JPH0136668Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0136668Y2
JPH0136668Y2 JP8311783U JP8311783U JPH0136668Y2 JP H0136668 Y2 JPH0136668 Y2 JP H0136668Y2 JP 8311783 U JP8311783 U JP 8311783U JP 8311783 U JP8311783 U JP 8311783U JP H0136668 Y2 JPH0136668 Y2 JP H0136668Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
lining material
ceiling lining
sheet member
rail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8311783U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59187543U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8311783U priority Critical patent/JPS59187543U/ja
Publication of JPS59187543U publication Critical patent/JPS59187543U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0136668Y2 publication Critical patent/JPH0136668Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車のルーフ下面にリステイング
ワイヤを用いて張着される天井内張り材の取付け
構造の改良に関する。
(従来技術) 従来より、このような自動車の天井内張り材の
取付け構造として、例えば、第6図に示すよう
に、布部材からなる天井内張り材aの央部a1上面
に袋部bを一体形成し、該袋部bにルーフ下面に
対応した形状のリステイングワイヤcを通してそ
の両端部をルーフ下方の左右側に位置するルーフ
レールd,dに取付けるとともに、上記天井内張
り材aの端部a2をルーフレールdの接続フランジ
d1に設けられた鈎状のフツクeに係止することに
より、天井内張り材aをルーフ下面に緊張状態に
取付け、かつルーフレール接続フランジd1にU字
状のシーミングウエルトfを天井内張り材端部a2
を覆うように嵌着し、このことによりルーフ下面
の内装を行うようにしたものは知られている(実
開昭57−69773号公報参照)。
しかるに、上記従来のものでは、シーミングウ
エルトfを嵌着する際、該シーミングウエルトf
はその内端部f1で緊張状態の天井内張り材aの端
部a2をルーフレールd側に押圧しながら組付けら
れるので、該内端部f1が天井内張り材aから反発
力を受けるため、その組付け作業性が悪いととも
に、上記押圧作用によつて天井内張り材aの緊張
力が著しく増大するため、その端部a2が破損して
フツクeから外れ車室内に露出してしまい、外観
が損われるという問題があつた。
(考案の目的) 本考案の目的は、上記のようなシーミングウエ
ルト内端部の押圧力を簡単な構成により吸収する
ことにより、シーミングウエルトの組付け作業性
を改善するとともに、天井内張り材の緊張力の増
大を抑制してその外れを防止し、車室内の外観を
良好に保つことにある。
(考案の構成) 上記目的を達成するため、本考案の技術的解決
手段は、ルーフの下面にリステイングワイヤによ
つて天井内張り材が取付けられる自動車におい
て、布部材で構成された天井内張り材の本体部の
端部に、ルーフレールの接続フランジに係止され
る軟弾性体からなるシート部材を接続し、かつこ
の布部材とシート部材との接続部分を装飾部材に
よつて覆うようにしたものである。このことによ
り、シーミングウエルト取付け時の押圧力を上記
シート部材の軟弾性変形で吸収緩和して天井内張
り材の緊張力の増大を抑制するものである。
この場合、上記シート部材の中央に長手方向に
延びる複数のスリツトを形成することは、該シー
ト部材の長手方向の変形が助長容易化されて上記
押圧力の吸収緩和作用がより促進されるので好ま
しい。
(考案の効果) したがつて、本考案によれば、リステイングワ
イヤによつてルーフの下面に取付けられる天井内
張り材における布部材からなる本体部の端部に軟
弾性体からなるシート部材を接続し、該シート部
材をルーフレールの接続フランジに係止するとい
う簡単な構成により、シーミングウエルト組付け
時の押圧力を吸収緩和してシーミングウエルトの
組付け作業性の改善を図ることができるととも
に、天井内張り材の緊張力の増大を抑制してその
外れを防止し、車室内外観を良好に保つことがで
きるという実用上優れた効果を奏するものであ
る。特に、シート部材に長手方向に延びる複数の
スリツトを形成すればその変形を容易にして上記
効果を一層高めることができるものである。
(実施例) 以下、本考案の技術的手段の具体例としての実
施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第5図は本考案をワゴンタイプの乗用
車に適用した場合の実施例を示す。第1図はルー
フ側部を示し、1はルーフパネル、2は該ルーフ
パネル1下面の央部において前後方向に延びるル
ーフトツプレール、3はルーフパネル1の下面側
部において前後方向に延びるルーフサイドレール
である。上記ルーフパネル1下面には、左右方向
に延びる複数本のリステイングワイヤ4…が互い
に平行に配置されており、該リステイングワイヤ
4は、一端部(内端部)4aがルーフトツプレー
ル2の側部に形成した取付孔5にホルダ部材17
を介して嵌合固定され、他端(外端部)にはL字
状に折曲された係合部4bが形成され、該係合部
4bがルーフサイドレール3の内側部に形成した
取付孔6に係合固定されることによりルーフ下面
に対応した弓形状でもつて前後に所定間隔で架設
されている。そして、該リステイングワイヤ4の
下側にはルーフトツプレール2からルーフサイド
レール3に亘つて天井内張り材7が取付けられて
いる。
上記天井内張り材7は、その本体部7aが布部
材で構成され、この本体部7a(布部材)の端部
(外端部)には第3図および第4図に示すように、
軟弾性を有するビニールシート等よりなるシート
部材8が縫着接続されており、該シート部材8の
中央には長手方向に延びる複数のスリツト9…が
形成されている。上記本体部7aには該本体部7
aのリステイングワイヤ4…に対応する部分をル
ーフ側にU字状に折り返しかつその基部同士を縫
着することにより袋部10…が形成されていると
ともに、該本体部7aの内端部およびシート部材
8の外端部にはそれぞれ前後方向に延びる鈎状の
フツク部11,12が設けられている。そして、
上記袋部10…にリステイングワイヤ4…が嵌挿
された状態で本体部側フツク部11をルーフトツ
プレール2の下端に形成された接続フランジ2a
に係止しかつシート部材側フツク部12をルーフ
サイドレール3の接続フランジ3aに係止するこ
とにより、天井内張り材7がルーフ下面に緊張状
態に取付けられるように構成されている。
さらに、上記シート部材側フツク部12が係止
されたルーフサイドレール接続フランジ3aに
は、第1図に示すようなU字状のシーミングウエ
ルト13が嵌着されており、該シーミングウエル
ト13にはランチヤンネル18が装着され、該ラ
ンチヤンネル18にはウインドガラス14が前後
方向にスライド可能に設けられている。該シーミ
ングウエルト13は第5図に示すようにその内端
部13aで上記緊張状態の天井内張り材7におけ
るシート部材8外端部をルーフサイドレール3側
に押圧して天井内張り材7の端部をルーフサイド
レール3に密接させるようにしている。
また、第1図および第2図に示すように、上記
ルーフサイドレール3には、該ルーフサイドレー
ル3下部に対応し前後方向に延びるガーニツシユ
よりなる装飾部材15が、天井内張り材7の本体
部7aとシート部材8との接続部を覆うようにビ
ス止めされており、該ビス止め部には、コ字状の
カーテンレール16が共締めされて取付けられて
いる。
したがつて、上記実施例においては、天井内張
り材本体部7aの端部にシート部材8を接続し該
シート部材8端部をフツク部12を介してルーフ
サイドレール接続フランジ3aに係止したので、
該ルーフサイドレール接続フランジ3aにシーミ
ングウエルト13を嵌着する場合、該シーミング
ウエルト内端部13aのシート部材8への押圧力
は該シート部材8の軟弾性変形により吸収緩和さ
れてシート部材8からの反発力が弱められること
になり、このことによりシーミングウエルト13
の組付け作業を容易に行うことができる。
しかも、このシート部材8の軟弾性によるシー
ミングウエルト内端部13aの押圧力の吸収緩和
によりシーミングウエルト13aを組付けても天
井内張り材7の緊張力が増大しないので、天井内
張り材7下端部がルーフサイドレール接続フラン
ジ3aから外れることがなく、車室内の外観を良
好に保つことができる。
さらに、上記シート部材8には長手方向に延び
るスリツト9…が形成されているので、該シート
部材8の左右方向の変形が容易となり上記効果を
一層高めることができる。
また、天井内張り材7の本体部7aとシート部
材8の接続部がガーニツシユよりなる装飾部材1
5により覆われているので、車室内外観を一層美
麗なものにすることができる。
加えて、装飾部材15のビス止め部にはカーテ
ンレール16を共締めしているので、ルーフ下面
を有効活用して簡単にカーテンを取付けることが
できる。
尚、上記実施例ではワゴンタイプの乗用車に適
用した場合について述べたが、本考案はその他各
種タイプの自動車における天井内張り材取付け構
造にも適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の実施例を示し、第1
図は縦断正面図、第2図は第1図のZ方向矢視
図、第3図は装飾部材を取外した状態における第
2図相当図、第4図は第3図の−線断面図、
第5図は第1図の要部拡大図、第6図は従来例を
示す第1図相当図である。 1……ルーフパネル、3a……接続フランジ、
4……リステイングワイヤ、7……天井内張り
材、7a……本体部、8……シート部材、11,
12……フツク部、13……シーミングウエル
ト、15……装飾部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ルーフの下面にリステイングワイヤによつて
    天井内張り材が取付けられる自動車において、
    該天井内張り材はその本体部が布部材で構成さ
    れ、この布部材の端部には軟弾性体からなるシ
    ート部材が接続されており、このシート部材は
    ルーフレールの接続フランジに係止されてい
    て、布部材とシート部材との接続部分は装飾部
    材によつて覆われていることを特徴とする自動
    車の天井内張り材取付け構造。 (2) シート部材は、その中央に長手方向に延びる
    複数のスリツトが形成されている実用新案登録
    請求の範囲第(1)項記載の自動車の天井内張り材
    取付け構造。
JP8311783U 1983-05-31 1983-05-31 自動車の天井内張り材取付け構造 Granted JPS59187543U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8311783U JPS59187543U (ja) 1983-05-31 1983-05-31 自動車の天井内張り材取付け構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8311783U JPS59187543U (ja) 1983-05-31 1983-05-31 自動車の天井内張り材取付け構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59187543U JPS59187543U (ja) 1984-12-12
JPH0136668Y2 true JPH0136668Y2 (ja) 1989-11-07

Family

ID=30213076

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8311783U Granted JPS59187543U (ja) 1983-05-31 1983-05-31 自動車の天井内張り材取付け構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59187543U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59187543U (ja) 1984-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4643480A (en) Structure for securing the trim cover assembly of a seat back
US7390015B2 (en) Vehicle seat component side air bag module having air bag guide including flexible inner and outer panels attached to a seat pad attachment wire and to the seat component frame
JPH0136668Y2 (ja)
JPH01314622A (ja) 自動車用の折り畳み式フード
JPS6317724Y2 (ja)
JPH0245046Y2 (ja)
JPS62113629A (ja) 自動車用トノカバ−装置
JPS6311000Y2 (ja)
KR0128385B1 (ko) 자동차의 헤드 라이닝의 결합구조
JP2897047B2 (ja) 幌付自動車の幌取付構造
JPH08109910A (ja) 自動車用成形天井のブラケット取付構造
JPS641880Y2 (ja)
JPS60259548A (ja) 車両フロアへのワイヤ−・ハ−ネス取付構造
JPS5827889Y2 (ja) 自動車用敷物の固定構造
JP2594376Y2 (ja) ガーニッシュ端部の接続構造
JPS6129555Y2 (ja)
JPH0694263B2 (ja) 自動車のピラ−トリム取付構造
JPH0314427Y2 (ja)
JP3176555B2 (ja) 自動車のルーフ構造
JPH0343075Y2 (ja)
JPH07257291A (ja) 自動車におけるホィールハウス・フィニッシャーの取付構造
JPS6034495Y2 (ja) 車輌シ−ト用表皮プロテクタ−
JP2599909B2 (ja) キヤンバスルーフのサイド部構造
JPH0351241Y2 (ja)
JPS61271148A (ja) 車両用ヘツドライニングの端末処理構造