処理装置及び超音波洗浄装置並びに超音波洗浄方法及び超音波洗浄プログラム
JP2009529781A (ja) * 2006-12-15 2009-08-20 レナ ゾンデルマシーネン ゲーエムベーハー 物体、特に薄いディスクを洗浄する装置及び方法
US7980255B2 (en) 2001-11-02 2011-07-19 Applied Materials, Inc. Single wafer dryer and drying methods
JP2012223760A (ja) * 2011-04-21 2012-11-15 Imec 半導体基板の洗浄方法および洗浄装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4763061B2 (ja) * 2006-12-15 2011-08-31 レナ ゲーエムベーハー 物体、特に薄いディスクを洗浄する装置及び方法
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