JPH072553U - パワーショベル用バケットポジショナ - Google Patents

パワーショベル用バケットポジショナ

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JPH072553U
JPH072553U JP3728993U JP3728993U JPH072553U JP H072553 U JPH072553 U JP H072553U JP 3728993 U JP3728993 U JP 3728993U JP 3728993 U JP3728993 U JP 3728993U JP H072553 U JPH072553 U JP H072553U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 油圧パワーショベルのバケットポジショナ
を、各種アタッチメントに対応してそれぞれの最大ダン
プ角を変更できるようにする。 【構成】 パイロット圧力制御弁30と、バケットシリ
ンダ7に接続しているバケットバルブ32とを掘削回路
33とダンプ回路34とで接続し、ダンプ回路34にソ
レノイドバルブ35を介装する。アタッチメント毎の最
大ダンプ角度を設定する切換スイッチ41を有するコン
トローラ40と、ソレノイドバルブ35および作業機の
バケットリンク軸に装着したポテンショメータ25とを
接続する。切換スイッチ41で予め最大ダンプ角を設定
し、パイロット圧力制御弁30でダンプ操作し、バケッ
トリンク軸のポテンショメータ25が予め選定した角度
に達すると、コントローラ40は制御信号を発信して通
電していたソレノイドバルブ35の通電を停止し、ソレ
ノイドバルブ35が作動してバケットバルブ32をダン
プ停止にする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、油圧パワーショベルのアームの先端に装着されたバケット、あるい はアタッチメントのダンプ角を、予め設定可能なバケットポジショナに関する。
【0002】
【従来の技術】
油圧パワーショベルはその仕様によっては最大高さを制限される場合がある。 図5は鉄道仕様のパワーショベルのオンレールでの側面図を示し、1は車体、2 は履帯、3は軌道輪、4はブーム、5はアーム、6はバケットであり、アーム5 およびバケット6とバケットシリンダ7とはリンク10、12を介して連結して いる。 鉄道仕様においては、作業中、架線との接触を防止するためレール上からの最 大高さHが規定されている。そのため、車体1とブーム4とをワイヤ13で連結 し、最大高さがHを越えないようにしている。なお、バケットシリンダ7を短縮 しバケット6を最大ダンプ角にした時に最大高さとなる。
【0003】 しかしながら、図6に示すアタッチメントであるタイタンパ14をバケット6 の代わりにアーム5に装着した場合、アーム5とリンク12との連結ピン穴15 の中心距離をバケット6と同一のCにすると図7に示すようにタイタンパ14の 回転中心Pからタイタンパ14の先端までの長さRがバケット6のそれより長い ため、タイタンパ14を最大ダンプ角にしたときに最大高さが規定高さHを越え るという問題がある。
【0004】 その対策としては、第1の方法として図6に示すタイタンパ14のアーム5と リンク12との連結ピン穴15の中心距離を、点線に示すようにCより大きなL にしてリンクモーションを変更することによりダンプ角を小さくして最大高さを H以下にしている。 第2の方法としては、リンク部分にリミットスイッチを装着し、油圧回路上に 設けた高さ制限用の電磁弁を作動させてダンプ角を変更し、最大高さがH以下に なるようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記第1の方法においては、アタッチメントの連結ピン穴の中 心距離を変更するようにしたため、以下のごとき問題を生ずる。すなわち、鉄道 仕様においては図8に示す枕木グリッパ16等も必要であり、1日のうちに標準 バケット−枕木グリッパ−タイタンパ等、アタッチメントを種々交換して作業す るのが一般的である。そのため、アタッチメントを容易に交換できる図9に示す ようなクイックカプラ(アタッチメント交換機)17があるが、アタッチメント 装着ピンの中心距離Cは標準バケットのピンの中心距離に合わせてあるため、前 述のタイタンパのようにC寸法をLに変更したものは装着が不可能である。
【0006】 また、第2の方法においては、ダンプ角をリミットスイッチにより規制する構 造であるが、アタッチメントの組み合わせは、標準バケット、タイタンパ、枕木 グリッパの組み合わせ、および、標準バケット+クイックカプラ、タイタンパ+ クイックカップラ、枕木グリッパ+クイックカプラの組み合わせがあり、これら 多くの組み合わせに対応することは極めて困難である。
【0007】 本考案は上記の問題点に着目してなされたもので、各種のアタッチメントに対 応して、それぞれの最大ダンプ角を変更することのできるパワーショベル用バケ ットポジショナを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的達成のため、本考案に係るパワーショベル用バケットポジショナに おいては、バケットシリンダ操作用のメインバルブを制御するパイロット圧力制 御弁を備えたパワーショベルの油圧回路において、バケットのリンク軸に装着さ れ、前記リンク軸の回転角度を検出するポテンショメータと、前記リンク軸の回 転角度を予め設定可能なバケットポジショナ用の切換スイッチを備え、前記切換 スイッチの設定角度と前記ポテンショメータからの信号とを受けて制御信号を発 信するコントローラと、前記バケットシリンダ操作用のパイロット回路に介装さ れ、前記コントローラからの制御信号を受信してバケットのダンプ作動を停止さ せるソレノイドバルブとを具備せることを特徴としている。
【0009】
【作用】
上記構成によれば、バケットのリンク軸にポテンショメータを装着し、バケッ トポジショナ用切換スイッチで予め設定した角度とポテンショメータからの信号 とを受けて制御信号を発信するコントローラを設け、その制御信号を受けてバケ ットのダンプ作動を停止させるソレノイドバルブをバケットシリンダ操作用のパ イロット回路に介装したため、バケットポジショナ用切換スイッチによりバケッ トの回転角度を予め設定することにより、バケットの回転角度がその角度に達す るとコントローラはソレノイドバルブに制御信号を発信し、ソレノイドバルブが ダンプ作動を停止させて予め設定した回転角度でバケットを停止させることがで きる。
【0010】
【実施例】
以下に本考案に係るパワーショベル用バケットポジショナの実施例について、 図面を参照して説明する。図1は油圧パワーショベルの作業機のアーム部分の側 面図であり、ブーム4に装着されたアーム5の先端にはバケット6が軸着されて おり、バケットシリンダ7とアーム5およびバケット6とはリンク10、12を 介して連結されており、バケットシリンダ7の伸縮によりバケット6は掘削ある いはダンプする。
【0011】 リンク10は軸20によりアーム5に軸着されており、そのA−A断面は図2 に示す。すなわち、アーム5に設けられたボス8には軸20が嵌入され、軸20 の両端にはリンク10、11が嵌入されており、リンク10と軸20とは回り止 め21により固着されている。アーム5の片側に固着されたブラケット22には ケース23がボルト24により締着され、ケース23にはポテンショメータ25 がボルト27により締着されている。ポテンショメータ25の回転軸26は軸2 0の一端に連結している。
【0012】 図3にバケットポジショナの回路図を示す。パイロット圧力制御弁30とメイ ンバルブ31のバケットバルブ32とは掘削回路33とダンプ回路34とにより 接続されており、ダンプ回路34にはバケット停止用のソレノイドバルブ35が 介装されている。バケットバルブ32とバケットシリンダ7とは配管36、37 により接続されており、パイロット圧力制御弁30をオペレータが操作するとパ イロット圧力によりバケットバルブ32が作動し、バケットシリンダ7を作動さ せる。38はオイルパンである。
【0013】 オペレータ席付近に配設されたバケットポジショナ用の切換スイッチ41を備 えたコントローラ40は、ソレノイドバルブ35およびポテンショメータ25と 接続している。切換スイッチ41は本実施例においては、標準バケットの位置0 、枕木グリッパの位置1、およびタイタンパの位置2に切り換えられるようにな っている。 通常はコントローラ40からソレノイドバルブ35には通電しておき、ソレノ イドバルブ35はAの位置にあり、オペレータがパイロット圧力制御弁30を操 作することによりバケットバルブ32は掘削あるいはダンプの方向に作動し、バ ケットシリンダ7を掘削あるいはダンプの方向に作動させる。 切換スイッチ41で予めアタッチメントに合わせて0か1か2の位置を設定し てパイロット圧力制御弁30をダンプ操作するとリンク10は回転し、ポテンシ ョメータ25を回転させる。ポテンショメータ25の回転角が増加し、予め設定 した電圧を出力するとコントローラ40はソレノイドバルブ35への通電を停止 し、ソレノイドバルブ35はBの位置に切り換わってパイロット圧力制御弁30 をダンプにしていてもダンプ作動を停止させる。
【0014】 図4はポテンショメータ25の出力特性を表すグラフであり、横軸は回転角度 、縦軸は出力電圧を示す。通常コントローラ40はソレノイドバルブ35に電圧 aで通電しておく。本実施例においては、切換スイッチ41で標準バケット(0 )の位置を設定するとコントローラ40はソレノイドバルブ35に電圧aを出力 させ、全回転角を回転するようにする。切換スイッチ41で枕木グリッパ(1) の位置を設定すると電圧b以上に達したときに電圧aをカットして回転角はdと なり、切換スイッチ41でタイタンパ(2)の位置を設定すると電圧c以上に達 したときに電圧aをカットして回転角をeにするようになっている。このときの 回転角度はそれぞれのアタッチメントがダンプ時に最大高さHを越えないように 設定してある。 なお、上記以外の角度設定が可能であることは言うまでもない。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したごとく、本考案はバケットシリンダ操作用のメインバルブを制御 するパイロット圧力制御弁を備えたパワーショベルの油圧回路において、バケッ トのリンク軸に回転角度を検出するポテンショメータを装着し、リンク軸の回転 角度を予め設定可能なバケットポジショナ用の切換スイッチを備え、切換スイッ チの設定角度とポテンショメータからの信号とにより制御信号を発信するコント ローラを設け、バケット操作用の油圧回路上にコントローラからの制御信号を受 けてバケットのダンプ作動を停止させるソレノイドバルブを介装したため、予め アタッチメントに適合する最大ダンプ角を切換スイッチにより設定することによ り、パイロット圧力制御弁をダンプ操作したままでも、ダンプ角が設定値に達す るとダンプ停止となり、各種アタッチメントに対応して最大ダンプ角を変更でき るパワーショベル用バケットポジショナが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧パワーショベルの作業機アーム部の側面図
である。
【図2】本考案のバケットポジショナのポテンショメー
タ装着部の断面図である。
【図3】本考案のバケットポジショナの回路図である。
【図4】本考案のバケットポジショナのポテンショメー
タの出力特性である。
【図5】鉄道仕様の油圧パワーショベルの標準バケット
装着時の側面図である。
【図6】鉄道仕様の油圧パワーショベルのアタッチメン
ト(タイタンパ)の側面図である。
【図7】鉄道仕様の油圧パワーショベルのタイタンパ装
着時の側面図である。
【図8】鉄道仕様の油圧パワーショベルのアタッチメン
ト(枕木グリッパ)の側面図である。
【図9】油圧パワーショベルのアタッチメントのクイッ
クカプラの側面図である。
【符号の説明】
5 アーム 7 バケットシリンダ 10 リンク 20 軸 23 ケース 25 ポテンショメータ 26 回転軸 30 パイロット圧力制御弁 32 バケットバルブ 34 ダンプ回路 35 ソレノイドバルブ 40 コントローラ 41 切換スイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バケットシリンダ操作用のメインバルブ
    を制御するパイロット圧力制御弁を備えたパワーショベ
    ルの油圧回路において、バケットのリンク軸に装着さ
    れ、前記リンク軸の回転角度を検出するポテンショメー
    タと、前記リンク軸の回転角度を予め設定可能なバケッ
    トポジショナ用の切換スイッチを備え、前記切換スイッ
    チの設定角度と前記ポテンショメータからの信号とを受
    けて制御信号を発信するコントローラと、前記バケット
    シリンダ操作用のパイロット回路に介装され、前記コン
    トローラからの制御信号を受信してバケットのダンプ作
    動を停止させるソレノイドバルブとを具備せることを特
    徴とするパワーショベル用バケットポジショナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2728072A1 (de) * 2012-10-30 2014-05-07 Deere & Company Lader
DE102015004819A1 (de) * 2015-04-14 2016-10-20 Liebherr-Werk Bischofshofen Gmbh Arbeitsmaschine

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