JPH07257291A - 自動車におけるホィールハウス・フィニッシャーの取付構造 - Google Patents

自動車におけるホィールハウス・フィニッシャーの取付構造

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JPH07257291A
JPH07257291A JP7282494A JP7282494A JPH07257291A JP H07257291 A JPH07257291 A JP H07257291A JP 7282494 A JP7282494 A JP 7282494A JP 7282494 A JP7282494 A JP 7282494A JP H07257291 A JPH07257291 A JP H07257291A
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wheel house
wheel
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Hiroaki Kudo
広明 工藤
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Ikeda Corp
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Ikeda Bussan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数並びに組立工数を減らし、コスト低
減に寄与できる構造にしたホィールハウス・フィニッシ
ャーの取付構造を提供する。 【構成】 車内側でホィールハウスパネル1aとサイド
パネル3が交差するコーナー部分にハーネス63を固定
配線している自動車において、ホィールハウスパネル1
aを覆ったフィニッシャ本体11aの上縁部に、ハーネ
ス63を収納した状態で覆う断面略コ字状の剛性を有し
た係合部13を設け、この係合部13をハーネス63に
係合させて取り付ける構造にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車輪を覆っているホイ
ールハウス部分に車内側より取り付けられる自動車にお
けるホィールハウス・フィニッシャーの取付構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、乗用車等の車高の低い自動車で
は、車輪の一部が床よりも高くなることから、図5に例
示す如く車輪を覆っているホィールハウス1が車内に突
出された状態になり、特にリヤフロア側(後部車輪側)
ではリヤシートやラケージルーム等の両側部分に盛り上
がった状態で配置される。そこで、このホィールハウス
1の部分を車内側から装飾するためのホィールハウス・
フィニッシャー(以下、単に「フィニッシャー」と言
う)が設けられている。
【0003】図6及び図7はフィニッシャーとその周辺
構造の一例を示している。これら図中、符号51はフィ
ニッシャーであり、車体のホィールハウスパネル1a及
びその周辺におけるリヤフロアパネル2の形状と対応し
た形状で作られて、車内でこのホィールハウスパネル1
aを覆うよう敷設されている。
【0004】前記フィニッシャー51において、ホィー
ルハウスパネル1aの形状に対応した本体部分52の一
側端側にはリヤフロアパネル2とサイドパネル3とが交
わるコーナー部分に沿って配線されているハーネス63
を収納させて覆う通路部64を形成している断面逆L字
状をした段状部53と、この段状部53より上方に向か
って略直角に折り曲げられ、一部に取付孔54(図7参
照)を有した取付片55が一体に設けられている。一
方、残りの周端部分にはリヤフロアパネル2に添設され
る鍔状部56が一体に形成されている。
【0005】そして、フィニッシャー51を取り付ける
場合は、ハーネス63を束ねている結束具65のクリッ
プ部65aが、サイドパネル3側に形成されている取付
孔(不図示)に圧入されてハーネス63がサイドパネル
3側に取り付けられている状態において、フィニッシャ
ー51の裏面側における複数箇所に両面接着テープ67
を取り付けてホィールハウスパネル3上に配置し、両面
接着テープ67でフィニッシャー51をホィールハウス
パネル1aに固定する。次いで、フィニッシャー51側
の取付孔54に対応してサイドパネル3側に形成されて
いる取付孔にクリップ67を圧入させる。すると、この
クリップ67によりフィニッシャ51がサイドパネル3
に固定される。また、固定後は、段状部53がサイドパ
ネル3に固定されるガーニッシュ4の先端部分で覆われ
るとともに、鍔状部56がリヤフロアパネル1a上に敷
設されるフロアカーペット5により隠される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のフィニッシャーの取付構造では、両面接着テー
プ67などを使用しているので取付時にリケイ紙をいち
いち剥がす必要があり、これに手間がかかったり、クリ
ップ67を取り付けるための作業が必要となるので工数
及び部品が多くなり、コスト的にも満足できるものでは
なかった。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は部品点数並びに組立工数を減らし
てコスト低減に寄与できる構造にしたホィールハウス・
フィニッシャーの取付構造を提供することにある。さら
に、他の目的は、以下に説明する内容の中で順次明らか
にして行く。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的は、本
発明の要部である、車内側でホィールハウスパネルとサ
イドパネルが交差するコーナー部分にハーネスを固定配
線しているホィールハウス・フィニッシャーの取付構造
において、前記ホィールハウスパネルを覆ったフィニッ
シャー本体の上縁部に、前記ハーネスを収納した状態で
覆う断面略コ字状の剛性を有した係合部を設け、前記係
合部を前記ハーネスに係合させて取り付ける、ことによ
り達成される。
【0009】
【作用】以上の構成によれば、係合部を車体側に予め固
定されているハーネスに係合させるだけでホィールハウ
ス・フィニッシャーを取り付けることができる。このよ
うに、本発明はホィールハウス・フィニッシャーがハー
ネスを利用して取り付けられるようにしたので、専用の
取付部材を必要とせず、係合形態も長いハーネス部に引
っ掛ける構造も可能なので作業性に優れ、安定した取付
状態が得られる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図1は本発明の一実施例として示す自
動車の要部構造を示している。なお、この図1は図6で
示した部分、すなわちフィニッシャーとその周辺構造部
分に対応するものであり、図6に示した部分と対応する
部材は同じ符号を付して説明する。
【0011】図1において、符号11はフィニッシャー
であり、ホィールハウスパネル1a及びその周辺におけ
るリヤフロアパネル2の形状と対応した形状で作られて
いて、車内でこのホィールハウスパネル1aの全部及び
リヤフロアパネル2の一部分に敷設されている。なお、
ホイールハウスパネル1aは車室内であったり、トラン
クルーム内であったり、車室内およびトランクルーム内
にわたって位置していることもある。
【0012】さらに詳述すると、このフィニッシャー1
1としては、カーペット材11aの裏面側にフェルト基
材等の裏打ち材18を一体化してなるカーペットが使用
されており、このカーペットがプレスされて所定の形状
に成形される。そして、この成形時に、ホィールハウス
パネル1aの形状に対応した本体部分12と、この本体
部分12の上側縁部に係合部13が設けられるととも
に、残りの外周部分にリヤフロアパネル2上に添設され
る鍔状部15が一体に形成される。
【0013】このうち、係合部13は、リヤフロアパネ
ル2とサイドパネル3とが交わるコーナー部分に沿って
配線されているハーネス63を収納させて覆う断面略コ
字状をした通路を形成して作られており、またプレス成
形時には図3に示す如く部分19aだけが他の部分19
bよりも多く潰されて圧縮され、この圧縮で剛性が強め
れ、この係合部分13をハーネス63に係合させてフィ
ニッシャー11を位置決めできる状態にしている。加え
て、この係合部13には、図2に示す如くハーネス63
の外周に巻き付けられて、このハーネス63をサイドパ
ネル3側の取付孔に固定するクリップ部65a付の結束
具65を逃げるための切欠部14が、結束具65が取り
付けられる部分に対応して形成されている。なお、この
切欠部14は必ずしも設ける必要はないが、切欠部14
を設けて結束具65の一部を逃がすと係合部13の大き
さ、すなわち係合部13の車室内側への膨らみ形状を小
さくでき、車室内スペースの有効利用が図られる。した
がって、本実施例の構造では係合部13内のスペース
は、ハーネス63だけが圧入できるスペースを確保すれ
ば良いことになり、係合部13の膨らみは最小限で済む
ことになる。
【0014】そして、フィニッシャー11を取り付ける
場合は、ハーネス63を束ねている結束具65のクリッ
プ部65aをサイドパネル3側の取付孔に圧入させ、ハ
ーネス63がサイドパネル3側に取り付けられている状
態において、フィニッシャー11の係合部13内にハー
ネス63を収納するようにして、このハーネス63に係
合部13を上側から係合させ、他の部分をホイールハウ
スパネル1a及びリヤフロアパネル2上に密着配置させ
る。すると、係合部13とハーネス63との係合により
フィニッシャー11が車体側に位置決め配置される。次
いで、係合部13はサイドパネル3に固定されるガーニ
ッシュ4の先端部分で覆われて隠される一方、鍔状部1
5はリヤフロアパネル1a上に敷設されるフロアカーペ
ット5の下に隠される。
【0015】したがって、この取付構造では、係合部1
3を車体側に固定されているハーネス63に係合させる
だけで簡単にフィニッシャー11を取り付けることがで
きるので、従来構造でクリップや両面接着テープ等を使
用していたのに比べて、部品点数並びに組立工数を大幅
に減らすことができ、コスト低減に寄与できることにな
る。
【0016】次に、図4は本発明の一変形例を示すので
ある。図4において図1乃至図3と同じ符号を付したも
のは図1乃至図3と同じものを示している。この変形例
の構造では、サイドパネル3とホイールハウスパネル1
aとが交差している部分に溝部30を形成するととも
に、フィニッシャー11における係合部13の外側に上
側に開口している溝状の補助係合部16を設けている。
そして、この構造での組み付けでは、まずハーネス63
を溝部30内で固定し、その後から係合部13及び補助
係合部16を溝部30内に配置して係合部13をハーネ
ス63に係合させる。次いで、ガーニッシュ4を取り付
けるときにガーニッシュ4の先端を補助係合部16内に
圧入させ、補助係合部16とガーニッシュ4とを係合さ
せる。すると、溝部30内では、係合部13とハーネス
63との係合に加えて、補助係合部16とガーニッシュ
4、及び補助係合部16と溝部30とが係合されている
部分が形成され、これによりフィニッシャー11がより
強くしっかりと固定されることになる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明に係るフィ
ニッシャの取付構造によれば、係合部を車体側に固定さ
れているハーネスに係合させるだけで簡単にホィールハ
ウス・フィニッシャーを取り付けることができるので、
従来構造でクリップや両面接着テープ等を使用していた
のに比べて、部品点数並びに組立工数を大幅に減らすこ
とができ、コスト低減に寄与できる等の効果が期待でき
る。また、車体パネル側に設けられる取付孔を少なくで
きることから、車体剛性的にも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例として示す自動車の要部構造
断面図である。
【図2】本実施例構造におけるハーネスとフィニッシャ
ーを示した斜視図である。
【図3】本実施例構造におけるフィニッシャーの拡大断
面図である。
【図4】本発明の一変形例を示す断面図である。
【図5】一般的な自動車の内部構造を示す概略斜視図で
ある。
【図6】従来の自動車構造の一例を示す要部構造断面図
である。
【図7】従来構造におけるハーネスとフィニッシャーを
示した斜視図である。
【符号の説明】
1 ホィールハウス 1a ホィールハウスパネル 2 リヤフロアパネル 3 サイドパネル 4 ガーニッシュ 11 ホィールハウス・フィニッシャー 13 係合部 14 切欠部 16 補助係合部 63 ハーネス 65 結束具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車内側でホィールハウスパネルとサイド
    パネルが交差するコーナー部分にハーネスを固定配線し
    ているホィールハウス・フィニッシャーの取付構造にお
    いて、 前記ホィールハウスパネルを覆うフィニッシャー本体の
    上縁部に、前記ハーネスを収納した状態で覆う断面略コ
    字状の剛性を有した係合部を設け、前記係合部を前記ハ
    ーネスに係合させて取り付けることを特徴とする自動車
    におけるホィールハウス・フィニッシャーの取付構造。
  2. 【請求項2】 前記ハーネスは外周に巻き付けられる結
    束具で車体側に固定されている一方、前記係合部はその
    結束具を逃げる切欠部を設けてなる請求項1に記載の自
    動車におけるホィールハウス・フィニッシャーの取付構
    造。
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