JPH09192841A - 上向き隅肉手動ｔｉｇ溶接装置 - Google Patents
上向き隅肉手動ｔｉｇ溶接装置Info
- Publication number
- JPH09192841A JPH09192841A JP2343696A JP2343696A JPH09192841A JP H09192841 A JPH09192841 A JP H09192841A JP 2343696 A JP2343696 A JP 2343696A JP 2343696 A JP2343696 A JP 2343696A JP H09192841 A JPH09192841 A JP H09192841A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tungsten electrode
- outer cylinder
- rotating shaft
- tig welding
- welding
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- Pending
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- Arc Welding In General (AREA)
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 上向き隅肉手動ＴＩＧ溶接においてのウィー
ビング動作を不要にする。 【解決手段】 外筒１内に回転軸２を回転自在に軸支さ
せる。回転軸２の上端に、くの字形に屈曲された接続金
具４によりタングステン電極５を取り付ける。回転軸２
の下端をカップリング８により低速回転モータ６の出力
軸７に連結する。外筒１の内周面に取り付けたブラシ１
０に給電ケーブル１１を接続すると共に、回転軸２の途
中に設けた当接金具１２にブラシ１０を当接させる。外
筒１に不活性ガス供給管１３を接続する。低速回転モー
タ６によりタングステン電極５を回転させながら溶接部
へ接近させ、溶加棒１４を当てがうようにすると、ウィ
ービング動作をすることなく、傾斜されたタングステン
電極５の回転幅に応じた幅の溶接ビート１６を形成する
ことができる。
ビング動作を不要にする。 【解決手段】 外筒１内に回転軸２を回転自在に軸支さ
せる。回転軸２の上端に、くの字形に屈曲された接続金
具４によりタングステン電極５を取り付ける。回転軸２
の下端をカップリング８により低速回転モータ６の出力
軸７に連結する。外筒１の内周面に取り付けたブラシ１
０に給電ケーブル１１を接続すると共に、回転軸２の途
中に設けた当接金具１２にブラシ１０を当接させる。外
筒１に不活性ガス供給管１３を接続する。低速回転モー
タ６によりタングステン電極５を回転させながら溶接部
へ接近させ、溶加棒１４を当てがうようにすると、ウィ
ービング動作をすることなく、傾斜されたタングステン
電極５の回転幅に応じた幅の溶接ビート１６を形成する
ことができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は上向き隅肉溶接に用
いるための手動ＴＩＧ溶接装置に関するものである。
いるための手動ＴＩＧ溶接装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】船舶や建物の如き建造物の組立工事で、
水平部材と垂直部材との交叉部の接合を、上向き隅肉溶
接により行う場合、従来、手動による上向き隅肉手動Ｔ
ＩＧ溶接による方法が行われている。
水平部材と垂直部材との交叉部の接合を、上向き隅肉溶
接により行う場合、従来、手動による上向き隅肉手動Ｔ
ＩＧ溶接による方法が行われている。
【０００３】従来の手動による上向き隅肉手動ＴＩＧ溶
接方法は、図２に一例を示す如く、溶接士ａがトーチｂ
を一方の手に保持して電極ｃの先端を溶接部へ接近させ
ると共に、他方の手に保持している溶加棒ｄを電極ｃの
先端に当てがうようにし、トーチｂの先端から溶接部へ
向けてシールドガスとしてＡｒやＨｅの如き不活性ガス
を噴出して溶接部をガスシールドし、電極ｃの先端から
アークを発生させて溶加棒ｄを溶融させると共に、トー
チｂをウィービングさせながら溶接線ｅに沿い移動させ
て、溶接部へ所要幅の溶接ビートｆを形成させるように
している。
接方法は、図２に一例を示す如く、溶接士ａがトーチｂ
を一方の手に保持して電極ｃの先端を溶接部へ接近させ
ると共に、他方の手に保持している溶加棒ｄを電極ｃの
先端に当てがうようにし、トーチｂの先端から溶接部へ
向けてシールドガスとしてＡｒやＨｅの如き不活性ガス
を噴出して溶接部をガスシールドし、電極ｃの先端から
アークを発生させて溶加棒ｄを溶融させると共に、トー
チｂをウィービングさせながら溶接線ｅに沿い移動させ
て、溶接部へ所要幅の溶接ビートｆを形成させるように
している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
手動による上向き隅肉手動ＴＩＧ溶接の場合は、溶接士
ａに対し上向きの無理な姿勢を長時間にわたり強いると
同時に、溶接部に対して接近させて直角に位置させたト
ーチｂをウィービングさせ続けなければならないので、
トーチｂや給電ケーブル等の各種装置の重量物を把持し
ている溶接士ａの腕への負担が大きくなって疲労を招い
てしまう、という問題がある。
手動による上向き隅肉手動ＴＩＧ溶接の場合は、溶接士
ａに対し上向きの無理な姿勢を長時間にわたり強いると
同時に、溶接部に対して接近させて直角に位置させたト
ーチｂをウィービングさせ続けなければならないので、
トーチｂや給電ケーブル等の各種装置の重量物を把持し
ている溶接士ａの腕への負担が大きくなって疲労を招い
てしまう、という問題がある。
【０００５】そこで、本発明は、溶接士が溶接部へ向け
てトーチを保持しながら溶加棒を当てがうようにするだ
けで、ウィービング動作を必要とせずに手動にて上向き
隅肉手動ＴＩＧ溶接を実施することができるような溶接
装置を提供しようとするものである。
てトーチを保持しながら溶加棒を当てがうようにするだ
けで、ウィービング動作を必要とせずに手動にて上向き
隅肉手動ＴＩＧ溶接を実施することができるような溶接
装置を提供しようとするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、ガスノズルとしての外筒内に、同心状に
配置して回転自在に軸受支持させた回転軸の上端部に、
屈曲させて所要角度傾けた接続金具を取り付けて、該接
続金具の先端にタングステン電極を取り付けると共に、
該回転軸の下端部を駆動装置の出力軸に連結し、且つ、
上記外筒の所要位置に不活性ガス供給管を接続してなる
構成とする。
決するために、ガスノズルとしての外筒内に、同心状に
配置して回転自在に軸受支持させた回転軸の上端部に、
屈曲させて所要角度傾けた接続金具を取り付けて、該接
続金具の先端にタングステン電極を取り付けると共に、
該回転軸の下端部を駆動装置の出力軸に連結し、且つ、
上記外筒の所要位置に不活性ガス供給管を接続してなる
構成とする。
【０００７】タングステン電極への給電と不活性ガス供
給管から外筒内への不活性ガスの供給を開始すると共に
駆動装置を駆動させて回転軸、接続金具を介しタングス
テン電極を回転させるようにすると、接続金具が屈曲し
ているため、タングステン電極は所要の円弧を描いて回
転するので、このタングステン電極を溶接部へ接近させ
て溶加棒をタングステン電極の先端へ当てがうようにし
ながら溶接線に沿い移動させるようにすると、外筒内を
通して溶接部へ向けて噴出される不活性ガスの雰囲気下
で、溶接部とタングステン電極との間に発生されたアー
クにより溶加棒が溶解され、ウィービング動作をするこ
となく、タングステン電極の回転円弧に応じた幅の溶接
ビートを形成させることができる。
給管から外筒内への不活性ガスの供給を開始すると共に
駆動装置を駆動させて回転軸、接続金具を介しタングス
テン電極を回転させるようにすると、接続金具が屈曲し
ているため、タングステン電極は所要の円弧を描いて回
転するので、このタングステン電極を溶接部へ接近させ
て溶加棒をタングステン電極の先端へ当てがうようにし
ながら溶接線に沿い移動させるようにすると、外筒内を
通して溶接部へ向けて噴出される不活性ガスの雰囲気下
で、溶接部とタングステン電極との間に発生されたアー
クにより溶加棒が溶解され、ウィービング動作をするこ
となく、タングステン電極の回転円弧に応じた幅の溶接
ビートを形成させることができる。
【０００８】又、接続金具を回転軸の上端部に着脱自在
に取り付けると共に該接続金具の先端にタングステン電
極を着脱自在に取り付けるようにすることにより、屈曲
角度の異なる接続金具を多数用意して取り替えて使用す
ることができてビード幅の調整が容易にできることにな
る。
に取り付けると共に該接続金具の先端にタングステン電
極を着脱自在に取り付けるようにすることにより、屈曲
角度の異なる接続金具を多数用意して取り替えて使用す
ることができてビード幅の調整が容易にできることにな
る。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【００１０】図１（イ）（ロ）（ハ）は本発明の上向き
隅肉手動ＴＩＧ溶接装置の実施の一形態を示すもので、
電気絶縁性材質を用いて製作され且つ底部が閉塞された
ガスノズルとして用いる外筒１内に、導電性の回転軸２
を外筒１と同心状になるように配置して軸受３を介して
回転自在に支持させ、該回転軸２の上端部に、くの字形
に屈曲させた接続金具４を取り付けて、該接続金具４の
先端にタングステン電極５を取り付けると共に、該回転
軸２の下端部を、外筒１内の底部に収納した駆動装置と
しての低速回転モータ６の電気絶縁性材質により製作さ
れた出力軸７の上端部にカップリング８を介して連結し
て、低速回転モータ６を駆動させることにより回転軸
２、接続金具４を介して上記タングステン電極５を回転
させるようにし、且つ、上記タングステン電極５への給
電手段９として、上記外筒１内周面の途中位置に取り付
けたブラシ１０に給電ケーブル１１を接続すると共に、
上記回転軸２の該ブラシ１０に対応させた位置にリング
状の当接金具１２を設けて該当接金具１２に上記ブラシ
１０を当接させ、上記給電ケーブル１１よりブラシ１
０、当接金具１２、回転軸２及び接続金具４を経て上記
タングステン電極５へ給電してタングステン電極５と溶
接部との間にアークを発生させることができるように
し、更に、上記外筒１の所要位置に、ＡｒやＨｅの如き
不活性ガスＧを外筒１内へ供給するための不活性ガス供
給管１３を接続し、外筒１の内部から溶接部へ吹き付け
られる不活性ガスでガスシールドするようにする。
隅肉手動ＴＩＧ溶接装置の実施の一形態を示すもので、
電気絶縁性材質を用いて製作され且つ底部が閉塞された
ガスノズルとして用いる外筒１内に、導電性の回転軸２
を外筒１と同心状になるように配置して軸受３を介して
回転自在に支持させ、該回転軸２の上端部に、くの字形
に屈曲させた接続金具４を取り付けて、該接続金具４の
先端にタングステン電極５を取り付けると共に、該回転
軸２の下端部を、外筒１内の底部に収納した駆動装置と
しての低速回転モータ６の電気絶縁性材質により製作さ
れた出力軸７の上端部にカップリング８を介して連結し
て、低速回転モータ６を駆動させることにより回転軸
２、接続金具４を介して上記タングステン電極５を回転
させるようにし、且つ、上記タングステン電極５への給
電手段９として、上記外筒１内周面の途中位置に取り付
けたブラシ１０に給電ケーブル１１を接続すると共に、
上記回転軸２の該ブラシ１０に対応させた位置にリング
状の当接金具１２を設けて該当接金具１２に上記ブラシ
１０を当接させ、上記給電ケーブル１１よりブラシ１
０、当接金具１２、回転軸２及び接続金具４を経て上記
タングステン電極５へ給電してタングステン電極５と溶
接部との間にアークを発生させることができるように
し、更に、上記外筒１の所要位置に、ＡｒやＨｅの如き
不活性ガスＧを外筒１内へ供給するための不活性ガス供
給管１３を接続し、外筒１の内部から溶接部へ吹き付け
られる不活性ガスでガスシールドするようにする。
【００１１】なお、接続金具４と回転軸２及びタングス
テン電極５とは図示の如く着脱できるようねじ４ａで固
定するようにすることができる。
テン電極５とは図示の如く着脱できるようねじ４ａで固
定するようにすることができる。
【００１２】今、溶接士が手動にて上向き隅肉手動ＴＩ
Ｇ溶接を実施しようとする場合、給電ケーブル１１から
タングステン電極５への通電と不活性ガス供給管１３か
らの不活性ガスＧの供給を開始すると共に、低速回転モ
ータ６を駆動させてタングステン電極５を回転させるよ
うにした後、図１（ロ）に示す如く、回転されているタ
ングステン電極５が外筒１の軸心から溶接部へ延びる中
心線Ｏを中心に回転するようにして該タングステン電極
５を溶接部へ接近させ、一方、溶加棒１４をタングステ
ン電極５の先端へ当てがうようにし、且つタングステン
電極５が溶接部へ接近されている状態を維持するように
しながら溶接線１５に沿って平行に移動させるようにす
る。これにより、図１（ハ）に示すように、外筒１内を
通して溶接部へ向けて噴出される不活性ガスＧの雰囲気
下で、溶接部とタングステン電極５との間に発生された
アークにより溶加棒１４が溶融され、ウィービング動作
をすることなく、接続金具４の屈曲角度に応じた半径の
円弧で回転するタングステン電極５の回転幅に応じた幅
の溶接ビート１６を形成させることができる。
Ｇ溶接を実施しようとする場合、給電ケーブル１１から
タングステン電極５への通電と不活性ガス供給管１３か
らの不活性ガスＧの供給を開始すると共に、低速回転モ
ータ６を駆動させてタングステン電極５を回転させるよ
うにした後、図１（ロ）に示す如く、回転されているタ
ングステン電極５が外筒１の軸心から溶接部へ延びる中
心線Ｏを中心に回転するようにして該タングステン電極
５を溶接部へ接近させ、一方、溶加棒１４をタングステ
ン電極５の先端へ当てがうようにし、且つタングステン
電極５が溶接部へ接近されている状態を維持するように
しながら溶接線１５に沿って平行に移動させるようにす
る。これにより、図１（ハ）に示すように、外筒１内を
通して溶接部へ向けて噴出される不活性ガスＧの雰囲気
下で、溶接部とタングステン電極５との間に発生された
アークにより溶加棒１４が溶融され、ウィービング動作
をすることなく、接続金具４の屈曲角度に応じた半径の
円弧で回転するタングステン電極５の回転幅に応じた幅
の溶接ビート１６を形成させることができる。
【００１３】上記において、図１（イ）に二点鎖線で示
すように、屈曲角度の異なった接続金具４を多数用意し
て用いるようにすることにより、傾斜されたタングステ
ン電極５の回転半径を任意に調整することができて溶接
ビート１６の幅を任意に決定することができ、又、タン
グステン電極５は接続金具４のねじ４ａを締め付けるこ
とによって回転軸２の上端に取り付けるようにしてある
ことから、ねじ４ａを緩めてタングステン電極５を簡単
に着脱することができて電極先端の研摩も容易に行うこ
とができ、更に、低速回転モータ６を用いてタングステ
ン電極５の回転速度を低速にすることによって溶加棒１
４の添加をスムーズに行うことができ、外筒１内を通し
て不活性ガスＧを溶接部へ噴出させるようにしてあるこ
とから、不活性ガスＧの特別な噴出手段を必要とするこ
ともない。
すように、屈曲角度の異なった接続金具４を多数用意し
て用いるようにすることにより、傾斜されたタングステ
ン電極５の回転半径を任意に調整することができて溶接
ビート１６の幅を任意に決定することができ、又、タン
グステン電極５は接続金具４のねじ４ａを締め付けるこ
とによって回転軸２の上端に取り付けるようにしてある
ことから、ねじ４ａを緩めてタングステン電極５を簡単
に着脱することができて電極先端の研摩も容易に行うこ
とができ、更に、低速回転モータ６を用いてタングステ
ン電極５の回転速度を低速にすることによって溶加棒１
４の添加をスムーズに行うことができ、外筒１内を通し
て不活性ガスＧを溶接部へ噴出させるようにしてあるこ
とから、不活性ガスＧの特別な噴出手段を必要とするこ
ともない。
【００１４】したがって、本発明においては、手動にて
上向き隅肉手動ＴＩＧ溶接を実施する際、タングステン
電極５及び溶加棒１４を溶接部へ向けて当てがうように
しながら溶接線１５に沿って徐々に移動させるだけでよ
くて、ウィービング動作を不要にすることができ、溶接
士の腕の負荷を大幅に軽減することができる。
上向き隅肉手動ＴＩＧ溶接を実施する際、タングステン
電極５及び溶加棒１４を溶接部へ向けて当てがうように
しながら溶接線１５に沿って徐々に移動させるだけでよ
くて、ウィービング動作を不要にすることができ、溶接
士の腕の負荷を大幅に軽減することができる。
【００１５】なお、本発明は上記実施の形態のみに限定
されるものではなく、たとえば、図１（イ）において外
筒１は上端部から下端部まで同一な内径としてあるが、
図中一点鎖線で示すように、外筒１の上端部をテーパー
形状として噴出される不活性ガスに絞りを加えて溶接部
へ集中させるようにすることもでき、その他、本発明の
要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得るこ
とは勿論である。
されるものではなく、たとえば、図１（イ）において外
筒１は上端部から下端部まで同一な内径としてあるが、
図中一点鎖線で示すように、外筒１の上端部をテーパー
形状として噴出される不活性ガスに絞りを加えて溶接部
へ集中させるようにすることもでき、その他、本発明の
要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得るこ
とは勿論である。
【００１６】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の上向き隅肉手
動ＴＩＧ溶接装置によれば、底部を閉塞された外筒内に
回転軸を回転自在に軸受支持させ、該回転軸の上端部に
くの字形に屈曲させた接続金具によりタングステン電極
を傾斜させた状態で着脱自在に取り付けると共に、上記
回転軸の下端部を回転軸を介して電極を回転させるため
の駆動装置の出力軸に連結し、且つ電極への給電手段を
設けると共に、外筒の途中位置に不活性ガス供給管を接
続した構成としてあることから、電極を回転させながら
溶接部へ接近させて溶加棒を当てがうようにすることに
よって傾斜された電極の回転に応じた幅の溶接ビートを
形成させることができ、上向き隅肉手動ＴＩＧ溶接を実
施する際にウィービングを行う必要をなくすことができ
て、溶接士の腕への負担を軽減させることができ、又、
屈曲角度の異なった接続金具を種々用意して取り替えて
用いるようにすることにより電極の回転半径を調整する
ことができて溶接ビートの幅を任意に決定することがで
きると共に、電極を着脱自在としたことによって電極先
端の研摩も容易に行うことができ、更に、駆動装置を用
いて電極の回転速度を低速にすることによって溶加棒の
添加もスムーズに行うことができ、外筒内を通して不活
性ガスを溶接部へ噴出させることができて不活性ガスの
特別な噴出手段を必要とすることもない、という優れた
効果を発揮する。
動ＴＩＧ溶接装置によれば、底部を閉塞された外筒内に
回転軸を回転自在に軸受支持させ、該回転軸の上端部に
くの字形に屈曲させた接続金具によりタングステン電極
を傾斜させた状態で着脱自在に取り付けると共に、上記
回転軸の下端部を回転軸を介して電極を回転させるため
の駆動装置の出力軸に連結し、且つ電極への給電手段を
設けると共に、外筒の途中位置に不活性ガス供給管を接
続した構成としてあることから、電極を回転させながら
溶接部へ接近させて溶加棒を当てがうようにすることに
よって傾斜された電極の回転に応じた幅の溶接ビートを
形成させることができ、上向き隅肉手動ＴＩＧ溶接を実
施する際にウィービングを行う必要をなくすことができ
て、溶接士の腕への負担を軽減させることができ、又、
屈曲角度の異なった接続金具を種々用意して取り替えて
用いるようにすることにより電極の回転半径を調整する
ことができて溶接ビートの幅を任意に決定することがで
きると共に、電極を着脱自在としたことによって電極先
端の研摩も容易に行うことができ、更に、駆動装置を用
いて電極の回転速度を低速にすることによって溶加棒の
添加もスムーズに行うことができ、外筒内を通して不活
性ガスを溶接部へ噴出させることができて不活性ガスの
特別な噴出手段を必要とすることもない、という優れた
効果を発揮する。
【図１】本発明の上向き隅肉手動ＴＩＧ溶接装置の実施
の一形態を示すもので、（イ）は全体の断面図、（ロ）
は装置を使用している状態を示す説明図、（ハ）は
（ロ）のＡ方向矢視図である。
の一形態を示すもので、（イ）は全体の断面図、（ロ）
は装置を使用している状態を示す説明図、（ハ）は
（ロ）のＡ方向矢視図である。
【図２】従来の上向き隅肉手動ＴＩＧ溶接の実施の様子
を示す概略図である。
を示す概略図である。
１ 外筒 ２ 回転軸 ３ 軸受 ４ 接続金具 ５ タングステン電極 ６ 低速回転モータ（駆動装置） ７ 出力軸 １３ 不活性ガス供給管
Claims (2)
- 【請求項１】 ガスノズルとしての外筒内に、同心状に
配置して回転自在に軸受支持させた回転軸の上端部に、
屈曲させて所要角度傾けた接続金具を取り付けて、該接
続金具の先端にタングステン電極を取り付けると共に、
該回転軸の下端部を駆動装置の出力軸に連結し、且つ、
上記外筒の所要位置に不活性ガス供給管を接続してなる
ことを特徴とする上向き隅肉手動ＴＩＧ溶接装置。 - 【請求項２】 接続金具を回転軸の上端部に着脱自在に
取り付けると共に該接続金具の先端にタングステン電極
を着脱自在に取り付けるようにした請求項１記載の上向
き隅肉手動ＴＩＧ溶接装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2343696A JPH09192841A (ja) | 1996-01-18 | 1996-01-18 | 上向き隅肉手動ｔｉｇ溶接装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2343696A JPH09192841A (ja) | 1996-01-18 | 1996-01-18 | 上向き隅肉手動ｔｉｇ溶接装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09192841A true JPH09192841A (ja) | 1997-07-29 |
Family
ID=12110459
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2343696A Pending JPH09192841A (ja) | 1996-01-18 | 1996-01-18 | 上向き隅肉手動ｔｉｇ溶接装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09192841A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103313816A (zh) * | 2011-01-13 | 2013-09-18 | D·魏斯 | 具有可移动的电极的焊头和相应的焊接方法 |
-
1996
- 1996-01-18 JP JP2343696A patent/JPH09192841A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103313816A (zh) * | 2011-01-13 | 2013-09-18 | D·魏斯 | 具有可移动的电极的焊头和相应的焊接方法 |
| JP2014508041A (ja) * | 2011-01-13 | 2014-04-03 | ヴァイス、ダニエル | 可動電極を有する溶接ヘッドおよび関連する溶接方法 |
| US9592567B2 (en) | 2011-01-13 | 2017-03-14 | Daniel Weiss | Welding head comprising a movable electrode and related welding method |
| CN103313816B (zh) * | 2011-01-13 | 2018-04-10 | D·魏斯 | 具有可移动的电极的焊头和相应的焊接方法 |
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