JPH0725691A - 厨芥処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 厨芥を投入する厨芥供給口36を有し、厨芥を
分解する微生物を培養する処理媒質43を収納する処理槽
21と、処理槽21から排出される排水を浄化する浄化槽48
とを、各々床下に形成した処理槽収納室20及び浄化槽収
納室45に配置した厨芥処理装置。 【効果】 処理槽及び浄化槽を家屋のデッドスペースで
ある床下に設けた収納室に配置することにより、邪魔に
なることなく厨芥を分解処理することができると共に、
処理槽からの排水を浄化槽にて浄化することにより、悪
臭の発生を防止することができる等の効果を奏する

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、厨芥を微生物により分
解処理する厨芥処理装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種厨芥処理装置として、土壌
菌により厨芥を堆肥化する処理装置が広く使用されてい
る。この処理装置は、筒状体と、筒状体の上面開口を被
う蓋とから構成され、筒状体の下面開口を地表に載置
し、上面開口から筒状体内に投入した厨芥を土壌菌によ
り堆肥化するものであるが、堆肥化の速度が遅く、処理
能力に問題がある。

【０００３】この問題を解決するために、微生物を培養
する処理媒質を収納した処理槽内に厨芥を投棄し、厨芥
を微生物により分解処理する厨芥処理装置が、実開平2-
1291号公報(B09B 3/00)、実開平2-125942号公報(C05F 9
/02)等にて提案された。これらの公報に示される厨芥処
理装置は、厨芥の発生により生じる水を排水する必要が
あり、また悪臭や害虫が発生する可能性があることか
ら、屋外に設置されるが、厨房にて発生した厨芥を屋外
まで廃棄しにいく必要があり、使用勝手が悪いものであ
った。また、厨芥処理装置を屋外に設置することによ
り、厨芥処理装置が邪魔になる恐れがあった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点に
鑑みなされたもので、家屋のデッドスペースを利用して
設置することのでき、悪臭の発生を防止できる厨芥処理
装置を提供することを課題とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、厨芥投入用開
口を有する処理槽と、該処理槽内に収納され、厨芥を分
解処理する微生物を培養する処理媒質と、厨芥と処理媒
質とを混合する混合手段とを備え、前記処理槽を家屋の
床下に配置するとともに、前記処理槽から排出される排
水を貯溜し、浄化する浄化槽を床下に配置したことを特
徴とする。

【０００６】また、本発明は、厨芥投入用開口を有し、
厨芥を分解処理する微生物を培養する処理媒質を収納す
る処理槽と、厨芥と処理媒質とを混合する混合手段と、
屋内に形成された厨芥投入口と、前記処理槽から排出さ
れる排水を貯溜し浄化する浄化槽とを備え、前記処理槽
及び浄化槽を床下に配置するとともに、前記厨芥投入口
と処理槽とを、廃棄路にて連通したことを特徴とする。

【０００７】さらに、本発明は、厨芥投入用開口を有
し、厨芥を分解処理する微生物を培養する処理媒質を収
納する処理槽と、厨芥と処理媒質とを混合する混合手段
と、屋内に形成された厨芥投入口と、前記処理槽から排
出される排水を貯溜し浄化する浄化槽とを備え、前記処
理槽及び浄化槽を床下に配置するとともに、前記厨芥投
入口と処理槽とを廃棄路にて連通し、前記処理槽または
処理槽収納室に、厨芥投入口を介して処理槽に吸引した
空気、または処理槽収納室の空気を排気する送風機を備
えたことを特徴とする。

【０００８】

【作用】本発明の請求項１の構成によると、処理槽及び
浄化槽を家屋のデッドスペースである床下に配置するこ
とにより、邪魔になることなく厨芥が分解処理されると
共に、浄化槽により排水の悪臭が防止される。

【０００９】また、本発明の請求項２の構成によれば、
処理槽及び浄化槽を家屋のデッドスペースである床下に
配置することにより、邪魔になることなく厨芥が分解処
理されると共に、浄化槽にて排水を浄化することにより
悪臭が防止され、また、厨芥投入口から投入される厨芥
が廃棄路を介して処理槽内に供給され、厨芥を持ち運ぶ
ことなく処理できる。

【００１０】さらに、本発明の請求項３の構成によれ
ば、処理槽及び浄化槽を家屋のデッドスペースである床
下に配置することにより、邪魔になることなく厨芥が分
解処理されると共に、浄化槽にて排水を浄化するため、
悪臭が防止される。また、処理槽または処理槽収納室、
及び浄化槽収納室の空気を排気する送風機により、悪臭
が防止される。

【００１１】

【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて以下に詳述
する。

【００１２】１は屋内の流し台２のシンク３に設けられ
た厨芥受部で、図示しない排水管が接続される排水口４
と後述する粉砕機９が接続される廃棄口５とを底面に形
成している。６は前記厨芥受部１内に着脱自在に収納さ
れる水切篭で、前記廃棄口５に連通する開口７を有して
いる。８は前記水切篭６の開口７から後述する粉砕機９
の厨芥投入筒11内に挿入される押圧棒で、厨芥投入筒11
への挿入時、水切篭６の開口７を閉塞し、炊事時の排水
が厨芥投入筒11を介して処理槽21に排水されるのを防止
している。

【００１３】９は前記流し台２内に配設される粉砕機
で、移送筒10の厨芥投入筒11を厨芥受部１の廃棄口５に
水密的に接続している。12は前記移送筒10内に配設さ
れ、粉砕機９駆動用電動機13により回転駆動される螺旋
体で、先端に回転歯14を有しており、廃棄口５より供給
された厨芥を螺旋体12の回転により先端に移送し、回転
歯14と移送筒10先端に固定された固定歯15との間で厨芥
を粉砕するようになっている。

【００１４】16は前記粉砕機９の厨芥排出口17に接続さ
れ、後述する移送管37とともに廃棄路を構成する厨芥投
入管で、オレフィン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂など
の低抵抗材料にて形成され、あるいは内面にテフロンな
どの低摩擦抵抗材料をコーティングして、該厨芥投入管
16内面に厨芥が付着して厨芥投入管16内で腐敗するのを
防止している。また、厨芥投入管16と後述の移送筒37外
周、及び処理槽21の厨芥供給口36周縁と移送管37との接
続部には、夫々図示しない弾性体を介して接続され、厨
芥投入管16が挿通する床面の孔と廃棄口５と処理槽21と
の位置のずれを吸収するようになっている。

【００１５】18は床下に配設される上面開口の硝子繊維
を混合した合成樹脂製収納ケースで、上面開口を、蓋体
19により開閉自在に閉成され、収納室20を構成してい
る。前記蓋体19近傍には、蓋体19の開閉状態を検出する
図示しない第１検出スイッチが配設されており、後述す
る処理槽21のメンテナンス等の際に該蓋体19を開放する
と、後述する電動機23、39を停止し、撹拌翼24及び螺旋
体38を停止させるとともに、第１、第２ヒータ30、31へ
の通電を停止するようになっている。

【００１６】21は前記収納室20内に収納される上面開口
の合成樹脂製処理槽で、上部一側に段部22を形成し、該
段部22に図示しない補強板を介して正逆回転可能な後述
の撹拌翼24駆動用電動機23を装着している。24は前記処
理槽21内に配設される撹拌翼で、処理槽21側面に固定し
た図示しない補強板に回転自在に軸支される回転軸25
と、回転軸25に固定される複数の撹拌羽根26とから構成
され、回転軸25及び撹拌羽根26はステンレスにて形成さ
れている。前記撹拌羽根26は、図２に示すごとく、断面
形状略Ｖ字状に形成され、その稜線側に向かって湾曲形
成されるとともに、回転軸25に螺旋状に溶接固定されて
いる。27は前記回転軸25に回り止め固定されるスプロケ
ットで、前記撹拌翼24駆動用電動機23の駆動軸に回り止
め固定されるスプロケット28との間にチェーン29を架設
し、撹拌翼24駆動用電動機23の駆動によりチェーン29を
介して撹拌翼24を回転させるようになっている。

【００１７】30は前記撹拌翼24の回転軸25内に配設され
た第１ヒータ、31は前記処理槽13内に配設される第２ヒ
ータで、第１ヒータ30及び第２ヒータ31は処理槽21内に
収納される後述の処理媒質43全体を常時約３５度〜６０
度に維持するようになっている。後述の処理媒質43に発
生する微生物は、約３０度〜６０度で活動が活性化し、
厨芥に発生する蝿などの害虫は約３５度以上になると、
繁殖が停止するため、本実施例では、微生物の活動が活
性化し、且つ害虫の繁殖が停止する上記温度に維持する
ように設定している。

【００１８】32は前記処理槽21の下部に形成される排水
部で、後述の処理媒質43がこぼれ落ちない程度の小孔を
多数穿設した区画板33により区画されており、排水部32
に形成した排水口34に排水パイプ35を接続し、排水パイ
プ35を、収納ケース18の側壁を貫通させて後述の浄化槽
48に排水するようになっている。

【００１９】36は前記処理槽21上部側部に形成された厨
芥供給口で、該厨芥供給口36に移送管37を接続し、該移
送管37及び厨芥投入管16とから廃棄路を構成している。

【００２０】38は前記移送管37内に回転自在に配設され
た螺旋体で、該螺旋体38は前記処理槽21の厨芥供給口36
から処理槽21内に臨むとともに、その回転軸を処理槽21
の他側壁から突出させ、前記処理槽21上に配設された螺
旋体38駆動用電動機39により駆動されるようになってい
る。

【００２１】40は前記処理槽21の上面開口を開閉自在に
閉塞する天板で、該天板40を開放して、前記撹拌翼24等
のメンテナンスや後述の処理媒質43を追加するようにな
っている。

【００２２】41は前記収納ケース18の上部側壁に形成さ
れる排気用の送風機で、収納ケース18内の空気を排気ダ
クト42を介して屋外に排気するようになっている。

【００２３】43は前記処理槽21内に、撹拌翼24をほぼ被
う程度の量収納される処理媒質で、おが屑等の木質細
片、もみがら、米糠、土等の微生物培養基材からなり、
本実施例では、特公平2−34679号公報(C02F 11/02)「木
質細片による汚泥の微生物処理方法」に示される微生物
培養基材を使用している。この処理媒質43に厨芥を混合
すると、処理媒質43に微生物が発生し、撹拌翼24を回転
させることにより処理媒質43内に空気を供給する状態
と、撹拌翼24を停止させて処理媒質43内への空気の供給
を停止させた状態とを交互に繰り返すことにより、微生
物が効率よく短時間に厨芥を水と炭酸ガスに分解し、厨
芥を消滅させる。

【００２４】44は前記排水部32に接続された排水パイプ
35に取りつけられたポンプで、前記排水部32に貯溜され
る排水を、該ポンプ44により後述する浄化槽48へポンプ
アップするようになっている。

【００２５】45は家屋の床下に前記収納室20と並設さ
れ、後述する浄化槽48を収納する浄化槽収納室で、上面
開口を蓋体46にて開閉自在に覆っている。47は前記浄化
槽収納室45の上部側壁に配設された排気用の送風機で、
浄化槽収納室45内の空気を、前記収納室20からの排気ダ
クト42を介して屋外に排気するようになっている。

【００２６】48は前記浄化槽収納室45に収納される浄化
槽で、前記処理槽21からの排水をポンプ44により汲み上
げる接続管49が接続されている。50は前記浄化槽48内に
立設された複数の仕切壁で、該仕切壁50の高さは、排水
の流入する側から排出される側へ向かって徐々に低く形
成している。51は前記浄化槽48の側壁上方に配設された
排水管で、浄化槽48に貯溜された排水が順次排水される
ようになっている。

【００２７】52は前記浄化槽48の一部を貫通して浄化槽
48底部に配設された送風管で、該送風管52には、多数の
送風孔(図示せず)を形成しており、送風管52に接続され
た送風ポンプ53により送風される空気を浄化槽48内に送
り出し、排水を浄化(ばっ気処理)するようになってい
る。

【００２８】而して、炊事時には、押圧棒８を粉砕機９
の厨芥投入筒11に挿入して水切篭６の開口７を閉塞す
る。この状態では、シンク３からの水は水切篭６を介し
て排水管に排水される。

【００２９】厨芥を処理する際には、押圧棒８を厨芥投
入筒11から引きだし、台所の壁面や流し台に設けた図示
しないスイッチを操作することにより、粉砕機９駆動用
電動機13を駆動して螺旋体12を回転させながら、押圧棒
８により水切篭６の開口７を介して厨芥投入口11に厨芥
を入れる。厨芥投入口11より粉砕機９内に入れられた厨
芥は、螺旋体12により移送筒10先端側へ移送され、固定
歯15と回転歯14によって破砕される。粉砕機９にて粉砕
された厨芥は、厨芥投入管16を介して移送管37へ落下
し、移送管37の螺旋体38により処理槽21内に供給され
る。

【００３０】厨芥の投入が終了すると、スイッチを操作
して運転を停止するのであるが、粉砕機９内に厨芥が残
留して粉砕機９内で厨芥が腐敗するのを防止するため
に、操作部の操作後、粉砕機９内の厨芥が処理槽21内に
供給されるのに十分な時間経過後に粉砕機９駆動用電動
機13を停止する。

【００３１】一方、撹拌翼24駆動用電動機23は、粉砕機
９駆動用電動機13停止後駆動を開始して、処理媒質43と
厨芥を混合させ、粉砕機９から供給された厨芥を処理媒
質43と十分に混合させるために、粉砕機９駆動用電動機
13の運転停止から所定時間後、本実施例では２０分後に
撹拌翼24駆動用電動機23を停止させる。処理槽21内に供
給された厨芥は、粉砕機９にて粉砕されているので、比
較的短時間に分解消滅する。

【００３２】スイッチの操作により、撹拌翼24駆動用電
動機23が正転し、撹拌翼24を図３に示す実線矢印方向に
回転させる。撹拌翼24は、撹拌羽根26のＶ字状に折曲し
た稜線側に回転するため、厨芥と処理媒質43は容易に軸
方向に押しやられ、比較的小さな負荷で回転する。ま
た、撹拌羽根26は稜線側に向かって湾曲しているため、
処理媒質43上に位置する厨芥を処理媒質43内に効率よく
引き込み、短期間に効率よく処理媒質43と混合する。さ
らに、撹拌羽根26は回転軸25に螺旋状に配置しているた
め、厨芥と処理媒質43を回転方向のみならず、軸方向に
も移動させて撹拌することになり、一層撹拌効率が向上
する。

【００３３】撹拌翼24駆動用電動機23は一定時間、本実
施例では２０秒正転すると、運転を停止し、電動機23が
完全に停止するまでの所定時間後、本実施例では３秒経
過後に、逆転して撹拌翼24を図３に示す破線矢印方向に
回転させる。電動機23は完全に停止した後逆転するの
で、電動機23の逆転起動時に逆起電力が生じることがな
く、電動機23の耐久性が向上する。電動機23の逆転状態
では、撹拌羽根26は厨芥と処理媒質43を外周に押しやる
ようにしながら撹拌し、処理槽21側壁との間で厨芥を破
砕する。この回転方向は正転時に比べると負荷が大きく
なるが、破砕能力が向上する。

【００３４】電動機23は一定時間、本実施例では２０秒
逆転すると、電動機23が完全に停止するまでの所定時間
後、本実施例では３秒後に再度正転する。この正転と逆
転とを交互に反復し、合計２０分間経過すると運転を停
止させる。電動機23は正転と逆転を交互に反復するの
で、厨芥が効率よく破砕され処理媒質43と混合される。

【００３５】処理槽21内の厨芥は、処理媒質43に自然発
生する微生物により水と炭酸ガスに分解され、消滅す
る。撹拌翼24を回転することにより、処理媒質43内に空
気が供給され、処理媒質43に発生する好気性の微生物の
活動が活発化する。撹拌翼24の回転が停止すると、処理
媒質343 の空気の供給が停止するため、次第に処理媒質
43に発生する嫌気性の微生物の活動が活発化し、これを
交互に繰り返すことにより厨芥を効率よく分解し消滅さ
せる。また、処理媒質43は、第１、第２ヒータ30、31に
より微生物の活動が活発化する温度に維持されているの
で、厨芥の分解消滅効率が一層向上する。

【００３６】撹拌翼24駆動用電動機23や処理槽21内の保
守点検を行う際には、蓋体19を開放する。この状態で
は、図示しない第１検出スイッチが蓋体19の開放を検出
して撹拌翼24駆動用電動機23、螺旋体38駆動用電動機3
9、及び第１、第２ヒータ30、31への通電を停止する。

【００３７】尚、本第１実施例では、収納室20内の空気
を排気する送風機41を、収納室20側壁上方に配設した
が、処理槽21に配設し、処理槽21内の空気を排気するよ
うにしてもよい。

【００３８】処理槽21にて厨芥が分解されることにより
生じる排水は、排水部32へ貯溜され、ポンプ44により浄
化槽48へポンプアップされる。浄化槽48に流入する排水
は、仕切壁50、50を乗り越えながら時間をかけて排水管
51から廃棄される。この間、送風ポンプ53により送風管
52を介して浄化槽48内に空気が送り込まれ、浄化槽48に
貯溜された排水がばっ気処理され、浄化された排水が、
排水管51から廃棄される。

【００３９】この構成のよると、家屋のデッドスペース
である床下に処理槽21及び浄化槽48を配設できるため、
スペースを取ることがないとともに、浄化槽48にて排水
を浄化できるため、悪臭の発生を防止できる。

【００４０】

【発明の効果】以上の如く、本発明の請求項１の構成に
よれば、処理槽及び浄化槽を家屋のデッドスペースであ
る床下に配置することにより、邪魔になることなく厨芥
を分解処理することができると共に、浄化槽にて排水を
浄化することにより悪臭を防止することができる等の効
果を奏する。

【００４１】本発明の請求項２の構成によれば、処理槽
及び浄化槽を家屋のデッドスペースである床下に配置す
ることにより、邪魔になることなく厨芥を分解処理する
ことができると共に、浄化槽にて排水を浄化することに
より悪臭を防止することができ、また、厨芥投入口から
投入される厨芥が廃棄路を介して処理槽内に供給され、
厨芥を持ち運ぶことなく処理でき、使用勝手を向上でき
る。

【００４２】本発明の請求項３の構成によれば、処理槽
及び浄化槽を家屋のデッドスペースである床下に配置す
ることにより、邪魔になることなく厨芥を分解処理する
ことができ、使用勝手を向上できると共に、浄化槽にて
排水を浄化するため、悪臭を防止できる。また、処理槽
または処理槽収納室の空気を排気する送風機を配設した
ため、悪臭を防止できる等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例を示す厨芥処理装置の処理槽部
分の断面図である。

【図２】同浄化槽部分の断面図である。

【図３】同撹拌翼の斜視図である。

【符号の説明】

５ 廃棄口(厨芥投入口) 16 厨芥投入管(廃棄路) 21 処理槽 24 撹拌翼(混合手段) 36 厨芥供給口(厨芥投入用開口) 37 移送管(廃棄路) 41 送風機 43 処理媒質 47 送風機 48 浄化槽

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅田 雅彦 大阪府守口市京阪本通２丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 高馬 一豊 大阪府守口市京阪本通２丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 福本 明広 大阪府守口市京阪本通２丁目18番地 三洋 電機株式会社内

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 厨芥投入用開口を有する処理槽と、該処
   理槽内に収納され、厨芥を分解処理する微生物を培養す
   る処理媒質と、厨芥と処理媒質とを混合する混合手段と
   を備え、前記処理槽を家屋の床下に配置するとともに、
   前記処理槽から排出される排水を貯溜し、浄化する浄化
   槽を床下に配置したことを特徴とする厨芥処理装置。
2. 【請求項２】 厨芥投入用開口を有し、厨芥を分解処理
   する微生物を培養する処理媒質を収納する処理槽と、厨
   芥と処理媒質とを混合する混合手段と、屋内に形成され
   た厨芥投入口と、前記処理槽から排出される排水を貯溜
   し浄化する浄化槽とを備え、前記処理槽及び浄化槽を床
   下に配置するとともに、前記厨芥投入口と処理槽とを、
   廃棄路にて連通したことを特徴とする厨芥処理装置。
3. 【請求項３】 厨芥投入用開口を有し、厨芥を分解処理
   する微生物を培養する処理媒質を収納する処理槽と、厨
   芥と処理媒質とを混合する混合手段と、屋内に形成され
   た厨芥投入口と、前記処理槽から排出される排水を貯溜
   し浄化する浄化槽とを備え、前記処理槽及び浄化槽を床
   下に配置するとともに、前記厨芥投入口と処理槽とを廃
   棄路にて連通し、前記処理槽または処理槽収納室に、厨
   芥投入口を介して処理槽に吸引した空気、または処理槽
   収納室の空気を排気する送風機を備えたことを特徴とす
   る厨芥処理装置。