JPH07253082A - インクジェット記録装置用のチューブポンプ - Google Patents
インクジェット記録装置用のチューブポンプInfo
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- JPH07253082A JPH07253082A JP6904994A JP6904994A JPH07253082A JP H07253082 A JPH07253082 A JP H07253082A JP 6904994 A JP6904994 A JP 6904994A JP 6904994 A JP6904994 A JP 6904994A JP H07253082 A JPH07253082 A JP H07253082A
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Abstract
1内に、交叉させてループ状となしたチューブ18を内
壁12に沿わせて巻込み、ポンプホイール20の正転時
には、カム溝25によって外周方向に変位したローラ3
0によりチューブ18を押し潰しながら連続的なポンピ
ング動作を行わせ、反転時には、内方に変位して紙送り
等の他の回転駆動伝達動作を行わせるようにしたもの。
Description
タに適用されるチューブポンプに関する。
使用時にインクがノズル内で乾いたり、付着したゴミ等
によってノズルが塞がれてしまうのを防ぐため、非印字
領域に配設したキャップにより記録ヘッドのノズル面を
覆うとともに、印字開始に先立って記録ヘッド内のイン
クを若干吸引して、このインクによりヘッドの再生を図
るようにしている。
には、特開平1−125239号公報に開示されたよう
なチューブポンプが使用され、円形のポンプ本体内にU
字状に配設したチューブをポンプ本体の内壁面とポンプ
ホイールの周縁近くに軸支したローラによって順に押し
潰してゆくことにより、この間に生じる差圧によってイ
ンクを一方から他方へ送るようにしている。
では、ポンプホイールの回転の略1/2しかポンピング
動作を行わすことができないため、長期にプリンタを使
用しなかった場合に必要となる多量のインクを連続的に
吸引することができないばかりでなく、ポンプの作動中
にローラがチューブからはじかれて大きな騒音を外部に
撒き散らせるといった不都合が生じる。
2899906号明細書に開示されたチューブポンプ
は、ポンプホイールに2個のローラを取付けるようにし
たものであるが、このようなチューブポンプでは、必要
とするトルクも2倍になって電池を電源とする小型のポ
ンプにとっては到底負担に耐えられないばかりでなく、
ローラによって常時チューブを押圧しているため、その
部分の内壁面が互いに接着してしまってポンプとしての
機能が損なわれるほか、チューブをΩ字状に曲成してポ
ンプ室内に挿入するようにしているため、大きな曲率部
分でチューブが短時間のうちにへたってしまうといった
不都合を有している。
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
単一のローラを用いて騒音を発生させることなく連続的
にインクを吸引動作させることのできる新たなインクジ
ェット記録装置用のチューブポンプを提供することにあ
る。
ンプ室に対するチューブの曲率を可能な限り小さくし、
かつ不使用時にはこのチューブへの押圧を解くことによ
り、長期にわたって良好なポンピング動作を確保するこ
とのできる新たなインクジェット記録装置用のチューブ
ポンプを提供することにある。
る課題を達成するためのチューブポンプとして、一部を
チューブの挿入口として切欠いた円筒状のポンプ室に、
α字状に曲成したチューブを挿入するとともに、このポ
ンプ室に、押圧位置と非押圧位置に変位する単一のチュ
ーブ押圧手段を備えたポンプホイールを設けるようにし
たものである。
る。図面は本発明の一実施例を示したものである。
プ本体は、プリンタ本体フレーム1の非印字領域部分に
ポンプフレーム8と輪列フレーム2を介して一体的に固
定され、図示しない駆動モータに駆動されて回転するポ
ンプホイール20によりチューブ18を回転方向に順に
押し潰しながら、記録ヘッド40の面に吸着したキャッ
プ5を介してノズル部分に残留したインクを廃インクタ
ンクへ吸引除去するように構成されている。
4に示したように、内部に円筒状のポンプ室11を備え
た有底筒状体として形成されていて、この本体10の側
壁一部には、ポンプ室11外へ連通するチューブ挿入口
13が形成されている。
ない廃インクタンクに連接した可撓性のチューブで、こ
のチューブ18の一部を大きな曲率半径をもってα字状
に曲成し、その交叉した部分をチューブ挿入口13に通
すようにしてループ部分をポンプ室11内に入り込ませ
た上、その弾性によりループ部分を内壁面12に沿わせ
てひと回りさせるようにして配設されている。
に窓孔14が形成されていて、ここには、後述するポン
プホイール20の先端に設けたピニオン24が窓孔14
を通して紙送り駆動用の伝達歯車15と噛合うようにし
て嵌込まれている。
ンプ室11内でチューブ18を押し潰すことによりこれ
に吸引力を生じさせる働きをするもので、このポンプホ
イール20は、ポンプ室11の上部を覆い得る程度の外
径を有する歯車として形成され、かつ図示しない減速歯
車を介して、駆動モータによりポンピング方向と非ポン
ピング方向に回転駆動されるように構成され、その一方
の軸26を輪列フレーム2に、他方の軸27をポンプ本
体10の内奥面中央に設けた軸孔16に支持された状態
でポンプ室11内に回転自在に取付けられている。
プホイール20には、ポンピング方向の回転、つまり図
4(a)の矢印方向の回転では、ローラ30をチューブ
押圧位置へ、ポンプレリース方向の回転、つまり図4
(b)の矢印方向の回転では、ローラ30をチューブ1
8から離間させる位置へ変位させるためのカム溝25が
渦巻状に形成され、また、このポンプホイール20の内
奥側には、ローラ30の移動に支障をきたさない位置に
設けた支柱28を介してその対側にカム溝25の両端部
分25a、25bと協用してローラ軸31、31を支承
する部分を設けた半円形のディスク29が一体的に設け
られていて、ポンプホイール20とこのディスク29と
の間でローラ30をカム溝25に沿って変位自在に、か
つ回転自在に支持するように構成されている。
しており、また符号6は、キャリッジ4が非印字領域へ
移動してくるとその一部に押圧されてガイドレール7上
を移動し、キャップ5と図示しないクリーニングワイパ
ーとを退避位置から記録ヘッド40の面に摺接する位置
へ変位させる遊動子を示しており、またさらに符号17
は、チューブ18の交叉部分がチューブ挿入口13から
離脱しないように抑えている固定ブッシュ、41はキャ
リッジ4上に記録ヘッド40とともに搭載したインクタ
ンクを示している。
ンプの動作について説明する。一定時間連続して記録動
作を行ったあとで非印字領域に戻された記録ヘッド4
0、あるいは記録動作終了後に非印字領域に戻された記
録ヘッド40に対しては、退避位置からキャッピング位
置へ変位したクリーニングワイパーによりその面がワイ
ピングされてキャップ5によりキャッピングされる。
出力すると、正方向の回転を始めた駆動モータが、減速
歯車を介してポンプホイール20を図4(a)の矢印方
向に回転させる。
に設けた渦巻状のカム溝25によりローラ30を外周方
向に変位させ、引続く回転によりポンプ室11の内壁1
2に沿ってループ状に巻かれたチューブ18をローラ3
0と内壁12との間で吸引側から排出側へと順に押し潰
しながら、チューブ18の回転方向下手側に発生させた
負圧により、チューブ18内及びノズル内に残留する気
体及びインクを廃インクタンク側へ排出し、さらにノズ
ル内に新たなインクを若干導入するようにしてノズル内
でのインクの詰まりを取り除く。
ラ30は、チューブ挿入口13を横切るようにしてその
内側を通過するが、その際、図4(a)に示したよう
に、ローラ30は、廃インクタンク側18aからキャッ
プ5側18bへと切れ目なくチューブ18を乗り移るこ
とになって、チューブ18とローラ30との離間によっ
て生じるはじき音を最小限に止どめながら、連続的なイ
ンクの吸引動作を確保する一方、チューブ18は、互い
に交叉した部分での固定ブッシュ17の押圧による摩擦
力と、ポンプ室11内壁面12との間の摩擦力により、
ローラ30による廃インクタンク側への送り作用を受け
るにも拘りなく、所定の位置に強固に保持される。
えて、つぎに駆動モータの回転を逆に切換えると、図4
(b)の矢印方向の回転、つまり非ポンピング方向の回
転に切換えられたポンプホイール20は、そのカム溝2
5によりロータ30を中心方向に変位させてチューブ1
8から引離して、チューブ18の押しつぶしによって生
じる内壁面同士の接着を未然に防止する。
抗を解かれたポンプホイール20は、窓孔14を通して
ピニオン24と噛合う紙送り駆動用伝達歯車15に紙送
り方向の回転を伝えて、図示しない紙送りローラにより
図示しないプラテン面への紙送りを行わせる。
を交叉させて形成したループ状のチューブをポンプ室に
挿入するようにしたので、チューブ自体の弾性力により
これをポンプ室の内壁面に略360°に等しく沿わせる
ことができ、長期の不使用後のヘッド再生の際に必要と
する連続的なインクの吸引操作の際にも、単一のチュー
ブ押圧手段による連続的なポンピング動作を可能にする
とともに、チューブとチューブ押圧手段との離間に伴う
はじき音を可能な限り少なくして、より静粛なポンプと
して構成することができる。
曲率をもってループ状に曲成したので、小型のチューブ
ポンプに対しても大きな曲率を持たせることなくチュー
ブを引き回すことが可能となり、ポンプ室に対して比較
的太いチューブの使用と、吸引側と排出側の各チューブ
を直線状に配設することとを可能にするばかりでなく、
交叉部分での摩擦力によりチューブ押圧手段によるチュ
ーブの送り出しを確実に抑えることができる。
る。
グ動作状態と非ポンピング動作状態を示した図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 一部をチューブの挿入口として切欠いた
円筒状のポンプ室と、該ポンプ室の内壁面との間でチュ
ーブを押圧する単一のチューブ押圧手段を備え、かつ該
ポンプ室の軸心部を中心として回転するポンプホイール
と、一部をα字状に交叉させて形成したループ部分を上
記挿入口より上記ポンプ室内に挿入してその内壁面に沿
わせた上記チューブと、からなるインクジェット記録装
置用のチューブポンプ。 - 【請求項2】 上記ポンプホイールに、回転方向に応じ
て上記チューブ押圧手段をチューブ押圧位置と非押圧位
置に変位させる渦巻状のカム溝を形成したことを特徴と
する請求項1記載のインクジェット記録装置用のチュー
ブポンプ。 - 【請求項3】 上記ポンプホイールに、非ポンピング方
向の回転を他に伝達する駆動力伝達用の歯車を一体的に
形成したことを特徴とする請求項1記載のインクジェッ
ト記録装置用のチューブポンプ。
Priority Applications (14)
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1994
- 1994-03-14 JP JP6904994A patent/JP3424697B2/ja not_active Expired - Lifetime
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