JPH0726189Y2 - ウイング車におけるパネルの結合装置 - Google Patents

ウイング車におけるパネルの結合装置

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JPH0726189Y2
JPH0726189Y2 JP1989114044U JP11404489U JPH0726189Y2 JP H0726189 Y2 JPH0726189 Y2 JP H0726189Y2 JP 1989114044 U JP1989114044 U JP 1989114044U JP 11404489 U JP11404489 U JP 11404489U JP H0726189 Y2 JPH0726189 Y2 JP H0726189Y2
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治雄 有馬
次男 深沢
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昭和アルミニウム株式会社
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、ウイング車におけるパネルの結合装置に関
する。
従来の技術 従来、箱形荷台にルーフ・パネルとサイド・パネルとよ
りなりかつ開閉自在な左右一対の翼状パネルが設けられ
ているウイング車は既に知られており、両パネルの枠部
材は共にアルミニウム押出型材製であって、両パネルの
連結部内側の結合角度は例えば約92°に設定されてい
た。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、このような従来のウイング車の翼状パネ
ルでは、ルーフ・パネルとサイド・パネルのアルミニウ
ム押出型材製の枠部材の製作誤差、あるいはまた組立て
誤差によって両パネルの連結部内側の結合角度が±2°
の範囲でバラツキを生じ、しかもこれをパネルの組立て
後に調整することは不可能であるという問題があった。
この考案の目的は、上記の従来技術の問題を解決し、翼
状パネルを構成するルーフ・パネルとサイド・パネルの
連結部内側の結合角度をパネルの組立て後に調整するこ
とができ、これによって枠部材の製作誤差、あるいはま
た組立て誤差による結合角度のバラツキを修正すること
ができて、寸法精度が高く、しかもルーフ・パネルとサ
イド・パネルの連結部の強度が大きい非常に堅固な翼状
パネルを得ることができ、さらにルーフ・パネルとサイ
ド・パネルの組立て後に、化粧用内装板の取付け作業を
きわめて簡単に行なうことができる、ウイング車におけ
るパネルの結合装置を提供しようとするにある。
課題を解決するための手段 この考案は、上記の目的を達成するために、ルーフ・パ
ネルとサイド・パネルとよりなる開閉自在な翼状パネル
を備え、両パネルのコーナー部分の内側に、補強部材が
両パネルに跨がるように取り付けられているウイング車
において、補強部材が両パネルのコーナー部分を覆う傾
斜面部と、これの上端よりルーフ・パネル側にのびる水
平面部と、同下端よりサイド・パネル側にのびる垂直面
部とで構成されて、水平面部がルーフ・パネルに、垂直
面部がサイド・パネルにそれぞれ固定され、同補強部材
の水平面部の先端に荷台中央部の桁材側に開口した横断
面略コ形の二股部が設けられるとともに、垂直面部の先
端に下方に開口した横断面略コ形の二股部が設けられ
て、これらの二股部に、ルーフ・パネルおよびサイド・
パネルの内面に沿う化粧用内装板の端部がそれぞれ嵌め
入れられている、ウイング車におけるパネルの結合装置
を要旨としている。
作用 上記ウイング車の翼状パネルでは、ルーフ・パネルとサ
イド・パネルとを組み立てた後、両パネルのコーナー部
分の内側に補強部材を取り付けることにより、両パネル
の連結部内側の結合角度を調整することができ、このた
めパネル枠部材の製作誤差および組立て誤差による結合
角度のバラツキを確実に修正することができて、得られ
た翼状パネルは、寸法精度が高く、しかも両パネルの連
結部の強度が大きく、非常に堅固なものである。
また補強部材の水平面部および垂直面部の横断面部コ形
の二股部に、ルーフ・パネルおよびサイド・パネルの内
面に沿う化粧用内装板の端部がそれぞれ嵌め入れること
ができるため、ルーフ・パネルとサイド・パネルの組立
てた後に、化粧用内装板の取付け作業をきわめて簡単に
行なうことができる。
実施例 つぎに、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
なお、この明細書において、内側とはウイング車の箱形
荷台の内側を、外側とは同外側をいうものとする。
まず第2図において、ウイング車(10)の箱形荷台
(1)には開閉自在な左右一対の翼状パネル(2)
(2)が備えられ、これらの両パネル(2)(2)は箱
形荷台(1)の上面中央部に設けられた桁材(6)の左
右両側にそれぞれヒンジを介して取り付けられている。
なお、左右一対の翼状パネル(2)(2)は互いに対称
につくられていて、ほゞ同じ構成を有しているので、以
下に一方の左側翼状パネル(2)についてのみ、その構
成を説明する。
第1図において、翼状パネル(2)は、ルーフ・パネル
(3)とサイド・パネル(4)とによって構成されてい
る。
ここで、ルーフ・パネル(3)は、内外一対のアルミニ
ウム押出型材製の枠部材(11)(一方の内側枠部材の図
示は省略)と、これらに渡し止められてボルト(25)お
よびナット(26)により固定された横断面Z形の所要数
のアルミニウム押出型材製芯材(22)と、これらの上面
に被せられてリベット(27)により取り付けられた金属
板(23)と、同内面に被せ止められた化粧用内装板(2
4)とによって構成されている。一方、サイド・パネル
(4)は、上下一対のアルミニウム押出型材製の枠部材
(12)(一方の下方枠部材の図示は省略)と、これらに
渡し止められてボルト(25)およびナット(26)により
固定された横断面Z形の所要数の芯材(22)と、これら
の外面に被せられてリベット(27)により取り付けられ
た金属板(23)と、同内面に被せ止められた化粧用内装
板(24)とによって構成されている。
この考案においては、翼状パネル(2)のルーフ・パネ
ル(3)とサイド・パネル(4)のコーナー部分の内側
に補強部材(5)が配されて、両パネル(3)(4)の
連結部内側の結合角度を調節し得るようなされている。
ここで、補強部材(5)は、両パネル(3)(4)のコ
ーナー部分を覆う傾斜面部(5a)、その上側の水平面部
(5b)およびその下側の垂直面部(5c)よりなり、その
水平面部(5b)がリベット(27)によりルーフ・パネル
(3)の芯材(22)に、垂直面部(5c)ガリベット(2
7)によりサイド・パネル(4)の芯材(22)に、それ
ぞれ固定されている。
また第1図に示すように、補強部材(5)の水平面部
(5b)の先端に荷台中央部の桁材(6)側に開口した横
断面略コ形の二股部(7)が設けられるとともに、垂直
面部(5c)の先端に下方に開口した横断面略コ形の二股
部(7)が設けられて、これらの二股部(7)(7)
に、ルーフ・パネル(3)およびサイド・パネル(4)
の内面に沿う化粧用内装板(24)(24)の端部(24a)
(24a)がそれぞれ嵌め入れられている。各二股部
(7)は、同図に示すように、補強部材(5)の水平面
部(5b)と垂直面部(5c)をそのまゝ延長する平坦部
(7a)とこれの基部より内方に突出した横断面略L形の
張出部(7b)とで構成されている。
このような補強部材(5)の取付けは、ルーフ・パネル
(3)とサイド・パネル(4)の組立て後に行なうこと
ができるものであり、これによって両パネル枠部材(1
1)(12)の製作誤差および組立て誤差による結合角度
のバラツキを修正することができて、両パネル(3)
(4)の連結部内側の結合角度を調整することができる
とともに、両パネル(3)(4)の連結部分を補強する
ことができ、得られた翼状パネル(2)は、寸費密度が
高く、しかも両パネル(3)(4)の連結部の強度が大
きく、非常に堅固なものである。また補強部材(5)の
水平面部(5b)および垂直面部(5c)の横断面略コ形の
二股部(7)(7)に、ルーフ・パネル(3)およびサ
イド・パネル(4)の内面に沿う化粧用内装板(24)
(24)の端部(24a)(24a)をそれぞれ嵌め入れること
ができるため、ルーフ・パネル(3)とサイド・パネル
(4)の組立て後に、化粧用内装板(24)(24)の取付
け作業をきわめて簡単に行なうことができるものであ
る。
またルーフ・パネル(3)とサイド・パネル(4)の連
結すべき縁部においてルーフ・パネル(3)側の枠部材
(以下これを第1連結枠部材いう)(11)とサイド・パ
ネル(4)側の枠部材(以下これを第2連結枠部材い
う)(12)とが上下に重ね合わせられ、第1連結枠部材
(11)の内側縁に凸型(13)が設けられるとともに、第
2連結枠部材(12)の内側縁に凸型(14)が設けられ
て、両凸縁(13)(14)がボルト(25)およびナット
(26)により結合されている。また第1連結枠部材(1
1)の内側縁寄りの部分に嵌合凹部(15)が、第2連結
枠部材(12)の内側縁寄りの部分に嵌合凸部(16)がそ
れぞれ設けられるとともに、第1連結枠部材(11)の外
側縁部に嵌合凹部(15)が、第2連結枠部材(12)の外
側縁部に嵌合凸部(23)がそれぞれ設けられて、嵌合凹
部(15)(15)と嵌合凸部(16)(16)とが相互に嵌め
合わせられている。そして両枠部材(11)(12)の内側
縁寄り部分において、嵌合凹部(15)の一側面とこれに
対向する嵌合凸部(16)の側面とに連結ピン嵌込み用溝
(17)(18)が両連結枠部材(11)(12)の全長にわた
って設けられるとともに、両枠部材(11)(12)の外側
縁寄り部分において、第1連結枠部材(11)の側壁内面
とこれに対向する第2連結枠部材(12)の側壁外面とに
連結ピン嵌込み用溝(17)(18)が両連結枠部材(11)
(12)の全長にわたって設けられ、これらの連結ピン嵌
込み用溝(17)(18)によって形成された内外一対の貫
通孔に連結ピン(19)がそれぞれ挿入されることによ
り、両パネル(3)(4)が相互に連結されている。
なお、図示のものは嵌合凹部(15)(15)が第1連結枠
部材(11)側に設けられ、嵌合凸部(16)(16)が第2
連結枠部材(12)に設けられているが、これらは相対的
なものであるので、図示の場合とは逆に配置せられてい
ても、勿論よい。
(考案の効果) この考案は、上述のように、ルーフ・パネルとサイド・
パネルとよりなる開閉自在な翼状パネルを備え、両パネ
ルのコーナー部分の内側に、補強部材が両パネルに跨が
るように取り付けられているウイング車において、補強
部材が両パネルのコーナー部分を覆う傾斜面部と、これ
の上端よりルーフ・パネル側にのびる水平面部と、同下
端よりサイド・パネル側にのびる垂直面部とで構成され
て、水平面部がルーフ・パネルに、垂直面部がサイド・
パネルにそれぞれ固定され、同補強部材の水平面部の先
端に荷台中央部の桁材側に開口した横断面略コ形の二股
部が設けられるとともに、垂直面部の先端に下方に開口
した横断面略コ形の二股部が設けられて、これらの二股
部に、ルーフ・パネルおよびサイド・パネルの内面に沿
う化粧用内装板の端部がそれぞれ嵌め入れられているも
のであるから、翼状パネルを構成するルーフ・パネルと
サイド・パネルの連結部内側の結合角度をパネルの組立
て後に調整することができ、これによって枠部材の製作
誤差、あるいはまた組立て誤差による結合角度のバラツ
キを修正することができて、寸法精度が高く、しかもル
ーフ・パネルとサイド・パネルの連結部の強度が大きい
非常に強固な翼状パネルを得ることができる。また補強
部材の水平面部および垂直面部の横断面略コ形の二股部
に、ルーフ・パネルおよびサイド・パネルの内面に沿う
化粧用内装板の端部をそれぞれ嵌め入れることができる
ため、ルーフ・パネルとサイド・パネルの組立て後に、
化粧用内装板の取付け作業をきわめて簡単に行なうこと
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図は箱形荷
台の翼状パネル部分の横断面図で、これは第2図I−I
線に沿うものである。第2図はウイング車の概略斜視図
である。 (1)……箱形荷台、(2)……翼状パネル、(3)…
…ルーフ・パネル、(4)……サイド・パネル、(5)
……補強部材、(5a)……傾斜面部、(5b)……水平面
部、(5c)……垂直面部、(6)……桁材、(7)……
横断面略コ形の二股部、(24)……化粧用内装板、(24
a)……端部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ルーフ・パネル(3)とサイド・パネル
    (4)とよりなる開閉自在な翼状パネル(2)を備え、
    両パネル(3)(4)のコーナー部分の内側に、補強部
    材(5)が両パネル(3)(4)に跨がるように取り付
    けられているウイング車において、補強部材(5)が両
    パネル(3)(4)のコーナー部分を覆う傾斜面部(5
    a)と、これの上端よりルーフ・パネル(3)側にのび
    る水平面部(5b)と、同下端よりサイド・パネル(4)
    側にのびる垂直面部(5c)とで構成されて、水平面部
    (5b)がルーフ・パネル(3)に、垂直面部(5c)がサ
    イド・パネル(4)にそれぞれ固定され、同補強部材
    (5)の水平面部(5b)の先端に荷台中央部の桁材
    (6)側に開口した横断面略コ形の二股部(7)が設け
    られるとともに、垂直面部(5c)の先端に下方に開口し
    た横断面略コ形の二股部(7)が設けられて、これらの
    二股部(7)(7)に、ルーフ・パネル(3)およびサ
    イド・パネル(4)の内面に沿う化粧用内装板(24)
    (24)の端部(24a)(24a)がそれぞれ嵌め入れられて
    いるウイング車におけるパネルの結合装置。
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