JP2575306Y2 - 時計用文字板 - Google Patents

時計用文字板

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JP2575306Y2
JP2575306Y2 JP1992057715U JP5771592U JP2575306Y2 JP 2575306 Y2 JP2575306 Y2 JP 2575306Y2 JP 1992057715 U JP1992057715 U JP 1992057715U JP 5771592 U JP5771592 U JP 5771592U JP 2575306 Y2 JP2575306 Y2 JP 2575306Y2
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JP
Japan
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color
dial
light
phosphorescent
luminous
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Application number
JP1992057715U
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JPH0614986U (ja
Inventor
まり子 壁谷
正昭 佐藤
満夫 岩村
正明 渡辺
Original Assignee
河口湖精密株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は時計用文字板に係り、特
に蓄光シートを使用した蓄光文字板に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の蓄光を使用した時計用カラ
ー文字板の断面図であり、11は文字板基板、12は文
字板基板11の上面に施された銀メッキ、13は銀メッ
キ12を保護するためのクリヤー塗装、14はカラー蓄
光である。上記のような構成とすることにより、銀メッ
キ12が白色で高反射率を有していて明るいため、カラ
ー蓄光14の色が鮮やかとなり、時計用文字板としてカ
ラフルなカラー発光色を呈するものであった。
【0003】
【考案が解決使用とする課題】しかしながら、カラー蓄
光14は図3に示す構造となっているものであった。即
ち硫化亜鉛(ZnS)からなる蓄光15の周囲にオレン
ジ又はピンク等のカラーを呈する蛍光顔料16が付着し
た構造となっており、この蛍光顔料16で所望のカラー
を出しているものであった。
【0004】従来の時計用カラー文字板においては、銀
メッキ12の上面に形成されたクリヤー塗装13は微細
な孔を有しており通気性があるため、時計用カラー文字
板を製作した初期段階では鮮明なカラーを呈している
が、時間が経過するに従い、カラー蓄光14を構成して
いる蓄光15の硫化亜鉛と銀メッキ12(Ag)とが、
クリヤー塗装13を通して反応してしまい、銀メッキ1
2が変色して黒色化するため、カラー蓄光14の色が変
色して見えるという欠点を有していたが、銀メッキ12
に代えて白色塗料や白色フィルムの反射材を使用するこ
とによってこの解決を得た。
【0005】しかしながら、カラー蓄光14を構成して
いる蓄光顔料16が紫外線に弱く、時間が経過すると共
に色あせてきて、新鮮度を失うという欠点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本考案は、蓄光シートを粘着剤を介して文字板基板上
に貼り合わせて形成した時計用蓄光文字板において、前
記蓄光シートは蓄光の上面に一層の半透明カラー被膜を
有し、該半透明カラー被膜のカラーによって蓄光の発光
色調を変え、バリエーションのあるカラー発光色を出現
したものである。
【0007】
【作用】本考案でのカラー蓄光は、従来使用していた蛍
光顔料16は使用せず、蓄光15とこの蓄光の上面に形
成した一層の半透明カラー被膜でもってカラー発光色を
出現している。即ち、被膜のカラー色でもって蓄光の発
光色調を変え、カラー色を伴った発光色にするものであ
る。従って、ここにおいては紫外線に弱い蛍光顔料を使
用していないので蓄光に色があせて鮮明度が低下すると
云うことがなくなる。又、付随的に蓄光面の上に半透明
カラー被膜があることによって、耐水性に弱い蓄光(硫
化亜鉛)の防湿効果作用も及ぼす。又、一層の半透明カ
ラー被膜としたことで透過率もさほど悪くならず自然光
がこの被膜を透過して蓄光に光エネルギーが蓄積され、
暗い時に蓄光の発光した光が又この被膜を通して外に放
射されるので、蓄光の励起及び輝度にさほど影響与えず
に明るく照光し、同時にこの被膜のカラー色の影響を受
けて被膜のカラー色を伴った発光色が現れる。又、可視
光下においては被膜のカラーによって蓄光の色が目立た
なくなると共に、蓄光の変質もなくなるのでいつも一定
の外観品質が得られる。
【0008】
【実施例】以下図面に基づいて本考案の実施例を説明す
る。図1は本考案の実施例の断面図である。1はBs材
からなる文字板基板であり、その上面には粘着剤3と白
色フィルム4と蓄光5と半透明カラー被膜7とで構成さ
れた蓄光シート2が粘着剤3を介して貼り合わされてい
る。この蓄光シート2は大判の白色フィルム4の上面に
印刷により均一な厚さで蓄光5が形成され、更にその上
に印刷により半透明カラー樹脂被膜7が形成されてお
り、その下面には粘着剤3と保護シート(図中略)が形
成された構成となっている。
【0009】この蓄光シートを時計用文字板に貼り合わ
せる構造とするには、大判の蓄光シートを文字板基板と
同一形状にプレスしてその後保護シートを剥がして文字
板基板に貼り合わせても良いし、大判のBs材の上面に
大判の蓄光シートを保護シートを剥がして貼り合わせて
た後、同時に外径,中心穴等をプレス抜きしても良い。
本実施例においては半透明カラー被膜の形成された蓄光
シートを使用したものであるが、この半透明カラー被膜
は個々の文字板に仕上げた時に蓄光の上に印刷形成して
も同様な効果を生む。又、被膜のカラー色を色々変えた
ものを歩留まり良く得たい場合は個々の文字板に仕上げ
た時に半透明カラー被膜を形成するのが好ましい。
【0010】以上詳細に説明したように、蓄光の上に単
に半透明カラー被膜を設けた簡単な構成の蓄光シートを
設けたことによって、バリエーションのあるカラー発光
色が得られると同時に、紫外線による蓄光の色あせもな
くなり、又防湿効果も現れて蓄光の変色もなくなる。
又、被膜のカラーによって蓄光の色も目立たなくなり蓄
光の変質もなくなるのでいつも一定の外観品質が得られ
る。又、簡単な構成であるのでコスト的にも安く出来る
と同時に、被膜のカラー色を色々変えることによってバ
リエーションの豊富な発光色が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す時計用文字板の断面図で
ある。
【図2】従来の蓄光を使用した時計用カラー文字板の断
面図である。
【図3】図2におけるカラー蓄光の概略構成図である。
【符号の説明】
1 文字板基板 2 蓄光シート 3 粘着剤 4 白色フィルム 5 蓄光 7 半透明カラー被膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 後藤 時男 (56)参考文献 特開 昭57−34478(JP,A) 特開 昭60−71977(JP,A) 特開 昭53−13955(JP,A) 実開 昭58−146981(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G04B 19/06 G04B 19/32

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄光シートを粘着剤を介して文字板基板
    上に貼り合わせて形成した時計用蓄光文字板において、
    前記蓄光シートは蓄光の上面に一層の半透明カラー被膜
    を有し、該半透明カラー被膜のカラーによって前記蓄光
    の発光色調を変え、バリエーションのあるカラー発光色
    を出現させたことを特徴とする時計用文字板。
JP1992057715U 1992-07-24 1992-07-24 時計用文字板 Expired - Lifetime JP2575306Y2 (ja)

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JPH0614986U JPH0614986U (ja) 1994-02-25
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JPS5734478A (en) * 1980-08-12 1982-02-24 Ricoh Elemex Corp Watch
JPS58146981U (ja) * 1982-03-29 1983-10-03 セイコーインスツルメンツ株式会社 携帯時計用文字板
JPS6071977A (ja) * 1983-09-29 1985-04-23 Seiko Instr & Electronics Ltd 蓄光文字板の製造方法

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