JPH1136367A - ロータリーエンコーダを備えた油圧シリンダ - Google Patents

ロータリーエンコーダを備えた油圧シリンダ

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JPH1136367A
JPH1136367A JP22550497A JP22550497A JPH1136367A JP H1136367 A JPH1136367 A JP H1136367A JP 22550497 A JP22550497 A JP 22550497A JP 22550497 A JP22550497 A JP 22550497A JP H1136367 A JPH1136367 A JP H1136367A
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JP
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rotary encoder
boom
hydraulic cylinder
shaft
bracket
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JP22550497A
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Hiroshi Kondo
洋 近藤
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 作業機械の熟練した運転技量を必要とせずに
ブームの揺動を繰り返し定位置に停止させることを可能
にする。 【解決手段】 作業機械の油圧シリンダ1のシリンダヘ
ッド2にボルト3で締着されたブラケット4に、ボルト
5でロータリーエンコーダ6を締着し、上記ロータリー
エンコーダの軸7と、旋回体のブラケット9にボルト1
0で固定された軸11の端面に軸芯を同じくして締着さ
れた小径軸12とを、カップリング13を介し連結し、
且つ基端部を作業機械の旋回体に支持され上下揺動自在
のブームに、ロッドヘッド17をピン18を介して連結
することにより、ブームの揺動に対応して回転するロー
タリーエンコーダの軸11に対する回転角度を自動検出
可能として、予め設定したロータリーエンコーダの設定
角度で自動停止できるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル等の
作業機械に配設される油圧シリンダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の油圧ショベル等の作業機械に配設
される油圧シリンダにより揺動されるブームの揺動を繰
り返し定位置に停止させるには、繰り返し一定の位置で
揺動停止操作をする必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記ブーム
を一定の位置で揺動停止操作するには熟練した運転技量
を必要としていた。その結果、熟練した運転者を雇用す
るために高いコストが掛かることになり、ここに本発明
が解決しようとする課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の油圧シリンダにおいては、作業機械の旋回
体のブラケットに締着された軸を介して回転自在にシリ
ンダヘッドが保持され、且つロッドヘッドをピンを介し
てブームに連結することにより、ロッドが伸縮するとブ
ームが揺動する構成とし、上記油圧シリンダのシリンダ
ヘッド部に締着されたブラケットにロータリーエンコー
ダを装着して、該ロータリーエンコーダの軸と、上記旋
回体のブラケットに固定された軸に軸芯を同じくして締
着された小径軸とを連結することにより、ブームの揺動
位置を自動検出可能にし、且つ予め設定した位置で自動
停止できる構成として、作業機械の運転者がブームの揺
動を一定の位置で停止させることを容易にした。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図を
使って説明すると、図1に示す通り油圧シリンダ1のシ
リンダヘッド2に、ボルト3で締着されたブラケット4
のネジ孔にボルト5でロータリーエンコーダ6を締着し
て、上記ロータリエンコーダの軸7と図2に示す旋回体
8のブラケット9にボルト10で固定された軸11の端
面に軸芯を同じくして締着された小径軸12とを、カッ
プリング13を介して連結する。したがって、上記シリ
ンダヘッドが軸11に対して回転すると、回転角度をロ
ータリーエンコーダ6により自動検出でき、自動検出し
た回転角度は運転室14の現在値表示装置15に表示さ
れる。
【0006】尚、図2、図3に示す通り、基端部を油圧
ショベルの旋回体8に軸24を介して上下揺動自在に支
持されたブーム16に、ロッドヘッド17をピン18を
介して連結することにより、前述のシリンダヘッドの軸
11に対する回転角度は、ブーム16の上下揺動位置に
対応するので、運転者はブーム16の上下揺動の現在値
を知ることができ、上記ブームの揺動を定位置で停止す
ることが容易になる。
【0007】更に、ブーム16の上下揺動を予め設定し
た位置に停止出来る構成となっているので、その構成を
図4のブロック図と図5の簡略化した油圧回路図とを使
って説明すると、先ず、図4のコントローラ19では、
設定角度を予め設定することができ、ロータリーエンコ
ーダ6により自動検出した現在値角度が設定角度になる
とリレー20が働き電磁切替え弁21を作用させること
ができる構成とする。
【0008】図5の油圧回路図に示す電磁切替え弁21
は、油圧シリンダ1及び油圧シリンダ34に高圧の作動
油を供給する方向を切替える機能を有しており、油圧シ
リンダ1について説明すると、図5で電磁切替え弁21
が左の位置にあると油圧シリンダ1のロッド22を伸ば
す方向に作動油を供給し、右の位置にあると油圧シリン
ダ1のロッド22を縮める方向に作動油を供給すること
になり、且つ中間の位置にあると作動油を下流側に供給
せずに油圧源23に戻す構成とする。尚、油圧シリンダ
34の作用は、油圧シリンダ1と同様であるので説明を
省略する。
【0009】先ず、図5の電磁切替え弁21が左の位置
にあり、油圧シリンダ1のロッド22が伸びると、図6
に示すとおりブーム16は軸24を中心に左回転して上
方に揺動することになり、同時にロータリーエンコーダ
6は軸11を中心にして左回転し、上記ロータリーエン
コーダのコントローラ19で予め設定した設定角度に現
在値角度がなったことを該ロータリーエンコーダ6が自
動検出すると、出力部のリレー20が働き電磁切替え弁
21を中間位置に切替え、油圧シリンダ1のロッド22
の伸びが停止して、ブーム16の上方への揺動が停止す
る。逆に、図5の電磁切替え弁21が右の位置にあり、
油圧シリンダ1のロッド22が縮むと、図6に示すとお
りブーム16は軸24を中心に右回転して下方に揺動す
ることになり、同時にロータリーエンコーダ6は軸11
を中心にして右回転し、上記ロータリーエンコーダのコ
ントローラ19で予め設定した設定角度に現在値角度が
なったことを該ロータリーエンコーダ6が自動検出する
と、出力部のリレー20が働き電磁切替え弁21を中間
位置に切替え、油圧シリンダ1のロッド22の縮みが停
止して、ブーム16の下方への揺動が停止する。
【0010】以上、実施の形態で説明したとおり、本発
明のロータリーエンコーダを備えた油圧シリンダ1は、
該ロータリーエンコーダ6の回転角度がブームの上下揺
動位置と一対一で対応するので、予め該ロータリーエン
コーダのコントローラ19でブーム16の任意の揺動停
止位置に対応する設定角度を設定すると、ブームの揺動
を任意の位置で停止できる。尚、本発明のロータリーエ
ンコーダを備えた油圧シリンダ1の上記構成を、図7に
示すアーム25を揺動させる油圧シリンダ26に適用す
ると、ブームと同様にアーム25を予め設定した揺動位
置で自動停止させることが可能になる。又、バケットを
揺動させる油圧シリンダ(図示せず)に油圧シリンダ1
の前述の構成を適用すると、ブームと同様に予め設定し
た揺動位置で自動停止させることが可能になる。更に、
油圧シリンダ1には図8に示す通り、ブラケット4にボ
ルト32でカバー29が締着され、上記カバーはカバー
本体30のブラケット4への締着面及び、内面にゴム3
1等の緩衝材を接着する構成であり、飛来物等に対して
該ロータリーエンコーダを防護できる。
【0011】
【発明の効果】したがって、本発明のロータリーエンコ
ーダを備えた油圧シリンダは、図4のブロック図に示す
通りブームの上下揺動位置を自動検出でき、且つブーム
の揺動を予め設定した位置で自動停止できるので、該ロ
ータリーエンコーダを備えた油圧シリンダを配設した油
圧ショベル等の作業機械では、ブームの揺動を定位置で
停止することが容易になり、ブームの揺動を定位置で停
止するのに熟練した運転技量を必要としなくなる。又、
図8に示すように、該ロータリーエンコーダを飛来物等
から防護するカバーをブラケットに締着しているので、
小岩石等が飛来し易いアームを揺動させる油圧シリンダ
に該ロータリーエンコーダを装着可能であり、装着する
とアームの揺動を予め設定した位置で自動停止できる。
その結果、熟練した作業機械の運転者を必要とすること
が少なくなりコストを節減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロータリーエンコーダを備えた油圧シ
リンダの外観図である。
【図2】本発明の油圧シリンダをブーム上下揺動用に配
設した実施例の斜視図である。
【図3】本発明の油圧シリンダをブーム上下揺動用に配
設した実施例の側面図である。
【図4】本発明のロータリーエンコーダとコントローラ
に関連するブロック図である。
【図5】本発明の油圧シリンダと電磁切替え弁に関連す
る油圧回路図である。
【図6】本発明の油圧シリンダをブーム上下揺動用に配
設した実施例のブームの揺動とロータリーエンコーダの
回転の関係を示す側面図である。
【図7】本発明の油圧シリンダをアーム揺動用に適用し
た実施例の側面図である。
【図8】本発明のロータリーエンコーダを防護するカバ
ーの縦断面図である。
【符号の説明】
1 油圧シリンダ 2 シリンダヘッド 3 ボルト 4 ブラケット 5 ボルト 6 ロータリーエンコーダ 7 軸 8 旋回体 9 ブラケット 10 ボルト 11 軸 12 小径軸 13 カップリング 14 運転室 15 現在値表示装置 16 ブーム 17 ロッドヘッド 18 ピン 19 コントローラ 20 リレー 21 電磁切替え弁 22 ロッド 23 油圧源 24 軸 25 アーム 26 油圧シリンダ 27 ケーブル 28 ケーブル 29 カバー 30 カバー本体 31 ゴム 32 ボルト 33 安全弁 34 油圧シリンダ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業機械の旋回体のブラケットに固定さ
    れた軸を介して回転自在にシリンダヘッドを保持され、
    ロッドヘッド側が伸縮する油圧シリンダにおいて、上記
    シリンダヘッドに締着されたブラケットに装着されたロ
    ータリーエンコーダにより、上記軸に対するシリンダヘ
    ッドの回転角度を自動検出でき、且つ基端部を上記旋回
    体に支持され上下揺動自在の油圧ショベル等のブーム
    に、上記ロッドヘッドをピンを介して連結して、該ロー
    タリーエンコーダの軸と、上記旋回体のブラケットに固
    定された軸に軸芯を同じくして締着された小径軸とを連
    結することにより、ブームの揺動位置を自動検出できる
    油圧シリンダ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、該ロータリーエンコ
    ーダとカバーとを装着でき、且つ上記シリンダヘッドに
    ボルトで締着できるブラケット。
  3. 【請求項3】 請求項1、2において、上記ブラケット
    に締着でき、且つブラケットへの締着面及び、内面に緩
    衝材を接着したカバー。
JP22550497A 1997-07-16 1997-07-16 ロータリーエンコーダを備えた油圧シリンダ Pending JPH1136367A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101159777B1 (ko) 2010-10-27 2012-06-28 현대제철 주식회사 센서용 고정장치
US20180094407A1 (en) * 2016-09-30 2018-04-05 Caterpillar Inc. Hydraulic actuator arrangement
CN109115163A (zh) * 2018-06-26 2019-01-01 青岛雷沃工程机械有限公司 一种挖掘机转轴工作角度测量装置

Cited By (4)

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