JPH07260947A - 携帯時計 - Google Patents

携帯時計

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Publication number
JPH07260947A
JPH07260947A JP5034994A JP5034994A JPH07260947A JP H07260947 A JPH07260947 A JP H07260947A JP 5034994 A JP5034994 A JP 5034994A JP 5034994 A JP5034994 A JP 5034994A JP H07260947 A JPH07260947 A JP H07260947A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dial
timepiece
light
cover
protective cover
Prior art date
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Pending
Application number
JP5034994A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Inora
康雄 猪之良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seikosha KK
Original Assignee
Seikosha KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Seikosha KK filed Critical Seikosha KK
Priority to JP5034994A priority Critical patent/JPH07260947A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 携帯時計の文字板に塗布してある蓄光塗料の
蓄光量を増加させて発光時間を長くする。 【構成】 時計機械体4が取り付けられた機械体取付部
2aの前面には、裏面に蓄光塗料7tを塗布し、前面に
これとコントラストの高い遮光性インクで指標7aを印
刷した文字板7が取り付けてある。文字板7の前方には
前面カバー6が設けてあり、文字板7と前面カバー6と
の間には時計機械体4により回転駆動される指針5が位
置している。指針5には蓄光塗料5aが塗布してある。
前枠2の前面に設けられた前面カバー6の前方は透明材
料からなり凸レンズ状に形成してある保護カバー8によ
って覆われている。時計がこの状態で照明の下に置かれ
ると、凸レンズ状の保護カバー8によって周囲の光が文
字板7上に集められ、蓄光塗料5a,7aへの蓄光量を
増加させ、長時間の発光を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、携帯が容易で旅行先
等においても使用可能としたいわゆる携帯時計に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば観光旅行や出張等の旅行先におい
て、アラーム機能を備えた携帯時計が重宝されている。
携帯時計は一般的に、小形かつ軽量であるほかに鞄やバ
ッグ等に収納した状態で外力を受け易いことから内部機
構を保護するための強度が要求される。このため、前面
カバーの前面にさらに保護カバーを設け、携帯中におけ
る前面カバーの保護機能を果たさせるとともに、使用時
には保護カバーを開き、この保護カバーに時計本体のス
タンドの機能を果たさせている。
【0003】ところで、携帯時計の主な役割は携帯に便
利なことと、起床時間を報知するアラーム機能と時刻の
表示にあると考えると、夜中に目覚めた時に照明装置を
わざわざ点灯しなくても時刻等を視認可能であることが
望ましい。そこで、携帯時計は一般的に文字板前面に形
成される時刻目盛,時刻数字や指針などに、自発光型の
夜光塗料や明るい雰囲気中にあるときに蓄えられたエネ
ルギにより光を発する蓄光塗料を塗布して暗所にても時
刻等を視認可能にしたものが用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術にお
ける携帯時計は、保護カバーが外力に対する保護及びス
タンドの機能を重視した構成になっており、暗所におけ
る時刻の視認性に対する配慮が不十分である。すなわ
ち、文字板や指針に塗布される自発光型の夜光塗料を用
いたものは、法律上の制約、すなわち「放射性同位元素
等による放射線障害の防止に関する法律」等によりその
使用量に制限を受け、夜間等に表示を認識するには十分
な明るさを得られないものであった。また蓄光塗料を用
いたものは、文字通り周囲から光の照射を受けてエネル
ギーを蓄えて励起状態となって発光するものであるた
め、エネルギーの蓄積量が少ないと短時間で発光不能と
なり、それ以上の時間帯についてはその役割を果たし得
なくなっている。とくに、蓄光塗料を用いたものでは携
帯中は不透明体からなる保護カバーによって覆われてい
る文字板や指針が遮光されているために通常の使用状態
では蓄光時間が短く十分な発光エネルギーを蓄えること
ができない。また、旅先の宿舎等において保護カバーを
開いて蓄光可能状態にしてあっても、照明による蓄光で
はその量が少ないためにどうしても全就寝時間帯を発光
させることは困難になっている。
【0005】そこで本発明の目的は、蓄光塗料への蓄光
量を多くし、文字板の発光時間を長くすることによって
暗所における長時間の発光により常に時刻等を視認可能
にした携帯時計を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の携帯時計は、時計機械体を装着してある時
計枠体と、この時計枠体の前面に設けてある文字板と、
この文字板の前方に設けてある前面カバーと、文字板と
前面カバーとの間に位置し時計機械体により回転駆動さ
れる指針と、携帯時には前面カバーの前方を覆うことに
よって当該前面カバーを保護し、使用時には一端部を中
心として所定角度だけ回転させることによって時計枠体
を立設可能にする保護カバーを備えた携帯時計におい
て、文字板には、暗所においても時刻を視認可能にする
蓄光塗料が塗布してあり、保護カバーは、透明材料によ
って文字板への投光量を増加可能とする凸レンズ状に形
成してあるところに特徴がある。
【0007】
【作用】保護カバーが透明材料によって凸レンズ状に形
成してあるので、保護カバーを前面カバーの前方を覆っ
た状態で、照明等の下の明るい場所に置くと、周囲の光
が文字板面に集中的に投光され、蓄光塗料の蓄光量が多
くなり、長時間の発光が可能になり、暗所における時刻
の視認を容易にする。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例について図面を参照し
て説明する。時計枠体1は、前枠2と後枠3とを組み合
わせたものからなり、この枠体の背面(図1右側)には
時計機械体4が装着してある。時計機械体4の前面は、
前枠2に形成された機械体取付部2aに当接し、中心部
に突設された指針軸4aは、機械体取付部2aの中心部
に設けられた透孔2bを貫通してその前面に突出してい
る。指針軸4aには、時針,分針,目安針からなる指針
5が取り付けてある。指針5の中の時針と分針の表面先
端部には蓄光塗料5tが塗布してある。時計機械体4に
はアラーム装置が内蔵されており、その背面には鳴止め
スイッチ4bが設けてある。
【0009】前枠2の前面には、中央部で指針5を回転
可能に収容しかつ、前面カバー6を嵌め込み可能とする
ために凹部2dが形成してある。凹部2dの底面すなわ
ち機械体取付部2aの前面には、文字板7が取り付けて
ある。文字板7は、マイラー、アクリル、ポリエステ
ル、塩化ビニル等の透明材料からなる板で構成され、そ
の裏面には蓄光塗料7tが全面に塗布してある。蓄光塗
料5t,7tを構成する蓄光物質は、硫化亜鉛:銅(Z
nS:Cu)であり、残光特性が高く、薄緑色発光する
ものを採用している。蓄光塗料5t,7tは、成形ナチ
ュラル材に対し、0.5〜5%の範囲で混合してある。
【0010】文字板7の表面には、蓄光塗料7tとは異
なる色、好ましくは対称色相またはそれに近い色相で高
いコントラストをなす暗色(例えば黒)の遮光性インク
によって数字または記号、目盛などの指標7aが形成し
てある(図2参照)。これらの指標7aは、厚みが薄く
殆ど平坦なので指針5の回転に支障を生じさせることは
ない。
【0011】文字板7の前面にて前枠2に嵌め込まれた
前面カバー6は、アクリル等の透明材料からなり、指針
5の回転を可能にする深さの容器状に形成してある。前
面カバー6の周囲に形成された縁部6aの外周が前枠2
の凹部2dの内面に当接した状態になっている。
【0012】前面カバー6の前方は、アクリル等の透明
材料からなる保護カバー8によって覆われている。保護
カバー8は、前面カバー6の前方と対向可能な形状をし
ており(図2参照)、文字板7への投光量を増加可能に
するために中央部が前方に膨らんだ凸レンズ状に形成し
てある。保護カバー8の一端部(下端部)には、後枠3
への取付部8aが形成してあり、取付部8aの両側の下
端部にはそれぞれ外方へ突出する軸s,sが設けてあ
る。軸sは前枠2の下端部に形成された軸受凹部2uと
後枠3の下端部に軸受凹部2uに対向して形成された取
付凹部3aとに挾まれた状態で所定の角度だけ回転可能
に軸支されている(図3参照)。保護カバー8の上端部
には、所定幅で後方に延長された係合部8bが形成して
あり、前枠2の前面に形成してある係合溝2cに係合可
能である(図2参照)。
【0013】時計の使用時には、保護カバー8を軸sを
中心として280°ほど回転させ、図1に2点鎖線で示
してあるように、内側面をテーブル面10に対向させ、
時計枠体1の上部がやや後方に傾いた状態に立設させた
時のスタンドとしての役割を果せるようにしてある。こ
の時、係合部8bはテーブル面10に当接して保護カバ
ー8が直接的にテーブル面に接触するのを防止可能にし
てある。保護カバー8は、不使用時及び蓄光塗料に光エ
ネルギーを蓄積中には実線で示すように、前面カバー6
の前方を覆ってこれを保護している。これとともにこの
時計が明るい雰囲気の下に置かれている時には、保護カ
バーが透明材料によって凸レンズ状に形成されているの
で、文字板7への投光量が増加して蓄光材料への光エネ
ルギーの蓄積量を増加可能である。
【0014】また、文字板に全面的に蓄光塗料を塗布
し、その表面に時刻文字等の指標を設けるようにしてあ
るので、発光面積が広くなるため暗所における時刻の視
認がより一層容易となる効果がある。
【0015】本実施例では、文字板の裏面の全面および
指針の表面先端部に蓄光塗料を塗布したものとしてある
が、文字板を不透明体とし前面の文字等の指標を蓄光塗
料で形成することも可能である。なお、この実施例では
蓄光物質として薄緑色発光するものを採用しているが、
これに限られるものではなく、成分やその混合割合を変
化させることによって薄青色発光等他の色にすることも
可能である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、文字板
に蓄光塗料を塗布し、保護カバーを透明材料を用いかつ
凸レンズ状に形成してあるので、文字板への投光量が増
加する。このため、蓄光塗料の光エネルギーの蓄積量が
増加するので、長時間の発光が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図2のA−A線にそった拡大断面図である。
【符号の説明】
1 時計枠体 4 時計機械体 5 指針 6 前面カバー 7 文字板 7t 蓄光塗料 8 保護カバー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時計機械体を装着してある時計枠体と、
    上記時計枠体の前面に設けてある文字板と、上記文字板
    の前方に設けてある前面カバーと、上記文字板と上記前
    面カバーとの間に位置し上記時計機械体により回転駆動
    される指針と、携帯時には上記前面カバーの前方を覆う
    ことによって当該前面カバーを保護し、使用時には一端
    部を中心として所定角度だけ回転させることによって上
    記時計枠体を立設可能にする保護カバーを備えた携帯時
    計において、 上記文字板には、暗所においても時刻を視認可能にする
    蓄光塗料が塗布してあり、 上記保護カバーは、透明材料によって上記文字板への投
    光量を増加可能とする凸レンズ状に形成してあることを
    特徴とする携帯時計。
JP5034994A 1994-03-22 1994-03-22 携帯時計 Pending JPH07260947A (ja)

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JP5034994A JPH07260947A (ja) 1994-03-22 1994-03-22 携帯時計

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JP5034994A JPH07260947A (ja) 1994-03-22 1994-03-22 携帯時計

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ID=12856445

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JP5034994A Pending JPH07260947A (ja) 1994-03-22 1994-03-22 携帯時計

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115453848A (zh) * 2022-09-13 2022-12-09 上海靖和实业有限公司 一种用于机械表机芯的底盘结构

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5912085B2 (ja) * 1974-03-08 1984-03-21 フイラグロ エス ア− 植物菌類性病害抑制方法
JPS5932985B2 (ja) * 1974-11-30 1984-08-13 松下電工株式会社 面対向モ−タ
JPS635487B2 (ja) * 1984-12-24 1988-02-03 Asahiko Ashitani

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