JPH07263105A - 回転コネクタ装置 - Google Patents

回転コネクタ装置

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JPH07263105A
JPH07263105A JP6074423A JP7442394A JPH07263105A JP H07263105 A JPH07263105 A JP H07263105A JP 6074423 A JP6074423 A JP 6074423A JP 7442394 A JP7442394 A JP 7442394A JP H07263105 A JPH07263105 A JP H07263105A
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JP
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terminal
connector device
rotary connector
housing
flexible cable
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Tsuyoshi Matsumoto
強 松本
Kenji Okuhara
健司 奥原
Takashi Sakamaki
高志 坂巻
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Niles Parts Co Ltd
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Niles Parts Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 柔軟ケーブルの端部をハウジングに固定する
ための構造部を1回のモールド工程によって形成するこ
とができ、また部分的につながった形状のターミナルを
各ターミナル片に分離するためのプレス成形金型が不必
要な回転コネクタ装置を提供する。 【構成】 ステータハウジングとロータハウジングとが
成す空間内に渦巻き状に柔軟ケーブル3を収納する。柔
軟ケーブル3から露呈した導電線31にターミナル4A
を電気的に接続する。ターミナル4Aを樹脂モールドし
て支持体5Aを形成する。支持体5Aは、ステータハウ
ジング及びロータハウジングの少なくとも一方に固定す
るものである。ターミナル4Aは、応力集中部41Aを
有し、連結片43Aを折り曲げて取り除くことにより各
ターミナル片42Aを分離することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、自動車のス
テアリングハンドルのパッド部に設けたエアバッグ等に
電源を供給する為に適した回転コネクタ装置の改良に関
し、特に、柔軟ケーブルの端部をハウジングに固定する
ための構造部について、その成形工程を簡略化するとと
もに安価に形成できるようにした技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術として、例えば実開
昭64−21988号公報に示す技術が存在した。この
種の従来技術では、図9に示すように、第1工程として
部分的につながった形状のターミナルをプレス成形し、
第2工程として該ターミナルを1次モールドによってイ
ンサート成形し、第3工程としてターミナルの上記部分
的につながった部分を切断して各ターミナル片に分離
し、第4工程として柔軟ケーブルから露呈した導電線を
各ターミナル片に電気的に接続し、第5工程として1次
モールド部及びターミナルの接続部全体を2次モールド
によってインサート成形していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、上記した従
来技術の構成では、少なくとも2回のモールド工程を要
し、製造コストが高くなる問題があった。また、部分的
につながった形状のターミナルを各ターミナル片に分離
する場合、各ターミナル片の間隔が狭いと高精度な切断
精度が要求され、またプレス金型の刃幅も狭いものとな
るため金型の耐久性も悪くなる問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記した課
題を解決するものであり、柔軟ケーブルの端部をハウジ
ングに固定するための構造部を1回のモールド工程によ
って形成することができ、また部分的につながった形状
のターミナルを各ターミナル片に分離するためのプレス
成形金型が不必要な回転コネクタ装置を提供することを
目的とする。
【0005】この発明は、上記した各目的を達成するた
めに次の手段を提供する。すなわち、ステータハウジン
グと、該ステータハウジングに対して回転自在に装着し
たロータハウジングと、前記ハウジングが成す空間内に
渦巻き状に収納した柔軟ケーブルと、前記柔軟ケーブル
から露呈した導電線に電気的に接続したターミナルと、
該ターミナルを樹脂モールドするとともに前記ステータ
ハウジング及びロータハウジングの少なくとも一方に固
定した支持体と、を備えた回転コネクタ装置において、
前記ターミナルが、応力集中部を有し、該応力集中部に
て折り曲げ切断が可能である回転コネクタ装置を提供す
る。
【0006】また上記発明の実施態様として、前記ター
ミナルが、複数のターミナル片と、該各ターミナル片の
相互間を連結した連結片とを有するとともに、該連結片
と前記各ターミナル片との間に前記応力集中部を形成し
た回転コネクタ装置を提供する。
【0007】また別の実施態様として、前記連結片と応
力集中部とが前記支持体の壁面から突出するとともに、
応力集中部にて連結片を支持体から折曲除去した回転コ
ネクタ装置を提供する。
【0008】また別の実施態様として、前記応力集中部
が、略一直線上に列設した溝からなる回転コネクタ装置
を提供する。
【0009】
【第1実施例】図1〜図8は、この発明に係る第1実施
例を示したものである。同図において、1はステータハ
ウジング、2はロータハウジング、3は柔軟ケーブル、
4A,4Bはターミナル、5は支持体、及び6は連結ピ
ンであり、これらについて次に詳述する。
【0010】まずステータハウジング1は、例えば自動
車のコンビネーションスイッチに固定する。またロータ
ハウジング2は、ステータハウジング1に対して回転自
在に装着するとともに、連結ピン6によってステアリン
グハンドル(図示せず)に連結している。
【0011】また柔軟ケーブル3は、例えば導電線31
を樹脂フィルム32に挟み込んだ構造の、いわゆるフラ
ットケーブルを使用する。該柔軟ケーブル3は、前記ス
テータハウジング1とロータハウジング2とが成すドー
ナツ状の空間内に収納しており、その一端をステータハ
ウジング1に、残りの他端をロータハウジング2にそれ
ぞれ固定している。
【0012】またターミナル4A,4Bは、銅等の金属
材料によって形成したものである。まずターミナル4A
は、図3〜図6に示すごとく複数のターミナル片42A
と、該ターミナル片42Aの相互間を連結した連結片4
3Aとを有し、該連結片43A,43A′とターミナル
片42Aとの間に応力集中部41A,41A′を形成し
ている。該応力集中部41A,41A′は、略一直線上
に列設しており、図5に示すごとく断面V字状の溝によ
って構成している。
【0013】同様にターミナル4Bは、図6に示すごと
く複数のターミナル片42Bと、該ターミナル片42B
の相互間を連結した連結片43Bとを有し、該連結片4
3Bとターミナル片42Bとの間に応力集中部41Bを
形成している。該応力集中部41Bは、略一直線上に列
設しており、断面V字状の溝によって構成している。
【0014】また支持体5A,5Bは、上記ターミナル
4A,4Bを樹脂モールドするものであり、一方の支持
体5Aはロータハウジング2に、他方の支持体5Bはス
テータハウジング1にそれぞれ固定する。ちなみに、一
方の支持体5Aは、柔軟ケーブル3を外部接続ハーネス
7に電気的に接続するための中継部材として構成し、ま
た他方の支持体5Bは、そのまま直差しコネクタとして
構成している。
【0015】ここで、ターミナル4A,4Bをプレス成
形する工程から、連結片43A,43A′及び43Bを
除去する工程までの一連の工程を説明する。 (1)プレス工程 ターミナル4A,4Bを金型によってプレス成形する。
この工程において、応力集中部41A,41A′及び4
1Bも同時に形成する。
【0016】(2)接続工程 上記工程に引き続き、図6に示すごとく、柔軟ケーブル
3から露呈した導電線31を、例えば超音波溶着、電気
溶接、又は半田付け等の適宜の接続手段を用いて各ター
ミナル片42A,42Bに電気的に接続する。この接続
部は、図6においてクロスハッチングで示している部分
である。
【0017】(3)モールド工程 上記工程に引き続き、図1及び図2に示すごとく、ター
ミナル4A,4Bを射出成形機を用いてインサート成形
し、支持体5A,5Bを形成する。
【0018】(4)切断工程 上記工程に引き続き、図1及び図2に示すごとく、支持
体5A,5Bの壁面から突出したターミナル4A,4B
の連結部43A,43A′及び43Bを指で挟み、1回
ないし数回折り曲げると、ターミナル4A,4Bが応力
集中部41A,41A′及び41Bにおいて金属疲労を
生じ切断する。そしてこの切断した連結片43A,43
A′及び43Bを支持体5A,5Bから除去する。その
後、図2に示すごとく該支持体5Aから露出した各ター
ミナル片42Aに外部接続ハーネス7の芯線71を、例
えば超音波溶着、電気溶接、又は半田付け等の適宜の接
続手段を用いて接続する。
【0019】上記構成からなる回転コネクタ装置は、次
のように作動する。上記構成の回転コネクタ装置は、外
部接続ハーネス7をステアリングハンドル側の例えばエ
アバッグ装置(図示せず)に接続し、支持体5Bを車体
側の例えばエアバッグコントローラ(図示せず)に接続
する。これにより、例えば自動車が衝突事故を発生した
とき、エアバッグコントローラからの電気信号は、回転
コネクタ装置の柔軟ケーブル3を介してステアリングパ
ッドの例えばエアバッグ装置に伝達し、インフレータを
点火してエアバッグを膨張させることとなる。
【0020】
【その他の実施例】その他、この発明は、ターミナルが
応力集中部を有し、この応力集中部において連結片を手
等によって折曲除去することができるものであればよ
く、上記した実施例に限定するものでない。また柔軟ケ
ーブルもフラットケーブルに限定しない。したがって、
各種の変形が可能である。
【0021】
【発明の効果】この発明は、上述の構成作用を有するの
で次の効果を奏する。 (1)柔軟ケーブルの端部をハウジングに固定するため
の構造部、すなわち支持体によって形成した、例えば柔
軟ケーブルを外部接続ハーネスに電気的に接続するため
の中継部材や、直差しコネクタを1回のモールド工程に
よって形成することができる。そのため、工程が単純に
なり製造コストが安価になる。 (2)部分的につながった形状のターミナルをモールド
工程後において、例えば連結片を1回ないし数回折り曲
げるだけの簡単な手作業によって各ターミナル片に分離
することができ、そのための各ターミナル片に分離する
ためのプレス成形金型が不必要である。 (3)各ターミナル片の間隔が狭い場合であっても、手
作業によって各ターミナル片に分離することができ、そ
のため高精度な切断精度が要求されず、また各ターミナ
ル片に分離するためのプレス成形金型が不必要であるた
め、金型の耐久性の問題が解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の好適な実施例を示す平面図である。
【図2】図1に示すものの矢視A方向の側面図である。
【図3】図1に示す支持体内にモールドしたターミナル
を示す平面図である。
【図4】図3に示すものの矢視B方向の側面図である。
【図5】図4に示すC部の拡大断面図である。
【図6】図3に示したターミナルに柔軟ケーブルを接続
したものの平面図である。
【図7】図1に示したものを内蔵した回転コネクタ装置
の斜視図である。
【図8】図1に示すものの製造工程を説明する工程図で
ある。
【図9】従来技術の製造工程を説明する工程図である。
【符号の説明】
1 ステータハウジング 2 ロータハウジング 3 柔軟ケーブル 4A,4B ターミナル 5A,5B 支持体 6 連結ピン 7 外部接続ハーネス 31 導電線 41A,41A′,41B 応力集中部 42A,42B ターミナル片 43A,43A′,43B 連結片 71 芯線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータハウジング(1)と、該ステー
    タハウジング(1)に対して回転自在に装着したロータ
    ハウジング(2)と、前記ハウジング(1,2)が成す
    空間内に渦巻き状に収納した柔軟ケーブル(3)と、前
    記柔軟ケーブル(3)から露呈した導電線(31)に電
    気的に接続したターミナル(4)と、該ターミナル
    (4)を樹脂モールドするとともに前記ステータハウジ
    ング(1)及びロータハウジング(2)の少なくとも一
    方に固定した支持体(5)と、を備えた回転コネクタ装
    置において、 前記ターミナル(4)が、応力集中部(41)を有し、
    該応力集中部(41)にて折り曲げ切断が可能である回
    転コネクタ装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の発明において、 前記ターミナル(4)が、複数のターミナル片(42)
    と、該各ターミナル片(42)の相互間を連結した連結
    片(43)とを有するとともに、該連結片(43)と前
    記各ターミナル片(42)との間に前記応力集中部(4
    1)を形成した回転コネクタ装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項2記載の発明において、 前記連結片(43)と応力集中部(41)とが前記支持
    体(5)の壁面から突出するとともに、応力集中部(4
    1)にて連結片(43)を支持体(5)から折曲除去し
    た回転コネクタ装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項3記載の発明において、 前記応力集中部(41)が、略一直線上に列設した溝か
    らなる回転コネクタ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08222337A (ja) * 1995-02-10 1996-08-30 Alps Electric Co Ltd 回転コネクタ
US5827081A (en) * 1995-05-18 1998-10-27 Niles Parts Co., Ltd. Rotary connector apparatus
US5833476A (en) * 1995-05-18 1998-11-10 Niles Parts Co., Ltd. Rotary connector apparatus

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