JPH0611951A - 電子写真プリンタ - Google Patents

電子写真プリンタ

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JPH0611951A
JPH0611951A JP4168122A JP16812292A JPH0611951A JP H0611951 A JPH0611951 A JP H0611951A JP 4168122 A JP4168122 A JP 4168122A JP 16812292 A JP16812292 A JP 16812292A JP H0611951 A JPH0611951 A JP H0611951A
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JP
Japan
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image
magnetic
transfer
roll
less
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JP4168122A
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English (en)
Inventor
Masumi Asanae
益実 朝苗
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Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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Priority to US08/080,513 priority patent/US5406353A/en
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/02Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices
    • G03G15/0208Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices by contact, friction or induction, e.g. liquid charging apparatus
    • G03G15/0241Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices by contact, friction or induction, e.g. liquid charging apparatus by bringing charging powder particles into contact with the member to be charged, e.g. by means of a magnetic brush
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/02Arrangements for laying down a uniform charge
    • G03G2215/021Arrangements for laying down a uniform charge by contact, friction or induction
    • G03G2215/022Arrangements for laying down a uniform charge by contact, friction or induction using a magnetic brush

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オゾン,NOx の発生を低減し若しくは皆無
とし,薄型化が可能であり,携帯に便利な電子写真プリ
ンタを提供する。 【構成】 円筒状に形成した像担持体の外周近傍に,少
なくとも夫々帯電手段と,潜像形成手段と,磁性トナー
を含む磁性現像剤を吸着保持し得るマグネットロールを
備えた現像手段と,像担持体表面の顕像を記録材に転写
する転写手段と,転写後の像担持体表面を清浄化するク
リーニング手段とを設け,かつ記録材上の顕像を熱定着
する定着手段を設けて画像形成ユニットを構成すると共
に,像担持体の外径を40mm以下に,およびマグネット
ロールの外径を30mm以下に各々形成し,帯電手段を永
久磁石を構成部材とする帯電ロールの外周に吸着保持さ
れかつ体積固有抵抗102 〜109 Ω・cmの磁性粉体か
らなり像担持体の表面を摺擦するように設けられた磁気
ブラシによって形成すると共に, 画像形成ユニットの高
さを60mm以下に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真プリンタに関す
るものであり,像担持体上に情報に対応する潜像を形成
し,この潜像を磁性トナーを含む磁性現像剤を介して顕
像化すると共に,記録材に転写,熱定着する静電潜像現
像手段を応用したプリンタであり,特に薄型化し,携帯
に便利なように改良した電子写真プリンタに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来電子写真法を応用したプリンタにお
いては,円筒状に形成した感光体ドラム上に情報に対応
した静電潜像を形成し,感光体ドラムと対向して設けた
永久磁石部材を内蔵する現像ロールにより,磁性現像剤
を吸着搬送し,現像領域において磁気ブラシを形成する
と共に,この磁気ブラシによって前記静電潜像面を摺擦
してトナー像として顕像化する。そしてこの顕像化した
トナー像を記録紙に転写した後,熱定着するのが最も一
般的な手段である。
【0003】上記のような磁気ブラシ現像に使用される
現像剤としては,一般の複写装置においては,磁性キャ
リアと非磁性トナーとを混合してなる二成分系現像剤が
多いが,電子写真プリンタにこのような二成分系現像剤
を使用すると,濃度センサその他の構成部材が多く,小
型化に限界があるため,磁性トナーである一成分系現像
剤,若しくは磁性トナーと磁性キャリアとの混合による
磁性現像剤が多用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような磁性現像
剤を使用することにより,プリンタの一応の小型化が図
れるが,従来の構成のものでは限界がある。すなわち熱
定着手段としては,熱源を内蔵させた加熱ロールと,記
録材を加熱ロールに挟着圧接させる加圧ロールとからな
るロール対を使用していると共に,このロール対には記
録材の巻付きを防止するための分離爪その他の付属構成
部材が設けられているため,ロール対の高さ寸法を大幅
に低減することができない。従ってプリンタ全体を薄型
化するのが困難であるという問題点がある。
【0005】また従来の構成のものにおいては,帯電手
段および転写手段として金属ワイヤーに高電圧(DC5
〜8kV)を印加して発生するコロナを利用する方式を
使用している。しかしながら,この方式においてはコロ
ナ発生時にオゾンやNOx 等のコロナ生成物が併せて発
生するため、不快臭による環境汚染がある。また上記コ
ロナ生成物により,感光体ドラムの表面が変質し,画像
ボケや劣化を進行させたり,ワイヤーの汚れが画像品質
に影響し,画像白抜けや黒スジを生じる等の問題点があ
る。
【0006】一方コロナ転写方式においては,記録材の
背面から現像剤とは逆極性のコロナ電荷を印加し,静電
的に現像剤を記録材に転写させるものであるため,湿度
の影響により記録材の抵抗が変化したり,抵抗の低い記
録材の場合には転写しにくい等の問題点がある。
【0007】なお上記コロナ放電を利用する方式におい
ては,電気的にも感光体ドラム若しくは記録材に向かう
電流は,供給電流の5〜30%に過ぎず,殆どがシール
ド板に流れてしまうため,帯電手段若しくは転写手段と
しては電力効率が低い。このため所定の効率を確保する
ための電力消費量が大となり,高圧トランスとしても容
量を大とせざるを得ないという問題点がある。
【0008】一方近年においては従来の定置式のプリン
タのみでなく,可搬式若しくは携帯式の電子写真プリン
タ出現に対する要望が次第に高まってきている。このよ
うな携帯式のプリンタとしては,記録材として感熱紙を
使用するものはすでに実用化されているが,感熱紙に記
録された情報若しくは画像は保存性が低いという欠点が
あり,保存用資料をプリントする手段としては適用でき
ないという問題点がある。
【0009】本発明は上記従来技術に存在する問題点を
解決し,オゾンやNOx 等の発生を低減し若しくは皆無
とし,薄型化が可能であると共に,携帯に便利な電子写
真プリンタを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,まず第1の発明においては,円筒状に形成した像担
持体の外周近傍に,少なくとも夫々帯電手段と,潜像形
成手段と,磁性トナーを含む磁性現像剤を吸着保持し得
るマグネットロールを備えた現像手段と,像担持体表面
の顕像を記録材に転写する転写手段と,転写後の像担持
体表面を清浄化するクリーニング手段とを設け,かつ記
録材上の顕像を熱定着する定着手段を設けて画像形成ユ
ニットを構成すると共に,像担持体の外径を40mm以下
に,およびマグネットロールの外径を30mm以下に各々
形成し,帯電手段を永久磁石を構成部材とする帯電ロー
ルの外周に吸着保持されかつ体積固有抵抗102 〜10
9Ω・cmの磁性粉体からなり像担持体の表面を摺擦する
ように設けられた磁気ブラシによって形成すると共に,
画像形成ユニットの高さを60mm以下に形成する,とい
う技術的手段を採用した。
【0011】次に第2の発明においては,第1の発明の
技術的手段に,定着手段を直径20mm以下の定着ロール
対によって形成する,という技術的手段を付加した。第
3の発明においては,第1の発明の技術的手段に,定着
手段を,固定支持された加熱部材と,移動自在に形成し
たベルトと,このベルトを加熱部材に圧接させ得る加圧
部材とによって形成する,という技術的手段を付加し
た。
【0012】更に第4の発明においては,上記第1の発
明ないし第3の発明の技術的手段に,転写手段を像担持
体と圧接回転可能に設けた転写ロールによって形成す
る,という技術的手段を付加した。
【0013】本発明において,像担持体およびマグネッ
トロールの外径を各々40mmおよび30mmを超えて形成
すると画像ユニットの高さが大きくなり,薄型化および
携帯性を阻害するため好ましくない。なお本発明におい
ては,像担持体の周速を60mm/秒以下とすることが好
ましく,これにより像担持体の外径を小さくすることが
できると共に,現像剤の搬送速度を抑制できる結果,マ
グネットロールの外径を小さくすることができる。従っ
て駆動トルクを低減させ,駆動系全体も小型化すること
ができる。
【0014】次に本発明において,帯電手段を構成する
帯電ロールは,外周面の軸方向に延びる複数個の磁極を
円周方向に等間隔に配設して形成することができ,通常
の永久磁石材料により円柱状に形成し,若しくは軸部材
の外周にブロック状の永久磁石を複数個配設して形成す
る。また帯電ロールの外周に非磁性材料によって中空円
筒状に形成したスリーブを同軸的かつ相対回転可能に設
けた構成としてもよい。
【0015】本発明において帯電手段である磁気ブラシ
を構成する磁性粉体の体積固有抵抗が102 Ω・cm未満
であると,磁性粉体が帯電ロールから剥離して像担持体
の表面に付着し,画質を低下させることになるため好ま
しくない。一方体積固有抵抗が109 Ω・cmを超える
と,像担持体表面に対する帯電電位を所定の値に保持す
ることができず,帯電能力が不足するため不都合であ
る。
【0016】上記の磁性粉体としては,通常の二成分系
現像剤においてキャリアとして使用される鉄粉,フェラ
イト粒子(Ni−Zn系,Mn−Zn系、Cu−Zn系
等)およびマグネタイト粒子等を使用できる。なおマグ
ネタイト粒子としては,例えば特開昭63−184764号公報
にも記載されるような,主としてマグネタイトからなる
母相中に,Si,Ca,Al,Mg,Fe,V,Sb,
Sn,Pb,Cu,Mnの1種または2種以上からなる
非磁性酸化物相が散在しているもの,およびヘマタイト
を主成分とする酸化鉄粉末に,Si,Ca,Al,M
g,Fe,V,Sb,Sn,Pb,Cu,Mnの1種ま
たは2種以上からなる非磁性酸化物を混合,造粒し,酸
素濃度5Vol %以下の不活性雰囲気中焼成温度1000
〜1400℃で熱処理することによりヘマタイトのみを
還元してマグネタイトとしたものも含まれる。
【0017】上記の磁性粉体は,平均粒径20〜200
μmに調製して使用するのが好ましい。なお例えば5μ
m以下の微細粒子を造粒して,上記平均粒径に形成して
もよい。また上記磁性粉体はそのまま使用することもで
きるが,カーボンブラック等の導電性粒子を含有させた
樹脂(フッ素樹脂,スチレン系樹脂,ポリエステル樹
脂,エポキシ樹脂,またはこれらの混合樹脂)で被覆し
て使用してもよい。更に上記磁性粉体と結着用樹脂とか
らなる芯材の表面に導電性粒子を付着させた所謂バイン
ダ型に形成したものを使用してもよい。
【0018】一方上記磁性粉体として,一般に磁性トナ
ーとして使用されている平均粒径5〜20μmのものも
使用できる。このような磁性粉体は,結着用樹脂と,2
0〜80重量%の磁性粉と,内添および/または外添さ
れた導電性粒子とから構成ささる。この場合磁性粉の含
有量が20重量%未満であると,帯電ロールへの吸着保
持力が不足して飛散し易く,帯電手段近傍を汚染するた
め好ましくない。一方磁性粉の含有量が80重量%を超
えると、結着用樹脂分が不足するため製造が困難である
と共に,磁性粉体の機械的強度が不足し,寿命が低下す
るため不都合である。
【0019】また本発明における定着手段としては,直
径20mm以下の定着ロール対によって形成するのが好ま
しく,このような定着ロール対を構成する加熱ロールと
しては,ハロゲンランプ等の熱源を内蔵するもの,また
は外周に電気抵抗材料からなる発熱体を設けた所謂直接
加熱式の加熱ロールを使用することができる。
【0020】更に本発明における定着手段を加熱部材,
ベルトおよび加圧部材とによって構成する場合におい
て,加熱部材は絶縁性耐熱材料からなる基板上に電気抵
抗材料からなる発熱体を設けて構成することができる。
またベルトとしては厚さ100μm以下の耐熱材料によ
って形成すると共に,画像当接面側に例えばPTFE,
PFA等のフッ素樹脂からなる離型性層を10μm程度
被着して構成することができる。一方加圧部材はシリコ
ンゴム等の離型性の良好な弾性材料からなる外層を有す
るロール状に形成し,前記ベルトを加熱部材に圧接回転
可能に構成する。
【0021】次に本発明において転写手段を構成する転
写ロールとしては,金属材料のような剛性材料からなる
芯金の外周に,例えばゴムその他の可撓性弾性材料から
なる外殻層を被着させて構成し,像担持体と記録材との
間に微小量のすべりを惹起させるスリップ転写手段とし
てもよい。一方外殻層を硬質とし,若しくは外殻層を欠
如した構成とし,像担持体との間に形成されるニップ幅
を小にした圧力転写手段としてもよい。
【0022】次に本発明において使用する磁性現像剤と
しては,結着用樹脂と磁性粉とを主成分とする磁性トナ
ーを単独に,若しくは磁性キャリアと混合して使用する
ことができる。結着用樹脂としてはポリスチレン,スチ
レン−アクリル系共重合体,スチレン−ブタジエン共重
合体等のスチレン系樹脂の他公知の樹脂を使用できる。
また磁性粉としては,フェライトやマグネタイト等の
鉄,コバルト若しくはニッケル等の強磁性を示す元素を
含む化合物若しくは合金等を使用することができる。な
おこのような磁性粉は磁性トナー中に均一に分散させる
ために,平均粒径を0.01〜3μmに形成するのが望まし
い。含有量は10〜80重量%の範囲にあればよく,好
ましくは20〜60重量%とするのがよい。
【0023】上記の磁性トナー粒子中に含有させる成分
としては,一般の乾式現像剤に使用されている種々の添
加物(ニグロシン染料や含金属アゾ染料等の荷電制御
剤,オレフィン系重合体等の離型剤,流動性改質剤,充
填剤等)を含有させてもよいが,定着性を低下させない
ために合計で15重量%以下とするのがよい。そして本
発明に使用される磁性トナーは,所定の成分を配合し
て,粉砕法,スプレードライ法,懸濁重合法等の公知の
手段によって製造される。画質の点からトナーの平均粒
径は,5〜15μm(より好ましくは7〜10μm)の
範囲が好ましい。
【0024】また磁性現像剤を上記磁性トナーと磁性キ
ャリアとを混合して構成してもよい。磁性キャリアとし
ては公知のものが使用できるが,画質や寿命の点からは
マグネタイトやソフトフェライト(Ni−Zn系,Mn
−Zn系,Cu−Zn系,Ba−Ni−Zn系等)から
なるキャリアが好ましい。この場合磁性粒子を樹脂で被
覆したものでもよい。フェライトキャリアとしては,キ
ャリア付着やカブリを防止するために,σsが40〜9
0emu/g(東英工業社製VS−3型振動試料型磁力
計で,10kOeの最大磁場を印加して測定),平均粒
度が20〜105μmの範囲のものがよい。また表面に
樹脂を被覆した磁性粉であり,平均粒径が10〜100
μmの範囲のものも,キャリアとして使用できる。
【0025】
【作用】上記の構成により,コロナ放電に起因するオゾ
ン,NOx 等のガスの発生を低減し,若しくは皆無とさ
せ得ると共に,薄型かつ携帯に便利に電子写真プリンタ
の実現が可能になる。
【0026】
【実施例】図1は本発明の実施例を示す要部構成説明図
である。図1において,1は画像形成ユニットであり,
後述する構成部材を収容すると共に,コントロールユニ
ット2上に一体に設けられている。3は感光体ドラムで
あり,円筒状に形成され,外周面に酸化亜鉛若しくは有
機半導体からなる感光層(図示せず)を備え,画像形成
ユニット1内に矢印方向に回転可能に設けられる。4は
後述するように形成した帯電器,5は現像器,6は後述
するように形成した転写器,7はクリーナであり,夫々
感光体ドラム3の外周近傍に設けられる。8はマグネッ
トロールであり,現像器5に回転可能に設けられると共
に感光体ドラム3に臨むように形成されている。
【0027】次に9は定着器であり,画像形成ユニット
1の記録紙経路10の下流側に設けられる。定着器9
は,例えばアルミナからなる基板11と,この基板11
上に設けられかつ電気抵抗材料からなる発熱体12と,
複数個のローラ13に懸架され,発熱体12の表面近傍
を矢印方向に移動可能に形成された無端状のベルト14
と,このベルト14を発熱体12に圧接して回転する加
圧ロール15とによって構成される。
【0028】ベルト14は例えば厚さ100μm以下の
ポリイミド,ポリエーテルイミド,PES,PFA等の
耐熱材料によって無端状に形成され,画像当接面(図1
においては下面)側に,PTFE,PAF等のフッ素樹
脂からなる離型性層(図示せず)を10μm程度被着さ
せて形成される。また加圧ロール15は,円筒状に形成
された芯材の外周面にシリコンゴム等の離型性の良い弾
性材料からなる外層が設けられている。
【0029】16はレーザスキャナであり,画像形成ユ
ニット1の上端部近傍に設けられ,情報若しくは画像に
対応する電気信号の入力により,レーザビーム17を反
射板18を介して感光体ドラム3の表面に照射可能に構
成される。なお上記画像形成ユニット1内に収容されて
いる構成部材の駆動系およびレーザスキャナ16等は,
コントロールユニット2と電気的に接続され,制御可能
に構成されている。
【0030】上記の構成により,コントロールユニット
2を介して画像形成ユニット1内の夫々の構成部材を駆
動状態若しくは作動状態とし,レーザスキャナ16に情
報若しくは画像に対応する電気信号を入力させる。次に
感光体ドラム3は帯電器4により表面を一様に帯電さ
れ,この帯電された表面に前記電気信号によるレーザビ
ーム17が照射されて静電潜像が形成される。そしてこ
の静電潜像は,現像器5においてマグネットロール8に
よって吸着搬送される磁性トナーにより,トナー像とし
て顕像化され,転写器6により記録紙経路10を移動す
る記録紙(図示せず)上に転写される。転写後に感光体
ドラム3上に残留する磁性トナーはクリーニングブレー
ド(図示せず)を有するクリーナ7によって除去され,
次の静電潜像の形成が行われる。
【0031】次にトナー像を担持する記録紙は定着器9
に給送され,加圧ロール15により,ベルト14を介し
て発熱体12に圧接された状態で左方に移動する。従っ
て発熱体12の熱がベルト14を介して記録紙上のトナ
ー像に伝播され,磁性トナーを構成する結着用樹脂が溶
融し,定着が行われるのである。
【0032】図2は図1における帯電器4および転写器
6の近傍を拡大して示す説明図であり,同一部分は図1
と同一の参照符号で示す。図2において,まず帯電器4
は帯電ロール41と,この帯電ロール41の外周面に吸
着保持される磁気ブラシ42とによって形成される。帯
電ロール41は,例えばハードフェライトのような焼結
粉末磁石材料により中実円柱状に一体成形し,若しくは
強磁性材料粉末とバインダとの混合物によって円柱状に
一体成形したものを,例えば外径20mmに形成した非磁
性材料からなるスリーブ内に配置し,両端部は回転可能
に支持される。帯電ロール41の外周面には,軸方向に
延びる複数個のN,S磁極を,円周方向に等間隔に,例
えば6個設ける。なお帯電ロール41は,上記構成のも
のに限らず,スリーブを省略したものでもよく,あるい
はスリーブに直流若しくは直流に交流を重畳したバイア
ス電圧を印加したものでもよい。
【0033】次に磁気ブラシ42を形成するために,例
えばBa−Ni−Zn系のフェライト粒子(日立金属製
KBN−100,平均粒径74〜149μm,体積固
有抵抗108 Ω・cm)を帯電ロール41の外周面に厚さ
0.7mmに吸着保持させた。このように磁気ブラシ42を
保持する帯電ロール41を100rpm で回転させて感光
体ドラム3の表面を摺擦したところ,所定の帯電電位を
付与させ得ることを確認した。なお帯電ロール41の回
転方向は正逆何れの方向でもよい。
【0034】図2において,転写器6を,例えばステン
レス鋼からなる芯金61の外周面に,例えばエチレンプ
ロピレンゴム(EPDM)からなり硬度Hs80°に形
成した厚さ2mmの外殻層62を被着させてなる外径20
mmの転写ロール60によって構成し,感光体ドラム3に
押圧させた。
【0035】上記の構成により,感光体ドラム3の周速
をVd ,転写ロール60の周速をVt ,記録紙63の移
動速度をVp ,感光体ドラム3と記録紙63との間の摩
擦係数をμdp, 転写ロール60と記録紙63との間の摩
擦係数をμtpとし,μtp>μdpとなるように転写ロール
60の外殻層62の材質を選定する。そしてVd >Vt
(但しVt ≒Vp )となるように速度設定をすると,記
録紙63と感光体ドラム3との間にスリップが発生し,
感光体ドラム3上のトナー31に機械的な剥離力が作用
して,トナー31が記録紙63上に転写されるのであ
る。
【0036】上記のスリップ転写手段において,転写性
能はすべり量と面圧とによって決定され得る。この場合
すべり量は,(h/Vt )×(Vd −Vt )(但しhは
ニップ幅,すなわち感光体ドラム3と転写ロール60と
の接触部の幅)で表される。すなわち一般に記録紙63
としては普通紙が使用され,その表面には紙の繊維に起
因する凹凸があり,スリップ転写手段において,トナー
31が記録紙63上に転写されるためには,感光体ドラ
ム3上の画像を形成するトナー31が,記録紙63上を
すべる間に記録紙63の表面の繊維と接触しなければな
らない。従って記録紙63が転写ロール60を通過する
間に,トナー31が記録紙63上をすべる量が転写性能
に影響するのである。
【0037】一方,転写ロール60の感光体ドラム3に
対する押圧力を高める,すなわち転写ロール60の面圧
を高めることにより,記録紙63表面の繊維が押されて
記録紙63の平滑度が等価的に高まり,トナー31が記
録紙63の繊維に接触する確率が高くなり,転写性能が
向上すると考えられる。従って転写ロール60の面圧も
また転写性能向上の要因の一つとなり得るのである。
【0038】上記すべり量および面圧が転写効率および
解像度に与える影響について実験したところ,すべり量
および面圧が増加するに伴って転写効率が向上するが,
すべり量の増大に伴って解像度が低下することが明らか
になった。従って転写効率と解像度とは相反関係があ
り,プリンタに要求される性能を勘案して両者の仕様を
決定する必要がある。なお転写効率と解像度とを同時に
向上させる場合には,下記の圧力転写手段によるのが有
効である。
【0039】図2に示す転写ロール60を構成する外殻
層62を,厚さ 2.5mmのポリアセタール樹脂によって形
成し,前記実施例と同一線圧においてもニップ幅が小で
あり,高面圧が得られる転写ロール60を得た。また外
殻層62を欠如する転写ロール60をアルミニウム合金
によって形成したものについても評価した。
【0040】この結果,外殻層62を例えばポリアセタ
ール樹脂のような硬質材料によって構成したもの,およ
び外殻層62を欠如するものでは,解像度および転写効
率を向上させ得ることが明らかになり,転写効率は転写
ロール60に付与する面圧によって定め得ることが解明
された。
【0041】なお上記構成の帯電ロール41および転写
ロール60によって構成された帯電器4および転写器6
を有する図1の画像形成ユニット1は,有機半導体から
なる感光層を備えた感光体ドラム3の外径を30mmに,
現像器5を構成するマグネットロール8の外径を18mm
に形成することにより,高さ寸法を55mmに形成するこ
とができ,携帯用としての機能を満足させ得ることを確
認した。この場合感光体ドラム3の周速を20mm/秒,
定着温度を130℃,加圧ロール15による圧接力を0.
5 kg/cmとした。記録紙上に形成された画像は,画像濃
度,解像度共に良好であり,かつ定着性が充分であるこ
とを確認した。
【0042】図3は本発明の他の実施例を示す要部構成
説明図であり,同一部分は前記図1と同一の参照符号で
示す。図3において,19は加熱ロール,20は加圧ロ
ールであり,各々圧接回転可能に形成し,定着器9を構
成する。なお加熱ロール19および加圧ロール20は各
々外径を20mmに形成し,線圧0.5 kg/cmで圧接させて
構成する。加熱ロール19は例えばアルミニウムからな
る芯材の外周に電気抵抗材料からなる発熱体を設けると
共に,その外周に例えばPTFEからなる離型性層を1
0μm程度被着させて構成する。一方加圧ロール20は
前記加熱ロール19と同様な材料からなる芯材の外周
に,例えばシリコンゴムからなる外層を被着させて構成
する。
【0043】上記の構成により,前記実施例と同様の条
件によって画像形成した結果,同様の良質の画像が得ら
れることを確認した。上記の実施例においては,転写器
6を転写ロール60によって形成した例について記述し
たが,従来装置において使用されているコロナチャージ
転写方式としてもよい。また上記の実施例においては,
図1において定着器9を構成するベルト14が無端回動
する例について説明したが,送出軸と巻取軸とを使用す
ると共に,これらの軸に巻装され,かつこれらの軸間を
往復移動する有端状ベルトとしても作用は同様である。
また図3において加熱ロール19を,芯材の外周に発熱
体を設けて構成した例について説明したが,芯材を例え
ばセラミック材料によって形成すると共に,芯材内に発
熱体を埋設した構成としてもよいことは勿論である。
【0044】
【発明の効果】本発明は以上記述するような構成および
作用であるから,コロナ放電に起因するオゾン,NOx
の発生を大幅に低減し,若しくは皆無とすることができ
ると共に,電子写真プリンタの薄型化が可能であり,特
に携帯用として極めて便利であるという効果がある。ま
た定着器を構成するベルト支持用のローラ,若しくは定
着ロール対を構成する加熱ロールおよび加圧ロールの外
径を小に形成したため,分離爪を使用しなくても記録紙
の定着器への巻付きが防止され,定着器の構成が簡単と
なり,画像形成ユニットの軽量化およびコスト低減が可
能であるという効果も併有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す要部構成説明図である。
【図2】図1における帯電器4および転写器6の近傍を
拡大して示す説明図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す要部構成説明図であ
る。
【符号の説明】
1 画像形成ユニット 3 感光体ドラム 4 帯電器 6 転写器 8 マグネットロール 9 定着器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/20 103 21/00 118

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状に形成した像担持体の外周近傍
    に,少なくとも夫々帯電手段と,潜像形成手段と,磁性
    トナーを含む磁性現像剤を吸着保持し得るマグネットロ
    ールを備えた現像手段と,像担持体表面の顕像を記録材
    に転写する転写手段と,転写後の像担持体表面を清浄化
    するクリーニング手段とを設け,かつ記録材上の顕像を
    熱定着する定着手段を設けて画像形成ユニットを構成す
    ると共に,像担持体の外径を40mm以下に,およびマグ
    ネットロールの外径を30mm以下に各々形成し,帯電手
    段を永久磁石を構成部材とする帯電ロールの外周に吸着
    保持されかつ体積固有抵抗102 〜109 Ω・cmの磁性
    粉体からなり像担持体の表面を摺擦するように設けられ
    た磁気ブラシによって形成すると共に,画像形成ユニッ
    トの高さを60mm以下に形成したことを特徴とする電子
    写真プリンタ。
  2. 【請求項2】 定着手段を直径20mm以下の定着ロール
    対によって形成したことを特徴とする請求項1記載の電
    子写真プリンタ。
  3. 【請求項3】 定着手段を,固定支持された加熱部材
    と,移動自在に形成したベルトと,このベルトを加熱部
    材に圧接させ得る加圧部材とによって形成したことを特
    徴とする請求項1記載の電子写真プリンタ。
  4. 【請求項4】 転写手段を像担持体と圧接回転可能に設
    けた転写ロールによって形成したことを特徴とする請求
    項1ないし3何れかに記載の電子写真プリンタ。
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