JP2004000830A - 粉粒体の間欠散布装置 - Google Patents
粉粒体の間欠散布装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004000830A JP2004000830A JP2002159173A JP2002159173A JP2004000830A JP 2004000830 A JP2004000830 A JP 2004000830A JP 2002159173 A JP2002159173 A JP 2002159173A JP 2002159173 A JP2002159173 A JP 2002159173A JP 2004000830 A JP2004000830 A JP 2004000830A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main passage
- granular material
- passage
- intermittent
- pressurized gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】散布された粉粒体の堆積層間の時間的な間隔を小さくすることが可能な粉粒体の間欠散布装置を提供する。
【解決手段】移送される部材の上に粉粒体Mを間欠的に散布する粉粒体Mの間欠散布装置であって、供給された粉粒体Mを移送し、開口10から粉粒体Mを散布する主通路1と、前記主通路1の側部に開口した分岐通路2と、前記主通路1を横切るように圧力気体Gを噴出することで、前記主通路1内の粉粒体Mの一部を前記分岐通路2に振り分ける振分手段5と、を備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】移送される部材の上に粉粒体Mを間欠的に散布する粉粒体Mの間欠散布装置であって、供給された粉粒体Mを移送し、開口10から粉粒体Mを散布する主通路1と、前記主通路1の側部に開口した分岐通路2と、前記主通路1を横切るように圧力気体Gを噴出することで、前記主通路1内の粉粒体Mの一部を前記分岐通路2に振り分ける振分手段5と、を備えている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は粉粒体の間欠散布装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術およびその欠点】
従来より、移送される部材の上に粉粒体を間欠的に散布する粉粒体の間欠散布装置が知られている(特開昭63−283777号、特開平4−341368号公報参照)。
かかる散布装置の一例を図4に示す。
図4に示すように、従来の間欠散布装置は、粉粒体Mを部材8の上に散布する主通路101を備えている。主通路101の側部には吸引孔100が設けられている。この従来の散布装置は、所定のタイミングで吸引孔100から粉粒体Mを吸引することで、粉粒体Mを間欠に散布し、部材8の上に粉粒体Mの堆積層Cを間欠的に配置する。
【0003】
しかし、前記従来技術では、主通路101の一部を負圧にして吸引しているから、主通路101の一部が所定の負圧に達するまでには時間がかかるので、瞬時に大きな吸引力が得られず、徐々に吸引力が大きくなるから、応答の遅れが生じる。そのため、粉粒体Mの集合C同士の間の時間間隔ΔTが大きくなるのは避けられない。したがって、部材8の移送速度を一定とすると、前記時間間隔ΔTに対応する図4(b)の隙間S1、つまり、図4(b)に示すように、間欠散布された粉粒体Mの堆積層C同士の隙間S1が大きくなる。
なお、大きな吸引力を得るには吸引孔100を大きくする必要があるから、これによっても、前記時間間隔ΔTが大きくなる。
【0004】
したがって、本発明の目的は、散布される粉粒体の間の隙間の時間間隔を小さくでき、隣接する堆積層同士の間隔を小さくできる粉粒体の間欠散布装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明のある粉粒体の間欠散布装置は、粉粒体を間欠的に散布する粉粒体の間欠散布装置であって、供給された粉粒体を移送し、開口から粉粒体を出力する主通路と、前記主通路の側部に開口した分岐通路と、前記主通路を横切るように圧力気体を間欠的に噴出することで、前記主通路内の粉粒体の一部を前記分岐通路に振り分ける振分手段と、を備えたことを特徴とする。
【0006】
本発明においては、圧力気体を主通路を横切るように噴出することにより、粉粒体の一部を分岐通路に振り分ける。加圧された気体は、小さな開口から、多量の気体を瞬時に主通路を横切って分岐通路に流れる。そのため、粉粒体を吸引する場合とは異なり、応答の遅れを殆ど生じることなく、瞬時に振り分けを実現することができる。したがって、粉粒体の集合が途切れた時間の間隔を著しく小さくすることができる。
なお、圧力気体としては、空気の他に不活性ガスなどを採用してもよい。
【0007】
本発明において、粉粒体は流動性を備えた固体の集合で、粉状もしくは粒状もしくは片状(紛砕物など)、あるいは、これらの2以上の混合物であってもよい。粉粒体の材料としては、たとえば、高吸水性ポリマー(高分子吸収体)の粒子、パルプを解繊機で繊維状に解繊したフラッフパルプや該フラップパルプに前記高吸水性ポリマー粒子を混入したものでもよい。
【0008】
本発明において、粉粒体が堆積配置される部材は、使い捨て着用物品の連続ウエブや不連続なウエブであってもよい。この場合、粉粒体は吸収体(コア)となる。前記着用物品としては、生理用ナプキン、使い捨てオムツまたはパンツであってもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。
図1は第1実施形態を示す。
図1(a)に示すように、間欠散布装置は、主通路1、分岐通路2および振分手段5を備えている。
前記主通路1には粉粒体Mが供給され、該主通路1は供給された粉粒体Mの一部を該主通路1の下方に設けられた開口10から排出する。前記主通路1の側部には、前記分岐通路2が開口している。
【0010】
前記振分手段5は、後述するように、前記主通路1を横切るように圧力気体Gを噴出する。この噴出による当該気体の流れ、または、衝撃波、あるいは、その両方の作用により、前記主通路1内の粉粒体Mの一部が前記分岐通路2に振り分けられる。場合によっては残りの一部が部材上に散布して配置されてもよい。
【0011】
前記振分手段5は、圧力源50、開閉弁Vおよび加圧孔51を備えている。前記圧力源50は、たとえばコンプレッサなどで構成されている。圧力源50はエアのような気体Gを圧送する。なお、前記圧力源50の圧力は0.05メガパスカル以上に設定されてもよい。
【0012】
前記加圧孔51は、前記分岐通路2に向って主通路1の側部に開口51aしており、前記圧力源50からの気体Gを主通路1を横切るように噴き出す。図1(b)に示すように、加圧孔51は主通路1の側部に対しスリット状に開口していてもよい。前記スリット状の開口51aは、前記主通路1における粉粒体Mの流れ方向Zの第1の幅W1が、前記流れ方向に直交する第2の幅W2に比べ小さく設定されていてもよい。たとえば、前記第1の幅W1は、概ね0.05mm〜3.0mm程度に設定されていてもよい。第1の幅W1は3.0mm以上であってもよい。ただし、第1の幅W1があまり大きいと、気体Gの消費量が大きくなる。なお、加圧孔51は、末広ノズル又は先細ノズルのような形状をしていてもよい。
また、前記圧力源50は、主通路1内の粉粒体Mに向けて、前記気体Gと共に粉粒体Mを噴出するようにしてもよい。
【0013】
また、図1(c)に示すように、前記加圧孔51は、圧力源から複数の開閉弁Vに至る多岐管(マニホールド)51dと、前記開閉弁Vに接続されたパイプ51cと、一端に該パイプ51cが接続されると共に他端にスリット状の開口51aが設けられた室51bとを備えていてもよい。
【0014】
図1(a)の前記開閉弁Vは、圧力源50からの気体Gが前記主通路1に噴出されるのを制御することにより、所定のタイミングで粉粒体Mの一部を振り分ける。前記開閉弁Vは、たとえば、電磁弁であってもよい。
【0015】
前記開閉弁Vには、当該弁Vの開閉制御を行うための制御手段3が接続されていてもよい。かかる制御手段3は、たとえば、マイコンであってもよく、所定のタイミングで開閉弁Vが開いたり閉じたりするように制御する。なお、制御手段3は、複数の開閉弁Vが開閉するタイミングを互いに相違するように独立して制御してもよい。
【0016】
つぎに、本装置の間欠散布動作について簡単に説明する。
前記粉粒体Mの一部は、主通路1を通り、該主通路1の下端部に設けられた開口10から排出する。また、粉粒体Mは図示しない部材の上に散布されてもよい。所定のタイミングで前記開閉弁Vが開くと、開弁と殆ど同時に前記圧力源50からの気体Gが加圧孔51から吹き出し、主通路1内を落下する粉粒体Mが吹き飛ばされ分岐通路2に向って流れて振り分けられる。前記振分後、微小時間後に開閉弁Vを閉じると、加圧孔51からの気体Gの噴出が停止し、再び、主通路1の開口10から部材上に粉粒体Mが散布される。
このように、開閉弁Vの開閉により加圧孔51から気体Gが間欠的に噴出されて、本装置は粉粒体Mの振り分けを行うことができ、これにより粉粒体Mを部材上に間欠的に散布して配置する。
【0017】
ここで、本装置は、吸引することで振り分けを行う場合とは異なり、気体Gを噴出することで粉粒体Mを吹き飛ばして振り分けを行うので、開閉弁Vが開くと、直ちに気体Gが主通路1に噴き出して、瞬時に粉粒体Mの流れ方向が変化して、粉粒体Mを振り分けることができる。したがって、応答の遅れが従来のものに比べて著しく小さくなる。また、開閉弁Vとして複数の電磁弁を採用すれば、隣接する粉粒体Mの集合C同士を独立して制御することが可能となる。また、電磁弁の種類によっては時間間隔ΔTを著しく小さくすることができ、前記時間間隔ΔTを、たとえば、数msecないし数十msecにすることができる。このような小さい時間間隔ΔTにて、開閉弁Vを制御できれば、開閉弁Vは電磁弁に限られない。
【0018】
図2は第2実施形態を示す。
貯留タンク6からの粉粒体Mは、シュート4を介して、主通路1に導かれる。シュート4が所定の幅(紙面に直交する方向の幅)を有し、かつ、傾いているため、粉粒体Mはシュート4の上を幅方向に広がって移動する。シュート4の角度や、貯留タンク6からの粉粒体Mを受けた後に、主通路1に向かうまでの有効な距離、粉粒体Mとシュート4の摩擦係数などを変更することにより、主通路1を横切る方向についての粉粒体Mの広がりの幅W3、つまり、加圧孔51から分岐通路2に噴出する気体Gが粉粒体Mの集合Cを貫通するべき幅を所定の幅にすることができる。幅W3を所定の幅にすることにより、加圧孔51から噴出される気体Gの損失を小さくすることができる。なお、シュート4等において粉粒体Mが移動する面に複数の筋(溝)が掘られていてもよい。粉粒体Mの進行性を良くするためである。
図2(a)に示すように、前記開口10の下方においては、たとえば、ウエブのような部材8が連続的に移送されていてもよい。なお、部材8をコンベヤで移送してもよく、この場合、部材8の裏側から、散布される粉粒体Mの堆積層Cの形状に形成したパターンを前記コンベヤに形成して、吸引を行うようにしてもよい。図2(b)のように、粉粒体Mは、所定の間隔S2で部材8上に間欠的に散布されて間欠的に堆積する。
【0019】
図2(a)に示すように、前記粉粒体Mを貯留する貯留タンク6を備え、前記分岐通路2が前記貯留タンク6に接続されていてもよい。この場合、分岐通路2内を負圧に設定してもよい。加圧孔51からの気体Gによって吹き飛ばされた粉粒体Mを分岐通路2内に吸引して導くためである。ここで、分岐通路2は、負圧を調整するための開口を有していてもよく、主通路1を落下する粉粒体Mが加圧孔51から噴出することなく分岐通路2に引き込まれることを避けるために前記開口の大きさが調整されてもよい。前記分岐通路2内に吹き飛ばされた粉粒体Mは、該分岐通路2を通り貯留タンク6に戻される。これにより、振り分けられた粉粒体Mを再び用いる(リターンする)ことが可能となる。なお、前記回収された粉粒体Mとは別に、前記貯留タンク6には粉粒体Mが適宜供給される。
【0020】
所定のタイミングで開閉弁Vの開閉動作を繰り返すことにより、前述と同様に粉粒体Mが間欠的に散布されて、図2(b)に示すように、粉粒体Mの堆積層Cが所定の間隔S2を有する状態で部材8上に配置される。
ここで、間隔S2は、堆積層Cが移動する速度によっても変化する。この間隔S2を、堆積層Cが移動する速度が変化しても一定に保つためには、堆積層Cが移動する速度に関する情報を制御手段3に伝達し、例えば、堆積層Cが移動する速度に基づいて速度情報を生成するエンコーダ20からの速度情報が制御手段3に伝えられ、制御手段3はその速度情報に基づき、開閉弁Vを開閉してもよい。このため、時間間隔ΔTは開閉弁Vが開いている時間によって変化するが、トータルとして間隔S2を一定にすることが可能となる。
【0021】
また、貯留タンク6の底部には、供給量調整弁7を設けてもよい。前記供給量調整弁7は、所定の間隔で所定の時間または所定の大きさ(面積)だけ開いて、つまり、開閉ないし開度の調整をすることで、主通路1に供給する粉粒体Mの供給量の調整を行ってもよい。該供給量の調整は、オペレータが手動で行ってもよいし、所定量になるように自動制御されてもよい。
【0022】
供給量を自動的に制御する場合には、測定手段40および制御手段3を更に備えていてもよい。
前記測定手段40は、主通路1に供給された粉粒体Mの単位時間当たりの流量の測定を行うものであり、たとえば、貯留タンク6から落下した粉粒体Mが、シュート4を通過する際に、その重さを計測するものであってもよい。例えば、前記シュート4をロードセル40で支持し、該ロードセルからなる測定手段40の検出値によって、貯留タンク6から供給される粉粒体Mの重量が測定されてもよい。また、シュート4の一部にロードセル40が配置されていてもよい。
【0023】
前記制御手段3は、前記測定手段40および供給量調整弁7に接続されている。制御手段3は、測定手段40からの計測信号を入力とし、該計測信号に基づいて、粉粒体Mの単位時間当たりの流量(たとえば、重量)を算出することにより、当該算出結果に基づいて、供給量が所定量となるように、前記供給量調整弁7のフィードバック制御を行う。
このように、貯留タンク6から主通路1への粉粒体Mの供給量を一定に保つことで、所定量の粉粒体Mを部材8上に間欠散布することができる。
【0024】
ところで、貯留タンク6から落下した粉粒体Mが、シュート4に直接ぶつかると、当該粉粒体Mの間欠落下による振動によって、ロードセルに計量誤差が生じるおそれがある。そのため、貯留タンク6から落下した粉粒体Mが前記シュート4とは別体のプリシュートに落下した後、当該プリシュート上を移動し、前記シュート4に供給されるようにしてもよい。また、そのような振動をキャンセルするために、ダミーのセンサ(振動吸収部材)が前記シュート4に取り付けられていてもよい。
【0025】
部材8上に散布される粉粒体Mの幅D(図2(b))は、貯留タンク6の供給量調整弁7の横幅やシュート4の横幅等を変更することにより、任意の幅に設定することができる。
なお、前記第2実施形態のその他の構成は、第1実施形態と同様であり、同一部分または相当部分に同一符号を付して、その説明を省略する。
【0026】
また、図3(a)に示すように、前記開閉弁Vを加圧孔51の主通路1側近傍に設ければ、主通路1内への気体Gの噴出および停止を、より一層俊敏に行うことができる。かかる場合には、図3(b)に示すように、開閉弁Vは棒状弁で形成されていてもよく、当該棒状弁の回転により、気体Gの噴出および停止を行ってもよい。
【0027】
以上のとおり、図面を参照しながら好適な実施形態を説明したが、当業者であれば、本明細書を見て、自明な範囲で種々の変更および修正を容易に想定するであろう。
たとえば、主通路は必ずしも上下方向に設定されている必要はなく、主通路内の粉粒体を気体と共に圧送するようにすれば、主通路の上流部分は水平に設定してもよい。一方、分岐通路は主通路に対し直交するように設けられている必要はなく、分岐通路は主通路に対し斜めに設けられていてもよい。
また、粉粒体を配置するピッチが大きければ、加圧孔は幅を大きくしてもよい。
さらに、加圧する圧力は0.05メガパスカル以下であってもよい。
また、分岐通路内に吹き飛ばされた粉粒体は、必ずしも貯留タンクに戻される必要はない。
したがって、そのような変更および修正は、請求の範囲から定まる本発明の範囲内のものと解釈される。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、圧力気体を噴出することにより、当該気体の流れ、または、衝撃波、あるいは、その両方の作用で、粉粒体の一部を分岐通路に振り分ける。そのため、応答の遅れが著しく小さくなって、圧力気体が主通路を横切ることで、粉粒体の振り分けが瞬時に実現される。したがって、粉粒体の集合間の途切れた時間間隔を著しく小さくすることができる。その結果、部材の移送速度が大きくても粉粒体の堆積層同士の隙間を著しく小さくすることができる。
また、気体を噴出することにより振り分けを行うので、粉粒体を吸引する場合とは異なり、圧力気体を噴出する加圧孔を小さくしても粉粒体の振り分けを行うことができる。したがって、より一層、前記時間間隔を小さくすることができ、前記堆積層同士の隙間を著しく小さくすることができる。
【0029】
なお、主通路に供給される粉粒体の単位時間当たりの流量を測定する測定手段を設け、制御手段が供給量調整弁を制御することにより、主通路に供給する粉粒体の供給量を調整すれば、堆積した粉粒体を所定の嵩密度で精度良く散布・配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1実施形態にかかる粉粒体の間欠散布装置の要部を示す概略構成図、(b)は主通路の縦断面図、(c)は吸引孔および分岐通路の縦断面図である。
【図2】(a)は同第2実施形態にかかる間欠散布装置を示す概略構成図、(b)は粉粒体の堆積状態を示す平面図である。
【図3】(a)は変形例にかかる間欠散布装置の要部を示す概略構成図、(b)は同斜視図である。
【図4】(a)は従来の間欠散布装置を示す概略縦断面図、(b)は同従来の装置によって部材に散布・配置された粉粒体の堆積状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1:主通路
2:分岐通路
3:制御手段
5:振分手段
7:供給量調整弁
8:部材
10:開口
40:測定手段
50:圧力源
51:加圧孔
M:粉粒体
G:圧力気体
V:弁
W1:第1の幅
W2:第2の幅
【発明の属する技術分野】
本発明は粉粒体の間欠散布装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術およびその欠点】
従来より、移送される部材の上に粉粒体を間欠的に散布する粉粒体の間欠散布装置が知られている(特開昭63−283777号、特開平4−341368号公報参照)。
かかる散布装置の一例を図4に示す。
図4に示すように、従来の間欠散布装置は、粉粒体Mを部材8の上に散布する主通路101を備えている。主通路101の側部には吸引孔100が設けられている。この従来の散布装置は、所定のタイミングで吸引孔100から粉粒体Mを吸引することで、粉粒体Mを間欠に散布し、部材8の上に粉粒体Mの堆積層Cを間欠的に配置する。
【0003】
しかし、前記従来技術では、主通路101の一部を負圧にして吸引しているから、主通路101の一部が所定の負圧に達するまでには時間がかかるので、瞬時に大きな吸引力が得られず、徐々に吸引力が大きくなるから、応答の遅れが生じる。そのため、粉粒体Mの集合C同士の間の時間間隔ΔTが大きくなるのは避けられない。したがって、部材8の移送速度を一定とすると、前記時間間隔ΔTに対応する図4(b)の隙間S1、つまり、図4(b)に示すように、間欠散布された粉粒体Mの堆積層C同士の隙間S1が大きくなる。
なお、大きな吸引力を得るには吸引孔100を大きくする必要があるから、これによっても、前記時間間隔ΔTが大きくなる。
【0004】
したがって、本発明の目的は、散布される粉粒体の間の隙間の時間間隔を小さくでき、隣接する堆積層同士の間隔を小さくできる粉粒体の間欠散布装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明のある粉粒体の間欠散布装置は、粉粒体を間欠的に散布する粉粒体の間欠散布装置であって、供給された粉粒体を移送し、開口から粉粒体を出力する主通路と、前記主通路の側部に開口した分岐通路と、前記主通路を横切るように圧力気体を間欠的に噴出することで、前記主通路内の粉粒体の一部を前記分岐通路に振り分ける振分手段と、を備えたことを特徴とする。
【0006】
本発明においては、圧力気体を主通路を横切るように噴出することにより、粉粒体の一部を分岐通路に振り分ける。加圧された気体は、小さな開口から、多量の気体を瞬時に主通路を横切って分岐通路に流れる。そのため、粉粒体を吸引する場合とは異なり、応答の遅れを殆ど生じることなく、瞬時に振り分けを実現することができる。したがって、粉粒体の集合が途切れた時間の間隔を著しく小さくすることができる。
なお、圧力気体としては、空気の他に不活性ガスなどを採用してもよい。
【0007】
本発明において、粉粒体は流動性を備えた固体の集合で、粉状もしくは粒状もしくは片状(紛砕物など)、あるいは、これらの2以上の混合物であってもよい。粉粒体の材料としては、たとえば、高吸水性ポリマー(高分子吸収体)の粒子、パルプを解繊機で繊維状に解繊したフラッフパルプや該フラップパルプに前記高吸水性ポリマー粒子を混入したものでもよい。
【0008】
本発明において、粉粒体が堆積配置される部材は、使い捨て着用物品の連続ウエブや不連続なウエブであってもよい。この場合、粉粒体は吸収体(コア)となる。前記着用物品としては、生理用ナプキン、使い捨てオムツまたはパンツであってもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。
図1は第1実施形態を示す。
図1(a)に示すように、間欠散布装置は、主通路1、分岐通路2および振分手段5を備えている。
前記主通路1には粉粒体Mが供給され、該主通路1は供給された粉粒体Mの一部を該主通路1の下方に設けられた開口10から排出する。前記主通路1の側部には、前記分岐通路2が開口している。
【0010】
前記振分手段5は、後述するように、前記主通路1を横切るように圧力気体Gを噴出する。この噴出による当該気体の流れ、または、衝撃波、あるいは、その両方の作用により、前記主通路1内の粉粒体Mの一部が前記分岐通路2に振り分けられる。場合によっては残りの一部が部材上に散布して配置されてもよい。
【0011】
前記振分手段5は、圧力源50、開閉弁Vおよび加圧孔51を備えている。前記圧力源50は、たとえばコンプレッサなどで構成されている。圧力源50はエアのような気体Gを圧送する。なお、前記圧力源50の圧力は0.05メガパスカル以上に設定されてもよい。
【0012】
前記加圧孔51は、前記分岐通路2に向って主通路1の側部に開口51aしており、前記圧力源50からの気体Gを主通路1を横切るように噴き出す。図1(b)に示すように、加圧孔51は主通路1の側部に対しスリット状に開口していてもよい。前記スリット状の開口51aは、前記主通路1における粉粒体Mの流れ方向Zの第1の幅W1が、前記流れ方向に直交する第2の幅W2に比べ小さく設定されていてもよい。たとえば、前記第1の幅W1は、概ね0.05mm〜3.0mm程度に設定されていてもよい。第1の幅W1は3.0mm以上であってもよい。ただし、第1の幅W1があまり大きいと、気体Gの消費量が大きくなる。なお、加圧孔51は、末広ノズル又は先細ノズルのような形状をしていてもよい。
また、前記圧力源50は、主通路1内の粉粒体Mに向けて、前記気体Gと共に粉粒体Mを噴出するようにしてもよい。
【0013】
また、図1(c)に示すように、前記加圧孔51は、圧力源から複数の開閉弁Vに至る多岐管(マニホールド)51dと、前記開閉弁Vに接続されたパイプ51cと、一端に該パイプ51cが接続されると共に他端にスリット状の開口51aが設けられた室51bとを備えていてもよい。
【0014】
図1(a)の前記開閉弁Vは、圧力源50からの気体Gが前記主通路1に噴出されるのを制御することにより、所定のタイミングで粉粒体Mの一部を振り分ける。前記開閉弁Vは、たとえば、電磁弁であってもよい。
【0015】
前記開閉弁Vには、当該弁Vの開閉制御を行うための制御手段3が接続されていてもよい。かかる制御手段3は、たとえば、マイコンであってもよく、所定のタイミングで開閉弁Vが開いたり閉じたりするように制御する。なお、制御手段3は、複数の開閉弁Vが開閉するタイミングを互いに相違するように独立して制御してもよい。
【0016】
つぎに、本装置の間欠散布動作について簡単に説明する。
前記粉粒体Mの一部は、主通路1を通り、該主通路1の下端部に設けられた開口10から排出する。また、粉粒体Mは図示しない部材の上に散布されてもよい。所定のタイミングで前記開閉弁Vが開くと、開弁と殆ど同時に前記圧力源50からの気体Gが加圧孔51から吹き出し、主通路1内を落下する粉粒体Mが吹き飛ばされ分岐通路2に向って流れて振り分けられる。前記振分後、微小時間後に開閉弁Vを閉じると、加圧孔51からの気体Gの噴出が停止し、再び、主通路1の開口10から部材上に粉粒体Mが散布される。
このように、開閉弁Vの開閉により加圧孔51から気体Gが間欠的に噴出されて、本装置は粉粒体Mの振り分けを行うことができ、これにより粉粒体Mを部材上に間欠的に散布して配置する。
【0017】
ここで、本装置は、吸引することで振り分けを行う場合とは異なり、気体Gを噴出することで粉粒体Mを吹き飛ばして振り分けを行うので、開閉弁Vが開くと、直ちに気体Gが主通路1に噴き出して、瞬時に粉粒体Mの流れ方向が変化して、粉粒体Mを振り分けることができる。したがって、応答の遅れが従来のものに比べて著しく小さくなる。また、開閉弁Vとして複数の電磁弁を採用すれば、隣接する粉粒体Mの集合C同士を独立して制御することが可能となる。また、電磁弁の種類によっては時間間隔ΔTを著しく小さくすることができ、前記時間間隔ΔTを、たとえば、数msecないし数十msecにすることができる。このような小さい時間間隔ΔTにて、開閉弁Vを制御できれば、開閉弁Vは電磁弁に限られない。
【0018】
図2は第2実施形態を示す。
貯留タンク6からの粉粒体Mは、シュート4を介して、主通路1に導かれる。シュート4が所定の幅(紙面に直交する方向の幅)を有し、かつ、傾いているため、粉粒体Mはシュート4の上を幅方向に広がって移動する。シュート4の角度や、貯留タンク6からの粉粒体Mを受けた後に、主通路1に向かうまでの有効な距離、粉粒体Mとシュート4の摩擦係数などを変更することにより、主通路1を横切る方向についての粉粒体Mの広がりの幅W3、つまり、加圧孔51から分岐通路2に噴出する気体Gが粉粒体Mの集合Cを貫通するべき幅を所定の幅にすることができる。幅W3を所定の幅にすることにより、加圧孔51から噴出される気体Gの損失を小さくすることができる。なお、シュート4等において粉粒体Mが移動する面に複数の筋(溝)が掘られていてもよい。粉粒体Mの進行性を良くするためである。
図2(a)に示すように、前記開口10の下方においては、たとえば、ウエブのような部材8が連続的に移送されていてもよい。なお、部材8をコンベヤで移送してもよく、この場合、部材8の裏側から、散布される粉粒体Mの堆積層Cの形状に形成したパターンを前記コンベヤに形成して、吸引を行うようにしてもよい。図2(b)のように、粉粒体Mは、所定の間隔S2で部材8上に間欠的に散布されて間欠的に堆積する。
【0019】
図2(a)に示すように、前記粉粒体Mを貯留する貯留タンク6を備え、前記分岐通路2が前記貯留タンク6に接続されていてもよい。この場合、分岐通路2内を負圧に設定してもよい。加圧孔51からの気体Gによって吹き飛ばされた粉粒体Mを分岐通路2内に吸引して導くためである。ここで、分岐通路2は、負圧を調整するための開口を有していてもよく、主通路1を落下する粉粒体Mが加圧孔51から噴出することなく分岐通路2に引き込まれることを避けるために前記開口の大きさが調整されてもよい。前記分岐通路2内に吹き飛ばされた粉粒体Mは、該分岐通路2を通り貯留タンク6に戻される。これにより、振り分けられた粉粒体Mを再び用いる(リターンする)ことが可能となる。なお、前記回収された粉粒体Mとは別に、前記貯留タンク6には粉粒体Mが適宜供給される。
【0020】
所定のタイミングで開閉弁Vの開閉動作を繰り返すことにより、前述と同様に粉粒体Mが間欠的に散布されて、図2(b)に示すように、粉粒体Mの堆積層Cが所定の間隔S2を有する状態で部材8上に配置される。
ここで、間隔S2は、堆積層Cが移動する速度によっても変化する。この間隔S2を、堆積層Cが移動する速度が変化しても一定に保つためには、堆積層Cが移動する速度に関する情報を制御手段3に伝達し、例えば、堆積層Cが移動する速度に基づいて速度情報を生成するエンコーダ20からの速度情報が制御手段3に伝えられ、制御手段3はその速度情報に基づき、開閉弁Vを開閉してもよい。このため、時間間隔ΔTは開閉弁Vが開いている時間によって変化するが、トータルとして間隔S2を一定にすることが可能となる。
【0021】
また、貯留タンク6の底部には、供給量調整弁7を設けてもよい。前記供給量調整弁7は、所定の間隔で所定の時間または所定の大きさ(面積)だけ開いて、つまり、開閉ないし開度の調整をすることで、主通路1に供給する粉粒体Mの供給量の調整を行ってもよい。該供給量の調整は、オペレータが手動で行ってもよいし、所定量になるように自動制御されてもよい。
【0022】
供給量を自動的に制御する場合には、測定手段40および制御手段3を更に備えていてもよい。
前記測定手段40は、主通路1に供給された粉粒体Mの単位時間当たりの流量の測定を行うものであり、たとえば、貯留タンク6から落下した粉粒体Mが、シュート4を通過する際に、その重さを計測するものであってもよい。例えば、前記シュート4をロードセル40で支持し、該ロードセルからなる測定手段40の検出値によって、貯留タンク6から供給される粉粒体Mの重量が測定されてもよい。また、シュート4の一部にロードセル40が配置されていてもよい。
【0023】
前記制御手段3は、前記測定手段40および供給量調整弁7に接続されている。制御手段3は、測定手段40からの計測信号を入力とし、該計測信号に基づいて、粉粒体Mの単位時間当たりの流量(たとえば、重量)を算出することにより、当該算出結果に基づいて、供給量が所定量となるように、前記供給量調整弁7のフィードバック制御を行う。
このように、貯留タンク6から主通路1への粉粒体Mの供給量を一定に保つことで、所定量の粉粒体Mを部材8上に間欠散布することができる。
【0024】
ところで、貯留タンク6から落下した粉粒体Mが、シュート4に直接ぶつかると、当該粉粒体Mの間欠落下による振動によって、ロードセルに計量誤差が生じるおそれがある。そのため、貯留タンク6から落下した粉粒体Mが前記シュート4とは別体のプリシュートに落下した後、当該プリシュート上を移動し、前記シュート4に供給されるようにしてもよい。また、そのような振動をキャンセルするために、ダミーのセンサ(振動吸収部材)が前記シュート4に取り付けられていてもよい。
【0025】
部材8上に散布される粉粒体Mの幅D(図2(b))は、貯留タンク6の供給量調整弁7の横幅やシュート4の横幅等を変更することにより、任意の幅に設定することができる。
なお、前記第2実施形態のその他の構成は、第1実施形態と同様であり、同一部分または相当部分に同一符号を付して、その説明を省略する。
【0026】
また、図3(a)に示すように、前記開閉弁Vを加圧孔51の主通路1側近傍に設ければ、主通路1内への気体Gの噴出および停止を、より一層俊敏に行うことができる。かかる場合には、図3(b)に示すように、開閉弁Vは棒状弁で形成されていてもよく、当該棒状弁の回転により、気体Gの噴出および停止を行ってもよい。
【0027】
以上のとおり、図面を参照しながら好適な実施形態を説明したが、当業者であれば、本明細書を見て、自明な範囲で種々の変更および修正を容易に想定するであろう。
たとえば、主通路は必ずしも上下方向に設定されている必要はなく、主通路内の粉粒体を気体と共に圧送するようにすれば、主通路の上流部分は水平に設定してもよい。一方、分岐通路は主通路に対し直交するように設けられている必要はなく、分岐通路は主通路に対し斜めに設けられていてもよい。
また、粉粒体を配置するピッチが大きければ、加圧孔は幅を大きくしてもよい。
さらに、加圧する圧力は0.05メガパスカル以下であってもよい。
また、分岐通路内に吹き飛ばされた粉粒体は、必ずしも貯留タンクに戻される必要はない。
したがって、そのような変更および修正は、請求の範囲から定まる本発明の範囲内のものと解釈される。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、圧力気体を噴出することにより、当該気体の流れ、または、衝撃波、あるいは、その両方の作用で、粉粒体の一部を分岐通路に振り分ける。そのため、応答の遅れが著しく小さくなって、圧力気体が主通路を横切ることで、粉粒体の振り分けが瞬時に実現される。したがって、粉粒体の集合間の途切れた時間間隔を著しく小さくすることができる。その結果、部材の移送速度が大きくても粉粒体の堆積層同士の隙間を著しく小さくすることができる。
また、気体を噴出することにより振り分けを行うので、粉粒体を吸引する場合とは異なり、圧力気体を噴出する加圧孔を小さくしても粉粒体の振り分けを行うことができる。したがって、より一層、前記時間間隔を小さくすることができ、前記堆積層同士の隙間を著しく小さくすることができる。
【0029】
なお、主通路に供給される粉粒体の単位時間当たりの流量を測定する測定手段を設け、制御手段が供給量調整弁を制御することにより、主通路に供給する粉粒体の供給量を調整すれば、堆積した粉粒体を所定の嵩密度で精度良く散布・配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1実施形態にかかる粉粒体の間欠散布装置の要部を示す概略構成図、(b)は主通路の縦断面図、(c)は吸引孔および分岐通路の縦断面図である。
【図2】(a)は同第2実施形態にかかる間欠散布装置を示す概略構成図、(b)は粉粒体の堆積状態を示す平面図である。
【図3】(a)は変形例にかかる間欠散布装置の要部を示す概略構成図、(b)は同斜視図である。
【図4】(a)は従来の間欠散布装置を示す概略縦断面図、(b)は同従来の装置によって部材に散布・配置された粉粒体の堆積状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1:主通路
2:分岐通路
3:制御手段
5:振分手段
7:供給量調整弁
8:部材
10:開口
40:測定手段
50:圧力源
51:加圧孔
M:粉粒体
G:圧力気体
V:弁
W1:第1の幅
W2:第2の幅
Claims (6)
- 粉粒体を間欠的に散布する粉粒体の間欠散布装置であって、
供給された粉粒体を移送し、開口から粉粒体を出力する主通路と、
前記主通路の側部に開口した分岐通路と、
前記主通路を横切るように圧力気体を間欠的に噴出することで、前記主通路内の粉粒体の一部を前記分岐通路に振り分ける振分手段と、
を備えた粉粒体の間欠散布装置。 - 請求項1において、前記振分手段は、
前記圧力気体を圧送する圧力源と、
前記分岐通路に向って前記主通路の側部に開口し、前記圧力源からの圧力気体を前記主通路を横切るように噴き出す加圧孔と、
前記圧力源からの圧力気体が前記主通路に間欠的に噴出されるのを制御するための開閉弁とを備えた粉粒体の間欠散布装置。 - 請求項2において、
前記加圧孔は前記主通路の側部に対しスリット状に開口しており、該スリット状の開口は、前記主通路における粉粒体の流れ方向の第1の幅が、前記流れ方向に直交する第2の幅に比べ小さく設定されている粉粒体の間欠散布装置。 - 請求項3において、
前記スリット状の開口の第1の幅が、概ね0.05mm〜3.0mm程度に設定されている粉粒体の間欠散布装置。 - 請求項2ないし4のいずれか1項において、
前記圧力源から供給される圧力気体の圧力が0.05メガパスカル以上に設定された粉粒体の間欠散布装置。 - 請求項1ないし5のいずれか1項において、
前記粉粒体を貯留する貯留タンクと、
前記粉粒体を前記主通路に供給する供給量を制御する供給量調整弁と、
前記貯留タンクから前記主通路に供給される粉粒体の単位時間当たりの流量を測定する測定手段と、
前記測定手段からの測定値に基づいて前記供給量調整弁を制御する制御手段とを備えた粉粒体の間欠散布装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002159173A JP2004000830A (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | 粉粒体の間欠散布装置 |
CNA031383580A CN1467039A (zh) | 2002-05-31 | 2003-05-28 | 间歇式散布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002159173A JP2004000830A (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | 粉粒体の間欠散布装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004000830A true JP2004000830A (ja) | 2004-01-08 |
Family
ID=29996372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002159173A Pending JP2004000830A (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | 粉粒体の間欠散布装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004000830A (ja) |
CN (1) | CN1467039A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011105587A1 (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-01 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収構造体製造装置 |
JP4777438B2 (ja) * | 2005-12-15 | 2011-09-21 | エスセーアー・ハイジーン・プロダクツ・アーベー | 吸収剤組織に粒子を適用するための方法および装置 |
WO2012108330A1 (ja) * | 2011-02-10 | 2012-08-16 | 株式会社瑞光 | 粒状体の配置方法および装置 |
WO2012108331A1 (ja) * | 2011-02-10 | 2012-08-16 | 株式会社瑞光 | 粒状体の配置方法および装置 |
WO2021166729A1 (ja) * | 2020-02-21 | 2021-08-26 | 花王株式会社 | 複合シートの製造方法及び製造装置 |
JP7411440B2 (ja) | 2020-02-21 | 2024-01-11 | 花王株式会社 | 複合シートの製造方法及び製造装置 |
JP7411441B2 (ja) | 2020-02-21 | 2024-01-11 | 花王株式会社 | 複合シートの製造方法 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100863588B1 (ko) * | 2007-08-21 | 2008-10-15 | 세메스 주식회사 | 탄소 나노튜브 합성 장치에서의 촉매 도포 장치 |
JP6535870B2 (ja) * | 2015-03-31 | 2019-07-03 | 株式会社ルートレック・ネットワークス | 養液土耕システム及び養液土耕制御サーバ |
CN105662719A (zh) * | 2015-12-30 | 2016-06-15 | 泉州市汉威机械制造有限公司 | 一种高分子间断施加装置及其施加方法 |
-
2002
- 2002-05-31 JP JP2002159173A patent/JP2004000830A/ja active Pending
-
2003
- 2003-05-28 CN CNA031383580A patent/CN1467039A/zh active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4777438B2 (ja) * | 2005-12-15 | 2011-09-21 | エスセーアー・ハイジーン・プロダクツ・アーベー | 吸収剤組織に粒子を適用するための方法および装置 |
US8955570B2 (en) | 2010-02-26 | 2015-02-17 | Unicharm Corporation | Absorbent structure manufacturing apparatus |
JP2011177299A (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-15 | Unicharm Corp | 吸収体製造装置 |
WO2011105587A1 (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-01 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収構造体製造装置 |
US9034131B2 (en) | 2011-02-10 | 2015-05-19 | Zuiko Corporation | Method and apparatus for arranging granular material |
WO2012108331A1 (ja) * | 2011-02-10 | 2012-08-16 | 株式会社瑞光 | 粒状体の配置方法および装置 |
WO2012108330A1 (ja) * | 2011-02-10 | 2012-08-16 | 株式会社瑞光 | 粒状体の配置方法および装置 |
US9034130B2 (en) | 2011-02-10 | 2015-05-19 | Zuiko Corporation | Method and apparatus for arranging granular material |
JP5986507B2 (ja) * | 2011-02-10 | 2016-09-06 | 株式会社瑞光 | 粒状体の配置方法および装置 |
JP5986506B2 (ja) * | 2011-02-10 | 2016-09-06 | 株式会社瑞光 | 粒状体の配置方法および装置 |
WO2021166729A1 (ja) * | 2020-02-21 | 2021-08-26 | 花王株式会社 | 複合シートの製造方法及び製造装置 |
JP7411440B2 (ja) | 2020-02-21 | 2024-01-11 | 花王株式会社 | 複合シートの製造方法及び製造装置 |
JP7411441B2 (ja) | 2020-02-21 | 2024-01-11 | 花王株式会社 | 複合シートの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1467039A (zh) | 2004-01-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5350597A (en) | Method for intermittently applying particulate powder material to a fibrous substrate | |
KR100628390B1 (ko) | 입자의 펄스 흐름 생성방법 및 펄스화 장치 | |
US5279854A (en) | Method and apparatus for zoned application of particles in fibrous material | |
US4927346A (en) | Apparatus for depositing particulate material into a pad of fibrous material in a forming chamber | |
US5017324A (en) | Method for depositing particulate material into a pad of fibrous material in a forming chamber | |
CA2678866C (en) | Pneumatic seasoning system | |
JP2004000830A (ja) | 粉粒体の間欠散布装置 | |
JP3135498B2 (ja) | 熱可塑性樹脂の無端繊維からスピンフリースウェブを製造するための装置 | |
JP2005511902A5 (ja) | ||
AU606648B2 (en) | Moisture-absorbent substrate | |
US6660215B2 (en) | Plant for producing a web-shaped product of fibers and powder | |
CA1285751C (en) | Method of intermittent powder coating | |
JP2017518861A (ja) | 高速sap粒子アプリケータ | |
JP2004195434A (ja) | 縫い目状パターンの塗布物、粘性流体材料の塗布方法、塗布装置、及びノズル | |
JP2004188285A (ja) | 粉粒体の散布方法及び散布装置 | |
JPH04197918A (ja) | コンベヤの乗継装置 | |
JPH09156764A (ja) | 礫状物送出装置 | |
JP2016120987A (ja) | 粉粒体散布装置及び粉粒体の散布方法 | |
CN115666888A (zh) | 有陶瓷混合物积聚控制系统的对瓷砖进行干式装饰的机器 | |
JP2001286789A (ja) | 粉粒体散布機 | |
JPS6123030A (ja) | 定量供給装置 | |
JPH08215630A (ja) | 粉粒体の散布方法及び装置 | |
JP2002035652A (ja) | 粉体コーティング装置 |