JPH072625Y2 - 織機のヘルドフレーム接続装置 - Google Patents

織機のヘルドフレーム接続装置

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JPH072625Y2
JPH072625Y2 JP1988092217U JP9221788U JPH072625Y2 JP H072625 Y2 JPH072625 Y2 JP H072625Y2 JP 1988092217 U JP1988092217 U JP 1988092217U JP 9221788 U JP9221788 U JP 9221788U JP H072625 Y2 JPH072625 Y2 JP H072625Y2
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JP
Japan
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heald frame
opening
bolt
receiver
screw rod
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JP1988092217U
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JPH0214384U (ja
Inventor
喜玄 千葉
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日産テクシス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、ヘルド駆動部材に接続されるヘルドフレーム
の上下方向の位置調整を容易に行えるようにした織機の
ヘルドフレーム接続装置に関する。
従来の技術 織機のヘルドフレームは、織布の地合わせ向上やヘルド
フレーム自体の摩耗のために、その上下方向の位置調整
を行う必要がある。この調整作業を容易に行えるように
するため、例えば特開昭60−252744号公報に開示された
技術が提案されている。
同公報に開示された技術は、上下方向に往復駆動される
ヘルド駆動部材としてのワイヤの側方にヘルドフレーム
を固定してこのヘルドフレームに開口運動を与えるよう
にしたものにおいて、ワイヤおよびヘルドフレームの一
部に、相互に噛み合うのこ歯状の噛合面をワイヤ移動方
向に沿って形成し、これら噛合面をねじによる締付力で
相互に圧接させることで、ワイヤに対しヘルドフレーム
を所定の上下方向位置に固定保持させるようにしたもの
である。したがって、ねじによる締付力を解除すれば、
ワイヤに対するヘルドフレームの上下方向の位置調整を
行うことができる。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、上記の構造によれば、ヘルド駆動部材と
ヘルドフレームとの相対位置関係は、ねじの締付力によ
って与えられる噛合面同士の摩擦力によって保たれてい
るだけであるため、ヘルドフレームに微少量ずつの送り
を与えながらヘルド駆動部材に対する位置関係を調整す
るいわゆる微調整作業を行うことはきわめて困難であっ
た。
本考案は以上のような点に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、ヘルド駆動部材に対するヘルドフ
レームの取付位置の微調整を可能にした構造を提供する
ことにある。
課題を解決するための手段 本考案のヘルドフレーム接続装置においては、実施例に
も示すようにヘルド駆動部材とヘルドフレームとの間
に、アジャストボルトとこれに螺合するアジャストナッ
トとから構成されてこれらねじ部材の螺進作用によりヘ
ルド駆動部材に対するヘルドフレームの上下方向の位置
を調整する位置調整機構を設けたことを特徴としてい
る。すなわち、請求項1のヘルドフレーム接続装置は、
開口カムに基づいて揺動する開口レバーに接続された開
口ロープと、リターンスプリングに接続された開口ロー
プとの間に受具を取り付け、この受具の側方にヘルドフ
レームを固定して該ヘルドフレームに開口運動を与える
ようにした織機のヘルドフレーム接続装置において、前
記ヘルドフレームと一体に運動するブラケット、このブ
ラケットに突設された突部、前記突部に軸方向に係合す
るアジャストボルト、前記受具に形成され、かつ前記ア
ジャストボルトが螺合するナット部、前記突部と前記受
具とを互いに押圧固定するクランプブロックおよびクラ
ンプボルト、よりなることを特徴とする。また請求項2
に係る考案は、前記受具に設けられたアジャストボルト
となるねじロッド、前記ヘルドフレームと一体に運動す
るブラケット、このブラケットに突設され、かつ先端部
に、前記ねじロッドが嵌合する案内溝が凹設された突
部、前記突部に軸方向に係合し、かつ前記ねじロッドに
螺合するアジャストナット、前記突部と前記ねじロッド
とを互いに押圧固定するクランプブロックおよびクラン
プボルト、よりなることを特徴とする。
作用 上記の構造によると、例えばヘルドフレーム側のアジャ
ストボルトまたはアジャストナットを回転操作すると、
その操作量に応じヘルド駆動部材に対するヘルドフレー
ムの位置が変化し、その位置の微調整が容易に行えるこ
とになる。そして、調整した位置でクランプボルトを締
め付けることにより、クランプブロックによってヘルド
フレーム側が開口ロープ側に固定される。
実施例 第4図は本考案のより具体的な第1の実施例を示す構成
説明図であって、1はガイド2に案内されたヘルドフレ
ーム、3は織機主軸と同期して回転する開口カム、4は
ジャッキレバー、5はコネクティングロッド6を介して
ジャッキレバー4と接続された開口レバー、7はリター
ンレバー、8はリターンスプリング(引張りスプリン
グ)である。
9はヘルド駆動部材としての開口ロープで、この開口ロ
ープ9はガイドローラ10,11に巻き掛けられて案内され
た上、一端が開口レバー5に、他端がリターンレバー7
にそれぞれ接続されている。開口ロープ9の中間には、
ヘルドフレーム接続装置12を介してヘルドフレーム1が
接続される。
そして、経糸開口運動となるヘルドフレーム1の上下方
向の往復運動は開口カム3の動きに追従して行われる。
第4図の例では、開口カム3が回転してその山部により
ジャッキレバー4を押し下げると、ジャッキレバー4が
反時計回り方向に回転するとともに、開口レバー5も同
方向に回転し、開口ロープ9を引き下げることによりヘ
ルドフレーム1が下動する。また、開口カム3の山部が
ジャッキレバー4から徐々に離れると、それに併せてリ
ターンレバー7を介して開口ロープ9がリターンスプリ
ング8により引き上げられる結果、ヘルドフレーム1が
上動する。この開口ロープ9の移動にはドビー装置を用
いることもできる。
第1図〜第3図は上記接続装置12の詳細を示したもの
で、ヘルドフレーム1の上側のビーム13の上面に、突部
14を有するブラケット15をボルト16により固定し、突部
14の側面には第2図に示すように案内溝17を形成してあ
る。一方、開口ロープ9の中間に固定された断面矩形状
の受具18の側面には突条19が形成されており、この突条
19が案内溝17に対し上下方向に摺動可能に嵌合されてい
る。受具18の下端部には、ねじ孔20を形成したアジャス
トナットとしてのナット部21が一体に形成されており、
このナット部21に対し、案内溝17に挿入されたアジャス
トボルト22のねじ部23を螺合させてある。アジャストボ
ルト22は案内溝17に対し遊嵌的に挿入されて回転可能で
あって、かつ頭部24とフランジ部25とにより突部14に対
する軸心方向の変位が規制されている。したがって、開
口ロープ9を固定側、ヘルドフレーム1を可動側とすれ
ば、アジャストボルト22を回転操作することによってア
ジャストボルト22がヘルドフレーム1と一体的に開口ロ
ープ9の軸心方向に変位することになる。よって、アジ
ャストボルト22とナット部21とで位置調整機構26を構成
する。
突部14および受具18の外周にはこれらを取り囲むように
長孔27を有するクランプブロック28が配設されており、
このクランプブロック28はクランプボルト29を締め込む
ことにより突部14と受具18とを共締めしつつ突部14に固
定されている。
このような構造において、開口ロープ9に対するヘルド
フレーム1の上下方向の位置を調整するにあたっては、
クランプボルト29を緩めた上、アジャストボルト22を正
転もしくは逆転させる。その結果、アジャストボルト22
の回転操作量に応じた螺進作用により、アジャストボル
ト22と一体的にヘルドフレーム1が上下方向に変位し、
開口ロープ9に対するヘルドフレーム1の位置が調整さ
れる。その後、再びクランプボルト29を締め込んでクラ
ンプブロック28を固定することにより調整作業が完了す
る。
第5図および第6図は本考案の第2の実施例を示す図で
あって、開口ロープ9の中間には、受具として、平坦面
31,32をもってその二面を切除した異径断面形状のアジ
ャストボルトとしてのねじロッド33が配設されている。
他方、ブラケット34の基端部にはねじロッド33が遊嵌的
に貫通する貫通孔35が形成され、さらに突部36の側面に
はねじロッド33の平坦面31,32と相対して突部36とねじ
ロッド33との相対回転を阻止する案内溝37が形成されて
いる。そして、ねじロッド33には、ブラケット34の基端
部と突部36とで軸方向にはさまれたアジャストナット38
が螺合し、これらねじロッド33とアジャストナット38と
で位置調整機構39を構成している。
この実施例によれば、クランプボルト29による突部36と
ねじロッド33との共締めを解除した上、アジャストナッ
ト38を回転操作することにより、ねじロッド33に対しヘ
ルドフレーム1が上下方向に変位して位置調整が行わ
れ、その後、クランプボルト29を再度締め付ければよ
い。
第7図〜第9図は本考案の第3の実施例を示す図で、こ
の実施例はヘルドフレーム接続装置12をヘルドフレーム
1の下側のビーム41に関連付けて配置したものである。
すなわち、第1図〜第3図と異なる部分についてのみ説
明すると、ビーム41の下面には、突部42を有するブラケ
ット43がボルト44により固定され、突部42の側面の案内
溝45には、開口ロープ9に固定した受具18の突条19が嵌
合されている。受具18の下端部に一体には突出形成され
たアジャストナットとしてのナット部21にはナット部21
とともに位置調整機構48を構成するアジャストボルト46
が螺合され、そのアジャストボルト46の先端を突部42の
下面に当接させてある。47はアジャストボルト46の緩み
止め用のボルトである。
この実施例の場合には、クランプボルト29とボルト47と
を緩めた上、アジャストボルト46を回転操作することに
より、開口ロープ9に対しヘルドフレーム1が上下方向
に変位して位置調整が行われ、その後、クランプボルト
29およびボルト47を再び締め付ければよい。
ここで、上記各実施例ではヘルド駆動部材として開口ロ
ープを使用しているが、ヘルド駆動部材は板状のもので
もよく、またブラケット15,34,43はヘルドフレーム1の
サイドステーに固定してもよい。
考案の効果 以上のように本考案によれば、アジャストボルトまたは
アジャストナットの回転操作に応じて開口ロープに対す
るヘルドフレームの位置が変化するように構成したこと
により、開口ロープに対するヘルドフレーム位置の微調
整をきわめて簡単に行える。また、調整時以外は、クラ
ンプブロックおよびクランプボルトによって突部と受具
もしくはねじロッドとが互いに押圧固定されるので、ア
ジャストボルトに駆動力や経糸反力が加わることがな
く、従って、該アジャストボルトやナット部からなる位
置調整機構を軽量にでき、高速化に適したものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す要部の構成説明
図、第2図は第1図のII−II線に沿う断面図、第3図は
第1図のIII−III線に沿う断面図、第4図はヘルドフレ
ーム接続装置を含むヘルドフレーム駆動系の概略説明
図、第5図は本考案の第2実施例を示す要部の構成説明
図、第6図は第5図のVI−VI線に沿う断面図、第7図は
本考案の第3の実施例を示す要部の構成説明図、第8図
は第7図のVIII−VIII線に沿う断面図、第9図は第7図
のIX−IX線に沿う断面図である。 1…ヘルドフレーム、9…ヘルド駆動部材としての開口
ロープ、12…ヘルドフレーム接続装置、21…アジャスト
ナットとしてのナット部、22…アジャストボルト、26…
位置調整機構、33…アジャストボルトとしてのねじロッ
ド、38…アジャストナット、39…位置調整機構、46…ア
ジャストボルト、48…位置調整機構。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口カム(3)に基づいて揺動する開口レ
    バー(5)に接続された開口ロープ(9)と、リターン
    スプリング(8)に接続された開口ロープ(9)との間
    に受具(18)を取り付け、この受具(18)の側方にヘル
    ドフレーム(1)を固定して該ヘルドフレーム(1)に
    開口運動を与えるようにした織機のヘルドフレーム接続
    装置において、 前記ヘルドフレーム(1)と一体に運動するブラケット
    (15、43)、 このブラケット(15、43)に突設された突部(14、4
    2)、 前記突部(14、42)に軸方向に係合するアジャストボル
    ト(24、46)、 前記受具(18)に形成され、かつ前記アジャストボルト
    (24、46)が螺合するナット部(21)、 前記突部(14、42)と前記受具(18)とを互いに押圧固
    定するクランプブロック(28)およびクランプボルト
    (29)、 よりなることを特徴とする織機のヘルドフレーム接続装
    置。
  2. 【請求項2】開口カム(3)に基づいて揺動する開口レ
    バー(5)に接続された開口ロープ(9)と、リターン
    スプリング(8)に接続された開口ロープ(9)との間
    に受具を取り付け、この受具の側方にヘルドフレーム
    (1)を固定して該ヘルドフレーム(1)に開口運動を
    与えるようにした織機のヘルドフレーム接続装置におい
    て、 前記受具に設けられたアジャストボルトとなるねじロッ
    ド(33)、 前記ヘルドフレーム(1)と一体に運動するブラケット
    (34)、 このブラケット(34)に突設され、かつ先端部に、前記
    ねじロッド(33)が嵌合する案内溝(37)が凹設された
    突部(36)、 前記突部(36)に軸方向に係合し、かつ前記ねじロッド
    (33)に螺合するアジャストナット(38)、 前記突部(36)と前記ねじロッド(33)とを互いに押圧
    固定するクランプブロック(28)およびクランプボルト
    (29)、 よりなることを特徴とする織機のヘルドフレーム接続装
    置。
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