JP2814904B2 - 時計外装の夜光構造 - Google Patents

時計外装の夜光構造

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JP2814904B2 JP32857393A JP32857393A JP2814904B2 JP 2814904 B2 JP2814904 B2 JP 2814904B2 JP 32857393 A JP32857393 A JP 32857393A JP 32857393 A JP32857393 A JP 32857393A JP 2814904 B2 JP2814904 B2 JP 2814904B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、時計外装において文字
板周辺部に夜光塗料を用いた構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の時計の夜光塗料の使用方法は、公
開実用昭和57ー26080のように文字板の時刻目盛
り上に夜光塗料を塗布し、かつ針の上に塗布したもので
あり、夜光塗料としては、放射性物質であるプロメチウ
ムからなる自発光性夜光塗料と、硫化亜鉛を発光基体と
した蓄光性夜光塗料とがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来技
術では、夜光塗料は色が限られている為に文字板や針に
使用するとデサインのバラエティ化を図っていく上で限
界があった。また、文字略字と時針、分針の両方に夜光
塗料を塗布しなくてはならない為、加工工数がかかると
いう問題があった。蓄光性夜光塗料である硫化亜鉛は発
光する残光時間が1時間程度と短く、輝度が低い為に、
周辺部を照らすほどの発光量はなかった。残光時間が1
0〜20時間である硫化カルシウムストロンチウムは、
その化学的性質から空気中の湿気を吸収して分解し、臭
い硫化水素ガス放って次第に発光性を失い、耐久性が悪
く、輝度も低いといった問題点を有していた。
【0004】そこで本発明はこのような問題点を解決す
るもので、輝度が高く、耐久品質の良い夜光塗料を文字
板周辺部へ使用した時計構造を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、文字板周辺部に酸化アルミニウムストロンチ
ウムを発光基体とした蓄光性夜光塗料を形成し文字板を
照射することを特徴とする。
【0006】
【実施例】
(実施例1)図1は、金属あるいは合成樹脂等からなる
時計ケース1のダイヤルリング6の表面に夜光塗料3を
塗布したものである。
【0007】ここで、2はガラス、4は針、5は文字板
である。夜光塗料3は発光基体として酸化アルミニウム
ストロンチウムを用い、ポリメチルメタアクリレイトを
バインダー材として混合し組成されている蓄光性夜光塗
料である。従来の夜光塗料と比較し、放射性物質を含ま
ず残光時間が8時間以上ありほぼ一晩中光り、初輝度が
約10倍と高く、紫外線に最も良く光るが、励起される
光の波長範囲が200〜450nmと広く、照射する光
が強く長いほど良く光る。さらに高純度のアルミナを主
原料とするセラミックスで構成されているため、化学的
安定性が高く、耐光性、耐候性、耐湿性に優れているた
め屋外での使用にも耐えられる。
【0008】また、夜光塗料の発光基体はアルミニウム
を主原料として焼結したセラミックスであれば、ストロ
ンチウム以外にもカルシウム、バリウムや希土類の化合
物を用いても同様な効果が得られ、発光色も成分によっ
て色調が異なり、デザインバリエーションの広がりも得
られる。また、バインダーであるポリメチルメタアクリ
レイトは一般的には熱硬化型樹脂で高温乾燥している
が、熱硬化型の樹脂は夜光塗料の耐久性を向上させる為
にクリアー塗装をする場合、塗装のシンナーにより溶剤
性が弱く表面が歪んでしまうため、紫外線硬化型のUV
系樹脂をバインダーとして使用することも、外観向上の
ためには有益である。
【0009】図1の如くダイヤルリングに用いれば、文
字板、略字、針自体に夜光部材を使用しなくても、日中
夜光塗料3に光を蓄え、初輝度が従来と比較し、約10
倍である蓄光により、針、文字板を照射する為に、文字
板、針自体に夜光を付けなくても、夜間に時刻を読み取
ることができる。
【0010】以上述べた様にすれば、文字板の外観を損
ねることなく暗闇での視認性向上に非常に効果がある。
また、文字板自体に反射率の高い塗装を施せば、更に輝
度を高めることができ、文字板の視認性をより向上させ
ることができる。更に文字板、針、略字自体に使用しな
い為、今までの様なデザイン制約条件がなく、何箇所に
も使用しなくて良い為に加工工数の削減にもなる。
【0011】(実施例2)図2で、ダイヤルリング6は
合成樹脂から成り、成形する際に、合成樹脂材のペレッ
トと、前記夜光塗料を混合して成形することにより構成
されている。これにより、ダイヤルリング6自体に夜光
塗料が含まれ、蓄光により、文字板、針を照射し、実施
例1と同様の効果が得られる。
【0012】(実施例3)図3及び図4は時計ケース1
の見返し面に、前記夜光塗料3を塗布し形成している。
ダイヤルリングを使わなくても、この構造を使うことに
より、実施例1と同様の効果を得ることができる。図4
の構造では、外面からは夜光部材3が見えない為に外観
を損ねることがなく、文字板を良く照射することができ
る。また、ケースが合成樹脂から成るものに夜光塗料を
混合して成形することにより実施例2と同様の効果を得
ることができる。
【0013】(実施例4)図5は、時計のガラス内面に
前記夜光塗料3を塗布したものである。これにより、ガ
ラス内面印刷が光るデザインのものとなり、夜光塗料の
色を変えることでデザインバリエーションを増やすこと
ができる。また、夜光塗料3が、蓄光により、夜間、文
字板、針を照射し、上記と同様な効果が得られる。
【0014】(実施例5)図6の様に前記夜光塗料3と
ガラス2の間に印刷7を施し、1層設けることにより、
外面からは夜光塗料3が見えなくなる。また、印刷の色
を変えることにより、デザインバリエーションを増やす
ことができ、かつ、蓄光により、夜間、針、文字板を照
射し、上記と同様な効果が得られるる。
【0015】(実施例6)図7は、針の裏側に前記夜光
塗料3を塗布したものである。この様に用いることによ
り、昼間は夜光塗料が見えないが、暗闇になると、時
針、分針に塗布した夜光塗料が文字板を照射し、時間を
読みとることができる。この構造では、針自体が発光す
る為に、針の周辺部が特に照射され、針の位置が容易分
かるので、他の方法に比べると、時刻を読みとり易く、
かつ、針にしか夜光塗料を塗布しないので、夜光塗料の
使用量が少なくて済む。
【0016】
【発明の効果】以上述べた様に本発明によれば、酸化ア
ルミニウムストロンチウムを発光基体とした蓄光性夜光
塗料は、輝度が高く、残光時間が長く、耐光性、耐候
性、耐湿性に非常にすぐれたものである為に、文字板の
表示部周辺に使用することにより、針、略字等に夜光塗
料の使わないデザインの文字板でも外観を損ねることな
く暗闇での視認性向上に非常に効果がある。また、文字
板自体に反射率の高い塗装を施せば、更に輝度を高める
ことができ、文字板の視認性をより向上することがで
き、また、時針、分針、略字等、何箇所にも使用しなく
て良い為に加工工数の削減にもなるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施例1を示す断面図
【図2】発明の実施例2を示す断面図
【図3】発明の実施例3を示す断面図
【図4】発明の実施例3を示す断面図
【図5】発明の実施例4を示す断面図
【図6】発明の実施例5を示す断面図
【図7】発明の実施例6を示す断面図
【符号の説明】
1・・・時計ケース 2・・・ガラス 3・・・夜光塗料 4・・・針 5・・・文字板 6・・・ダイヤルリング 7・・・印刷
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G04B 19/30 G04B 19/32 C09D 5/22

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】時計ケースのダイヤルリング表面に、酸化
    アルミニウムストロンチウムを発光基体とした蓄光性夜
    光塗料を塗布したことを特徴とする時計外装の夜光構
    造。
  2. 【請求項2】時計ケースのダイヤルリング自体に、酸化
    アルミニウムストロンチウムを発光基体とした蓄光性夜
    光塗料を混入したことを特徴とする時計外装の夜光構
    造。
  3. 【請求項3】時計ケースの見返し面に、酸化アルミニウ
    ムストロンチウムを発光基体とした蓄光性夜光塗料を塗
    布したことを特徴とする時計外装の夜光構造。
  4. 【請求項4】時計ケースのガラス内面に、酸化アルミニ
    ウムストロンチウムを発光基体とした蓄光性夜光塗料を
    塗布したことを特徴とする時計外装の夜光構造。
  5. 【請求項5】時計の時針、分針の裏面に、酸化アルミニ
    ウムストロンチウムを発光基体とした蓄光性夜光塗料を
    塗布したことを特徴とする時計外装の夜光構造。
JP32857393A 1993-12-24 1993-12-24 時計外装の夜光構造 Expired - Fee Related JP2814904B2 (ja)

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