JPH07261614A - 画像形成装置およびその画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置およびその画像形成方法

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JPH07261614A
JPH07261614A JP6051675A JP5167594A JPH07261614A JP H07261614 A JPH07261614 A JP H07261614A JP 6051675 A JP6051675 A JP 6051675A JP 5167594 A JP5167594 A JP 5167594A JP H07261614 A JPH07261614 A JP H07261614A
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JP
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light
potential
main power
photoconductor drum
image
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JP6051675A
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English (en)
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Koji Takahashi
弘二 高橋
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 メイン電源OFF後の復帰性および画像形成
機能および機体内清潔性の高い画像形成装置を提供す
る。 【構成】 画像形成装置において、メイン電源がオフと
なった後でかつ前記現像を行なう前に光除電器9によっ
て光を前記の感光体ドラム1の表面に照射して、この感
光体ドラム1の光が照射された部分の帯電電位を除電す
る。こうして、メイン電源がオフとなった後にも慣性で
暫く回転し続ける感光体ドラム1の表面へのキャリヤの
付着を、感光体ドラム1上の帯電電位を除電することに
より防いで、キャリヤの付着に起因して従来発生してい
た次プリント時の画像不良や機体内汚れを解消あるいは
低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置およびそ
の画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置は、図5にプロセス
ユニットの概要の一例を示すような構造に形成されてい
る。すなわち、この図5に示すように、従来の画像形成
装置は、表面に光が照射されるとその部分の表面電位が
光減衰されて静電潜像が形成される感光体ドラム501
と、メイン電源(図示省略)がオンの場合に前記の感光
体ドラム501の表面電位を所定電位に帯電させる帯電
器502と、メイン電源がオンの場合に画像信号に対応
した光を前記の感光体ドラム501の表面に選択的に照
射する光照射器503と、所定の現像バイアス値の電圧
が印加されており前記の静電潜像に対応してこの静電潜
像と同一極性に帯電させたトナーを前記の感光体ドラム
501の表面に付着させる現像器504と、前記の感光
体ドラム501の表面に現像されたトナー画像を被転写
用紙(図示省略)に転写させる転写器(図示省略)と、
次の画像形成に備えて除電を行なう除電器505を有す
る画像形成装置である。これは従来のごく一般的な画像
形成装置のプロセスユニットの構造であり、既に一般的
に普及して盛んに用いられている。
【0003】図5に示すような従来の画像形成装置の反
転現像システムにおいて、装置動作中に強制的にメイン
電源をOFFした場合には、感光体ドラム501、帯電
器502、現像器(現像ドラム)504に印加される現
像バイアスの出力が停止するとともに、感光体ドラム5
01は慣性力によって回転方向に一定時間にわたって回
転を継続し、軸受の摩擦等によってやがて停止してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像形成装置においては、装置動作中の強制的なメイン
電源をOFFにした際の、下に述べるような不具合が生
じていた。しかもそれに対する防止策がなかった。
【0005】その不具合とは、装置動作中に強制的にメ
イン電源をOFFにした場合、次プリントの画像不良、
機体内汚れ等が発生するという問題である。
【0006】すなわち、感光体ドラム501の回転する
表面に沿った帯電器502〜現像器504間の経路途中
の領域506は、メイン電源がOFFとなった時には既
に光照射器503等によって帯電されている。そして感
光体ドラム501はメイン電源がOFFとなって感光体
ドラム501の駆動用電動機がオフとなった後にも、感
光体ドラム501はそれ自体の有する慣性力で暫時回転
するため、感光体ドラム501の回転時間に相当する領
域505にキャリアが付着してしまう。
【0007】このようにして、感光体ドラム501の表
面の領域505にキャリアが付着する結果、次プリント
の画像不良、機体内汚れ等の発生要因となっていた。
【0008】本発明は、このような問題を解決するため
に成されたもので、その目的は、画像形成装置の動作中
に強制的にそのメイン電源をOFFにした際に、次プリ
ントの画像不良、機体内汚れ等が発生するという問題を
解決して、メイン電源OFF後の画像不良や機体内汚れ
等の発生のない、メイン電源OFF後の復帰性および画
像形成機能および機体内清潔性の高い画像形成装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、画像に対応した光が表面に照射されるとその部分の
表面電位が光減衰されて静電潜像が形成される感光体ド
ラムと、メイン電源がオンの際に前記感光体ドラムの表
面電位を所定電位に帯電させる帯電器と、所定の現像バ
イアス値の電圧が印加されており前記静電潜像に対応し
て該静電潜像と同一極性に帯電させたトナーを前記感光
体ドラムの表面に付着させる現像器と、前記感光体ドラ
ムの表面に現像されたトナー画像を被転写用紙に転写さ
せる転写器とを有する画像形成装置において、前記感光
体ドラムの表面に沿った前記帯電器から前記現像器に至
る経路途中に配置され、メイン電源がオフとなった後で
かつ前記現像を行なう前に、光を前記感光体ドラムの表
面に照射して該感光体ドラムの光が照射された部分の帯
電電位を除電する光除電器を具備することを特徴として
いる。
【0010】また、表面に光が照射されるとその部分の
表面電位が光減衰されて静電潜像が形成される感光体ド
ラムと、メイン電源がオンの場合に前記感光体ドラムの
表面電位を所定電位に帯電させる帯電器と、メイン電源
がオンの場合に画像信号に対応した光を前記所定電位に
帯電された感光体ドラムの表面に選択的に照射する光照
射器と、所定の現像バイアス値の電圧が印加されており
前記静電潜像に対応して該静電潜像と同一極性に帯電さ
せたトナーを前記感光体ドラムの表面に付着させる現像
器と、前記感光体ドラムの表面に現像されたトナー画像
を被転写用紙に転写させる転写器とを有する画像形成装
置において、前記感光体ドラムの表面に沿った前記帯電
器から前記現像器に至る経路途中に配置され、メイン電
源がオフとなった後でかつ前記現像を行なう前に、光を
前記感光体ドラムの表面に照射して該感光体ドラムの光
が照射された部分の帯電電位を除電する光除電器を具備
することを特徴としている。
【0011】また、表面に光が照射されるとその部分の
表面電位が光減衰されて静電潜像が形成される感光体ド
ラムと、メイン電源がオンの場合に前記感光体ドラムの
表面電位を所定電位に帯電させる帯電器と、メイン電源
がオンの場合に画像信号に対応した光を前記所定電位に
帯電された感光体ドラムの表面に選択的に照射する光照
射器と、所定の現像バイアス値の電圧が印加されており
前記静電潜像に対応して該静電潜像と同一極性に帯電さ
せたトナーを前記感光体ドラムの表面に付着させる現像
器と、前記感光体ドラムの表面に現像されたトナー画像
を被転写用紙に転写させる転写器とを有する画像形成装
置において、電荷を蓄積する蓄電手段と、メイン電源が
オンの期間中に、前記蓄電手段に電圧を供給して前記蓄
電手段に電荷を蓄積させる電圧供給手段と、前記感光体
ドラムの表面に沿った前記帯電器から前記現像器に至る
経路途中に配置されており、メイン電源がオフとなった
後でかつ前記現像を行なう前に、光を前記感光体ドラム
の表面に照射して該感光体ドラムの光が照射された部分
の帯電電位を除電する光除電器と、メイン電源がオンの
期間中に前記蓄電手段を前記電圧供給手段に接続し、メ
イン電源がオフとなった後に前記蓄電手段を前記光除電
器に接続するスイッチング手段と、を具備することを特
徴としている。
【0012】また、表面に光が照射されるとその部分の
表面電位が光減衰されて静電潜像が形成される感光体ド
ラムと、メイン電源がオンの場合に前記感光体ドラムの
表面電位を所定電位に帯電させる帯電器と、メイン電源
がオンの場合に画像信号に対応した光を前記所定電位に
帯電された感光体ドラムの表面に選択的に照射する光照
射器と、所定の現像バイアス値の電圧が印加されており
前記静電潜像に対応して該静電潜像と同一極性に帯電さ
せたトナーを前記感光体ドラムの表面に付着させる現像
器と、前記感光体ドラムの表面に現像されたトナー画像
を被転写用紙に転写させる転写器とを有する画像形成装
置において、電荷を蓄積する蓄電手段であるコンデンサ
と、メイン電源がオンの期間中に、前記コンデンサに電
圧を供給して前記コンデンサに電荷を蓄積させる電圧供
給手段である電源回路と、前記感光体ドラムの表面に沿
った前記帯電器から前記現像器である現像ローラに至る
経路途中に配置されており、メイン電源がオフとなった
後でかつ前記現像を行なう前に、光を前記感光体ドラム
の表面に照射して該感光体ドラムの光が照射された部分
の帯電電位を除電して潜像電位以下に低減させる光除電
器である発光ダイオードアレイと、メイン電源がオンの
期間中に前記コンデンサを前記電源回路に接続し、メイ
ン電源がオフとなった後に前記コンデンサを前記発光ダ
イオードアレイに接続するスイッチング手段であるリレ
ー回路またはスイッチング素子と、を具備することを特
徴としている。
【0013】また、表面に光が照射されるとその部分の
表面電位が光減衰されて静電潜像が形成される感光体ド
ラムと、メイン電源がオンの場合に前記感光体ドラムの
表面電位を所定電位に帯電させる帯電器と、メイン電源
がオンの場合に画像信号に対応した光を前記所定電位に
帯電された感光体ドラムの表面に選択的に照射する光照
射器と、所定の現像バイアス値の電圧が印加されており
前記静電潜像に対応して該静電潜像と同一極性に帯電さ
せたトナーを前記感光体ドラムの表面に付着させる現像
器と、前記感光体ドラムの表面に現像されたトナー画像
を被転写用紙に転写させる転写器とを有する画像形成装
置において、電荷を蓄積する蓄電手段であるコンデンサ
と、メイン電源がオンの期間中に、前記コンデンサに電
圧を供給して前記コンデンサに電荷を蓄積させる電圧供
給手段である電源回路と、前記感光体ドラムの表面に沿
った前記帯電器から前記現像器である現像ローラに至る
経路途中に配置されており、メイン電源がオフとなった
後でかつ前記現像を行なう前に、前記感光体ドラムの表
面に照射された際に該表面に対する露光量が 5乃至20n
J/mm2 となるような光を前記感光体ドラムの表面に
照射して該感光体ドラムの光が照射された部分の帯電電
位を除電して該電位を潜像電位と同じ極性であって60ボ
ルト以下の電位に低減する光除電器である発光ダイオー
ドアレイと、メイン電源がオンの期間中に前記コンデン
サを前記電源回路に接続し、メイン電源がオフとなった
後に前記コンデンサを前記発光ダイオードアレイに接続
するスイッチング手段であるリレー回路またはスイッチ
ング素子と、を具備することを特徴としている。
【0014】また、本発明の画像形成方法は、メイン電
源がオンの際に、感光体ドラムの表面電位を所定電位に
帯電させ、画像に対応した光を前記感光体ドラムの表面
に照射して該感光体ドラムの表面電位を光減衰させて静
電潜像を形成し、該静電潜像に対応して、該静電潜像と
同一極性に帯電させたトナーを前記感光体ドラムの表面
に付着させて、該感光体ドラムの表面にトナー画像を現
像する画像形成方法において、メイン電源がオフとなっ
た後でかつ前記現像を行なう前に、光を前記感光体ドラ
ムの表面に照射して、前記光が照射された部分の帯電電
位を除電することを特徴としている。
【0015】なお、上記の画像に対応した光は、上記の
光照射器を用いて感光ドラムに選択的に照射してもよ
く、あるいは光学系を用いて原稿の画像を直接に光の形
で拡大または縮小して上記の感光ドラムに照射してもよ
い。
【0016】また、上記のスイッチング手段であるリレ
ー回路としては、例えば電磁弁方式のいわゆるリレー
(継断器)を用いてもよい。あるいはスイッチング素子
としては、電子的に継断作用を行なう機能を備えた素
子、例えばMOSFETのような(パワー)トランジス
タ素子などを用いてもよい。
【0017】また、上記の光除電器としては、それの放
射する光が感光ドラム表面に照射されたときに、その感
光ドラム表面の光が照射された部分の帯電電位が除電さ
れるような光を放射することが可能なものであれば、上
記の発光ダイオードアレイのみには限定されない。これ
以外にも、例えば小型白熱灯アレイや、光電管なども用
いることが可能である。
【0018】
【作用】本発明によれば、画像形成装置において、メイ
ン電源がオフとなった後でかつ前記現像を行なう前に光
除電器によって光を前記の感光体ドラムの表面に照射し
て、この感光体ドラムの光が照射された部分の帯電電位
を除電する。
【0019】このようにして、メイン電源がオフとなっ
た後にも慣性で暫く回転し続ける感光体ドラムの表面へ
のキャリヤの付着を、感光体ドラム上の帯電電位を除電
することにより防いで、従来は感光体ドラムの表面に付
着するキャリヤに起因して発生していた次プリント時の
画像不良や機体内汚れを解消あるいは低減することがで
きる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の画像形成装置の実施例を、図
面に基づいて詳述する。
【0021】図1は、本発明に係る画像形成装置の概略
構造を、特にその電子写真プロセスユニットを中心とし
て示す図である。
【0022】この図1に示す電子写真プロセスユニット
は、感光体ドラム1と、矢印aで示す回転方向に沿って
感光体ドラム1の表面を一様に帯電するための帯電器
2、感光体ドラム1の表面にトナーとキャリアからなる
二成分現像剤を用いて現像を行なう現像器3、感光体ド
ラム1上に現像された像を用紙上に転写する転写器4、
転写後に感光体ドラム1の表面上に残存しているトナー
を除去するための現像剤除去手段としてのドラムクリー
ナ器5、現像器3の内部に配置されておりレーザビーム
6によって形成された静電潜像にトナー粉体を付着させ
る現像ローラ7、現像後の静電潜像を除電する除電器
8、帯電器2と現像ローラ7との間に配置されて電源オ
フ時に感光体ドラム1の表面上に光を照射して除電を行
なう光除電器9、光除電器9に電力を供給してその発光
を行なわせるコンデンサ10、コンデンサ10に電圧を
印加して電荷を蓄積させる電源回路11、コンデンサ1
0の接続を電源回路11および光除電器9のうちから一
つ選択して切り替えるスイッチング手段としてのリレー
回路12から、その概略主要部が構成されている。
【0023】次に、本発明の画像形成装置のさらに詳細
な構造およびその作用を説明する。図2は、本発明の画
像形成装置の現像ローラ7および感光体ドラム1の部分
を示す図である。
【0024】像担持体としての感光体ドラム1は良く知
られているように導電性支持体、光導電性層及び絶縁層
を基本構成として有しているものである(左記はいずれ
も図示省略)。帯電器2の動作により、感光体ドラム1
の表面電位が一様な電位に帯電される。その後、画像信
号(画像情報)が入力されると、この画像情報荷基づい
て、図示しないレーザ発振器からレーザ光が発振されて
図示しない変調器への入力信号に従って変調された後
に、画像信号回転多面鏡(ポリゴンミラー;図示省略)
によって走査され、結象レンズ(図示省略)を介してレ
ーザビーム6が感光体ドラム1の表面に選択的に照射さ
れる。こうしてレーザビーム6が照射された感光体ドラ
ム1の表面電位が光減衰して、画像信号に対応した静電
潜像が形成される。一方、現像器3内の現像ローラ7に
は一定のバイアス電圧が印加されており、静電潜像を担
持した感光体ドラム1が現像ローラ7と接触すると感光
体ドラム1と現像ローラ7との間の電位差により現像ロ
ーラ7上に磁力で付着しているトナーは感光体ドラム1
表面のレーザ照射部分に付着する。この結果、感光体ド
ラム1表面の静電潜像は可視化される。
【0025】この後、感光体ドラム1表面上のトナー像
は転写器4との間に搬送されてきた用紙(図示省略)上
に転写される。さらにトナー像の転写を受けた用紙は定
着器(図示省略)に送り込まれてトナー像の定着処理が
行なわれる。一方、感光体ドラム1表面上の残存トナー
像はドラムクリーナ器5によって感光体ドラム1表面か
ら分離される。その後、感光体ドラム1表面の静電潜像
は除電器8により除電された後、再び帯電器2により再
帯電が行なわれて、次の画像プリント動作に移る。ある
いは次のプリント動作の開始に待機する。
【0026】上記のような反転現像システムにおいて、
現像ローラ7上のトナーは負極性であり、正極性のキャ
リアに付着した状態になっており、感光体ドラムD上の
静電潜像(-60 V程度)と現象ローラ7に印加される現
像バイアス(-400V程度)との電位差により潜像にトナ
ーが付着し可視化される。
【0027】ところで、従来の画像形成装置では、一般
的な使用状態の中で、メイン電源投入直後の暖機動作
(プレラン)中あるいは通常プリント動作中のユーザの
不注意等による、強制的なメイン電源のOFF状態がし
ばしば発生していた。そしてこのとき、感光体ドラム1
上には既に帯電器3により帯電電位が保持されているた
め、メイン電源OFF後にも感光体ドラム1が慣性力に
より回転する間に現像ローラ7上のキャリアが静電的に
引き寄せられて付着してしまい、次プリント時の画像不
良、機体内キャリア落ち等の不具合発生要因となってい
た。
【0028】そこで、本発明に係る画像形成装置におい
ては、感光体ドラム1の回転方向に沿った帯電器2と現
像ローラ7との間に、現像前に感光体ドラム1の表面に
光を照射して除電を行なう光除電器9を設けており、こ
の光除電器9によってメイン電源強制OFF直後に光除
電を実施することにより、上記した不具合の発生を防止
することを可能としているのである。
【0029】図3は、現像前に光除電器9を作動させる
ための制御回路、つまりコンデンサ10、電源回路1
1、リレー回路12の回路構造の一例を示す図である。
【0030】電源回路11は、装置のメイン電源から供
給される電圧を用いて、これをさらにDC12〜24Vの範
囲の電圧として降圧させて出力する電源回路である。メ
イン電源ON時には、この電源回路11からコンデンサ
10に電荷が蓄積される。
【0031】一方、リレー回路12は、本実施例におい
ては電圧印加時開放型のものを用いている。したがって
メイン電源がONのときにはリレー回路12は解放状態
となっており光除電器9には電流は流れることがないの
で、光除電器9は発光しない。また制限抵抗13は過電
流の流入を防止するための保護抵抗であり、ダイオード
14は逆電流防止用に設けられている。
【0032】さて、メイン電源が強制OFFされると、
言うまでもなく電源回路11の出力もOFF( 0V)と
なって、リレー回路12がNc側にスイッチングする。
するとコンデンサ10は光除電器9に接続される。つま
りコンデンサ10に蓄積された電荷は光除電器9(本実
施例では図3に示すように発光ダイオード15のアレ
イ)に流れ込む。こうして、光除電器9において、感光
体ドラム1の表面の帯電電位(-700V)を潜像電位(-6
0 V)以下にまで除電可能な5 〜20μJ/mm2程度の
露光量の発光が開始される。
【0033】上記した光除電器9の光量は、例えば図3
の除電器2として用いた除電ランプと同等とすればよ
い。あるいは、除電器2の露光量は光除電器9のそれと
は異なった値の露光量としても構わないことは言うまで
もない。
【0034】続いて、コンデンサ10の積分回路的な放
電特性で定まる電圧降下の速度により、光除電器9内の
LEDアレイ15の発光量は次第に低下して行き、感光
体ドラム1の慣性力による回転が停止した直後程度に発
光も停止するように、本実施例におけるコンデンサ10
の放電特性は設定されている。
【0035】図4に、光除電器9の動作タイミングの一
例を示す。本実施例においては、感光体ドラム径78mm
φ、プロセススピード 218mm/sの画像形成装置の場
合のプリント動作についてを一例として考える。
【0036】プリントスタート時Dと同時に駆動用電動
機(図示省略)が始動して、除電器2の発光が開始す
る。続いて帯電の出力後、位相差A(0.28sec )だけ遅
れて現像バイアス、剥離が出力され、アライニングロー
ラ回転開始から位相差(0.43sec )Bだけ遅れて転写が
出力され、アライニングローラの回転終了から位相差C
(0.60sec )だけ遅れて転写出力は停止する。
【0037】以上が通常のプリント動作であるが、この
ときメイン電源強制OFFを行なった場合には、前述し
た各出力及び駆動用電動機は停止して、感光体ドラムは
それ自体の慣性力で時間t(0.60sec )だけ回転を続け
る。そして本発明の装置においては回転時間tと同期し
て現像前に光除電器9が発光動作を行なって、感光体ド
ラム1上の帯電電位の除電が成される。
【0038】このように、現像前に光除電器9により除
電を行なうことにより、メイン電源強制OFFの場合の
感光体ドラム1上へのキャリアの付着を防止することが
可能となる。その結果、次プリントの画像不良、機体内
汚れ等が発生するという問題を解決することができる。
【0039】なお、このコンデンサ10の電気容量は、
上記のような5 〜20μJ/mm2 程度の露光量を達成す
る発光を行なうに相当する電気容量以上を備えているこ
とが望ましい。具体的にはそのような好適な電気容量値
は、本実施例の場合においては 0.3Fである。
【0040】ただし、左記のようなコンデンサ10の電
気容量の好適値としては、光除電器9に用いられる発光
素子(あるいはランプ)の種類や感光体ドラム1の露光
幅等の諸条件により大きく異なるので、上記の本実施例
の値のみには限定されないことは言うまでもない。
【0041】
【発明の効果】以上、詳細な説明で明示したように、本
発明によれば、メイン電源OFF後の復帰性および画像
形成機能および機体内清潔性の高い画像形成装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の概略構造を示す図であ
る。
【図2】本発明の画像形成装置の現像を行なう部分の概
略構造を示す図である。
【図3】本発明の画像形成装置における、コンデンサ、
電源回路、リレー回路を組み合わせてなる回路構造の一
例を示す図である。
【図4】本発明の光除電器9の動作タイミングの一例を
示す図である。
【図5】従来の画像形成装置の概略構造を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…感光体ドラム、2…帯電器、3…現像器、4…転写
器、5…ドラムクリーナ器、6…レーザビーム、7…現
像ローラ、8…除電器、9…光除電器、10…コンデン
サ、11…電源回路、12…リレー回路、13…制限抵
抗、14…ダイオード、15…発光ダイオード

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像に対応した光が表面に照射されるとそ
    の部分の表面電位が光減衰されて静電潜像が形成される
    感光体ドラムと、メイン電源がオンの際に前記感光体ド
    ラムの表面電位を所定電位に帯電させる帯電器と、所定
    の現像バイアス値の電圧が印加されており前記静電潜像
    に対応して該静電潜像と同一極性に帯電させたトナーを
    前記感光体ドラムの表面に付着させる現像器と、前記感
    光体ドラムの表面に現像されたトナー画像を被転写用紙
    に転写させる転写器とを有する画像形成装置において、 前記感光体ドラムの表面に沿った前記帯電器から前記現
    像器に至る経路途中に配置され、メイン電源がオフとな
    った後でかつ前記現像を行なう前に、光を前記感光体ド
    ラムの表面に照射して該感光体ドラムの光が照射された
    部分の帯電電位を除電する光除電器を具備することを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】表面に光が照射されるとその部分の表面電
    位が光減衰されて静電潜像が形成される感光体ドラム
    と、メイン電源がオンの場合に前記感光体ドラムの表面
    電位を所定電位に帯電させる帯電器と、メイン電源がオ
    ンの場合に画像信号に対応した光を前記所定電位に帯電
    された感光体ドラムの表面に選択的に照射する光照射器
    と、所定の現像バイアス値の電圧が印加されており前記
    静電潜像に対応して該静電潜像と同一極性に帯電させた
    トナーを前記感光体ドラムの表面に付着させる現像器
    と、前記感光体ドラムの表面に現像されたトナー画像を
    被転写用紙に転写させる転写器とを有する画像形成装置
    において、 前記感光体ドラムの表面に沿った前記帯電器から前記現
    像器に至る経路途中に配置され、メイン電源がオフとな
    った後でかつ前記現像を行なう前に、光を前記感光体ド
    ラムの表面に照射して該感光体ドラムの光が照射された
    部分の帯電電位を除電する光除電器を具備することを特
    徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】表面に光が照射されるとその部分の表面電
    位が光減衰されて静電潜像が形成される感光体ドラム
    と、メイン電源がオンの場合に前記感光体ドラムの表面
    電位を所定電位に帯電させる帯電器と、メイン電源がオ
    ンの場合に画像信号に対応した光を前記所定電位に帯電
    された感光体ドラムの表面に選択的に照射する光照射器
    と、所定の現像バイアス値の電圧が印加されており前記
    静電潜像に対応して該静電潜像と同一極性に帯電させた
    トナーを前記感光体ドラムの表面に付着させる現像器
    と、前記感光体ドラムの表面に現像されたトナー画像を
    被転写用紙に転写させる転写器とを有する画像形成装置
    において、 電荷を蓄積する蓄電手段と、 メイン電源がオンの期間中に、前記蓄電手段に電圧を供
    給して前記蓄電手段に電荷を蓄積させる電圧供給手段
    と、 前記感光体ドラムの表面に沿った前記帯電器から前記現
    像器に至る経路途中に配置されており、メイン電源がオ
    フとなった後でかつ前記現像を行なう前に、光を前記感
    光体ドラムの表面に照射して該感光体ドラムの光が照射
    された部分の帯電電位を除電する光除電器と、 メイン電源がオンの期間中に前記蓄電手段を前記電圧供
    給手段に接続し、メイン電源がオフとなった後に前記蓄
    電手段を前記光除電器に接続するスイッチング手段と、
    を具備することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】表面に光が照射されるとその部分の表面電
    位が光減衰されて静電潜像が形成される感光体ドラム
    と、メイン電源がオンの場合に前記感光体ドラムの表面
    電位を所定電位に帯電させる帯電器と、メイン電源がオ
    ンの場合に画像信号に対応した光を前記所定電位に帯電
    された感光体ドラムの表面に選択的に照射する光照射器
    と、所定の現像バイアス値の電圧が印加されており前記
    静電潜像に対応して該静電潜像と同一極性に帯電させた
    トナーを前記感光体ドラムの表面に付着させる現像器
    と、前記感光体ドラムの表面に現像されたトナー画像を
    被転写用紙に転写させる転写器とを有する画像形成装置
    において、 電荷を蓄積する蓄電手段であるコンデンサと、 メイン電源がオンの期間中に、前記コンデンサに電圧を
    供給して前記コンデンサに電荷を蓄積させる電圧供給手
    段である電源回路と、 前記感光体ドラムの表面に沿った前記帯電器から前記現
    像器である現像ローラに至る経路途中に配置されてお
    り、メイン電源がオフとなった後でかつ前記現像を行な
    う前に、光を前記感光体ドラムの表面に照射して該感光
    体ドラムの光が照射された部分の帯電電位を除電して潜
    像電位以下に低減させる光除電器である発光ダイオード
    アレイと、 メイン電源がオンの期間中に前記コンデンサを前記電源
    回路に接続し、メイン電源がオフとなった後に前記コン
    デンサを前記発光ダイオードアレイに接続するスイッチ
    ング手段であるリレー回路またはスイッチング素子と、
    を具備することを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】表面に光が照射されるとその部分の表面電
    位が光減衰されて静電潜像が形成される感光体ドラム
    と、メイン電源がオンの場合に前記感光体ドラムの表面
    電位を所定電位に帯電させる帯電器と、メイン電源がオ
    ンの場合に画像信号に対応した光を前記所定電位に帯電
    された感光体ドラムの表面に選択的に照射する光照射器
    と、所定の現像バイアス値の電圧が印加されており前記
    静電潜像に対応して該静電潜像と同一極性に帯電させた
    トナーを前記感光体ドラムの表面に付着させる現像器
    と、前記感光体ドラムの表面に現像されたトナー画像を
    被転写用紙に転写させる転写器とを有する画像形成装置
    において、 電荷を蓄積する蓄電手段であるコンデンサと、 メイン電源がオンの期間中に、前記コンデンサに電圧を
    供給して前記コンデンサに電荷を蓄積させる電圧供給手
    段である電源回路と、 前記感光体ドラムの表面に沿った前記帯電器から前記現
    像器である現像ローラに至る経路途中に配置されてお
    り、メイン電源がオフとなった後でかつ前記現像を行な
    う前に、前記感光体ドラムの表面に照射された際に該表
    面に対する露光量が 5乃至20nJ/mm2 となるような
    光を前記感光体ドラムの表面に照射して該感光体ドラム
    の光が照射された部分の帯電電位を除電して該電位を潜
    像電位と同じ極性であって60ボルト以下の電位に低減す
    る光除電器である発光ダイオードアレイと、 メイン電源がオンの期間中に前記コンデンサを前記電源
    回路に接続し、メイン電源がオフとなった後に前記コン
    デンサを前記発光ダイオードアレイに接続するスイッチ
    ング手段であるリレー回路またはスイッチング素子と、
    を具備することを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】メイン電源がオンの際に、感光体ドラムの
    表面電位を所定電位に帯電させ、画像に対応した光を前
    記感光体ドラムの表面に照射して該感光体ドラムの表面
    電位を光減衰させて静電潜像を形成し、該静電潜像に対
    応して、該静電潜像と同一極性に帯電させたトナーを前
    記感光体ドラムの表面に付着させて、該感光体ドラムの
    表面にトナー画像を現像する画像形成方法において、 メイン電源がオフとなった後でかつ前記現像を行なう前
    に、光を前記感光体ドラムの表面に照射して、前記光が
    照射された部分の帯電電位を除電することを特徴とする
    画像形成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000267532A (ja) * 1999-03-17 2000-09-29 Sharp Corp 画像形成装置
KR20110037286A (ko) * 2009-10-06 2011-04-13 삼성전자주식회사 화상형성장치 및 그의 전원 제어 방법
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