JPH0726065U - 消耗電極式半自動溶接トーチ - Google Patents
消耗電極式半自動溶接トーチInfo
- Publication number
- JPH0726065U JPH0726065U JP6102293U JP6102293U JPH0726065U JP H0726065 U JPH0726065 U JP H0726065U JP 6102293 U JP6102293 U JP 6102293U JP 6102293 U JP6102293 U JP 6102293U JP H0726065 U JPH0726065 U JP H0726065U
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- JP
- Japan
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- welding
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 溶接トーチを揺動できない狭隘な部分のオシ
レートビード形成の溶接において、作業者の疲労を軽減
でき、かつ溶接作業性よく高能率に溶接が施工できる消
耗電極式半自動溶接トーチを提供する。 【構成】 基部がトーチグリップ2に支持され先端にシ
ールドガス流路を形成するノズル4を有するトーチ本体
1と、トーチ本体1内に挿入されたチップアダプタ6の
先端に取付けられワイヤ9をその先端で屈曲させるワイ
ヤ導出孔を設けたチップ7とを具えている。またトーチ
本体1基部に設けられチップアダプタ6を軸周りに回動
させるモーター13と、トーチグリップ2に配設されモ
ーター13の起動を司掌するオシレートスイッチ17と
を具えている。
レートビード形成の溶接において、作業者の疲労を軽減
でき、かつ溶接作業性よく高能率に溶接が施工できる消
耗電極式半自動溶接トーチを提供する。 【構成】 基部がトーチグリップ2に支持され先端にシ
ールドガス流路を形成するノズル4を有するトーチ本体
1と、トーチ本体1内に挿入されたチップアダプタ6の
先端に取付けられワイヤ9をその先端で屈曲させるワイ
ヤ導出孔を設けたチップ7とを具えている。またトーチ
本体1基部に設けられチップアダプタ6を軸周りに回動
させるモーター13と、トーチグリップ2に配設されモ
ーター13の起動を司掌するオシレートスイッチ17と
を具えている。
Description
【0001】
本考案は消耗電極式半自動溶接トーチに関する。
【0002】
消耗電極式ガスシールドアーク溶接に用いられる半自動溶接トーチは、図3側 面図に示すように、スイッチレバー32を設けたトーチグリップ33に取付けら れ後端にコンジットケーブル34を接続したトーチ本体31と、トーチ本体31 の先端部に取付けられワイヤ37を導出するチップ35と、これらを囲んでシー ルドガス流路を形成するノズル36から構成されており、作業者がトーチグリッ プ33を握りスイッチレバー32を引くことにより、まずノズル36内に活性又 は不活性のシールドガスが流れるとともにワイヤ37が送給され、シールドガス でワイヤ37及び溶融金属を被包しつつ溶接が行われる。しかしながら、このよ うな半自動溶接トーチを用いた消耗電極式ガスシールドアーク溶接では、作業者 がアークを見ながら溶接姿勢及び開先幅等に応じて溶接トーチを揺動させオシレ ートビードとすることで、必要な溶着量又は溶接品質を確保しているので、溶接 作業性が悪く作業者の疲労が激しいとともに、溶接能率性も低い。
【0003】
本考案は、このような事情に鑑みて提案されたもので、自動溶接装置の設置が 困難な場所,自動溶接装置を設置するほど溶接量が多くない箇所及び溶接トーチ を揺動できない狭隘な部分のオシレートビード形成の溶接において、作業者の疲 労を軽減でき、かつ溶接作業性よく高能率に溶接が施工できる消耗電極式半自動 溶接トーチを提供することを目的とする。
【0004】
そのために本考案は、基部がトーチグリップに支持され先端にシールドガス流 路を形成するノズルを有するトーチ本体と、上記トーチ本体内に挿入されたチッ プアダプタの先端に取付けられワイヤをその先端で屈曲させるワイヤ導出孔を設 けたチップと、上記トーチ本体基部に設けられ上記チップアダプタを軸周りに回 動させるモーターと、上記トーチグリップに配設され上記モーターの起動を司掌 するオシレートスイッチとを具えたことを特徴とする。
【0005】
本考案消耗電極式半自動溶接トーチにおいては、チップの先端のワイヤ導出孔 でワイヤを5〜20度の角度で強制的に曲げ、チップに連結したチップアダプタ をモーターで軸周りに回動させることにより、トーチ本体を動かすことなくオシ レート溶接を行うことができる。またトーチグリップに設けたオシレートスイッ チにより溶接の途中でも切替操作を行い、適宜オシレートビード,ストレートビ ードの双方で消耗電極式ガスシールドアーク溶接を行うことができる。
【0006】
本考案消耗電極式半自動溶接トーチの一実施例を図面について説明すると、図 1は本溶接トーチの側面図、図2は本溶接トーチの部分を詳細に示し、同図(A )は縦断面図、同図(B)は同図(A)のB−Bに沿った断面図である。上図に おいて、トーチ本体1の基部はトーチグリップ2の先端に支持され、トーチグリ ップ2の後端にコンジットケーブル3が接続されており、トーチ本体1の先端に シールドガス流路を形成するノズル4を備えている。またトーチ本体1の内部に シールドガスを噴出するオリフィス5が設けられ、その内側にチップアダプタ6 が挿入されるとともに、チップアダプタ6の先端にチップ7が取付けられており 、このチップ7の先端部にはワイヤ9を屈曲させるため軸芯方向に対して5〜2 0度の任意の角度を持たせたワイヤ導出孔8が設けられている。またチップアダ プタ6の基部のトーチ本体1の基部から突出した部分に歯車10が外嵌され、そ れに歯合する歯車11がトーチグリップ2の先端に支持具12に配設されたステ ッピングモーター等のモーター13に連結されている。更に歯車10にはコンジ ットケーブル3内のコンジットチューブ15と接続するカプラー等のアダプタ1 4が取付けられている。なおトーチグリップ2にはスイッチレバー16及びオシ レートスイッチ17が設けられている。
【0007】 このような半自動溶接トーチにおいて、ワイヤ9はコンジットケーブル3内の コンジットチューブ15を通り、チップアダプタ6を経てチップ7先端で強制的 に曲げられた状態で送り出される。トーチグリップ2に設けられたオシレートス イッチ17を押すことによりモーター13が作動し、歯車11,10を介してチ ップアダプタ6が適宜の角度で軸周りに回動してワイヤ9先端部が円弧状に回動 し、図2に示すように回動角度が180°のとき最大振幅となりワイヤ9が9′ の位置に変化する。このモーター13の回転を一方向回転又は反転とすることに よりワイヤ9先端部は円弧又は半円弧を描いてオシレートを行い、反転の場合オ シレートを一時的に停止させると、停止時間においてベース電流より更に高電流 を供給するなどの条件を付加すれば、一層好ましい溶接部を得ることが可能とな る。なおシールドガスはコンジットケーブル3及びトーチ本体1を通りオリフィ ス5から噴出してノズル4外へ流れ、溶融金属近傍の雰囲気をシールドしてガス シールドアーク溶接が行われる。
【0008】 かくしてこのような半自動溶接トーチによれば、トーチ本体1基部にチップア ダプタ6の回動用モーター13を設けただけで軽量小型であるので、狭隘な作業 環境へも可搬可能であり、従って溶接トーチを揺動できない狭隘な部分のオシレ ートビード形成の溶接に適用でき高能率な溶接が可能であるとともに、作業者が トーチ本体1を揺動しなくても従来のストレートビードで溶接する感覚でオシレ ートビードを形成できるので、作業者の疲労を軽減できる。また溶接中開先幅の 変動に対してオシレートスイッチ17を押すだけでストレートビードからオシレ ートビードへ変更可能であり、溶接作業性が良く、またオシレートビードからス トレートビードへ戻す場合も同じオシレートスイッチ17を押すことで対応でき 、容易にオシレートの有無を選択できる。
【0009】
要するに本考案によれば、基部がトーチグリップに支持され先端にシールドガ ス流路を形成するノズルを有するトーチ本体と、上記トーチ本体内に挿入された チップアダプタの先端に取付けられワイヤをその先端で屈曲させるワイヤ導出孔 を設けたチップと、上記トーチ本体基部に設けられ上記チップアダプタを軸周り に回動させるモーターと、上記トーチグリップに配設され上記モーターの起動を 司掌するオシレートスイッチとを具えたことにより、自動溶接装置の設置が困難 な場所,自動溶接装置を設置するほど溶接量が多くない箇所及び溶接トーチを揺 動できない狭隘な部分のオシレートビード形成の溶接において、作業者の疲労を 軽減でき、かつ溶接作業性よく高能率に溶接が施工できる消耗電極式半自動溶接 トーチを得るから、本考案は産業上極めて有益なものである。
【図1】本考案消耗電極式半自動溶接トーチの一実施例
の側面図である。
の側面図である。
【図2】本溶接トーチの部分を詳細に示し、同図(A)
は縦断面図、同図(B)は同図(A)のB−Bに沿った
断面図である。
は縦断面図、同図(B)は同図(A)のB−Bに沿った
断面図である。
【図3】従来の消耗電極式半自動溶接トーチの側面図で
ある。
ある。
1 トーチ本体 2 トーチグリップ 3 コンジットケーブル 4 ノズル 5 オリフィス 6 チップアダプタ 7 チップ 8 ワイヤ導出孔 9 ワイヤ 10 歯車 11 歯車 12 支持具 13 モーター 14 アダプタ 15 コンジットチューブ 16 スイッチレバー 17 オシレートスイッチ
Claims (1)
- 【請求項1】 基部がトーチグリップに支持され先端に
シールドガス流路を形成するノズルを有するトーチ本体
と、上記トーチ本体内に挿入されたチップアダプタの先
端に取付けられワイヤをその先端で屈曲させるワイヤ導
出孔を設けたチップと、上記トーチ本体基部に設けられ
上記チップアダプタを軸周りに回動させるモーターと、
上記トーチグリップに配設され上記モーターの起動を司
掌するオシレートスイッチとを具えたことを特徴とする
消耗電極式半自動溶接トーチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993061022U JP2597927Y2 (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | 消耗電極式半自動溶接トーチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993061022U JP2597927Y2 (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | 消耗電極式半自動溶接トーチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0726065U true JPH0726065U (ja) | 1995-05-16 |
JP2597927Y2 JP2597927Y2 (ja) | 1999-07-26 |
Family
ID=13159274
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993061022U Expired - Lifetime JP2597927Y2 (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | 消耗電極式半自動溶接トーチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2597927Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-10-18 JP JP1993061022U patent/JP2597927Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2597927Y2 (ja) | 1999-07-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19981209 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990413 |