JPH07255222A - 粉・粒剤散布装置における粉・粒剤供給機構 - Google Patents
粉・粒剤散布装置における粉・粒剤供給機構Info
- Publication number
- JPH07255222A JPH07255222A JP5175994A JP5175994A JPH07255222A JP H07255222 A JPH07255222 A JP H07255222A JP 5175994 A JP5175994 A JP 5175994A JP 5175994 A JP5175994 A JP 5175994A JP H07255222 A JPH07255222 A JP H07255222A
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- granular
- powder
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 粉・粒体（剤）農用資材の動力散布装置にお
ける供給手段を改良して、粉・粒体の衝撃損傷を防止す
るようにした粉・粒剤散布装置における粉・粒剤供給機
構を提供する。 【構成】 水平方向に長く延びる多口ホース噴頭に対し
て、その長さ方向中間部に、送風機に接続された送風管
の他端をＴ字型に交差させるようにして接続し、この送
風管からの高速気流に粉・粒剤を乗せて多口ホース噴頭
から散布するようにした粉・粒剤散布装置であって、粉
・粒剤の供給を、少なくとも上記送風管には行わず、多
口ホース噴頭の通路に対して行うようにし、散布時にお
ける粉・粒体の衝撃による損傷を防止する。
ける供給手段を改良して、粉・粒体の衝撃損傷を防止す
るようにした粉・粒剤散布装置における粉・粒剤供給機
構を提供する。 【構成】 水平方向に長く延びる多口ホース噴頭に対し
て、その長さ方向中間部に、送風機に接続された送風管
の他端をＴ字型に交差させるようにして接続し、この送
風管からの高速気流に粉・粒剤を乗せて多口ホース噴頭
から散布するようにした粉・粒剤散布装置であって、粉
・粒剤の供給を、少なくとも上記送風管には行わず、多
口ホース噴頭の通路に対して行うようにし、散布時にお
ける粉・粒体の衝撃による損傷を防止する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、粉・粒体（剤）農用資
材の動力散布装置における供給手段を改良して、粉・粒
体の衝撃損傷を防止するようにした粉・粒剤散布装置に
おける粉・粒剤供給機構に関する。
材の動力散布装置における供給手段を改良して、粉・粒
体の衝撃損傷を防止するようにした粉・粒剤散布装置に
おける粉・粒剤供給機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来周知の動力散布機は、送風機からの
６０ｍ／ｓ以上の高速気流を、送風管を介して多口ホー
ス噴頭に送り込み、多数の噴口から粉・粒体（剤）の散
布を行うもので、通常、作業者が背中に動力散布機を背
負い、長さ２０〜３０ｍの多口ホース噴頭を用いて２人
がかりで粉・粒剤農薬・肥料を均一に散布するようにし
ている。
６０ｍ／ｓ以上の高速気流を、送風管を介して多口ホー
ス噴頭に送り込み、多数の噴口から粉・粒体（剤）の散
布を行うもので、通常、作業者が背中に動力散布機を背
負い、長さ２０〜３０ｍの多口ホース噴頭を用いて２人
がかりで粉・粒剤農薬・肥料を均一に散布するようにし
ている。
【０００３】また、図２に示すように、水平方向に長く
延びる多口ホース噴頭１に対して、その長さ方向中間部
に、送風機２に接続された送風管３の他端をＴ字型に交
差させるようにして接続し、この送風管３からの高速気
流に、ホッパ４から送風管３に供給された粉・粒剤を乗
せて、矢印で示すように移動させて多口ホース噴頭１か
ら散布するようにした動力散布機が周知である。上記多
口ホース噴頭１には、多数の噴口５が所定間隔に開口さ
れていると共に、各噴口５毎に金属板からなる衝突案内
板６が設けられている。
延びる多口ホース噴頭１に対して、その長さ方向中間部
に、送風機２に接続された送風管３の他端をＴ字型に交
差させるようにして接続し、この送風管３からの高速気
流に、ホッパ４から送風管３に供給された粉・粒剤を乗
せて、矢印で示すように移動させて多口ホース噴頭１か
ら散布するようにした動力散布機が周知である。上記多
口ホース噴頭１には、多数の噴口５が所定間隔に開口さ
れていると共に、各噴口５毎に金属板からなる衝突案内
板６が設けられている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ここで上記動力散布機
に、Ｔ字型多口ホース噴頭１を用いて散布作業を行う場
合、従来では、散布する粉・粒体（剤）のＴ字型多口ホ
ース噴頭１への供給経路と、送風機２から同噴頭１まで
の供給経路（即ち、送風管３）とが一緒であったため、
送風機２からの６０ｍ／ｓ以上もの高速気流に乗って勢
いよく移動する際の影響により、粉・粒体（剤）は供給
経路の周面（特に曲面）やＴ字型交差部、及び衝突案内
板６等において激しく接触あるいは衝突（図２で波印で
示す）して衝撃損傷を受けることになり、例えば、イネ
直播播種の際の発芽率低下や緩効性粒状肥料の緩効効果
の低下を招く等の問題を生じる。
に、Ｔ字型多口ホース噴頭１を用いて散布作業を行う場
合、従来では、散布する粉・粒体（剤）のＴ字型多口ホ
ース噴頭１への供給経路と、送風機２から同噴頭１まで
の供給経路（即ち、送風管３）とが一緒であったため、
送風機２からの６０ｍ／ｓ以上もの高速気流に乗って勢
いよく移動する際の影響により、粉・粒体（剤）は供給
経路の周面（特に曲面）やＴ字型交差部、及び衝突案内
板６等において激しく接触あるいは衝突（図２で波印で
示す）して衝撃損傷を受けることになり、例えば、イネ
直播播種の際の発芽率低下や緩効性粒状肥料の緩効効果
の低下を招く等の問題を生じる。
【０００５】そこで本発明は、動力散布機と散布幅１０
ｍ以上のＴ字型多口ホース噴頭を用いてイネの種子・緩
効性粒状肥料等の粉・粒体を散布する際に、対象粉・粒
体を衝撃損傷させないようにするために、散布する粉・
粒体のＴ字型多口ホース噴頭への供給経路及び供給口
を、送風機から同噴頭までの送風経路と分離させ、粉・
粒体が高速気流の影響を強く受けないようにした動力散
布機とＴ字型多口ホース噴頭を提供することを目的とす
る。
ｍ以上のＴ字型多口ホース噴頭を用いてイネの種子・緩
効性粒状肥料等の粉・粒体を散布する際に、対象粉・粒
体を衝撃損傷させないようにするために、散布する粉・
粒体のＴ字型多口ホース噴頭への供給経路及び供給口
を、送風機から同噴頭までの送風経路と分離させ、粉・
粒体が高速気流の影響を強く受けないようにした動力散
布機とＴ字型多口ホース噴頭を提供することを目的とす
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、水平方向に長く延びる多口ホース噴頭に
対して、その長さ方向中間部に、送風機に接続された送
風管の他端をＴ字型に交差させるようにして接続し、こ
の送風管からの高速気流に粉・粒剤を乗せて多口ホース
噴頭から散布するようにした粉・粒剤散布装置におい
て、粉・粒剤の供給を、少なくとも上記送風管には行わ
ず、多口ホース噴頭の通路に対して行うように構成した
ことを特徴とする。
めに本発明は、水平方向に長く延びる多口ホース噴頭に
対して、その長さ方向中間部に、送風機に接続された送
風管の他端をＴ字型に交差させるようにして接続し、こ
の送風管からの高速気流に粉・粒剤を乗せて多口ホース
噴頭から散布するようにした粉・粒剤散布装置におい
て、粉・粒剤の供給を、少なくとも上記送風管には行わ
ず、多口ホース噴頭の通路に対して行うように構成した
ことを特徴とする。
【０００７】
【作用】上記の構成によって本発明の粉・粒剤散布装置
における粉・粒剤供給機構は、粉・粒剤の供給を、少な
くとも送風機に接続された送風管には行わず、多口ホー
ス噴頭の通路に対して行うから、散布対象の粉・粒剤に
対する高速気流の作用は多口ホース噴頭内を移動させて
噴口から散布させるにとどまり、粉・粒剤に衝撃損傷を
与えることなく散布作業が行われる。
における粉・粒剤供給機構は、粉・粒剤の供給を、少な
くとも送風機に接続された送風管には行わず、多口ホー
ス噴頭の通路に対して行うから、散布対象の粉・粒剤に
対する高速気流の作用は多口ホース噴頭内を移動させて
噴口から散布させるにとどまり、粉・粒剤に衝撃損傷を
与えることなく散布作業が行われる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１に基づいて具
体的に説明するが、図２の従来例と同じ構成部材につい
ては同じ符号を付して詳しい説明は省略する。
体的に説明するが、図２の従来例と同じ構成部材につい
ては同じ符号を付して詳しい説明は省略する。
【０００９】図１において、水平方向に長く（この実施
例では１０ｍ）延びている多口ホース噴頭１に対し、そ
の長さ方向中間部に、先端部をＴ字型に交差させて連通
接続している送風管３は、その基端部側に送風機２が接
続されている。このＴ字型交差部の多口ホース噴頭１側
の左右両基部に、気密式のホッパ４から繰出し部７を介
して接続されている気密式供給管８が上方から接続され
ている。即ち、本発明では、散布する粉・粒剤を送風管
３には供給せず、多口ホース噴頭１の通路に対して供給
するようにしている。
例では１０ｍ）延びている多口ホース噴頭１に対し、そ
の長さ方向中間部に、先端部をＴ字型に交差させて連通
接続している送風管３は、その基端部側に送風機２が接
続されている。このＴ字型交差部の多口ホース噴頭１側
の左右両基部に、気密式のホッパ４から繰出し部７を介
して接続されている気密式供給管８が上方から接続され
ている。即ち、本発明では、散布する粉・粒剤を送風管
３には供給せず、多口ホース噴頭１の通路に対して供給
するようにしている。
【００１０】上記多口ホース噴頭１には、多数の噴口５
が、所定の間隔（この実施例では２８ｃｍ）で下向きに
開口しており、これら各噴口５毎に衝撃緩衝材付き衝突
案内板９が設けられている。この衝撃緩衝材付き衝突案
内板９の衝撃緩衝材は、布、ゴム、合成樹脂等からな
り、送風機２、送風管３からの高速気流により粉・粒剤
が多口ホース噴頭１を移動して衝突案内板９に衝突した
際に衝撃を緩和する働きをするものである。
が、所定の間隔（この実施例では２８ｃｍ）で下向きに
開口しており、これら各噴口５毎に衝撃緩衝材付き衝突
案内板９が設けられている。この衝撃緩衝材付き衝突案
内板９の衝撃緩衝材は、布、ゴム、合成樹脂等からな
り、送風機２、送風管３からの高速気流により粉・粒剤
が多口ホース噴頭１を移動して衝突案内板９に衝突した
際に衝撃を緩和する働きをするものである。
【００１１】このような構成の動力散布機及びＴ字型の
多口ホース噴頭１を用いて、例えばイネの種子・緩効性
粒状肥料等の粉・粒体を散布するとき、送風機２により
起風された６０ｍ／ｓ以上もの高速気流は、送風管３を
通ってＴ字状に屈曲して両側の多口ホース噴頭１内に流
れる。一方、気密式のホッパ４に収容された粉・粒体
は、繰出し部７によりほぼ所定量ずつ繰り出されて、気
密式供給管８を介して、Ｔ字型に分岐された多口ホース
噴頭１の両基部に排出される。この排出された粉・粒体
は、高速気流に乗って多口ホース噴頭１の末端側に送ら
れる間に、衝撃緩衝材付き衝突案内板９に衝突して噴口
５を通って下方の圃場に散布される。
多口ホース噴頭１を用いて、例えばイネの種子・緩効性
粒状肥料等の粉・粒体を散布するとき、送風機２により
起風された６０ｍ／ｓ以上もの高速気流は、送風管３を
通ってＴ字状に屈曲して両側の多口ホース噴頭１内に流
れる。一方、気密式のホッパ４に収容された粉・粒体
は、繰出し部７によりほぼ所定量ずつ繰り出されて、気
密式供給管８を介して、Ｔ字型に分岐された多口ホース
噴頭１の両基部に排出される。この排出された粉・粒体
は、高速気流に乗って多口ホース噴頭１の末端側に送ら
れる間に、衝撃緩衝材付き衝突案内板９に衝突して噴口
５を通って下方の圃場に散布される。
【００１２】多口ホース噴頭１内を高速気流に乗って末
端側に送られる粉・粒体は、ほぼまっすぐに移動して衝
撃緩衝材付き衝突案内板９に衝突して噴口５から放出さ
れるだけで、従来のように供給経路（送風管３）の周面
やＴ字型交差部、衝撃緩衝材のない衝突案内板に衝突し
て粉・粒体に衝撃損傷を与えるようなことがなく、従っ
て、例えば、イネ直播播種の際の発芽率低下や緩効性粒
状肥料の緩効効果の低下を招くようなことはない。
端側に送られる粉・粒体は、ほぼまっすぐに移動して衝
撃緩衝材付き衝突案内板９に衝突して噴口５から放出さ
れるだけで、従来のように供給経路（送風管３）の周面
やＴ字型交差部、衝撃緩衝材のない衝突案内板に衝突し
て粉・粒体に衝撃損傷を与えるようなことがなく、従っ
て、例えば、イネ直播播種の際の発芽率低下や緩効性粒
状肥料の緩効効果の低下を招くようなことはない。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように本発明の粉・粒剤散
布装置における粉・粒剤供給機構によれば、粉・粒剤の
供給を、少なくとも送風管には行わず、多口ホース噴頭
の通路に対して行うようにしたので、散布対象の粉・粒
剤に対する高速気流の作用は多口ホース噴頭内を移動さ
せ、衝撃緩衝材付き衝突案内板に衝突させて噴口から散
布させるだけであり、粉・粒剤に衝撃損傷を与えずに散
布することができる。従って、従来のような、イネ直播
播種の際の発芽率低下や緩効性粒状肥料の緩効効果の低
下を防止することができる。
布装置における粉・粒剤供給機構によれば、粉・粒剤の
供給を、少なくとも送風管には行わず、多口ホース噴頭
の通路に対して行うようにしたので、散布対象の粉・粒
剤に対する高速気流の作用は多口ホース噴頭内を移動さ
せ、衝撃緩衝材付き衝突案内板に衝突させて噴口から散
布させるだけであり、粉・粒剤に衝撃損傷を与えずに散
布することができる。従って、従来のような、イネ直播
播種の際の発芽率低下や緩効性粒状肥料の緩効効果の低
下を防止することができる。
【図１】本発明による粉・粒剤散布装置の概略正面図で
ある。
ある。
【図２】従来の粉・粒剤散布装置の概略正面図である。
１ 多口ホース噴頭 ２ 送風機 ３ 送風管 ４ ホッパ ５ 噴口 ６ 衝突案内板 ７ 繰出し部 ８ 気密供給管 ９ 衝撃緩衝材付き衝突案内板
Claims (1)
- 【請求項１】 水平方向に長く延びる多口ホース噴頭に
対して、その長さ方向中間部に、送風機に接続された送
風管の他端をＴ字型に交差させるようにして接続し、こ
の送風管からの高速気流に粉・粒剤を乗せて多口ホース
噴頭から散布するようにした粉・粒剤散布装置におい
て、 粉・粒剤の供給を、少なくとも上記送風管には行わず、
多口ホース噴頭の通路に対して行うように構成したこと
を特徴とする粉・粒剤散布装置における粉・粒剤供給機
構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5175994A JPH07255222A (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | 粉・粒剤散布装置における粉・粒剤供給機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5175994A JPH07255222A (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | 粉・粒剤散布装置における粉・粒剤供給機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07255222A true JPH07255222A (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=12895882
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5175994A Pending JPH07255222A (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | 粉・粒剤散布装置における粉・粒剤供給機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07255222A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014161255A (ja) * | 2013-02-22 | 2014-09-08 | National Agriculture & Food Research Organization | 茶樹用肥料散布装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0522286U (ja) * | 1991-09-02 | 1993-03-23 | カヤバ工業株式会社 | フロントフオークの車軸取付構造 |
-
1994
- 1994-03-23 JP JP5175994A patent/JPH07255222A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0522286U (ja) * | 1991-09-02 | 1993-03-23 | カヤバ工業株式会社 | フロントフオークの車軸取付構造 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014161255A (ja) * | 2013-02-22 | 2014-09-08 | National Agriculture & Food Research Organization | 茶樹用肥料散布装置 |
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