JP2000317666A - レーザ溶接装置 - Google Patents

レーザ溶接装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィラーワイヤの送給方向やアシストガスの
供給方向等を容易に制御することが可能なレーザ溶接装
置を提供する。 【解決手段】 フィラーワイヤ送給ノズル9を支持する
アタッチメント支持部材5を、溶接トーチ1のレーザビ
ーム軸Lと同軸に回転可能に設ける。制御部8によって
モータ6を制御することにより溶接部Wに対するフィラ
ーワイヤ11の送給方向をレーザビーム軸Lの軸心回り
に変化させる。これにより、溶接進行方向とフィラーワ
イヤ11の送給方向やアシストガスの供給方向との関係
を一致させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はレーザ溶接装置に
関するもので、詳しくは溶接部に対してフィラーワイヤ
を送給したり、あるいはアシストガスを供給したりする
際に、溶接進行方向に対するフィラーワイヤの送給方向
やアシストガスの供給方向等を容易に制御可能なレーザ
溶接装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のレーザ溶接装置における溶接トー
チ周辺の構造を、図11に示している。同図において、
51は溶接トーチであり、この溶接トーチ51の内部に
は集光用レンズ52が配置され、またその側部にはシー
ルドガス入口53が形成されている。またさらに溶接ト
ーチ51の側部には、フィラーワイヤ送給ノズル保持用
ブラケット54が取付けられ、このブラケット54にフ
ィラーワイヤ送給ノズル55が取付けられている。この
レーザ溶接装置においては、レーザビームの照射される
溶接部Wに対して、上記フィラーワイヤ送給ノズル55
からフィラーワイヤ56を送給しながら溶接を行うので
ある。そして従来のレーザ溶接装置においては、溶接ト
ーチ51は移動させず、図11に矢印で示すように、被
溶接部材を移動させながら溶接を行っている。また溶接
トーチ51及びその周辺が比較的大型であることから、
レーザビーム軸Lの回りの回転軸を有していないのが普
通である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記のような
レーザ溶接装置において、溶接線が直線であるような場
合には特に大きな問題は生じないが、溶接線が図2に示
すように曲線であるような場合には、フィラーワイヤ5
6の送給に関連して、以下のような問題が生じる。それ
は同図のような曲線を溶接する場合、被溶接部材の位置
をX−Y平面上で移動させればレーザビームの照射位置
は溶接線WLに対して正確に追従させることができるも
のの、溶接部Wに対するフィラーワイヤ56の送給方向
は一定方向に保持されたままであるので、溶接線に追従
させることができないということである。すなわちフィ
ラーワイヤ56は溶接部Wに対し、溶接進行方向の後方
から溶接進行方向に向けて送給するのが溶接品質上は好
ましいのに対し、溶接トーチ1とフィラーワイヤ送給ノ
ズル55とが相対回転できず、フィラーワイヤ送給ノズ
ル55が一定状態に保持されたままであるため、溶接中
に溶接進行方向に対するフィラーワイヤ56の送給方向
が時々刻々と変化してしまうということである。そして
溶接進行方向に対してフィラーワイヤ56を誤った方向
から送給すると、図3中のB点に示しているように、溶
接欠陥Dが生じることがある。なお同図におけるA点
は、フィラーワイヤが溶接進行方向に沿って正しく送給
され、良好な溶接品質の得られた状態を示している。
【0004】上記のような不具合を解消しようとすれ
ば、被溶接部材そのものを回転する機構を設ければよい
が、このような回転機構を設けるには多大のスペースを
必要とするので、実用的ではない。また図12や図13
に示すように、2つの回転軸(α軸、β軸)を備えたレ
ーザ溶接トーチ51も公知ではあるが、このような溶接
トーチ51を用いたとしても、フィラーワイヤ56を溶
接進行方向に沿って正しく送給しようとすると、上記し
たような被溶接部材の回転機構が不可欠である。なお図
12及び図13において、57はウィンドウ、58は反
射鏡、59は放物面鏡をそれぞれ示しており、また図1
1と同一機能部分には同一の符号を付してその説明を省
略している。
【0005】また効率の良いレーザ溶接を行うために
は、アシストガスを使用するのが有利であることが知ら
れているが(例えば、溶接学会論文集第3巻(198
5)第2号)、このアシストガスの供給方向もレーザ溶
接の品質を大いに左右する。すなわちアシストガスは、
レーザ照射部において発生するプラズマを除去して溶け
込み深さを確保するために用いるものであるが、アシス
トガスを吹き付けることによって、キャビティや溶融池
に直接圧力が作用するため、その供給方向によっては溶
接欠陥を生じることになるのである。また立向き上進溶
接や立向き下進溶接においては、溶融池に作用する重力
ヘッドの影響で、溶融池が不安定となって、良好な溶接
を行うのが困難であるとされているが、このような場
合、上記アシストガスの供給方向は、溶接品質をひとき
わ大きく左右することになる。
【0006】この発明は上記従来の欠点を解決するため
になされたものであって、その目的は、フィラーワイヤ
の送給方向やアシストガスの供給方向等を容易に制御す
ることが可能なレーザ溶接装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及び効果】そこで請求項1
のレーザ溶接装置は、溶接部Wにレーザビームを照射す
る溶接トーチ1と、フィラーワイヤ送供給用ノズル等の
アタッチメント9とを備えたレーザ溶接装置において、
上記アタッチメント9を支持するアタッチメント支持部
材5を移動可能に設けると共に、さらにこのアタッチメ
ント支持部材5を移動させる駆動源6と、この駆動源6
を制御する制御部8とを設け、上記制御部8によって駆
動源6を制御することにより上記アタッチメント支持部
材5の位置制御を行うことで、上記アタッチメント9を
上記レーザビーム軸Lの軸心回りに移動させ、上記溶接
部Wに対するフィラーワイヤ11の送給方向等を上記レ
ーザビーム軸Lの軸心回りに変化させることを特徴とし
ている。
【0008】上記請求項1のレーザ溶接装置によれば、
制御部8によって駆動源6を制御することによりアタッ
チメント支持部材5の位置制御を行うことで、上記アタ
ッチメント9を上記レーザビーム軸Lの軸心回りに移動
させ、上記溶接部Wに対するフィラーワイヤ11の送給
方向等を上記レーザビーム軸Lの軸心回りに変化させる
ことが可能となる。従って溶接進行方向とフィラーワイ
ヤ11の送給方向やアシストガスの供給方向等との関係
を容易に一致させることができ、この結果、溶接線WL
が曲線であるような場合にも安定した溶接を行うことが
可能になる。
【0009】また請求項2のレーザ溶接装置は、上記ア
タッチメント支持部材5は、上記レーザビーム軸Lと略
同軸上に回転可能に溶接トーチ1に取付けられ、上記ア
タッチメント9がレーザビーム軸Lの周囲において旋回
可能に配置されていることを特徴としている。
【0010】上記請求項2のレーザ溶接装置によれば、
アタッチメント9の位置制御を行うための構成を簡素化
できると共に、アタッチメント9の位置決め精度も向上
する。
【0011】請求項3のレーザ溶接装置は、上記アタッ
チメント支持部材5には、フィラーワイヤ送給ノズル9
とアシストガス供給ノズル10とが、レーザビーム軸L
を挟んで互いに相対向する位置に取付けられ、上記フィ
ラーワイヤ送給ノズル9を溶接進行方向前方に、また上
記アシストガス供給ノズル10を溶接進行方向後方にそ
れぞれ位置させて立向き上進溶接を行うよう上記制御部
8で上記アタッチメント支持部材5の位置制御を行うこ
とを特徴としている。
【0012】請求項4のレーザ溶接装置は、上記アタッ
チメント支持部材5には、フィラーワイヤ送給ノズル9
とアシストガス供給ノズル10とが、レーザビーム軸L
を挟んで互いに相対向する位置に取付けられ、上記アシ
ストガス供給ノズル10を溶接進行方向前方に、また上
記フィラーワイヤ送給ノズル9を溶接進行方向後方にそ
れぞれ位置させて立向き下進溶接を行うよう上記制御部
8で上記アタッチメント支持部材5の位置制御を行うこ
とを特徴としている。
【0013】上記請求項3及び請求項4のレーザ溶接装
置によれば、溶融池に下向きに重力ヘッドが作用するの
に対して、下側から上方に向けてアシストガスの力がこ
れを支持する方向に作用するので、溶融池の溶け落ち傾
向を減少でき、これにより安定した溶接が行えることに
なる。そしてこのような作用を得るためのフィラーワイ
ヤ送給ノズル9とアシストガス供給ノズル10との配置
を、いずれの場合にも、アタッチメント支持部材5の移
動によって容易に達成することができるので、その作業
性が向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】次にこの発明のレーザ溶接装置の
具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に
説明する。まず図1において、1はレーザ溶接トーチを
示しているが、この溶接トーチ1の内部には集光レンズ
2が配置されており、またその側部にはシールドガス入
口3が形成されている。そしてこの溶接トーチ1の外周
部には、ベアリング4を介してアタッチメント支持部材
5が回転可能に取付けられている。このアタッチメント
支持部材5は、レーザビーム軸Lと同軸回転可能に取付
けられている。また上記溶接トーチ1の外周部には、上
記アタッチメント支持部材5の上方位置に、駆動源とし
てのモータ6が下向きに取付けられている。このモータ
6の出力軸には、ピニオン7が取付けられ、このピニオ
ン7が上記アタッチメント支持部材5の外周部に形成し
た歯車と歯合し、これによりモータ6を駆動することに
よって上記アタッチメント支持部材5を回転駆動し得る
ようなされている。なお8は上記モータを制御するため
の制御部である。そして上記アタッチメント支持部材5
には、上記レーザビーム軸Lを挟んで相対向する位置
に、フィラーワイヤ送給ノズル9とアシストガス供給ノ
ズル10とが取付けられている。このフィラーワイヤ送
給ノズル9は、フィラーワイヤ11を送給するためのも
のであって、保持用ブラケット12を介して上記アタッ
チメント支持部材5に取付けられている。そしてこのレ
ーザ溶接装置においては、溶接トーチ1からレーザビー
ムを溶接部Wに向けて照射しつつ、溶接部Wに対してフ
ィラーワイヤ11とアシストガスとを供給し、被溶接部
材を図中矢印方向に移動させながら(溶接進行方向はこ
れとは逆方向となる)、レーザ溶接を行うのである。
【0015】上記レーザ溶接装置によれば、上記制御部
8によってモータ6を制御し、アタッチメント支持部材
5の回転角度を調整すれば、上記フィラーワイヤ送給ノ
ズル9とアシストガス供給ノズル10とは、レーザビー
ム軸Lの回りの任意の位置に位置させることが可能とな
る。従って、図2及び図3に示すように溶接線WLが曲
線であるような場合には、X−Yテーブルの移動に上記
アタッチメント支持部材5の回転駆動を同期させて制御
すれば、フィラーワイヤ11は溶接部Wに対し、溶接進
行方向後方から溶接線WLに沿って(接線方向に)前方
へと送給されるし、またアシストガスは溶接部Wに対
し、溶接進行方向前方から溶接線WLに沿って(接線方
向に)後方へと供給されることなる。この結果、被溶接
部材の回転機構を設けなくても、溶接進行方向とフィラ
ーワイヤ11の送給方向やアシストガスの供給方向との
関係を容易に一致させることができ、溶接線WLが曲線
であるような場合にも安定した溶接を行うことが可能に
なる。また図4に示すように溶接線WLがその途中で直
角に折れ曲がるような場合にも、上記アタッチメント支
持部材5を溶接の途中で90°だけ回転させれば、被溶
接部材の回転機構を設けなくても、対処可能である。さ
らに上記レーザ溶接装置によれば、図5に示すような円
弧溶接隅肉継手のワイヤ送給溶接にも、X−Yテーブル
の移動に上記アタッチメント支持部材5の回転駆動を同
期させて制御すれば、上記と全く同様に対処可能であ
る。またさらに図6に示すように、被溶接部材に板厚差
が存する継手の場合には、ワイヤの送給を薄板側から行
う方が良好なビード形状を形成し易いが、このようにワ
イヤ送給方向が限定されるような溶接継手に対しても有
効である。
【0016】上記図2〜図6の各適用例はいずれもフィ
ラーワイヤ11の送給方向に重点を置いたものであった
が、上記レーザ溶接装置は、溶接姿勢に応じてアシスト
ガスの供給方向を制御し、溶接品質(特にビード形状)
を改善するような場合も好適である。図7には、立向き
上進溶接(同図(a))と立向き下進溶接(同図
(b))との溶接状態を示しているが、立向き上進溶接
を行う場合(同図(a))には、フィラーワイヤ送給ノ
ズル9を溶接進行方向前方(上側)に、またアシストガ
ス供給ノズル10を溶接進行方向後方(下側)にそれぞ
れ位置させる一方、立向き下進溶接を行う場合(同図
(b))には、アシストガス供給ノズル10を溶接進行
方向前方(下側)に、またフィラーワイヤ送給ノズル9
を溶接進行方向後方(上側)にそれぞれ位置させて溶接
を行うようにしている。このようにすれば、溶融池MP
に下向きに重力ヘッドが作用するのに対して、下側から
上方に向けてアシストガスの力がこれを支持する方向に
作用するので、溶融池MPの溶け落ち傾向を減少でき、
これにより安定した溶接が行えることになる。なおアシ
ストガス供給ノズル10を上記とは逆の状態に配置した
場合には、溶融池MPに対しては、下向きに作用する重
力ヘッドに加えて、さらにアシストガスの力が下向きに
作用するので、溶融池MPの溶け落ち傾向が助長され、
安定した溶接は行い難い。しかもこのような場合におい
て、溶融池MPに溶け落ちが生じると、下側から送給さ
れるフィラーワイヤ11が溶融池MPと接触してしま
い、フィラーワイヤ11の円滑な送給が行い難くなり、
送給位置がズレたり、溶融池MPの正常な対流が阻害さ
れ、この結果、ブローホールやビード形状不良等の溶接
欠陥が生じてしまうことになる。これに対して上記のよ
うな配置によれば、良好な溶接結果を得ることができる
が、このような作用を得るためのフィラーワイヤ送給ノ
ズル9とアシストガス供給ノズル10との配置を、いず
れの場合にも、アタッチメント支持部材5の移動によっ
て容易に達成することができるので、その作業性が向上
する。上記のようアシストガスによる溶融池MPの保持
作用は、上記立向き上進溶接と立向き下進溶接とに限ら
ず、図8に示す水平溶接においても、上記と全く同様に
期待できる。以上のようにアシストガスの供給方向を制
御することにより、アシストガスによる力を溶融池MP
の保持力として利用でき、そのため各種溶接姿勢におけ
る溶接作業を良好に行うことが可能となる。
【0017】図9、図10には、上記レーザ溶接装置の
変更例を示している。これらはいずれも溶接トーチ1に
2つの回転軸(α軸、β軸)を備えたものであって、各
図において、図1と同一機能部分には同一の符号を付し
てその説明を省略している。また各図において、13は
ウィンドウ、14は反射鏡、15は放物面鏡をそれぞれ
示している。これらレーザ溶接装置においても、上記図
1のレーザ溶接装置と全く同様の作用、効果が得られ
る。
【0018】以上にこの発明のレーザ溶接装置の実施の
形態について説明をしたが、この発明のレーザ溶接装置
は上記実施形態に限られるものではなく、種々変更して
実施することが可能である。例えば上記では、アタッチ
メントとしてフィラーワイヤ送給ノズル9とアシストガ
ス供給ノズル10とを使用した例を示しているが、これ
らはいずれか一方だけを使用してもよいし、これらに替
えて、あるいはこれらと共に、溶接線検出センサ等のア
タッチメントを使用してもよい。また本願請求項1の発
明においては、アタッチメント支持部材5は溶接トーチ
1に枢支する他、それ以外の適所に支持する構成も含ん
でいる。さらに請求項1及び請求項2の発明は、フィラ
ーワイヤ送給ノズル9とアシストガス供給ノズル10と
を同方向に向けて取付ける実施の態様を含むものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のレーザ溶接装置の一実施形態を示す
中央縦断面略図である。
【図2】上記実施形態及び従来例のレーザ溶接装置の適
用例を説明するための説明図である。
【図3】上記実施形態及び従来例のレーザ溶接装置の他
の適用例を説明するための説明図である。
【図4】上記実施形態のレーザ溶接装置の適用例を説明
するための説明図である。
【図5】上記実施形態のレーザ溶接装置の他の適用例を
説明するための説明図である。
【図6】上記実施形態のレーザ溶接装置のさらに他の適
用例を説明するための説明図である。
【図7】上記実施形態のレーザ溶接装置において、立向
き溶接を行う状態を示す説明図で、(a)は上進溶接
を、(b)は下進溶接をそれぞれ示している。
【図8】上記実施形態のレーザ溶接装置において、水平
溶接を行う状態を示す説明図である。
【図9】この発明のレーザ溶接装置の他の実施形態を示
す中央縦断面略図である。
【図10】この発明のレーザ溶接装置の他の実施形態を
示す中央縦断面略図である。
【図11】従来のレーザ溶接装置を示す中央縦断面略図
である。
【図12】他の従来例を示す中央縦断面略図である。
【図13】さらに他の従来例を示す中央縦断面略図であ
る。
【符号の説明】
1 溶接トーチ 5 アタッチメント支持部材 6 モータ(駆動源) 8 制御部 9 フィラーワイヤ送給ノズル 10 アシストガス供給ノズル 11 フィラーワイヤ L レーザビーム軸 W 溶接部 MP 溶融池 WL 溶接線
フロントページの続き (72)発明者 松本 泰一 大阪府枚方市上野3丁目1番1号 株式会 社小松製作所生産技術開発センタ内 Fターム(参考) 4E068 BA06 CA10 CB05 CD15 CG01 CH08 CJ01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接部(W)にレーザビームを照射する
    溶接トーチ(1)と、フィラーワイヤ送供給用ノズル等
    のアタッチメント(9)とを備えたレーザ溶接装置にお
    いて、上記アタッチメント(9)を支持するアタッチメ
    ント支持部材(5)を移動可能に設けると共に、さらに
    このアタッチメント支持部材(5)を移動させる駆動源
    (6)と、この駆動源(6)を制御する制御部(8)と
    を設け、上記制御部(8)によって駆動源(6)を制御
    することにより上記アタッチメント支持部材(5)の位
    置制御を行うことで、上記アタッチメント(9)を上記
    レーザビーム軸(L)の軸心回りに移動させ、上記溶接
    部(W)に対するフィラーワイヤ(11)の送給方向等
    を上記レーザビーム軸(L)の軸心回りに変化させるこ
    とを特徴とするレーザ溶接装置。
  2. 【請求項2】 上記アタッチメント支持部材(5)は、
    上記レーザビーム軸(L)と略同軸上に回転可能に溶接
    トーチ(1)に取付けられ、上記アタッチメント(9)
    がレーザビーム軸(L)の周囲において旋回可能に配置
    されていることを特徴とする請求項1のレーザ溶接装
    置。
  3. 【請求項3】 上記アタッチメント支持部材(5)に
    は、フィラーワイヤ送給ノズル(9)とアシストガス供
    給ノズル(10)とが、レーザビーム軸(L)を挟んで
    互いに相対向する位置に取付けられ、上記フィラーワイ
    ヤ送給ノズル(9)を溶接進行方向前方に、また上記ア
    シストガス供給ノズル(10)を溶接進行方向後方にそ
    れぞれ位置させて立向き上進溶接を行うよう上記制御部
    (8)で上記アタッチメント支持部材(5)の位置制御
    を行うことを特徴とする請求項2のレーザ溶接装置。
  4. 【請求項4】 上記アタッチメント支持部材(5)に
    は、フィラーワイヤ送給ノズル(9)とアシストガス供
    給ノズル(10)とが、レーザビーム軸(L)を挟んで
    互いに相対向する位置に取付けられ、上記アシストガス
    供給ノズル(10)を溶接進行方向前方に、また上記フ
    ィラーワイヤ送給ノズル(9)を溶接進行方向後方にそ
    れぞれ位置させて立向き下進溶接を行うよう上記制御部
    (8)で上記アタッチメント支持部材(5)の位置制御
    を行うことを特徴とする請求項2のレーザ溶接装置。
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