JPH07253047A - 気化器 - Google Patents

気化器

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JPH07253047A
JPH07253047A JP6093995A JP6093995A JPH07253047A JP H07253047 A JPH07253047 A JP H07253047A JP 6093995 A JP6093995 A JP 6093995A JP 6093995 A JP6093995 A JP 6093995A JP H07253047 A JPH07253047 A JP H07253047A
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JP
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throttle
venturi
carburetor
support surface
air passage
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Application number
JP6093995A
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English (en)
Inventor
John D Flaig
ジョン・ディー・フライグ
James A Holcomb
ジェームズ・エイ・ホルクーム
Gene F Baltz
ジーン・エフ・バルツ
Henry C Billingsley
ヘンリー・シー・ビリングレィ
Chester G Dubois
チェスター・ジー・デュボイス
David J Hartke
デービッド・ジェイ・ハートク
Dale L Taipale
デイル・エル・タイペール
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Outboard Marine Corp
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Outboard Marine Corp
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    • Y02T10/146

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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成部分の材料の選択が自由で、かつ、保守
のための分解が容易な気化器を提供する。 【構成】 吸気マニフォールドに支持されるスロットル
体部部分(296)と、プラスチックのベンチュリ部分
(310)と、プラスチックのフロート・ボウル部分
(322)と、スロットル軸(346)と、スロットル
板(348)等とから成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関に関し、特に
内燃機関用の気化系統ならびにエンジン・ブロック、ク
ランク・ケースおよび内燃機関のための吸気マニフォー
ルド構造部に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関および(または)気化器を開示
する下記の米国特許を照合されたい。
【0003】即ち、 発 行 月 日 米 国 特 許 番 号 発 明 者 名 1965年 1月19日 3,166,054 Conover 1966年 8月30日 3,269,374 Conover 1973年 9月13日 3,759,493 Blanchard 1974年12月 3日 3,851,631 Klekhaefer 1981年 1月13日 4,244,332 Kusche 1981年 4月14日 4,261,305 Ikoma 1981年 5月12日 4,266,514 Tyner 1964年 6月23日 3,138,646 Miles 1963年10月 1日 3,105,861 Korte 1970年12月 1日 3,544,083 Currie 1971年 2月 9日 3,561,736 Dye 1963年10月29日 3,109,043 Carlson 1977年 4月12日 4,016,838 Yoshioka 1953年 3月10日 2,630,791 Kiekhaefer 1971年 4月20日 3,575,390 Bickhaus 1963年 9月17日 3,104,272 Carlson 1965年 1月19日 3,166,611 Conant 1967年 4月11日 3,313,532 Carlson 1967年 5月23日 3,321,195 Korte 1968年12月17日 3,416,845 Scanland
【0004】
【発明が解決しようとする課題】構成部分として最良の
材料を選択が自由で、かつ、保守のための分解が容易な
気化器を提供することが本発明の目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、吸気マニフォ
ールドの支持面に支持されるようになっており、かつ該
支持面に当接する平坦な面を含む第1の端部、略々平坦
な支持面を含む反対側の第2の端部、および前記第1の
端部と前記支持面との間に延在しかつ前記吸気マニフォ
ールドの吸気口と連通する空気通路の第1の部分を有す
るスロットル体部部分と、該スロットル体部部分の支持
面に支持され、かつ前記空気通路の第2の部分と前記ス
ロットル体部部分の支持面を横切る略々平坦な支持面と
を含むベンチュリ部分と、該ベンチュリ部分の支持面に
支持され、かつ前記ベンチュリ部分の前記支持面と当接
する略々平坦な面を形成する上端部およびフロートを含
む貯溜部を含むフロート・ボウル部分と、前記スロット
ル体部部分に回転自在に支持されかつ前記空気通路の第
1の部分を貫通して延在するスロットル軸と、前記空気
通路の第1の部分において前記スロットル軸に支持され
るスロットル板と、前記ベンチュリ部分に支持され、か
つ前記空気通路の第2の部分と連通する第1の端部およ
び前記ベンチュリ部分の前記支持面を越えて前記貯溜部
内まで該貯溜部と連通して延在する第2の端部を有する
略々垂直なノズルと、前記空気通路の第1の部分と前記
貯溜部との間で連通する管路とを含む気化器を提供する
ものである。
【0006】
【実施例】図1において略図的に示されるように、本発
明の先行技術である特開昭60−13965号公報の発
明(以下「先行発明」と略称する)は、エンジン・ブロ
ック14と、このエンジン・ブロック14に取付けられ
るクランク・ケース18と、このクランク・ケース18
内に収容されるクランク軸22と、クランク・ケース1
8に対して取付けられるマニフォールド26と、マニフ
ォールド26に対して取付けられる気化装置30とを含
む内燃機関10を提供する。本文に開示される内燃機関
10は、ここに述べる気化装置30は適当な修正を加え
て四行程燃焼機関と共に使用することもできるが二行程
機関である。先行発明はこれより多いか少ない燃焼室お
よび他の構成を含む機関に対しても適用できるが、本実
施態様においては、エンジン・ブロック14はクランク
軸22に対してV型配置の4つの燃焼シリンダ即ち燃焼
室を有する。
【0007】燃焼のため必要な空気は、気化装置30か
ら各燃焼室34に対して流れる。気化装置30と各燃焼
室34間に流通状態を提供するため、燃焼室34の位置
により決定されるクランク・ケース18内の整合されな
い開口42が、吸気マニフォールド26の後部における
開口46(図5)の位置を決定する。吸気マニフォール
ド26の前方の開口50(図4)が更に、各燃焼室34
に設けられる気化器組立体54の位置を決定するのであ
る。
【0008】図1に略図により、また特に2図および3
図において示されるように、気化装置30は、複数の気
化器組立体54からなり、その各々が4つの燃焼室34
の各々に対して燃料と空気の混合気を供給する。気化器
組立体54は、2つの気化器組立体54の第1の組58
と、2つの気化器組立体54の第2の組62とからなっ
ている。先行発明は上方給気型気化装置に対しても適用
し得るが、本実施態様においては、気化器組立体54は
側方給気型気化器である。
【0009】図2および図3において更に詳細に示され
るように、各気化器組立体54は、スロットル孔即ちベ
ンチュリ70を含む気化器体部66と、スロットル孔7
0に対し燃料を導入する気化器体部66に取付けられる
フロート室74の形態の装置と、スロットル孔70内に
配置されるスロットル弁86を含むスロットル軸部分8
2を収容するスロットル体部78とを含んでいる。気化
器体部66はスロットル体部78に対して取付けられ
る。フロート室74および気化器体部66とは、以下本
文において述べるように、スロットル弁86の調整のた
めスロットル軸部分82を回転させるよう設けられたス
ロットル体部またはリンク装置90(図1に示す)に手
を触れる必要なしに機関10から容易に取り外すことが
できる。
【0010】図3に示されるように、気化器組立体54
は、その組58または62毎に、スロットル体部78間
の2つの略々平行に隔てられた延長部94によって相互
に結合されている。気化器組立体54は他の方法では相
互に結合されず、即ちフロート室74は相互に結合され
ず、気化器体部66は相互に結合されていない。
【0011】スロットル軸部分82は気化器組立体の各
組58、62において同軸状を呈する。本実施態様にお
いては、気化器組立体の組58におけるスロットル軸部
分は1つのスロットル軸98の一部をなし、また気化器
組立体の組62のスロットル軸部分82は1つのスロッ
トル軸100の一部をなしている。
【0012】気化器の組58、62は、図1に略図的に
示され更に図4、図5および図6において更に詳細に示
される吸気マニフォールド26に対し結合されている。
気化器54は、ベンチュリ70が吸気マニフォールド2
6の前方で図4に示される略々長円形状の開口50上に
配置されかつスロットル軸98および100がクランク
軸22に対して略々整合される、即ち図1に示される如
くクランク軸の回転軸心に対して平行に整合されるよう
に、吸気マニフォールド26に対して結合されている。
【0013】図6および図7に示すように、燃料/空気
混合気の通路102は、吸気マニフォールド26の前方
の長円形状開口50から吸気マニフォールド26の後方
の略々矩形状の開口46内に延長している。通路102
は、略々平行な位置関係にあり、吸気マニフォールド2
6を流れる燃料/空気混合気の下方運動を生じて、燃料
/空気混合気が重力に逆らって流れることを排除するこ
とにより、気化装置30の効率を改善している。内燃機
関10はまた、吸気マニフォールド26が図7に示され
クランク・ケースに対し取付けられる時、吸気マニフォ
ールド26の後方における各開口46に対して結合され
たリード弁箱(図示せず)を含んでいる。
【0014】図1および図9において示されるように、
気化器組立体の第1の組58のスロットル軸98を気化
器組立体の第2の組62のスロットル軸100に対して
結合して第1のスロットル軸98と第2のスロットル軸
100が一緒に回転運動するようにするため結合装置9
0が設けられている。本実施態様においては、この結合
装置は、偏位部108を有するバー106を含み、この
バー106はそれぞれ略々平行なスロットル軸98、1
00の端部114、116上のレバー110に対して結
合されている。気化装置30を保護するカバー144が
図9に示されている。
【0015】スロットル軸98、100の調整量即ち回
転量、およびその結果スロットル弁86を介して許容さ
れる空気の流量は、点火の調時即ちクランク軸の毎分の
回転数の関数である。この理由から、クランク軸22の
端部におけるフライホィール124の下方に配置された
タイマー・ベース120を用いて、二行程機関における
スロットル弁86の調整量を制御する。過去において
は、クランク軸の端部に隣接するタイマー・ベースの運
動をクランク軸に対し直角をなすスロットル軸の運動へ
変換するため長いリンク装置を設けなければならなかっ
た。
【0016】先行発明は、スロットル軸98、100を
クランク軸22に対して整合させることにより、スロッ
トル軸98、100をタイマー・ベース120に対して
結合するための比較的簡単な装置即ちリンク装置128
を提供する。スロットル軸98、100の端部114、
116をクランク軸22の端部に隣接させて、リンク装
置128は、タイマー・ベース120まで延長するスロ
ットル軸98の端部114におけるレバー132を含
む。レバー132上のローラ・ガイド136は、タイマ
ー・ベース120上のカム面140に追従し、スロット
ル軸98、100を回転させるよう作用する。
【0017】このように、燃焼室34毎の気化器組立体
54、クランク軸22と整合された対をなす平行なスロ
ットル軸98、100および吸気マニフォールド26内
の燃料/空気混合気の略々平行な通路の使用は、効率の
よい実用的な気化装置30を備える改善された内燃機関
を提供する。
【0018】本発明の望ましい実施態様である機関20
0が図10乃至図24において示される。図1乃至図9
に示された機関と同様に、機関200は、エンジン・ブ
ロック202と、このエンジン・ブロック202に取付
けられたクランク・ケース204と、軸心207を有し
クランク・ケース204により回転自在に支持されるク
ランク軸206、クランク・ケース204に対して取付
けられた吸気マニフォールド208と、吸気マニフォー
ルド208に対して取付けられた気化装置210(図1
1)とを含んでいる。再び、機関200は二行程機関で
あるが、気化装置210は適当な修正により四行程機関
に対して使用することができる。
【0019】クランク・ケース204は、クランク・ケ
ースの軸心207の方向に整合された第1、第2、第3
および第4のクランク・ケースの室214、216、2
18、220をそれぞれ部分的に画成する内周壁面21
2を含んでいる。このクランク・ケースの室はまた、内
壁面212から半径方向内方に延長しかつクランク軸の
軸心207の軸方向に隔てられた各対の環状ランド22
2(図11および図14)により部分的に画成される。
各クランク・ケース室は、周囲およびクランク軸の軸心
207の方向の深さを有する。
【0020】エンジン・ブロック202は、クランク軸
軸心207に対し直角をなす平行な長手方向軸心225
を有しかつクランク軸の軸心207を含む第1の面を画
成する第1の即ち左側の一連の即ちバンク224をなす
シリンダと、クランク軸軸心207に対し直角をなす平
行な長手方向軸心227を有しかつ前記第1の面に略々
直角をなしクランク軸軸心207を含む第2の面を画成
する第2の即ち右側の一連の即ちバンク226のシリン
ダ230とを含む(図10参照)。別の実施態様におい
ては、シリンダ230のこれら第1と第2の一連の即ち
バンク224および226が相互に90°以外の角度と
することができることを理解すべきである。望ましい実
施態様においては、第1の一連のシリンダ224は第1
と第3のシリンダ230を含み、第2の一連のシリンダ
226は第2と第4のシリンダ230を含む。この第1
と第2と第3と第4のシリンダ230は、それぞれクラ
ンク・ケース204の第1と第2と第3と第4のシリン
ダの開口236(図10、図12乃至図15参照)の各
々を介して、第1と第2と第3と第4のクランク・ケー
ス室214、216、218および220の各々と連通
している。
【0021】クランク・ケース204はまた、第1と第
2のシリンダのバンク224、226の第1と第2の面
を二等分する面に対して略々直角をなす略々平坦なマニ
フォールド支持面244(図10、図11および図2
3)を含んでいる。図23に最もよく示されるように、
マニフォールド支持面244は、クランク軸軸心207
の方向に整合された第1の一連の入口開口248の流入
口246と、クランク軸軸心207の方向に整合された
第2の一連の入口開口250の流入口246とを含む。
望ましい実施態様においては、この第1と第2の一連の
流入口は、図23に示されるように、クランク軸軸心2
07の方向から側方へ偏っている。また、望ましい実施
態様においては、流入口246は交互に偏った位置関係
にあり、その結果第1の一連の開口248は第1と第3
の流入口246を含み、第2の一連の開口250は第2
と第4の流入口246を含んでいる。このため、吸気マ
ニフォールド208および気化装置210の以降の記述
を読めば明らかなように、各気化器に対して得られる空
間を増加する。各流入口246が、クランク軸の軸心2
07に対して平行な小寸法と、クランク軸軸心207を
横切る大寸法と、第1と第2の一連の開口の他方の流入
口246と重合する部分とを有する。流入口246が重
合しているため、マニフォールドの支持面244の幅
を、またこのため吸気マニフォールド208の幅を制約
しながら気化器に対して充分な空間を許容する。
【0022】第1、第2、第3および第4の流入口24
6はそれぞれ、図12および図13に最もよく示される
ように、クランク・ケース204の第1と第2と第3と
第4のシリンダの開口236に対してそれぞれ略々直径
方向に反対側に配置されるクランク・ケース204にお
ける第1と第2と第3と第4の流入口254(図10乃
至図14)を介して、第1と第2と第3と第4のクラン
ク・ケースの室214、216、218、220と連通
する。これら流入口254がシリンダの開口236と略
々直径方向に反対側にあるため、シリンダ230に対す
る空気の流量を最大にすることにより機関の最大出力を
提供する。この空気の流量は、クランク・ケースに流入
する空気がシリンダに流入するために角部を曲らなくて
もよいために最大となる。
【0023】第1と第3のシリンダは実質的に同じもの
であるため、第1と第2のシリンダ230およびその各
々のクランク・ケース室214、216のみについて詳
細に述べることにする。
【0024】図12に最もよく示されるように、第1の
シリンダ開口236は、第1のクランク・ケースの室2
14の周囲上で、かつ第1と第2のシリンダのバンク2
24、226を二等分する面上の第1の点262から1
つの周方向(図12における反時計方向)に約5乃至8
5°の間第1クランク・ケース室214の周囲に延在し
ている。第1の流入口254は、第1の点262から反
時計方向に約170乃至250°の間で第1のクランク
・ケース室214の周囲に延在している。
【0025】図13において最もよく示されるように、
第2のシリンダ開口236は、第2のクランク・ケース
の周囲およびシリンダのバンク224および226を二
等分する面上の第2の点264から周囲の他の方向(図
13における時計方向)に約5乃至85°の間で第2の
クランク・ケース室216の周囲に延在している。第2
の流入口254は、第2の点264から時計方向に約1
70乃至250°で第2のクランク・ケース室216の
周囲に延在している。第1の流入口254および第1の
シリンダ開口236は各々第1のクランク・ケース室2
14の深さに略々等しい深さを有し、第2の流入口25
4および第2のシリンダ開口236は各々第2のクラン
ク・ケース室216の深さと略々等しい深さに有する。
【0026】更に、第1のシリンダの長手方向軸心22
5はクランクのバンク224、226を二等分する上記
の面に対して反時計方向に約45°の角度で延在し、ク
ランク・ケース204は第1のシリンダの長手方向軸心
225に対して直角をなしかつ第1のシリンダ230の
端部を画成する第1の端部壁面266(図14および図
15)を含んでいる。この第1の端部壁面266は第1
のシリンダ開口236を有する。更にまた、第2のシリ
ンダの長手方向軸心227は上記の面に対して時計方向
に約45°の角度で延在し、またクランク・ケース20
4は第2のシリンダの長手方向軸心227に対し直角を
なしかつ第2のシリンダ230の端部を画成する第2の
端部壁面266を含んでいる(図14参照)。
【0027】第2の端部壁面266は、第2のシリンダ
開口236を有する。
【0028】望ましい実施態様においては、第1のシリ
ンダ230は第1の開口236の深さより大きな直径を
有し、第2のシリンダ230は第2の開口236の深さ
より大きな直径を有し、その結果第1と第2のシリンダ
開口236は実際に第1と第2の端部壁面266におい
て各スロット(図15参照)を画成する。
【0029】図12乃至図14に最もよく示されるよう
に、各シリンダがクランク軸206に対して枢着された
下端部を有するピストン・ロッド272の上端部に対し
て枢着されたピストン270を摺動自在に収受する。図
12および図13に最もよく示されるように、内壁面2
12はピストン・ロッド272の下端部の移動経路に密
接して延在している。従って、内壁面212により画成
されるクランク・ケースの室は正確には円筒状ではな
い。このことは、内壁面212のすぐ内側即ちこれに沿
って伸びる図12および図13における点線を調べるこ
とにより最もよく判る。これらの点線はクランク軸の軸
心207を中心とする円である。
【0030】望ましい実施態様の吸気マニフォールド2
08は、図4乃至図7に示される吸気マニフォールド2
6と略々同じである。望ましい実施態様においては、吸
気マニフォールド208はマニフォールド支持面244
上に支持され、マニフォールド支持面244の第1、第
2、第3および第4の流入口246とそれぞれ連通する
第1と第2と第3と第4の流入口276を有する略々平
坦な気化器支持面274(図11および図24)を含ん
でいる。図24に最もよく示されるように、流入口27
6は流入口246の形状と略々同じ形状に配置されてい
る。この吸気マニフォールドもまた、流入口276に支
持されかつクランク・ケース204の流入口246内へ
延在する従来のリード弁箱282(図10乃至図13)
を含んでいる。
【0031】図11において最もよく示されるように、
気化装置210は、気化器支持面274における第1、
第2、第3および第4の流入口276とそれぞれ連通す
る第1、第2、第3および第4の気化器284(図11
に2つ気化器284のみが示される)を含んでいる。図
1乃至図9に示される実施態様におけるように、気化装
置210は、第1と第3の気化器284を含む第1の組
292の気化器(図16乃至図18)と、第2と第4の
気化器284を含む第2の組の気化器(図示せず)とを
含んでいる。また、図1乃至図9に示される実施態様に
おけるように、本発明は上方給気型気化器に対しても適
用可能であるが、望ましい実施態様の気化器284は側
方給気型気化器である。
【0032】気化器284は実質的に同じものであるた
め、一方の気化器284のみについて詳細に記述するこ
とにする。
【0033】図16乃至図22に最もよく示されるよう
に、気化器284は、第1の即ち右側の端部298(図
17における)と、略々平坦な支持面302(図17)
を含む反対側の第2の即ち左側の端部と、右側端部29
8と支持面302との間に延在する空気通路の第1の部
分304とを有するスロットル体部部分296を含んで
いる。望ましい実施態様においては、スロットル体部部
分296はまた、1対の二次側開口308を介して空気
通路の第1の部分304と連通する燃料室306(図2
0)を含んでいる。スロットル体部部分296は、プラ
スチックから作ることもできる金属から作られることが
望ましい。
【0034】気化器284はまた、複数本のボルト31
2(図16)によりスロットル体部部分296の支持面
302上に取付けられたベンチュリ部分310を含んで
いる。このベンチュリ部分310は、前記空気通路の第
2の部分314と、図17に最もよく示されるようにス
ロットル体部296の支持面302を横切る略々平坦な
支持面316(図16乃至図18)とを含んでいる。例
示された構造においては、ベンチュリ部分310の支持
面316は略々水平であり下方に面している。このベン
チュリ部分310はまた、燃料通路320を介してスロ
ットル体部部分の燃料室306と連通する燃料室318
を含むことが望ましい。
【0035】気化器284は更に、複数本のボルト32
4(図16乃至図19)によりベンチュリ部分310の
支持面316に支持されたフロート・ボウル部分322
を含んでいる。ガスケット325(図16乃至図18)
がこのフロート・ボウル部分322とベンチュリ310
とを分離することが望ましい。望ましい実施態様におい
ては、このフロート・ボウル部分322は略々カップ状
を呈し、ベンチュリ部分310の支持面316(実際に
はガスケット325)に当接する略々平坦な面326
(図21および図22)を形成する上端部を有する。図
21および図22に最もよく示されるように、フロート
・ボウル部分322は、フロート室328を含む貯溜部
327(図22参照)と、フロート室328と連通する
井部329と、フロート室328と連通する井部330
(図22)とを含んでいる。フロート・ボウル部分32
2はまた、ねじ336によってフロート・ボウル部分3
22に対して固定されるロッド334(図22)の周囲
に枢動運動するようにフロート室328に支持された従
来のフロート332を有する。図21に最もよく示され
るように、フロート・ボウル部分322は更に、燃料供
給源(図示せず)に対し結合されるための燃料流入路3
38と、燃料流入路338に螺合しかつ弁座を形成する
弁座部材340と、フロート332の運動に応答して弁
座との係合状態に出入りするようにフロート332から
延長するアーム344に対して結合された弁部材342
とを含んでいる。当技術においては周知のように、充分
な燃料がフロート室328に存在する時は、フロート3
32は燃料によって浮上し、弁部材342を弁座と係合
するように運動させることにより燃料流入路338を閉
鎖する。燃料がフロート室328から流出すると、フロ
ート332は下方(図21における左側)へ運動して弁
部材342を弁座との係合状態から外し、これにより燃
料流入路338を開口させ、またこれ以上の燃料をフロ
ート室328へ流入させる。
【0036】ベンチュリ部分310およびフロート・ボ
ウル部分322は共にプラスチックから作られることが
望ましい。
【0037】気化器284は更に、スロットル体部部分
296に回転自在に支持されかつ空気通路の第1の部分
304を貫通するスロットル軸346(図17、図18
および図20)と、空気通路の第1の部分304におい
てスロットル軸346上に支持されるスロットル板34
8とを有する。図16に最もよく示されるように、この
スロットル板348は、スロットル板348が閉鎖位置
にある時でもスロットル板348を空気が流過すること
を許容する1対の開口350を有し、またスロットル板
348が閉鎖位置にある時二次側開口308を空気が流
過することを許容する切欠き部分352を有する。
【0038】気化器284は更に、ベンチュリ部分32
2に支持されかつ空気通路の第2の部分314と貯溜部
327との間を連通する管路装置即ちノズル354(図
16、図17、図20および図22)を含んでいる。更
に、このノズル354は井部329と連通することが望
ましい。望ましい実施態様においては、図17に最もよ
く示されるように、ノズル354が略々垂直方向に延在
し、かつ空気通路の第2の部分314内に延長してこれ
と連通する第1の即ち上端部と、ベンチュリ部分310
の支持面316を越えてあるいは下方から井部329内
へ延長する第2の即ち下端部とを有する。
【0039】望ましい実施態様においては、気化器28
4は更に、ベンチュリ部分のフロート室318と貯溜部
327との間を連通する管路356(図22)を有す
る。更に、この管路356は井部330と連通すること
が望ましい。このため、燃料はフロート室330から井
部330、管路356、ベンチュリ部分の燃料室31
8、燃料通路320および二次側開口308を経て空気
通路の第1の部分304へ流れる。
【0040】図1乃至図9に示される実施態様における
と同様に、各組の2つの気化器284は各スロットル体
部部分296間に延長する部分360により相互に結合
されている。また、図1乃至図9に示される実施態様に
おけるように、1本のスロットル軸346が第1と第3
の気化器284を貫通して延長し、また1本のスロット
ル軸(図示せず)が第2と第4の気化器284を貫通し
て延長している。
【0041】
【発明の効果】本発明の気化器は、吸気マニフォールド
へ取付けられるスロットル体部分と、ベンチュリ部分等
とが別体となっているので、各構成部分の材料を金属、
プラスチック等それぞれの構成部分に対して最良の材料
を選択することが自由であり、又、保守点検のための分
解が必要に応じ最小限にとどめることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】先行発明の諸特徴を盛り込んだ二行程の内燃機
関の概略を示す斜視図。
【図2】1組の気化器組立体を示す側面図。
【図3】図2に示した1組の気化器組立体の背面図。
【図4】吸気マニフォールドの正面図。
【図5】図4に示した吸気マニフォールドの背面図。
【図6】図4の線6−6に関する吸気マニフォールドの
断面図。
【図7】図4の線7−7に関する吸気マニフォールドの
断面図。
【図8】先行発明の諸特徴を盛り込んだクランク・ケー
スを示す平面図。
【図9】図1に示した機関の頂部の一部を示す拡大斜視
図。
【図10】本発明の望ましい実施態様である二行程の内
燃機関を示す一部破断平面図。
【図11】図10に示した機関の縦断面図。
【図12】左側バンク(図10における)のシリンダの
1つおよび関連するクランク・ケース室の横断面図。
【図13】右側のバンクのシリンダの1つおよび関連す
るクランク・ケース室の横断面図。
【図14】シリンダの左側バンクの略々垂直方向の断面
図。
【図15】図14の線15−15に関する断面図。
【図16】機関の気化器を示す正面図。
【図17】図16の線16−16に関する断面図。
【図18】図17に示した気化器の背面図。
【図19】図18に示した気化器の底面図。
【図20】図18の線20−20に関する断面図。
【図21】図22の線21−21に関する断面図。
【図22】図18の線22−22に関する断面図。
【図23】機関のマニフォールド支持面を示す正面図。
【図24】吸気マニフォールドの正面図。
【符号の説明】
210:気化装置 284:気化器 296:スロットル体部部分 310:ベンチュリ部分 322:フロート・ボウル部分 327:貯溜部 329:燃料井部 332:フロート 346:スロットル軸 348:スロットル板 354:ノズル 356:管路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェームズ・エイ・ホルクーム アメリカ合衆国イリノイ州60030,ワイル ドウッド,サンセット・アベニュー 33398 (72)発明者 ジーン・エフ・バルツ アメリカ合衆国イリノイ州60087,レイ ク・ヴィラ,ノース・ダグラス・レイン 37597 (72)発明者 ヘンリー・シー・ビリングレィ アメリカ合衆国イリノイ州60085,ウォー キーガン,ハイド・パーク 2720 (72)発明者 チェスター・ジー・デュボイス アメリカ合衆国イリノイ州60099,ザイオ ン,エリザベス 2106 (72)発明者 デービッド・ジェイ・ハートク アメリカ合衆国イリノイ州60087,ウォー キーガン,ガーネット,ピー・オー・ボッ クス 1097−37611 (72)発明者 デイル・エル・タイペール アメリカ合衆国ウィスコンシン州53018, デラフィールド,ロビン・レイン,ウエス ト 317・サウス 627

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気マニフォールドの支持面に支持され
    るようになっており、かつ該支持面に当接する平坦な面
    を含む第1の端部、略々平坦な支持面を含む反対側の第
    2の端部、および前記第1の端部と前記第2の端部の支
    持面との間に延在しかつ前記吸気マニフォールドの吸気
    口と連通する空気通路の第1の部分を有するスロットル
    体部部分(296)と、該スロットル体部部分の前記支
    持面に支持され、かつ前記空気通路の第2の部分および
    略々水平の下方に向いた平坦な支持面を含むプラスチッ
    クのベンチュリ部分(310)と、該ベンチュリ部分の
    前記支持面に支持され、かつ前記ベンチュリ部分の前記
    支持面と当接する略々平坦な面を形成する上端部および
    フロート(332)を含む貯溜部(327)を含むプラ
    スチックのフロート・ボウル部分(322)と、前記ス
    ロットル体部部分に回転自在に支持されかつ前記空気通
    路の第1の部分を貫通するスロットル軸(346)と、
    前記空気通路の第1の部分において前記スロットル軸に
    支持されるスロットル板(348)と、前記ベンチュリ
    部分に支持され、かつ前記空気通路の第2の部分と連通
    する第1の端部および前記ベンチュリ部分の前記支持面
    を越えて前記貯溜部内まで該貯溜部と連通して延在する
    第2の端部を有する略々垂直なノズル(354)と、前
    記空気通路の第1の部分と前記貯溜部との間で連通する
    管路(356)とからなることを特徴とする気化器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の気化器において、前記ス
    ロットル体部部分が金属から作られることを特徴とする
    気化器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の気化器において、前記ス
    ロットル体部部分がプラスチックから作られることを特
    徴とする気化器。
  4. 【請求項4】 前記管路が、前記ノズルの前記第2の端
    部との連通とは無関係に前記貯溜部と連通している請求
    項1の気化器。
  5. 【請求項5】 前記フロートボウル部分が、前記貯溜部
    と連通し前記ベンチュリ部分の方へ延在する燃料井部
    (329)を含み、前記ノズルの前記第2の端部が該燃
    料井部まで延びて該燃料井部と連通している請求項1の
    気化器。
JP6093995A 1985-06-07 1995-03-20 気化器 Pending JPH07253047A (ja)

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