JP3668574B2 - シートベルトアンカー用ブラケットの取付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートベルトのアンカーをボルトを介して支持するブラケットをスライドドアにより開閉される車体側面開口部の近傍に取り付けるためのシートベルトアンカー用ブラケットの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の後部シートの乗員を拘束するシートベルトのウエビングの下端に接続されたアンカーは、例えば実開昭60−68848号公報、特開昭60−154936号公報に記載されているように、リヤフロアパネルやリヤホイールハウス等の車体に固定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、自動車の衝突時にシートベルトのアンカーに作用する大きな荷重を支持すべく、上記従来のものはアンカーの取付部を補強部材で補強しているが、このように補強部材を用いると部品点数や組付工数が増加してコストアップの要因となる問題がある。また、スライドドアにより開閉される車体側面開口部の近傍は車体剛性が低下するため、そこにアンカーを固定する場合には充分な強度を確保する必要がある。
【0004】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、シートベルトアンカー用のブラケットを特別の補強部材を用いることなく強固に車体に取り付けるとともに、そのブラケットを車体剛性の向上に利用できるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明では、自動車の衝突時にシートベルトに加わる荷重はアンカー及びブラケットを介してピラー、サイドシル及びフロアパネルに分散されるため、前記荷重を確実に支持することができる。しかもピラーがブラケットを介してサイドシル及びフロアパネルと一体化されるため、車体側面開口部の剛性が向上する。特にスライドドアを案内するためにサイドシルの形状に制約が生じて該サイドシル自体の剛性が低下しても、ブラケットによる補強効果で前記剛性低下を補うことができる。またアンカーをブラケットに固定するボルトを利用してガーニッシュを支持することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。 図1〜図4は本発明の一実施例を示すもので、図1は自動車の後部シート近傍の斜視図、図2は図1の2−2線拡大断面図、図3は図2の3−3線断面図、図4はガーニッシュを取り除いた状態での図1の4部拡大図である。
【0007】
図1に示すように、リクリェーショナルビークルの左側面には前後にスライドして車体側面開口部1を開閉するスライドドア2が設けられる。スライドドア2の近傍の後部シート3に設けられたシートベルト4は、一端が車体側面開口部1の後縁に沿って設けられたリヤクオーターピラー5の上部に収納された図示せぬリトラクターに引き出し可能に巻き取られ、他端がリヤクオーターピラー5の下部のアンカー部に固定されたウエビング6と、ウエビング6の中間部に設けられたタング7と、後部シート3の座部右側面に設けられて前記タング7が着脱自在に結合されるバックル8とを備える。
【0008】
図2に示すように、車体側面開口部1の下縁を構成するサイドシル11は、車体外側(図中右側)が開放する断面コ字状のインナー部材12と、インナー部材12の下縁にセンター部材13を挟んで結合されるアウター部材14と、アウター部材14の上端、センター部材13の上端及びインナー部材12の上下方向中間部を結合する隔壁部材15とから構成されており、インナー部材12の上端とアウター部材14の上端との間にサイドシル開口部16が設けられる。
【0009】
スライドドア2はインナー部材17と、アウター部材18と、センター部材19とを一体に結合してなり、その下縁内面がサイドシル11のアウター部材14及び隔壁部材15の結合部に設けたウエザーストリップ20に接触する。スライドドア2の下縁に沿って延びる合成樹脂製のトリム部材21がサイドシル11のアウター部材14の外面に複数のクリップ22…を介して取り付けられる。
【0010】
スライドドア2のセンター部材にボルト23で固定されたブラケット24にボルト25で固定された第1ステー26がインナー部材17を貫通してサイドシル開口部16内に延びており、第1ステー26の先端に支持した第1ローラ27がサイドシル11の隔壁部材15の上面に案内される。またスライドドア2のセンター部材にボルト28で固定されたブラケット29にボルト30で固定された第2ステー31がインナー部材17を貫通してサイドシル開口部16内に延びており、第2ステー31の先端に支持した第2ローラ32がサイドシル11のインナー部材12の上壁121 下面に設けた断面コ字状のガイドレール33に案内される。これにより、スライドドア2は車体前後方向にスライドして車体側面開口部1を開閉することができる。
【0011】
次に、図3及び図4を併せて参照しながらシートベルト4のウエビング6の下端を車体に結合するアンカー部の構造を説明する。
【0012】
サイドシル11のインナー部材12の上壁121 の後端は、リヤクオーターピラー5の前壁51 との間に僅かな隙間α(図3参照)介して対向しており、そのインナー部材12の上壁121 に、フロアパネル34の左側縁に形成した凹部341 が上方から重ね合わされて溶接される。シートベルトアンカー用のブラケット35は矩形状の金属厚板をL字状に折り曲げたもので、第1部分としての水平壁351 と第2部分としての鉛直壁352 とを備えており、水平壁351 の上面がインナー部材12の上壁121 の下面に重ね合わされて溶接される。従って、この部分でフロアパネル34の凹部341 と、インナー部材12の上壁121 と、ブラケット35の水平壁351 とが3層に重ね合わされることになる。またブラケット35の鉛直壁352 は、フロアパネル34の凹部341 の一側縁を上向きに折り曲げた端壁342 と、リヤクオーターピラー5の前壁51 との間に挟まれて一体に溶接される。
【0013】
ブラケット35の鉛直壁352 及びリヤクオーターピラー5の前壁51 を貫通して溶接ナット36にねじ込まれるボルト37は、頭部371 と、軸部372 と、ねじ部373 とを備えており、軸部37 2 にはガイドリング38が回転自在に支持され、ねじ部373 には3枚のワッシャ39,40,41及び1本のカラー42が固定される。ガイドリング38には、シートベルト4のウエビング6の下端を固定したアンカー43が結合される。また2枚のワッシャ39,41の間に、サイドシル11及びリヤクオーターピラー5を覆う合成樹脂製のガーニッシュ44が挟まれて固定される。
【0014】
而して、車両の衝突時にシートベルト4のウエビング6に作用する張力は、該ウエビング6の下端に設けたアンカー43からボルト37及びブラケット35の鉛直部352 を介してリヤクオータピラー5に伝達され、更に前記鉛直部352 と一体の水平部351 を介してサイドシル11のインナー部材12及びフロアパネル34に伝達される。これにより、シートベルト4の荷重をリヤクオータピラー5、サイドシル11及びフロアパネル34に分散して確実に支持することが可能となる。
【0015】
またサイドシル11のインナー部材12の後端とリヤクオータピラー5の下部とがブラケット35によって連結されるので、サイドシル11及びリヤクオータピラー5が相互に補強し合って車体側面開口部1の剛性が高められる。例えば、車体側面開口部1から乗り込む乗員がサイドシル11の後部を踏んで、図4に矢印Aで示す荷重が加わったとき、その荷重をブラケット35を介してリヤクオータピラー5に伝達することにより、サイドシル11の下方への変形を防止することができる。また、スライドドア2を支持するサイドシル11は、スライドドア2のスライドを案内するためのサイドシル開口部16を形成したために剛性が低下するが、サイドシル11をブラケット35を介してリヤクオータピラー5に結合したことにより前記剛性の低下を補償することができる。
【0016】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【0017】
例えば、実施例ではブラケット35の鉛直部352 にアンカー43を支持しているが、それを水平部351 に支持することも可能である。
【0018】
【発明の効果】
以上のように、請求項1に記載された発明によれば、ブラケットが略直角に折り曲げられた第1部分及び第2部分を備えてなり、前記第1部分をサイドシルとフロアパネルとの結合部に固定するとともに、前記第2部分をピラーに固定したので、シートベルトの荷重をブラケットからピラー、サイドシル及びフロアパネルの3部材に分散して確実に支持することができる。しかもピラーがブラケットによりサイドシル及びフロアパネルに連結されて相互に補強し合うので、車体側面開口部の剛性が高められ、スライドドアを案内するためにサイドシル自体の剛性が低下しても、その剛性低下を補うことができる。またアンカーをブラケットに固定するボルトを利用してガーニシュを支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動車の後部シート近傍の斜視図
【図2】 図1の2−2線拡大断面図
【図3】 図2の3−3線断面図
【図4】 ガーニッシュを取り除いた状態での図1の4部拡大図
【符号の説明】
1 車体側面開口部
2 スライドドア
4 シートベルト
5 リヤクオーターピラー(ピラー)
11 サイドシル
34 フロアパネル
35 ブラケット
351 水平部(第1部分)
352 鉛直部(第2部分)
37 ボルト
42 カラー
43 アンカー
44 ガーニッシュ
Claims (1)
- シートベルト(4)のアンカー(43)をボルト(37)を介して支持するブラケット(35)を、車体側面開口部(1)を開閉するスライドドア(2)の下縁を案内するサイドシル(11)と、前記車体側面開口部(1)の後縁を構成するピラー(5)との結合部近傍に取り付けるためのシートベルトアンカー用ブラケットの取付構造であって、
前記ブラケット(35)が略直角に折り曲げられた第1部分(351 )及び第2部分(352 )を備えてなり、前記第1部分(351 )をサイドシル(11)とフロアパネル(34)との結合部に固定するとともに、前記第2部分(352 )をピラー(5)に固定し、サイドシル(11)およびピラー(5)を覆うガーニッシュ(44)を、前記ボルト(37)に嵌合するカラー(42)とアンカー(43)との間に挟んで固定したことを特徴とする、シートベルトアンカー用ブラケットの取付構造。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP33541496A JP3668574B2 (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | シートベルトアンカー用ブラケットの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33541496A JP3668574B2 (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | シートベルトアンカー用ブラケットの取付構造 |
Publications (2)
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Family
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Family Applications (1)
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1996
- 1996-12-16 JP JP33541496A patent/JP3668574B2/ja not_active Expired - Fee Related
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