JP3176555B2 - 自動車のルーフ構造 - Google Patents

自動車のルーフ構造

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JP3176555B2
JP3176555B2 JP20178396A JP20178396A JP3176555B2 JP 3176555 B2 JP3176555 B2 JP 3176555B2 JP 20178396 A JP20178396 A JP 20178396A JP 20178396 A JP20178396 A JP 20178396A JP 3176555 B2 JP3176555 B2 JP 3176555B2
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圭伸 中村
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  • Body Structure For Vehicles (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下方向中間部に
略水平方向に張り出すフランジ部を形成したルーフレー
ルと、周縁部下面をルーフレールの上面に結合したルー
フスキンと、ルーフスキンの下面を覆うルーフライニン
グと、ルーフレールに支持したワイヤーハーネスと、ル
ーフライニングの周縁部下面、ルーフレール下面及びワ
イヤーハーネスの下面を覆うルーフガーニッシュとを備
えた自動車のルーフ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、図1に示す自動車VのルーフR
後部の縦断面図である。図3から明らかなように、ルー
フRの後部に車体左右方向に配置されたルーフレール1
は、下面が開放する断面溝型のアッパー部材2と上面が
開放する断面溝型のロア部材3とを、それらの前側のフ
ランジ部21 ,31 において溶接W1 するとともに、そ
れらの後側のフランジ部22 ,32 において溶接W2
ることにより、断面ボックス状に形成される。ルーフス
キン4の後縁部はルーフレール1のアッパー部材2の上
面に沿って延び、その後端を下方及び後方に屈曲させた
段部41 がアッパー部材2のフランジ部22 の上面に重
ね合わされて溶接W3 される。
【0003】ルーフスキン4の段部41 の上面にはリヤ
ウインドガラス5の上端下面が重ね合わされて接着剤6
により固定される。ルーフスキン4とリヤウインドガラ
ス5の上端との間の隙間にトリム7を装着することによ
り、前記隙間を覆って美観の向上が図られる。
【0004】ルーフスキン4の下面を覆うルーフライニ
ング8は厚紙製の基材9の下面に布やビニールよりなる
被覆材10を貼り合わせたもので、その後端を上向き及
び後向きに屈曲させた段部81 が、ルーフレール1のロ
ア部材3の前側のフランジ部31 の下面に突き当てられ
て図示せぬ固定手段で固定される。
【0005】ルーフレール1のロア部材3の下面に装着
したクリップ11にワイヤーハーネス12をクランプす
ることにより、ルーフレール1の下面に沿ってワイヤー
ハーネス12が支持される。ルーフレール1の下面に沿
うように図示せぬ固定手段で固定したルーフガーニッシ
ュ13により、ルーフレール1及びルーフライニング8
の接続部の下面と、ルーフレール1及びリヤウインドガ
ラス5の接続部の下面と、ワイヤーハーネス12の下面
とが覆われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ものは、ルーフレール1の下面に支持されたワイヤーハ
ーネス12が該ルーフレール1の下面から距離L1 だけ
下方に突出するため、ワイヤーハーネス12との干渉を
避けようとすると、ルーフガーニッシュ13の下面の高
さが低くなってルーフスキン4との距離L2 が増加して
しまう。その結果、ルーフガーニッシュ13の部分で車
室の天井高が減少してしまい、乗員に圧迫感を与えると
いう問題があった。
【0007】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、ワイヤーハーネスとの干渉を避けてルーフガーニッ
シュの下面の高さを高くし、車室の天井高を増加させる
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発
明によれば、上下方向中間部に略水平方向に張り出すフ
ランジ部を形成したルーフレールと、周縁部下面をルー
フレールの上面に結合したルーフスキンと、ルーフスキ
ンの下面を覆うルーフライニングと、ルーフレールに支
持したワイヤーハーネスと、ルーフライニングの周縁部
下面、ルーフレール下面及びワイヤーハーネスの下面を
覆うルーフガーニッシュとを備えた自動車のルーフ構造
において、ルーフライニングの周縁部を上向きに屈曲さ
せてルーフスキンの下面に突き当てるとともに、前記フ
ランジ部にワイヤーハーネスを支持したので、ルーフレ
ールの下面よりも高い位置にあるルーフレールのフラン
ジ部に支持されたワイヤーハーネスがルーフガーニッシ
ュと干渉しなくなる。その結果、ルーフガーニッシュを
従来よりも高い位置に配置して車室の天井高を増加させ
ることが可能となり、乗員の圧迫感が減少する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
2に示す本発明の実施例に基づいて説明する。尚、図2
において、図3に示す部材に対応する部材には、図3の
符号と同一の符号が付してある。
【0010】図2に示すように、本実施例ではルーフラ
イニング8の後端を上向き及び後向きに屈曲させた段部
1 が、ルーフレール1のフランジ部31 の下面ではな
く、ルーフレール1のフランジ部21 の上方のルーフス
キン4の下面に突き当てられて図示せぬ固定手段により
固定される。またワイヤーハーネス12をクランプする
クリップ11は、ルーフレール1のロア部材3の下面で
はなく、ルーフレール1のフランジ部21 ,31 に挿入
されて固定される。そしてルーフガーニッシュ13は、
その上面に突出するように設けたクリップ131 がルー
フレール1のロア部材3の下面に挿入されて固定され
る。
【0011】而して、ワイヤーハーネス12は、ルーフ
レール1のロア部材3のフランジ部31 と、前記ロア部
材3の前面と、ルーフライニング8の段部81 の後面と
によって囲まれたデッドスペース内に収納される。そし
てルーフレール1のロア部材3の下面からワイヤーハー
ネス12がなくなるため、ルーフガーニッシュ13とル
ーフレール1のロア部材3との距離L1 を小さくするこ
とができる。これにより、ルーフガーニッシュ13とル
ーフスキン4との距離L2 も減少し、車室の天井高を増
加させて乗員の圧迫感を和らげることが可能となる。
【0012】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0013】例えば、実施例ではルーフレール1のフラ
ンジ部31 の下面にワイヤーハーネス12を支持してい
るが、フランジ部21 の上面にワイヤーハーネス12を
支持しても同様の作用効果を得ることができる。また実
施例ではルーフRのリヤ部の構造を説明したが、本発明
はルーフRのフロント部やサイド部に対しても適用する
ことができる。
【0014】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載された発
明によれば、ルーフライニングの周縁部を上向きに屈曲
させてルーフレールのフランジ部の上方でルーフスキン
の下面に突き当てたので、従来ルーフレールの下面に支
持していたワイヤーハーネスを、ルーフレールの下面よ
りも高い位置にあるルーフレールのフランジ部に支持す
ることが可能となる。その結果、ルーフガーニッシュが
ワイヤーハーネスと干渉する虞がなくなり、ルーフガー
ニッシュを従来よりも高い位置に配置して車室の天井高
を増加させ、乗員の圧迫感を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車の全体斜視図
【図2】図1の2−2線拡大断面図
【図3】従来の自動車のルーフ構造を示す、前記図2に
対応する断面図
【符号の説明】
1 ルーフレール 21 フランジ部 31 フランジ部 4 ルーフスキン 8 ルーフライニング 12 ワイヤーハーネス 13 ルーフガーニッシュ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向中間部に略水平方向に張り出す
    フランジ部(21 ,31 )を形成したルーフレール
    (1)と、 周縁部下面をルーフレール(1)の上面に結合したルー
    フスキン(4)と、 ルーフスキン(4)の下面を覆うルーフライニング
    (8)と、 ルーフレール(1)に支持したワイヤーハーネス(1
    2)と、 ルーフライニング(8)の周縁部下面、ルーフレール
    (1)下面及びワイヤーハーネス(12)の下面を覆う
    ルーフガーニッシュ(13)と、を備えた自動車のルー
    フ構造において、 ルーフライニング(8)の周縁部を上向きに屈曲させて
    ルーフスキン(4)の下面に突き当てるとともに、前記
    フランジ部(21 ,31 )にワイヤーハーネス(12)
    を支持したことを特徴とする自動車のルーフ構造。
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