JP3056400B2 - 表示盤 - Google Patents
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- JP3056400B2 JP3056400B2 JP7235719A JP23571995A JP3056400B2 JP 3056400 B2 JP3056400 B2 JP 3056400B2 JP 7235719 A JP7235719 A JP 7235719A JP 23571995 A JP23571995 A JP 23571995A JP 3056400 B2 JP3056400 B2 JP 3056400B2
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- Japan
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- phosphorescent material
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-
- G—PHYSICS
- G09—EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
- G09F—DISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
- G09F13/00—Illuminated signs; Luminous advertising
- G09F13/20—Illuminated signs; Luminous advertising with luminescent surfaces or parts
- G09F13/22—Illuminated signs; Luminous advertising with luminescent surfaces or parts electroluminescent
Landscapes
- Paints Or Removers (AREA)
- Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、夜間や暗い場所に
て表示文字等を視認できる蓄光材を用いた時計の文字盤
等の表示盤に関するものである。
て表示文字等を視認できる蓄光材を用いた時計の文字盤
等の表示盤に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、時計用の文字盤には、夜間や暗所
において、表示文字を認識できるように蓄光材が用いら
れている。
において、表示文字を認識できるように蓄光材が用いら
れている。
【０００３】このような文字盤としては、たとえば特開
平７−７７５８５号公報に開示されているような、透明
な板に蓄光塗料がべた塗りしてあり、板の表面に蓄光塗
料と異なる色の遮光性インクによって、数字または記号
等の指標が形成されているものが知られている。
平７−７７５８５号公報に開示されているような、透明
な板に蓄光塗料がべた塗りしてあり、板の表面に蓄光塗
料と異なる色の遮光性インクによって、数字または記号
等の指標が形成されているものが知られている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の文字盤は、板の略全面に蓄光塗料をべた塗りするこ
とから、高価な蓄光塗料の使用量が多く、コスト高にな
るという問題がある。したがって、文字盤の面積が大き
く使用量がさらに多くなる掛け時計などには用いること
が困難で、文字盤の面積の小さい時計などにその用途が
限られていた。また、べた塗りであることから、模様と
しの機能は小さく、装飾的効果に乏しい。
来の文字盤は、板の略全面に蓄光塗料をべた塗りするこ
とから、高価な蓄光塗料の使用量が多く、コスト高にな
るという問題がある。したがって、文字盤の面積が大き
く使用量がさらに多くなる掛け時計などには用いること
が困難で、文字盤の面積の小さい時計などにその用途が
限られていた。また、べた塗りであることから、模様と
しの機能は小さく、装飾的効果に乏しい。
【０００５】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、コスト低減を図れ、また、適用
範囲を広げることができ、しかも見やすく実用性、装飾
性、安全性に優れた表示盤を提供することにある。
のであり、その目的は、コスト低減を図れ、また、適用
範囲を広げることができ、しかも見やすく実用性、装飾
性、安全性に優れた表示盤を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の表示盤は、金属酸化物系焼結材に希土類元
素を添加した蓄光材が、地板の略全体に亘って当該地板
の地色を含む地模様を形成するように散点状に均一な密
度で塗布されている。
め、本発明の表示盤は、金属酸化物系焼結材に希土類元
素を添加した蓄光材が、地板の略全体に亘って当該地板
の地色を含む地模様を形成するように散点状に均一な密
度で塗布されている。
【０００７】また、本発明では、大きさの異なる点状模
様を混在させて地模様が形成され ている。
様を混在させて地模様が形成され ている。
【０００８】本発明によれば、励起光となる所定波長の
光が文字盤にたとえば散点状に均一な密度で塗布された
蓄光材に入射される。その結果、蓄光材は、添加された
希土類元素が多量の光を受けて、高い励起状態となる。
したがって、表示盤は全体に亘って一様な輝度をもって
放射状に光を発する。これにより、遮光インク等で形成
された文字等が指標として浮かび上がり、観察者は容易
に視認できる。
光が文字盤にたとえば散点状に均一な密度で塗布された
蓄光材に入射される。その結果、蓄光材は、添加された
希土類元素が多量の光を受けて、高い励起状態となる。
したがって、表示盤は全体に亘って一様な輝度をもって
放射状に光を発する。これにより、遮光インク等で形成
された文字等が指標として浮かび上がり、観察者は容易
に視認できる。
【０００９】
【発明の実施の形態】第１実施形態 図１は、本発明に係る蓄光材が塗布された時計用文字盤
の第１の実施形態を示す図である。
の第１の実施形態を示す図である。
【００１０】図に示すように、本文字盤１０は、円盤状
をなし上面が白色に形成された地板１１の略全面に亘っ
て、金属酸化物系焼結材に希土類元素を添加した蓄光材
塗料１２が、地板１１の地色（白色）を含み地模様を形
成するように、散点状に均一な密度で塗布されている。
そして、蓄光材塗料１２が塗布された地板１１の所定の
位置に時刻用文字１３等が黒色等の遮光性インクを印刷
して形成されている。
をなし上面が白色に形成された地板１１の略全面に亘っ
て、金属酸化物系焼結材に希土類元素を添加した蓄光材
塗料１２が、地板１１の地色（白色）を含み地模様を形
成するように、散点状に均一な密度で塗布されている。
そして、蓄光材塗料１２が塗布された地板１１の所定の
位置に時刻用文字１３等が黒色等の遮光性インクを印刷
して形成されている。
【００１１】なお、文字盤１０は、透明フィルムの裏面
に文字、目盛等を黒色印刷してから、蓄光材塗料１２を
塗布し、その後全面白色印刷を施すことによっても形成
することができる。
に文字、目盛等を黒色印刷してから、蓄光材塗料１２を
塗布し、その後全面白色印刷を施すことによっても形成
することができる。
【００１２】この散点状の地模様は、点状の蓄光材塗料
１２を細かい密度をもって塗布して形成されており、昼
間や明るい部屋では、たとえば黄緑色をなす蓄光材塗料
１２と地板１１の白色とにより装飾的効果を高めてい
る。そして、夜間や暗所では、蓄光材が地模様領域全体
が一様な輝度をもって自発光する。
１２を細かい密度をもって塗布して形成されており、昼
間や明るい部屋では、たとえば黄緑色をなす蓄光材塗料
１２と地板１１の白色とにより装飾的効果を高めてい
る。そして、夜間や暗所では、蓄光材が地模様領域全体
が一様な輝度をもって自発光する。
【００１３】塗料として用いられる蓄光材は、たとえば
金属とアルカリ土類金属元素との焼結酸化物に、数ｐｐ
ｍ程度の微量の希土類元素を添加して構成されており、
金属とアルカリ土類金属元素との焼結酸化物が発光体と
して機能し、希土類元素が励起状態に遷移するための触
媒として機能する。ここで、焼結酸化物の金属としては
アルミニウム（Ａｌ）、アルカリ土類金属としてはスト
ロンチウム（Ｓｒ）が用いられている。この場合の焼結
酸化物を化学式で表すと、次のようになる。 Ｓｒx ・Ａｌy ・ＯZ
金属とアルカリ土類金属元素との焼結酸化物に、数ｐｐ
ｍ程度の微量の希土類元素を添加して構成されており、
金属とアルカリ土類金属元素との焼結酸化物が発光体と
して機能し、希土類元素が励起状態に遷移するための触
媒として機能する。ここで、焼結酸化物の金属としては
アルミニウム（Ａｌ）、アルカリ土類金属としてはスト
ロンチウム（Ｓｒ）が用いられている。この場合の焼結
酸化物を化学式で表すと、次のようになる。 Ｓｒx ・Ａｌy ・ＯZ
【００１４】このような蓄光材は、少し黄緑色であって
従来の硫化亜鉛より透明度が高く、かつ、図２に示すよ
うに、従来の一般的な蓄光材である硫化亜鉛（ＺｎＳ）
より残光性が長く、輝度が高い。また、蓄光材は、特に
紫外線の多い蛍光灯や太陽光に反応してエネルギーを蓄
える。良好な波長としては３７０ｎｍ程度である。
従来の硫化亜鉛より透明度が高く、かつ、図２に示すよ
うに、従来の一般的な蓄光材である硫化亜鉛（ＺｎＳ）
より残光性が長く、輝度が高い。また、蓄光材は、特に
紫外線の多い蛍光灯や太陽光に反応してエネルギーを蓄
える。良好な波長としては３７０ｎｍ程度である。
【００１５】また、図３は、本蓄光材と、従来の硫化亜
鉛による蓄光材およびプロメチウムを添加した自発光型
発光体との残光時間を測定した結果を示すグラフであ
る。図３において、横軸は照射時間および残光時間を、
縦軸は残光輝度をそれぞれ表している。また、図中、Ａ
−１で示す曲線は白地印刷色の上に配置した本発明に係
る蓄光材の特性を、Ａ−２で示す曲線は白地印刷色の上
に黄緑色の顔料を含ませて配置した本発明に係る蓄光材
の特性を、Ａ−３で示す曲線はカラー印刷色の上に配置
した本発明に係る蓄光材の特性を、Ｂで示す曲線は従来
の硫化亜鉛による蓄光材を、Ｃで示す曲線は自発光型発
光体の特性をそれぞれ示している。図３からわかるよう
に、本発光体は、従来の発光体に比べ輝度が高く、残光
時間も硫化亜鉛による蓄光材に比べて１０倍以上も長く
５〜８時間程度である。このように、長時間の残光特性
を持つことから、照明が消された夜間等にも時計とし
て、あるいは装飾体として十分に適用できる。
鉛による蓄光材およびプロメチウムを添加した自発光型
発光体との残光時間を測定した結果を示すグラフであ
る。図３において、横軸は照射時間および残光時間を、
縦軸は残光輝度をそれぞれ表している。また、図中、Ａ
−１で示す曲線は白地印刷色の上に配置した本発明に係
る蓄光材の特性を、Ａ−２で示す曲線は白地印刷色の上
に黄緑色の顔料を含ませて配置した本発明に係る蓄光材
の特性を、Ａ−３で示す曲線はカラー印刷色の上に配置
した本発明に係る蓄光材の特性を、Ｂで示す曲線は従来
の硫化亜鉛による蓄光材を、Ｃで示す曲線は自発光型発
光体の特性をそれぞれ示している。図３からわかるよう
に、本発光体は、従来の発光体に比べ輝度が高く、残光
時間も硫化亜鉛による蓄光材に比べて１０倍以上も長く
５〜８時間程度である。このように、長時間の残光特性
を持つことから、照明が消された夜間等にも時計とし
て、あるいは装飾体として十分に適用できる。
【００１６】このような構成を有する文字盤１０にあっ
ては、励起光となる所定波長（本実施例では３７０ｎ
ｍ）の光が、文字盤１０に散点状に均一な密度で塗布さ
れた蓄光材１２に入射される。その結果、蓄光材１２
は、添加された希土類元素が多量の光を受けて、高い励
起状態となる。したがって、文字盤１０は全体に亘って
一様な輝度をもって放射状に光を発する。これにより、
遮光インクで形成された文字１３等が指標として浮かび
上がり、時計使用者は容易に時刻を認識することができ
る。
ては、励起光となる所定波長（本実施例では３７０ｎ
ｍ）の光が、文字盤１０に散点状に均一な密度で塗布さ
れた蓄光材１２に入射される。その結果、蓄光材１２
は、添加された希土類元素が多量の光を受けて、高い励
起状態となる。したがって、文字盤１０は全体に亘って
一様な輝度をもって放射状に光を発する。これにより、
遮光インクで形成された文字１３等が指標として浮かび
上がり、時計使用者は容易に時刻を認識することができ
る。
【００１７】以上説明したように、本第１の実施形態に
よれば、円盤状をなし上面が白色に形成された地板１１
の略全面に亘って、金属酸化物系焼結材に希土類元素を
添加した蓄光材塗料１２を、地板１１の地色（白色）を
含み地模様を形成するように、散点状に均一な密度で塗
布し、蓄光材塗料１２を塗布した地板１１の所定の位置
に時刻用文字１３等が遮光性インクを印刷して形成した
ので、高価な蓄光材をべた塗りすることなく暗所での表
示効果を充分に発揮でき、蓄光材の使用量を削減できる
ことから、コスト低減を図れ、また、適用範囲を広げる
ことができ、しかも見やすく実用性、装飾性、安全性に
優れた文字盤を実現できる。また、蓄光材は放射性物質
を用いず安全なことから、大きな表示盤にも適用でき、
装飾など用途の拡大を図れ、また、部材管理費の低減を
図ることができる。
よれば、円盤状をなし上面が白色に形成された地板１１
の略全面に亘って、金属酸化物系焼結材に希土類元素を
添加した蓄光材塗料１２を、地板１１の地色（白色）を
含み地模様を形成するように、散点状に均一な密度で塗
布し、蓄光材塗料１２を塗布した地板１１の所定の位置
に時刻用文字１３等が遮光性インクを印刷して形成した
ので、高価な蓄光材をべた塗りすることなく暗所での表
示効果を充分に発揮でき、蓄光材の使用量を削減できる
ことから、コスト低減を図れ、また、適用範囲を広げる
ことができ、しかも見やすく実用性、装飾性、安全性に
優れた文字盤を実現できる。また、蓄光材は放射性物質
を用いず安全なことから、大きな表示盤にも適用でき、
装飾など用途の拡大を図れ、また、部材管理費の低減を
図ることができる。
【００１８】第２実施形態 図４は、本発明に係る蓄光材が塗布された時計用文字盤
の第２の実施形態を示す図である。本第２の実施形態で
は、蓄光材塗料１２ａを用いた地模様が散点状である点
は第１の実施形態と同様であるが、大きさの異なる点状
模様を混在させて形成されている。
の第２の実施形態を示す図である。本第２の実施形態で
は、蓄光材塗料１２ａを用いた地模様が散点状である点
は第１の実施形態と同様であるが、大きさの異なる点状
模様を混在させて形成されている。
【００１９】本第２の実施形態においても、上述した第
１の実施形態と同様の効果を得ることができ、また、装
飾的効果が高まるという利点がある。
１の実施形態と同様の効果を得ることができ、また、装
飾的効果が高まるという利点がある。
【００２０】参考例 図５は、本発明に係る蓄光材が塗布された時計用文字盤
の参考例を示す図である。本参考例では、蓄光材塗料１
２ｂを用いた地模様が、幅の異なる２種類のストライプ
状模様を交互に一定間隔をおいて配置して形成されてい
る。
の参考例を示す図である。本参考例では、蓄光材塗料１
２ｂを用いた地模様が、幅の異なる２種類のストライプ
状模様を交互に一定間隔をおいて配置して形成されてい
る。
【００２１】本参考例においても、上述した第１の実施
形態と同様の効果を得ることができ、また、装飾的効果
が一層高まるという利点がある。
形態と同様の効果を得ることができ、また、装飾的効果
が一層高まるという利点がある。
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コスト低減を図れ、また、適用範囲を広げることがで
き、しかも見やすく実用性、装飾性、安全性に優れた文
字盤を実現できる利点がある。
コスト低減を図れ、また、適用範囲を広げることがで
き、しかも見やすく実用性、装飾性、安全性に優れた文
字盤を実現できる利点がある。
【図１】本発明に係る蓄光材が塗布された時計用文字盤
の第１の実施形態を示す図である。
の第１の実施形態を示す図である。
【図２】本発明に係る蓄光材と硫化亜鉛を用いた従来の
蓄光材との残光時間を比較するための図である。
蓄光材との残光時間を比較するための図である。
【図３】本発明に係る蓄光材と、従来の硫化亜鉛による
蓄光材およびプロメチウムを添加した自発光型発光体と
の残光時間を測定した結果を示すグラフである。
蓄光材およびプロメチウムを添加した自発光型発光体と
の残光時間を測定した結果を示すグラフである。
【図４】本発明に係る蓄光材が塗布された時計用文字盤
の第２の実施形態を示す図である。
の第２の実施形態を示す図である。
【図５】本発明に係る蓄光材が塗布された時計用文字盤
の参考例を示す図である。
の参考例を示す図である。
１０，１０ａ，１０ｂ…文字盤 １１…地板 １２，１２ａ，１２ｂ…蓄光材 １３…印刷文字
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G04B 19/30 G04B 45/00 G09F 13/20
Claims (2)
- 【請求項１】 地板の所定の位置に指標が形成された表
示盤であって、 金属酸化物系焼結材に希土類元素を添加した蓄光材が、
地板の略全体に亘って当該地板の地色を含む地模様を形
成するように散点状に均一な密度で塗布されている表示
盤。 - 【請求項２】 大きさの異なる点状模様を混在させて地
模様が形成されている請求項１記載の表示盤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7235719A JP3056400B2 (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 表示盤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7235719A JP3056400B2 (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 表示盤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0980171A JPH0980171A (ja) | 1997-03-28 |
| JP3056400B2 true JP3056400B2 (ja) | 2000-06-26 |
Family
ID=16990225
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7235719A Expired - Lifetime JP3056400B2 (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 表示盤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3056400B2 (ja) |
-
1995
- 1995-09-13 JP JP7235719A patent/JP3056400B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0980171A (ja) | 1997-03-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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