JPH0725949B2 - 高運動性能トレツドゴムを有する空気入りタイヤ - Google Patents
高運動性能トレツドゴムを有する空気入りタイヤInfo
- Publication number
- JPH0725949B2 JPH0725949B2 JP61275227A JP27522786A JPH0725949B2 JP H0725949 B2 JPH0725949 B2 JP H0725949B2 JP 61275227 A JP61275227 A JP 61275227A JP 27522786 A JP27522786 A JP 27522786A JP H0725949 B2 JPH0725949 B2 JP H0725949B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- weight
- styrene
- parts
- pneumatic tire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Tires In General (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は空気入りタイヤ、特に優れたグリップ性能にす
ぐれた乗用車用タイヤ,二輪車用タイヤ,レーシング用
タイヤなどに関するものである。
ぐれた乗用車用タイヤ,二輪車用タイヤ,レーシング用
タイヤなどに関するものである。
(従来の技術) 最近、自動車の性能向上や道路の舗装化、高速道路網の
発達に伴ない、高運動性能を備えた空気入りタイヤの要
求が強まり、特にグリップ性能は重要な要求特性であ
り、加速性能やブレーキ性能に代表される。従ってこれ
らの特性が高いほど一層高速でかつ更に正確に安全に走
行することができる。
発達に伴ない、高運動性能を備えた空気入りタイヤの要
求が強まり、特にグリップ性能は重要な要求特性であ
り、加速性能やブレーキ性能に代表される。従ってこれ
らの特性が高いほど一層高速でかつ更に正確に安全に走
行することができる。
従来、高グリップ性能を得るためには、タイヤのトレッ
ドゴム組成物として高スチレン含有率のスチレン−ブタ
ジエン共重合ゴム(ガラス転移温度の高いゴム)を選択
するか、またはプロセスオイルおよびカーボンブラック
を高充填した配合系を選択し、ゴム組成物のtanδ値を
大きくする必要があった。
ドゴム組成物として高スチレン含有率のスチレン−ブタ
ジエン共重合ゴム(ガラス転移温度の高いゴム)を選択
するか、またはプロセスオイルおよびカーボンブラック
を高充填した配合系を選択し、ゴム組成物のtanδ値を
大きくする必要があった。
また温度上昇に伴なうグリップ性能低下を改良する方法
として特開昭59−187011号公報に、1,3−ブタジエン、
スチレン、あるいはイソプレンなどのモノマーとジフェ
ニル−2−メタクリロイロキシエチルホスフェートやジ
フェニル−2−アクリロイロキシエチルホスフェートな
どのジフェニルホスフェート基を含むアクリレートある
いはメタクリレート化合物を共重合して得られる共重合
ゴムを使用することが記載されている。
として特開昭59−187011号公報に、1,3−ブタジエン、
スチレン、あるいはイソプレンなどのモノマーとジフェ
ニル−2−メタクリロイロキシエチルホスフェートやジ
フェニル−2−アクリロイロキシエチルホスフェートな
どのジフェニルホスフェート基を含むアクリレートある
いはメタクリレート化合物を共重合して得られる共重合
ゴムを使用することが記載されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、高グリップ性能を得るため、スチレン−
ブタジエン共重合体のスチレン含有量を増加させた場
合、確かにグリップ性能は高くなるが、タイヤ走行によ
るゴムの温度上昇に伴なってtanδ値が低下し、グリッ
プ性能は急激に低下してしまうといった問題点があっ
た。また一方プロセスオイルやカーボンブラックの高充
填によりグリップ性能は向上するものの、高充填には限
界があり、これらを高充填すると破壊特性や耐摩耗性が
著しく低下するという問題点があった。また上述の温度
上昇に伴なうグリップ性能低下を改良する特開昭59−18
7011の方法は、製造条件によってはポリマー、例えばス
チレン−ブタジエン共重合ゴム、ポリブタジエンゴムの
本来有すべき性質を損なうという問題点があった。
ブタジエン共重合体のスチレン含有量を増加させた場
合、確かにグリップ性能は高くなるが、タイヤ走行によ
るゴムの温度上昇に伴なってtanδ値が低下し、グリッ
プ性能は急激に低下してしまうといった問題点があっ
た。また一方プロセスオイルやカーボンブラックの高充
填によりグリップ性能は向上するものの、高充填には限
界があり、これらを高充填すると破壊特性や耐摩耗性が
著しく低下するという問題点があった。また上述の温度
上昇に伴なうグリップ性能低下を改良する特開昭59−18
7011の方法は、製造条件によってはポリマー、例えばス
チレン−ブタジエン共重合ゴム、ポリブタジエンゴムの
本来有すべき性質を損なうという問題点があった。
(問題点を解決するための手段) 本発明者等は、特定のイミダゾール化合物がタイヤトレ
ッドグリップ性の改良に寄与できるという知見に基づき
すでに特許出願(特願昭61−152613)を行なっている。
ッドグリップ性の改良に寄与できるという知見に基づき
すでに特許出願(特願昭61−152613)を行なっている。
本発明は、前記特許出願で用いているイミダゾール化合
物の中のさらに特定の化合物を特定のスチレン−ブタジ
エン共重合体ゴムと特定のカーボンブラック特定量とに
組み合せて配合することにより、この問題点を解決し得
るという知見に基づき本発明を完成するに至った。
物の中のさらに特定の化合物を特定のスチレン−ブタジ
エン共重合体ゴムと特定のカーボンブラック特定量とに
組み合せて配合することにより、この問題点を解決し得
るという知見に基づき本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、結合スチレンの合計が全スチレン
−ブタジエン共重合体ゴムの30重量%以上である少なく
とも1種の該スチレン−ブタジエン共重合体ゴムを含む
ジエン系ゴム100重量部に対し、ヨウ素吸着量(IA)が6
0mg/g以上のカーボンブラック65〜160重量部と次の一般
式 (式中のR1はアルキル基,シアノアルキル基,ベンジル
基,または R2は水素原子,アルキル基,アリル基, R3,R4は水素原子,アルキル基,−(CH2)n−OH, または−(CH2)n−O−(CH2)m−CNを示す。
−ブタジエン共重合体ゴムの30重量%以上である少なく
とも1種の該スチレン−ブタジエン共重合体ゴムを含む
ジエン系ゴム100重量部に対し、ヨウ素吸着量(IA)が6
0mg/g以上のカーボンブラック65〜160重量部と次の一般
式 (式中のR1はアルキル基,シアノアルキル基,ベンジル
基,または R2は水素原子,アルキル基,アリル基, R3,R4は水素原子,アルキル基,−(CH2)n−OH, または−(CH2)n−O−(CH2)m−CNを示す。
ここでn及びmは1〜20を示す。) で表わされるイミダゾール化合物を0.5〜20重量部配合
したことを特徴とするトレッドゴムを有する高運動性空
気入りタイヤである。
したことを特徴とするトレッドゴムを有する高運動性空
気入りタイヤである。
本発明空気入りタイヤに用いられるトレッドゴムのゴム
成分としては、結合スチレンの合計が全スチレン−ブタ
ジエン共重合体ゴムの30重量%以上好ましくは30〜45重
量%である少なくとも1種の該スチレン−ブタジエン共
重合体ゴム、または、該スチレン−ブタジエン共重合体
ゴム50重量%以上と他のジエン系ゴム50重量%以下のブ
レンドとして使用できる。ブレンドするジエン系ゴムの
例としては、ポリブタジエン,合成イソプレンゴム,天
然ゴム,ブチルゴム,ハロゲン化ブチルゴム,ブタジエ
ン・アクリロニトリル共重合体ゴムなどがあげられる。
成分としては、結合スチレンの合計が全スチレン−ブタ
ジエン共重合体ゴムの30重量%以上好ましくは30〜45重
量%である少なくとも1種の該スチレン−ブタジエン共
重合体ゴム、または、該スチレン−ブタジエン共重合体
ゴム50重量%以上と他のジエン系ゴム50重量%以下のブ
レンドとして使用できる。ブレンドするジエン系ゴムの
例としては、ポリブタジエン,合成イソプレンゴム,天
然ゴム,ブチルゴム,ハロゲン化ブチルゴム,ブタジエ
ン・アクリロニトリル共重合体ゴムなどがあげられる。
本発明空気入りタイヤに用いられるトレッドゴムに配合
されるイミダゾール化合物の例としては、1−ベンジル
−2−メチルイミダゾール(1B2MZ),1−シアノエチル
−2−エチル−4メチルイミダゾール(2E4MZ−CN),1
−シアノエチル−2−フェニルイミダゾール(2PZ−C
N),1−ベンジル−2−ウンデシルイミダゾール(1B2C1
1Z),1,2−デウンデシルイミダゾール(DC11Z),2,4デ
アミノ−6−{2′メチルイミダゾリル(1′)}エチ
ル−S−トリアジン(2MZ−AZ1NE),2,4デアミノ−6
{2′エチル−4−チルイミダゾリル−(1′)}エチ
ル−S−トリアジン(2E4MZ−AZINE),2,4デアミノ−6
{2′ウンデシルイミダゾリル−(1′)}エチル−S
−トリアジン, などがあげられる。
されるイミダゾール化合物の例としては、1−ベンジル
−2−メチルイミダゾール(1B2MZ),1−シアノエチル
−2−エチル−4メチルイミダゾール(2E4MZ−CN),1
−シアノエチル−2−フェニルイミダゾール(2PZ−C
N),1−ベンジル−2−ウンデシルイミダゾール(1B2C1
1Z),1,2−デウンデシルイミダゾール(DC11Z),2,4デ
アミノ−6−{2′メチルイミダゾリル(1′)}エチ
ル−S−トリアジン(2MZ−AZ1NE),2,4デアミノ−6
{2′エチル−4−チルイミダゾリル−(1′)}エチ
ル−S−トリアジン(2E4MZ−AZINE),2,4デアミノ−6
{2′ウンデシルイミダゾリル−(1′)}エチル−S
−トリアジン, などがあげられる。
なお、これらの化合物は、単独であってもよいし、2種
以上の併用であってもよい。
以上の併用であってもよい。
本発明において、これらの化合物の配合量をゴム成分10
0重量部に対して0.5〜20重量部と規定したのは、その配
合量が0.5重量部未満では、効果が小さく本発明の目的
とする所望の効果を得ることができない。また一方、20
重量部を越えると、ゴムのスコーチ性が著しくなり、作
業性上問題となる。
0重量部に対して0.5〜20重量部と規定したのは、その配
合量が0.5重量部未満では、効果が小さく本発明の目的
とする所望の効果を得ることができない。また一方、20
重量部を越えると、ゴムのスコーチ性が著しくなり、作
業性上問題となる。
さらに、本発明に於て空気入りタイヤに用いられるトレ
ッドゴムに配合されるカーボンブラックとしては、ヨウ
素吸着量(IA)が60mg/g以上好ましくは80mg/g以上のカ
ーボンブラックで具体例としては、SAF,ISAF,HS−ISAF,
LS−ISAF,LM−ISAF,HAF,LS−HAF,HS−HAF,LI−HAF,N33
9,N351等である。これらのカーボンブラックの配合量を
ゴム成分100重量部に対して65〜160重量部に規定したの
は、65重量部未満ではグリップ性能が充分でなく、160
重量部以上では、耐摩耗性が著しく低下するためであ
る。
ッドゴムに配合されるカーボンブラックとしては、ヨウ
素吸着量(IA)が60mg/g以上好ましくは80mg/g以上のカ
ーボンブラックで具体例としては、SAF,ISAF,HS−ISAF,
LS−ISAF,LM−ISAF,HAF,LS−HAF,HS−HAF,LI−HAF,N33
9,N351等である。これらのカーボンブラックの配合量を
ゴム成分100重量部に対して65〜160重量部に規定したの
は、65重量部未満ではグリップ性能が充分でなく、160
重量部以上では、耐摩耗性が著しく低下するためであ
る。
なお、本発明においては、ゴム工業界で通常使用されて
いる配合剤、例えば軟化剤、老化防止剤、加硫促進剤、
加硫促進助剤や加硫剤等を必要に応じて通常の配合量の
範囲内で配合することができる。
いる配合剤、例えば軟化剤、老化防止剤、加硫促進剤、
加硫促進助剤や加硫剤等を必要に応じて通常の配合量の
範囲内で配合することができる。
(作用) ヨウ素吸着量(IA)が60mg/g以上のカーボンブラックを
65重量部以上使用することにより、0〜60℃のtanδ値
を大きくすることができるが、これだけではまだ不充分
なため、結合スチレンの合計が全スチレン−ブタジエン
共重合体ゴムの30重量%以上であるスチレン−ブタジエ
ン共重合体ゴムを組み合わせることにより、0℃〜30℃
までのtanδ値を、また、特定のイミダゾール化合物を
組み合わせることにより30〜60℃までのtanδ値をさら
に大きくすることができ、その結果0〜60℃までの広い
温度範囲でtanδを充分に大きくすることができる。こ
のため、ウェット、ドライ両路面でのグリップ性能を向
上できるとともに、夏場の高速走行などでタイヤのトレ
ッドゴム温度が異常に上昇した場合でも充分にドライグ
リップ性能がとれる。
65重量部以上使用することにより、0〜60℃のtanδ値
を大きくすることができるが、これだけではまだ不充分
なため、結合スチレンの合計が全スチレン−ブタジエン
共重合体ゴムの30重量%以上であるスチレン−ブタジエ
ン共重合体ゴムを組み合わせることにより、0℃〜30℃
までのtanδ値を、また、特定のイミダゾール化合物を
組み合わせることにより30〜60℃までのtanδ値をさら
に大きくすることができ、その結果0〜60℃までの広い
温度範囲でtanδを充分に大きくすることができる。こ
のため、ウェット、ドライ両路面でのグリップ性能を向
上できるとともに、夏場の高速走行などでタイヤのトレ
ッドゴム温度が異常に上昇した場合でも充分にドライグ
リップ性能がとれる。
(実施例) 次に本発明を実施例により説明する。
実施例1〜8,比較例1〜7 第1〜2表に示した配合内容による各種ゴム組成物を作
成し、加硫後、ゴム・ゴム剥離テスト及び粘弾性テスト
を行なった。ここで使用したイミダゾール化合物は、四
国ファインケミカルズ(株)製の市販品である。
成し、加硫後、ゴム・ゴム剥離テスト及び粘弾性テスト
を行なった。ここで使用したイミダゾール化合物は、四
国ファインケミカルズ(株)製の市販品である。
なお、比較のためにイミダゾール化学式のR1に水素原子
を持つ2−メチルイミダゾール(2MZ),2−エチル−4
−メチルイミダゾール(2E4MZ),2−フェニルイミダゾ
ール(2PZ)を使用した。
を持つ2−メチルイミダゾール(2MZ),2−エチル−4
−メチルイミダゾール(2E4MZ),2−フェニルイミダゾ
ール(2PZ)を使用した。
更にこれらゴム組成物をタイヤトレッドに使用して実車
テストを行なった。結果を同第1〜2表に示す。
テストを行なった。結果を同第1〜2表に示す。
尚、評価方法は以下の通りである。
(ゴム・ゴム剥離テスト) 表1〜2で示したトレッド用ゴムと、天然ゴム/合成ゴ
ム(70/30重量部)にカーボンブラック50重量部と加硫
促進剤、加硫促進助剤、老化防止剤、硫黄を加えて配合
したケース用ゴムを未加硫時張り合わせて加硫した後、
幅1cmのたんざく状に打ち抜き、イーストロン社製引張
り試験機で、トレッドゴムとケースゴムの界面に引き裂
きエネルギーが集中するように引張った時に負荷した力
を測定した。なお、表1〜2で使用したイミダゾール化
合物は、四国ファインケミカルズ(株)製の市販品であ
る。
ム(70/30重量部)にカーボンブラック50重量部と加硫
促進剤、加硫促進助剤、老化防止剤、硫黄を加えて配合
したケース用ゴムを未加硫時張り合わせて加硫した後、
幅1cmのたんざく状に打ち抜き、イーストロン社製引張
り試験機で、トレッドゴムとケースゴムの界面に引き裂
きエネルギーが集中するように引張った時に負荷した力
を測定した。なお、表1〜2で使用したイミダゾール化
合物は、四国ファインケミカルズ(株)製の市販品であ
る。
(粘弾性テスト) レオメトリックス社製粘弾性測定試験機を用いて、動的
歪3%、周波数50Hzの条件下で、0℃と60℃のtanδを
測定した。
歪3%、周波数50Hzの条件下で、0℃と60℃のtanδを
測定した。
(実車テスト) 表1〜2で示した配合のトレッドゴムを用いたサイズ11
0/80−18の二輪車用タイヤを後輪に使用し、ウェット路
面とドライ路面の両方をできるだけ高速で走行して、そ
れぞれの路面でのグリップ性能をフィーリングで点数付
けを行なった。高運動性能タイヤとして最低必要と思わ
れる点数を100として、各タイヤを指数表示した。指数
は大きい方が、満足度が大きいことを表わす。
0/80−18の二輪車用タイヤを後輪に使用し、ウェット路
面とドライ路面の両方をできるだけ高速で走行して、そ
れぞれの路面でのグリップ性能をフィーリングで点数付
けを行なった。高運動性能タイヤとして最低必要と思わ
れる点数を100として、各タイヤを指数表示した。指数
は大きい方が、満足度が大きいことを表わす。
第1〜2表からわかるように、実施例で示した本発明に
よる空気入りタイヤは、ウェット路面及びドライ路面の
両方ですぐれたグリップ性能を満足することができる。
よる空気入りタイヤは、ウェット路面及びドライ路面の
両方ですぐれたグリップ性能を満足することができる。
これに対し、比較例1はイミダゾール化合物を使用しな
い場合、比較例2は本発明で使用する特定の結合スチレ
ン含量の範囲外であるスチレン−ブタジエン共重合体を
使用する場合、比較例3,4は本発明で使用するカーボン
ブラックの量やIA値の範囲外のカーボンブラックを使用
する場合であり、これ等いずれの場合に於てもウェット
グリップ性とドライグリップ性の両方を満足させること
はできない。
い場合、比較例2は本発明で使用する特定の結合スチレ
ン含量の範囲外であるスチレン−ブタジエン共重合体を
使用する場合、比較例3,4は本発明で使用するカーボン
ブラックの量やIA値の範囲外のカーボンブラックを使用
する場合であり、これ等いずれの場合に於てもウェット
グリップ性とドライグリップ性の両方を満足させること
はできない。
さらに比較例5〜7は、本発明で使用するイミダゾール
化合物とは異なり、R1に水素原子を持つイミダゾール化
合物を使用した場合で、この場合にはゴム−ゴム剥離性
が著るしく悪くなるため実車テスト前のドラム耐久テス
トで、トレッドゴムとケースゴムの界面セパレーション
による早期故障を起こしたので、実車テストは実施しな
かった。
化合物とは異なり、R1に水素原子を持つイミダゾール化
合物を使用した場合で、この場合にはゴム−ゴム剥離性
が著るしく悪くなるため実車テスト前のドラム耐久テス
トで、トレッドゴムとケースゴムの界面セパレーション
による早期故障を起こしたので、実車テストは実施しな
かった。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、空気入りタイヤ
のトレッドゴムに特定のイミダゾール化合物と特定のカ
ーボンブラックを特定のスチレン−ブタジエン共重合体
に配合することにより、ウェット路面とドライ路面の両
方でのグリップ性能を満足する高運動性能にすぐれたト
レッドゴムを有する空気入りタイヤを提供することがで
きる。
のトレッドゴムに特定のイミダゾール化合物と特定のカ
ーボンブラックを特定のスチレン−ブタジエン共重合体
に配合することにより、ウェット路面とドライ路面の両
方でのグリップ性能を満足する高運動性能にすぐれたト
レッドゴムを有する空気入りタイヤを提供することがで
きる。
Claims (1)
- 【請求項1】結合スチレンの合計が全スチレン−ブタジ
エン共重合体ゴムの30重量%以上である少なくとも1種
の該スチレン−ブタジエン共重合体ゴムを含むジエン系
ゴム100重量部に対し、ヨウ素吸着量(IA)が60mg/g以
上のカーボンブラック65〜160重量部と次の一般式 (式中のR1はアルキル基,シアノアルキル基,ベンジル
基,または R2は水素原子,アルキル基,アリル基, R3,R4は水素原子,アルキル基,−(CH2)n−OH, または−(CH2)n−O−(CH2)m−CNを示す。 ここでn及びmは1〜20を示す) で表わされるイミダゾール化合物を0.5〜20重量部配合
したことを特徴とするトレッドゴムを有する高運動性空
気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61275227A JPH0725949B2 (ja) | 1986-11-20 | 1986-11-20 | 高運動性能トレツドゴムを有する空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61275227A JPH0725949B2 (ja) | 1986-11-20 | 1986-11-20 | 高運動性能トレツドゴムを有する空気入りタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63130647A JPS63130647A (ja) | 1988-06-02 |
JPH0725949B2 true JPH0725949B2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=17552475
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61275227A Expired - Lifetime JPH0725949B2 (ja) | 1986-11-20 | 1986-11-20 | 高運動性能トレツドゴムを有する空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0725949B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0770370A (ja) * | 1993-09-01 | 1995-03-14 | Bridgestone Corp | タイヤ用トレッドゴム組成物 |
JP3410170B2 (ja) * | 1993-09-24 | 2003-05-26 | 株式会社ブリヂストン | タイヤトレッド用ゴム組成物 |
JP5518501B2 (ja) * | 2010-01-21 | 2014-06-11 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ |
JP5518515B2 (ja) * | 2010-02-09 | 2014-06-11 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ |
-
1986
- 1986-11-20 JP JP61275227A patent/JPH0725949B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63130647A (ja) | 1988-06-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2006249403A (ja) | ゴム組成物およびそれを用いたトレッドを有するタイヤ | |
EP0048618B1 (en) | Rubber composition for tires | |
JP2003291610A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JPH07165991A (ja) | ゴム組成物及びその製造方法及び該組成物を用いたタイヤ | |
JP2983682B2 (ja) | 濡れた路面におけるスリップ抵抗の改善されたタイヤトレッド用ゴム配合物 | |
JPH0477536A (ja) | ゴム組成物 | |
JP3184986B2 (ja) | タイヤトレッド用ゴム組成物 | |
JP4416219B2 (ja) | 高性能タイヤ用トレッドゴム組成物の製造方法 | |
US5409988A (en) | Rubber composition | |
JP2006151244A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP3938612B2 (ja) | タイヤトレッド用ゴム組成物及びその製造方法 | |
US5717016A (en) | Caoutchouc mixture, tire tread manufactured therefrom and tire having this tread | |
JPH0725949B2 (ja) | 高運動性能トレツドゴムを有する空気入りタイヤ | |
JP2691426B2 (ja) | タイヤトレツド用ゴム組成物 | |
JPH07179669A (ja) | トレッドゴム組成物 | |
EP0818500B1 (en) | Rubber composition for tire tread and pneumatic tire using the rubber composition | |
JP3410170B2 (ja) | タイヤトレッド用ゴム組成物 | |
JP3444814B2 (ja) | タイヤトレッド用ゴム組成物 | |
JP2634860B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2944906B2 (ja) | ゴム組成物、該ゴム組成物から製造したタイヤトレッド及び該トレッドを有するタイヤ | |
JP3788848B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2001064443A (ja) | ゴム組成物および空気入りタイヤ | |
JP2002241542A (ja) | タイヤトレッド用ゴム組成物及び空気入りタイヤ | |
JP3095264B2 (ja) | ゴム組成物 | |
JP4902901B2 (ja) | ゴム組成物および空気入りタイヤ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |