JPH07262185A - 文書編集処理装置 - Google Patents

文書編集処理装置

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JPH07262185A
JPH07262185A JP6056104A JP5610494A JPH07262185A JP H07262185 A JPH07262185 A JP H07262185A JP 6056104 A JP6056104 A JP 6056104A JP 5610494 A JP5610494 A JP 5610494A JP H07262185 A JPH07262185 A JP H07262185A
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JP
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JP6056104A
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English (en)
Inventor
Atsukimi Monma
敦仁 門馬
Makoto Takeoka
誠 竹岡
Tadashi Michima
端 陌間
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タグを付与する対象の文書部品を指定するだ
けで、タグを自動的に指定された文書部品に付与するこ
とのできる文書編集処理装置を提供する。 【構成】 作業者により、タグを付与する文書部品が選
択され、タグ付与の指示がなされると、対応関係決定部
11は、タグ付与対象文書部品を指定する情報15を受
理する。情報15に基づき、必要に応じて文書保持部1
4を参照し、タグを付与する位置情報16を得てタグ付
与部13に渡す。一方、タグひな型保持部12は、付与
されるタグのひな型を1つ以上保持する。タグ付与部1
3は、情報15,16を受け取り、情報15が指す文書
部品ごとに、対応する情報16からタグを付与すべき場
所を特定し、タグひな型保持部12が保持するタグのひ
な型をタグ部品として文書保持部14の文書に付与す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1つ以上の文書部品か
らなる構造化文書を対象にした、文書編集処理装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、文書を論理的なまとまりである文
書部品ごとにその文書部品間の関係や割り付け構造など
の文書構造を用いて表現した構造化文書が注目を集めて
いる。このような構造化文書については、例えば、Fu
ruta.R.,“Concepts and Mod
el for Structured Documen
ts”,Cambridge University
Press,pp.7−38(1988)、および、I
SO/IS 8613,InformationPro
cessing−Text and Office S
ystem−Office Document Arc
hitecture(ODA)andIntercha
nge Format(1988)等に記載されてい
る。また、このような構造化文書に対して処理を行なう
処理装置もいくつか開発されている。
【0003】構造化文書を対象とした従来の処理装置で
は、処理対象と対応する処理内容の組をあらかじめ文書
処理プログラムに組み込んでおき、一旦処理が開始され
れば自動的に処理を実行するという方法が広く採用され
ている。なお、ここでの処理対象は、ただ1つの図や表
であってもよいし、複数文書中のすべての部品であって
も構わない。
【0004】このような方法の処理装置の1つとして、
例えば、特願平4−192358号に記載された構造化
文書処理装置等がある。この装置では、処理対象の文書
中の文書部品に対して、その文書部品の属性値や、その
文書部品と一定の対応関係で保持される部品中の記述の
値を参照して、処理対象となりうる文書部品を作業者に
示し、その中から作業者が指定した文書部品を処理対象
とし、指定された文書部品にのみ処理を行っている。こ
のような装置によれば、文書部品に対する選択指示によ
って、処理対象と処理内容の組を作成でき、一種のプロ
グラミング作業を簡単に行なうことができる。この方法
では、処理記述プログラミングのための特別な機能を持
たないインターフェースでプログラミングできること
が、この方式の大きな長所の1つである。以下の説明に
おいて、処理対象となる文書部品に対して付与された、
処理を記述するための例えば、属性値を表すエントリ、
または、処理対象となる文書部品と一定の対応関係で保
持される部品を、「タグ」と呼ぶことにする。
【0005】上述の方式により処理を行なうためには、
ユーザによる文書部品の選択指示の前に、処理対象の候
補となりうる文書部品にタグを何らかの方法で付与する
必要がある。タグが文書部品に付与された属性で表現さ
れる場合は、その属性の値を編集するための機構が必要
となる。属性の値を編集する機構は、いくつかの構造化
文書エディタにおいて存在し、例えば、文書部品や文書
の部分構造に対して付与されている名称の値を編集でき
るものがある。しかし、文書処理内容を記述するための
属性を定義したり、文書エディタ上で文書内容と同様に
属性の値を編集できるような機構は存在しない。
【0006】一方、処理対象となる文書部品以外の部
品、すなわち、処理対象となる文書部品と一定の対応関
係で保持される部品(以下、タグ部品と呼ぶ)の記述で
タグが表現される場合は、タグ中の記述を文書エディタ
上で他の文書内容と同様に編集できる。そのため、上述
のように属性値を利用する場合よりも、タグへのプログ
ラミング効率が高い。さらに、ある構造化文書エディタ
では、文書部品に対応したメニューを作業者に提示した
り、メニュー項目に対応したプログラムを実行できる機
能(以下、DDSという)が用意されているものもあ
る。このような構造化文書エディタでは、非常に効率の
良いプログラミングを行なうことができる。
【0007】しかし、このようなタグ部品を利用する場
合においては、処理対象としたいすべての文書部品に対
してタグ部品を付与する必要がある。タグ部品の付与作
業は、従来文書エディタを利用した装置では、手作業で
のタグ部品のカット&ペーストによって実行されてい
た。そのため、タグ部品の付与に関わる一連の煩雑な作
業、すなわち、付与するタグ部品の特定作業やタグ部品
を付与する位置の特定作業などをすべて手作業で行なわ
なければならないために、作業効率が悪かったばかりで
なく、誤った作業を行なってしまうことがあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、構造化文書において、処理
対象の文書部品に対する処理記述を保持するためのタグ
を文書部品に付与する際に、タグを付与する対象の文書
部品を指定するだけで、タグを自動的に指定された文書
部品に付与することのできる文書編集処理装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、構造化文書に
対して処理を行なう文書編集処理装置において、文書部
品に対して付加され文書中に埋め込まれるタグのひな型
を保持するタグひな型保持手段と、少なくともタグが付
与される対象となる文書部品を含む前記構造化文書を保
持する構造化文書保持手段と、タグを付与する対象とな
るタグ付与対象文書部品を特定しタグの付与を指示する
入力手段と、該入力手段から得られる1つ以上の前記タ
グ付与対象文書部品を特定する情報を基に前記各タグ付
与対象文書部品に対応するタグとタグ付与対象文書部品
自身との文書構造中での位置関係を決定する対応関係決
定手段と、前記タグ付与対象文書部品を含む前記構造化
文書に対し前記タグひな型保持手段に保持されているタ
グのひな型を前記対応関係決定手段で決定された位置関
係を満たす位置に付与するタグ付与手段を有することを
特徴とするものである。
【0010】また、請求項1に記載の文書編集処理装置
において、さらに表示手段を有し、前記タグ付与手段
は、前記入力手段から得られる1つ以上の前記タグ付与
対象文書部品を特定する情報を基に、必要に応じて前記
構造化文書保持手段に保持されている前記構造化文書の
タグ付与対象文書部品の情報を参照し、前記タグ付与対
象文書部品に対応するタグのひな型を前記タグひな型保
持手段中の1つ以上のタグのひな型から特定し、付与す
るとともに、特定されたタグのひな型を表示手段に表示
することを特徴とするものである。
【0011】
【作用】本発明によれば、入力手段から、タグを付与す
る対象となるタグ付与対象文書部品を特定しタグの付与
を指示すると、特定された各タグ付与対象文書部品に対
応するタグとタグ付与対象文書部品自身との文書構造中
での位置関係が対応関係決定手段で決定され、決定され
た位置関係を満たす構造化文書内の位置にタグひな型保
持手段に保持されているタグのひな型がタグ付与手段に
より付与される。このように、文書部品を特定し、タグ
の付与を指示するだけで、タグひな型保持手段に保持さ
れているタグのひな型を特定された文書部品に自動的に
付与することができる。また、タグのひな型は編集が可
能であり、タグに保持する処理内容の記述も簡単であ
る。
【0012】また、タグのひな型が複数存在する場合に
も、タグ付与対象文書部品を特定する情報や、必要に応
じて前記構造化文書保持手段に保持されている前記構造
化文書のタグ付与対象文書部品の情報を参照することに
より、付与すべきタグのひな型を特定し、特定されたタ
グのひな型を自動的に付与することができる。このと
き、作業者は後の処理を行なわせるために付与されたタ
グのひな型を知る必要があるので、付与されたタグのひ
な型を表示装置に表示する。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の文書編集処理装置の一実施
例を示す構成図である。図中、1は文書処理装置、2は
構造化文書エディタ、3は情報保持部、4は入力装置、
5は表示装置、11は対応関係決定部、12はタグひな
型保持部、13はタグ付与部、14は文書保持部、1
5,16は情報である。構造化文書エディタ2は、文書
保持部14中の任意の文書ファイルを可視化して、表示
装置5に送り、入力装置4を介して得られる作業者の操
作を表示装置5に表示させ、文書ファイルに反映させ
る。また、入力装置4を介して得られる作業者からの文
書処理装置1の起動依頼を受理して、情報15を生成
し、情報保持部3に格納する。そして、文書処理装置1
に対して、対応関係決定部11の起動を依頼する。情報
保持部3は、文書処理装置1の対応関係決定部11及び
タグ付与部13に入力される文書部品を特定するための
情報15を保持する。入力装置4は、キーボード、マウ
ス、その他既存の入力に用いられる装置で構成される。
入力装置4には、これらの装置のほか、装置からの信号
を構造化文書エディタ2が受理可能な信号に変換するプ
ログラム等も含まれる。表示装置5は、例えば、ディス
プレイ等により構成される。この表示装置5も、構造化
文書エディタ2から得られたデータを表示するためのプ
ログラム等も含まれる。
【0014】文書処理装置1は、対応関係決定部11、
タグひな型保持部12、タグ付与部13、文書保持部1
4を有する。図1に示した例では、文書処理装置1の入
力部として、入力装置4、構造化文書エディタ2の一
部、情報保持部3が、また、表示部として、ディスプレ
イ5、構造化文書エディタ2の一部が用いられている。
入力部、出力部としては、直接入力装置、表示装置を接
続したり、他の処理装置の入力あるいは出力を接続する
など、様々な構成により実現することが可能である。
【0015】対応関係決定部11は、タグを付与すべき
対象である1つ以上の文書部品を指定する情報15を受
理する。そして、情報15により指定された文書部品ご
とに、必要であればその部品に関する特定の属性値や内
容記述といった情報を文書保持部14から得て、タグを
付与する位置に関する情報16を生成し、タグ付与部1
3に渡す。そのために、対応関係決定部11は、得られ
た情報15に応じて文書保持部14中の文書記述の参照
を行なう機能、参照した文書記述と情報15から情報1
6を得る機能、および、タグ付与部13を起動する機能
を有している。
【0016】タグひな型保持部12には、文書部品に付
与されるタグのひな型が保持されている。このひな型
は、タグを付与すべき対象である文書部品を含む文書内
に保持されていてもよいし、この文書外部に保持されて
いてもよい。
【0017】タグ付与部13は、情報15と、対応関係
決定部11から送られてくる情報16を受け取る。そし
て、情報15により指定された文書部品ごとに、対応す
る情報16から、タグを付与すべき位置を特定する。一
方、タグひな型保持部12からタグのひな型を得る。そ
して、そのひな型を、文書保持部14中の文書のタグを
付与すべき位置に付与する。そのために、タグ付与部1
3は、得られた情報15および情報16から、タグを付
与する場所を特定するための情報を生成する機能、タグ
ひな型保持部12からタグのひな型の記述を得る機能、
および、タグを付与する場所にタグのひな型の記述を付
与する機能を有している。
【0018】文書保持部14は、タグを付与する対象と
なる文書部品を含む構造化文書群を保持している。
【0019】情報15は、タグを付与すべき対象である
1つ以上の文書部品を指定する情報である。例えば、文
書ファイル名と、文書ファイル先頭からのタグ付与対象
部品の記述が開始される行数およびその行の先頭からの
文字列数と、記述が終了する行数およびその行の先頭か
らの文字列数で構成することができる。また、文書ファ
イル名と、文書ファイルを構造化文書エディタ2で版面
として表示した時の版面の先頭からのタグ付与対象部品
の記述が開始される行数およびその行の先頭からの文字
列数と、記述が終了する行数およびその行の先頭からの
文字列数であってもよい。あるいは、文書ファイル名
と、タグ付与対象部品の記述に対応する文書ファイル中
でのオブジェクトの識別子または識別子群や、オブジェ
クトの種類(表や図など)であってもよい。さらに、上
に挙げた情報の組み合わせであってもよい。
【0020】また、情報16は、構造化文書内のタグを
付与する位置に関する情報である。例えば、文書ファイ
ル先頭からのタグ付与対象部品の記述が開始される行数
と、タグ部品の記述が開始される行数との差で構成する
ことができる。または、文書ファイルを構造化文書エデ
ィタ2で版面として表示した時の先頭からのタグ付与対
象部品の記述が開始される行数およびその行の先頭から
の文字列数との差でもよい。あるいは、タグ付与対象部
品の記述に対応する文書ファイル中でのオブジェクトの
識別子の記述から、タグ部品の識別子の記述を得るため
の関数の記述でもよい。
【0021】上述の各構成は、それぞれの装置により構
成されるほか、例えば、ワークステーション上のプログ
ラムで構成することができる。また、情報保持部3や、
タグひな型保持部12、文書保持部14などは、磁気デ
ィスクやメモリ等の記憶手段で構成することができる。
【0022】以下、本発明の文書編集処理装置の一実施
例における第1の処理例について、具体例をもとに詳細
に説明する。以下の説明は、文書処理装置1や構造化文
書エディタ2など、図1に示された構成を動作させるの
に必要な資源がすべて用意されていることを前提とす
る。
【0023】図2は、本発明の文書編集処理装置の一実
施例における全体の動作の一例を説明する流れ図であ
る。図中、実線の枠は自動的になされる処理を示し、破
線の枠は作業者が行なう処理を示している。初期状態、
すなわち、図2におけるSTARTの状態は、作業者が
構造化文書中の1つ以上の文書部品に対してタグを付与
しようと思い立った状態である。S21において、作業
者はタグを付与しようとする文書部品を特定するための
入力動作、および、タグを付与する処理の開始を指示す
る入力動作を行なう。これらの入力動作により、構造化
文書エディタ2は、文書処理装置1に対してタグの付与
処理の依頼と、必要な情報15の受け渡しを行なう。文
書処理装置1の動作が開始されると、S22において、
対応関係決定部11が動作し、タグを付与する位置に関
する情報16を生成して、タグ付与部13に渡す。そし
て、S23において、タグ付与部13が動作し、情報1
5、情報16に基づき、タグひな型保持部12に格納さ
れているタグのひな型を文書部品に付与する。これらの
処理により、タグ付与作業が終了する。
【0024】以下、各ステップについて具体例をもとに
説明する。まず、初期状態について、図3ないし図6を
用いて説明する。図3は、文書の一例の版面の説明図で
ある。具体例として、図3に示したような文書が文書保
持部14に保持されているものとする。この文書は、大
見出し「1. はじめに」と、それに続く文章「Con
verterは、・・・」、小見出し「1.1 機能設
計」と、それに続く文章「コマンドを・・・」、小見出
し「1.2 概要」と、それに続く文章「システム構成
を・・・」、それに図の7つの文書部品で構成されてい
る。ここでは、図のタイトルは図のイメージとともに1
つの文書部品として考える。
【0025】図4は、図3に示した文書の一例の木構造
の説明図である。図3に示した文書は、論理的に図4に
示すような文書構造として表現することができる。図4
に示した木構造のリーフに当たる部分に、図3に示した
実際の文字列やイメージなどが配置される。各ノードや
リーフには、それらを特定するための識別子を付与する
ことができる。一つの方法としては、階層を桁数で表現
し、同じ階層の要素には左から右へ順序数を付与するこ
とができる。この例では、根のノードに「3」を付与し
ている。その下の階層のノードには、左から「30」、
「31」、「32」となる。「30」の付与されたノー
ドのさらに下の階層のノードには、左から「300」、
「301」が付与される。他のノードについても同様で
ある。このような識別子により、各リーフやノードを区
別して指示することができる。例えば、図3に示した文
書中の各文書部品や、複数の文書部品から構成される文
書の部分構造なども指示することができる。
【0026】図5は、図3に示した文書の一例における
ファイルフォーマットの例を示す説明図である。このフ
ァイルフォーマットでは、図4に示した木構造の根とな
るノードを“root”、リーフに直接つながるノード
を“basic”、その他のノードを“composi
te”で示し、リーフは“CHAR”や“GEOGRA
PHY”等の種別で示している。これらのノード、リー
フには、図4で示した識別子を‘[’と‘]’で囲んで
示している。また、ノード、リーフの属性
を‘{’、‘}’で囲んで示している。なお、Line
20中の“※1”の部分には、実際には、図3に示した
部品7の図のイメージが挿入されることを示しており、
ここでは省略した。図3に示した文書の版面は、実際に
は図5に示すようなファイルフォーマットにより文書保
持部14に格納しておくことができる。
【0027】図6は、図3に示した文書の編集イメージ
の一例の説明図である。構造化文書エディタ2は、文書
保持部14に格納されている、例えば、図5に示すよう
なファイルフォーマットの文書を参照し、図3に示すよ
うな版面を生成して、図6に示すように表示装置5に表
示させる。この表示画面では、文書の版面とともに、文
書ファイル名(“コンバータ機能仕様書”)や、作業者
からの指示を入力するメニュー(「ファイル」、「枠」
等)が表示されている。図2に示したフローチャートの
“START”の段階では、図6に示した版面が表示さ
れた状態となっているものとする。
【0028】図7は、第1の処理例におけるタグひな型
保持部12の一例を示す説明図である。タグひな型保持
部12に格納されるタグのひな型は、文書保持部14に
格納されている文書のファイルの部分木の構造を有し、
文書部品と同じ構造となっている。図7に示した例で
は、図5に示した文書のファイルフォーマットと同様の
ファイルフォーマットにより示している。そのため、
“root”に相当するオブジェクトを挿入することに
より、このタグのひな型も、構造化文書エディタ2など
により編集が可能である。図7に示したタグのひな型
は、タグの表記として文字‘○’を有するタグ部品を示
している。
【0029】図3に示したような版面を有し、図5に示
すようなファイルフォーマットの文書が文書保持部14
に格納され、図6に示すような編集イメージが表示装置
5に表示され、さらに、図7に示したタグのひな型がタ
グひな型保持部12に格納されている状態において、作
業者がタグを付与するため、図2のS21において、タ
グを付与する部品の指示入力を行なう。
【0030】図8は、作業者による指示入力時の編集イ
メージの一例の説明図である。まず、タグを付与したい
文書部品を選択する。ここでは一例として、図6に示し
た表示画面上で、部品7を選択する。すると、選択した
文書部品が反転して表示される(図8では、図面の関係
上、ハッチングにより示している)。続いて、上部のメ
ニューの中から「ユーザ」を選択する。この選択によ
り、図8の右上に示すようなサブメニューが表示され
る。作業者は、入力装置4の例えばマウスのポインタを
移動させて、サブメニュー項目「タグ付与」を選択す
る。これにより、文書処理装置1の起動が指示されたこ
とになる。それぞれの選択の方法としては、入力装置4
の例えばマウスによりクリックすることによって行なう
ことができる。
【0031】この例では、タグの付与の指示は、メニュ
ー「ユーザ」の選択及びそのサブメニュー「タグ付与」
の選択により行なっている。上述の従来技術の項で示し
たように、ある構造化文書エディタでは、DDSという
機能が用意されている。これは、あらかじめ文書中の部
品や、文書全体、または、文書の外部にプログラムを用
意しておき、編集中にそれらのプログラムを起動できる
機構である。ここで、部品に対応するプログラムを部品
プログラム、文書全体に対応するプログラムを文書プロ
グラム、文書の外部に保持するプログラムを共通プログ
ラムと呼ぶ。この例では、このDDS機能を利用し、共
通プログラムとしてあらかじめタグを付与するための手
続きを記述しておいたときの例を示している。もちろ
ん、構造化文書エディタ2の機能として、あらかじめタ
グを付与する機能を組み込んで構成することもできる。
このとき、メニュー項目として「タグ付与」を設けても
よいし、他のメニューのサブメニューとして設けてもよ
い。さらに、入力装置4の例えばキーボード上のあるキ
ーに「タグ付与」の機能を割り付け、キー操作によりタ
グの付与の動作を開始させるように構成することもでき
る。
【0032】図9は、第1の処理例における構造化文書
エディタ2の処理の流れの一例を示すフローチャートで
ある。図8に示すように、作業者により、タグを付与す
る文書部品が選択され、タグ付与の指示がなされると、
構造化文書エディタ2では、図9に示したような処理が
行なわれ、文書処理装置1を起動する。
【0033】S31において、選択された文書部品の識
別子の記述を得て、情報保持部3に格納する。また、S
32において、現在編集対象としている文書ファイルの
ファイル名を得る。そして、S33において、S31で
情報保持部3に格納した情報と、S32で得たファイル
名を引数にして、文書処理装置1を起動する。
【0034】上述の具体例では、例えば、図5に示すフ
ァイルの記述から部品7に対応する識別子を探すことに
より、識別子の記述として文字列“[3 2 2]”が
得られるので、この記述を情報保持部3に格納する。一
方、編集対象の文書ファイル名として文字列“コンバー
タ機能仕様書”が得られる。そして、識別子の記述と、
文書ファイル名を引数として、文書処理装置1を起動す
る。このとき、識別子の記述は複数でもよい。また、識
別子の記述を情報保持部3のファイルとして格納してお
き、このファイル名を引数として用いることもできる。
文書処理装置1の起動は、システムの仕様に従って行な
えばよい。
【0035】以上の作業により、図2に示したS21の
指示入力処理が終了する。そして、全体の処理が、文書
処理装置1以外の処理から文書処理装置1内の処理に移
ることになる。図2で説明したように、文書処理装置1
内の処理としては、まず、対応関係決定部11による処
理が行なわれる。
【0036】図10は、第1の処理例における対応関係
決定部11の処理の一例を示すフローチャートである。
S41において、対応関係決定部11は、タグを付与す
る対象となる文書部品の識別子の記述を得る。構造化文
書エディタ2から文書処理装置1が起動された際に、引
数として識別子自体が記述されている場合には、その引
数から識別子の記述を得る。また、情報保持部3内のフ
ァイル名が引数として与えられた場合には、ファイル名
をもとに、情報保持部3を参照し、識別子の記述を得
る。S42では、部品−位置情報対応表を用い、文書の
ファイル名と、S41で得られた識別子の記述をもと
に、文書内のタグ部品を挿入する位置を特定する。そし
て、S43において、S42で特定されたタグ部品を挿
入する位置情報を引数として、タグ付与部13を起動す
る。
【0037】図11は、第1の処理例における部品−位
置情報対応表の一具体例の説明図である。部品−位置情
報対応表には、部品と位置情報が対になって登録されて
いる。図11において、空白部分(実際にはタブ等が挿
入される)の左側のエントリ記述が“部品”に関する記
述であり、右側のエントリ記述が左側のエントリ記述に
対応する“位置情報”に関する記述である。“位置情
報”に関する記述の直前に、“部品”に関する記述を連
結した文字列が、タグ付与対象部品およびタグを含む局
所的な文書構造を意味している。また、記述中の“^”
は、記述が付与されているオブジェクトの構造上の長子
(あるオブジェクトの子供であり、かつ、子供の中で先
頭に位置するオブジェクト)としてタグが付与されるべ
きことを意味している。また、“/”は構造上の親子関
係を表わし、“#”は構造上の兄弟関係を表わしてい
る。さらに、“.”は、何らかのオブジェクトがその部
分に存在することを表わしている。例えば、“type
=Txt”という属性を有する“部品”は、“位置情
報”として、その子供の位置に存在する文字列からなる
リーフを有している。そして、そのリーフに対してタグ
が付与される。“部品”の欄には、“type”の属性
のほか、種々の属性を記述したり、ノードやリーフの種
類、あるいは、識別子等を記述しておくことができる。
この部品−位置情報対応表によって、選択された文書部
品の識別子から、同じ属性等を有する他の文書部品をも
指示したものとすることができる。例えば、属性“ty
pe=Fig”を有するすべての文書部品を指示したも
のとすることができる。ある識別子を有するノードに対
してのみ、タグを付与する必要があれば、“部品”に関
する情報として、識別子を記述すればよい。この対応表
の内容も、構造化文書エディタ2などで編集可能であ
る。また、例えば、ある程度の構造が決定されている部
品が存在する場合には、“部品”をあらかじめいくつか
を設定しておき、“位置情報”を文書から抽出して対応
表を作成することも可能である。
【0038】図12は、第1の処理例における文書内の
タグ部品を挿入する位置を特定する処理の一例を示すフ
ローチャートである。まず、S51において、識別子の
記述を得て、変数$partsに代入する。そして、S
52において、部品−位置情報対応表を参照し、変数$
partsの内容と同一の“部品”の記述が存在するか
否かを調べる。S53において、S52で同一の記述が
存在しなかった場合には、S54で変数$partsの
内容を含む文書部品の属性“type”の値を文書より
得て、変数$partsに代入し、S52へ戻る。S5
2で同一の記述が存在する場合には、S55において、
“位置情報”に関する記述を得る。このようにして得ら
れた“位置情報”に関する記述が情報16としてタグ付
与部13に渡される情報である。
【0039】上述の具体例のように、識別子の記述とし
て文字列“[3 2 2]”が情報保持部3に格納され
ている場合について説明する。まず、S51において、
識別子の記述“[3 2 2]”を得て、変数$par
tsに代入する。次いで、S52において、図11に示
した部品−位置情報対応表を参照し、その“部品”に関
する記述と変数$partsの値とを比較する。ここで
は、“[3 2 2]”とマッチする記述は存在しない
ので、S54に移る。
【0040】S54では、文書保持部14に保持されて
いる文書ファイル“コンバータ機能仕様書”中で、文字
列“[3 2 2]”を含む文書部品を検索し、その文
書部品の属性“type”の値を得る。このとき、文書
保持部14への参照が行なわれる。図5に示した文書フ
ァイルの例において、Line17の記述から、“ty
pe”の値として“type=Fig”が得られ、変数
$partsに代入される。
【0041】再びS52が実行されると、変数$par
tsと同一の記述が部品−位置情報対応表の1行目に存
在することがわかる。S55において、部品−位置情報
対応表の1行目に存在する“位置情報”に関する記述
“/((type=Art/./GEOGRAPHY)
#(type=Desc/type=DescTxt/
^CHAR))”を得て、作業を終了する。
【0042】この具体例では、得られた“位置情報”に
関する記述がそのまま情報16に相当するので、図10
のS43において、この記述を引数としてタグ付与部1
3に渡すとともに、タグ付与部13を起動し、対応関係
決定部11における作業を完了する。なお、ここでは、
変数$partsに代入する属性の種類として“typ
e”を用いたが、これ以外の種類の属性(例えば、“c
ategory”)を用いてもかまわない。また、変数
$partsに代入する属性値の種類を順次切りかえて
いくようにしてもよい。
【0043】図13は、第1の処理例におけるタグ付与
部13の処理の一例を示すフローチャートである。タグ
付与部13では、タグひな型保持部12から得られる記
述が表わすタグが、タグを付与する対象となる文書部品
に対して付与される。
【0044】まず、S61において、対応関係決定部1
1から渡されるタグ部品を挿入する位置情報と、識別子
の記述を得る。そして、タグ部品を挿入する位置情報の
記述の先頭に識別子の記述を追加して、それぞれの識別
子の記述に対応したタグ部品を挿入する絶対的な位置情
報を作成する。ここで絶対的な位置情報とは、文書中に
おいて、実際にタグを挿入する位置を示す情報のことで
ある。具体的には、例えば、識別子の記述が“[3 2
2]”、タグ部品を挿入する位置情報が“/((ty
pe=Art/./GEOGRAPHY)#(type
=Desc/type=DescTxt/^CHA
R))”のとき、絶対的な位置情報“[32 2]/
((type=Art/./GEOGRAPHY)#
(type=Desc/type=DescTxt/^
CHAR))”が得られる。
【0045】続いて、S62において、タグ部品を付与
する文書部品を含む文書に、S61で得られた絶対的な
位置情報に従って、その絶対的な位置情報中の“^”が
先頭に付与されているオブジェクトの長子として、タグ
ひな型保持部12に保持されているタグ部品を挿入す
る。具体的には、例えば、図5に示した文書ファイルに
おいて、上述の絶対的な位置情報にマッチする部分構造
を探し、その部分構造の“^”が付けられているオブジ
ェクトを示す行、すなわち、Line(23)を抽出す
る。そして、その長子として、図7に示すようなタグの
ひな型を挿入する。このとき、識別子などは、文書構造
にあわせて修正される。また、ここではタグの割り付け
位置を示すため、“^”が付けられているオブジェクト
の内容の記述部分に目印として文字列“<Fig>”を
付けている。しかし、この目印は、システムによって表
示形態が異なっていてもよいし、または、なくてもよ
い。さらに、挿入されるタグひな型に含まれるオブジェ
クトの属性値(例えば、“cntinfo”属性)を、
適宜変更してから挿入してもよい。
【0046】この目印となる文字列の具体的な付け方と
しては、まず、“^”が付けられているオブジェクトを
示す行を抽出したら、その行の識別子の記述と内容部の
記述の間に、行の先頭から識別子の記述までで用いない
文字、例えば、‘:’を挿入し、その後、挿入した文字
‘:’を目印として用いる文字列、例えば、“<Fig
>”に置換し、文書のもとの行に書き戻せばよい。その
後、タグひな型保持部12に保持されているタグ部品を
挿入する処理を行なえばよい。
【0047】以上の手順を経て、タグ付与部13におけ
る処理が完了した。タグ付与部13における処理が終了
したことにより、文書処理装置1の動作はすべて完了し
たことになる。
【0048】図14は、タグ付与後の文書の一例の版面
の説明図、図15は、タグ付与後の文書の一例における
ファイルフォーマットの一例の説明図である。図3、図
5に示した文書の版面及びファイルフォーマットは、上
述のような文書処理装置1の処理により、図14、図1
5に示すようになる。タグ付与部13によるタグのひな
型の挿入処理により、図15に斜線で示す部分が挿入さ
れる。すなわち、Line(23)の内容記述部に“<
Fig>”が挿入され、その直後に図7で示したタグの
ひな型がLine(24)ないし(25)に挿入されて
いる。このとき、識別子は、Line(23)のオブジ
ェクトの長子となるように変更されている。
【0049】図7に示したタグのひな型は、文字‘○’
からなるタグ部品であった。図15に示したファイルが
構造化文書エディタ2によって表示される場合には、図
14に示すように、版面に文字‘○’を表示して、タグ
が付与されていることを示している。作業者は、他の文
書中の記述を編集するのと同様に、図15におけるタグ
の表記、すなわち、図14における文字‘○’を編集す
ることができる。
【0050】このように、作業者は、タグを付与したい
文書部品を指定して処理を起動するだけで、所望の文書
部品に対応する位置にタグを自動的に付与することがで
きた。
【0051】次に、本発明の文書編集処理装置の一実施
例における第2の処理例について、別の具体例を用いて
説明する。以下説明する処理例では、複数の文書部品に
対して一括してタグを付与する場合を示している。この
例では、構造化文書エディタ2が文書処理装置1に与え
る情報15として、文書部品の識別子にかえて文書部品
の属性“type”の値を用い、対応関係決定部11及
びタグ付与部13が動作する点で、上述の処理例と異な
る。
【0052】全体の処理の流れは、図2に示したフロー
チャートと同様である。ただし、初期状態、すなわち、
図2における“START”の状態は、文書中のすべて
の図形(属性“type”の値として値“Fig”を保
持する部品)に対して、作業者がタグを付与しようと思
い立った状態であり、最終状態、すなわち、図2におけ
る“END”の状態は、文書中のすべての図形に対し
て、対応するタグ付与作業が終了した状態である。
【0053】図16は、文書の第2の例の版面の説明図
である。この文書は、大見出しとして「第1章 コンバ
ータとは」と、それに続く説明「ここでは、・・・」
と、小見出し「1.1 コンバータの機能」と、それに
続く説明「コンバータの・・・」、及び2つの図の6つ
の文書部品から構成されている。いま、2つある図の両
方にタグを付与することを考える。作業者は、部品5あ
るいは部品6のどちらかを選択し、続いてタグ付与を指
示する。タグを付与したい文書部品が複数存在しても、
同じ属性を有する文書部品であれば、そのうちの1つを
選択すればよい。タグ付与の指示は、例えば、上述の図
8で説明したのと同様、メニューからタグ付与を選択す
ればよい。部品5あるいは部品6の選択、及び、メニュ
ーの選択についても、上述の例と同様に、例えば、入力
装置4のマウスなどのポインティングデバイスで行なえ
ばよい。
【0054】図17は、第2の処理例における構造化文
書エディタ2の処理の流れの一例を示すフローチャート
である。作業者により、タグを付与する文書部品が選択
され、タグ付与の指示がなされると、構造化文書エディ
タ2では、まず、S71において、選択された文書部品
の属性“type”の値を得て、情報保持部3に格納す
る。また、S72において、現在編集対象としている文
書ファイルのファイル名を得る。そして、S73におい
て、S71で情報保持部3に格納した情報と、S32で
得たファイル名を引数にして、文書処理装置1を起動す
る。
【0055】図は、例えば、グラフィカルな部分と図の
タイトルの部分とが一体となって構成されている。これ
らをまとめた1つの部分構造としてみたとき、その最上
層に属すノードの属性“type”の値を用いる。図1
6に示した文書の具体例において、部品5あるいは部品
6が選択されている場合、例えば、属性“type”の
値として値“Fig”が得られる。情報保持部3には、
“type=Fig”という値として保持される。この
属性の値“type=Fig”の値そのもの、あるい
は、この属性の値“type=Fig”を示す情報と、
文書のファイル名を文書処理装置1に渡すとともに、文
書処理装置1を起動する。
【0056】図18は、第2の処理例における対応関係
決定部11の処理の一例を示すフローチャートである。
S81において、対応関係決定部11は、作業者が選択
したタグを付与する対象となる文書部品の属性“typ
e”の値を得る。構造化文書エディタ2から文書処理装
置1が起動された際に、引数として属性“type”の
値自体が記述されている場合には、その引数から属性
“type”の値を得る。また、情報保持部3内のファ
イル名が引数として与えられた場合には、ファイル名を
もとに、情報保持部3を参照し、属性“type”の値
を得る。S82では、部品−位置情報対応表を用い、文
書のファイル名と、S81で得られた属性“type”
の値をもとに、文書内のタグ部品を挿入する位置を特定
する。そして、S83において、S82で特定されたタ
グ部品を挿入する位置情報を引数として、タグ付与部1
3を起動する。
【0057】上述のS82における処理は、図12に示
した処理と同様である。例えば、属性の値“type=
Fig”が与えられたとき、図11に示した部品−位置
情報対応表を用いて得られるタグ部品を挿入する位置情
報は、“/((type=Art/./GEOGRAP
HY)#(type=Desc/type=DescT
xt/^CHAR))”である。この情報がそのまま情
報16として、タグ付与部13に渡される。
【0058】図19は、第2の処理例におけるタグ付与
部13の処理の一例を示すフローチャートである。タグ
付与部13では、タグひな型保持部12から得られる記
述が表わすタグが、タグを付与する対象となる文書部品
に対して付与される。
【0059】まず、S91において、対応関係決定部1
1から渡されるタグ部品を挿入する位置情報と、属性
“type”の値を得る。そして、タグ部品を挿入する
位置情報の記述の先頭に属性“type”の値を追加し
て、タグ部品を挿入する絶対的な位置情報を作成する。
具体的には、例えば、属性“type”の値が“typ
e=Fig”、タグ部品を挿入する位置情報が“/
((type=Art/./GEOGRAPHY)#
(type=Desc/type=DescTxt/^
CHAR))”のとき、絶対的な位置情報“type=
Fig/((type=Art/./GEOGRAPH
Y)#(type=Desc/type=DescTx
t/^CHAR))”が得られる。
【0060】続いて、S92において、タグ部品を付与
する文書部品を含む文書に、S91で得られた絶対的な
位置情報に従って、その絶対的な位置情報にマッチする
すべての局所的構造中の“^”が先頭に付与されている
オブジェクトの長子として、タグひな型保持部12に保
持されているタグ部品を挿入する。この例では、S91
で得られた位置情報にマッチする局所的構造は、図16
の部品5と部品6の2つ存在する。この2つの局所的構
造に対して、タグ部品を挿入する。
【0061】以上の手順を経て、タグ付与部13におけ
る処理が完了した。タグ付与部13における処理が終了
したことにより、文書処理装置1の動作はすべて完了し
たことになる。
【0062】図20は、タグ付与後の文書の第2の例の
版面の説明図である。構造化文書エディタ2において、
タグ付与対象として、部品5または部品6のどちらか一
方のみを指定した。しかし、図20に示すように、タグ
部品は、指定した文書部品だけでなく、指定した文書部
品と同一の種類の部品(ここでは図を示す文書部品)す
べて、すなわち、部品5および部品6に対してタグが自
動的に付与されている。
【0063】この結果、作業者は、タグを付与したい同
じ種類の文書部品が複数存在するとき、そのうちの1つ
の文書部品を指定して処理を起動するだけで、指定した
部品と同じ種類の部品すべてに対して、所望のタグをそ
れぞれの部品に対して自動的に付与することができた。
【0064】次に、本発明の文書編集処理装置の一実施
例における第3の処理例について説明する。この処理例
では、タグのひな型を複数用意しておき、その中からタ
グ部品を選択的に付与可能な例を示している。例えば、
タグに対応するメニュー項目を文書部品の種類に応じて
用意したい場合など、タグを付与する対象の文書部品の
種類に応じて異なるタグを付与することが可能となる。
以下の説明では、図3に示した文書の例を用いて具体的
に説明する。全体の処理の流れは、図2に示した通りで
ある。
【0065】図21ないし図23は、第3の処理例にお
けるタグのひな型の一例の説明図である。ここでは、図
21、図22、図23に示した3つのタグのひな型がタ
グひな型保持部12に保持されているものとする。それ
ぞれのタグのひな型は、部品プログラムを保持してい
る。すなわち、各タグのひな型のファイルには、付与さ
れる対象の文書部品の種類に特化したメニュー項目を用
意するようなプログラムが記述されている。
【0066】図21に示したタグのひな型では、タグが
付与されている部品にタグの表記として「なし」を表示
するか、または、‘△’を表示するか、あるいは、
‘←’を表示するかを選択することができる。また、図
22では、タグが付与されている部品にタグの表記とし
て「なし」を表示するか、または、‘◎’を表示する
か、あるいは、‘◆’を表示するかを選択することがで
きる。さらに、図23では、タグが付与されている部品
にタグの表記として「なし」を表示するか、または、
‘’を表示するか、あるいは、‘’を表示するかを
選択することができる。
【0067】タグのひな型とする各ファイルは、もちろ
ん、図7に示すようなファイルでもよい。あるいは、メ
ニュー的に選択可能とするのであれば、図7に示すよう
な部分構造を複数並べた構成とするなど、処理系に応じ
てフォーマットが異なってもかまわない。
【0068】作業者がタグを付与したい文書部品を選択
し、タグ付与の指示を行なうと、構造化文書エディタ2
は、選択された文書部品の識別子、あるいは、属性値を
得て、情報保持部3に保持し、文書処理装置1を起動す
る。この構造化文書エディタ2における処理は、図9ま
たは図17に示した第1の処理例または第2の処理例に
おける処理と同様である。
【0069】文書処理装置1が起動されると、まず、対
応関係決定部11で、タグを付与する位置情報が決定さ
れ、情報16としてタグ付与部13へ渡される。この処
理も、図10または図18に示した第1の処理例または
第2の処理例における処理と同様である。
【0070】図24は、第3の処理例におけるタグ付与
部13の処理の一例を示すフローチャート、図25は、
部品−テンプレート対応表の一例の説明図である。タグ
付与部13は、対応関係決定部11の処理が終了すると
起動される。文書処理装置1には、選択された文書部品
の識別子が与えられているものとする。しかし、これに
限らず、第2の処理例のように属性値が与えられるもの
としてもよい。
【0071】この第3の処理例においては、タグ付与部
13は、部品−テンプレート対応表を用いる。部品−テ
ンプレート対応表は、例えば、図25に示すように、1
つの行にタブ(あるいは空白)を挟んで2つのエントリ
が記述されている。左側のエントリが“部品”に関する
記述であり、右側のエントリが“部品”に関する記述に
対応する“テンプレート”の記述である。この“テンプ
レート”の記述は、“部品”に関する記述にマッチする
文書部品に対して付与すべきタグのひな型を保持するフ
ァイル名を示している。ここでは、ファイル名“/tm
p/Template1”は図21に示すタグのひな型
が格納されたファイルを示し、ファイル名“/tmp/
Template2”は図22に示すタグのひな型が格
納されたファイルを示し、ファイル名“/tmp/Te
mplate3”は図23に示すタグのひな型が格納さ
れたファイルを示すものとする。“部品”に関する記述
は、属性“type”の値だけでなく、他の属性値や識
別子、オブジェクトの種類など、種々の記述が可能であ
る。
【0072】まず、S101において、対応関係決定部
11から渡されるタグ部品を挿入する位置情報と、識別
子の記述を得る。そして、タグ部品を挿入する位置情報
の記述の先頭に識別子の記述を追加して、それぞれの識
別子の記述に対応したタグ部品を挿入する絶対的な位置
情報を作成する。具体的には、例えば、識別子の記述が
“[3 2 2]”、タグ部品を挿入する位置情報が
“/((type=Art/./GEOGRAPHY)
#(type=Desc/type=DescTxt/
^CHAR))”のとき、絶対的な位置情報“[3 2
2]/((type=Art/./GEOGRAPH
Y)#(type=Desc/type=DescTx
t/^CHAR))”が得られる。
【0073】続いて、S102において、識別子の記述
が変数$partsに代入される。ここでは、例えば、
識別子の記述“[3 2 2]”が変数$partsに
代入されるものとする。
【0074】次いで、S103において、部品−テンプ
レート対応表を参照し、表中の“部品”に関する記述と
変数$partsの値とを比較する。S104で表中の
“部品”に関する記述の中に、変数$partsの値と
同じものが存在するか否かを判定し、存在する場合には
S106へ進み、存在しない場合には、S105を実行
してS103へ戻る。S105では、文書中の変数$p
artsを含む部品の属性“type”の値を得る。こ
のときに、文書保持部43への参照が行なわれる。
【0075】変数$partsに“[3 2 2]”が
代入されている時は、この値は図25に示す部品−テン
プレート対応表の“部品”に関する記述には存在しない
ので、S105が実行される。識別子の記述“[3 2
2]”を含む部品の属性“type”の値が“typ
e=Fig”であったとする。2回目のS103の実行
時には、部品−テンプレート対応表から“type=F
ig”が検索される。表中の“部品”に関する記述とし
てこの値が存在するので、S106へ進む。
【0076】S106では、部品−テンプレート対応表
から変数$partsに対応する“テンプレート”の記
述を得る。変数$partsの値が“type=Fi
g”のとき、“テンプレート”の記述からタグのひな型
のファイル名“/tmp/Template1”が得ら
れる。
【0077】最後に、S107において、タグ部品を付
与する文書部品を含む文書に、S101で得られた絶対
的な位置情報に従って、その絶対的な位置情報中の
“^”が先頭に付与されているオブジェクトの長子とし
て、タグひな型保持部12に保持されているS106で
得られたファイル名を有するタグ部品が挿入される。す
なわち、図21に示したタグのひな型が文書中の選択さ
れた文書部品に付与されることになる。以上の手順を経
て、タグ付与部13における処理が完了する。これで、
文書処理装置1の動作はすべて完了したことになる。
【0078】図26は、第3の処理例におけるタグ付与
後の文書の一例の版面の説明図である。図26に示され
ている文書では、図3に示したような版面の文書の図に
対して図21に示したタグ部品を付与した場合を示して
いる。図21に示したように、タグ部品は部品プログラ
ムとして記述されている。初期状態では、図のタイトル
の前にタグの表記として文字列「なし」が表示されてい
る。このタグを、例えば、マウスの右ボタンでクリック
するなど、タグに対してあるイベントを与えると、部品
プログラムが起動し、タグに対応したメニューを開くこ
とができる。この処理は構造化文書エディタ2によって
行なわれる。図26に示した例では、タグの表記の種類
として、「なし」、‘△’、‘←’をメニューに表示し
ている。ここで、例えば、‘△’を選択すると、表示さ
れるタグの表記は‘△’に変更される。このような機能
によって、タグへの処理内容記述作業が、一層容易なも
のになる。
【0079】この第3の処理例のように、作業者は、タ
グを付与したい部品を指定して処理を起動するだけで、
部品の種類に応じたタグを、部品に対応する位置に自動
的に得ることができる。
【0080】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、タグを付与する対象の文書部品を指定するだ
けで、文書部品にタグを自動的に付与することができる
ので、タグ付与作業における作業効率を向上させること
ができるとともに、誤った作業を防ぐことができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の文書編集処理装置の一実施例を示す
構成図である。
【図2】 本発明の文書編集処理装置の一実施例におけ
る全体の動作の一例を説明する流れ図である。
【図3】 文書の一例の版面の説明図である。
【図4】 図3に示した文書の一例の木構造の説明図で
ある。
【図5】 図3に示した文書の一例におけるファイルフ
ォーマットの一例を示す説明図である。
【図6】 図3に示した文書の編集イメージの一例の説
明図である。
【図7】 第1の処理例におけるタグひな型保持部12
の一例を示す説明図である。
【図8】 作業者による指示入力時の編集イメージの一
例の説明図である。
【図9】 第1の処理例における構造化文書エディタ2
の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【図10】 第1の処理例における対応関係決定部11
の処理の一例を示すフローチャートである。
【図11】 第1の処理例における部品−位置情報対応
表の一具体例の説明図である。
【図12】 第1の処理例における文書内のタグ部品を
挿入する位置を特定する処理の一例を示すフローチャー
トである。
【図13】 第1の処理例におけるタグ付与部13の処
理の一例を示すフローチャートである。
【図14】 第1の処理例におけるタグ付与後の文書の
一例の版面の説明図である。
【図15】 第1の処理例におけるタグ付与後の文書の
一例におけるファイルフォーマットの一例の説明図であ
る。
【図16】 文書の第2の例の版面の説明図である。
【図17】 第2の処理例における構造化文書エディタ
2の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【図18】 第2の処理例における対応関係決定部11
の処理の一例を示すフローチャートである。
【図19】 第2の処理例におけるタグ付与部13の処
理の一例を示すフローチャートである。
【図20】 第2の処理例におけるタグ付与後の文書の
第2の例の版面の説明図である。
【図21】 第3の処理例におけるタグのひな型の一例
の説明図である。
【図22】 第3の処理例におけるタグのひな型の別の
例の説明図である。
【図23】 第3の処理例におけるタグのひな型のさら
に別の例の説明図である。
【図24】 第3の処理例におけるタグ付与部13の処
理の一例を示すフローチャートである。
【図25】 部品−テンプレート対応表の一例の説明図
である。
【図26】 第3の処理例におけるタグ付与後の文書の
一例の版面の説明図である。
【符号の説明】
1…文書処理装置、2…構造化文書エディタ、3…情報
保持部、4…入力装置、5…表示装置、11…対応関係
決定部、12…タグひな型保持部、13…タグ付与部、
14…文書保持部、15,16…情報。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 陌間 端 神奈川県横浜市保土ヶ谷区神戸町134番地 横浜ビジネスパークイーストタワー 富 士ゼロックス株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造化文書に対して処理を行なう文書編
    集処理装置において、文書部品に対して付加され文書中
    に埋め込まれるタグのひな型を保持するタグひな型保持
    手段と、少なくともタグが付与される対象となる文書部
    品を含む前記構造化文書を保持する構造化文書保持手段
    と、タグを付与する対象となるタグ付与対象文書部品を
    特定しタグの付与を指示する入力手段と、該入力手段か
    ら得られる1つ以上の前記タグ付与対象文書部品を特定
    する情報を基に前記各タグ付与対象文書部品に対応する
    タグとタグ付与対象文書部品自身との文書構造中での位
    置関係を決定する対応関係決定手段と、前記タグ付与対
    象文書部品を含む前記構造化文書に対し前記タグひな型
    保持手段に保持されているタグのひな型を前記対応関係
    決定手段で決定された位置関係を満たす位置に付与する
    タグ付与手段を有することを特徴とする文書編集処理装
    置。
  2. 【請求項2】 表示手段を有し、前記タグ付与手段は、
    前記入力手段から得られる1つ以上の前記タグ付与対象
    文書部品を特定する情報を基に、必要に応じて前記構造
    化文書保持手段に保持されている前記構造化文書のタグ
    付与対象文書部品の情報を参照し、前記タグ付与対象文
    書部品に対応するタグのひな型を前記タグひな型保持手
    段中の1つ以上のタグのひな型から特定し、付与すると
    ともに、特定されたタグのひな型を表示手段に表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の文書編集処理装置。
JP6056104A 1994-03-25 1994-03-25 文書編集処理装置 Pending JPH07262185A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6056104A JPH07262185A (ja) 1994-03-25 1994-03-25 文書編集処理装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020194460A (ja) * 2019-05-29 2020-12-03 株式会社日立製作所 文書検索システム、文書検索装置及び方法

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JP2020194460A (ja) * 2019-05-29 2020-12-03 株式会社日立製作所 文書検索システム、文書検索装置及び方法

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