JPH0850184A - 蓄光塗料付表示盤 - Google Patents
蓄光塗料付表示盤Info
- Publication number
- JPH0850184A JPH0850184A JP17329895A JP17329895A JPH0850184A JP H0850184 A JPH0850184 A JP H0850184A JP 17329895 A JP17329895 A JP 17329895A JP 17329895 A JP17329895 A JP 17329895A JP H0850184 A JPH0850184 A JP H0850184A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paint
- index
- phosphorescent paint
- display
- luminous paint
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 蓄光塗料を用いて暗い雰囲気中でも表示の認
識を容易にし、表示面の凹凸を無くして平坦として薄型
化を可能にする。 【構成】 透明な板１０の表面または裏面の一方には、
数字または記号または目盛等の指標となるべき部分を空
白部１１ａとして残して、使用する蓄光塗料１２と異な
る色のインクがベタ塗りしてある。透明な板１０の裏面
には、空白部１１ａに対応して蓄光塗料１２が塗布して
ある。
識を容易にし、表示面の凹凸を無くして平坦として薄型
化を可能にする。 【構成】 透明な板１０の表面または裏面の一方には、
数字または記号または目盛等の指標となるべき部分を空
白部１１ａとして残して、使用する蓄光塗料１２と異な
る色のインクがベタ塗りしてある。透明な板１０の裏面
には、空白部１１ａに対応して蓄光塗料１２が塗布して
ある。
Description
【０００１】
【発明の技術分野】本発明は、夜間や暗所において、時
計などの表示器の表示を見易くした蓄光塗料付表示盤に
関するものである。
計などの表示器の表示を見易くした蓄光塗料付表示盤に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来において、暗いところでも表示が認
識できるように、表示盤面を照らすランプを枠体内に内
蔵させたいわゆる内照式のものや、表示盤に形成される
数字または記号または目盛等の指標、例えば、時計では
文字板前面に形成される時刻目盛，時刻数字などに、自
発光型の夜光塗料や明るい雰囲気中にあるときに蓄えら
れたエネルギにより光を発する蓄光塗料を塗布したもの
が知られている。夜光塗料や蓄光塗料を使用する場合
は、指標は中抜き文字として形成され、図５，図６に示
すように、金属等の不透明な板ａの前面に、夜光塗料ま
たは蓄光塗料の部分ｂ1 とその周囲のインクによる部分
ｂ2 とにより中抜き文字の指標ｂを形成している。この
指標ｂは、明るい時には夜光塗料または蓄光塗料の部分
ｂ１とインクによる部分ｂ2 の両方により指標が認識で
き、暗くなったら指標の中抜き部分ｂ１の夜光塗料また
は蓄光塗料によって認識できる。
識できるように、表示盤面を照らすランプを枠体内に内
蔵させたいわゆる内照式のものや、表示盤に形成される
数字または記号または目盛等の指標、例えば、時計では
文字板前面に形成される時刻目盛，時刻数字などに、自
発光型の夜光塗料や明るい雰囲気中にあるときに蓄えら
れたエネルギにより光を発する蓄光塗料を塗布したもの
が知られている。夜光塗料や蓄光塗料を使用する場合
は、指標は中抜き文字として形成され、図５，図６に示
すように、金属等の不透明な板ａの前面に、夜光塗料ま
たは蓄光塗料の部分ｂ1 とその周囲のインクによる部分
ｂ2 とにより中抜き文字の指標ｂを形成している。この
指標ｂは、明るい時には夜光塗料または蓄光塗料の部分
ｂ１とインクによる部分ｂ2 の両方により指標が認識で
き、暗くなったら指標の中抜き部分ｂ１の夜光塗料また
は蓄光塗料によって認識できる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、内照式のも
のでは部品点数が多く複雑となり、コストが高くなると
いう問題点があった。また自発光型の夜光塗料を用いた
ものは、法律上の制約、すなわち「放射性同位元素等に
よる放射線障害の防止に関する法律」等によりその使用
量に制限を受け全面塗布することはできず、夜間等に表
示を認識するには十分な明るさを得られないという問題
点があった。
のでは部品点数が多く複雑となり、コストが高くなると
いう問題点があった。また自発光型の夜光塗料を用いた
ものは、法律上の制約、すなわち「放射性同位元素等に
よる放射線障害の防止に関する法律」等によりその使用
量に制限を受け全面塗布することはできず、夜間等に表
示を認識するには十分な明るさを得られないという問題
点があった。
【０００４】また、夜光塗料や蓄光塗料を用いて板の前
面に指標を形成すると、夜光塗料や蓄光塗料は塗膜厚が
厚くなり、板の前面に際立った凹凸ができ、平坦な表示
面ができなかった。このために、板の前面を表示針が移
動して指標を指す場合に、凸部である指標に表示針が触
れて運針が停止する危険があった。特に薄型の時計やウ
ォッチ等のように、文字板面と前面カバーとの間の指針
が回転する間隙が小さい場合には、その危険は大きかっ
た。そこで、本発明の目的は、蓄光塗料を用いて暗い雰
囲気中でも容易に読み取り可能とするとともに表示面の
凹凸を無くして平坦にして薄型化を図った蓄光塗料付表
示盤を提供することにある。
面に指標を形成すると、夜光塗料や蓄光塗料は塗膜厚が
厚くなり、板の前面に際立った凹凸ができ、平坦な表示
面ができなかった。このために、板の前面を表示針が移
動して指標を指す場合に、凸部である指標に表示針が触
れて運針が停止する危険があった。特に薄型の時計やウ
ォッチ等のように、文字板面と前面カバーとの間の指針
が回転する間隙が小さい場合には、その危険は大きかっ
た。そこで、本発明の目的は、蓄光塗料を用いて暗い雰
囲気中でも容易に読み取り可能とするとともに表示面の
凹凸を無くして平坦にして薄型化を図った蓄光塗料付表
示盤を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の蓄光塗料付表示盤は、透明な板の表面また
は裏面の一方に、数字または記号または目盛等の指標と
なるべき部分を空白部として残して、使用する蓄光塗料
と異なる色のインクをベタ塗りし、板の裏面に当該空白
部分に対応して蓄光塗料が塗布してある。
に、本発明の蓄光塗料付表示盤は、透明な板の表面また
は裏面の一方に、数字または記号または目盛等の指標と
なるべき部分を空白部として残して、使用する蓄光塗料
と異なる色のインクをベタ塗りし、板の裏面に当該空白
部分に対応して蓄光塗料が塗布してある。
【０００６】
【発明の実施の形態】図１乃至図３は、第１例を示すも
ので、本発明の表示盤を時計の文字板に実施したもので
ある。即ち、時計枠１５の前面に設けてある時刻表示部
に、蓄光塗料付表示盤の一例としての文字板１が配設さ
れている。時計枠１５の上部に鳴止めボタン１６が上下
動自在に設けてあり、文字板１の前面を時針１７，分針
１８，目安針１９などの指針が、時計枠１５の内部に収
納してある時計機械体により回転自在に設けてある。文
字板１の前面を回転自在の時針１７，分針１８，目安針
１９のうち、時針１７と分針１８の先端部表面に、蓄光
塗料が印刷してあり、発光部１７ａ，１８ａとなってい
る。
ので、本発明の表示盤を時計の文字板に実施したもので
ある。即ち、時計枠１５の前面に設けてある時刻表示部
に、蓄光塗料付表示盤の一例としての文字板１が配設さ
れている。時計枠１５の上部に鳴止めボタン１６が上下
動自在に設けてあり、文字板１の前面を時針１７，分針
１８，目安針１９などの指針が、時計枠１５の内部に収
納してある時計機械体により回転自在に設けてある。文
字板１の前面を回転自在の時針１７，分針１８，目安針
１９のうち、時針１７と分針１８の先端部表面に、蓄光
塗料が印刷してあり、発光部１７ａ，１８ａとなってい
る。
【０００７】文字板１の構成について説明する。文字板
１は、マイラー，アクリル，ポリエステル，塩化ビニル
等の透明な板１０で構成され、その裏面に、数字等の指
標となるべき部分を空白部１１ａとして残して、使用す
る蓄光塗料と異なる色の暗色のインク１１がベタ塗りし
てある。板１０の裏面には、空白部１１ａに対応して蓄
光塗料１２が塗布されている。蓄光塗料１１は、蓄光物
質として硫化亜鉛：銅（ＺｎＳ：Ｃｕ）（薄緑色発光）
が使用されており、成形ナチュラル材に対し０．５〜５
％の範囲で混合してある。混合する比率と製法により十
分に長い残光特性や発光特性が得られる。また薄緑色発
光の他にも薄青色発光するようにすることも可能であ
る。板１０の裏面には、蓄光塗料１１と異なる色，好ま
しくは対称色相またはそれに近い色相で高いコントラス
トをなす暗色（例えば黒色）の遮光性インクによって数
字または記号または目盛等の指標１２が、シルク印刷な
どにより形成してある。このために、板１０の表面は全
く平坦であり、指針の回転を妨げることはない。
１は、マイラー，アクリル，ポリエステル，塩化ビニル
等の透明な板１０で構成され、その裏面に、数字等の指
標となるべき部分を空白部１１ａとして残して、使用す
る蓄光塗料と異なる色の暗色のインク１１がベタ塗りし
てある。板１０の裏面には、空白部１１ａに対応して蓄
光塗料１２が塗布されている。蓄光塗料１１は、蓄光物
質として硫化亜鉛：銅（ＺｎＳ：Ｃｕ）（薄緑色発光）
が使用されており、成形ナチュラル材に対し０．５〜５
％の範囲で混合してある。混合する比率と製法により十
分に長い残光特性や発光特性が得られる。また薄緑色発
光の他にも薄青色発光するようにすることも可能であ
る。板１０の裏面には、蓄光塗料１１と異なる色，好ま
しくは対称色相またはそれに近い色相で高いコントラス
トをなす暗色（例えば黒色）の遮光性インクによって数
字または記号または目盛等の指標１２が、シルク印刷な
どにより形成してある。このために、板１０の表面は全
く平坦であり、指針の回転を妨げることはない。
【０００８】そこで、昼間等の明るい雰囲気の中では、
蓄光塗料１２は白色に近い淡い薄緑色を呈しているか
ら、前方からは暗色の文字板１に明色の指標として浮か
び上がり、観察者には指標がネガ表示として認識され
る。そして、夜間等の暗い雰囲気の中では、蓄光塗料１
２は明るい雰囲気中にあるときに蓄えられたエネルギに
より光を発し、これにより、前方からは、暗色の文字板
面に蓄光塗料１２が指標として浮かび上がり、観察者に
は蓄光塗料１２がネガ表示として認識される。文字板面
は暗色であるので、時針１７と分針１８の発光部１７
ａ，１８ａの位置により時刻が認識される。
蓄光塗料１２は白色に近い淡い薄緑色を呈しているか
ら、前方からは暗色の文字板１に明色の指標として浮か
び上がり、観察者には指標がネガ表示として認識され
る。そして、夜間等の暗い雰囲気の中では、蓄光塗料１
２は明るい雰囲気中にあるときに蓄えられたエネルギに
より光を発し、これにより、前方からは、暗色の文字板
面に蓄光塗料１２が指標として浮かび上がり、観察者に
は蓄光塗料１２がネガ表示として認識される。文字板面
は暗色であるので、時針１７と分針１８の発光部１７
ａ，１８ａの位置により時刻が認識される。
【０００９】この例では板１０の裏面の空白部１１ａの
数字または記号の外側は蓄光塗料と異なる色の暗色のイ
ンク１１としたが、蓄光塗料と異なる色の明色のインク
でもよい。この場合には文字板１は明地となる。そこ
で、昼間等の明るい雰囲気の中では、蓄光塗料１２は白
色に近い淡い薄緑色を呈しているから、前方からは明色
の文字板１に明色の指標として浮かび上がり、観察者に
は指標がポジ表示として認識される。
数字または記号の外側は蓄光塗料と異なる色の暗色のイ
ンク１１としたが、蓄光塗料と異なる色の明色のインク
でもよい。この場合には文字板１は明地となる。そこ
で、昼間等の明るい雰囲気の中では、蓄光塗料１２は白
色に近い淡い薄緑色を呈しているから、前方からは明色
の文字板１に明色の指標として浮かび上がり、観察者に
は指標がポジ表示として認識される。
【００１０】一方、夜間等の暗い雰囲気の中では、蓄光
塗料１２は明るい雰囲気中にあるときに蓄えられたエネ
ルギにより光を発し、これにより、前方からは、暗色の
文字板面に蓄光塗料１２が指標として浮かび上がり、観
察者には蓄光塗料１２がネガ表示として認識される。
塗料１２は明るい雰囲気中にあるときに蓄えられたエネ
ルギにより光を発し、これにより、前方からは、暗色の
文字板面に蓄光塗料１２が指標として浮かび上がり、観
察者には蓄光塗料１２がネガ表示として認識される。
【００１１】図４は第２例を示しており、この文字板２
は、透明な板２０の表面に、数字等の指標となるべき部
分を空白部２１ａとして残して、使用する蓄光塗料と異
なる色のインク２１がベタ塗りしてある。板２０の裏面
には、空白部２１ａに対応して蓄光塗料２２が塗布され
ている。蓄光塗料と異なる色のインク２１は厚みが薄く
て殆ど平坦であるので、指針の回転を妨げることはな
い。この表示盤の表示作用は第１例と全く同一である。
は、透明な板２０の表面に、数字等の指標となるべき部
分を空白部２１ａとして残して、使用する蓄光塗料と異
なる色のインク２１がベタ塗りしてある。板２０の裏面
には、空白部２１ａに対応して蓄光塗料２２が塗布され
ている。蓄光塗料と異なる色のインク２１は厚みが薄く
て殆ど平坦であるので、指針の回転を妨げることはな
い。この表示盤の表示作用は第１例と全く同一である。
【００１２】
【発明の効果】このように本発明の蓄光塗料付表示盤
は、透明な板の表面または裏面の一方には、数字または
記号または目盛等の指標となるべき部分を空白部として
残して、使用する蓄光塗料と異なる色のインクがベタ塗
りしてあり、上記板の裏面には、上記空白部分に対応し
て蓄光塗料が塗布してあるので、インクと蓄光塗料とが
重ならず、装置の薄型化が可能になる。
は、透明な板の表面または裏面の一方には、数字または
記号または目盛等の指標となるべき部分を空白部として
残して、使用する蓄光塗料と異なる色のインクがベタ塗
りしてあり、上記板の裏面には、上記空白部分に対応し
て蓄光塗料が塗布してあるので、インクと蓄光塗料とが
重ならず、装置の薄型化が可能になる。
【図１】本発明の第１例の文字板を使用した時計の正面
図である。
図である。
【図２】図１の文字板の正面図である。
【図３】図２のＡ−Ａ線拡大断面図である。
【図４】本発明の第２例を示す一部拡大断面図である。
【図５】従来例を示す部分正面図である。
【図６】図５の要部の断面図である。
１，２ 蓄光塗料付表示盤 １０，２０ 透明な板 １２，２２ 蓄光塗料 １１ａ，２１ａ 指標（空白部）
Claims (1)
- 【請求項１】 透明な板の表面または裏面の一方には、
数字または記号または目盛等の指標となるべき部分を空
白部として残して、使用する蓄光塗料と異なる色のイン
クがベタ塗りしてあり、 上記板の裏面には、上記空白部分に対応して上記蓄光塗
料が塗布してあることを特徴とする蓄光塗料付表示盤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17329895A JPH0850184A (ja) | 1995-07-10 | 1995-07-10 | 蓄光塗料付表示盤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17329895A JPH0850184A (ja) | 1995-07-10 | 1995-07-10 | 蓄光塗料付表示盤 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5322311A Division JP2824732B2 (ja) | 1993-07-13 | 1993-12-21 | 蓄光塗料付表示盤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0850184A true JPH0850184A (ja) | 1996-02-20 |
Family
ID=15957858
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17329895A Pending JPH0850184A (ja) | 1995-07-10 | 1995-07-10 | 蓄光塗料付表示盤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0850184A (ja) |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4884568A (ja) * | 1972-02-09 | 1973-11-09 | ||
| JPS50105934A (ja) * | 1974-01-29 | 1975-08-21 | ||
| JPS5033073B2 (ja) * | 1972-08-07 | 1975-10-27 | ||
| JP3088188B2 (ja) * | 1992-03-30 | 2000-09-18 | 株式会社神戸製鋼所 | 紙製ペイルパック |
-
1995
- 1995-07-10 JP JP17329895A patent/JPH0850184A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4884568A (ja) * | 1972-02-09 | 1973-11-09 | ||
| JPS5033073B2 (ja) * | 1972-08-07 | 1975-10-27 | ||
| JPS50105934A (ja) * | 1974-01-29 | 1975-08-21 | ||
| JP3088188B2 (ja) * | 1992-03-30 | 2000-09-18 | 株式会社神戸製鋼所 | 紙製ペイルパック |
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