JP2597927Y2 - 消耗電極式半自動溶接トーチ - Google Patents

消耗電極式半自動溶接トーチ

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JP2597927Y2
JP2597927Y2 JP1993061022U JP6102293U JP2597927Y2 JP 2597927 Y2 JP2597927 Y2 JP 2597927Y2 JP 1993061022 U JP1993061022 U JP 1993061022U JP 6102293 U JP6102293 U JP 6102293U JP 2597927 Y2 JP2597927 Y2 JP 2597927Y2
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torch
welding
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automatic welding
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弘法 井上
滝二郎 島本
真助 大場
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】本考案は、消耗電極式半自動
溶接トーチに関する。
【0002】
【従来の技術】消耗電極式ガスシールドアーク溶接に用
いられる半自動溶接トーチは、図3側面図に示すよう
に、スイッチレバー32を設けたトーチグリップ33に
取付けられ後端にコンジットケーブル34を接続したト
ーチ本体31と、トーチ本体31の先端部に取付けられ
ワイヤ37を導出するチップ35と、これらを囲んでシ
ールドガス流路を形成するノズル36から構成されてお
り、作業者がトーチグリップ33を握りスイッチレバー
32を引くことにより、まずノズル36内に活性又は不
活性のシールドガスが流れるとともにワイヤ37が送給
され、シールドガスでワイヤ37及び浴融金属を被包し
つつ溶接が行なわれる。しかしながら、このような半自
動溶接トーチを用いた消耗電極式ガスシールドアーク溶
接では、作業者がアークを見ながら溶接姿勢及び開先幅
等に応じて溶接トーチを揺動させオシレートビードとす
ることで、必要な溶着量又は溶接品質を確保しているの
で、溶接作業性が悪く作業者の疲労が激しいとともに、
溶接能率性も低い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、このような
事情に鑑みて提案されたもので、自動溶接装置の設置が
困難な場所、自動溶接装置を設置するほど溶接量が多く
ない箇所及び溶接トーチを揺動できない狭隘な部分のオ
シレートビード形成の溶接において、作業者の疲労を軽
減でき、かつ溶接作業性よく高能率に溶接が施工できる
消耗電極式半自動溶接トーチを提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】そのために本考案の消耗
電極式半自動溶接トーチは、基部及び先端部を有し同基
部においてトーチグリップにより支持され同先端部にお
いてシールドガス流路を形成するノズルを有するトーチ
本体と、同トーチ本体内に同トーチ本体に対して中心軸
線の周りに回転可能に挿入されたチップアダプタと、同
チップアダプタの先端に取付けられ自体の内部に形成さ
れたワイヤ導出孔を通してワイヤを案内し先端寄りの位
置で同ワイヤを同ワイヤ導出孔により屈曲させるチップ
と、上記トーチ本体の上記基部に設けられ上記チップア
ダプタを上記チップと共に中心軸線の周りに上記トーチ
本体に対して回転させるモーターと、上記トーチグリッ
プに配設され上記モーターの起動を司掌するオシレート
スイッチとを備えたことを特徴とする。
【0005】
【作用】本考案の消耗電極式半自動溶接トーチにおいて
は、チップの先端のワイヤ導出孔でワイヤを5〜20度
の角度で強制的に曲げ、チップに連結したチップアダプ
タをモーターにより中心軸線の周りに回転させることに
より、トーチ本体を動かすことなくオシレート溶接を行
なうことができる。またトーチグリップに設けたオシレ
ートスイッチにより溶接の途中でも切替操作を行ない、
適宜オシレートビード、ストレートビードの双方で消耗
電極式ガスシールドアーク溶接を行なうことができる。
【0006】
【実施例】本考案の消耗電極式半自動溶接トーチの一実
施例を図面について説明すると、図1は本溶接トーチの
側面図、図2は本溶接トーチの部分を詳細に示し、同図
(A)は縦断面図、同図(B)は同図(A)のB−Bに
沿った断面図である。上図において、トーチ本体1の基
部はトーチグリップ2の先端に支持され、トーチグリッ
プ2の後端にコンジットケーブル3が接続されており、
トーチ本体1の先端にシールドガス流路を形成するノズ
ル4を備えている。またトーチ本体1の内部にシールド
ガスを噴出するオリフィス5が設けられ、その内側にチ
ップアダプタ6が挿入されるとともに、チップアダプタ
6の先端にチップ7が取付けられており、このチップ7
の先端部にはワイヤ9を屈曲させるため軸芯方向に対し
て5〜20度の任意の角度を持たせたワイヤ導出孔8が
設けられている。またチップアダプタ6の基部のトーチ
本体1の基部から突出した部分に歯車10が外嵌され、
それに噛合する歯車11がトーチグリップ2の先端に支
持具12に配設されたステッピングモーター等のモータ
ー13に連結されている。更に歯車10には、コンジッ
トケーブル3内のコンジットチューブ15と接続するカ
プラー等のアダプタ14が取付けられている。なおトー
チグリップ2にはスイッチレバー16及びオシレートス
イッチ17が設けられている。
【0007】このような半自動溶接トーチにおいて、ワ
イヤ9はコンジットケーブル3内のコンジットチューブ
15を通り、チップアダプタ6を経てチップ7の先端で
強制的に曲げられた状態で送り出される。トーチグリッ
プ2に設けられたオシレートスイッチ17を押すことに
よりモーター13が作動し、歯車11、10を介してチ
ップアダプタ6が適宜の角度で中心軸線の周りに回転し
て、ワイヤ9の先端部が円弧状に回動し、図2に示すよ
うに回動角度が180°のとき最大振幅となりワイヤ9
が9′の位置に変化する。このモーター13の回転を一
方向回転又は反転とすることによりワイヤ9の先端部は
円弧又は半円弧を描いてオシレートを行ない、反転の場
合オシレートを一時的に停止させると、停止時間におい
てベース電流より更に高電流を供給するなどの条件を付
加すれば、一層好ましい溶接部を得ることが可能とな
る。なおシールドガスはコンジットケーブル3及びトー
チ本体1を通りオリフィス5から噴出してノズル4外へ
流れ、溶融金属近傍の雰囲気をシールドしてガスシール
ドアーク溶接が行なわれる。
【0008】かくしてこのような半自動溶接トーチによ
れば、トーチ本体1の基部にチップアダプタ6の回転用
モーター13を設けただけで軽量小型であるので、狭隘
な作業環境へも運搬可能であり、従って溶接トーチを揺
動できない狭隘な部分に対するオシレートビード形成の
溶接に適用することができ高能率な溶接が可能であると
ともに、作業者がトーチ本体1を揺動しなくても従来の
ストレートビードで溶接する感覚でオシレートビードを
形成することができるので、作業者の疲労を軽減するこ
とができる。また溶接中開先幅の変動に対してオシレー
トスイッチ17を押すだけでストレートビードからオシ
レートビードへ変更可能であり、溶接作業性が良く、ま
たオシレートビードからストレートビードへ戻す場合も
同じオシレートスイッチ17を押すことで対応でき、容
易にオシレートの有無を選択することができる。
【0009】
【考案の効果】要するに本考案の消耗電極式半自動溶接
トーチによれば、基部及び先端部を有し同基部において
トーチグリップにより支持され同先端部においてシール
ドガス流路を形成するノズルを有するトーチ本体と、同
トーチ本体内に同トーチ本体に対して中心軸線の周りに
回転可能に挿入されたチップアダプタと、同チップアダ
プタの先端に取付けられ自体の内部に形成されたワイヤ
導出孔を通してワイヤを案内し先端寄りの位置で同ワイ
ヤを同ワイヤ導出孔により屈曲させるチップと、上記ト
ーチ本体の上記基部に設けられ上記チップアダプタを上
記チップと共に中心軸線の周りに上記トーチ本体に対し
回転させるモーターと、上記トーチグリップに配設さ
れ上記モーターの起動を司掌するオシレートスイッチと
を備えているので、自動溶接装置の設置が困難な場所、
自動溶接装置を設置するほど溶接量が多くない箇所及び
溶接トーチを揺動できない狭隘な部分のオシレートビー
ド形成の溶接において、作業者の疲労を軽減でき、かつ
溶接作業性よく高能率に溶接が施工できる消耗電極式半
自動溶接トーチを得るから、本考案は産業上極めて有益
なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の消耗電極式半自動溶接トーチの一実施
例の側面図である。
【図2】図1の溶接トーチの部分を詳細に示し、同図
(A)は縦断面図、同図(B)は同図(A)のB−Bに
沿った断面図である。
【図3】従来の消耗電極式半自動溶接トーチの側面図で
ある。
【符号の説明】
1 トーチ本体 2 トーチグリップ 3 コンジットケーブル 4 ノズル 5 オリフィス 6 チップアダプタ 7 チップ 8 ワイヤ導出孔 9 ワイヤ 10 歯車 11 歯車 12 支持具 13 モーター 14 アダプタ 15 コンジットチューブ 16 スイッチレバー 17 オシレートスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−266483(JP,A) 実開 昭61−77176(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23K 9/26 - 9/30

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基部及び先端部を有し同基部においてト
    ーチグリップにより支持され同先端部においてシールド
    ガス流路を形成するノズルを有するトーチ本体と、同ト
    ーチ本体内に同トーチ本体に対して中心軸線の周りに回
    転可能に挿入されたチップアダプタと、同チップアダプ
    タの先端に取付けられ自体の内部に形成されたワイヤ導
    出孔を通してワイヤを案内し先端寄りの位置で同ワイヤ
    を同ワイヤ導出孔により屈曲させるチップと、上記トー
    チ本体の上記基部に設けられ上記チップアダプタを上記
    チップと共に中心軸線の周りに上記トーチ本体に対して
    回転させるモーターと、上記トーチグリップに配設され
    上記モーターの起動を司掌するオシレートスイッチとを
    備えたことを特徴とする、消耗電極式半自動溶接トー
    チ。
JP1993061022U 1993-10-18 1993-10-18 消耗電極式半自動溶接トーチ Expired - Lifetime JP2597927Y2 (ja)

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JPH0726065U JPH0726065U (ja) 1995-05-16
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Effective date: 19981209

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Effective date: 19990413