JPH07255121A - デジタルリレー - Google Patents
デジタルリレーInfo
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- JPH07255121A JPH07255121A JP6041657A JP4165794A JPH07255121A JP H07255121 A JPH07255121 A JP H07255121A JP 6041657 A JP6041657 A JP 6041657A JP 4165794 A JP4165794 A JP 4165794A JP H07255121 A JPH07255121 A JP H07255121A
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- Japan
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- circuit
- trip
- signal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】トリップ信号を出力しない故障を検出すると共
に、誤ってトリップ信号を出力してしまう故障も検出で
きる点検回路を備えたデジタルリレーを提供することに
ある。 【構成】検出部10の動作信号か点検回路20のトリッ
プ点検信号でトリップ信号を出力する複数のトリップ信
号出力回路を備え、各トリップ信号の論理積結果をトリ
ップ回路へ与え、点検回路10は重複しないトリップ点
検信号を順次出力する。よってどれかの回路が誤動作し
ても論理積は零となりトリップ信号は出力しないが、検
出部10が動作信号を出力すればトリップ信号が出力す
る。点検回路のトリップ点検信号とこれに対応する応答
信号とを照合する自動点検回路を付加して、各トリップ
信号出力回路の不動作故障を検出する。又は動作信号と
これに対応する応答信号とを照合する常時監視回路を付
加して、各トリップ信号出力回路が誤ってトリップ信号
を出力する故障を検出する。
に、誤ってトリップ信号を出力してしまう故障も検出で
きる点検回路を備えたデジタルリレーを提供することに
ある。 【構成】検出部10の動作信号か点検回路20のトリッ
プ点検信号でトリップ信号を出力する複数のトリップ信
号出力回路を備え、各トリップ信号の論理積結果をトリ
ップ回路へ与え、点検回路10は重複しないトリップ点
検信号を順次出力する。よってどれかの回路が誤動作し
ても論理積は零となりトリップ信号は出力しないが、検
出部10が動作信号を出力すればトリップ信号が出力す
る。点検回路のトリップ点検信号とこれに対応する応答
信号とを照合する自動点検回路を付加して、各トリップ
信号出力回路の不動作故障を検出する。又は動作信号と
これに対応する応答信号とを照合する常時監視回路を付
加して、各トリップ信号出力回路が誤ってトリップ信号
を出力する故障を検出する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、機能の多重化と自動
点検回路と常時監視回路との設置により信頼性を向上さ
せたデジタルリレーに関する。
点検回路と常時監視回路との設置により信頼性を向上さ
せたデジタルリレーに関する。
【0002】
【従来の技術】図6は点検回路を備えた従来のデジタル
リレーの構成の一例を示した回路図ある。図6の従来例
回路において、デジタルリレーへは保護対象から電流・
電圧などの電気量がデジタル量で検出部10へ入力し、
この値が設定値を越えたことを検出すると検出部10は
動作信号RYを出力する。この動作信号RYは論理和素
子12とデジタル出力回路13とを介してトリップリレ
ー17へ入力してこれを励磁する。トリップリレー17
の励磁によりトリップリレー接点17Aはオンとなる
が、このときトリップロックリレー接点18Bはオン状
態にあるのでトリップ回路へトリップ信号を与えること
ができ、当該デジタルリレーはその目的を達成する。
リレーの構成の一例を示した回路図ある。図6の従来例
回路において、デジタルリレーへは保護対象から電流・
電圧などの電気量がデジタル量で検出部10へ入力し、
この値が設定値を越えたことを検出すると検出部10は
動作信号RYを出力する。この動作信号RYは論理和素
子12とデジタル出力回路13とを介してトリップリレ
ー17へ入力してこれを励磁する。トリップリレー17
の励磁によりトリップリレー接点17Aはオンとなる
が、このときトリップロックリレー接点18Bはオン状
態にあるのでトリップ回路へトリップ信号を与えること
ができ、当該デジタルリレーはその目的を達成する。
【0003】周知のようにデジタルリレーは保護対象か
らの入力が異常値になったときにのみトリップ信号を出
力するが、通常は殆ど動作しない。そこで定期的に当該
デジタルリレーの動作を点検して、異常発生時には確実
にトリップ信号を出力して装置を保護できることを確認
しておかなければならない。点検回路11はそのために
設置するものであって、その動作を以下において説明す
る。
らの入力が異常値になったときにのみトリップ信号を出
力するが、通常は殆ど動作しない。そこで定期的に当該
デジタルリレーの動作を点検して、異常発生時には確実
にトリップ信号を出力して装置を保護できることを確認
しておかなければならない。点検回路11はそのために
設置するものであって、その動作を以下において説明す
る。
【0004】点検回路11へ点検起動指令を与えると、
先ずトリップロック信号TLが点検回路11からデジタ
ル出力回路14を介してトリップロックリレー18に与
えられてこれを励磁するが、このときデジタル出力回路
14はトリップロック応答信号TLA をデジタル入力回
路16を介して点検回路11へフィードバックする。一
方、トリップロックリレー18の励磁によりトリップロ
ックリレー接点18Bはオフとなる。トリップロック応
答信号TLA のフィードバックによりトリップロックリ
レー接点18Bがオフになったことを確認すると、点検
回路11は次にトリップ点検信号TRを出力する。この
トリップ点検信号TRは論理和素子12とデジタル出力
回路13とを介してトリップリレー17を励磁するが、
このときデジタル出力回路13はトリップ点検応答信号
TRA をデジタル入力回路15を介して点検回路11へ
フィードバックする。一方、トリップリレー17の励磁
によりトリップリレー接点17Aがオンするが、このと
きトリップロックリレー接点18Bはオフしているの
で、トリップ回路へトリップ信号が出力する恐れは無
い。
先ずトリップロック信号TLが点検回路11からデジタ
ル出力回路14を介してトリップロックリレー18に与
えられてこれを励磁するが、このときデジタル出力回路
14はトリップロック応答信号TLA をデジタル入力回
路16を介して点検回路11へフィードバックする。一
方、トリップロックリレー18の励磁によりトリップロ
ックリレー接点18Bはオフとなる。トリップロック応
答信号TLA のフィードバックによりトリップロックリ
レー接点18Bがオフになったことを確認すると、点検
回路11は次にトリップ点検信号TRを出力する。この
トリップ点検信号TRは論理和素子12とデジタル出力
回路13とを介してトリップリレー17を励磁するが、
このときデジタル出力回路13はトリップ点検応答信号
TRA をデジタル入力回路15を介して点検回路11へ
フィードバックする。一方、トリップリレー17の励磁
によりトリップリレー接点17Aがオンするが、このと
きトリップロックリレー接点18Bはオフしているの
で、トリップ回路へトリップ信号が出力する恐れは無
い。
【0005】図7は図6に図示の従来例回路の動作を示
したタイムチャートであって、図7は点検起動指令の
変化,図7はトリップロック信号TLの変化,図7
はトリップロック応答信号TLA の変化,図7はトリ
ップ点検信号TRの変化,図7はトリップ点検応答信
号TRA の変化,をそれぞれが表している。即ち、点検
起動指令がt0 時点に発令されると点検回路11はトリ
ップロック信号TLを出力し、t1 時点でトリップロッ
ク応答信号TLA がフィードバックされるのを受けてト
リップ点検信号TRを出力する。次いでt2 時点にトリ
ップ点検応答信号TRA がフィードバックされるのを受
けてトリップ点検信号TRをオフにするので、t3 時点
ではトリップ点検応答信号TRA がオフになってトリッ
プロック信号TLをオフにするから、t4 時点ではトリ
ップロック応答信号TLA もオフになって点検動作は終
了する。
したタイムチャートであって、図7は点検起動指令の
変化,図7はトリップロック信号TLの変化,図7
はトリップロック応答信号TLA の変化,図7はトリ
ップ点検信号TRの変化,図7はトリップ点検応答信
号TRA の変化,をそれぞれが表している。即ち、点検
起動指令がt0 時点に発令されると点検回路11はトリ
ップロック信号TLを出力し、t1 時点でトリップロッ
ク応答信号TLA がフィードバックされるのを受けてト
リップ点検信号TRを出力する。次いでt2 時点にトリ
ップ点検応答信号TRA がフィードバックされるのを受
けてトリップ点検信号TRをオフにするので、t3 時点
ではトリップ点検応答信号TRA がオフになってトリッ
プロック信号TLをオフにするから、t4 時点ではトリ
ップロック応答信号TLA もオフになって点検動作は終
了する。
【0006】このタイムチャートで明らかなように、ト
リップロック信号TLが確実に出力している期間内での
みトリップ点検信号TRを出力するようにして、デジタ
ルリレーの点検動作時に誤ってトリップ回路へトリップ
信号を与えることがないようにしている。
リップロック信号TLが確実に出力している期間内での
みトリップ点検信号TRを出力するようにして、デジタ
ルリレーの点検動作時に誤ってトリップ回路へトリップ
信号を与えることがないようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述した点検動作時に
トリップリレー接点17Aがオンしなければ、論理和素
子12,デジタル出力回路13,又はトリップリレー1
7のいずれかが不良であることが分かるので故障場所を
特定することができるので、デジタルリレーの不動作に
よる事故の拡大を未然に防止することができる。しかし
ながら、例えばデジタル出力回路13に限定して考える
と、このデジタル出力回路13へ動作信号RYが入力し
ているにもかかわらずトリップリレー17を励磁する信
号を出力しない故障、即ち不動作故障は発見できるが、
動作信号RYが零なのにトリップリレー17を励磁する
信号を出力してしまう故障、即ち誤出力動作は発見でき
ない。それ故、定常状態で保護対象が正常あるにもかか
わらずデジタル出力回路13がトリップリレー17を励
磁する信号を出力すればトリップ回路へトリップ信号を
与えるので、装置が停止してしまう不都合がある。しか
しながらデジタルリレーのこのような故障は従来の点検
回路では検出できなかった。
トリップリレー接点17Aがオンしなければ、論理和素
子12,デジタル出力回路13,又はトリップリレー1
7のいずれかが不良であることが分かるので故障場所を
特定することができるので、デジタルリレーの不動作に
よる事故の拡大を未然に防止することができる。しかし
ながら、例えばデジタル出力回路13に限定して考える
と、このデジタル出力回路13へ動作信号RYが入力し
ているにもかかわらずトリップリレー17を励磁する信
号を出力しない故障、即ち不動作故障は発見できるが、
動作信号RYが零なのにトリップリレー17を励磁する
信号を出力してしまう故障、即ち誤出力動作は発見でき
ない。それ故、定常状態で保護対象が正常あるにもかか
わらずデジタル出力回路13がトリップリレー17を励
磁する信号を出力すればトリップ回路へトリップ信号を
与えるので、装置が停止してしまう不都合がある。しか
しながらデジタルリレーのこのような故障は従来の点検
回路では検出できなかった。
【0008】そこでこの発明の目的は、トリップ信号を
出力しない故障を検出すると共に、誤ってトリップ信号
を出力してしまう故障も検出できる点検回路を備えたデ
ジタルリレーを提供することにある。
出力しない故障を検出すると共に、誤ってトリップ信号
を出力してしまう故障も検出できる点検回路を備えたデ
ジタルリレーを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めにこの発明のデジタルリレーは、保護対象からの電気
量が所定範囲を越えたときに検出部からの動作信号を入
力してトリップ回路へトリップ信号を出力するデジタル
出力回路と、点検指令に対応して前記デジタル出力回路
の動作を点検する点検トリップ信号を出力する点検回路
とを備えているデジタルリレーにおいて、前記動作信号
を入力する複数の論理和回路と、各論理和回路の演算結
果を別個に入力してそれぞれがトリップ信号を出力する
複数のデジタル出力回路と、これら複数のトリップ信号
の論理積演算結果を前記トリップ回路へ与える論理積回
路と、点検指令に対応して前記複数の論理和回路へ重複
しない点検トリップ信号を順次出力する点検回路とを備
えるものとする。
めにこの発明のデジタルリレーは、保護対象からの電気
量が所定範囲を越えたときに検出部からの動作信号を入
力してトリップ回路へトリップ信号を出力するデジタル
出力回路と、点検指令に対応して前記デジタル出力回路
の動作を点検する点検トリップ信号を出力する点検回路
とを備えているデジタルリレーにおいて、前記動作信号
を入力する複数の論理和回路と、各論理和回路の演算結
果を別個に入力してそれぞれがトリップ信号を出力する
複数のデジタル出力回路と、これら複数のトリップ信号
の論理積演算結果を前記トリップ回路へ与える論理積回
路と、点検指令に対応して前記複数の論理和回路へ重複
しない点検トリップ信号を順次出力する点検回路とを備
えるものとする。
【0010】又は、前記動作信号を入力する複数の論理
和回路と、各論理和回路の演算結果を別個に入力してそ
れぞれがトリップ信号を出力する複数のデジタル出力回
路と、これら複数のトリップ信号の論理積演算結果を前
記トリップ回路へ与える論理積回路と、点検指令に対応
して前記複数の論理和回路へ重複しない点検トリップ信
号を順次出力する点検回路と、この点検トリップ信号に
対応して前記デジタル出力回路が出力する確認信号と当
該点検トリップ信号との照合を各デジタル出力回路ごと
に別個に行う自動点検回路とを備えるものとする。
和回路と、各論理和回路の演算結果を別個に入力してそ
れぞれがトリップ信号を出力する複数のデジタル出力回
路と、これら複数のトリップ信号の論理積演算結果を前
記トリップ回路へ与える論理積回路と、点検指令に対応
して前記複数の論理和回路へ重複しない点検トリップ信
号を順次出力する点検回路と、この点検トリップ信号に
対応して前記デジタル出力回路が出力する確認信号と当
該点検トリップ信号との照合を各デジタル出力回路ごと
に別個に行う自動点検回路とを備えるものとする。
【0011】又は、前記動作信号を入力する複数の論理
和回路と、各論理和回路の演算結果を別個に入力してそ
れぞれがトリップ信号を出力する複数のデジタル出力回
路と、これら複数のトリップ信号の論理積演算結果を前
記トリップ回路へ与える論理積回路と、点検指令に対応
して前記複数の論理和回路へ重複しない点検トリップ信
号を順次出力する点検回路と、前記各デジタル出力回路
毎にその入力信号と出力信号とを照合する常時監視回路
とを備えるものとする。
和回路と、各論理和回路の演算結果を別個に入力してそ
れぞれがトリップ信号を出力する複数のデジタル出力回
路と、これら複数のトリップ信号の論理積演算結果を前
記トリップ回路へ与える論理積回路と、点検指令に対応
して前記複数の論理和回路へ重複しない点検トリップ信
号を順次出力する点検回路と、前記各デジタル出力回路
毎にその入力信号と出力信号とを照合する常時監視回路
とを備えるものとする。
【0012】又は、前記動作信号を入力する複数の論理
和回路と、各論理和回路の演算結果を別個に入力してそ
れぞれがトリップ信号を出力する複数のデジタル出力回
路と、これら複数のトリップ信号の論理積演算結果を前
記トリップ回路へ与える論理積回路と、点検指令に対応
して前記複数の論理和回路へ重複しない点検トリップ信
号を順次出力する点検回路と、この点検トリップ信号に
対応して前記デジタル出力回路が出力する確認信号と当
該点検トリップ信号との照合を各デジタル出力回路ごと
に別個に行う自動点検回路と、前記各デジタル出力回路
毎にその入力信号と出力信号とを照合する常時監視回路
とを備えるものとする。
和回路と、各論理和回路の演算結果を別個に入力してそ
れぞれがトリップ信号を出力する複数のデジタル出力回
路と、これら複数のトリップ信号の論理積演算結果を前
記トリップ回路へ与える論理積回路と、点検指令に対応
して前記複数の論理和回路へ重複しない点検トリップ信
号を順次出力する点検回路と、この点検トリップ信号に
対応して前記デジタル出力回路が出力する確認信号と当
該点検トリップ信号との照合を各デジタル出力回路ごと
に別個に行う自動点検回路と、前記各デジタル出力回路
毎にその入力信号と出力信号とを照合する常時監視回路
とを備えるものとする。
【0013】
【作用】この発明は、デジタルリレーの検出部が動作信
号を出力するか、又は点検回路がトリップ点検信号を出
力すればトリップ信号を出力するトリップ信号出力回路
を複数備え、複数のトリップ信号の論理積演算結果をト
リップ回路へ与える回路構成にすると共に、点検起動指
令に対応して前記点検回路は各回路へ重複しないトリッ
プ点検信号を順次与えるような回路構成とする。このよ
うな回路構成にすると、検出部が動作信号を出力した場
合は各トリップ信号出力回路はすべてトリップ信号を出
力するので、これらの論理積演算結果もトリップ信号と
なる。一方、複数のトリップ信号出力回路のいずれかが
誤ってトリップ信号を出力しても、その論理積演算結果
は零であるからトリップ回路へトリップ信号を与えるこ
とはない。又、点検回路が出力するトリップ点検信号
は、複数のトリップ信号出力回路へ重複することなく順
次与えられるので、その論理積演算結果は零であるか
ら、点検起動指令時にトリップ回路へトリップ信号が出
力して装置が停止してしまう恐れはない。
号を出力するか、又は点検回路がトリップ点検信号を出
力すればトリップ信号を出力するトリップ信号出力回路
を複数備え、複数のトリップ信号の論理積演算結果をト
リップ回路へ与える回路構成にすると共に、点検起動指
令に対応して前記点検回路は各回路へ重複しないトリッ
プ点検信号を順次与えるような回路構成とする。このよ
うな回路構成にすると、検出部が動作信号を出力した場
合は各トリップ信号出力回路はすべてトリップ信号を出
力するので、これらの論理積演算結果もトリップ信号と
なる。一方、複数のトリップ信号出力回路のいずれかが
誤ってトリップ信号を出力しても、その論理積演算結果
は零であるからトリップ回路へトリップ信号を与えるこ
とはない。又、点検回路が出力するトリップ点検信号
は、複数のトリップ信号出力回路へ重複することなく順
次与えられるので、その論理積演算結果は零であるか
ら、点検起動指令時にトリップ回路へトリップ信号が出
力して装置が停止してしまう恐れはない。
【0014】或いは、点検回路が出力するトリップ点検
信号とこれに対応してトリップ信号出力回路が出力する
応答信号とが一致しているか否かを照合する自動点検回
路を各トリップ信号出力回路に別個に付加することで、
トリップ信号出力回路が動作しない故障を検出できる。
或いは、動作信号とこれに対応してトリップ信号出力回
路が出力する応答信号とが一致しているか否かを照合す
る常時監視回路を各トリップ信号出力回路に別個に付加
することで、トリップ信号出力回路が誤ってトリップ信
号を出力する故障を検出できる。
信号とこれに対応してトリップ信号出力回路が出力する
応答信号とが一致しているか否かを照合する自動点検回
路を各トリップ信号出力回路に別個に付加することで、
トリップ信号出力回路が動作しない故障を検出できる。
或いは、動作信号とこれに対応してトリップ信号出力回
路が出力する応答信号とが一致しているか否かを照合す
る常時監視回路を各トリップ信号出力回路に別個に付加
することで、トリップ信号出力回路が誤ってトリップ信
号を出力する故障を検出できる。
【0015】或いは、前記自動点検回路と常時監視回路
とを各トリップ信号出力回路に別個に付加することで、
トリップ信号出力回路が不動作となる異常や、誤ってト
リップ信号を出力する異常とを検出できる。
とを各トリップ信号出力回路に別個に付加することで、
トリップ信号出力回路が不動作となる異常や、誤ってト
リップ信号を出力する異常とを検出できる。
【0016】
【実施例】図1は本発明の第1実施例を表した回路図で
あって、請求項1に対応する。この第1実施例回路にお
いて、論理和素子23とデジタル出力回路13と第1ト
リップリレー21とで第1のトリップ信号出力回路を構
成し、論理和素子24とデジタル出力回路14と第2ト
リップリレー22とで第2のトリップ信号出力回路を構
成している。この第1実施例回路ではトリップ信号出力
回路が2組の場合で説明するが、更に多くのトリップ信
号出力回路を備えたデジタルリレーであっても差し支え
ない。
あって、請求項1に対応する。この第1実施例回路にお
いて、論理和素子23とデジタル出力回路13と第1ト
リップリレー21とで第1のトリップ信号出力回路を構
成し、論理和素子24とデジタル出力回路14と第2ト
リップリレー22とで第2のトリップ信号出力回路を構
成している。この第1実施例回路ではトリップ信号出力
回路が2組の場合で説明するが、更に多くのトリップ信
号出力回路を備えたデジタルリレーであっても差し支え
ない。
【0017】第1のトリップ信号出力回路を構成する論
理和素子23へは、検出部10が出力する動作信号RY
と点検回路20が出力する第1点検信号TR1 とを入力
し、第2のトリップ信号出力回路を構成する論理和素子
24へは、検出部10が出力する動作信号RYと点検回
路20が出力する第2点検信号TR2 とを入力する。
又、第1トリップリレー21を励磁したときにオンとな
る第1トリップリレー接点21Aと、第2トリップリレ
ー22を励磁したときにオンとなる第2トリップリレー
接点22Bとを直列に接続することで論理積回路が構成
されることになる。更にデジタル出力回路13の出力信
号はデジタル入力回路15を経て第1点検応答信号TR
1Aとなり、この応答信号TR1Aは点検回路20へフィー
ドバックされる。同様にデジタル出力回路14の出力信
号もデジタル入力回路16を経て第2点検応答信号TR
2Aとなり、この応答信号TR2Aも点検回路20へへフィ
ードバックされる。
理和素子23へは、検出部10が出力する動作信号RY
と点検回路20が出力する第1点検信号TR1 とを入力
し、第2のトリップ信号出力回路を構成する論理和素子
24へは、検出部10が出力する動作信号RYと点検回
路20が出力する第2点検信号TR2 とを入力する。
又、第1トリップリレー21を励磁したときにオンとな
る第1トリップリレー接点21Aと、第2トリップリレ
ー22を励磁したときにオンとなる第2トリップリレー
接点22Bとを直列に接続することで論理積回路が構成
されることになる。更にデジタル出力回路13の出力信
号はデジタル入力回路15を経て第1点検応答信号TR
1Aとなり、この応答信号TR1Aは点検回路20へフィー
ドバックされる。同様にデジタル出力回路14の出力信
号もデジタル入力回路16を経て第2点検応答信号TR
2Aとなり、この応答信号TR2Aも点検回路20へへフィ
ードバックされる。
【0018】図1の第1実施例回路の動作は次の通りで
ある。検出部10へ入力している保護対象からの電気量
が異常値になったことを検出すれば、当該検出部10は
動作信号RYを論理和素子23と論理和素子24とへ出
力する。各トリップ信号出力回路が正常ならば、直列に
接続されている第1トリップリレー接点21Aと第2ト
リップリレー接点22Bとが共にオンになるので、トリ
ップ回路へトリップ信号が出力される。ここで例えばデ
ジタル出力回路13が故障していて、検出部10が動作
信号RYを出力していないにもかかわらず第1トリップ
リレー21を励磁する誤信号が出力する場合は、第1ト
リップリレー接点21Aがオンするが、デジタル出力回
路14が正常で誤信号を出力しなければ第2トリップリ
レー接点22Bはオフのままである。従ってトリップ信
号は出力しないから、装置が停止してしまう事故を回避
することができる。
ある。検出部10へ入力している保護対象からの電気量
が異常値になったことを検出すれば、当該検出部10は
動作信号RYを論理和素子23と論理和素子24とへ出
力する。各トリップ信号出力回路が正常ならば、直列に
接続されている第1トリップリレー接点21Aと第2ト
リップリレー接点22Bとが共にオンになるので、トリ
ップ回路へトリップ信号が出力される。ここで例えばデ
ジタル出力回路13が故障していて、検出部10が動作
信号RYを出力していないにもかかわらず第1トリップ
リレー21を励磁する誤信号が出力する場合は、第1ト
リップリレー接点21Aがオンするが、デジタル出力回
路14が正常で誤信号を出力しなければ第2トリップリ
レー接点22Bはオフのままである。従ってトリップ信
号は出力しないから、装置が停止してしまう事故を回避
することができる。
【0019】動作信号RYが出力していないのにデジタ
ル出力回路13が誤信号を出力する故障の確率を仮に千
分の1とすると、デジタル出力回路14も同時に同じ故
障となる確率は百万分の1である。即ちデジタル出力回
路13と14とが同時に誤信号を出力して装置がトリッ
プしてしまう確率は無視できる程度に小さい。このよう
なトリップ信号出力回路を3組にするならば、3つのデ
ジタル出力回路が同時に同じ故障となる確率はより一層
小さくなる。
ル出力回路13が誤信号を出力する故障の確率を仮に千
分の1とすると、デジタル出力回路14も同時に同じ故
障となる確率は百万分の1である。即ちデジタル出力回
路13と14とが同時に誤信号を出力して装置がトリッ
プしてしまう確率は無視できる程度に小さい。このよう
なトリップ信号出力回路を3組にするならば、3つのデ
ジタル出力回路が同時に同じ故障となる確率はより一層
小さくなる。
【0020】デジタルリレーは定期的にその動作を点検
しておく必要がある。そこで点検回路20に点検起動指
令を与えると、論理和素子23へは動作信号RYの代わ
りに第1点検信号TR1 が入力して第1トリップリレー
接点21Aをオンにするが、この時点で点検回路20は
第2点検信号TR2 を出力していないので、第2トリッ
プリレー接点22Bはオフのままである。従ってトリッ
プ回路へのトリップ信号をブロックしながら第1トリッ
プ信号出力回路の動作状態を点検することができる。次
に第1点検信号TR1 をオフにして第1トリップリレー
接点21Aがオフになった後に第2点検信号TR2 が出
力するから、第2トリップリレー接点22Bがオンにな
ってもトリップ回路へトリップ信号を出力しない。よっ
て第2トリップ信号出力回路の動作状態を点検すること
ができる。
しておく必要がある。そこで点検回路20に点検起動指
令を与えると、論理和素子23へは動作信号RYの代わ
りに第1点検信号TR1 が入力して第1トリップリレー
接点21Aをオンにするが、この時点で点検回路20は
第2点検信号TR2 を出力していないので、第2トリッ
プリレー接点22Bはオフのままである。従ってトリッ
プ回路へのトリップ信号をブロックしながら第1トリッ
プ信号出力回路の動作状態を点検することができる。次
に第1点検信号TR1 をオフにして第1トリップリレー
接点21Aがオフになった後に第2点検信号TR2 が出
力するから、第2トリップリレー接点22Bがオンにな
ってもトリップ回路へトリップ信号を出力しない。よっ
て第2トリップ信号出力回路の動作状態を点検すること
ができる。
【0021】図2は図1に図示の第1実施例回路の動作
を表したタイムチャートであって、図2は点検起動指
令の変化,図2は第1点検信号TR1 の変化,図2
は第1点検応答信号TR1Aの変化,図2は第2点検信
号TR2 の変化,図2は第2点検応答信号TR2Aの変
化,をそれぞれが表している。時刻t0 に点検起動指令
を発令すると、この点検起動指令に対応して点検回路2
0は第1点検信号TR1 を出力する。この第1点検信号
TR1 は論理和素子23とデジタル出力回路13とを経
て第1トリップリレー21を励磁するので、第1トリッ
プリレー接点21Aがオンとなる。そこでデジタル出力
回路13はt11時点でデジタル入力回路15を経て点検
回路20へ第1点検応答信号TR1Aをフィードバックし
て第1点検信号TR1 をオフにするので、第1トリップ
リレー接点21Aは開路する。次いでt12時点に第1点
検応答信号TR1Aもオフになって第2点検信号TR2 が
オンとなるので、第2トリップリレー22が励磁されて
第2トリップリレー接点22Bをオンにするが、デジタ
ル出力回路14はt13時点にデジタル入力回路16を経
て点検回路20へ第2点検応答信号TR2Aをフィードバ
ックする。応答信号TR2Aのフィードバックにより第2
点検信号TR2 はオフとなって第2トリップリレー接点
22Bを開路させるが、次いで第2点検応答信号TR2A
もオフとなって点検動作は終了する。
を表したタイムチャートであって、図2は点検起動指
令の変化,図2は第1点検信号TR1 の変化,図2
は第1点検応答信号TR1Aの変化,図2は第2点検信
号TR2 の変化,図2は第2点検応答信号TR2Aの変
化,をそれぞれが表している。時刻t0 に点検起動指令
を発令すると、この点検起動指令に対応して点検回路2
0は第1点検信号TR1 を出力する。この第1点検信号
TR1 は論理和素子23とデジタル出力回路13とを経
て第1トリップリレー21を励磁するので、第1トリッ
プリレー接点21Aがオンとなる。そこでデジタル出力
回路13はt11時点でデジタル入力回路15を経て点検
回路20へ第1点検応答信号TR1Aをフィードバックし
て第1点検信号TR1 をオフにするので、第1トリップ
リレー接点21Aは開路する。次いでt12時点に第1点
検応答信号TR1Aもオフになって第2点検信号TR2 が
オンとなるので、第2トリップリレー22が励磁されて
第2トリップリレー接点22Bをオンにするが、デジタ
ル出力回路14はt13時点にデジタル入力回路16を経
て点検回路20へ第2点検応答信号TR2Aをフィードバ
ックする。応答信号TR2Aのフィードバックにより第2
点検信号TR2 はオフとなって第2トリップリレー接点
22Bを開路させるが、次いで第2点検応答信号TR2A
もオフとなって点検動作は終了する。
【0022】図3は本発明の第2実施例を表した回路図
であって、請求項2に対応するが、図3の第2実施例回
路に図示の検出部10,デジタル出力回路13と14,
デジタル入力回路15と16,点検回路20,第1トリ
ップリレー21とその接点21A,第2トリップリレー
22とその接点22B,及び論理和素子23と24の名
称・用途・機能は、図1で既述の第1実施例回路の場合
と同じであるから、これらの説明は省略する。
であって、請求項2に対応するが、図3の第2実施例回
路に図示の検出部10,デジタル出力回路13と14,
デジタル入力回路15と16,点検回路20,第1トリ
ップリレー21とその接点21A,第2トリップリレー
22とその接点22B,及び論理和素子23と24の名
称・用途・機能は、図1で既述の第1実施例回路の場合
と同じであるから、これらの説明は省略する。
【0023】この第2実施例回路は、排他的論理和素子
31と32,及び論理和素子35とで構成した自動点検
回路を前述した第1実施例回路に付加した構成になって
いる。即ち排他的論理和素子31は点検回路20が出力
する第1点検信号TR1 とその応答信号TR1Aとを入力
しており、両入力が一致しないときの排他的論理和素子
31の出力信号が論理和素子35を経て警報信号とな
る。例えば点検回路20が第1点検信号TR1 を出力し
ているにもかかわらず第1点検応答信号TR1Aがフィー
ドバックされていなければ、排他的論理和素子31が両
者の不一致を検出して警報を発する。同様に排他的論理
和素子32は点検回路20が出力する第2点検信号TR
2 とその応答信号TR2Aとを入力して、両者が不一致の
ときに論理和素子35を介して警報を発する。
31と32,及び論理和素子35とで構成した自動点検
回路を前述した第1実施例回路に付加した構成になって
いる。即ち排他的論理和素子31は点検回路20が出力
する第1点検信号TR1 とその応答信号TR1Aとを入力
しており、両入力が一致しないときの排他的論理和素子
31の出力信号が論理和素子35を経て警報信号とな
る。例えば点検回路20が第1点検信号TR1 を出力し
ているにもかかわらず第1点検応答信号TR1Aがフィー
ドバックされていなければ、排他的論理和素子31が両
者の不一致を検出して警報を発する。同様に排他的論理
和素子32は点検回路20が出力する第2点検信号TR
2 とその応答信号TR2Aとを入力して、両者が不一致の
ときに論理和素子35を介して警報を発する。
【0024】図4は本発明の第3実施例を表した回路図
であって、請求項3に対応するが、図4の第3実施例回
路に図示の検出部10,デジタル出力回路13と14,
デジタル入力回路15と16,点検回路20,第1トリ
ップリレー21とその接点21A,第2トリップリレー
22とその接点22B,論理和素子23と24の名称・
用途・機能は、図1で既述の第1実施例回路の場合と同
じであるから、これらの説明は省略する。
であって、請求項3に対応するが、図4の第3実施例回
路に図示の検出部10,デジタル出力回路13と14,
デジタル入力回路15と16,点検回路20,第1トリ
ップリレー21とその接点21A,第2トリップリレー
22とその接点22B,論理和素子23と24の名称・
用途・機能は、図1で既述の第1実施例回路の場合と同
じであるから、これらの説明は省略する。
【0025】この第3実施例回路は、排他的論理和素子
33と34,論理和素子35,及び遅延素子38とで構
成した常時監視回路を前述した第1実施例回路に付加し
て構成している。即ち、排他的論理和素子33はデジタ
ル出力回路13への入力信号TD1 とデジタル出力回路
13が出力する第1点検応答信号TR1Aとを入力してお
り、両入力が一致しない状態が一定時間継続すれば、論
理和素子36と遅延素子38とを介して警報を発する。
例えばデジタル出力回路13へ入力信号TD1が入力し
ていないにもかかわらず第1点検応答信号TR1Aが出力
されるような異常が一定時間継続すれば警報を発する。
同様に排他的論理和素子34はデジタル出力回路14の
入力信号TD2 と第2点検応答信号TR2Aとが不一致の
ときに論理和素子36と遅延素子38とを介して、一定
時間経過後に警報を発する。
33と34,論理和素子35,及び遅延素子38とで構
成した常時監視回路を前述した第1実施例回路に付加し
て構成している。即ち、排他的論理和素子33はデジタ
ル出力回路13への入力信号TD1 とデジタル出力回路
13が出力する第1点検応答信号TR1Aとを入力してお
り、両入力が一致しない状態が一定時間継続すれば、論
理和素子36と遅延素子38とを介して警報を発する。
例えばデジタル出力回路13へ入力信号TD1が入力し
ていないにもかかわらず第1点検応答信号TR1Aが出力
されるような異常が一定時間継続すれば警報を発する。
同様に排他的論理和素子34はデジタル出力回路14の
入力信号TD2 と第2点検応答信号TR2Aとが不一致の
ときに論理和素子36と遅延素子38とを介して、一定
時間経過後に警報を発する。
【0026】図5は本発明の第4実施例を表した回路図
であって、請求項4に対応するが、この第4実施例回路
は、図1で既述の第1実施例回路に図3の第2実施例回
路で説明した自動点検回路と、図4の第3実施例回路で
説明した常時監視回路とを付加した構成であるから、第
4実施例回路の動作説明は省略する。この第4実施例回
路は、動作信号が出力しているのにトリップ信号を出力
しない故障を自動点検回路が点検動作時に検出し、動作
信号が出力していないのにトリップ信号が出力してしま
う故障を常時監視回路で常に監視し検出する。
であって、請求項4に対応するが、この第4実施例回路
は、図1で既述の第1実施例回路に図3の第2実施例回
路で説明した自動点検回路と、図4の第3実施例回路で
説明した常時監視回路とを付加した構成であるから、第
4実施例回路の動作説明は省略する。この第4実施例回
路は、動作信号が出力しているのにトリップ信号を出力
しない故障を自動点検回路が点検動作時に検出し、動作
信号が出力していないのにトリップ信号が出力してしま
う故障を常時監視回路で常に監視し検出する。
【0027】
【発明の効果】この発明によれば、検出部が保護対象か
らの電気量の異常を検出して出力する動作信号と、点検
回路が出力するトリップ点検信号のいずれかでトリップ
信号を出力するトリップ信号出力回路を複数設置して、
これらが出力する複数のトリップ信号の論理積演算結果
をトリップ回路へ与えるが、点検回路が出力するトリッ
プ点検信号は各トリップ信号出力回路へ重複せずに順次
与えるように回路を構成しているので、いずれかのトリ
ップ信号出力回路が誤ってトリップ信号を出力しても、
トリップ回路へトリップ信号が与えられるのを回避でき
る。従って装置が無意味に停止してしまう不具合を回避
できる効果が得られる。
らの電気量の異常を検出して出力する動作信号と、点検
回路が出力するトリップ点検信号のいずれかでトリップ
信号を出力するトリップ信号出力回路を複数設置して、
これらが出力する複数のトリップ信号の論理積演算結果
をトリップ回路へ与えるが、点検回路が出力するトリッ
プ点検信号は各トリップ信号出力回路へ重複せずに順次
与えるように回路を構成しているので、いずれかのトリ
ップ信号出力回路が誤ってトリップ信号を出力しても、
トリップ回路へトリップ信号が与えられるのを回避でき
る。従って装置が無意味に停止してしまう不具合を回避
できる効果が得られる。
【0028】更に点検回路が出力するトリップ点検信号
とその応答信号との不一致を検出すれば警報を発する自
動点検回路を設けることで、前記トリップ信号出力回路
が出力すべきトリップ信号が出ないために事故が拡大し
てしまう恐れを未然に防止できる効果が得られるし、前
記トリップ信号出力回路の入力と出力との不一致が一定
時間継続すれば警報を発する常時監視回路を設けること
で、検出部が動作信号を出力していないのにトリップ信
号が出力する故障を検出できるので、装置が無意味に停
止してしまう不具合を未然に防止できる効果も得られ
る。
とその応答信号との不一致を検出すれば警報を発する自
動点検回路を設けることで、前記トリップ信号出力回路
が出力すべきトリップ信号が出ないために事故が拡大し
てしまう恐れを未然に防止できる効果が得られるし、前
記トリップ信号出力回路の入力と出力との不一致が一定
時間継続すれば警報を発する常時監視回路を設けること
で、検出部が動作信号を出力していないのにトリップ信
号が出力する故障を検出できるので、装置が無意味に停
止してしまう不具合を未然に防止できる効果も得られ
る。
【図1】本発明の第1実施例を表した回路図
【図2】図1に図示の第1実施例回路の動作を表したタ
イムチャート
イムチャート
【図3】本発明の第2実施例を表した回路図
【図4】本発明の第3実施例を表した回路図
【図5】本発明の第4実施例を表した回路図
【図6】点検回路を備えた従来のデジタルリレーの構成
の一例を示した回路図
の一例を示した回路図
【図7】図6に図示の従来例回路の動作を示したタイム
チャート
チャート
10 検出部 11,20 点検回路 12 論理和素子 13,14 デジタル出力回路 15,16 デジタル入力回路 17 トリップリレー 17A トリップリレー接点 18 トリップロックリレー 18A トリップロックリレー接点 21 第1トリップリレー 21A 第1トリップリレー接点 22 第2トリップリレー 22A 第2トリップリレー接点 23,24 論理和素子 31〜34 排他的論理和素子 35〜37 論理和素子 38 遅延素子 RY 動作信号 TL トリップロック信号 TLA トリップロック応答信号 TR トリップ点検信号 TRA トリップ点検応答信号 TR1 第1点検信号 TR1A 第1点検応答信号 TR2 第2点検信号 TR2A 第2点検応答信号
Claims (4)
- 【請求項1】保護対象からの電気量が所定範囲を越えた
ときに検出部からの動作信号を入力してトリップ回路へ
トリップ信号を出力するデジタル出力回路と、点検指令
に対応して前記デジタル出力回路の動作を点検する点検
トリップ信号を出力する点検回路とを備えているデジタ
ルリレーにおいて、 前記動作信号を入力する複数の論理和回路と、各論理和
回路の演算結果を別個に入力してそれぞれがトリップ信
号を出力する複数のデジタル出力回路と、これら複数の
トリップ信号の論理積演算結果を前記トリップ回路へ与
える論理積回路と、点検指令に対応して前記複数の論理
和回路へ重複しない点検トリップ信号を順次出力する点
検回路とを備えていることを特徴とするデジタルリレ
ー。 - 【請求項2】保護対象からの電気量が所定範囲を越えた
ときに検出部からの動作信号を入力してトリップ回路へ
トリップ信号を出力するデジタル出力回路と、点検指令
に対応して前記デジタル出力回路の動作を点検する点検
トリップ信号を出力する点検回路とを備えているデジタ
ルリレーにおいて、 前記動作信号を入力する複数の論理和回路と、各論理和
回路の演算結果を別個に入力してそれぞれがトリップ信
号を出力する複数のデジタル出力回路と、これら複数の
トリップ信号の論理積演算結果を前記トリップ回路へ与
える論理積回路と、点検指令に対応して前記複数の論理
和回路へ重複しない点検トリップ信号を順次出力する点
検回路と、この点検トリップ信号に対応して前記デジタ
ル出力回路が出力する確認信号と当該点検トリップ信号
との照合を各デジタル出力回路ごとに別個に行う自動点
検回路とを備え、前記点検トリップ信号と確認信号とが
不一致のときに警報を発することを特徴とするデジタル
リレー。 - 【請求項3】保護対象からの電気量が所定範囲を越えた
ときに検出部からの動作信号を入力してトリップ回路へ
トリップ信号を出力するデジタル出力回路と、点検指令
に対応して前記デジタル出力回路の動作を点検する点検
トリップ信号を出力する点検回路とを備えているデジタ
ルリレーにおいて、 前記動作信号を入力する複数の論理和回路と、各論理和
回路の演算結果を別個に入力してそれぞれがトリップ信
号を出力する複数のデジタル出力回路と、これら複数の
トリップ信号の論理積演算結果を前記トリップ回路へ与
える論理積回路と、点検指令に対応して前記複数の論理
和回路へ重複しない点検トリップ信号を順次出力する点
検回路と、前記各デジタル出力回路毎にその入力信号と
出力信号とを照合する常時監視回路とを備え、デジタル
出力回路の入力信号と出力信号との不一致が一定時間継
続するとき警報を発することを特徴とするデジタルリレ
ー。 - 【請求項4】保護対象からの電気量が所定範囲を越えた
ときに検出部からの動作信号を入力してトリップ回路へ
トリップ信号を出力するデジタル出力回路と、点検指令
に対応して前記デジタル出力回路の動作を点検する点検
トリップ信号を出力する点検回路とを備えているデジタ
ルリレーにおいて、 前記動作信号を入力する複数の論理和回路と、各論理和
回路の演算結果を別個に入力してそれぞれがトリップ信
号を出力する複数のデジタル出力回路と、これら複数の
トリップ信号の論理積演算結果を前記トリップ回路へ与
える論理積回路と、点検指令に対応して前記複数の論理
和回路へ重複しない点検トリップ信号を順次出力する点
検回路と、この点検トリップ信号に対応して前記デジタ
ル出力回路が出力する確認信号と当該点検トリップ信号
との照合を各デジタル出力回路ごとに別個に行う自動点
検回路と、前記各デジタル出力回路毎にその入力信号と
出力信号とを照合する常時監視回路とを備え、前記点検
トリップ信号と確認信号とが不一致のときか、或いは前
記デジタル出力回路の入力信号と出力信号との不一致が
一定時間継続するときに、警報を発することを特徴とす
るデジタルリレー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04165794A JP3227979B2 (ja) | 1994-03-14 | 1994-03-14 | デジタルリレー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04165794A JP3227979B2 (ja) | 1994-03-14 | 1994-03-14 | デジタルリレー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07255121A true JPH07255121A (ja) | 1995-10-03 |
JP3227979B2 JP3227979B2 (ja) | 2001-11-12 |
Family
ID=12614449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04165794A Expired - Fee Related JP3227979B2 (ja) | 1994-03-14 | 1994-03-14 | デジタルリレー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3227979B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011188699A (ja) * | 2010-03-11 | 2011-09-22 | Nissin Electric Co Ltd | 接点出力回路 |
-
1994
- 1994-03-14 JP JP04165794A patent/JP3227979B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011188699A (ja) * | 2010-03-11 | 2011-09-22 | Nissin Electric Co Ltd | 接点出力回路 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3227979B2 (ja) | 2001-11-12 |
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