JP3276709B2 - 厨芥処理装置 - Google Patents
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/78—Recycling of wood or furniture waste
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- Crushing And Pulverization Processes (AREA)
- Fertilizers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、厨芥を分解処理する厨
芥処理装置の改良に関する。
芥処理装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種厨芥処理装置として、所謂
コンポストが広く使用されている。コンポストは、筒状
体と、筒状体の上面開口を被う蓋とから構成され、筒状
体の下面開口を地表に載置し、上面開口から筒状体内に
投入した厨芥を土壌菌により堆肥化するものであるが、
堆肥化の速度が遅く、処理能力に問題がある。
コンポストが広く使用されている。コンポストは、筒状
体と、筒状体の上面開口を被う蓋とから構成され、筒状
体の下面開口を地表に載置し、上面開口から筒状体内に
投入した厨芥を土壌菌により堆肥化するものであるが、
堆肥化の速度が遅く、処理能力に問題がある。
【0003】また、厨芥を粉砕して脱水し、それを自動
的にゴミ袋などに投棄するものが、例えば、特開平4-15
6959号公報(B02C 21/00)等にて提案されている。しかし
ながら、この方式においては、ゴミ袋などに収納された
厨芥を廃棄する必要があり、廃棄処理に手間がかかると
共に、環境保全に関しても問題となるものであった。
的にゴミ袋などに投棄するものが、例えば、特開平4-15
6959号公報(B02C 21/00)等にて提案されている。しかし
ながら、この方式においては、ゴミ袋などに収納された
厨芥を廃棄する必要があり、廃棄処理に手間がかかると
共に、環境保全に関しても問題となるものであった。
【0004】これらの問題を解決するため、実開平2-12
91号公報(B09B3/00)及び実開平2-125942号公報(C05F 9/
02)等に示される厨芥処理装置が提案された。これらの
厨芥処理装置は、菌を培養する処理媒質を収納した処理
槽内に厨芥を廃棄し、厨芥を菌によって分解させるもの
であるが、処理槽内に廃棄された厨芥を破砕することな
く、処理媒質に繁殖する菌によって分解するものである
から、大きな厨芥が処理槽内に投入された際には、分解
処理に時間がかかり、継続して投入される厨芥によって
菌の分解処理能力を超えてしまい厨芥が処理槽内部で腐
敗する恐れがあった。
91号公報(B09B3/00)及び実開平2-125942号公報(C05F 9/
02)等に示される厨芥処理装置が提案された。これらの
厨芥処理装置は、菌を培養する処理媒質を収納した処理
槽内に厨芥を廃棄し、厨芥を菌によって分解させるもの
であるが、処理槽内に廃棄された厨芥を破砕することな
く、処理媒質に繁殖する菌によって分解するものである
から、大きな厨芥が処理槽内に投入された際には、分解
処理に時間がかかり、継続して投入される厨芥によって
菌の分解処理能力を超えてしまい厨芥が処理槽内部で腐
敗する恐れがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点に
鑑みなされたもので、厨芥を短期間に効率よく分解処理
し得る厨芥処理装置を提供することを課題とする。
鑑みなされたもので、厨芥を短期間に効率よく分解処理
し得る厨芥処理装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の手段は、
投入口を有する処理槽と、該処理槽内に収納され、厨芥
を分解処理する菌を培養する処理媒質と、前記処理槽の
相対向する壁面間に回転自在に軸支される回転軸と、該
回転軸に配設される撹拌羽根と、前記回転軸を駆動伝達
手段を介して所定時間、正転と逆転とを交互に連続して
駆動する電動機と、前記撹拌羽根近傍に配設され、撹拌
羽根との間で厨芥を粉砕する固定歯とを備えたことを特
徴とする。
投入口を有する処理槽と、該処理槽内に収納され、厨芥
を分解処理する菌を培養する処理媒質と、前記処理槽の
相対向する壁面間に回転自在に軸支される回転軸と、該
回転軸に配設される撹拌羽根と、前記回転軸を駆動伝達
手段を介して所定時間、正転と逆転とを交互に連続して
駆動する電動機と、前記撹拌羽根近傍に配設され、撹拌
羽根との間で厨芥を粉砕する固定歯とを備えたことを特
徴とする。
【0007】本発明の第2の手段は、投入口を有する処
理槽と、該処理槽内に収納され、厨芥を分解処理する菌
を培養する処理媒質と、前記処理槽の相対向する壁面間
に回転自在に軸支される回転軸と、該回転軸に配設され
る撹拌羽根と、前記回転軸を駆動伝達手段を介して所定
時間、正転と逆転とを交互に連続して駆動する電動機
と、前記処理槽内面から撹拌羽根近傍に延設され、撹拌
羽根との間で厨芥を粉砕する固定歯とを備えたことを特
徴とする。
理槽と、該処理槽内に収納され、厨芥を分解処理する菌
を培養する処理媒質と、前記処理槽の相対向する壁面間
に回転自在に軸支される回転軸と、該回転軸に配設され
る撹拌羽根と、前記回転軸を駆動伝達手段を介して所定
時間、正転と逆転とを交互に連続して駆動する電動機
と、前記処理槽内面から撹拌羽根近傍に延設され、撹拌
羽根との間で厨芥を粉砕する固定歯とを備えたことを特
徴とする。
【0008】本発明の第3の手段は、投入口を有する処
理槽と、該処理槽内に収納され、厨芥を分解処理する菌
を培養する処理媒質と、前記処理槽の相対向する壁面間
に回転自在に軸支される回転軸と、該回転軸に配設され
る撹拌羽根と、前記回転軸を駆動伝達手段を介して所定
時間、正転と逆転とを交互に連続して駆動する電動機
と、前記処理槽内に配設され、処理媒質を加熱する加熱
部と、該加熱部から伝熱的に延設され、撹拌羽根との間
で厨芥を粉砕する固定歯とを備えたことを特徴とする。
理槽と、該処理槽内に収納され、厨芥を分解処理する菌
を培養する処理媒質と、前記処理槽の相対向する壁面間
に回転自在に軸支される回転軸と、該回転軸に配設され
る撹拌羽根と、前記回転軸を駆動伝達手段を介して所定
時間、正転と逆転とを交互に連続して駆動する電動機
と、前記処理槽内に配設され、処理媒質を加熱する加熱
部と、該加熱部から伝熱的に延設され、撹拌羽根との間
で厨芥を粉砕する固定歯とを備えたことを特徴とする。
【0009】本発明の第4の手段は、投入口を有する処
理槽と、該処理槽内に収納され、厨芥を分解処理する菌
を培養する処理媒質と、前記処理槽の相対向する壁面間
に回転自在に軸支される回転軸と、該回転軸に配設され
る撹拌羽根と、前記回転軸を駆動伝達手段を介して所定
時間、正転と逆転とを交互に連続して駆動する電動機
と、前記処理槽内に配設され、処理媒質を加熱する加熱
部とを備え、前記加熱部を撹拌羽根近傍に配設し、撹拌
羽根と加熱部との間で厨芥を粉砕することを特徴とす
る。
理槽と、該処理槽内に収納され、厨芥を分解処理する菌
を培養する処理媒質と、前記処理槽の相対向する壁面間
に回転自在に軸支される回転軸と、該回転軸に配設され
る撹拌羽根と、前記回転軸を駆動伝達手段を介して所定
時間、正転と逆転とを交互に連続して駆動する電動機
と、前記処理槽内に配設され、処理媒質を加熱する加熱
部とを備え、前記加熱部を撹拌羽根近傍に配設し、撹拌
羽根と加熱部との間で厨芥を粉砕することを特徴とす
る。
【0010】
【作用】本発明の第1の手段によれば、処理槽内に厨芥
を投入し、電動機を駆動して撹拌羽根を回転すると、撹
拌羽根の回転に伴って撹拌羽根と固定歯との間で厨芥が
粉砕され、処理媒質と混合されて、処理媒質に培養され
る菌により厨芥が分解処理される。厨芥は撹拌羽根と固
定歯との間で粉砕され、小さくなっているので、比較的
短時間に分解処理される。
を投入し、電動機を駆動して撹拌羽根を回転すると、撹
拌羽根の回転に伴って撹拌羽根と固定歯との間で厨芥が
粉砕され、処理媒質と混合されて、処理媒質に培養され
る菌により厨芥が分解処理される。厨芥は撹拌羽根と固
定歯との間で粉砕され、小さくなっているので、比較的
短時間に分解処理される。
【0011】本発明の第2の手段によれば、処理槽内に
厨芥を投入し、電動機を駆動して撹拌羽根を回転する
と、撹拌羽根の回転に伴って撹拌羽根と固定歯との間で
厨芥が粉砕され、処理媒質と混合されて、処理媒質に培
養される菌により厨芥が分解処理される。厨芥は撹拌羽
根と固定歯との間で粉砕され、小さくなっているので、
比較的短時間に分解処理される。また、固定歯は処理槽
に固定しているので、固定歯が処理槽の補強となり、耐
久性が向上する。
厨芥を投入し、電動機を駆動して撹拌羽根を回転する
と、撹拌羽根の回転に伴って撹拌羽根と固定歯との間で
厨芥が粉砕され、処理媒質と混合されて、処理媒質に培
養される菌により厨芥が分解処理される。厨芥は撹拌羽
根と固定歯との間で粉砕され、小さくなっているので、
比較的短時間に分解処理される。また、固定歯は処理槽
に固定しているので、固定歯が処理槽の補強となり、耐
久性が向上する。
【0012】本発明の第3の手段によれば、処理槽内に
厨芥を投入し、電動機を駆動して撹拌羽根を回転する
と、撹拌羽根の回転に伴って撹拌羽根と固定歯との間で
厨芥が粉砕され、処理媒質と混合されて、処理媒質に培
養される菌により厨芥が分解処理される。厨芥は撹拌羽
根と固定歯との間で粉砕され、小さくなっているので、
比較的短時間に分解処理される。また、加熱部の発熱を
固定歯によって処理媒質に伝達して処理媒質を効率よく
加熱し、処理媒質に培養する菌を活性化させて処理効率
の向上が図られる。
厨芥を投入し、電動機を駆動して撹拌羽根を回転する
と、撹拌羽根の回転に伴って撹拌羽根と固定歯との間で
厨芥が粉砕され、処理媒質と混合されて、処理媒質に培
養される菌により厨芥が分解処理される。厨芥は撹拌羽
根と固定歯との間で粉砕され、小さくなっているので、
比較的短時間に分解処理される。また、加熱部の発熱を
固定歯によって処理媒質に伝達して処理媒質を効率よく
加熱し、処理媒質に培養する菌を活性化させて処理効率
の向上が図られる。
【0013】本発明の第4の手段によれば、処理槽内に
厨芥を投入し、電動機を駆動して撹拌羽根を回転する
と、撹拌羽根の回転に伴って撹拌羽根と固定歯との間で
厨芥が粉砕され、処理媒質と混合されて、処理媒質に培
養される菌により厨芥が分解処理される。厨芥は撹拌羽
根と固定歯との間で粉砕され、小さくなっているので、
比較的短時間に分解処理される。また、固定歯の発熱に
よって処理媒質に伝達して処理媒質を効率よく加熱し、
処理媒質に培養する菌を活性化させて処理効率の向上が
図られると共に、固定歯は処理槽に固定しているので、
処理槽の補強となり、耐久性が向上する。
厨芥を投入し、電動機を駆動して撹拌羽根を回転する
と、撹拌羽根の回転に伴って撹拌羽根と固定歯との間で
厨芥が粉砕され、処理媒質と混合されて、処理媒質に培
養される菌により厨芥が分解処理される。厨芥は撹拌羽
根と固定歯との間で粉砕され、小さくなっているので、
比較的短時間に分解処理される。また、固定歯の発熱に
よって処理媒質に伝達して処理媒質を効率よく加熱し、
処理媒質に培養する菌を活性化させて処理効率の向上が
図られると共に、固定歯は処理槽に固定しているので、
処理槽の補強となり、耐久性が向上する。
【0014】
【実施例】本発明の第1実施例を図1乃至図3に基づい
て詳述する。
て詳述する。
【0015】1は本体で、上面に厨芥を投入する投入口
2を形成し、該投入口2を蓋3により開閉自在に閉塞し
ている。4は前記投入口2近傍に配設され、蓋3の開閉
を検出する検出スイッチで、後述する電動機13の通電を
制御するようになっている。
2を形成し、該投入口2を蓋3により開閉自在に閉塞し
ている。4は前記投入口2近傍に配設され、蓋3の開閉
を検出する検出スイッチで、後述する電動機13の通電を
制御するようになっている。
【0016】5は前記本体1内に配設された処理槽で、
合成樹脂、ステンレス等の耐食性材料にて形成されてい
る。6は前記処理槽5底面に形成された排水部で、後述
する処理媒質20が漏れない程度の多数の小孔を有する図
示しない区画板7により処理槽5内部と区画されてい
る。8は前記排水部6に形成された排水口で、図示しな
い排水ホース及び排水タンクが選択的に接続され、排水
部6の排水ホースを介して下水道に、あるいは排水タン
クに貯溜するようになっている。
合成樹脂、ステンレス等の耐食性材料にて形成されてい
る。6は前記処理槽5底面に形成された排水部で、後述
する処理媒質20が漏れない程度の多数の小孔を有する図
示しない区画板7により処理槽5内部と区画されてい
る。8は前記排水部6に形成された排水口で、図示しな
い排水ホース及び排水タンクが選択的に接続され、排水
部6の排水ホースを介して下水道に、あるいは排水タン
クに貯溜するようになっている。
【0017】9は前記処理槽5内に回転自在に配設され
た撹拌翼で、その回転軸10を処理槽5の相対向する側壁
に貫通し、後述する電動機13により回転駆動されて投入
口2から投入される厨芥を後述する処理媒質20と混合す
るようになっている。前記撹拌翼9は、ステンレス製の
回転軸10とステンレス製の複数の撹拌羽根11から構成さ
れ、図3に示すごとく、撹拌羽根11を回転軸10に螺旋状
に溶接して構成している。前記撹拌羽根11は、断面形状
略V字状に折曲形成され、その稜線側に向かって湾曲形
成されている。12は前記撹拌翼9の回転軸10の一側に配
設されたスプロケットである。
た撹拌翼で、その回転軸10を処理槽5の相対向する側壁
に貫通し、後述する電動機13により回転駆動されて投入
口2から投入される厨芥を後述する処理媒質20と混合す
るようになっている。前記撹拌翼9は、ステンレス製の
回転軸10とステンレス製の複数の撹拌羽根11から構成さ
れ、図3に示すごとく、撹拌羽根11を回転軸10に螺旋状
に溶接して構成している。前記撹拌羽根11は、断面形状
略V字状に折曲形成され、その稜線側に向かって湾曲形
成されている。12は前記撹拌翼9の回転軸10の一側に配
設されたスプロケットである。
【0018】13は前記本体1に内蔵される正逆回転可能
な電動機で、その回転軸にスプロケット14が装着されて
おり、前記撹拌翼9に装着されたスプロケット12との間
に架設したチェーン15によって、電動機14の回転を撹拌
翼9に伝達するようになっている。
な電動機で、その回転軸にスプロケット14が装着されて
おり、前記撹拌翼9に装着されたスプロケット12との間
に架設したチェーン15によって、電動機14の回転を撹拌
翼9に伝達するようになっている。
【0019】16は前記処理槽5内に、撹拌翼9の回転軸
10と略平行に配設される加熱部で、ステンレス製のパイ
プ17とその内部に配設されるヒータ18とから構成され、
図示しない温度センサの検出した温度が20℃未満のとき
にヒータ18に通電されるようになっており、加熱部16を
後述する処理媒質20の略中央部分に位置することにより
処理媒質20全体を、処理媒質20に発生する桿菌及び球菌
が活性化する温度、本実施例では30℃〜50℃に維持する
ようになっている。
10と略平行に配設される加熱部で、ステンレス製のパイ
プ17とその内部に配設されるヒータ18とから構成され、
図示しない温度センサの検出した温度が20℃未満のとき
にヒータ18に通電されるようになっており、加熱部16を
後述する処理媒質20の略中央部分に位置することにより
処理媒質20全体を、処理媒質20に発生する桿菌及び球菌
が活性化する温度、本実施例では30℃〜50℃に維持する
ようになっている。
【0020】19は前記処理槽5側壁内面に固着したステ
ンレス板から切起形成された固定歯で、撹拌羽根11近傍
まで延設され、前記撹拌翼9回転時に、該固定歯19と撹
拌羽根11との間で厨芥を破砕するようになっている。
ンレス板から切起形成された固定歯で、撹拌羽根11近傍
まで延設され、前記撹拌翼9回転時に、該固定歯19と撹
拌羽根11との間で厨芥を破砕するようになっている。
【0021】前記処理槽5内には、処理媒質20が収納さ
れている。処理媒質20は、おが屑等の木質細片、もみが
ら、米糠、土等の微生物培養基材、本実施例では、特公
平2-34679号公報(C02F 11/02)「木質細片による汚泥の
微生物処理方法」に示される微生物培養基材を使用して
いる。この処理媒質20に厨芥を投入して混合すると、桿
菌、球菌が発生し、厨芥を桿菌が腐食させ、球菌が水と
炭酸ガスに分解し、厨芥を消滅させる。
れている。処理媒質20は、おが屑等の木質細片、もみが
ら、米糠、土等の微生物培養基材、本実施例では、特公
平2-34679号公報(C02F 11/02)「木質細片による汚泥の
微生物処理方法」に示される微生物培養基材を使用して
いる。この処理媒質20に厨芥を投入して混合すると、桿
菌、球菌が発生し、厨芥を桿菌が腐食させ、球菌が水と
炭酸ガスに分解し、厨芥を消滅させる。
【0022】而して、蓋3を開放して投入口2から処理
槽5内に厨芥を投入し、蓋3を閉成すると、検出スイッ
チが蓋3の閉成を検出して電動機13を正転させ、撹拌翼
9を図3に示す実線矢印方向に回転させる。この状態で
は、撹拌羽根11のV字状に折曲した稜線側に回転するた
め、厨芥及び処理媒質20が軸方向に容易に移動し、比較
的小さな負荷で回転する。また、撹拌羽根11は稜線側に
向かって湾曲しているため、処理媒質20上に位置する厨
芥を処理媒質20内に効率よく引き込み、短期間に効率よ
く処理媒質20と混合する。さらに、撹拌羽根11は螺旋状
に配置しているため、厨芥と処理媒質20を回転方向のみ
ならず、軸方向にも撹拌することになり、一層撹拌効率
が向上する。
槽5内に厨芥を投入し、蓋3を閉成すると、検出スイッ
チが蓋3の閉成を検出して電動機13を正転させ、撹拌翼
9を図3に示す実線矢印方向に回転させる。この状態で
は、撹拌羽根11のV字状に折曲した稜線側に回転するた
め、厨芥及び処理媒質20が軸方向に容易に移動し、比較
的小さな負荷で回転する。また、撹拌羽根11は稜線側に
向かって湾曲しているため、処理媒質20上に位置する厨
芥を処理媒質20内に効率よく引き込み、短期間に効率よ
く処理媒質20と混合する。さらに、撹拌羽根11は螺旋状
に配置しているため、厨芥と処理媒質20を回転方向のみ
ならず、軸方向にも撹拌することになり、一層撹拌効率
が向上する。
【0023】電動機13は一定時間、本実施例では20秒
正転すると、停止し、電動機13が完全に停止するまでに
要する所定時間、本実施例では3秒経過後、逆転し、撹
拌翼9を、図3に示す破線矢印方向に回転させる。この
状態では、撹拌羽根11は厨芥と処理媒質20を外周方向に
押しやるようにしながら撹拌し、撹拌羽根11と固定歯19
との間、及び撹拌羽根11先端と処理槽5側壁との間で厨
芥を粉砕する。この回転方向は正転方向の回転に比べる
と、負荷が大きくなるが、正転方向の回転時に比較して
粉砕能力が向上する。
正転すると、停止し、電動機13が完全に停止するまでに
要する所定時間、本実施例では3秒経過後、逆転し、撹
拌翼9を、図3に示す破線矢印方向に回転させる。この
状態では、撹拌羽根11は厨芥と処理媒質20を外周方向に
押しやるようにしながら撹拌し、撹拌羽根11と固定歯19
との間、及び撹拌羽根11先端と処理槽5側壁との間で厨
芥を粉砕する。この回転方向は正転方向の回転に比べる
と、負荷が大きくなるが、正転方向の回転時に比較して
粉砕能力が向上する。
【0024】電動機13は一定時間、本実施例では20秒
逆転すると、停止し、電動機13が完全に停止するまでに
要する所定時間、本実施例では3秒経過後、再度正転す
る。この正転と逆転とを交互に反復し、合計20分間経
過すると運転を停止する。
逆転すると、停止し、電動機13が完全に停止するまでに
要する所定時間、本実施例では3秒経過後、再度正転す
る。この正転と逆転とを交互に反復し、合計20分間経
過すると運転を停止する。
【0025】処理槽5内の厨芥は、処理媒質20に自然発
生する桿菌と球菌により水と炭酸ガスに分解され、消滅
する。処理槽5に供給される厨芥は、撹拌翼9と固定歯
19との間、撹拌翼9と処理槽5側壁との間で破砕されて
いるので、比較的短時間で分解消滅する。また、処理媒
質20は、加熱部16により菌が活性化する温度に維持され
ているため、桿菌及び球菌の活動が活発化し、厨芥の分
解消滅効率が一層向上する。
生する桿菌と球菌により水と炭酸ガスに分解され、消滅
する。処理槽5に供給される厨芥は、撹拌翼9と固定歯
19との間、撹拌翼9と処理槽5側壁との間で破砕されて
いるので、比較的短時間で分解消滅する。また、処理媒
質20は、加熱部16により菌が活性化する温度に維持され
ているため、桿菌及び球菌の活動が活発化し、厨芥の分
解消滅効率が一層向上する。
【0026】本発明の第2実施例を図4及び図5に基づ
いて詳述する。本第2実施例では、伝熱性材料からなる
固定歯19を、加熱部16のパイプ17に設けている。この構
成では、撹拌翼9との間で厨芥を破砕する固定歯19を利
用して、加熱部16の熱を処理媒質20に効率よく広範囲に
伝導し、処理媒質20の温度をより均一に加熱して厨芥の
分解処理能力を向上することができる。
いて詳述する。本第2実施例では、伝熱性材料からなる
固定歯19を、加熱部16のパイプ17に設けている。この構
成では、撹拌翼9との間で厨芥を破砕する固定歯19を利
用して、加熱部16の熱を処理媒質20に効率よく広範囲に
伝導し、処理媒質20の温度をより均一に加熱して厨芥の
分解処理能力を向上することができる。
【0027】図6及び図7は本発明の第3実施例を示
し、加熱部16を、撹拌翼9の撹拌羽根11の間に、回転軸
10と略直交する方向に配置し、加熱部16のパイプ17を固
定歯としている。撹拌翼9の回転に伴い処理媒質20及び
厨芥が外周側に押しやられると共に処理槽5と撹拌翼9
との間でも厨芥を破砕するので、処理槽5側壁に圧力が
加わるが、加熱部16のパイプ17を処理槽5側壁間に架設
しているので、処理槽5の変形が阻止され、破損が防止
される。
し、加熱部16を、撹拌翼9の撹拌羽根11の間に、回転軸
10と略直交する方向に配置し、加熱部16のパイプ17を固
定歯としている。撹拌翼9の回転に伴い処理媒質20及び
厨芥が外周側に押しやられると共に処理槽5と撹拌翼9
との間でも厨芥を破砕するので、処理槽5側壁に圧力が
加わるが、加熱部16のパイプ17を処理槽5側壁間に架設
しているので、処理槽5の変形が阻止され、破損が防止
される。
【0028】
【発明の効果】以上の如く、本発明の請求項1の構成に
よれば、撹拌羽根と固定歯との間で厨芥を粉砕するの
で、簡単な構成で短期間に厨芥を分解処理することがで
き、厨芥処理効率を向上することができる等の効果を奏
する。
よれば、撹拌羽根と固定歯との間で厨芥を粉砕するの
で、簡単な構成で短期間に厨芥を分解処理することがで
き、厨芥処理効率を向上することができる等の効果を奏
する。
【0029】本発明の請求項2の構成によれば、撹拌羽
根と固定歯との間で厨芥を粉砕するので、簡単な構成で
短期間に厨芥を分解処理することができ、厨芥処理効率
を向上することができると共に、固定歯により処理槽を
補強することができ、耐久性を向上することができる等
の効果を奏する。
根と固定歯との間で厨芥を粉砕するので、簡単な構成で
短期間に厨芥を分解処理することができ、厨芥処理効率
を向上することができると共に、固定歯により処理槽を
補強することができ、耐久性を向上することができる等
の効果を奏する。
【0030】本発明の請求項3の構成によれば、撹拌羽
根と固定歯との間で厨芥を粉砕するので、簡単な構成で
短期間に厨芥を分解処理することができると共に、固定
歯の放熱により処理媒質を均一に加熱して菌の活性化を
図ることができ、厨芥処理効率を向上することができる
等の効果を奏する。
根と固定歯との間で厨芥を粉砕するので、簡単な構成で
短期間に厨芥を分解処理することができると共に、固定
歯の放熱により処理媒質を均一に加熱して菌の活性化を
図ることができ、厨芥処理効率を向上することができる
等の効果を奏する。
【0031】本発明の請求項4の構成によれば、撹拌羽
根と固定歯との間で厨芥を粉砕するので、簡単な構成で
短期間に厨芥を分解処理することができ、厨芥処理効率
を向上することができると共に、加熱部により処理槽を
補強することができ、耐久性を向上することができる等
の効果を奏する。
根と固定歯との間で厨芥を粉砕するので、簡単な構成で
短期間に厨芥を分解処理することができ、厨芥処理効率
を向上することができると共に、加熱部により処理槽を
補強することができ、耐久性を向上することができる等
の効果を奏する。
【図1】本発明の第1実施例を示す断面図である。
【図2】同他の方向から見た断面図である。
【図3】同撹拌翼の斜視図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す断面図である。
【図5】同他の方向から見た断面図である。
【図6】本発明の第3実施例を示す断面図である。
【図7】同他の方向から見た断面図である。
2 投入口 5 処理槽 9 撹拌翼 13 電動機 16 加熱部 19 固定歯 20 処理媒質
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福本 明広 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 會田 謙次 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 笹倉 博之 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−40274(JP,A) 特開 平6−15252(JP,A) 特開 平6−271378(JP,A) 特開 平7−148479(JP,A) 実開 平5−22087(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B09B 3/00 C02F 11/02 C05F 1/00 - 17/02
Claims (4)
- 【請求項1】 投入口を有する処理槽と、該処理槽内に
収納され、厨芥を分解処理する菌を培養する処理媒質
と、前記処理槽の相対向する壁面間に回転自在に軸支さ
れる回転軸と、該回転軸に配設される撹拌羽根と、前記
回転軸を駆動伝達手段を介して所定時間、正転と逆転と
を交互に連続して駆動する電動機と、前記撹拌羽根近傍
に配設され、撹拌羽根との間で厨芥を粉砕する固定歯と
を備えたことを特徴とする厨芥処理装置。 - 【請求項2】 投入口を有する処理槽と、該処理槽内に
収納され、厨芥を分解処理する菌を培養する処理媒質
と、前記処理槽の相対向する壁面間に回転自在に軸支さ
れる回転軸と、該回転軸に配設される撹拌羽根と、前記
回転軸を駆動伝達手段を介して所定時間、正転と逆転と
を交互に連続して駆動する電動機と、前記処理槽内面か
ら撹拌羽根近傍に延設され、撹拌羽根との間で厨芥を粉
砕する固定歯とを備えたことを特徴とする厨芥処理装
置。 - 【請求項3】 投入口を有する処理槽と、該処理槽内に
収納され、厨芥を分解処理する菌を培養する処理媒質
と、前記処理槽の相対向する壁面間に回転自在に軸支さ
れる回転軸と、該回転軸に配設される撹拌羽根と、前記
回転軸を駆動伝達手段を介して所定時間、正転と逆転と
を交互に連続して駆動する電動機と、前記処理槽内に配
設され、処理媒質を加熱する加熱部と、該加熱部から伝
熱的に延設され、撹拌羽根との間で厨芥を粉砕する固定
歯とを備えたことを特徴とする厨芥処理装置。 - 【請求項4】 投入口を有する処理槽と、該処理槽内に
収納され、厨芥を分解処理する菌を培養する処理媒質
と、前記処理槽の相対向する壁面間に回転自在に軸支さ
れる回転軸と、該回転軸に配設される撹拌羽根と、前記
回転軸を駆動伝達手段を介して所定時間、正転と逆転と
を交互に連続して駆動する電動機と、前記処理槽内に配
設され、処理媒質を加熱する加熱部とを備え、前記加熱
部を撹拌羽根近傍に配設し、撹拌羽根と加熱部との間で
厨芥を粉砕することを特徴とする厨芥処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9126393A JP3276709B2 (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | 厨芥処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9126393A JP3276709B2 (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | 厨芥処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06296950A JPH06296950A (ja) | 1994-10-25 |
JP3276709B2 true JP3276709B2 (ja) | 2002-04-22 |
Family
ID=14021540
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9126393A Expired - Fee Related JP3276709B2 (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | 厨芥処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3276709B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100857396B1 (ko) * | 2007-04-13 | 2008-09-08 | 김영진 | 침출수의 배출이 가능한 컴포스터 |
-
1993
- 1993-04-19 JP JP9126393A patent/JP3276709B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06296950A (ja) | 1994-10-25 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |