JPH07258545A - 室温硬化性シリコーン用充填材の現場処理法 - Google Patents

室温硬化性シリコーン用充填材の現場処理法

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JPH07258545A
JPH07258545A JP7049439A JP4943995A JPH07258545A JP H07258545 A JPH07258545 A JP H07258545A JP 7049439 A JP7049439 A JP 7049439A JP 4943995 A JP4943995 A JP 4943995A JP H07258545 A JPH07258545 A JP H07258545A
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JP
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silicone oil
reactive silicone
oil
weight
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JP7049439A
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English (en)
Inventor
Paul J Caradori
ポール・ジェイ.・カラドリ
Robert Augustine Smith
ロバート・オーガスティン・スミス
Michael Allen Zumbrum
マイケル・アレン・ザムブラム
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General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K9/00Use of pretreated ingredients
    • C08K9/04Ingredients treated with organic substances
    • C08K9/06Ingredients treated with organic substances with silicon-containing compounds

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  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 二成分室温架橋性(RTV)シリコーン類に
使用する充填材を現場処理する方法、該充填材を含む、
改善された物性を有するRTV組成物及びそのような組
成物を製造する方法を提供すること。 【構成】 (a)非反応性シリコーンオイル及び未処理
の凝集充填材をミキサーに加え、充填材処理剤を添加
し、そして凝集充填材粒子を約24時間未満の時間で約
300nm未満の平均粒度に崩壊するのに十分な混合条
件で混合して、充填材/オイルマスターバッチを生成す
ることから成る充填材/オイルマスターバッチを製造す
る工程;及び(b)前記充填材/オイルマスターバッチ
を反応性シリコーンオイルに添加する工程から成ること
を特徴とする。また、RTV組成物の製法は、(A)前
記充填材を含む第一の成分を製造し、(B)有効量の縮
合硬化触媒及び有効量の架橋剤を混合することによって
第二の成分を製造し;及び(C)前記成分(A)及び
(B)を混合、反応させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二成分室温硬化性(R
TV)シリコーン類に関する。さらに詳細には、本発明
は、RTVシリコーン類に使用する充填材を処理する方
法に関する。なおさらに詳細には、本発明は、改善され
た物性を与えるRTVシリコーン用充填材を現場処理す
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】室温硬化性二成分シリコーン組成物が現
在広く知られている。例えば、ハイド(Hyde)の米
国特許第2,571,039号は、ポリシロキサンと酸
性化合物とから成る容易に変形しうるポリマーを充填材
と配合し、次にこの配合物を式R n Si(OR′)4-n
(式中、Rは脂肪族不飽和を含まない一価の炭化水素基
であり、R′は9個未満の炭素原子を有するアルキル基
であり、そしてnは0〜1の値である)のシランと反応
させることによってオルガノシロキサンを製造する方法
を開示している。
【0003】ベリッジ(Berridge)の米国特許
第2,843,555号は、室温で硬化、固体、弾性状
態に転化可能な、(a)ケイ素に結合したヒドロキシル
基を含み、かつケイ素原子1個当たり平均して約2個の
有機基を有する線状の液体オルガノポリシロキサン、
(b)ケイ酸アルキル、及び(c)有機カルボン酸の金
属塩から成るオルガノポリシロキサン組成物を開示して
いる。
【0004】これらの組成物は、シーラント、電気絶縁
材、塗料、歯科用セメント、コーキングコンパウンド、
伸縮目地、ガスケット、緩衝材、接着剤として、及び他
の多くの用途に有用である。
【0005】現在、二成分縮合硬化RTVシリコーン組
成物類は、代表的に(1)ジヒドロキシ又はシラノール
を末端基とするポリジオルガノシロキサン、(2)Ca
CO 3 又は石英粉末等の半補強充填材及び熱分解法シリ
カ等の補強充填材及び(3)水から成る「A」成分と、
(1)三又は四官能価の硬化剤及び(2)縮合硬化触媒
から成る「B」成分とから成る。
【0006】さらに、二成分RTV混合物に添加する前
に工場で充填材をオルガノシリコーン又はシラザンで処
理することが当業界で知られている。例えば、ルーカス
(Lucas)の米国特許第2,938,009号、リ
ヒテンワルナー(Lichtenwalner)の米国
特許第3,004,859号、及びスミス(Smit
h)の米国特許第3,635,743号を参照された
い。
【0007】さらに最近、トレコ(Treco)SRL
は、充填材/オイルマスターバッチを製造し、そして凝
集充填材粒子を迅速には崩壊しない低剪断混合条件下に
処理剤をこのマスターバッチに添加することによって現
場で充填材を処理する低剪断方法を開発した。トレコ法
は、工業的にある程度成功したけれど、少なくとも約3
〜5日のような不適当な製造時間を必要とする。さら
に、トレコ法によって製造された物質は、比較的低いシ
ョアA押込硬度及びダイB引裂強さ値を示す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】したがって、使用者が
現場で充填材を処理し、かつ著しく短い製造時間で二成
分RTV組成物を処方して、高ダイB引裂強さ値を保持
しながら高ショアA押込硬度(Shore A durometer)を
有する物質を製造することができる新規の方法を見出す
ことができれば、当業界の現状に顕著な進歩を示すと思
われる。
【0009】
【課題を解決するための手段】このために、本発明者ら
は、従来技術の方法の欠点を埋め合わせるRTVシリコ
ーン類を製造するための現場充填材処理法をここに見出
した。
【0010】本発明によれば、二成分RTVシリコーン
組成物の第一成分を現場製造する方法であって、(a)
(i)非反応性シリコーンオイル及び未処理の凝集充填
材粒子をミキサーに加え、(ii)充填材処理剤を非反
応性シリコーンオイル/充填材混合物に添加し、そして
(iii)凝集充填材粒子を約24時間未満の時間で直
径約300nm未満の平均粒度に崩壊するのに十分な混
合条件で処理剤及び非反応性シリコーンオイル/充填材
混合物を混合することから成る充填材/オイルマスター
バッチを製造する工程;及び(b)前記充填材/オイル
マスターバッチを反応性シリコーンオイルに添加する工
程から成ることを特徴とする方法が提供される。
【0011】また、本発明によれば、二成分RTVシリ
コーン組成物を現場製造する方法であって、(A)
(a)(i)非反応性シリコーンオイル及び未処理の凝
集充填材粒子をミキサーに加え、(ii)充填材処理剤
を非反応性シリコーンオイル/充填材混合物に添加し、
そして(iii)凝集充填材粒子を約24時間未満の時
間で直径約300nm未満の平均粒度に崩壊するのに十
分な混合条件で処理剤及び非反応性シリコーンオイル/
充填材混合物を混合することから成る充填材/オイルマ
スターバッチを製造する工程;及び(b)充填材/オイ
ルマスターバッチを反応性シリコーンオイルに添加する
工程から成る方法によって第一の成分を製造し;(B)
有効量の縮合硬化触媒及び有効量の硬化剤を混合するこ
とによって第二の成分を製造し;及び(C)成分(A)
及び(B)を混合、反応させてポリシロキサンの硬化を
行うことを特徴とする方法が提供される。
【0012】さらにまた、本発明によれば、(A)
(a)(i)非反応性シリコーンオイル及び未処理の凝
集充填材粒子をミキサーに加え、(ii)充填材処理剤
を非反応性シリコーンオイル/充填材混合物に添加し、
そして(iii)凝集充填材粒子を約24時間未満の時
間で直径約300nm未満の平均粒度に崩壊するのに十
分な混合条件で処理剤及び非反応性シリコーンオイル/
充填材混合物を混合することから成る充填材/オイルマ
スターバッチを製造する工程、及び(b)充填材/オイ
ルマスターバッチを反応性シリコーンオイルに添加する
工程から成る方法によって第一の成分を製造し;(B)
有効量の縮合硬化触媒及び有効量の硬化剤を混合するこ
とによって第二の成分を製造し;及び(C)前記成分
(A)及び(B)を混合、反応させることを特徴とする
方法によって製造される高ショアA押込硬度及び引裂B
強さ値を有する二成分RTVシリコーン組成物が提供さ
れる。
【0013】以下に、本発明を詳細に説明する。本発明
は、新規の二成分縮合硬化RTVシリコーン組成物及び
該組成物を製造する方法を提供するものである。RTV
シリコーン組成物は、代表的に(1)ジヒドロキシ又は
シラノールを末端基とするポリジオルガノシロキサン等
の反応性シリコーンオイル、(2)非反応性シリコーン
オイル及び例えば、熱分解法シリカ(表面積90〜32
5m2 /g)等の処理補強充填材から成る充填材/オイ
ルマスターバッチ、及び必要に応じて(3)水から成る
「A」成分と、(1)三又は四官能価の硬化剤及び
(2)縮合硬化触媒から成る「B」成分とから成る。
【0014】本発明の二成分縮合硬化RTVシリコーン
組成物は、「A」成分の配合中に凝集充填材粒子を約2
4時間未満、好ましくは約14時間未満で直径約300
nm未満の平均粒度に崩壊するのに十分な条件で充填材
を現場処理することによって製造される。次に、「A」
及び「B」成分を、ポリジオルガノシロキサンの硬化を
行う条件で混合する。「A」及び「B」成分を約80〜
約120重量部の「A」成分対約1〜約20重量部の
「B」成分の比率で混合するのが好ましい。約90〜約
110重量部の「A」対約2〜約15重量部の「B」の
重量比であるのがより好ましい。
【0015】本発明で使用する反応性シリコーンオイル
は、代表的にシラノール鎖を末端基とするポリジオルガ
ノシロキサンから成り、一般式:
【0016】
【化1】 (式中、R1 及びR2 は、それぞれヒドロカルビル、ハ
ロヒドロカルビル及びシアノ低級アルキルから選択され
る20個まで、好ましくは8個までの炭素原子を有する
有機基であり、そしてnは、一般に約10から約150
00まで、好ましくは約100から約3000まで、よ
り好ましくは約300から約1500までの数である)
によって表わされうる。
【0017】シラノール鎖を末端基とするポリジオルガ
ノシロキサン類は当業界で周知である。それらは、ビヤ
ーズ(Beers)の米国特許第3,382,205号
に記載されているような公知の方法によって製造するこ
とができ、また異なるR1 及びR2 基を含む組成物を包
含する。例えば、上記式において、R1 基がメチルであ
り、またR2 基がフェニル及び/又はベータ−シアノエ
チル及び/又はトリフルオロプロピルでありうる。
【0018】さらに、ジメチルシロキサン単位、ジフェ
ニルシロキサン単位及びメチルフェニルシロキサン単位
のシラノール鎖を末端基とするコポリマー又は、例えば
ジメチルシロキサン単位、メチルフェニルシロキサン単
位及びメチルビニルシロキサン単位のコポリマー等の種
々のジオルガノシロキサン単位のコポリマーは、本発明
で有用なポリジオルガノシロキサン類の定義の範囲内で
ある。シラノール鎖を末端基とするポリジオリガノシロ
キサン類の少なくとも50%のR1 及びR2 基がアルキ
ル、例えばメチル基であるのが好ましい。
【0019】上記式において、R1 及びR2 は、例えば
単環式アリール、ハロゲン置換単環式アリール、アルキ
ル、アルケニル、アルキニル、ハロアルケニル、ハロア
ルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキ
ル及びハロゲン置換シクロアルキル及びシクロアルケニ
ル、及びシアノ低級アルキルでありうる。
【0020】さらに、種々のシラノール鎖を末端基とす
るポリジオルガノシロキサン類の混合物もシラノール鎖
を末端基とするポリジオルガノシロキサン成分として使
用することができると思われる。
【0021】本発明を実施する際に使用するシラノール
鎖を末端基とするポリジオルガノシロキサン類は、上記
式のnの値及びR1 及びR2 によって表わされる特定の
有機基に依存して低粘度のさらっとした流体から粘稠な
ガムまでいろいろでありうる。
【0022】したがって、シラノール鎖を末端基とする
ポリジオルガノシロキサン類の粘度は、例えば25℃に
おいて20〜1,000,000cpsの範囲で広く変
わる。25℃において約1,000〜約200,000
cpsの範囲であるのが好ましく、約2,000〜約6
0,000cpsであるのが特に好ましい。
【0023】本発明の組成物は、ポリマー成分Aの一部
として現場で処理される充填材も含んでいる。充填材
は、代表的に300nmより著しく大きい平均粒度を有
する比較的大きな凝集粒子の形で商業的に入手可能であ
る。好ましい充填材は、例えば熱分解法シリカ(表面積
90〜325m2 /g)及び沈降シリカ(表面積80〜
150m2 /g)等のシリカ系充填材である。
【0024】充填材は、一般に有効量で使用される。そ
れらは、好ましくはシラノール鎖を末端基とするポリジ
オルガノシロキサン成分100重量部当たり約5〜約2
00重量部、より好ましくは約10〜約150重量部の
範囲の量で使用される。
【0025】未処理の充填材は、比較的高粘度の非反応
性シリコーンオイルと結合し、そこで処理剤、好ましく
はオルガノシリコーン又はシラザンで処理され、充填材
/オイルマスターバッチとなる。これらの処理剤は、ル
ーカスの米国特許第2,938,009号、リヒテンワ
ルナーの米国特許第3,004,859号及びスミスの
米国特許第3,635,743号における工場処理の文
脈に記載されている。
【0026】好ましい処理剤は、ヘキサメチルジシラザ
ン、1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチル
ジシラザン、ヘキサメチルシクロトリシラザン、オクタ
メチルシクロテトラシラザン及びそれらの混合物等のオ
ルガノシラザン類及び/又はシクロオルガノシラザン類
である。ヘキサメチルジシラザンが最も好ましい。
【0027】処理剤は、一般に一緒にした充填材及びオ
イルの重量に基づいて約0.1〜約10重量%、より好
ましくは約0.5〜約5重量%の範囲の量で充填材/オ
イル混合物に添加される。
【0028】本発明の比較的高粘度の非反応性シリコー
ンオイルは、代表的に一般に350〜約10,000c
ps、好ましくは約400〜約5,000cpsの粘度
を有するオルガノシロキサンポリマーである。本発明を
実施するのに有用な非反応性ポリオルガノシロキサン
は、一般にアルキル又はビニル置換シロキサン単位を含
むランダムポリマーである。約500cpsの粘度を有
するトリメチルを末端基とするポリジメチルシロキサン
等のトリメチル又はジメチルビニルを末端基とするポリ
ジオルガノシロキサン類が特に好ましい。
【0029】ドレイス(Drais)ミキサー、遊星形
ミキサー又はシグマブレードドウミキサー等のミキサー
中で充填材、オイル及び充填材処理剤を迅速に混合する
ことが本発明に必要である。本発明を実施する際に有用
な他の市販されているミキサーは、プロセッサル及びリ
トルフォードミキサーである。迅速混合とは、約24時
間未満、好ましくは約14時間未満の時間で充填材凝集
体の崩壊を達成できる、すなわち、約300nm未満、
代表的に約100〜約300nm、より代表的に約10
0〜約200nmのような粒度にすることができるよう
に壁と混合羽根表面との間に十分に狭い公差(300n
m未満)を有し、かつ5〜200rpmの範囲の軸回転
速度が可能なミキサー中で混合することを意味する。
【0030】成分Aは、有効量の水も含みうる。成分A
は、シラノール鎖を末端基とするポリジオルガノシロキ
サンの重量に基づいて約0.01〜約0.5重量%の水
を含んでいるのが好ましい。
【0031】本発明の二成分RTV組成物類の成分Aに
存在しうる他の任意成分は、充填材/オイルマスターバ
ッチに使用される比較的高粘度の非反応性シリコーンオ
イルより低い粘度を有する比較的低粘度の非反応性シリ
コーンオイルである。本発明のこれらの非反応性シリコ
ーンオイル類は、代表的に10〜約10,000cp
s、好ましくは約20〜約1,000cpsの粘度を有
するオルガノシロキサンポリマーである。本発明を実施
するのに有用なこれらの非反応性ポリオルガノシロキサ
ンは、一般にアルキル及び/又はフェニル置換シロキサ
ン単位を含むランダムポリマーである。
【0032】アルキル置換ポリオルガノシロキサン類
は、一般式
【0033】
【化2】 (式中、Rは、アルキル基、最も好ましくはメチルであ
り、及びxは、ポリマーの粘度が約20〜約1,000
cpsの範囲になるような数である)のものである。フ
ェニル置換ポリオルガノシロキサン類は、一般式
【0034】
【化3】 (式中、Rは、アルキル基、好ましくはメチルであり、
R″は、フェニルであり、yは、フェニルシロキサン単
位が約1〜約30モル%、好ましくは約5〜約6モル%
の範囲の量で存在するような整数であり、及びx+y
は、フェニル置換ポリオルガノシロキサンの粘度が約5
00〜約5,000cpsの範囲になるような数であ
る)のものである。
【0035】本発明のポリオルガノシロキサン類は、当
業者に公知の方法によって製造され、また商業的に入手
可能である。それらは、代表的に相当するクロロシラン
類を加水分解し、引き続き酸又は塩基を触媒として平衡
化することによって製造することができる。
【0036】さらに、本発明の組成物に未処理増量充填
材を使用することも考えられる。本発明の組成物と共に
増量充填材として使用することができる多くの充填材の
例としては、二酸化チタン、リトポン、酸化亜鉛、ケイ
酸ジルコニウム、シリカエーロゲル、酸化鉄(Fe2
3 、Fe34 )、けいそう土、炭酸カルシウム、熱分
解法シリカ、沈降シリカ、ガラス繊維、酸化マグネシウ
ム、酸化クロム、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウ
ム、破砕石英、焼成クレー、アスベスト、炭素、黒鉛、
コルク、綿、合成繊維等がある。最も有用な充填材に
は、粉砕石英又はその火山ガラスとの混合物、熱分解法
シリカ、他の結晶質シリカ及び炭酸カルシウム、タルク
等の他の鉱物充填材がある。
【0037】本発明の二成分RTVシリコーン組成物の
第二の成分に縮合硬化触媒が含まれる。この触媒は、シ
ラノール鎖を末端基とするジオルガノポリシロキサンと
硬化剤との反応を促進するのに有用な公知の触媒のいか
なるものでもよい。縮合触媒は、一般にスズ化合物、ジ
ルコニウム化合物及びチタン化合物、又はそれらの混合
物から選択されるが、他の金属及び非金属触媒も本発明
を実施するのに有用である。
【0038】RTV組成物の硬化を容易にするために本
発明で使用することができる縮合触媒の有効量は、例え
ば100重量部のシラノール鎖を末端基とするポリジオ
ルガノシロキサン成分に基づいて約0.001〜約2.
5重量部である。より詳細に、縮合触媒の例として、ス
ズ化合物、例えば、ジブチルスズジラウレート、ジブチ
ルスズジアセテート、ジブチルスズメトキシド、ジブチ
ルスズビス(アセチルアセトネート)、カルボメトキシ
フェニルスズトリススベレート、オクタン酸スズ、イソ
ブチルスズトリセロエート、ジメチルスズジブチレー
ト、ジメチルスズジネオデカノエート、トリエチルスズ
タルトレート、ジブチルスズジベンゾエート、ジブチル
スズオキシド、オレイン酸スズ、ナフテン酸スズ、ブチ
ルスズトリ−2−エチルヘキソエート、酪酸スズ及びそ
れらの混合物がある。好ましい縮合触媒はスズ化合物で
あり、ジブチルスズジラウレート、ジブチルスズナフタ
レート及びジブチルスズジアセテートが特に好ましい。
【0039】本発明を実施するのに使用することができ
るチタン化合物は、例えば、1,3−ジオキシプロパン
チタンビス(アセチルアセトネート)、ジイソプロポキ
シチタンビス(アセチルアセトネート)、ナフテン酸チ
タン、チタン酸テトラブチル、チタン酸テトラ−2−エ
チルヘキシル、チタン酸テトラフェニル、チタン酸テト
ラオクタデシル及びエチルトリエタノアミノチタネート
である。
【0040】さらに、金属縮合触媒の例には、例えば、
2−エチルオクタン酸鉛、2−エチルヘキサン酸鉄、2
−エチルヘキサン酸コバルト、2−エチルヘキサン酸マ
ンガン、2−エチルヘキサン酸亜鉛、オクタン酸アンチ
モン、ナフテン酸ビスマス、ナフテン酸亜鉛、ステアリ
ン酸亜鉛及びそれらの混合物がある。なおさらに他の例
には、ジルコニウム化合物、例えばオクタン酸ジルコニ
ウムがある。
【0041】非金属縮合触媒の例には、酢酸ヘキシルア
ンモニウム、酢酸ベンジルトリメチルアンモニウム及び
それらの混合物がある。
【0042】本発明のRTV組成物の第二の成分は、代
表的に三官能又は四官能性ヒドロキシ反応性シランであ
る硬化剤も含んでいる。これらは、一般に式、R4 mSi
(OR54-m (式中、R4 は、ヒドロカルビル、ハロ
ヒドロカルビル及びシアノ低級アルキルから選択される
8個までの炭素原子を有する有機基であり、R5 は、ヒ
ドロカルビル及びハロヒドロカルビルから選択される1
〜30個の炭素原子を有する有機基であり、そしてm
は、0〜3、好ましくは0〜1の値である)のものであ
る。
【0043】本発明の硬化剤として有用なオルガノトリ
アルコキシシランの例として、次のものが挙げられる。
【0044】
【化4】 これらのオルガノトリアルコキシシラン類は、本発明の
出願人と同じ出願人に譲渡された米国特許第2,18
4,555号においてベリッジによって適切に説明され
ている。
【0045】本発明で使用する有用なオルガノトリアシ
ロキシシランの例として、次のものが挙げられる。
【0046】
【化5】 これらのシラン類も当業界で周知であり、例えば、本発
明の出願人と同じ出願人に譲渡されたビヤーズの米国特
許第3,382,205号に開示された技術によって製
造することができる。
【0047】上記硬化剤において、mが0の値であるの
が好ましく、本発明で使用する好ましいシランは、ケイ
酸テトラ(n−プロピル)、ケイ酸テトラエチル、「部
分的に縮合した」エチルシリケート[ユニオン・カーバ
イド(Union Carbide)、アクゾ(AKZ
O)又はヒュルス(HULS)からES−40又はシル
ボンド(Silbond)40として市販されている]
である。
【0048】硬化剤は、組成物の実質的な硬化を確実に
する有効量で使用される。シラノール鎖を末端基とする
ポリジオルガノシロキサンの100重量部に基づいて約
0.25〜約5重量部の硬化剤を使用するのが好まし
い。
【0049】本発明のB成分、すなわち、縮合触媒及び
硬化剤は、二成分RTV組成物の第一の成分に添加する
前に水及び/又はアルコールと共にシリコーンオイル、
メチル又はビニルを末端基とするシリコーンオイルのい
ずれか中で一緒にされる。
【0050】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を説明する。以
下の実施例は、どんなふうにも特許請求の範囲を限定す
るものと解釈してはならない。
【0051】実施例1 53.4重量部の500cpsのメチルを末端基とする
シリコーンオイル(SF96−500、ゼネラル・エレ
クトリック・カンパニー製)、5.35重量部の水及び
5.66重量部のヘキサメチルジシラザン(HMDZ)
を10リットルの高剪断ドレイスミキサーに加えて、窒
素下に10分間混合した。この混合後に、35.39重
量部の親水性熱分解法シリカ充填材(デグッサA−13
0、130m2 /g)を、バッチが25rpmのミキサ
ー軸回転速度で応じることができる速度で添加した。
【0052】充填材の添加後、バッチを還流下に110
℃に加熱した。充填材がシリコーンオイルと塊を形成し
始めた時に、ミキサーのモータのアンペアの上昇が認め
られた。110℃で還流を止め、140℃に加熱を続行
しながら、バッチを完全減圧下に置いた。次に、バッチ
を減圧下にさらに1時間140℃で保持した。1時間後
に、減圧を解き、バッチを120℃に冷却した。
【0053】次に、充填材/オイルマスターバッチを回
収した。
【0054】実施例2 55.86重量部の500cpsのメチルを末端基とす
るシリコーンオイル(SF96−500、ゼネラル・エ
レクトリック・カンパニー製)、0.99重量部の水及
び1.97重量部のヘキサメチルジシラザン(HMD
Z)を10リットルの高剪断ドレイスミキサーに加え
て、窒素下に10分間混合した。次に、37.23重量
部の親水性熱分解法シリカ充填材(デグッサA−13
0、130m2 /g)を、バッチが25rpmのミキサ
ー軸回転速度で応じることができる速度で添加した。次
に、バッチを完全還流下に125rpmの軸回転速度で
110℃に加熱した。次に、バッチを30℃以下に冷却
し、窒素でパージした。パージ後、さらに3.95重量
部のHMDZをバッチに添加した。
【0055】HMDZの二回目の添加後、バッチを還流
下に110℃に加熱した。充填材がシリコーンオイルと
塊を形成し始めた時に、ミキサーのモータのアンペアの
上昇が認められた。110℃で還流を止め、140℃に
加熱を続行しながら、バッチを完全減圧下に置いた。次
に、バッチを減圧下にさらに1時間140℃で保持し
た。1時間後に、減圧を解き、バッチを120℃に冷却
した。次に、充填材/オイルマスターバッチを回収し
た。
【0056】実施例3 55.31重量部の500cpsのメチルを末端基とす
るシリコーンオイル(SF96−500、ゼネラル・エ
レクトリック・カンパニー製)を1.95重量部のヘキ
サメチルジシラザン(HMDZ)と共に10リットルの
高剪断ドレイスミキサーに加えて、窒素下に10分間混
合した。次に、36.87重量部の親水性熱分解法シリ
カ充填材(デグッサA−130、130m2 /g)を、
バッチが25rpmのミキサー軸回転速度で応じること
ができる速度で添加した。バッチを完全還流下に125
rpmの軸回転速度で110℃に加熱した。次に、バッ
チを30℃以下に冷却し、窒素でパージした。パージ
後、さらに5.86重量部のHMDZをバッチに添加し
た。
【0057】HMDZの二回目の添加後、バッチを還流
下に110℃に加熱した。充填材がシリコーンオイルと
塊を形成し始めた時に、ミキサーのモータのアンペアの
上昇が認められた。110℃で還流を止め、140℃に
加熱を続行しながら、バッチを完全減圧下に置いた。次
に、バッチを減圧下にさらに1時間140℃で保持し
た。1時間後に、減圧を解き、バッチを120℃に冷却
した。次に、充填材/オイルマスターバッチを回収し
た。
【0058】実施例4 55.31重量部の500cpsのメチルを末端基とす
るシリコーンオイル(SF96−500、ゼネラル・エ
レクトリック・カンパニー製)を1.95重量部のヘキ
サメチルジシラザン(HMDZ)と共に10リットルの
高剪断ドレイスミキサーに加えて、窒素下に10分間混
合した。次に、36.87重量部の親水性熱分解法シリ
カ充填材(デグッサA−130、130m2 /g)を、
バッチが25rpmのミキサー軸回転速度で応じること
ができる速度で添加した。バッチを完全還流下に125
rpmの軸回転速度で110℃に加熱した。次に、バッ
チを30℃以下に冷却し、窒素でパージした。パージ
後、さらに5.86重量部のHMDZをバッチに添加し
た。
【0059】HMDZの二回目の添加後、バッチを還流
下に110℃に加熱した。充填材がシリコーンオイルと
塊を形成し始めた時に、ミキサーのモータのアンペアの
上昇が認められた。110℃で還流を止め、140℃に
加熱を続行しながら、バッチを完全減圧下に置いた。次
に、バッチを減圧下にさらに1時間140℃で保持し
た。1時間後に、減圧を解き、バッチを120℃に冷却
した。次に、充填材/オイルマスターバッチを回収し
た。
【0060】実施例5 53.4重量部の500cpsのメチルを末端基とする
シリコーンオイル(SF96−500、ゼネラル・エレ
クトリック・カンパニー製)及び5.35重量部の水を
10リットルの高剪断ドレイスミキサーに加えて、5.
66重量部のヘキサメチルジシラザン(HMDZ)と共
に窒素下に10分間混合した。この混合後に、35.3
9重量部の親水性熱分解法シリカ充填材(デグッサA−
130、130m2 /g)を、バッチが25rpmのミ
キサー軸回転速度で応じることができる速度で添加し
た。
【0061】充填材の添加後、バッチを還流下に110
℃に加熱した。充填材がシリコーンオイルと塊を形成し
始めた時に、ミキサーのモータのアンペアの上昇が認め
られた。110℃で還流を止め、140℃に加熱を続行
しながら、バッチを完全減圧下に置いた。次に、バッチ
を減圧下にさらに1時間140℃で保持した。1時間後
に、減圧を解き、バッチを120℃に冷却した。次に、
充填材/オイルマスターバッチを回収した。
【0062】実施例6 48.79重量部の500cpsのメチルを末端基とす
るシリコーンオイル(SF96−500、ゼネラル・エ
レクトリック・カンパニー製)及び4.89重量部の水
を5.17重量部のヘキサメチルジシラザン(HMD
Z)と共に10リットルの高剪断ドレイスミキサーに加
えて、窒素下に10分間混合した。この混合後に、3
2.53重量部の親水性熱分解法シリカ充填材(デグッ
サA−130、130m2 /g)を、バッチが25rp
mのミキサー軸回転速度で応じることができる速度で添
加した。
【0063】充填材の添加後、バッチを還流下に110
℃に加熱した。充填材がシリコーンオイルと塊を形成し
始めた時に、ミキサーのモータのアンペアの上昇が認め
られた。110℃で還流を止め、140℃に加熱を続行
しながら、バッチを完全減圧下に置いた。次に、バッチ
を減圧下にさらに1時間140℃で保持した。1時間後
に、減圧を解き、バッチを70℃に冷却した。
【0064】次に、さらに8.62重量部の50cps
のメチルを末端基とするシリコーンオイル(SF96−
50、ゼネラル・エレクトリック・カンパニー製)を添
加し、得られた混合物を20分間混合した。次に、充填
材/オイルマスターバッチを回収した。
【0065】実施例7 54.25重量部の500cpsのメチルを末端基とす
るシリコーンオイル(SF96−500、ゼネラル・エ
レクトリック・カンパニー製)を1.92重量部のヘキ
サメチルジシラザン(HMDZ)と共に10リットルの
高剪断ドレイスミキサーに加えて、窒素下に10分間混
合した。次に、36.16重量部の親水性熱分解法シリ
カ充填材(デグッサA−130、130m2 /g)を、
バッチが25rpmのミキサー軸回転速度で応じること
ができる速度で添加した。バッチを完全還流下に125
rpmの軸回転速度で110℃に加熱した。バッチを3
0℃以下に冷却し、窒素でパージした。その時に、さら
に5.75重量部のHMDZを添加した。バッチを還流
下に再度110℃に加熱し、その時に減圧にし、バッチ
を130〜14℃でストリッピングし、130〜140
℃で1時間保持した。バッチを冷却し、1.92重量部
のHMDZを添加した。
【0066】HMDZの添加後、バッチを再度140℃
に加熱し、完全減圧下に1時間ストリッピングした。ス
トリッピングの終了後、減圧を解き、バッチを20℃以
下に冷却した。次に、充填材/オイルマスターバッチを
回収した。
【0067】実施例8 52.41重量部の500cpsのメチルを末端基とす
るシリコーンオイル(SF96−500、ゼネラル・エ
レクトリック・カンパニー製)及び5.25重量部の水
を5.56重量部のヘキサメチルジシラザン(HMD
Z)と共に10リットルの高剪断ドレイスミキサーに加
えて、窒素下に10分間混合した。この混合後に、3
4.94重量部の親水性熱分解法シリカ充填材(デグッ
サA−130、130m2 /g)を、バッチが25rp
mのミキサー軸回転速度で応じることができる速度で添
加した。バッチを完全還流下に125rpmの軸回転速
度で110℃に加熱した。110℃で還流を止め、完全
減圧下に加熱を続行してバッチを130〜140℃でス
トリッピングした。ストリッピングを130〜140℃
で1時間続行した。バッチを30℃に冷却し、さらに
1.85重量部のHMDZを添加した。バッチを還流下
に1時間加熱した後、再度140℃に加熱し、完全減圧
下に1時間ストリッピングした。次に、バッチの減圧を
解き、そしてバッチを20〜30℃に冷却した。次に、
充填材/オイルマスターバッチを回収した。
【0068】実施例9 48.79重量部の500cpsのメチルを末端基とす
るシリコーンオイル(SF96−500、ゼネラル・エ
レクトリック・カンパニー製)及び4.89重量部の水
を5.17重量部のヘキサメチルジシラザン(HMD
Z)と共に10リットルの高剪断ドレイスミキサーに加
えて、窒素下に10分間混合した。この混合後に、3
2.53重量部の親水性熱分解法シリカ充填材(デグッ
サA−130、130m2 /g)を、バッチが25rp
mのミキサー軸回転速度で応じることができる速度で添
加した。
【0069】充填材の添加後、バッチを還流下に110
℃に加熱した。充填材がシリコーンオイルと塊を形成し
始めた時に、ミキサーのモータのアンペアの上昇が認め
られた。110℃で還流を止め、140℃に加熱を続行
しながら、バッチを完全減圧下に置いた。次に、バッチ
を減圧下にさらに1時間140℃で保持した。1時間後
に、減圧を解き、バッチを70℃に冷却した。
【0070】次に、さらに8.62重量部の30,00
0cpsの粘度を有するシラノールを末端基とするポリ
ジメチルシロキサンを添加し、得られた混合物を20分
間混合した。次に、充填材/オイルマスターバッチを回
収した。
【0071】実施例10 48.79重量部の500cpsのメチルを末端基とす
るシリコーンオイル(SF96−500、ゼネラル・エ
レクトリック・カンパニー製)及び4.89重量部の水
を5.17重量部のヘキサメチルジシラザン(HMD
Z)と共に10リットルの高剪断ドレイスミキサーに加
えて、窒素下に10分間混合した。この混合後に、3
2.53重量部の親水性熱分解法シリカ充填材(デグッ
サA−130、130m2 /g)を、バッチが25rp
mのミキサー軸回転速度で応じることができる速度で添
加した。
【0072】充填材の添加後、バッチを70〜80℃に
加熱し、還流下にこれらの温度で2時間保持した。充填
材がシリコーンオイルと塊を形成し始めた時に、ミキサ
ーのモータのアンペアの上昇が認められた。70〜80
℃で2時間保持した後、バッチを即座に完全減圧下に置
き、140℃にし、そしてこの温度で1時間保持した。
1時間の保持後、減圧を解き、バッチを70℃以下に冷
却した。
【0073】次に、さらに8.62重量部の50cps
のメチルを末端基とするシリコーンオイル(SF96−
50、ゼネラル・エレクトリック・カンパニー製)を添
加し、得られた混合物を20分間混合した。次に、充填
材/オイルマスターバッチを回収した。
【0074】実施例11 48.79重量部の500cpsのメチルを末端基とす
るシリコーンオイル(SF96−500、ゼネラル・エ
レクトリック・カンパニー製)及び4.89重量部の水
を5.17重量部のヘキサメチルジシラザン(HMD
Z)と共に10リットルの高剪断ドレイスミキサーに加
えて、窒素下に10分間混合した。この混合後に、3
2.53重量部の親水性熱分解法シリカ充填材(デグッ
サA−130、130m2 /g)を、バッチが25rp
mのミキサー軸回転速度で応じることができる速度で添
加した。
【0075】充填材の添加後、バッチを還流下に110
℃に加熱した。充填材がシリコーンオイルと塊を形成し
始めた時に、ミキサーのモータのアンペアの上昇が認め
られた。110℃で還流を止め、140℃に加熱を続行
しながら、バッチを完全減圧下に置いた。次に、バッチ
を減圧下にさらに1時間140℃で保持した。1時間後
に、減圧を解き、バッチを70℃に冷却した。
【0076】次に、さらに7.33重量部のSF96−
50及び1.29重量部のシラノールを末端基とするD
6シロキサン[M′D6 M′(但し、M′はシラノール
を末端基とする三官能性シロキサンを表わし、及びDは
ジメチルシロキサンを表わす)]を添加し、得られた混
合物を20分間混合した。次に、充填材/オイルマスタ
ーバッチを回収した。
【0077】実施例12 53.4重量部のSF96−500及び5.35重量部
の水を2.00重量部のHMDZと共に高剪断ドレイス
ミキサーに加えて、窒素下に10分間混合した。次に、
35.59重量部のデグッサA−130充填材を、バッ
チが応じる速度で添加した。充填材の添加終了後、バッ
チを還流下に1時間110℃に加熱し、その時点で還流
を止め、そしてバッチを完全減圧下に140℃でストリ
ッピングし、その温度でストリッピングを1時間続行し
た。1時間後に、減圧を解き、バッチを120℃に冷却
した。次に、充填材/オイルマスターバッチを回収し
た。
【0078】実施例13〜20 実施例2、3、4、6、7及び9のマスターバッチ、及
び25リットル及び3000リットルのドレイスミキサ
ーを用いたことを除いて実施例6に従って製造したマス
ターバッチの粘度をブルックフィールドHBFスピンド
ル5型粘度計を用いて調べた。低剪断混合条件で充填材
を現場処理することによって製造される類似組成のトレ
コの物質と比較した。その結果を以下の表1に示す。
【0079】
【表1】 表1から、実施例16〜20のマスターバッチはトレコ
の物質のものと類似のレオロジー特性を有することが察
知できる。
【0080】実施例21〜40 次に、種々の充填材/オイルマスターバッチをRTV試
験配合物としての物性を評価した。RTV試験配合物
は、全て以下の手順によって調製した。30重量%の3
0,000cpsのシラノールを末端基とするポリジメ
チルシロキサン(PDMS)ポリマーをドレイスミキサ
ー、遊星形ミキサー又はシグマブレードドウミキサー等
の高剪断ミキサーに加える。次に、このシラノールを末
端基とするPDMSポリマーに、25重量%の充填材/
オイルマスターバッチを添加する。次に、35重量%の
5ミクロンの粉砕石英、ミヌシル(Minusil)を
分けて添加し、混合する。次に、10重量%のメチルを
末端基とするPDMSオイル、SF96−50を添加
し、混合を続ける。
【0081】この試験配合物を、標準スズ触媒アルコキ
シシラン硬化剤硬化剤系(以下、C触媒と言う)を添加
することによって硬化した。硬化剤系は、19.63重
量%のジブチルスズジラウレート、11.45重量%の
n−プロパノール、0.23重量%の水及び68.69
重量%のケイ酸n−プロピルを含んでいた。硬化剤系を
試験配合物の1〜5重量%の範囲の量で使用した。
【0082】比較のために、同様にジブチルスズジラウ
レート等の有機スズ及びケイ酸テトラ−n−プロピル又
はオルトケイ酸テトラエチル等の硬化剤を含有するトレ
コ触媒、L5W(RTV420又は410と共に販売す
る時は、ベータ6としても知られている)を用いてトレ
コの物質も硬化した。これらの配合物をASTMの方法
に従ってショアA押込硬度、引張強さ、引張伸び及びダ
イB引裂強さについて試験した。結果を以下の表2−6
に示す。
【0083】
【表2】
【0084】
【表3】
【0085】
【表4】
【0086】
【表5】
【0087】
【表6】 上記表2−6から、本発明のRTV組成物はトレコの物
質と比べて著しく改善された物性を有する配合物を生じ
ることが察知できる。実施例21、23、25、26、
27、29、31、33、35、36、37、38、3
9及び40の配合物は、全て20以上のショアA押込硬
度値を有した。さらに、実施例21、22、24、2
6、30、31、33、34、36、37、39及び4
0の配合物は、全て100pli以上の平均ダイB引裂
強さ値を有した。このうち、実施例21、26、31、
33、36、37、39及び40の配合物は、20以上
のショアA押込硬度値及び100pli以上の平均ダイ
B引裂強さ値の両方を有していた。
【0088】実施例41−47 遊星又はシグマブレードドウミキサー型の通常の混合装
置を用いて種々の試験配合物を調製し、再度室温での粘
度を調べた。結果を表7に示す。
【0089】
【表7】 上記表7のデータは、本発明の配合物がトレコに従う配
合物と比べて一定期間後に優れた粘度安定性を有してい
る(特に実施例43とD* を比較されたい)ことを示し
ている。
【0090】実施例48〜51 触媒の量をいろいろに変えて本発明のRTV組成物をト
レコの組成物と比較した。実施例48及び49、及び比
較例E及びFにおいて、C触媒を使用した。実施例50
及び51、及び比較例G及びHにおいて、A(ベータ
6)触媒を使用した。結果を以下の表8に示す。
【0091】
【表8】 上記データにおいて、本発明のRTV組成物はトレコの
物質より良好な物性を示すことが察知できる。トレコの
物質に良好な引裂強さ値を示させるためには、触媒の量
を各バッチ間の条件に基づいて調整せねばならず、また
多くの場合にその量を著しく増加せねばならない。
【0092】実施例52〜54 本発明のRTV組成物のトレコのRTV組成物より速い
製造時間の更なる証拠として、本発明のRTV組成物を
70℃での促進老化条件下に粘度安定性について比較し
た。結果を以下の表9に示す。
【0093】
【表9】 本発明の多くの変更が、上述の詳細な説明に照らして当
業者に浮かんでくる。例えば、マスターバッチを種々様
々な反応性シリコーンオイルを用いて製造することがで
きる。さらに、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチ
ルシリル、メタンスルホン酸トリメチルシリル、カルバ
ミン酸N,O−ビス(トリメチルシリル)、ビス(トリ
メチルシリル)アセトアミド、ビス(トリメチルシリ
ル)尿素、トリフルオロメタンスルホン酸t−ブチルジ
メチルシリル及びシリル化反応に使用されるクロロシラ
ン類又はブロモシラン類等の多くの異なるシリル化剤を
添加して現場で充填材を処理することができる。そのよ
うな自明の改変は、全て本発明の意図する特許請求の範
囲にある。上述の参照特許、特許出願及び刊行物は、全
て参照として本明細書に組み入れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート・オーガスティン・スミス アメリカ合衆国、12065、ニューヨーク州、 クリフトン・パーク、エル・ロボ・コー ト、33 (72)発明者 マイケル・アレン・ザムブラム アメリカ合衆国、12065、ニューヨーク州、 クリフトン・パーク、ストーニー・クリー ク・ドライブ、104

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二成分室温硬化性シリコーン組成物の第
    一成分を製造する方法であって、 (a)(i)非反応性シリコーンオイル及び未処理の凝
    集充填材粒子をミキサーに加え、(ii)充填材処理剤
    を前記非反応性シリコーンオイル/充填材混合物に添加
    し、そして(iii)凝集充填材粒子を約24時間未満
    の時間で約300nm未満の平均粒度に崩壊するのに十
    分な混合条件で前記処理剤及び非反応性シリコーンオイ
    ル/充填材混合物を混合して、充填材/オイルマスター
    バッチを生成することから成る充填材/オイルマスター
    バッチを製造する工程;及び (b)前記充填材/オイルマスターバッチを反応性シリ
    コーンオイルに添加する工程から成ることを特徴とする
    方法。
  2. 【請求項2】 前記非反応性シリコーンオイルが、トリ
    メチル又はジメチルビニルを末端基とするポリジオルガ
    ノシロキサンから成る請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記非反応性シリコーンオイルが、トリ
    メチルを末端基とするジメチルポリシロキサンからなる
    請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記未処理の充填材が、熱分解法シリカ
    の凝集粒子から成る請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記充填材処理剤が、オルガノシラン、
    高分子オルガノシラン又はシラザンから成る請求項1記
    載の方法。
  6. 【請求項6】 前記充填材処理剤が、ヘキサメチルジシ
    ラザンから成る請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 水も前記充填材/オイルマスターバッチ
    に添加する請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記混合条件が、凝集充填材粒子を約1
    4時間未満の時間で約100〜約200nmの平均粒度
    に崩壊するのに十分なものである請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記反応性シリコーンオイルが、シラノ
    ールを末端基とするポリオルガノシロキサンの二水酸化
    物から成る請求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記反応性シリコーンオイルが、シラ
    ノールを末端基とするポリジメチルシロキサンから成る
    請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記非反応性シリコーンオイル約30
    〜約70重量%の範囲の量で添加し、前記充填材を約7
    0〜約30重量%の範囲の量で添加し、そして前記処理
    剤を非反応性シリコーンオイル、充填材及び処理剤の合
    計重量に基づいて約1〜約7重量%の範囲の量で添加す
    る請求項1記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記第一の非反応性シリコーンオイル
    より低い粘度の第二の非反応性シリコーンオイルを前記
    第一の成分に添加する工程をさらに含む請求項1記載の
    方法。
  13. 【請求項13】 増量充填材を前記第一の成分に添加す
    る工程をさらに含む請求項1記載の方法。
  14. 【請求項14】 二成分室温硬化性シリコーン組成物を
    製造する方法であって、 (A)(a)(i)非反応性シリコーンオイル及び未処
    理の凝集充填材粒子をミキサーに加え、(ii)充填材
    処理剤を前記非反応性シリコーンオイル/充填材混合物
    に添加し、そして(iii)凝集充填材粒子を約24時
    間未満の時間で約300nm未満の平均粒度に崩壊する
    のに十分な混合条件で前記処理剤及び非反応性シリコー
    ンオイル/充填材混合物を混合して、充填材/オイルマ
    スターバッチを生成することから成る充填材/オイルマ
    スターバッチを製造する工程;及び (b)前記充填材/オイルマスターバッチを反応性シリ
    コーンオイルに添加する工程から成る方法によって第一
    の成分を製造し; (B)有効量の縮合硬化触媒及び有効量の硬化剤を混合
    することによって第二の成分を製造し;及び (C)前記成分(A)及び(B)を混合、反応させるこ
    とを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 前記非反応性シリコーンオイルが、ト
    リメチル又はジメチルビニルを末端基とするポリジオル
    ガノシロキサンから成る請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記非反応性シリコーンオイルが、ト
    リメチルを末端基とするジメチルポリシロキサンから成
    る請求項15記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記反応性シリコーンオイルが、シラ
    ノールを末端基とするジメチルポリシロキサンから成る
    請求項14記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記未処理の充填材が、熱分解法シリ
    カの凝集粒子から成る請求項1記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記充填材処理剤が、オルガノシラ
    ン、高分子オルガノシラン又はシラザンから成る請求項
    14記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記充填材処理剤が、ヘキサメチルジ
    シラザンから成る請求項19記載の方法。
  21. 【請求項21】 水も前記充填材/オイルマスターバッ
    チに添加する請求項14記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記縮合硬化触媒が、ジブチルスズジ
    ラウレート、ジブチルスズナフタレート又はジブチルス
    ズジアセテートから成る請求項14記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記硬化剤が、一般式、R4 mSi(O
    54-m (式中、R4 は、ヒドロカルビル、ハロヒド
    ロカルビル及びシアノ低級アルキルから選択される8個
    までの炭素原子を有する有機基であり、R5 は、ヒドロ
    カルビル及びハロヒドロカルビルから選択される1〜3
    0個の炭素原子を有する有機基であり、そしてmは、0
    〜3の値である)の三官能性又は四官能性ヒドロキシ反
    応性シランから成る請求項14記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記硬化剤が、ケイ酸テトラ(n−プ
    ロピル)又はケイ酸テトラエチルから成る請求項14記
    載の方法。
  25. 【請求項25】 前記高剪断混合条件が、凝集充填材粒
    子を約14時間未満の時間で約100〜約200nmの
    平均粒度に崩壊するのに十分なものである請求項14記
    載の方法。
  26. 【請求項26】 前記反応性シリコーンオイルを反応性
    シルコーンオイル、充填材及び処理剤の合計重量に基づ
    いて約20〜約60重量%の範囲の量で添加し、前記充
    填材/非反応性シリコーンオイル混合物を約5〜約25
    重量%の範囲の量で添加し、そして前記処理剤を約0.
    05〜約1.80重量%の範囲の量で添加する請求項1
    4記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記第一の非反応性シリコーンオイル
    より低い粘度の第二の非反応性シリコーンオイルを前記
    第一の成分に添加する工程をさらに含む請求項14記載
    の方法。
  28. 【請求項28】 増量充填材を前記第一の成分に添加す
    る工程をさらに含む請求項14記載の方法。
  29. 【請求項29】 (A)(a)(i)非反応性シリコー
    ンオイル及び未処理の凝集充填材粒子をミキサーに加
    え、(ii)充填材処理剤を前記非反応性シリコーンオ
    イル/充填材混合物に添加し、そして(iii)凝集充
    填材粒子を約24時間未満の時間で約300nm未満の
    平均粒度に崩壊するのに十分な混合条件で前記処理剤及
    び非反応性シリコーンオイル/充填材混合物を混合し
    て、充填材/オイルマスターバッチを生成することから
    成る充填材/オイルマスターバッチを製造する工程;及
    び (b)前記充填材/オイルマスターバッチを反応性シリ
    コーンオイルに添加する工程から成る方法によって第一
    の成分を製造し; (B)有効量の縮合硬化触媒及び有効量の硬化剤を混合
    することによって第二の成分を製造し;及び (C)前記成分(A)及び(B)を混合、反応させるこ
    とを特徴とする方法によって製造される高ショアA押込
    硬度及び引裂B強さ値を有する二成分室温硬化性シリコ
    ーン組成物。
  30. 【請求項30】 前記組成物が、約8〜約12のショア
    A押込硬度、約80pliのダイB引裂強さ及び約1
    5,000〜約55,000cpsの粘度を有する請求
    項29記載の組成物。
  31. 【請求項31】 前記組成物が、約18〜約22のショ
    アA押込硬度、約100pliのダイB引裂強さ及び約
    15,000〜約55,000cpsの粘度を有する請
    求項29記載の組成物。
  32. 【請求項32】 成分A対成分Bの重量比が約100:
    1〜約20:1の範囲である請求項29記載の組成物。
  33. 【請求項33】 前記成分Bが、成分Bの全重量に基づ
    いて約60〜約75重量%のケイ酸n−プロピル及び約
    15〜約25重量%のジブチルスズジラウレートから成
    る請求項29記載の組成物。
  34. 【請求項34】 前記成分Aが、約30〜約40重量%
    の約15,000〜約45,000cpsの粘度を有す
    るシラノールを末端基とするポリジメチルシロキサン、
    約30〜約40重量%の増量充填材、約0〜約25重量
    %の約20〜約350cpsの粘度を有するトリメチル
    シリル又はジメチルビニルシリルを末端基とするポリジ
    メチルシロキサン、及び約20〜約30重量%の、非反
    応性シリコーンオイル及び未処理の凝集充填材粒子をミ
    キサーに加え、充填材処理剤を前記非反応性シリコーン
    オイル/充填材混合物に添加し、そして凝集充填材粒子
    を約24時間未満の時間で約100〜約300nmの平
    均粒度に崩壊するのに十分な混合条件で前記処理剤及び
    非反応性シリコーンオイル/充填材混合物を混合するこ
    とから成る方法によって製造した処理充填材/オイルマ
    スターバッチから成る請求項29記載の組成物。
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