JP2014161255A - 茶樹用肥料散布装置 - Google Patents

茶樹用肥料散布装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014161255A
JP2014161255A JP2013033610A JP2013033610A JP2014161255A JP 2014161255 A JP2014161255 A JP 2014161255A JP 2013033610 A JP2013033610 A JP 2013033610A JP 2013033610 A JP2013033610 A JP 2013033610A JP 2014161255 A JP2014161255 A JP 2014161255A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fertilizer
inverted
tea
shaped
tea tree
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013033610A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6056050B2 (ja
Inventor
Osamu Kadokawa
修 角川
Ryutaro Yamada
龍太郎 山田
Hitoshi Terada
均 寺田
Seiichi Yukimaru
誠一 雪丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Agriculture and Food Research Organization
Terada Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
National Agriculture and Food Research Organization
Terada Seisakusho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by National Agriculture and Food Research Organization, Terada Seisakusho Co Ltd filed Critical National Agriculture and Food Research Organization
Priority to JP2013033610A priority Critical patent/JP6056050B2/ja
Publication of JP2014161255A publication Critical patent/JP2014161255A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6056050B2 publication Critical patent/JP6056050B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/20Reduction of greenhouse gas [GHG] emissions in agriculture, e.g. CO2
    • Y02P60/21Dinitrogen oxide [N2O], e.g. using aquaponics, hydroponics or efficiency measures

Landscapes

  • Fertilizing (AREA)

Abstract

【目的】 本発明は、茶樹用肥料散布装置であって、茶樹の樹冠下に肥料を拡散させつつ均一散布することができること。
【構成】 茶樹に散布する肥料pを収容する肥料タンク1と、この下部から肥料pを管内移送する肥料送り管4と、該肥料送り管4に風力を供給する送風ファン31と、垂下状部51の下端より連続して少なくとも両方向に開口する両方向開口部52を有する逆T型状散布部5とからなること。該逆T型状散布部5の両方向開口部52は茶樹の樹冠下に向けて位置されると共に、送風力にて管内移送されて両方向開口部52の散布口から左右方向に肥料が散布されること。
【選択図】 図1

Description

本発明は、茶樹の樹冠下に肥料を拡散させつつ均一散布することができる茶樹用肥料散布装置に関する。
一般的な茶園はかまぼこ型のうね仕立てで管理されており、茶園管理作業は茶樹と茶樹の畝間を移動して行われている。茶園の全体面積のうち、畝間は約2割、茶樹の樹冠下は約8割となっている。当然のことであるが、茶樹の根は畝間だけでなく、茶樹の樹冠下にも分布している。
従来の茶園への肥料散布装置は、肥料を茶樹の畝間に散布しており、当該出願人は特許文献1に記載の発明を開発した。この装置は乗用型の茶園管理機に搭載するものであり、畝間に肥料を散布する。散布口29から散布補助板30に当てて畝間にばら撒くことはできるが、あくまでも畝間への散布であり、茶園全体の約2割の面積に施肥されているに過ぎない。
特許文献2に記載の発明は、肥料を散布する装置ではあるが、平坦状の農地を対象としており、茶樹が植えてある茶園に散布する装置とは異なっている。その特許文献2のシャッター61の取付箇所では、左右に分岐できるが、該シャッター61が邪魔となり、良好なる分岐は期待できない不都合があった。
茶樹は樹木であるため、約25〜40年余りも栽培が行なわれるものであり、年間を通して茶樹を健全な状態に保つため、葉の成長を促し、うまみ成分を増加させるため、他の野菜などに比べて窒素分を含む肥料を多量に散布する傾向にある。
昭和40年代以降窒素分の散布量は植え続け、近年は多少減少傾向にあるものの未だ高い水準となっている。この窒素分を含む肥料は主に茶樹園の2割に満たない畝間へと集中して散布されており、畝間にある根より吸収されている。
吸収されなかった肥料は流亡し、河川や土壌の汚染の原因となっている。窒素分過剰施肥は茶業界全体の問題の一つであり、数年前より複数の研究論文が発表され、年間窒素分散布量を規制し減肥を試みている。しかし、茶製品の品質の低下を原因とし、近年では多量散布へと戻りつつある。
環境問題への配慮から、品質の低下を招くことなく、減肥を行う技術を求められており、現在も各茶業関係機関にて種々の研究が行なわれている。
茶製品の品質を低下させずに減肥する方法として、茶樹の樹冠下幅広施肥がある。これは、茶樹の樹冠下へ施肥を行ない、樹冠下の茶樹の根から肥料を吸収することを目的としており、これにより約30%の減肥が期待されている。しかし、樹冠下広幅施肥をすることができる肥料散布装置は開発されていなかった。
特開2012−85566号公報 特開2000−295911号公報
本発明が解決しようとする課題(技術的課題又は目的等)は、茶樹の樹冠下全域へ均一に肥料を散布できる茶樹用肥料散布装置を実現することである。
そこで、発明者は上記課題を解決すべく鋭意,研究を重ねた結果、請求項1の発明を、茶樹に散布する肥料を収容する肥料タンクと、該肥料タンクの下部から前記肥料を管内移送する肥料送り管と、該肥料送り管に風力を供給する送風ファンと、垂下状部の下端より連続して少なくとも両方向に開口する両方向開口部を有する逆T型状散布部とからなり、前記逆T型状散布部の両方向開口部は茶樹の樹冠下に向けて位置されると共に、送風力にて管内移送されて前記両方向開口部の散布口から左右方向に肥料が散布されることを特徴とする茶樹用肥料散布装置としたことにより、前記課題を解決した。
請求項2の発明を、請求項1において、左右側に走行装置を備えた乗用走行型茶樹用管理機に前記肥料タンク及び前記送風ファンは取り付けられ、前記逆T型状散布部は前記左右の走行装置に設けられて前記逆T型状散布部の両方向開口部は茶樹の樹冠下に向けて位置されてなることを特徴とする茶樹用肥料散布装置としたことにより、前記課題を解決した。
請求項3の発明を、請求項1又は2において、前記逆T型状散布部の両方向開口部の断面形状としては、少なくとも下半分は円弧状に形成されてなることを特徴とする茶樹用肥料散布装置としたことにより、前記課題を解決した。請求項4の発明を、請求項1,2又は3において、前記逆T型状散布部の両方向開口部の断面形状は円形としてなることを特徴とする茶樹用肥料散布装置としたことにより、前記課題を解決した。請求項5の発明を、請求項1,2,3又は4の何れか1項において、前記逆T型状散布部の両方向開口部の両先端側にそれぞれ端部曲管が回動可能に設けられてなることを特徴とする茶樹用肥料散布装置としたことにより、前記課題を解決した。
請求項6の発明を、請求項1,2,3,4又は5の何れか1項において、前記逆T型状散布部の両方向開口部の両先端側にそれぞれ扁平端管が回動可能に設けられてなることを特徴とする茶樹用肥料散布装置としたことにより、前記課題を解決した。請求項7の発明を、請求項1,2,3,4,5又は6の何れか1項において、前記逆T型状散布部の垂下状部内には、該垂下状部の直径方向を向くと共に、隣接して交差するようにする棒片状の破砕杆が設けられてなることを特徴とする茶樹用肥料散布装置としたことにより、前記課題を解決したものである。
請求項1の発明においては、特に、樹冠下に均一的に散布できる。また、前記逆T型状散布部の垂下状部の存在にて、この箇所が垂直落下でき、前記両方向開口部の底面箇所に衝突することで、該両方向開口部の散布口から風圧とによって良好に散布できる。風圧力にも影響するが、両方向開口部の散布口からラッパ状に広がりつつ散布できる。
さらに、本発明では、このように樹冠下に均一的な散布により、効率的な施肥ができ、茶樹1本当たりの施肥効率を上昇させ、低コスト化を図ることができる。この結果、単位面積当たりの肥料散布量を減らすことができ、少ない肥料にて、従来の茶園を管理できる大きな効果を有する。このように、茶樹の樹冠下全域へ均一に肥料を散布できることから、樹冠下の茶樹の根から肥料を吸収できることで、減肥ができ、極めて良好な低コスト化及び環境負荷軽減もできる。
請求項2の発明では、請求項1において、左右側に走行装置を備えた乗用走行型茶樹用管理機に前記肥料タンク及び前記送風ファンは取り付けられ、前記逆T型状散布部の両方向開口部は茶樹の樹冠下に向けて位置されると共に、前記左右の走行装置に設けられ、且つ送風力にて管内移送されて前記両方向開口部の散布口から左右方向に肥料が散布されてなることにより、特に、左右側の畝間位置で、茶樹の樹冠下に高効率に散布できる利点がある。ひいては、茶樹の樹冠下全域へ均一に肥料を散布できる効果を奏する。
請求項3の発明では、前記逆T型状散布部の両方向開口部の断面形状としては、少なくとも下半分は円弧状に形成されていることにより、特に作用は、図5のごとくである。請求項3の発明では、前記逆T型状散布部の両方向開口部の断面形状は円形として形成したことにより、請求項4の発明と同様の効果を奏すると共に、両方向開口部の断面形状は円形のため、安価なる部材を使用することができ、本発明の肥料散布装置を格安にできる利点がある。
請求項5の発明では、前記逆T型状散布部の両方向開口部の両先端側にそれぞれ端部曲管が回動可能に設けられたので、特に、茶園が傾斜地などの場合に、その端部曲管の方向を所望の方向にすることで、効率的な散布ができる。具体的には、傾斜地の上側では、少し上向きになるように、傾斜地の下側では、少し下向きになるようにセットすることが好ましい。請求項6の発明では、両方向開口部の両先端側にそれぞれ扁平端管が回動可能に設けたことにより、より広い範囲に散布できる利点がある。
請求項7の発明では、前記逆T型状散布部の垂下状部内には、隣接して交差するようにする棒片状の破砕杆が設けたことにより、該破砕杆に塊状となった粒状の肥料が衝突すると、これがバラバラの状態となり、1粒1粒となった肥料を広く散布することができる効果を奏する。また、前記破砕杆をボルト・ナットとした場合には、簡単に取り付けができると共に、安価に提供できる。
(A)は本発明の茶樹用肥料散布装置の斜視図、(B)は本発明の茶樹用肥料散布装置の側面図である。 (A)は本発明の茶樹用肥料散布装置を後部側から見た正面図、(B)は(A)において逆T型状散布部の取付状態を示す斜視図、(C)は(B)の正面図である。 (A)は肥料タンク及び送風部の一部断面とした簡略図、(B)は肥料タンク,送風部の一部及び逆T型状散布部の連結状態の簡略図である。 (A)は本発明の茶樹用肥料散布装置にて茶樹に肥料散布している状態図、(B)は(A)の(ア)部拡大図である。 (A)は逆T型状散布部内において粒状肥料が風圧にて飛び散り且つ飛散している状態図、(B)は(A)のY1−Y1矢視断面図、(C)は(B)の(イ)部拡大図である。 (A)は逆T型状散布部の基本型(第1実施形態)の斜視図、(B)は(A)のX1−X1矢視断面図、(C)は(A)のY2−Y2矢視断面図、(D)は破砕杆をボルト・ナットとした斜視図、(E)は逆T型状散布部の別の実施形態の斜視図である。 (A)は逆T型状散布部の第2実施形態の斜視図、(B)は(A)のX2−X2矢視断面図、(C)は(A)のY3−Y3矢視図、(D)は逆T型状散布部の第2実施形態の変形例の斜視図、(E)は(D)のX4−X4矢視図、(F)は(D)の要部断面図、(G)は逆T型状散布部の第2実施形態の別変形例の斜視図、(H)は(G)のX5−X5矢視図である。 (A)は逆T型状散布部の第3実施形態の斜視図、(B)は(A)の側面図、(C)は(B)の(ウ)部拡大断面図、(D)は逆T型状散布部の第3実施形態の変形例の斜視図、(E)は逆T型状散布部の第3実施形態の別変形例の斜視図、(F)は(E)のY6−Y6矢視図である。 (A)は逆T型状散布部の第4実施形態の斜視図、(B)は(A)の一部断面とした側面図、(C)は逆T型状散布部の第4実施形態の変形例の斜視図である。 (A)は肩掛け用の茶樹用肥料散布装置の斜視図、(B)は(A)の肩掛け用の茶樹用肥料散布装置にて茶樹に肥料散布している状態図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。2つの実施形態があり、その一つは、本発明の乗用走行型茶樹用管理機に使用した場合である。これを、乗用走行型茶樹用肥料散布装置として説明すると、肥料散布装置と乗用走行型茶樹用管理機Bとで構成されている。前記肥料散布装置は、図1の実線部にて示すように、肥料供給体Aと、送風部3と、肥料送り管4と、逆T型状散布部5とから構成されている。また、前記乗用走行型茶樹用管理機Bは、図1の点線部で示されている。
前記肥料供給体Aは、粒状肥料を溜めておく蓋つきの肥料タンク1と、スクリューコンベヤ2A、カキオトシ杆部2Bと、前記スクリューコンベヤ2A及び前記カキオトシ杆部2Aとを回転駆動させる駆動部2Cとから構成されている。前記肥料タンク1は、上方は升状をなし、下方は次第に窄まるロート状に形成されている。
前記スクリューコンベヤ2Aは、駆動軸21と、該駆動軸21に螺旋状のスクリュー部22が固着されて前記肥料タンク1の下端位置に横設され、前記スクリューコンベヤ2Aの前端部23は、前記肥料タンク1の外部に露出しており、前端部23側に肥料を送るように構成されている。
前記スクリューコンベヤ2Aの直上には、前記カキオトシ杆部2Bが横設されている。該カキオトシ杆部2Bは、駆動軸25と、該駆動軸25の周囲に、棒状のカキオトシ杆26が複数設けられ、前記スクリューコンベヤ2Aの駆動と同期するように、モータ等の駆動部2Cに直接に接続されたり、或いはスプロケット26及びチェーン27等を介して設けられている。
図面の実施形態では、前記駆動部2Cは、前記肥料タンク1毎に1台設けられ(前記乗用走行型茶樹用管理機Bには2台)、スプロケット27及びチェーン28或いは減速機29を介して、前記スクリューコンベヤ2Aと前記カキオトシ杆部2Bとが同期駆動するように設けられている。該カキオトシ杆部2Bを設けたことで、肥料が固まり状になることを防止できる。特に、前記スクリューコンベヤ2Aへの流れ状態をスムーズ化できる。
前記送風部3は、送風ファン31と、送風管32とから構成されている。該送風管32の先端に設けられた肥料排出受部33が、前記スクリューコンベヤ2Aの前端部23の出口箇所を覆うように構成されている。つまり、該出口箇所から排出された粒状の肥料は、前記肥料排出受部33に排出される。
該肥料排出受部33には、前記送風管32と同一材で同径の肥料送り管4が接続されている。前記肥料送り管4は、送風ファン31からの風圧を有した送風にて粒状の肥料が飛ばされつつ移送される。前記送風管32及び前記肥料送り管4は、具体的には、フレシキブルな合成樹脂板製の螺旋が設けられた部材として構成されている。さらに、前記肥料排出受部33の前後には、前記送風管32及び前記肥料送り管4に連結短管33a,33aを介して接続されている。
前記逆T型状散布部5は、基本的には、図6(A)に示すように、パイプ状の垂下状部51と、パイプ状の両方向開口部52とで構成されている。さらに、具体的には、真円状パイプの前記垂下状部51の下端に、真円状パイプの前記両方向開口部52の長手方向の中央位置(略中央位置も含む)で、連通可能に接続されている。機械要素部材としては、配管部材のチーズに該当し、垂下状部51が比較的長く形成され、該垂下状部51の上端が前記肥料送り管4の先端に接続されている。図面では、前記両方向開口部52では断面円形(図1から図8参照)又は断面の下半分は円形を有しているが(図9参照)、例えば断面四角形に形成されることもある。
肥料pは、前記肥料送り管4から垂下状部51に入り、該垂下状部51に入った肥料は、前記両方向開口部52の内部中央箇所に当たったり、或いはこの箇所で急カーブを描いて、両側方向に飛び散るように構成されている。該飛び散り方向は、前記逆T型状散布部5の前記両方向開口部52の両側から飛散する。
前記両方向開口部52の断面が真円の場合の作用について説明すると、図5(A)に示すように、多数の粒状肥料p,p,…が、前記両方向開口部52の逆T字型部底面に衝突すると、適宜の方向に跳ね返り現象が生ずる。このとき、前記送風ファン32からの風圧力に応じて、前記両方向開口部52の両開口側にアトランダムに飛散してゆく。
さらに、このとき、図5(B)及び(C)に示すように、前記両方向開口部52の断面は真円であるので、その円弧面に衝突した多数の粒状肥料p,p,…は、円弧面の傾斜角に応じて跳ね返り、これがさらに拡散する方向に散布されることになり、風圧とその円弧面とが相乗的に作用して、前記両方向開口部52の左右側に極めて広範囲に拡散されつつ散布される作用をなすものである。
前記逆T型状散布部5の第2実施形態としては、図7(A)乃至(C)に示すように、パイプ状の垂下状部51と、パイプ状の両方向開口部52とで構成され、さらに、該両方向開口部52の両端には、端部曲管53が回動可能に設けられている。該端部曲管53の先端部53aの方向は、図7(B)に示すように、水平方向を向いている。
また、前記逆T型状散布部5の第2実施形態の変形例として、図7(D)及び(E)に示すように、端部曲管53の先端部53aの方向が、下向きに回動固定されている。さらに、前記逆T型状散布部5の第2実施形態の変形例として、図7(F)及び(G)に示すように、端部曲管53の先端部53aの方向が、斜め向きに回動固定されている場合もある。
前記逆T型状散布部5の第3実施形態としては、図8(A)及び(B)に示すように、パイプ状の垂下状部51と、パイプ状の両方向開口部52とで構成され、さらに、該両方向開口部52の両端には、扁平端管54が回動可能に設けられている。該扁平端管54の先端扁平部54aの扁平方向は、図8(A)に示すように、水平方向を向いている。
また、前記逆T型状散布部5の第3実施形態の変形例として、図8(C)に示すように扁平端管54の先端扁平部54aの扁平方向が、上下向きに回動固定されている。さらに、前記逆T型状散布部5の第3実施形態の変形例として、図8(D)に示すように、扁平端管54の先端扁平部54aの扁平方向が、斜め向きに回動固定されている場合もある。
前記逆T型状散布部5の第4実施形態としては、図9(A)及び(B)に示すように、パイプ状の垂下状部51と、板枠状の両方向開口部52とで構成され、さらに、具体的には、該両方向開口部52の断面はU字状部と上辺とで、角形状をなしている。この角形状でも、底部は円弧状をなしているため、多数の粒状肥料p,p,…のアトランダムな乱反射構成を提供できる。
また、前記逆T型状散布部5の第4実施形態の変形例として、図9(C)に示すように、扁水平方向に対し、ラッパ状に広がりを見せることもある。さらに、前記逆T型状散布部5の第6実施形態として、図6(E)に示すように、前記両方向開口部52の後方にも、後ろ向き端管58が設けられることもある。これは、特に、うね間にも多くの肥料を散布したい場合である。該後ろ向き端管58は、乗用走行型茶樹用管理機Bの前側に、前記逆T型状散布部5が取り付けられた場合には、前方を向くことになる。
前記逆T型状散布部の垂下状部内には、隣接して交差するようにする棒片状の破砕杆55が設けられている。図6(D)の実施形態では、該破砕杆55をボルト・ナットとした場合であり、このようにすると、簡単に取り付けができると共に、安価に提供できる利点がある。このように、対で設けることで、ある程度の塊状となった粒状の肥料が、前記破砕杆55に衝突すると、これがバラバラの状態となり、1粒1粒となった肥料を広く散布することができる効果を発揮し得る。
前記乗用走行型茶樹用管理機Bは、図示しない摘採装置を備えた場合は、乗用走行型茶樹用摘採装置としての役割をなす。摘採装置を備えない場合であって、本発明のように、肥料散布したり、枝切り作用をなしたりする場合を乗用走行型茶樹用管理機Bと称する。
前記乗用走行型茶樹用管理機Bは、適宜の間隔(茶畝T)をおいて設けられたクローラ型の走行装置61,61が、この間に門型枠62を介して,機台63に取り付けられている。該門型枠62上には、乗用可能な運転者の座椅子及び操作部が設けられている。前記走行装置61,61は駆動エンジンにて駆動可能に設けられている。
前記逆T型状散布部5は、前記走行装置61の後部の散布部固定板具61aに取付けられている。その取付位置は、茶樹の高さ及び畝幅も考慮し、約10cm内外につき高さ調節可能に構成されている。高い位置としたときには、左右方向に広範囲の散布ができる。
肥料pを散布するときには、スクリューコンベヤ2Aと送風ファン31を起動し、走行装置61を走行させる。肥料pの散布と停止は、スクリューコンベヤ2Aの起動と停止により、コントロールできる。肥料pの散布量の調整も、スクリューコンベヤ2Aの速度を調節することにより、可能である。
その2つ目は、本発明の背負い形として使用した場合である。これを、背負い形茶樹用肥料散布装置として説明すると、図10(A)に示すように、茶樹に散布する肥料を収容する肥料タンク1と、該肥料タンク1の下部から肥料pを管内移送する肥料送り管4と、該肥料送り管4に風力を供給する送風ファン31と、該送風ファン31の駆動エンジン32と、背負い用板状部材70と、逆T型状散布部5とから構成されている。
前記背負い用板状部材70に対して、前記肥料タンク1,前記送風ファン及び駆動エンジン32とが取り付けられている。また、前記背負い用板状部材70には、肩掛け部71,71、ベルト部72,72が設けられている。前記逆T型状散布部5は、乗用形と同様に、垂下状部51の下端より連続して少なくとも両方向に開口する両方向開口部52を有している。この背負い形の場合は、垂下状部51が比較的長く形成されている。
使用法としては、図10(B)に示すように、前記肩掛け部71,71、ベルト部72,72を介して、前記背負い用板状部材70を背中に取り付け、肥料送り管4及び逆T型状散布部5の垂下状部51を支えつつ、肥料を送風力にて管内移送して前記両方向開口部52の散布口から茶園の茶樹の根元側の下方に位置するようにして、茶樹の樹冠下全域へ均一に肥料を散布する。
B…乗用走行型茶樹用管理機、肥料p、1…肥料タンク、31…送風ファン、
32…送風管、4…肥料送り管、5…逆T型状散布部、51…垂下状部、
52…両方向開口部、53…端部曲管、54…扁平端管、55…破砕杆、
61…走行装置。

Claims (7)

  1. 茶樹に散布する肥料を収容する肥料タンクと、該肥料タンクの下部から前記肥料を管内移送する肥料送り管と、該肥料送り管に風力を供給する送風ファンと、垂下状部の下端より連続して少なくとも両方向に開口する両方向開口部を有する逆T型状散布部とからなり、前記逆T型状散布部の両方向開口部は茶樹の樹冠下に向けて位置されると共に、送風力にて管内移送されて前記両方向開口部の散布口から左右方向に肥料が散布されることを特徴とする茶樹用肥料散布装置。
  2. 請求項1において、左右側に走行装置を備えた乗用走行型茶樹用管理機に前記肥料タンク及び前記送風ファンは取り付けられ、前記逆T型状散布部は前記左右の走行装置に設けられて前記逆T型状散布部の両方向開口部は茶樹の樹冠下に向けて位置されてなることを特徴とする茶樹用肥料散布装置。
  3. 請求項1又は2において、前記逆T型状散布部の両方向開口部の断面形状としては、少なくとも下半分は円弧状に形成されてなることを特徴とする茶樹用肥料散布装置。
  4. 請求項1,2又は3において、前記逆T型状散布部の両方向開口部の断面形状は円形としてなることを特徴とする茶樹用肥料散布装置。
  5. 請求項1,2,3又は4の何れか1項において、前記逆T型状散布部の両方向開口部の両先端側にそれぞれ端部曲管が回動可能に設けられてなることを特徴とする茶樹用肥料散布装置。
  6. 請求項1,2,3,4又は5の何れか1項において、前記逆T型状散布部の両方向開口部の両先端側にそれぞれ扁平端管が回動可能に設けられてなることを特徴とする茶樹用肥料散布装置。
  7. 請求項1,2,3,4,5又は6の何れか1項において、前記逆T型状散布部の垂下状部内には、該垂下状部の直径方向を向くと共に、隣接して交差するようにする棒片状の破砕杆が設けられてなることを特徴とする茶樹用肥料散布装置。
JP2013033610A 2013-02-22 2013-02-22 茶樹用肥料散布装置 Active JP6056050B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013033610A JP6056050B2 (ja) 2013-02-22 2013-02-22 茶樹用肥料散布装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013033610A JP6056050B2 (ja) 2013-02-22 2013-02-22 茶樹用肥料散布装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014161255A true JP2014161255A (ja) 2014-09-08
JP6056050B2 JP6056050B2 (ja) 2017-01-11

Family

ID=51612514

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013033610A Active JP6056050B2 (ja) 2013-02-22 2013-02-22 茶樹用肥料散布装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6056050B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108770454A (zh) * 2018-07-24 2018-11-09 宁夏农林科学院枸杞工程技术研究所 枸杞专用双绞龙可调整追肥机
CN109220124A (zh) * 2018-10-18 2019-01-18 广西大学 一种水稻秧苗施肥机的施肥及行走装置
WO2020256034A1 (ja) * 2019-06-20 2020-12-24 ヤンマーパワーテクノロジー株式会社 散布作業用の自動走行システム
JP7479015B2 (ja) 2022-02-01 2024-05-08 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 茶園用除草機及び除草機構
JP7479014B2 (ja) 2022-02-01 2024-05-08 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 茶園用除草機及び除草機構

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07255222A (ja) * 1994-03-23 1995-10-09 Norin Suisansyo Hokuriku Nogyo Shikenjo 粉・粒剤散布装置における粉・粒剤供給機構
JP2002027893A (ja) * 2000-07-17 2002-01-29 Sasui Seicha Kk 茶樹における害虫防除方法
JP2003310132A (ja) * 2002-04-24 2003-11-05 Terada Seisakusho Co Ltd 茶園防除機
JP2006020537A (ja) * 2004-07-06 2006-01-26 Matsumoto Kiko Kk 茶園用薬剤散布機
JP2009005658A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Iseki & Co Ltd 中耕散布作業機
JP2012085566A (ja) * 2010-10-18 2012-05-10 Terada Seisakusho Co Ltd 茶園への肥料散布方法、肥料散布装置と茶園管理機

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07255222A (ja) * 1994-03-23 1995-10-09 Norin Suisansyo Hokuriku Nogyo Shikenjo 粉・粒剤散布装置における粉・粒剤供給機構
JP2002027893A (ja) * 2000-07-17 2002-01-29 Sasui Seicha Kk 茶樹における害虫防除方法
JP2003310132A (ja) * 2002-04-24 2003-11-05 Terada Seisakusho Co Ltd 茶園防除機
JP2006020537A (ja) * 2004-07-06 2006-01-26 Matsumoto Kiko Kk 茶園用薬剤散布機
JP2009005658A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Iseki & Co Ltd 中耕散布作業機
JP2012085566A (ja) * 2010-10-18 2012-05-10 Terada Seisakusho Co Ltd 茶園への肥料散布方法、肥料散布装置と茶園管理機

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108770454A (zh) * 2018-07-24 2018-11-09 宁夏农林科学院枸杞工程技术研究所 枸杞专用双绞龙可调整追肥机
CN109220124A (zh) * 2018-10-18 2019-01-18 广西大学 一种水稻秧苗施肥机的施肥及行走装置
CN109220124B (zh) * 2018-10-18 2021-05-07 广西大学 一种水稻秧苗施肥机的施肥及行走装置
WO2020256034A1 (ja) * 2019-06-20 2020-12-24 ヤンマーパワーテクノロジー株式会社 散布作業用の自動走行システム
JP2021000021A (ja) * 2019-06-20 2021-01-07 ヤンマーパワーテクノロジー株式会社 散布作業用の自動走行システム
JP2021166560A (ja) * 2019-06-20 2021-10-21 ヤンマーパワーテクノロジー株式会社 作業方法
JP7225328B2 (ja) 2019-06-20 2023-02-20 ヤンマーパワーテクノロジー株式会社 作業方法
JP7280759B2 (ja) 2019-06-20 2023-05-24 ヤンマーパワーテクノロジー株式会社 散布作業用の自動走行システム
JP7479015B2 (ja) 2022-02-01 2024-05-08 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 茶園用除草機及び除草機構
JP7479014B2 (ja) 2022-02-01 2024-05-08 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 茶園用除草機及び除草機構

Also Published As

Publication number Publication date
JP6056050B2 (ja) 2017-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6056050B2 (ja) 茶樹用肥料散布装置
US2159652A (en) Fertilizer and seed planter
RU2685398C1 (ru) Комбинированное устройство для рыхления почвы и ленточного внесения удобрений в гребне
KR101514780B1 (ko) 이앙기용 시비겸용점파기
JP5923587B2 (ja) 高速噴射機を用いた高効率花粉噴射機
US6883736B1 (en) Distribution assembly for particulate material
KR200471849Y1 (ko) 이앙기용 종자점파 및 비료살포기
JP2011223955A (ja) 耕耘同時施用機
WO2013183988A2 (en) Dosing device
JP2013055892A (ja) ロータリ耕耘装置
JP2012139177A (ja) 散布装置及び散布車
US10863663B2 (en) Aerator device
CN206251596U (zh) 一种高效包衣机
JP5627020B2 (ja) 目砂、肥料等の散布機
CN105940797B (zh) 一种深松施肥机
JP6292660B2 (ja) 茶園用散布機
JP6161037B2 (ja) 散布装置および散布方法
JP2004215592A (ja) 走行型茶園管理機
IE901855A1 (en) Spreader apparatus
JP5081198B2 (ja) 散布装置及び散布車
RU2803260C1 (ru) Устройство зерноуборочного комбайна, предназначенное для разбрасывания соломы
CN219961325U (zh) 一种具有洒水功能的农田播种机
JP2699059B2 (ja) 水稲用広幅条播機
JP2006166864A (ja) 畝立て局所施肥機
RU2285379C1 (ru) Рабочий орган для подпочвенного разбросного высева семян и удобрений

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160114

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20160114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161031

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161114

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6056050

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250