JPH07255226A - 不耕起移植機 - Google Patents

不耕起移植機

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JPH07255226A
JPH07255226A JP7269394A JP7269394A JPH07255226A JP H07255226 A JPH07255226 A JP H07255226A JP 7269394 A JP7269394 A JP 7269394A JP 7269394 A JP7269394 A JP 7269394A JP H07255226 A JPH07255226 A JP H07255226A
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JP
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planting
seedlings
seedling
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JP7269394A
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English (en)
Inventor
Isao Ishida
石田  伊佐男
Toshio Tamai
玉井  利男
Takahide Shiozaki
塩崎  孝秀
Hiroyuki Niiyama
裕之 新山
Takeyuki Ouchi
建之 大内
Hisashi Kamiya
神谷  寿
Hideyuki Kusamoto
英之 草本
Takashi Suzuki
隆 鈴木
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耕起されていない圃場に苗を移植する不耕起
移植方法において、苗植付け後に圃場に水を張った時、
切り藁が水に浮遊するのを防止する。 【構成】 耕起されていない圃場の表土面に苗を植え付
ける不耕起移植機において、苗植付条と苗植付条の間
に、下部が圃場の表土面に摺接しながら前後方向に移動
するクローラ90,…を設け、植付作業時に、圃場に撒
かれている切り藁をクローラ90,…によって土中に敷
き込んでゆく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耕起されていない圃場
に苗を移植する不耕起移植機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】耕起されていない圃場に水を張って稲の
苗を植え付け、苗に厳しい成育条件を与えることによ
り、環境の変化に対応し得る頑強な作物を育成する稲作
方法が最近注目されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この稲作方法は、耕
起、代掻き等を施さずに苗を植え付けるのであるから、
苗植付け時には前回刈取の際に圃場に撒かれた切り藁が
表土面上にそのまま残されている。このように切り藁が
撒かれた状態のままであると、苗植付け後に圃場に水を
張った時、切り藁が水に浮遊して移動し、切り藁が1か
所に集まったり、切り藁が苗にまとわりついて苗に悪影
響が出る等の問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のような構成とした。すなわち、本発明
にかかる不耕起移植機は、耕起されていない圃場の表土
面に苗を植え付ける不耕起移植機において、苗植付条と
苗植付条の間に、下部が圃場の表土面に摺接しながら前
後方向に移動するクローラを設けたことを特徴としてい
る。
【0005】
【作用】クローラの下部が圃場の表土面に摺接しながら
前後方向に移動することにより、圃場に撒かれている切
り藁を土中に敷き込んでゆくので、苗植付け後、圃場に
水を張っても、切り藁が水に浮遊することがない。
【0006】
【実施例】以下、図面にあらわされた実施例について説
明する。この不耕起移植機1は、四輪走行車体2の後方
に昇降リンク装置3を介して植付作業機4が昇降可能に
装着されている。
【0007】走行車体2は、左右各一対の前輪6,6お
よび後輪7,7を有する。機体の前部に配したミッショ
ンケース9と、該ミッションケースの背面部に固着した
左右一対のメインフレーム10,10と、該メインフレ
ームの後端部同士を連結する横フレーム11とで機体フ
レームが構成され、メインフレーム10,10に固定し
て設けた台座13の上にエンジン14が搭載されてい
る。エンジン14の回転動力がミッションケース9内の
ミッションによって変速され、走行出力とPTO出力と
して取り出される。走行出力は、フロントアクスル1
6,16を介して前輪ファイナルケース17,17に伝
えられるとともに、後輪伝動軸19,19を介して後輪
ファイナルケース20,20に伝えられる。また、PT
O出力は、PTO伝動軸(図示せず)を介してミッショ
ンから植付クラッチ23に伝えられる。
【0008】操縦席25は、エンジン14の上側を覆う
エンジンカバー26の上に設置されている。そして、そ
の前方に操縦ハンドル27が設けられている。エンジン
カバー26の周囲は、操縦者が自由に歩行できる水平状
のステップフロア28になっている。
【0009】昇降リンク装置3は、メインフレーム1
0,10の後端部に固定して設けたリンクベースフレー
ム30にアッパリンク31,31およびロアリンク3
2,32が上下に回動自在に取り付けられ、これらリン
クの後端部に連結枠33が連結されている。そして、連
結枠33の後側に垂直なヨーイング軸35を支点にして
回動自在にヨーイング枠36が取り付けられ、さらにそ
のヨーイング枠36の下部に一体形成した軸受部37に
植付作業機側から前方に突出するローリング軸38が回
転自在に挿入連結されている。よって、植付作業機4
は、垂直軸回りに回動(ヨーイング)自在かつほぼ水平
な前後方向の軸の回りに回動(ローリング)自在に支持
されている。
【0010】昇降リンク装置3の昇降作動は油圧シリン
ダ40で行う。この油圧シリンダ40は、その基部側が
メインフレーム10,10に固着した支持部材(図示せ
ず)に枢支され、そのピストンロッド側がアッパリンク
31,31の基部に一体に設けたスイングアーム41の
下端部に連結されている。油圧シリンダ40を伸縮させ
るとアッパリンク31,31およびロアリンク32,3
2が上下に回動し、植付作業機4がほぼ一定姿勢のまま
昇降する。
【0011】油圧シリンダ40は複動式であって、植付
作業機下降方向にも油圧がかかっているため、作業時に
植付作業機4が地面から反力を受けても浮き上がらず、
良好な作業状態を維持できる。本実施例の作溝方法とは
異なるが、例えば、図12に示すように弾丸状の作溝具
140によって苗移植用の溝を形成する場合、作溝具1
40が土中から浮き上がらず、確実な作溝を行える。
【0012】また、上記弾丸状の作溝具140による作
溝を行う場合、複動式油圧シリンダ40のシリンダ内圧
力を感度レバー141(図1に記載)等によって調節で
きるようにすると、土質の硬軟に応じて植付作業機4を
地面に押し付ける圧力を変更することができ、適正な溝
深さを得ることができる。
【0013】さらに、植付作業機4を非作業位置へ上昇
させた場合に前記ヨーイングおよびローリングをロック
する左右一対のロックスプリング42,42が設けられ
ている。ロックスプリング42の一方の端部は、植付作
業機4の後記苗載台支持フレーム72に水平方向の軸心
回りに回動自在かつ斜め上下方向の軸心回りに回動自在
に取り付けられている。また、他方の端部は長穴43を
内包するループ状に形成され、その長穴43にロアリン
ク32の外側面に突出するロックピン44が摺動自在に
遊嵌している。植付作業機4が作業位置にある場合は、
ロックピン44,44が長穴43,43の中間部に位置
しているため、ロックスプリング42,42がフリー状
態となり、植付作業機4はヨーイングおよびローリング
自在である。しかしながら、植付作業機4を非作業位置
へ上昇させると、ロックピン44,44が長穴43,4
3の前端部に係合し、ロックスプリング42,42が引
っ張られるため、ヨーイングおよびローリングが規制さ
れ、植付作業機4が一定姿勢に拘束されるようになる。
【0014】不耕起移植の場合は圃場が硬いので、表土
面の凹凸等によりハンドル操作が取られやすく、走行車
体が左右に振れることがあるが、そのような場合でも、
ヨーイング機構が設けられているため、植付作業機4は
真っ直ぐに進行し、植付作業時に苗移植用の溝内に苗が
正確に植え付けられる。
【0015】植付作業機4は、フレームを兼ねる伝動ケ
ース50、苗移植用の溝を圃場の表土面に形成する作溝
装置である作溝ディスク60,…、苗を載せて左右に往
復動する苗載台70、該苗載台上の苗を1株づつ圃場面
に植え付ける植付条数分(6組)の植付装置80,…、
植付作業機の推進および切り藁敷き込み用のクローラ9
0,…等を備えている。
【0016】伝動ケース50は、左右中央部に位置する
入力部51と、該入力部の背面部に一体に連結された側
面視L形のL形部52と、該L形部の上端部に設けられ
た左右に長い苗載台駆動部53と、該苗載台駆動部から
左右に突出する伝動パイプ54,54と、該伝動パイプ
の端部から下方に垂設した植付装置伝動部55,55と
からなる。そして、植付装置伝動部55,55の外側面
にL形部52と平行な横プレート57,57が固着され
ており、該横プレートの前端部と入力部51とが前補強
フレーム58,58で連結されている。また、苗載台駆
動部53、植付装置伝動部55,55の上端部、L形部
52の後端下部、および植付装置伝動部55,55の下
端部が、後補強フレーム59で連結されている。
【0017】作溝ディスク60,…は、入力部51から
左右に突出する作溝ディスク・クローラ駆動軸61に所
定の間隔で取り付けられてあり、その下部が土中に潜る
状態で所定方向に回転することにより、機体の進行に伴
って圃場の表土面に苗移植用の溝を形成する。なお、作
溝ディスク・クローラ駆動軸61の左右両翼部は、横プ
レート57,57の前端部に設けた軸受57a,57a
によって回転自在に支承されている。
【0018】苗載台70は、前側が上位となるように傾
斜させて設けられ、前記L形部52と横プレート57,
57に固定された支持レール71と横プレート57,5
7に固着の苗載台支持フレーム72の上端部に取り付け
たローラ73,73とによって支持され、左右に滑動自
在となっている。苗載台70は植付条数分の苗載部70
a,…に仕切られており、各苗載部ごとに苗を下方へ送
る苗送りベルト75,…が設けられている。また、苗載
台70の下端部に隣接して、植付装置80,…に対応す
る苗取り口76,…が形成された苗受板77が支持レー
ル71と一体に設けられている。伝動ケース50の苗載
台駆動部53から左右側方に突出する横移動棒78の左
右両端部と苗載台70の左右側面下部が連結板79,7
9によって連結されており、横移動棒78が左右に往復
動することにより、苗載台70も左右に往復動し、植付
装置80,…の苗取り位置である苗取り口76,…に台
上の苗を1株分づつ順次供給する。
【0019】植付装置80,…は、L形部52の屈曲部
および植付装置伝動部55,55の下端部に回転自在に
支持された植付装置取付軸81(1,2,3)の左右両
端部にそれぞれ取り付けられている。各植付装置80
は、植付装置取付軸81と一体回転する回転ケース82
と、該回転ケースの両端側部に取り付けられた一対の植
込杆83,83とからなる。回転ケース82内の伝動機
構により植込杆83,83が回転ケース81の回転方向
と逆方向に回転し、植込杆に固定したフォーク状の苗分
離爪82aの先端が上下に変形楕円状の閉軌跡を描くよ
う作動する。これにより、苗分離爪83aが苗載台70
の苗取り口76に供給された苗を分離して保持し、それ
を前記作溝ディスク60によって形成された苗移植用の
溝内に植え付ける。
【0020】クローラ90,…は、作溝ディスク60,
…および植付装置80…の左右両側に一対づつ設けられ
ている。各クローラ90は、作溝ディスク・クローラ駆
動軸61に取り付けられた大径の駆動プーリ91と後補
強フレーム59に支持されているクローラ支持軸92に
取り付けた小径の従動プーリ93とに無端ベルト94を
張架させ、L形部52および横プレート57,57によ
って左右水平に支持させた横パイプ96に取り付けたテ
ンションプーリ97によって無端ベルト94に所定のテ
ンションを付与する構成となっている。作溝ディスク・
クローラ駆動軸61が回転すると、無端ベルト94,…
の下部が表土面上を後方に移動し、植付作業機4を円滑
に推進させるとともに、表土面上にある切り藁K,…を
土中に敷き込むように作用する。
【0021】駆動プーリ91と従動プーリ93にはベル
ト94の両側につば状のディスク91a,91a,93
a,93aが形成されているので、ベルト94がプーリ
93,94から外れることがない。また、このディスク
91a,91a,93a,93aが土を外側に押し出す
ように作用するため、苗移植用の溝Mに植え付けられた
苗Nの根元部分に十分な土回りが行われ、浮き苗や転倒
苗の発生を防止できる(図8参照)。
【0022】本実施例のクローラ90は、前側の軸(作
溝ディスク・クローラ駆動軸61)を駆動しているた
め、ベルト94の下側部分が弛み状態となり、表土面の
凹凸を吸収することができるので、安定した移動が可能
である。
【0023】逆に、後側の軸を駆動するように構成する
と、ベルト94の下側部分が張った状態となり、切り藁
K,…をクローラの下側に確実に敷き込むことが可能と
なる。
【0024】さらに、ベルト94の表面を平滑に形成し
ておくと、走行車体2がスリップ等をして、地面とベル
ト94の間に速度差が生じた場合、ベルト94が滑りな
がら地面を移動するので、圃場の表土面を荒らすことが
少ない。
【0025】作溝ディスク60,…およびクローラ9
0,…は共通の作溝ディスク・クローラ駆動軸61にて
駆動されるため、通常は両者の回転比は一定であるが、
適当な変速装置を設けることにより、両者の回転比を土
質等に応じて変えられるようにしてもよい。例えば、土
質が硬い場合には、作溝ディスク60,…の回転数を高
くするのである。また、両者を別の駆動系で駆動するよ
うに構成すると、最適の回転数を選ぶことができるとい
う利点がある。
【0026】図9に示すように、クローラ90の左右中
央部を凹状に形成しておくと、クローラ90が切り株S
の上を通過するように機体を走行させた場合に、切り株
Sがこの凹部90aに嵌り込むので、クローラ90の下
面が均等に接地し、良好な推進性が得られる。
【0027】また、各クローラ90,…が個別に独立し
て上下動可能に構成されていると、表土面の左右方向の
凹凸に対応して、円滑な移動が可能である。
【0028】伝動ケース50の内部構造は以下のように
なっている。
【0029】前記植付クラッチ23の従動側の回転軸で
あるPTO軸23aより、植付部伝動軸100を介して
入力部51の入力軸101に伝動される動力が、ベベル
ギヤ103,104によって入力部横軸105に伝えら
れる。そして、この入力部横軸105の回転が第1チエ
ン107を介して前記作溝ディスク・クローラ駆動軸6
1に伝動される。107aは入力部横軸側のスプロケッ
ト、107bは作溝ディスク駆動軸側のスプロケットで
ある。作溝ディスク駆動軸側のスプロケット107b
は、作溝ディスク・クローラ駆動軸61に対し回転自在
に嵌合し、作溝クラッチ108を介して伝動が入・切可
能に作溝ディスク・クローラ駆動軸61に接続されてい
る。
【0030】また、作溝ディスク駆動軸側のスプロケッ
ト107bと一体に異なるスプロケット109aが形成
されており、このスプロケット109aと前記中央の植
付装置取付軸81(2)に回転自在に取り付けたスプロ
ケット109bとに第2チエン109が張架されてい
る。さらに、スプロケット109bと一体形成されたス
プロケット110aと苗載台駆動部53に回転自在に支
承されている植付装置駆動軸111に取り付けたスプロ
ケット110bとに第3チエン110が張架されてい
る。これら第2、第3チエン109,110を介して、
入力部横軸105の回転が植付装置駆動軸111に伝動
される。植付装置駆動軸のスプロケット110bは、植
付装置駆動軸111に対し回転自在に嵌合し、定位置ク
ラッチ112を介して伝動が入・切可能に植付装置駆動
軸111に接続されている。定位置クラッチ112は、
クラッチを切ったとき植付装置80,…が定位置で動作
を停止するようになっている。
【0031】植付装置駆動軸111は苗載台駆動部53
と伝動パイプ54,54と植付装置伝動部55,55の
内部を貫通させて設けた軸で、該植付装置駆動軸の中央
部と左右両端部に取り付けたスプロケット114a
(1,2,3)と各植付装置取付軸81(1,2,3)
に取り付けたスプロケット114b(1,2,3)に張
架させた第4チエン114(1,2,3)を介して、植
付装置駆動軸111から各植付装置取付軸81(1,
2,3)へ伝動される。
【0032】苗載台駆動部53には、苗載台往復動機構
を構成するリードカム軸116と前記横移動棒78が設
けられている。リードカム軸116は外周部に螺旋状の
溝117が形成された軸で、前記横移動棒78に固定し
て取り付けたリードメタル118のリード爪119が前
記溝117に係合している。リードカム軸116が回転
すると、溝117に沿ってリードメタル118が軸方向
に移動し、これによって苗載台70が左右に往復動させ
られ、該苗載台上の苗が苗取り口76,…に順次供給さ
れる。
【0033】リードカム軸116は、複数組(本例では
3組)の非等径ギヤからなる横移動量切替速装置121
を介して植付装置駆動軸111から伝動される。横移動
量切替装置121のギヤの組み合わせを変えると、植付
装置80,…が1回作動する間に苗載台70が横移動す
る距離が変わるので、苗載台1行程あたりの苗取り数が
切り替わる。本例では、その苗取り数が3段階に切替可
能になっている。
【0034】また、リードカム軸116の延長軸12
3,123がケース外に突設され、その端部に苗送りア
ーム124,124が取り付けられている。苗送りアー
ム124,124はリードカム軸116と共に常時回転
しており、苗載台70が左右行程の端部に到達すると左
右いずれかの苗送りアーム124が苗送りベルト側の受
動アーム(図示を省略)に係合し、苗送りベルト85,
…を所定方向に所定量だけ移動させるようになってい
る。
【0035】植付作業機4は以上の構成で、植付作業を
行うに際しては、苗載台70の上に苗を載せた植付作業
機4を作業位置まで下降させ、植付作業機4の各部を駆
動させながら、走行車体2を発進させる。前輪6,6お
よび後輪7,7が切り株S,…の上を通過するように機
体を進行させると、まず、作溝ディスク60,…によっ
て切り株Sと切り株Sの間の圃場表土面に6条の苗移植
用溝M,…が形成され、苗載台70の左右往復動により
苗取り口76,…に供給される苗を植付装置80,…の
植込杆83,…が1株分づつ受け取り、それを前記苗移
植用溝M,…に植え付けてゆく。それと同時に、苗植付
条の両側に撒かれたまま散乱している切り藁K,…をク
ローラ90,…が土中に敷き込んでゆく。
【0036】図10は、走行車体の後部に施肥装置13
0を設け、苗植付けと同時に施肥を行うようにした不耕
起移植機を表している。施肥装置130は、ホッパ13
1内に貯蔵されている肥料を繰出器132,…によって
下方に繰り出し、その繰り出された粒状物をフレキシブ
ルな導管133,…を通して所定位置(例えば植付条の
側部近傍の施肥位置)まで導く構成となっている。繰出
器132,…は、前記植付クラッチ23より駆動機構1
37を介して駆動される。134は肥料搬送用エアを導
管133,…内へ吹き込むためのブロア、136はブロ
ア134から吹き出されるエアを各導管133,…へ供
給するエアチャンバである。
【0037】上記の如く苗植付けと同時に施肥を行うよ
うに構成する場合、図11に示すように、作溝ディスク
・クローラ駆動軸61に苗移植溝用の作溝ディスク6
0,…と並列に施肥溝用の作溝ディスク138,…を取
り付け、該施肥溝用の作溝ディスク138,…によって
圃場表土面に形成される溝M′,…に施肥を行うように
するとよい。
【0038】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明にかかる不
耕起移植機は、植付作業時にクローラが圃場に撒かれて
いる切り藁を土中に敷き込んでゆくので、苗植付け後、
圃場に水を張っても、切り藁が水に浮遊することがなく
なり、切り藁が均等に分布した状態に保たれるととも
に、浮遊した切り藁が苗に悪影響を与えることがなくな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】不耕起移植機の側面図である。
【図2】不耕起移植機の平面図である。
【図3】植付作業機の側面図である。
【図4】植付作業機の平面図である。
【図5】伝動ケースの斜視図である。
【図6】伝動ケースの側面図である。
【図7】植付作業機の伝動系統図である。
【図8】クローラの正面図である。
【図9】異なるクローラの正面図である。
【図10】施肥装置を設けた不耕起移植機の側面図であ
る。
【図11】図10に示す不耕起移植機の要部の正面図で
ある。
【図12】異なる作溝方法を行う不耕起移植機の要部の
側面図である。
【符号の説明】
1 不耕起移植機 2 走行車体 3 昇降リンク装置 4 植付作業機 50 伝動ケース 60 作溝ディスク 70 苗載台 80 植付装置 90 クローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新山 裕之 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 大内 建之 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 神谷 寿 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 草本 英之 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 鈴木 隆 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耕起されていない圃場の表土面に苗を植
    え付ける不耕起移植機において、苗植付条と苗植付条の
    間に、下部が圃場の表土面に摺接しながら前後方向に移
    動するクローラを設けたことを特徴とする不耕起移植
    機。
JP7269394A 1994-03-16 1994-03-16 不耕起移植機 Pending JPH07255226A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7269394A JPH07255226A (ja) 1994-03-16 1994-03-16 不耕起移植機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7269394A JPH07255226A (ja) 1994-03-16 1994-03-16 不耕起移植機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07255226A true JPH07255226A (ja) 1995-10-09

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ID=13496709

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7269394A Pending JPH07255226A (ja) 1994-03-16 1994-03-16 不耕起移植機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07255226A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104381000A (zh) * 2014-11-25 2015-03-04 中国水稻研究所 一种带盘机插育秧和移栽方法及育秧盘

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104381000A (zh) * 2014-11-25 2015-03-04 中国水稻研究所 一种带盘机插育秧和移栽方法及育秧盘

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