JPH06320132A - 厨芥処理装置 - Google Patents

厨芥処理装置

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JPH06320132A
JPH06320132A JP5108332A JP10833293A JPH06320132A JP H06320132 A JPH06320132 A JP H06320132A JP 5108332 A JP5108332 A JP 5108332A JP 10833293 A JP10833293 A JP 10833293A JP H06320132 A JPH06320132 A JP H06320132A
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JP
Japan
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treatment
garbage
treatment tank
tank
medium
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Pending
Application number
JP5108332A
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English (en)
Inventor
Takuya Morishita
拓也 森下
Kenji Oda
謙治 小田
Norimasa Sakamoto
憲正 坂本
Masahiko Asada
雅彦 浅田
Kazutoyo Takama
一豊 高馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 上部に厨芥投入口36を形成した処理槽1と、
処理槽1内に収納され、厨芥を分解処理する菌を培養す
る処理媒質2と、処理槽1内に配設され、電動機9によ
り回転駆動されて処理媒質2と厨芥を混合する撹拌翼11
とを備え、処理槽1の処理媒質2上方の空間を加熱する
加熱手段22を設けた厨芥処理装置。 【効果】 処理媒質にて培養する菌によって厨芥を分解
処理することができると共に、加熱手段によって処理槽
内の処理媒質上方の空間を加熱することにより、処理槽
内に発生または侵入した害虫を死滅させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、厨芥を分解処理する厨
芥処理装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種厨芥処理装置として、所謂
コンポスターが広く使用されている。コンポスターは、
筒状体と、筒状体の上面開口を被う蓋とから構成され、
筒状体の下面開口を地表に載置し、上面開口から筒状体
内に投入した厨芥を土壌菌により堆肥化するものである
が、堆肥化の速度が遅く、処理能力に問題がある。
【0003】また、厨芥を粉砕して脱水し、それを自動
的にゴミ袋などに投棄するものが、例えば、特開平4-15
6959号公報(B02C 21/00)等にて提案されている。しかし
ながら、この方式においては、ゴミ袋などに収納された
厨芥を廃棄する必要があり、廃棄処理に手間がかかると
共に、環境保全に関しても問題となるものであった。
【0004】これらの問題を解決するため、菌を培養す
る処理媒質を収納した処理槽内に厨芥を廃棄し、厨芥を
菌により分解させる厨芥処理装置が、実開平2−1291号
公報(B09B 3/00)、実開平2−125942号公報(C05F 9/02)
等にて提案された。これらの厨芥処理装置は、処理槽内
は菌の活性化に最適な温度、即ち、約30度〜50度に
維持されており、ハエなどの害虫が繁殖しやすいもので
あった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点に
鑑みなされたもので、ハエなどの害虫の発生を抑制して
厨芥を分解処理し得る厨芥処理装置を提供することを課
題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の手段は、
上部に厨芥投入口を形成した処理槽と、処理槽内に収納
され、処理槽内に供給される厨芥を分解処理する菌を培
養する処理媒質と、処理槽内に配設され、処理槽内の処
理媒質より上方の空間を、処理槽内に発生する害虫が死
滅する所定温度以上に加熱する加熱手段を設けたことを
特徴とする。
【0007】本発明の第2の手段は、上部に厨芥投入口
を形成した処理槽と、処理槽内に収納され、処理槽内に
供給される厨芥を分解処理する菌を培養する処理媒質
と、処理槽内に配設され、処理槽内の処理媒質より上方
の空間を、処理槽内に発生する害虫が死滅する所定温度
以上に加熱する加熱手段とを備え、加熱手段は、処理槽
内の処理媒質より上方の空間を所定温度以上の温度に一
定時間以上継続させることを特徴とする。
【0008】本発明の第3の手段は、上部に厨芥投入口
を形成した処理槽と、処理槽内に収納され、処理槽内に
供給される厨芥を分解処理する菌を培養する処理媒質
と、処理槽内に配設され、処理槽内の処理媒質より上方
の空間を、処理槽内に発生する害虫が死滅する所定温度
以上に加熱する加熱手段とを備え、加熱手段は、撹拌翼
の運転停止から所定時間後に通電することを特徴とす
る。
【0009】
【作用】本発明の第1の手段によれば、厨芥投入口より
処理槽内に投入された厨芥は、処理部の処理媒質と混合
され、処理部の処理媒質に発生する菌により分解処理さ
れる。ハエなどの害虫は処理媒質内の温度により孵化
し、処理槽内の処理媒質より上方の空間で成虫となる
が、この空間は、加熱手段により害虫が死滅する所定温
度以上に維持されるため、この空間内で死滅し、厨芥投
入口から外部に出ることはない。
【0010】加熱手段は、処理槽内の処理媒質より上方
の空間を、害虫が死滅する所定温度以上に一定時間維持
するので、害虫は確実に死滅する。
【0011】また、処理媒質上の害虫の幼虫は、処理媒
質に混合されるが、害虫の幼虫は、その性質上から再度
処理媒質の上面に出てくる。殆どの害虫が処理媒質上に
出るまでに要する一定時間経過後に、加熱手段にて処理
媒質より上方の空間を害虫が死滅する所定温度以上に加
熱する。
【0012】
【実施例】本発明の第1実施例を図1乃至図6に基づい
て詳述する。
【0013】1は上面を開口した合成樹脂製の処理槽
で、処理媒質2を収納している。前記処理媒質2はおが
屑等の木質細片、もみがら、米糠、土等の微生物培養基
材からなり、本実施例では、特公平2-34679号公報(C02F
11/02)「木質細片による汚泥の微生物処理方法」に示
される微生物培養基材を使用している。この処理媒質2
に厨芥を混合すると、桿菌及び球菌が発生し、桿菌が厨
芥を腐食させ、球菌が水と炭酸ガスに分解し、厨芥を消
滅させる。前記処理槽1内の処理媒質2は、上部が後述
する攪拌翼11が位置する処理部3となり、その下部の攪
拌翼11が位置しない部分を浄化部4としている。
【0014】5は前記処理槽1上部に凹設された電動機
収納部で、処理媒質2より略上方に設けることにより処
理槽1に収納される処理媒質2の量が減少するのを防止
している。6は前記処理槽1一側面に固定される第1補
強板、7は前記処理槽1の第1補強板6が固定された一
側面と対向する他側面に固定される第2補強板で、第1
補強板6及び第2補強板7には夫々後述する攪拌翼11を
軸支する軸受8を固定している。前記第1補強板6には
電動機収納部5に収納される正逆転可能な電動機9が固
定されると共に、電動機9と軸受8とを結ぶ仮想線と略
平行に補強リブ10を形成し、電動機9を駆動させて攪拌
翼11を回転させた際における処理槽1の変形を一層低減
させるようにしている。
【0015】11は前記処理媒質2内上部の処理部3に配
置された攪拌翼で、前記軸受8に回転自在に軸支される
回転軸12と、回転軸12に固定される複数の攪拌羽根13と
から構成され、回転軸12及び攪拌羽根13はステンレスに
て形成されている。前記攪拌羽根13は断面形状略V字状
に形成され、その稜線側に向かって湾曲形成されると共
に、回転軸12に螺旋状に溶接固定されている。14は前記
回転軸12に回り止め固定されるスプロケットで、前記電
動機9の駆動軸に回り止め固定されるスプロケット15と
の間にチェーン16を架設し、電動機9の駆動によりチェ
ーン16を介して攪拌翼11を回転させるようになってい
る。17は前記第1補強板6に揺動自在に支持される押圧
部材で、チェーン16に向かって付勢され、チェーン16の
弛みを防止するようになっている。
【0016】18は前記処理槽1内下部に配設される第1
加熱手段で、処理槽1側面に断熱材19を介して固定され
るステンレス製のパイプ20と、パイプ20内に配設される
ヒータ21とから構成している。前記第1加熱手段18は、
前記浄化部4の上部、処理媒質2全体の略中央部分に位
置させることにより、処理媒質2全体を、処理媒質2に
発生する桿菌及び球菌が活性化する温度、本実施例で
は、約30℃〜50℃に維持するようになっている。
【0017】22は前記処理槽1内上部に配設される第2
加熱手段で、処理槽1内の処理媒質2より上方の空間に
位置しており、処理槽1側面に断熱材23を介して固定さ
れるステンレス製のパイプ24と、パイプ24内に配設され
るヒータ25とから構成されている。26は前記第2加熱手
段22と後述する厨芥投入口36の傾斜面37との間に配設さ
れる反射鏡で、第2加熱手段22の熱を処理槽1側壁に向
けて反射させると共に、後述の傾斜面37が変形するのを
防止するようになっている。
【0018】27は前記処理槽1下部に、処理媒質2が漏
れない程度の多数の小孔を形成した金属製の区画板28に
より区画される排水部で、排水筒29を有している。30は
前記排水筒29に螺合して着脱自在に装着されるキャップ
で、図示しない排水ホースが接続される排水口31を有し
ている。
【0019】32は前記処理槽1下面の排水部27両側に固
着される略T字状の金属製下部補強板で、処理槽1側面
に沿って折曲した立上片33を有している。34は前記処理
槽1の周囲を被う筒状の金属製側壁板で、前記下部補強
板32の立上片33上に載置されて螺子固定されている。
【0020】35は前記側壁板34上に載置され、側壁板34
に螺子固定される合成樹脂製の天板で、長手方向の一側
面から対向する他側面に向かって厨芥投入口36を形成し
ている。前記厨芥投入口36の下方には、他側面に向かっ
て漸次下方に傾斜する傾斜面37を形成し、傾斜面37の下
端部を開口38して厨芥投入口36と処理槽1内とを連通し
ている。39は前記天板35に揺動自在に支持されるシャッ
ターで、自重により開口38を閉塞する状態を維持し、厨
芥投入口36から投入されて傾斜面37を滑り落ちる厨芥に
より揺動して開口38を開放するようになっている。40は
前記天板35から垂下形成された環状リブで、シール体41
を介して処理槽1上面の開口周縁に当接させ、処理槽1
内の空気が処理槽1上面の開口を介して処理槽1と側壁
板34との間に漏れるのを防止している。
【0021】42は前記天板35の厨芥投入口36と他側面と
の間に設けられた基板収納部で、スイッチや回路部品を
装着した基板43が収納されている。44は前記基板収納部
42に隣接して形成され、リブ45により基板収納部42と区
画される排気部で、多数の排気孔46を穿設し、排気孔46
を介して処理槽1内と排気部44とを連通すると共に、リ
ブ45により処理槽1内の空気が基板収納部42へ漏れるの
を防止している。47は前記基板収納部42及び排気部44を
被い天板35に固定されるカバーで、前記基板43に装着さ
れたスイッチを操作する操作部48を有すると共に、天板
35の他側面側に下方に向かって垂下した垂下片49を形成
し、カバー47と排気部44との間及び天板35の他側面とカ
バー47の垂下片48との間に間隔を形成して処理槽1内を
排気孔46を介して外気に連通させる排気路50を形成して
いる。前記垂下片49は排気部44上面より下方に延設して
いるので、排気部44が見えることがないと共に、排気路
50を屈曲させて虫等の侵入を防止するようになってい
る。51は前記処理槽1内上部の温度を検出する第1温度
センサで、排気部44近傍に配設されている。
【0022】52は前記天板35に揺動自在に支持され厨芥
投入口36を施蓋する蓋体で、マイクロスイッチ等の図示
しない検出手段により蓋体52の開放を検出するようにな
っている。
【0023】次に、図6に基づいて回路を説明する。53
は前記基板43に装着されたスイッチを有するスイッチ回
路、54は蓋体52の開放を検出するマイクロスイッチ等の
検出手段、55は外気温度を検出する第2温度センサ、56
は前記スイッチ回路53、検出手段54、第1温度センサ51
及び第2温度センサ55からの信号を入力するマイクロコ
ンピュータからなる制御回路で、電動機9を駆動制御す
る電動機駆動部57、第1加熱手段18のヒータ21を通電制
御する第1ヒータ制御部58及び第2加熱手段22のヒータ
25を通電制御する第2ヒータ制御部59を制御するように
なっている。
【0024】而して、厨芥を処理する際には、蓋体52を
開放し、厨芥投入口36から傾斜面37に厨芥を落し、水と
共に厨芥を処理槽1内に流し込む。この時、蓋体52は操
作部48を被うように開放するので、蓋体52を開放した状
態で誤って操作部48を操作することはない。また、蓋体
52を開放した状態で操作部48を操作しても、検出手段54
が蓋体52の開放を検出し、制御回路56が電動機9及び第
2加熱手段22への通電を停止するので、蓋体45を開放し
た状態で攪拌翼11が回転することがないと共に第2加熱
手段22の発熱による火傷などの恐れがない。
【0025】厨芥の投入が終了すると、蓋体52を閉塞
し、操作部48を操作する。この状態では、制御回路56
は、検出手段54からの蓋体52の閉塞を示す信号を入力
し、操作部48の操作により電動機9を正転させて、攪拌
翼11を図2に示す実線矢印方向に回転させる。攪拌翼11
は、攪拌羽根13のV字状に折曲した稜線側に回転するた
め、厨芥と処理媒質2は容易に軸方向に押しやられ、比
較的小さな負荷で回転する。また、攪拌羽根13は稜線側
に向かって湾曲しているため、処理媒質2上に位置する
厨芥を処理媒質2内に効率よく引き込み、短期間に効率
よく処理媒質2と混合する。さらに、攪拌羽根13は螺旋
状に配置しているため、厨芥と処理媒質2を回転方向の
みならず、軸方向にも移動させて攪拌することになり、
一層攪拌効率が向上する。
【0026】制御回路56は、電動機9を一定時間、本実
施例では20秒正転させると、運転を停止し、電動機9が
完全に停止するまでの所定時間後、本実施例では3秒経
過後に、電動機9を逆回転させ、攪拌翼11を図2に示す
破線矢印方向に回転させる。制御回路56は電動機9が完
全に停止した後電動機9を逆回転させるので、電動機9
の起動時に逆起電力が生じることがなく、電動機9の耐
久性を向上することができる。電動機9の逆回転状態で
は、攪拌羽根13は厨芥と処理媒質2を外周に押しやるよ
うにしながら攪拌し、処理槽1側壁との間で厨芥を粉砕
する。この回転方向は正転方向の回転に比べると負荷が
大きくなるが、粉砕能力が向上する。
【0027】制御回路56は電動機9を一定時間、本実施
例では20秒逆転させると、電動機9が完全に停止するま
での所定時間後に再度正転させる。この正転と逆転とを
交互に反復し、合計20分間経過すると運転を停止する。
【0028】撹拌翼11の回転により害虫の成虫と幼虫が
処理媒質2に混合される場合があるが、害虫の成虫と幼
虫は処理媒質2上に出る性質を持っている。そこで、制
御回路56は電動機9の運転停止から一定時間後、本実施
例では撹拌翼11の回転により処理媒質2に混合された殆
どの害虫が処理媒質2上に出てくるまでに要する時間、
即ち、1時間経過後に第2加熱手段22を加熱させる。そ
して、処理槽1内の処理媒質2より上方の空間が、害虫
の成虫及び幼虫が死滅する温度、50度以上になったこ
とを第1温度センサ51の出力に基づいて検出すると、制
御回路56は、所定時間、本実施例では、第2加熱手段22
を通電制御して処理槽1内の処理媒質2より上方の空間
を5分間、害虫の成虫及び幼虫が死滅し、且つ処理媒質
2内の菌が死滅しない温度、50度〜65度の温度に維
持し、害虫を確実に死滅させるようになっている。
【0029】また、制御回路56は、第2温度センサ55の
信号を入力し、外気温度が20℃未満であればヒータ21に
通電し、処理媒質2を加熱する。処理槽1内は、菌が厨
芥を分解する際に生じる熱により、外気温度より高い温
度となっており、外気温度が20℃以上であれば、処理槽
1内部は菌が活性化する温度に維持されている。
【0030】処理槽1内の厨芥は、処理媒質2に自然発
生する桿菌と球菌により水と炭酸ガスに分解され、消滅
する。攪拌翼11を回転することにより、処理部3の処理
媒質2に空気が供給され、処理媒質2に発生する好気性
の菌の活動が活性化する。攪拌翼11の回転が停止する
と、処理媒質2への空気の供給が停止するため、次第に
処理媒質2に発生する嫌気性の菌の活動が活性化し、こ
れを交互に繰り返すことにより厨芥を効率よく分解し消
滅させる。処理槽1に供給される厨芥は、攪拌翼11と処
理槽1側壁との間で破砕されているので、比較的短時間
で分解消滅する。また、処理媒質2は、加熱手段18によ
り菌が活性化する温度に維持されているため、桿菌及び
球菌の活動が活発化し、厨芥の分解消滅効率が一層向上
する。
【0031】厨芥とともに処理槽1に供給された水は、
厨芥を分解することにより生じた水とともに浄化部4を
通過して排水部21に排水される。この水には、厨芥が完
全に分解されるまでの過程で生じる成分、即ち、酢酸や
プロピオン酸などの低級脂肪酸、硫化水素や硫化メチル
等の硫黄化合物、アンモニアなどの窒素化合物、アセト
アルデヒド等が含有されているが、この成分を浄化部4
の処理媒質2に繁殖する菌により分解し、浄化して排水
部21に排水する。この浄化部4には殆ど空気が供給され
ず、浄化部4の処理媒質2には嫌気性の菌が発生する
が、嫌気性の菌による分解作用では熱の発生が少なく、
浄化部4の温度は処理部3の温度より低くなる。本実施
例では、浄化部4に第1加熱手段18を配設しているの
で、浄化部4の温度を高くして浄化部4の菌の活動を活
性化することができ、浄化作用を向上することができ
る。
【0032】排水部27に排水された水は、排水口31を介
して排水パイプから排水される。排水部27を区画する区
画板28や排水口31が詰まった場合には、排水筒29からキ
ャップ30を取り外し、排水筒29を介して排水部28にブラ
シなどを挿入して区画板28を掃除し、排水口31を掃除す
る。
【0033】電動機9やチェーン16の破損の修理を行う
際には、側壁板34から天板35を取り外し、下部補強板32
と側壁板34の螺子固定を外して側壁板34より、容易に電
動機9やチェーン16を露出させることができ、修理作業
性を向上することができる。
【0034】次に、本発明の第2実施例を図7に基づい
て詳述する。尚、第1実施例と同一部品は同一符号を付
して説明を省略する。
【0035】60は処理槽1の処理媒質2より上方の空間
に位置する第2加熱手段となる温風発生機で、処理槽1
側壁に断熱的に固定される送風ファン61と、送風ファン
61に断熱的に固定されるヒータ62から構成され、温風発
生機60は上記第1実施例と同様に、撹拌翼11の停止から
一定時間後に作動し、送風ファン61により処理槽1内の
空気を循環させながらヒータ62により加熱し、処理槽1
内の処理媒質2上部の空間が害虫が死滅し、且つ処理媒
質2内の菌が死滅しない所定温度、50度〜65度の状
態を、5分以上継続させるようになっている。
【0036】この第2実施例においては、加熱手段とし
て温風発生機60を用いているので、第1実施例に比べよ
り短期間で処理槽1内の処理媒質2上部の空間を、害虫
が死滅する所定温度に加熱することができる。
【0037】
【発明の効果】以上の如く、本発明の請求項1の構成に
よれば、厨芥を分解処理することができる。また、加熱
手段により処理槽内の処理媒質上方の空間を、ハエ等の
害虫が死滅する所定温度に加熱するので、厨芥投入口か
ら厨芥を投棄するなどの際に厨芥投入口を介して害虫が
逃れることはなく、使用者に不快感を与えることがない
等の効果を奏する。
【0038】本発明の請求項2の構成によれば、厨芥を
分解処理することができる。また、加熱手段により処理
槽内の処理媒質上方の空間を、ハエ等の害虫が死滅する
所定温度に所定時間加熱するので、処理槽内の害虫を確
実に死滅させる部に配置することにより、害虫が厨芥処
理装置から逃れるのを確実に防止することが出来るとの
効果を奏する。
【0039】本発明の請求項3の構成によれば、厨芥を
分解処理することができる。また、加熱手段により処理
槽内の処理媒質上方の空間を、撹拌翼の停止から所定時
間後に加熱するよう構成したので、撹拌翼の駆動により
処理媒質に埋まった害虫のほとんどが処理媒質上方の空
間にでた状態で加熱手段が処理媒質上方の空間を加熱す
ることになり、害虫を確実に死滅させることが出来る等
の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】同他の方向から見た断面図である。
【図3】同側壁板を破断した側面図である。
【図4】同上面図である。
【図5】同要部拡大断面図である。
【図6】同回路図である。
【図7】本発明の第2実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 処理槽 2 処理媒質 9 電動機 11 攪拌翼 22 加熱手段 36 厨芥投入口 60 加熱手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅田 雅彦 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 高馬 一豊 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に厨芥投入口を形成した処理槽と、
    該処理槽内に収納され、処理槽内に供給される厨芥を分
    解処理する菌を培養する処理媒質と、前記処理槽内に配
    設され、前記処理槽内の処理媒質より上方の空間を、処
    理槽内に発生する害虫が死滅する所定温度以上に加熱す
    る加熱手段とを設けたことを特徴とする厨芥処理装置。
  2. 【請求項2】 上部に厨芥投入口を形成した処理槽と、
    該処理槽内に収納され、処理槽内に供給される厨芥を分
    解処理する菌を培養する処理媒質と、前記処理槽内に配
    設され、処理槽内の処理媒質より上方の空間を、処理槽
    内に発生する害虫が死滅する所定温度以上に加熱する加
    熱手段とを備え、前記加熱手段は、処理槽内の処理媒質
    より上方の空間を所定温度以上の温度に一定時間以上継
    続させることを特徴とする厨芥処理装置。
  3. 【請求項3】 上部に厨芥投入口を形成した処理槽と、
    該処理槽内に収納され、処理槽内に供給される厨芥を分
    解処理する菌を培養する処理媒質と、前記処理槽内に配
    設され、処理槽内の処理媒質より上方の空間を、処理槽
    内に発生する害虫が死滅する所定温度以上に加熱する加
    熱手段とを備え、前記加熱手段は、撹拌翼の運転停止か
    ら所定時間後に通電することを特徴とする厨芥処理装
    置。
JP5108332A 1993-05-10 1993-05-10 厨芥処理装置 Pending JPH06320132A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5660124A (en) * 1995-09-20 1997-08-26 Alar Engineering Corporation Sludge processor
US6230633B1 (en) * 1995-06-19 2001-05-15 Mario Magaldi Conveyor/cooler of loose materials

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