JPH07261454A - 二成分系現像剤 - Google Patents

二成分系現像剤

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JPH07261454A
JPH07261454A JP6046290A JP4629094A JPH07261454A JP H07261454 A JPH07261454 A JP H07261454A JP 6046290 A JP6046290 A JP 6046290A JP 4629094 A JP4629094 A JP 4629094A JP H07261454 A JPH07261454 A JP H07261454A
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toner
magnetic
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average particle
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JP6046290A
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Masumi Asanae
益実 朝苗
Masahisa Ochiai
正久 落合
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Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画質の向上ができ,画像担体上の残留トナー
を完全に回収でき,装置全体を小型化できる二成分系現
像剤を提供する。 【構成】 磁性キャリアとトナーとを混合した二成分系
現像剤において,トナーを結着樹脂または結着樹脂と磁
性粉とを主成分とする重合性モノマーにより平均粒径2
〜9μmに形成し,磁性キャリアを非球形状の鉄粉粒子
により平均粒径5〜100μmに形成すると共に,トナ
ー濃度を非磁性トナーでは2〜70重量%に,磁性トナ
ーでは10〜90重量%に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,電子写真法若しくは静
電記録法において,画像担体の表面に形成した静電荷像
を磁気ブラシ法若しくはジャンピング法によって現像す
る際に使用する,磁性キャリアと非磁性トナー若しくは
磁性トナーとを混合してなる二成分系現像剤に関するも
のであり,特に高精細画像が得られると共に,転写効率
が高く,転写後の画像担体表面からの残留トナーの除去
が容易であり,または残留トナーの回収と静電荷像の顕
像化とを併せて行う画像形成手段において有効である二
成分系現像剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来電子写真や静電記録を利用した画像
形成法においては,光導電体若しくは誘電体等からなる
画像担持体の表面に形成された静電荷像を,例えば永久
磁石部材を内蔵すると共にこの永久磁石部材と相対回転
自在に嵌挿してなるスリーブからなる現像手段を使用
し,磁性現像剤を現像領域まで吸着搬送し,所謂磁気ブ
ラシ法によって摺擦するか,またはジャンピング法によ
り,トナー像として現像する。次いでこのトナー像を直
接定着するか,若しくはトナー像を普通紙などの転写シ
ート上に転写した後定着して最終画面を得ている。
【0003】上記現像手段において使用される磁性現像
剤としては,磁性キャリアと非磁性トナーとを混合した
二成分系現像剤が多い。これに対して結着樹脂と磁性粉
とからなり,磁性キャリアを使用しない一成分系現像剤
も使用されている。
【0004】しかしながら一成分系現像剤を使用する場
合においては,トナー帯電量の増加に伴うトナーの帯電
凝集現像の惹起,スリーブ上のトナー不足による現像不
足等の問題点がある。これらの問題点を解決する手段と
しては,例えば特開昭59−162563号および同5
9−216149号公報に記載のような磁性キャリアと
磁性トナーとを混合した二成分系現像剤が提案されてい
る。
【0005】上記二成分系現像剤を構成するトナーの一
般的な製造方法としては,原材料を加熱,混練,冷却後
に粉砕分級して作製する方法が知られている。また画像
濃度が高く,かつ地カブリの少ない画像を得るために,
9〜13μmの平均粒径となるようにその粒度分布を調
整するのが一般的である。しかし最近は高画質化の要求
が増しており,この要求を満足させるために,トナーは
小粒径化の傾向にあり,平均粒径を2〜9μmに形成す
る必要がある。
【0006】しかしながら上記粉砕方法によって製造さ
れた小粒径のトナーは,粒子の形状が不定形であるため
流動性が低いという不都合がある。また流動性を向上さ
せるために,微粉末状のシリカ等の流動性改質剤を多量
に添加すると,流動性は向上するものの,感光体の表面
を損傷したり,湿度に起因する帯電量の変動が大きくな
る等の不都合を生ずる。
【0007】上記混練−粉砕法に存在する問題点を解決
するために,懸濁重合法によるトナーの製造方法が提案
されている(例えば特開昭54-84730号, 同 56-110947
号, 同59-28165号公報等参照)。これらの懸濁重合法に
おいては,重合性単量体および着色剤,必要に応じて重
合開始剤,架橋剤,帯電制御剤,その他の添加剤を溶解
若しくは分散させた単量体組成物を,懸濁安定剤を含む
分散媒中に,撹拌しながら添加して造粒し,重合させて
トナーを形成するものである。
【0008】上記懸濁重合法は,粉砕工程を全く含まな
いため,生成物に脆性,若しくは壊れ易さを必要とせ
ず,また粉砕によって生じたトナーの破断面への着色剤
等の露出がないため好ましい製造方法である。更に得ら
れたトナーの粒子形状も球形を呈するため,流動性も優
れる等の利点があるとされている。そして上記重合トナ
ーと球形鉄粉からなる磁性キャリアとを混合してなる二
成分系現像剤の提案もされている(例えば特開昭56−
110951号,同58−50545号公報参照)。
【0009】次に前記のような画像形成手段において
は,トナー像を記録紙に転写した後においても,画像担
体である感光体ドラム上にはトナーが若干残留している
ため,この残留トナーを除去するためのクリーニング装
置を設けているのが通常である。このため感光体ドラム
の周辺に上記クリーニング装置のためのスペースを確保
しなければならず,画像形成装置全体のコンパクト化を
阻害するという問題点がある。
【0010】一方装置全体の小型化を図る手段の例とし
て,上記クリーニング装置を省略し,感光体ドラムと現
像ロールとが対向する領域において,感光体ドラム上に
残留するトナーの回収と静電荷像の顕像化とを併せて行
なう,所謂現像清掃器を設けたものがある(例えば特開
平4-86878 号公報参照)。このようにクリーニング装置
を省略した画像形成装置においては,トナーと球形状に
形成した磁性キャリアとを混合してなる磁性現像剤を使
用している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前記のように重合法に
よる球形状のトナーを使用し,また前記公報記載の球形
状の磁性キャリアを使用した場合においては,二成分系
現像剤としての流動性が向上し,トナーの転写効率が高
いという利点がある反面において,粒子が球形状である
のでトナーおよび/または磁性キャリアの比表面積が小
であるため,トナーとの接触面積が必然的に小となる結
果,トナーの摩擦帯電量が小となり,画像濃度が低く,
鮮明な画像を形成することができないという問題点があ
る。
【0012】また精細な画像を形成するために,磁性キ
ャリアを小粒径化すると,薄い現像剤層が形成され,解
像度の高い,高品質の画像を得ることができるが,現像
手段による磁性キャリアに対する磁気的保持力が不足す
る結果,キャリア飛散が増加し,現像手段近傍の汚染,
画質の低下等を惹起するという問題点がある。
【0013】更に上記のようにトナーの回収と静電荷像
の顕像化とを併せて行う現像清掃器を使用して,感光体
ドラム1回転につき1回現像を行なった場合,記録紙に
トナー像を転写した後の残留トナーが感光体ドラムに存
在した際に,現像清掃部で残留トナーが完全に回収され
ず,現像後においても前の静電荷像形成部に付着残留し
ていることがある。
【0014】上記のような残留トナーの回収不良がある
と,得られた画像の品質を著しく低下させるという問題
点がある。一方このような問題点を解決するために,感
光体ドラム2回転につき1回現像を行なう手段を使用
し,前記残留トナーの完全回収を行なう方式もあるが,
このような方式においては,必然的に画像形成速度が低
下し,情報伝達の迅速化の要請に応えられない場合があ
るという問題点がある。
【0015】本発明は,上記従来技術に存在する問題点
を解決し,画質の向上が可能であると共に,画像担体表
面の残留トナー回収が完全であり,かつ装置全体の小型
化が可能である,静電荷像現像に使用する二成分系現像
剤を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,まず第1の発明においては,磁性キャリアと,少な
くとも結着樹脂,着色剤および荷電制御剤を含有する非
磁性トナーとを混合してなる二成分系現像剤において,
非磁性トナーを結着樹脂を主成分とする重合性モノマー
により平均粒径2〜9μmに形成し,磁性キャリアを非
球形状の鉄粉粒子により平均粒径5〜100μmに形成
すると共に,トナー濃度を2〜70重量%に形成する,
という技術的手段を採用した。
【0017】次に第2の発明においては,磁性キャリア
と,少なくとも結着樹脂,磁性粉および荷電制御剤を含
有する磁性トナーとを混合してなる二成分系現像剤にお
いて,磁性トナーを結着樹脂と磁性粉とを主成分とする
重合性モノマーにより平均粒径2〜9μmに形成し,磁
性キャリアを非球形状の鉄粉粒子により平均粒径5〜1
00μmに形成すると共に,トナー濃度を10〜90重
量%に形成する,という技術的手段を採用した。
【0018】本発明におけるトナーに使用する重合性単
量体はラジカル重合性のものであり,生成した重合体が
トナーに要求される特性を満足させるように1種又は2
種以上組合わせて使用される。このような単量体として
は,モノビニル芳香族単量体,アクリル系単量体,ビニ
ルエステル系単量体,ビニルエーテル系単量体,ジオレ
フィン系単量体,モノオレフィン系単量体などが挙げら
れる。
【0019】なおトナー粒子中に含有させる成分として
は,一般の乾式現像剤に使用されている種々の添加物
(ニグロシン染料や含金属アゾ染料等の荷電制御剤,オ
レフィン系重合体等の離型剤,流動性改質剤,充填剤
等)を含有させてもよいが,定着性を低下させないため
に合計で15重量%以下とするのがよい。
【0020】本発明における小粒径のトナーは,上記材
料を使用して例えば特開昭60−186852号, 同60−186854
号公報にも記載されるように,各種重合法を使用して重
合したものを使用することができる。すなわちエマルジ
ョン重合, ソープフリーエマルジョン重合, サスペンジ
ョン重合等によって粒子化した重合体は勿論のこと,上
記各重合法または溶液重合, バルク重合等によって得た
重合体を溶剤に溶解した後, スプレードライ法によって
造粒したものを使用し得る。このような重合法により,
平均粒径2〜9μmで粒度分布の狭い,すなわち粒子径
の揃ったトナーを得ることができる。
【0021】すなわち,本発明では,重合性単量体,着
色剤,離型剤,重合開始剤,分子量調節剤,分散安定剤
等の材料を充分に混合してから水中に投入し,次いで例
えばホモジナイザーで高速撹拌することにより分散造粒
し,所定の粒度分布になってから低速で撹拌し,40〜
80℃に昇温し,所定時間反応させて重合を完結させ
る。得られた重合物は,水洗,濾過,脱水及び乾燥の工
程を経てトナー粒子が得られる。
【0022】ここで重合開始剤としては,過硫酸カリウ
ム,2−2′−アゾビスイソブチロニトリル,2,4−
ジクロロパーオキサイド,レドックス系開始剤等の公知
のものを1種又は2種以上使用すればよく,その使用量
は単量体組成物の 0.1〜5重量%が望ましい。分子量調
節剤としては,tert−ブチルメルカプタン, tert−ドデ
シルメルカプタンなどを使用すればよい。分散安定剤と
しては, ゼラチン, カルボキシメチルセルロース, でん
粉, ポリビニルアルコール, 界面活性剤などを用い得
る。分散安定剤は単量体100重量部に対して0.01〜1
0重量部の比率で使用することが望ましい。
【0023】また第2の発明においてはトナー中に磁性
体粉末を含有させるが,このような磁性体粉末を構成す
る材料としては,フェライト,マグネタイトをはじめと
する鉄,コバルト,ニッケルなどの強磁性を示す元素を
含む合金あるいは化合物を使用できるが,平均粒径が小
さすぎるとクリーニング性を向上する作用が期待できな
いため好ましくない。一方大きすぎるとトナー粒子の表
面からの剥離,飛散が起こるため不都合である。従って
平均粒径を0.01〜3μm,好ましくは 0.1〜1μmとす
る。なお磁性体粉末は着色剤としての機能を発揮させ,
かつ定着性を確保するため,10〜40重量%とする。
【0024】次に上記の発明において磁性キャリアを形
成する鉄粉粒子の粒径が小であると,所謂キャリア飛散
が発生して画像担体の表面に付着して画質を低下させる
こととなり,一方粒径が大であると画像が荒れ易くな
る。従って鉄粉粒子の平均粒径は5〜100μmの範囲
とするのがよい。
【0025】上記のような鉄粉粒子は,粉砕鉄粉,還元
鉄粉の何れでもよく,形状としては,多面体形,多面形
状,鱗状,偏平状,不定形状等の非球形状に形成し,比
表面積を大にすることが好ましい。また鉄粉粒子の発請
を防止するために酸化処理によって表面に安定した酸化
皮膜を形成するか,表面(酸化処理した表面でもよい)
に樹脂材料からなる被覆層を被着することが好ましい。
【0026】
【作用】上記の構成により,高画質用に適した粒子径の
揃った小粒径の非磁性トナー若しくは磁性トナーを含む
二成分系現像剤が得られ,重合性モノマーにより球形状
に形成されたトナーであっても,帯電性を向上させ得
る。また現像領域において磁気ブラシ現像と残留トナー
の除去回収とを併せて行う方式の画像形成手段は勿論の
こと,スリーブを省略して永久磁石部材の表面に磁性現
像剤を直接吸着搬送し,磁気ブラシ現像若しくはジャン
ピング現像を行う画像形成手段にも適用できる。
【0027】
【実施例】第1実施例として,非磁性トナーと磁性キャ
リアとの二成分系現像剤により,スリーブレス現像ロー
ル(スリーブを省略して永久磁石部材により磁性現像剤
を直接吸着搬送する手段)使用によるジャンピング現像
を行った結果について説明する。
【0028】まず軟鋼屑を一次粉砕した後,油焼,選鉱
等の工程を経た後,窒化処理して脆い一次粒子を形成す
る。この一次粒子を粉砕処理した後,分級して平均粒径
が夫々5μm,10μm,20μm,50μmの鉄粉粒
子を得た。これらの鉄粉粒子は多面形状,偏平状を呈す
る非球形状であり,体積固有抵抗は4×106 Ω・cmで
あった。次にこの鉄粉粒子に流動床中においてシリコー
ン樹脂を被覆し,体積固有抵抗4×107 Ω・cmの磁性
キャリアを得た。
【0029】一方比較例として球形状の鉄粉粒子からな
る磁性キャリアを次の要領で作製した。すなわち上記一
次粒子の粉砕処理後,脱窒処理し,表面を酸化,還元処
理して分級後,平均粒径30μmの球形状の磁性キャリ
ア(樹脂被覆なし)を得た。この磁性キャリアの体積固
有抵抗は8×107 Ω・cmであった。
【0030】次に非磁性トナーを次の要領で作製した。
原材料として重量部で,スチレン70部,nブチルメタ
アクリレート30部,ジビニルベンゼン 0.5部, t−ラ
ウリルメルカプタン 0.5部,ポリエステル系分散剤(ポ
リヘキサメチレンアジペート) 1.0部,ポリプロピレン
(三洋化成製ビスコール550P)6部,カーボンブラ
ック(三菱化成工業製 #44)8部および荷電制御剤
(オリエント化学製 ボントロンE−81)2部を秤量
して配合し,ボールミルによって2時間混合した。
【0031】次に,容器にイオン交換水1000部と微粉末
シリカ(アエロジル製 #130)30部とを加え,ホ
モジナイザー(日本特殊機化工業社製ホモミキサー)で
撹拌し,さらにγ−アニリノメチルトリエトキシシラン
(トーレシリコーン社製SZ6083) 0.5部を加えて
撹拌した。分散媒中に重合開始剤としてアゾビス2,4
−ジメチルバレロニトリル2部と上記のモノマー組成混
合物を加え,600r.p.m.で10分間分散造粒した。反
応容器を窒素置換した後,パドル撹拌翼を備えた撹拌装
置に変更し,120r.p.m で撹拌を続けながら70℃に昇
温し,10時間反応させた。
【0032】得られた重合物を冷水中に投入し,濾過,
アルカリ洗浄,水洗を行った後脱水し,40℃で12時
間減圧乾燥を行い,体積平均粒径6μm(コールタカウ
ンタによる測定値)の非磁性トナーを得た。この非磁性
トナーの体積固有抵抗は3×1015Ω・cm, 摩擦帯電量
は−42μc/gであった。
【0033】なお上記体積固有抵抗は,測定すべきサン
プルを数十mg採取し,ダイヤルゲージを改良した3.05mm
φ(断面積0.073cm2)のテフロン(商品名)製絶縁シリ
ンダ中に充填し,0.1kgfの圧力を印加した状態で,D.C.4
000V/cm の電場で非磁性トナーに対するものを,またD.
C.200V/cm の電場で磁性キャリアに対するものを測定し
て算出した。測定には横河ヒューレッドパッカード製絶
縁抵抗計(4329A型)を使用した。
【0034】また磁性キャリアおよび非磁性トナーの平
均粒径(体積)は,粒度分析計(コールターエレクトロ
ニクス社製 コールターカウンターモデルTA−II)を
使用して測定した。更に摩擦帯電量は市販のブローオフ
摩擦帯電量測定器(東芝ケミカル製TB−200型)に
より,トナー濃度5%(標準キャリアとしてフェライト
キャリア(日立金属製KBN−100)を使用)にて測
定した値である。
【0035】上記のようにして作製した磁性キャリアと
非磁性トナーとを混合してトナー濃度40重量%の磁性
現像剤とし,下記の条件で画像形成した結果を表1に示
す。感光体ドラムとしてOPCを使用し,表面電位−7
00V,周速25mm/秒とした。次に現像ロールを構成
する永久磁石部材は,外径20mm,16極着磁,表面磁
束密度550Gの円筒状フェライト磁石によって形成
し,200r.p.m とした。なお感光体ドラムと永久磁石
部材との間の現像ギャップは 0.5mm, ドクター部材と永
久磁石部材との間のドクターギャップは 0.2mmとし,ド
クター部材と感光体ドラムとの間に直流−450V,交
流1200V,周波数1kHz のバイアス電圧を印加し
た。
【0036】上記によりジャンピング現像したトナー像
を普通紙上にコロナ転写し,180℃,線圧1kg/cm で
ヒートロール定着した。なお感光体ドラムの表面はウレ
タンブレードでクリーニングした。
【0037】
【表1】
【0038】表1から明らかなように,比較例であるN
o. 15においては,磁性キャリアが球形であるため,
非磁性トナーに対する帯電付与が充分でなく,画像濃度
および解像度の値が低いと共に,地カブリの発生が認め
られる。これに対して本発明のものであるNo. 11〜1
4においては,地カブリの発生がなく,画像濃度および
解像度の値が高い高品質の画像が得られていることがわ
かる。
【0039】次に第2実施例として,磁性トナーと磁性
キャリアとの二成分系現像剤により,スリーブレス現像
ロール使用による磁気ブラシ現像を行った結果について
説明する。
【0040】まず磁性キャリアは,前記第1実施例と同
様にして平均粒径30μmおよび60μmとした。比較
例の磁性キャリアもまた前記同様にして平均粒径60μ
mに形成した。
【0041】磁性トナーは次の要領で作製した。原材料
として重量部で,スチレン50部,2−エチルヘキシル
アクリレート7部,ジビニルベンゼン 0.3部,t−ラウ
リルメルカプタン 0.3部,ベンゾイルパーオキサイド1
部,ポリエステル系分散剤(ポリヘキサメチレンアジペ
ート) 0.6部,ポリプロピレン(三洋化成製 ビスコー
ル550P)4部,マグネタイト(戸田工業製 EPT
500)50部および荷電制御剤(オリエント化学製
ボントロンE−81)1部を秤量して配合し,ボールミ
ルによって6時間混合した。
【0042】以後の重合反応工程は前記第1実施例と同
様にし,体積平均粒径6μmの磁性トナーを得た。この
磁性トナーの体積固有抵抗は8×1014Ω・cm, 摩擦帯
電量は−36μc/gであった。
【0043】上記のようにして作製した磁性キャリアと
磁性トナーとを混合してトナー濃度40重量%の磁性現
像剤とし,下記の条件で画像形成した結果を表2に示
す。感光体ドラム,現像ロールおよび定着ロールについ
ての条件は前記第1実施例と同様であるが,現像ギャッ
プは 0.3mm,ドクターギャップは 0.2mmとし,バイアス
電圧は直流−450Vのみとした。
【0044】
【表2】
【0045】表2から明らかなように,比較例であるN
o. 23においては,磁性キャリアが球形であるため,
磁性トナーに対する帯電付与が充分でなく,画像濃度お
よび解像度の値が低いと共に,地カブリの発生が認めら
れる。これに対して本発明のものであるNo. 21,22
においては,地カブリの発生がなく,画像濃度および解
像度の優れた高品質の画像が得られている。
【0046】次にトナー濃度を変化させると,No. 24
〜27に示すように,トナー濃度の増加に伴って,画像
濃度の値が高くなり,No. 26,27において解像度が
若干低下するものの,高トナー濃度においても地カブリ
のない良好な画像が得られることがわかる。
【0047】第3実施例としては,非磁性トナーと磁性
キャリアとの二成分系現像剤により,永久磁石部材と中
空円筒状のスリーブとからなる現像ロール使用によるジ
ャンピング現像を行った結果について説明する。
【0048】まず磁性キャリアは,前記第1実施例およ
び第2実施例と同様にして平均粒径20μmおよび40
μmに形成した。比較例の磁性キャリアは平均粒径40
μmとした。また非磁性トナーは前記第1実施例と同様
のものを使用した。
【0049】感光体ドラムはOPCとし,表面電位−7
00V,周速60mm/秒とした。現像ロールを構成する
永久磁石部材は,6極着磁の円筒状フェライト磁石によ
って形成し,特定の磁極を感光体ドラムと対向させて固
定し,この外方にSUS304からなる外径20mmのス
リーブを150r.p.m.させ,スリーブ上の表面磁束密度
を550Gとした。なおトナー濃度を4重量%としたが
その他の画像形成条件は前記第1実施例におけるものと
同様であり,その結果を表3に示す。
【0050】
【表3】
【0051】表3から明らかなように,比較例であるN
o. 33においては,画像濃度においては良好であるも
のの,解像度が若干低く,地カブリおよびキャリア付着
の発生が認められる。これに対して本発明のものである
No. 31,32においては,地カブリおよびキャリア付
着が全くなく,画像濃度および解像度の優れた高品質の
画像が得られることがわかる。
【0052】更に第4実施例とて,磁性トナーと磁性キ
ャリアとの二成分系現像剤により,スリーブ付現像ロー
ル使用による磁気ブラシ現像を行った結果について説明
する。
【0053】まず磁性キャリアは前記第1実施例ないし
第3実施例におけるものと同様にして平均粒径を30μ
m,80μm,100μm,110μmに形成した。比
較例の磁性キャリアは平均粒径80μmとした。磁性ト
ナーは前記第2実施例におけるものと同一のものを使用
した。
【0054】感光体ドラム,現像ロールおよび定着ロー
ルについての条件は前記第3実施例と同様とし,一方現
像ギャップ,ドクターギャップおよびバイアス電圧につ
いての条件は前記第2実施例と同様とした。表4は上記
の画像評価結果を示す表である。
【0055】
【表4】
【0056】表4から明らかなように,比較例であるN
o. 45においては,画像濃度および解像度が低い値を
示していると共に,地カブリの発生が認められる。また
No. 44においては,磁性キャリアの平均粒径が大であ
るため,画像濃度および解像度は良好な値を示すもの
の,地カブリの発生があり,画質が低下している。これ
に対してNo. 41ないし43においては,画像濃度およ
び解像度が高く,地カブリの発生のない高品質の画像が
得られている。
【0057】
【発明の効果】本発明は以上記述のような構成および作
用であるから,重合法により粒径および磁性の揃った小
粒径のトナーとすることができると共に,クリーニング
性を向上させ得るため,高精細の良質の画像を形成し得
るという効果がある。
【0058】またスリーブを欠如する構成の現像ロール
によっても,更にクリーナを省略して残留トナーの除去
回収と現像とを併せて行う型式のものにおいても高品質
の画像を形成できるため,装置全体を小型化できるとい
う効果がある。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 9/08 384 9/10 311

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性キャリアと,少なくとも結着樹脂,
    着色剤および荷電制御剤を含有する非磁性トナーとを混
    合してなる二成分系現像剤において,非磁性トナーを結
    着樹脂を主成分とする重合性モノマーにより平均粒径2
    〜9μmに形成し,磁性キャリアを非球形状の鉄粉粒子
    により平均粒径5〜100μmに形成すると共に,トナ
    ー濃度を2〜70重量%に形成したことを特徴とする二
    成分系現像剤。
  2. 【請求項2】 磁性キャリアと,少なくとも結着樹脂,
    磁性粉および荷電制御剤を含有する磁性トナーとを混合
    してなる二成分系現像剤において,磁性トナーを結着樹
    脂と磁性粉とを主成分とする重合性モノマーにより平均
    粒径2〜9μmに形成し,磁性キャリアを非球形状の鉄
    粉粒子により平均粒径5〜100μmに形成すると共
    に,トナー濃度を10〜90重量%に形成したことを特
    徴とする二成分系現像剤。
JP6046290A 1994-03-17 1994-03-17 二成分系現像剤 Pending JPH07261454A (ja)

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