JP4738191B2 - インクジェットプリンタ - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェットプリンタに関し、さらに詳細には、数値制御により記録紙などの媒体上に印刷、例えば、高速かつ高解像度でのカラー印刷などをインクジェット方式により行うインクジェットプリンタに関する。
なお、本明細書において「媒体」とは、普通紙などの紙類よりなる各種の記録媒体は勿論のこと、PVC、ポリエステルなどの樹脂材料やアルミ、鉄、木材のような材料などの各種の材料が含まれるものとする。
また、本明細書においてインクジェット方式とは、二値偏向方式あるいは連続偏向方式などの各種の連続方式や、サーマル方式あるいは圧電素子方式などの各種のオンデマンド方式を含む、従来より公知の各種の手法によるインクジェット技術による印刷方式を意味するものとする。
従来より、マイクロコンピューターによって全体の動作を制御され、給紙装置によって供給された記録紙上に記録紙の幅方向(なお、本明細書においては、当該記録紙の幅方向を、「主走査方向」と適宜称することとする。)で移動するインクヘッドを用い、インクジェット方式により媒体上に所定の印刷を行うようにしたインクジェットプリンタが知られている。
ところで、こうしたインクジェットプリンタにおいては、液体状のインクをインクヘッドへ供給し、インクヘッドの下面に形成されたインクジェットノズルから液体状のインクを吐出して印刷を行うものであるが、インクヘッドへのインクの供給に伴い、インク溶媒の揮散によりインクヘッドの下面にあるインクジェットノズルなどに目詰まりを生じさせる恐れがあった。
このため、従来のインクジェットプリンタにおいては、上記したインクヘッドのインクジェットノズルなどの目詰まりの発生を防止したり、あるいは発生した目詰まりを解消するために、インクヘッドのクリーニング処理を行うようになされている。こうしたクリーニング処理は、例えば、印刷を長時間休止した後に再開する場合に自動的に実行されたり、あるいは、発生した目詰まり解消のためにユーザーが所定の操作子を操作してクリーニング処理の開始を指示した場合に実行されるものである。
上記したようなクリーニング処理を行うインクジェットプリンタとしては、例えば、特許文献1として提示する特許第3216706号公報に開示されたインクジェットプリンタが知られている。
この特許文献1として提示する特許第3216706号公報に開示されたインクジェットプリンタにおけるクリーニング処理は、インクヘッドをキャッピング手段により封止して大気との連通を断った状態で吸引ポンプの負圧を作用させてインクヘッドからインクを吸引し、それからインクヘッドをキャッピング手段により封止した状態で大気に連通させて吸引ポンプの負圧を作用させてキャッピング手段内のインクを排出し、さらにインクヘッドをキャッピング手段から開放してワイパー(ワイピングブレード)によりワイピング処理を行い、次にキャッピング手段をインクヘッドから開放した状態でキャッピング手段に残留しているインクを再度排出するというものである。

しかしながら、上記した従来のインクジェットプリンタによるクリーニング処理は、吸引蓄圧によりインクヘッドの目詰まりを解消するようになされていたため、インクヘッドの目詰まり解消のために作用する力が十分ではないという問題点があった。
即ち、インクヘッドにおいてインクが固化したり、あるいはインクヘッドのインクジェットノズルに異物が詰まったような場合には、吸引蓄圧によるクリーニング処理ではインクヘッドの目詰まりを容易には解消することができないものであった。
また、上記した従来のインクジェットプリンタの吸引蓄圧によるクリーニング処理では、一時的にインクヘッド内部およびインクの流通経路全体が負圧になるが、この負圧を十分に解除しないと、インクヘッドへのインクの供給処理ならびにインクヘッドからのインクの吐出処理に悪影響を及ぼすことになるという問題点があった。
さらに、インクヘッド内部およびインクの流通経路全体が負圧になることにより、その負圧によりインクへ溶け込んでいた気体成分が細かな泡(キャビテーション)として発生し、この泡がインクヘッドからインクを吐出する際のダンパーとして作用することになってしまい、インクの吐出力が弱められるという問題点があった。

特許第3216706号公報
本発明は、上記したような従来の技術の有する種々の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、インクヘッドのクリーニング処理において、インクヘッドの目詰まり解消のために十分な力を作用することができるようにして、インクヘッドにおいてインクが固化したり、あるいはインクヘッドのインクジェットノズルに異物が詰まってしまったような場合においても、インクヘッドの目詰まりを容易に解消することのできるインクジェットプリンタを提供しようとするものである。
また、本発明の目的とするところは、インクヘッドのクリーニング処理を行っても、インクヘッドへのインクの供給処理ならびにインクヘッドからのインクの吐出処理に悪影響を及ぼすことのないインクジェットプリンタを提供しようとするものである。
さらに、本発明の目的とするところは、インクヘッドのクリーニング処理を行っても、インクに溶け込んでいた気体成分が細かな泡として発生することのないようにしたインクジェットプリンタを提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明によるインクジェットプリンタは、インクヘッドと当該インクヘッドへ供給するためのインクを貯留したインク貯留手段との間にインクを加圧してインクヘッドへ送出するポンプを配設するとともに、インクヘッドのインクジェットノズルが配置された領域を封止するためのキャッピング手段と当該領域をワイパーによりワイピング処理するワイピング手段とを備えたクリーニング手段を設けるようにしたものである。
ここで、ポンプは、インクを加圧してインクヘッドへ送出するとともに、インクの流路を遮断した閉鎖状態(本明細書においては、ポンプによりインクの流路を遮断した閉鎖状態を「ポンプクローズ状態」と適宜に称する。)とインクの流路を開放した開放状態(本明細書においては、ポンプによりインクの流路を開放した開放状態を「ポンプオープン状態」と適宜に称する。)とを選択的に維持することができるように構成されている。
なお、インクヘッドとインク貯留手段とは、ポンプを介してインク流路となるチューブにより連結されているように構成することができる。
こうした本発明によるインクジェットプリンタは、ポンプによりインクを加圧して強制的にインクに圧力を加え、これにより当該インクヘッドのインクジェットノズルからインクを吐出させてインクヘッドの目詰まりを解消するものであり、インクの圧力がインクヘッドの目詰まり解消のために十分な力として作用し、インクヘッドの目詰まりを容易に解消することができるようになる。
また、本発明によるインクジェットプリンタは、インクヘッドに対して負圧を作用させていないので、負圧によるインクヘッドへのインクの供給処理ならびにインクヘッドからのインクの吐出処理への悪影響を排除することができるとともに、負圧によりインクに溶け込んでいた気体成分が細かな泡として発生することを防止することができる。
こうした本発明のうち請求項1に記載の発明は、インクジェット方式によりインクを媒体上に吐出するインクヘッドを備えたインクジェットプリンタにおいて、インクを貯留したインク貯留手段と、インクジェットノズルから媒体へ上記インクを吐出するインクヘッドと、上記インク貯留手段と上記インクヘッドとを連結して上記インクの流路となるインク流路と、上記インク流路を凹部が設けられた内壁側に配置したU字形状の枠体と、外周面と上記枠体の上記内壁との間に上記インク流路を配置可能なスペースを設けるように寸法設計されて回転自在に配設された円板と、上記円板の縁部に回転自在に配設されたローラとを備え、上記円板を回転させることで上記ローラにより上記インク流路を加圧しながら上記インク貯留手段に貯留された上記インクを上記インクヘッドへ送出可能であるとともに、上記インク流路を選択的に、上記ローラによって上記インク流路を押しつぶして上記インク流路を閉鎖する閉鎖状態と上記ローラによって上記インク流路を押しつぶすことなく上記インク流路を開放する開放状態とに維持可能なポンプと、上記インクを吸収可能なインク吸収部が設けられるとともに、上記インクヘッドの上記インクジェットノズルが配置された領域に上記インク吸収部を当接して上記領域を封止するキャッピング手段と上記領域をワイピング処理するワイピング手段とを備えたクリーニング手段と、上記ポンプと上記クリーニング手段とを制御して上記領域をクリーニング処理する制御手段とを有し、上記制御手段による上記領域のクリーニング処理は、上記クリーニング手段の上記キャッピング手段により、上記インクヘッドの上記インクジェットノズルが配置された上記領域を封止した状態で、上記ポンプに設けられた上記ローラにより上記インク流路を加圧しながら上記インクヘッドへ上記インクを送出して上記インクヘッドの上記インクジェットノズルから上記インクを排出させ、上記ポンプに設けられた上記ローラにより上記インク流路を押しつぶした上記インク流路の閉鎖状態して、上記ポンプと上記インクヘッドとの間の上記インクの圧力を安定させ、上記ポンプに設けられた上記ローラにより上記インク流路を押しつぶしていない上記インク流路の開放状態して、上記ポンプと上記インクヘッドとの間の上記インクの圧力を安定させ、上記キャッピング手段による上記領域の封止を解除し、上記インク吸収部に吸収された上記インクを上記キャッピング手段から排出し、上記キャッピング手段による上記領域の封止と該封止の解除とを繰り返し、上記インクヘッドの上記領域に付着した上記インクを上記インク吸収部に吸収し、上記キャッピング手段による上記領域の封止を解除した状態で、上記クリーニング手段の上記ワイピング手段により上記領域をワイピング処理し、上記領域をワイピング処理した後にフラッシング処理を行い、上記フラッシング処理した後に上記キャッピング手段により上記領域を封止するようにしたものである。
また、本発明のうち請求項2に記載の発明は、本発明のうち請求項1に記載の発明において、上記キャッピング手段は、外部と連通した第1の貫通穴を一方側の端部に穿設されたケースに上記インク吸収部が収容されて構成され、上記ケースの他方側の端部側が回転自在に支持されるとともに上記一方側の端部側がカムにより上下方向に移動自在に支持され、上記ケースの上記一方側の端部側を上記カムにより下方側に移動させて、上記第1の貫通穴から上記インクを排出するようにしたものである。
また、本発明のうち請求項3に記載の発明は、本発明のうち請求項2に記載の発明において、上記インク吸収部は、上記他方側の端部において、上記領域と当接する第1の面から上記第1の面と対向する第2の面まで連通した第2の貫通穴が設けられ、上記ケースは、上記一方側の端部において、上記インク吸収部収容時に上記インク吸収部の上記第2の面と当接する第3の面から上記第3の面と対向する第4の面まで連通して上記第1の貫通穴が設けられるとともに、上記第3の面において、上記第1の貫通穴と上記第2の貫通穴とを連通する溝部が設けられているようにしたものである。
また、本発明のうち請求項4に記載の発明は、本発明のうち請求項1、2または3のいずれか1項に記載の発明において、上記ワイピング手段は、上記領域と当接して上記領域をワイピングするワイパーを有し、上記領域のワイピング時には、上記ワイパーを上記領域と十分に当接した状態とし、上記領域のワイピング終了時には、上記ワイパーを上記領域と単に接する程度の当接状態に緩和するようにしたものである。
本発明は、以上説明したように構成されているので、インクヘッドのクリーニング処理において、インクヘッドの目詰まり解消のために十分な力を作用することができるようになり、インクヘッドにおいてインクが固化したり、あるいはインクヘッドのインクジェットノズルに異物が詰まってしまったような場合においても、インクヘッドの目詰まりを容易に解消することが可能となるという優れた効果を奏する。
また、本発明は、以上説明したように構成されているので、インクヘッドのクリーニング処理を行っても、インクヘッドへのインクの供給処理ならびにインクヘッドからのインクの吐出処理に悪影響を及ぼすことがないという優れた効果を奏する。
さらに、本発明は、以上説明したように構成されているので、インクヘッドのクリーニング処理を行っても、インクに溶け込んでいた気体成分が細かな泡として発生することがないという優れた効果を奏する。
以下、添付の図面に基づいて、本発明によるインクジェットプリンタの実施の形態の一例を詳細に説明するものとする。

まず、図1には、本発明の実施の形態の一例によるインクジェットプリンタの概略構成説明図が示されており、また、図2には、図1に示すインクジェットプリンタの要部の概念構成説明図が示されている。
なお、本発明によるインクジェットプリンタにおいては、媒体として記録紙を用いるものとする。
また、本発明によるインクジェットプリンタにおいては、給紙装置(図示せず。)によって記録紙が後述するベース部材114上に供給される(図1において破線で示す記録紙200を参照する。)。この記録紙は、幅方向たる主走査方向において所定の長さを有するとともに、主走査方向と直交する方向、即ち、記録紙の長手方向たる副走査方向に搬送されるようになされている。

このインクジェットプリンタ100は、基台部材112に支持され主走査方向に延長して配設された固定系のベース部材114と、ベース部材114の左右両端でベース部材114に直交して配設された側方部材116L、116Rと、側方部材116R側に配設された側方ユニット118と、左右2つの側方部材116L、116Rを連結する中央壁120と、中央壁120の壁面に主走査方向に延長して配設されたガイドレール122と、中央壁120の壁面に沿って主走査方向に移動自在に配設された駆動ベルト124と、ガイドレール122に摺動自在に装着されるとともに駆動ベルト124に固定されたキャリッジ12と、ベース部材114上の記録紙200と対向するようにしてキャリッジ12に配設された複数(この実施の形態においては6個である。)のインクヘッド16と、側方ユニット118内に配設されたクリーニング手段としてのクリーニングユニット22とを有して構成されている。
なお、こうしたインクジェットプリンタ100の全体の動作は、マイクロコンピューター(図示せず。)によって制御されており、モーター(図示せず。)の駆動により駆動ベルト124が主走査方向に移動するのに伴って、インクヘッド16を配設したキャリッジ12も主走査方向に移動される。
また、符号126は、全体の動作の制御や各種の処理の指示を行うために設けられた操作パネルである。この操作パネル126には、操作状態を表示する表示部や、インクヘッド16の位置を指定する操作子や、インクヘッド16のクリーニング処理の開始を指示する操作子や、画像データなどの信号に基づいて画像の印刷を開始するための操作子などが配設されているものである。

ここで、6個のインクヘッド16は、それぞれ同様な構成を備えており、詳細な図示は省略するが、6個のインクヘッドユニット16の下面16aには、インクを記録紙200に対して吐出する際の吐出口としての複数個のインクジェットノズルがそれぞれ配置されている。即ち、このインクヘッド16においては、下面16aが、インクジェットノズルが配置された領域となる。
そして、インクヘッド16へ供給するためのインクを貯留したインク貯留手段として、6個のインクヘッド16のそれぞれに対応して、それぞれ異なる色の液体状のインクを貯留した複数(この実施の形態においては6個である。)のインクカートリッジ14(図2を参照する。なお、図1においては、図示を省略した。)が中央壁120の背面側に配置されている。
6個のインクカートリッジ14からは、インクチューブ18(図2を参照する。なお、図1においては、図示を省略した。)を介して6個のインクヘッド16へそれぞれ異なる色のインクが供給されるようになされている。
ここで、6個のインクカートリッジのそれぞれに収容されている液体状のインクは、例えば、紫外線で退色することのないように調合されたインクであり、複数のインクヘッド16は、それぞれインクチューブ18によって搬送された異なる色のインクをインクジェット方式によりそれぞれ記録紙200上に吐出することになる。
こうした複数のインクヘッド16は、主走査方向に沿って一列に配置され、インクヘッド16の下面16aに配置されたインクジェットノズルが、ベース部材114上の記録紙200と対向可能なようにして、キャリッジ12に固定的に配設されている。

また、インクカートリッジ14とインクチューブ18との間には、チューブ18内のインクを加圧してインクヘッド16へ送出するためのポンプ20(図2を参照する。なお、図1においては、図示を省略した。)が配設されている。
このポンプ20は、固定系のベース部材114に固定された基台部20−1と、基台部20−1に固定的に配設されるとともにチューブ18を内壁20−2a側に配置したU字形状の枠体20−2と、枠体20−2の内壁20−2aと外周面20−3aとの間にチューブ18を配置可能なスペースを設けるように寸法設定されるとともに基台部20−1に対して中心部位C1を回転自在に支持された円板20−3と、円板20−3の縁部に対向して回転自在に配設された第1ローラ20−4および第2ローラ20−5とを備えている。
なお、円板20−3はモーター(図示せず。)により駆動されて、中心部位C1を中心として図2における時計回り方向(矢印A方向)あるいは反時計回り方向(矢印B方向)に任意に回転されるものである。
ここで、U字形状の枠体20−2について詳細に説明すると、その内壁20−2aの一部に凹所20−2bが形成されている。
次に、第1ローラ20−4と第2ローラ20−5とについて詳細に説明すると、第1ローラ20−4と第2ローラ20−5とは、円板20−3において中心部位C1を通る直線上に回転中心C2、C3がそれぞれ位置するようにして配置されている。
また、第1ローラ20−4は、第2ローラ20−5よりも大きな直径を備えるように構成されている。
第1ローラ20−4と第2ローラ20−5とは、ともにその外周部20−4a、20−5aが円板20−3の外周面20−3aよりも外径側に突出するように形成されており、第1ローラ20−4の外周面20−4aから外径側への突出長L1は、第2ローラ20−5の外周面20−5aから外径側への突出長L2よりも大きく設定されている(L1>L2)。そして、突出長L1は、第1ローラ20−4が枠体20−2の凹所20−2b以外の内壁20−2aの領域と対向したときに、チューブ18を押しつぶしてチューブ18を閉塞することが可能なように寸法設定されている。一方、突出長L2は、第2ローラ20−5が枠体20−2の凹所20−2b以外の内壁20−2aの領域と対向したときでも、チューブ18を押しつぶすことなくチューブ18を開放状態に維持することができるように寸法設定されている。
従って、このポンプ20によれば、ポンプ20を駆動して円板20−3を時計回りに回転すると、第1ローラ20−4がチューブ18を押しつぶすようにしてチューブ18内のインクを加圧して、チューブ18内のインクをインクヘッド16へ送出することができる。
また、第1ローラ20−4が枠体20−2の凹所20−2b以外の内壁20−2aの領域と対向した位置においてチューブ18を押しつぶした状態で円板20−3の回転を停止すると、チューブ18を閉塞状態に維持することができ、インクの流路を遮断した閉鎖状態(ポンプクローズ状態)が維持される。
一方、第1ローラ20−4が枠体20−2の内壁20−2aとの間でチューブ18を押さない位置で円板20−3の回転を停止すると、チューブ18を開放状態に維持することができ、インクの流路を開放した開放状態(ポンプオープン状態)が維持される。

次に、クリーニングユニット22について、図1および図2とともに図3乃至図10を参照しながら説明する。なお、図3はクリーニングユニット22の概略構成斜視説明図であり、図4は図3に示すクリーニングユニット22のキャップアップ状態(後に詳述する。)におけるIV−IV線による要部端面説明図であり、図5は図3に示すクリーニングユニット22のキャップダウン状態(後に詳述する。)におけるIV−IV線による要部端面説明図であり、図6は図3に示すクリーニングユニット22のワイピング処理状態(後に詳述する。)の開始時における図3のD矢視図概略構成説明図であり、図7は図3に示すクリーニングユニット22のワイピング処理状態のワイピング終了位置到達時における図3のD矢視図概略構成説明図であり、図8は図3に示すクリーニングユニット22のワイピング処理状態のワイパー傾斜時におけるD矢視図概略構成説明図であり、図9は図3に示すクリーニングユニット22のワイピング処理状態の処理完了時におけるD矢視図概略構成説明図であり、図10(a)は図3に示すクリーニングユニット22のキャップ32(後に詳述する。)の概略構成斜視説明図であり、図10(b)は図10(a)のX−X線による概略構成断面説明図である。
クリーニングユニット22は、インクヘッド16の下面16aをクリーニング処理するものであり、上記したように側方ユニット118内に配設されている。
このクリーニングユニット22は、キャッピング手段としてのキャップ装置30とワイピング手段としてのワイパー装置40とを有して構成されている。これらキャップ装置30とワイパー装置40とは、固定系のベース部材114上に副走査方向に移動自在に配設されたケース22−1に配置されている。なお、ケース22−1は、モーター(図示せず。)の駆動により副走査方向に任意に移動される。

まず、キャップ装置30は、6個のインクヘッド16に対応して、6個のキャップ32が配設されている。これら6個のキャップ32は、主走査方向に沿って並置されており、ケース33により一体的に保持されている。これら6個のキャップ32により、側方ユニット118内においてインクヘッド16の下面16aにある吐出口たるインクジェットノズルが被覆されて封止されるものである。
ここで、キャップ32は、インクを容易に吸収する材料(例えば、多孔質の樹脂などである。)により形成されたインク吸収部32aと、インク吸収部32aを収容するケース32bとにより構成されている。
キャップ32の前方側の端部である前端部32e側には、インク吸収部32aの上面から下面まで連通する貫通穴32dが形成されている。一方、ケース32bの上面には、キャップ32の前端部32e側からキャップ32の後方側の端部である後端部32cに延長する溝部32fが形成されており、溝部32fの一方の端部は貫通穴32dと連通するように設定されている。また、溝部32fの一方の端部は、ケース32bの上面から下面まで連通する貫通穴32gと連通するように設定されている。
なお、貫通穴32gの下方位置には、貫通穴32d、溝部32fおよび貫通穴32gを通って外部へ排出される廃インクを収容する収容容器34が配設されている。
上記したケース33は、そのキャップ32の前方側の端部である前端部32e側に位置する側の下端部33aが、ケース22−1に架橋された支軸31に回動自在に軸支されている。
一方、ケース33のキャップ32の後端部32c側に位置する側の下端部33bは、ウォームギア35を介してモーター36により回転されるギア37に一体化された略半円状のカム38により支持されている。
なお、ケース33の下端部33bがカム38の円弧面38aにより支持されているときに、インクジェットプリンタ100の設置面に対してキャップ32の前端部32eと後端部32cとが水平になるキャップアップ状態となり、また、ケース33の下端部33bがカム38の弦面38bにより支持されているときに、インクジェットプリンタ100の設置面に対してキャップ32の後端部32cが前端部32eよりも下方側に位置するように傾斜するキャップダウン状態となるように、各構成部材の寸法ならびに配置が設定されている。
上記したキャップ装置30により、印刷を行わないときに側方ユニット118内において待機しているインクヘッド16のインクジェットノズルを保護して、インクジェットノズルでインクが固まってしまったり、インクジェットノズルにごみなどが付着するのを防止することができる。

次に、ワイパー装置40について説明すると、ワイパー装置40は、ケース22−1の前方端部に架橋された支軸41に固定的に配設されたワイパーケース42と、ワイパーケース42に配設されたワイパー43を備えている。ワイパーケース42ならびにワイパー43は、6個のインクヘッド16に対応してそれぞれ6組配設されている。なお、支軸41の一方の端部には、ベルトプーリー44が固定されている。
また、ケース22−1の後端部には支軸45が架橋されており、この支軸45の一方の端部にもベルトプーリー46が固定されていて、ベルトプーリー44とベルトプーリー46とには無端状のベルト47が張設されている。
そして、支軸45にはモーター(図示せず。)が接続されており、このモーターの回転により支軸45が回転すると、同軸のベルトプーリー46が回転して、その動力がベルト47を伝わりベルトプーリー44を回転させる。さらに、ベルトプーリー44の回転が支軸41に伝達され、支軸41に固定されたワイパーケース42ならびにワイパー43が支軸41を中心に回転する。
従って、モーター(図示せず。)により支軸45を図6における時計回り方向(矢印E方向)あるいは反時計回り方向(矢印F方向)に任意に回転することにより、ワイパー43の位置を任意に設定することができる。
なお、ワイパー43は、モーター(図示せず。)による支軸45の回転に伴い回転されて、インクジェットプリンタ100の設置面に対して垂直に位置した際に、側方ユニット118内においてインクヘッド16の下面16aと十分に当接可能なように、各種の寸法ならびに配置が設定されている。
こうしたワイパー装置40により、印刷を行わないときに側方ユニット118内において待機しているインクヘッド16の下面16aに残留したインクや付着した異物などの付着物を除去することができる。

以上の構成において、上記したインクジェットプリンタ100によって、記録紙200に所望の画像を印刷する際の制御処理については、ポンプ20をポンプオープン状態に維持して、従来より公知の技術を用いてキャリッジ12の移動やインクヘッド16におけるインクの吐出の制御を行えばよいものであるので、本明細書においてはその詳細な説明は省略し、以下においては、本発明の特徴を示すクリーニング処理について説明する。
このクリーニング処理は、マイクロコンピューターの制御により、電源投入時や電源投入後所定時間経過毎に自動的に実行したり、あるいは、操作パネル126に設けられたインクヘッド16のクリーニング処理の開始を指示する操作子をユーザーが操作した際に実行するように設定することができる。
図11には、マイクロコンピューターの制御により自動的に、あるいは、ユーザーの操作子の操作によりクリーニング処理の実行が指示された際に起動するクリーニング処理ルーチンのフローチャートが示されている。
即ち、クリーニング処理ルーチンが起動されると、キャリッジ12は側方ユニット118内の待機位置へ移動して、インクヘッド16をクリーニングユニット22の上方に位置させる。このクリーニング処理の初期状態においては、ポンプ20はポンプオープン状態であり、キャップ32はキャップアップ状態である。そして、6個のインクヘッド16のそれぞれが、キャップ32によってそれぞれ封止されるように6個のインクヘッド16を下方へ移動し、キャップ32によってインクヘッド16の下面16aを封止する。このキャップ32によってインクヘッド16の下面16aを封止したキャッピングクローズ状態において、ポンプ20を駆動して円板20−3を時計回り方向(A方向)に所定の回転数だけ回転し、インクを加圧しながらインクヘッド16へ送出し、インクヘッド16の下面16aに配設されたインクジェットノズルからインクを排出させる(加圧ステップ:ステップS1102)。なお、このステップS1102におけるポンプ20の駆動は、例えば、円板20−3を3〜7回転させたり、あるいは、60秒間程度連続して回転させたりする。
次に、円板20−3の回転をポンプクローズ状態となる位置で停止し、ポンプクローズ状態のままで所定時間(例えば、10秒間である。)維持し、ポンプ20とインクヘッド16との間のインク圧力を大気圧程度に安定させる(安定待ちステップ:ステップS1104)。
次に、円板20−3をポンプオープン状態となる位置まで回転して停止し、ポンプオープン状態のままで所定時間(例えば、10秒間である。)維持し、ポンプ20とインクヘッド16との間のインク圧力を大気圧程度に安定させる(圧力解除ステップ:ステップS1106)。
次に、6個のインクヘッド16を上方へ移動し、キャップ32によるインクヘッド16の下面16aの封止を解除し、このキャップ32によるインクヘッド16の下面16aの封止を解除したキャッピングオープン状態を所定時間(例えば、20秒間である。)維持する(キャップ排出ステップ:ステップS1108)。また、この際に、モーター36の駆動によりウォームギア35を介してギア37を回転し、それによりギア37に一体化された略半円状のカム38を回転して、キャップ装置30のケース33の下端部33bがカム38の弦面38bにより支持されるキャップダウン状態とする。このキャップダウン状態では、キャップ32のインク吸収部32aの表面に存在するインクやインク吸収部32aに吸収されているインク、即ち、キャップ32に溜まったインクが自重により貫通穴32d、溝部32fおよび貫通穴32gを通って収容容器34内へ移動する。そして、キャップダウン状態で所定時間経過した後に、モーター36の駆動によりウォームギア35を介してギア37を回転し、それによりギア37に一体化された略半円状のカム38を回転して、キャップ装置30のケース33の下端部33bがカム38の円弧面38aにより支持されるキャップアップ状態に復帰させる。
次に、6個のインクヘッド16の上方への移動と下方への移動とを所定回数(例えば、2回である。)繰り返して、キャッピングクローズ状態とキャッピングオープン状態とが繰り返し発生するようにして、インクヘッド16の下面16aに付着したインクをキャップ32のインク吸収体32aに浸み取らせる(吸収ステップ:ステップS1110)。こうしたステップS1110の処理を行うことにより、インクヘッド16の下面16aに付着したインクの量を減らして、ワイピング処理における拭き取り効率を上げて、ワイピング処理の際のインクの飛び散りも抑止することができる。
次に、キャッピングオープン状態においてワイピング処理を所定回数(例えば、2回である。)行って、インクヘッド16の下面16aのインクを拭き取る(ワイピングステップ:ステップS1112)。
ここで、ワイピング処理を詳細に説明すると、まず、図4に示すキャッピングオープン状態においてモーター(図示せず。)を駆動して支軸45を時計回り方向(E方向)に回転し、ベルトプーリー46、ベルト47、ベルトプーリー44および支軸41を介して、支軸41に固定されたワイパーケース42ならびにワイパー43を回転するとともに、インクヘッド16を下方へ移動する。これにより、インクジェットプリンタ100の設置面に対してワイパー43を垂直に位置させて、インクヘッド16の下面16aにワイパー43を十分に当接させる(図6参照)。この状態がワイピング処理の開始時の状態であり、ワイパー43はインクヘッド16の下面16aの前方側と十分に当接している。
次に、インクヘッド16の下面16aの前方側と当接しているワイパー43が、インクヘッド16の下面16aの後方側と当接するようになる位置までケース22−1を副走査方向の後方側に移動して、ワイパー43によりインクヘッド16の下面16aを拭き取る(図7参照)。この状態がワイピング処理のワイピング終了位置到達時の状態であり、ワイパー43によりインクヘッド16の下面16a全体を拭き取ることができる。
次に、図7に示す状態においてモーター(図示せず。)を駆動して支軸45を反時計回り方向(F方向)に少し回転し、ベルトプーリー46、ベルト47、ベルトプーリー44および支軸41を介して、支軸41に固定されたワイパーケース42ならびにワイパー43を回転する。これにより、インクジェットプリンタ100の設置面に対してワイパー43を斜め位置させて、ワイパー43のインクヘッド16の下面16aとの当接状態を緩和する(図8参照)。即ち、この状態がワイピング処理のワイパー傾斜時の状態であり、ワイパー43の先端部とインクヘッド16の下面16aとが単に接する程度となるようにする。
そして、最後に、ワイパー43の傾きを図8に示す状態で維持したままで、ケース22−1を副走査方向のさらに後方側へ移動する(図9参照)。即ち、この状態がワイピング処理の処理完了時の状態であり、ワイパー43とインクヘッド16の下面16aとの当接を解除する処理完了時の前にワイパー43を傾けて、ワイパー43の先端部とインクヘッド16の下面16aとが単に接する程度となるようにしているため、ワイパー43とインクヘッド16の下面16aとの当接を解除する際にインクの飛び散りが防止される。
上記のようにワイピング処理を完了すると、インクヘッド16を移動させ、その後にケース22−1を副走査方向の前方側へ移動するとともに、モーター(図示せず。)を駆動して支軸45を反時計回り方向(F方向)にさらに回転し、図4に示すキャッピングオープン状態に復帰させる。
次に、キャッピングオープン状態を所定時間(例えば、3秒間である。)維持し、メニスカスを整える(ステップS1114)
次に、キャッピングオープン状態において、記録紙200への印刷には関係のない駆動信号をインクヘッド16に印加して、インクヘッド16のインクジェットノズルからインクを吐出させる処理、所謂、フラッシング処理を所定数(例えば、3000ショットである。)行い、インクジェットノズルのメニスカスを整える(ステップS1116)。
次に、キャッピングオープン状態を所定時間(例えば、3秒間である。)維持し、メニスカスを整える(ステップS1118)
最後に、キャッピングクローズ状態にして(ステップS1120)、インクヘッド16の下面16aが乾かないようにし、このクリーニング処理を終了する。

上記したように、このインクジェットプリンタ100は、ポンプ20によりインクを加圧して強制的にインクに圧力を加え、これによりインクヘッド16のインクジェットノズルからインクを吐出させてインクヘッドの目詰まりを解消するものであるため(ステップS1102)、インクの圧力がインクヘッド16の目詰まり解消のために十分な力として作用し、インクヘッド16の目詰まりを容易に解消することができる。
また、インクジェットプリンタ100は、インクヘッド16に対して負圧を作用させていないので、負圧によるインクヘッド16へのインクの供給処理ならびにインクヘッド16からのインクの吐出処理への悪影響を受けることがなく、負圧によりインクに溶け込んでいた気体成分が細かな泡として発生することもない。

なお、上記した実施の形態は、以下の(1)乃至(6)に説明するように変形してもよい。
(1)上記した実施の形態においては、クリーニング処理において、キャップ32をキャップダウン状態にしてキャップ32に溜まった廃インクを収容容器34へ移送するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、こうした処理を行わなくてもよい。こうした処理を行わない場合には、キャップ32に貫通穴32d、溝部32fならびに貫通穴32gを穿設しなくてもよいし、また、収容容器34を設けなくてもよい。
(2)上記した実施の形態においては、クリーニング処理におけるワイピング処理において、ワイパー43がワイピング終了位置到達するとワイパー43を傾けるようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、こうした処理を行わなくてもよい。
(3)上記した実施の形態においては、ポンプ20の円板20−3に配設した第1ローラ20−4および第2ローラ20−5の直径をそれぞれ異なるものとしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、同一の直径のものを用いてもよい。また、第1ローラ20−4および第2ローラ20−5の二つのローラーを用いずに、1個あるいは3個以上のローラーを用いるようにしてもよい。
(4)上記した実施の形態においては、ポンプ20の円板20−3に配設した第1ローラ20−4および第2ローラ20−5は、円板20−3において中心部位C1を通る直線上に回転中心C2、C3がそれぞれ位置するようにして配置したが、これに限られるものではないことは勿論であり、中心部位C1を通る直線上から外れた位置に回転中心C2、C3が位置するように第1ローラ20−4、第2ローラ20−5をそれぞれ配設してもよい。
(5)上記した実施の形態においては、側方部材116R側に側方ユニット118を配設し、その側方ユニット118内にクリーニングユニット22を配設するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、クリーニングユニット22は設計に応じて適宜の位置に配置すればよい。
(6)上記した実施の形態ならびに上記(1)乃至(5)に示す変形例は、適宜に組み合わせるようにしてもよい。
本発明は、二値偏向方式あるいは連続偏向方式などの各種の連続方式や、サーマル方式あるいは圧電素子方式などの各種のオンデマンド方式を含む、各種のインクジェット方式を用いたインクジェットプリンタに対して利用することができる。
図1は、本発明の実施の形態の一例によるインクジェットプリンタの概略構成説明図である。 図2は、図1に示すインクジェットプリンタの要部の概念構成説明図である。 図3は、クリーニングユニットの概略構成斜視説明図である。 図4は、図3に示すクリーニングユニットのキャップアップ状態におけるIV−IV線による要部端面説明図である。 図5は、図3に示すクリーニングユニットのキャップダウン状態におけるIV−IV線による要部端面説明図である。 図6は、図3に示すクリーニングユニットのワイピング処理状態の開始時における図3のD矢視図概略構成説明図である。 図7は、図3に示すクリーニングユニットのワイピング処理状態のワイピング終了位置到達時における図3のD矢視図概略構成説明図である。 図8は、図3に示すクリーニングユニットのワイピング処理状態のワイパー傾斜時におけるD矢視図概略構成説明図である。 図9は、図3に示すクリーニングユニットのワイピング処理状態の処理完了時におけるD矢視図概略構成説明図である。 図10(a)は図3に示すクリーニングユニットのキャップの概略構成斜視説明図であり、図10(b)は図10(a)のX−X線による概略構成断面説明図である。 図11は、クリーニング処理ルーチンのフローチャートである。
符号の説明
12 キャリッジ
14 インクカートリッジ
16 インクヘッド
16a 下面
18 インクチューブ
20 ポンプ
22 クリーニングユニット
30 キャップ装置
31 支軸
32 キャップ
33 ケース
34 収容容器
35 ウォームギア
36 モーター
37 ギア
38 カム
40 ワイパー装置
41 支軸
42 ワイパーケース
43 ワイパー
44 ベルトプーリー
45 支軸
46 ベルトプーリー
47 ベルト
100 インクジェットプリンタ
112 基台部材
114 ベース部材
116L、116R 側方部材
118 側方ユニット
120 中央壁
122 ガイドレール
124 駆動ベルト
126 操作パネル
200 記録紙

Claims (4)

  1. インクジェット方式によりインクを媒体上に吐出するインクヘッドを備えたインクジェットプリンタにおいて、
    インクを貯留したインク貯留手段と、
    インクジェットノズルから媒体へ前記インクを吐出するインクヘッドと、
    前記インク貯留手段と前記インクヘッドとを連結して前記インクの流路となるインク流路と、
    前記インク流路を凹部が設けられた内壁側に配置したU字形状の枠体と、外周面と前記枠体の前記内壁との間に前記インク流路を配置可能なスペースを設けるように寸法設計されて回転自在に配設された円板と、前記円板の縁部に回転自在に配設されたローラとを備え、前記円板を回転させることで前記ローラにより前記インク流路を加圧しながら前記インク貯留手段に貯留された前記インクを前記インクヘッドへ送出可能であるとともに、前記インク流路を選択的に、前記ローラによって前記インク流路を押しつぶして前記インク流路を閉鎖する閉鎖状態と前記ローラによって前記インク流路を押しつぶすことなく前記インク流路を開放する開放状態とに維持可能なポンプと、
    前記インクを吸収可能なインク吸収部が設けられるとともに、前記インクヘッドの前記インクジェットノズルが配置された領域に前記インク吸収部を当接して前記領域を封止するキャッピング手段と前記領域をワイピング処理するワイピング手段とを備えたクリーニング手段と、
    前記ポンプと前記クリーニング手段とを制御して前記領域をクリーニング処理する制御手段と
    を有し、
    前記制御手段による前記領域のクリーニング処理は、
    前記クリーニング手段の前記キャッピング手段により、前記インクヘッドの前記インクジェットノズルが配置された前記領域を封止した状態で、前記ポンプに設けられた前記ローラにより前記インク流路を加圧しながら前記インクヘッドへ前記インクを送出して前記インクヘッドの前記インクジェットノズルから前記インクを排出させ、
    前記ポンプに設けられた前記ローラにより前記インク流路を押しつぶした前記インク流路の閉鎖状態して、前記ポンプと前記インクヘッドとの間の前記インクの圧力を安定させ、
    前記ポンプに設けられた前記ローラにより前記インク流路を押しつぶしていない前記インク流路の開放状態して、前記ポンプと前記インクヘッドとの間の前記インクの圧力を安定させ、
    前記キャッピング手段による前記領域の封止を解除し、前記インク吸収部に吸収された前記インクを前記キャッピング手段から排出し、
    前記キャッピング手段による前記領域の封止と該封止の解除とを繰り返し、前記インクヘッドの前記領域に付着した前記インクを前記インク吸収部に吸収し、
    前記キャッピング手段による前記領域の封止を解除した状態で、前記クリーニング手段の前記ワイピング手段により前記領域をワイピング処理し、
    前記領域をワイピング処理した後にフラッシング処理を行い、
    前記フラッシング処理した後に前記キャッピング手段により前記領域を封止する
    ことを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 請求項に記載のインクジェットプリンタにおいて、
    前記キャッピング手段は、外部と連通した第1の貫通穴を一方側の端部に穿設されたケースに前記インク吸収部が収容されて構成され、前記ケースの他方側の端部側が回転自在に支持されるとともに前記一方側の端部側がカムにより上下方向に移動自在に支持され、
    前記ケースの前記一方側の端部側を前記カムにより下方側に移動させて、前記第1の貫通穴から前記インクを排出する
    ことを特徴とするインクジェットプリンタ。
  3. 請求項2に記載のインクジェットプリンタにおいて、
    前記インク吸収部は、前記他方側の端部において、前記領域と当接する第1の面から前記第1の面と対向する第2の面まで連通した第2の貫通穴が設けられ、
    前記ケースは、前記一方側の端部において、前記インク吸収部収容時に前記インク吸収部の前記第2の面と当接する第3の面から前記第3の面と対向する第4の面まで連通して前記第1の貫通穴が設けられるとともに、前記第3の面において、前記第1の貫通穴と前記第2の貫通穴とを連通する溝部が設けられている
    ことを特徴とするインクジェットプリンタ。
  4. 請求項1、2または3のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタにおいて、
    前記ワイピング手段は、前記領域と当接して前記領域をワイピングするワイパーを有し、
    前記領域のワイピング時には、前記ワイパーを前記領域と十分に当接した状態とし、
    前記領域のワイピング終了時には、前記ワイパーを前記領域と単に接する程度の当接状態に緩和する
    ことを特徴とするインクジェットプリンタ。
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