JPH0725298B2 - アンチスキッド制御装置の故障診断装置 - Google Patents

アンチスキッド制御装置の故障診断装置

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JPH0725298B2
JPH0725298B2 JP61214681A JP21468186A JPH0725298B2 JP H0725298 B2 JPH0725298 B2 JP H0725298B2 JP 61214681 A JP61214681 A JP 61214681A JP 21468186 A JP21468186 A JP 21468186A JP H0725298 B2 JPH0725298 B2 JP H0725298B2
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JP
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wheel
skidding
failure diagnosis
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秀夫 渡辺
和憲 酒井
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Denso Ten Ltd
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Denso Ten Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、車両の走行中における車輪のロツクを防止す
るためのアンチスキツド制御装置に故障が発生している
か否かを診断するための装置に関する。
従来の技術 自動車の走行中に緊急事態が発生して急ブレーキをかけ
たとき、車輪がロツク状態となると、車輪が路面上をス
リツプし、車体の姿勢が不安定になるとともに路面との
摩擦係数が小さくなつて制動距離が長くなる。このよう
な現象を防ぐために、車輪と路面との摩擦係数が大きい
範囲となるスリツプ率に保つて制動を行なうアンチスキ
ツド動作が行なわれている。このようなアンチスキツド
動作を行なうための構成が、正常に動作をすることがで
きるかどうかを診断するために、油圧ポンプを駆動する
モータおよび電磁弁の動作確認を行なう必要が生じる。
従来技術では、自動車の内燃機関の始動後において、そ
の自動車の停止中に前記モータおよび電磁弁の動作の確
認を行なつている。
発明が解決しようとする課題 このような従来技術では、内燃機関などの騒音が小さい
ときに診断動作が行なわれることになる。そのためモー
タおよび電磁弁などからの異音が、自動車の運転者など
に耳障りとなり、不快である。
本発明の目的は、アンチスキツド制御装置の故障診断時
に発生する異音による不快感をなくすことができるアン
チスキツド制御装置の故障診断装置を提供することであ
る。
課題を解決するための手段 本発明は、車両の走行中における車輪のロツクを防止す
るアンチスキツド制御装置の故障診断装置において、 車体または車輪の加速度が予め定めた値以上になつたこ
とを検出してアンチスキツド制御装置の故障診断を行う
ことを特徴とするアンチスキツド制御装置の故障診断装
置である。
作 用 本発明に従えば、車体または車輪の加速度が予め定めた
値以上になつたときに、アンチスキツド制御装置の故障
診断が行なわれる。このように加速度が予め定めた値以
上であるときには、自動車の内燃機関などの騒音は比較
的大きい。したがつてアンチスキツド動作を行なうため
のモータおよび電磁弁から発生する異音は、運転者など
には耳障りとはならず、したがつてこの異音によつて不
快感を生じることが防がれる。
アンチスキツド動作は、急ブレーキ時などのような制御
時に行なわれるものであり、前述のように加速度が予め
定めた値以上であるときには、制動が行なわれるおそれ
が少ない。したがつて、このような制御が行なわれない
状態において、アンチスキツド制御装置の故障診断をす
るようにしたので、安全である。
実施例 第1図は、本発明の一実施例の全体の模式的構成を示す
ブロツク図である。自動車は、内燃機関によつて駆動さ
れ、車輪速は各車輪毎に設けられた車輪速度検出器S1〜
S4によつて検出される。車輪速検出器S1〜S4は、前右車
輪、前左車輪、後右車輪および後左車輪の各車輪速をそ
れぞれ検出する。これらの車輪速検出器S1〜S4からの出
力は、制御回路1に備えられている入力インタフエイス
2から、マイクロコンピユータなどによつて実現される
処理回路3に入力される。処理回路3からの信号は、出
力インタフエイス4からアンチスキツド動作のためのモ
ータ5および電磁弁V1〜V4に与えられる。これらのモー
タ5および電磁弁V1〜V4には、処理回路3から出力イン
タフエイス4を介する信号によつて制御される制御禁止
回路6を介して電力が供給される。
処理回路3には、動作確認回路7が備えられており、モ
ータ5および電磁弁V1〜V4が断線などしておらず、した
がつて正常に動作するかどうか、したがつてアンチスキ
ツド動作が急ブレーキ時などにおいて達成することがで
きるかどうかを予め診断しておくことができる。処理回
路3は、モータ5および電磁弁V1〜V4が故障を生じてお
り、したがつてアンチスキツド動作が正常に達成されな
いことを、上述のような診断動作によつて検出したとき
には、故障表示回路8を能動化し、これによつて表示ラ
ンプを点灯させたり、ブザーによつて警報音を発生した
りする。自動車に搭載されているバツテリ9からの電力
は、スイツチ10から制御回路1および制御禁止回路6な
どに与えられる。また停止スイツチ30の信号は、入力イ
ンタフエイス2に与えられて処理回路3に入力されると
ともに、この停止スイツチ30の導通時には自動車の車体
の後部に取付けられている停止ランプ11が点灯する。
第2図は、4つの車輪のうちの1つ、たとえば前右車輪
12に関連する油圧回路図である。運転者によつて操作さ
れるブレーキペダル13によつてマスタシリンダ14のピス
トン15が駆動される。ブレーキペダル13が踏込まれて制
動が行われると、停止スイツチ30が導通する。マスタシ
リンダ14は、管路16から制御弁17に接続される。制御弁
17では、ピストン室18内にピストン19が設けられてお
り、このピストン19に固定されている駆動棒20は、弁室
21の弁体22をばね23のばね力に抗して弁座24から離す方
向に駆動する。弁室21から弁孔25を介する圧油は、管路
26からブレーキホイルシリンダ27に与えられ、制動力が
発揮される。車輪12の車輪速は、車輪速検出器S1によつ
て検出される。
モータ5は油圧ポンプ28を駆動し、これによつて得られ
る圧油は電磁弁V1から制御弁17のピストン室18に供給さ
れる。電磁弁V1の消磁によつて、該電磁弁V1は第2図の
右方に変位し、ピストン室18内の圧油はリザーバタンク
31に還流されて該ピストン室18は減圧され、これによつ
てピストン19および駆動棒20は第2図の左方に変位し、
弁体22は弁座24に着座して、マスタシリンダ14からの圧
油が管路26からブレーキホイルシリンダ27に供給される
ことを阻止し、これによつて制動力を低下することがで
きる。このような油圧回路は、残余の車輪に関しても同
様となつており、これらの各油圧回路に共通にマスタシ
リンダ14およびポンプ28が接続される。
第3図を参照して、動作を説明する。ステツプn1におい
てスイツチ10が投入されることによつて、ステツプn2に
おいて初期化が行なわれる。ステツプn3では車輪速検出
器S1〜S4からの出力に基づいて車輪速を演算する。ステ
ツプn4では、この車輪速検出出力に基づき各車輪の加速
度を演算する。ステツプn5では、車速を演算する。
第4図は、車輪速と車速との関係を示す図である。制動
時などにおいて、ラインl1で示されるように車輪速が変
化したとき、車速としてラインl2で示されるように演算
によつて推定した値を求める。
ステツプn6では、車速に基づき車体の加速度を演算す
る。ステツプn7では、車体の加速度が予め定めた値以上
であるかを判断し、そうであればステツプn8に移り、ア
ンチスキツド動作の確認を終了したか否かが判断され
る。アンチスキツド動作の確認を行なつていなければ、
ステツプn9に移り確認動作を行なう。すなわち、制御禁
止回路6を導通した状態で、モータ5および電磁弁V1〜
V4の断線が生じていないかどうかなどを、動作確認回路
7によつて確認する。この結果、ステツプn10において
モータ5および電磁弁V1〜V4の断線などが生じていなけ
れば、アンチスキツド動作を正常に行なうことができる
ものと判断し、ステツプn13に移る。
ステツプn13では、急ブレーキ時などにおいてアンチス
キツド動作を行なう。車輪速の検出の結果、車輪がロツ
クしそうになると、処理回路3からの減圧指令によつて
ピストン室18内の油は、電磁弁V1を介してリザーバタン
ク31に排出され、ピストン19が第2図の左方に移動す
る。こうして弁体22の働きによつてマスタシリンダ14と
ブレーキホイルシリンダ27との油経路が遮断され、ブレ
ーキホイルシリンダ27の油圧が減圧し、車輪は再び回転
し始める。ブレーキホイルシリンダ27の油圧が減圧し、
車輪の回転速度が回復すると、処理回路3から加圧指令
が出力され、これによつて油圧ポンプ28からの圧油が電
磁弁V1からピストン室18に供給される。そのため弁体22
が弁座24から離れて開弁状態となり、ブレーキホイルシ
リンダ27の油圧が上昇して、車輪の回転速度が再び低下
されてロツクしそうになる。このような動作を繰返し、
車輪と路面との摩擦係数が大きい範囲となるようにスリ
ツプ率を制御して、車輪のロツク状態の発生を防いで車
体を安定な姿勢に保ち、制御距離を短く制御する。
ステツプn10において、モータ5および電磁弁V1〜V4が
故障していることが検出されたときには、ステツプn11
に移り、制御禁止回路6を遮断するとともに、ステツプ
n12に移り、故障表示回路8によつて故障が生じている
ことを目視または音響によつて表示する。
このようにして車体の加速度が予め定めた値以上になつ
たときには、内燃機関の騒音が比較的大きくなつてお
り、このときモータ5および電磁弁V1〜V4の断線などの
検査を行なうようにしたので、この検査時においてモー
タ5および電磁弁V1〜V4から異音が発生しても、運転者
などが不快感を生じることが防がれる。
しかもこのような車体の加速度が予め定めた値以上であ
るときには、運転者がブレーキを操作する可能性が小さ
くなく、したがつてモータ5および電磁弁V1〜V4の検査
確認中にブレーキ操作が行なわれるおそれが少なく、安
全である。
なお、前述のような電磁弁V1〜V4の動作確認中には、こ
れらの電磁弁V1〜V4は第2図の右方に変位するけれど
も、このときブレーキペダル13は踏込まれておらず、し
たがつて弁室21、すなわちブレーキホイルシリンダ27内
の圧力はほぼ0であり、またこのときピストン室18は電
磁弁V1を介してリザーバタンク31に連通して該ピストン
室18内の圧力もほぼ0であり、したがつてピストン19は
変位しない。
上述の実施例では、ステツプn5において、車輪速に基づ
き車速を演算して推定しているけれども、本発明の他の
実施例として、実際の車速を車速検出器によつて検出す
るようにしてもよい。また上述の実施例では、車体の加
速度が予め定めた値以上であることがステツプn7におい
て検出されたとき、アンチスキツド動作の確認を行なう
ようにしたけれども、本発明の他の実施例として車輪加
速度が予め定めた値以上であるときにアンチスキツド動
作の確認を行なうようにしてもよい。
発明の効果 以上のように本発明によれば、車体または車輪の加速度
が予め定めた値以上になり、したがつて内燃機関の騒音
が大きくなつたときに、アンチスキツド制御装置の故障
診断を行なうようにしたので、そのアンチスキツド制御
装置の故障診断時におけるモータおよび電磁弁などから
発生する異音が運転者などに不快感を与えるおそれがな
くなる。しかもこのようなアンチスキツド制御装置の故
障診断は、上述のように車体または車輪の加速度が予め
定めた値以上になつたときに行なわれ、したがつて制動
時に行なわれるものではないので、走行の安全性が確保
される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の模式的構成を示すブロツク
図、第2図はアンチスキツド制御のための構成を示す油
圧回路図、第3図は動作を説明するためのフローチヤー
ト、第4図は車輪速と車速を示す図である。 1……制御回路、2……入力インタフエイス、3……処
理回路、4……出力インタフエイス、5……モータ、6
……制御禁止回路、7……動作確認回路、10……スイツ
チ、13……ブレーキペダル、14……マスタシリンダ、17
……制御弁、27……ブレーキホイルシリンダ、28……ポ
ンプ、30……停止スイツチ、V1〜V4……電磁弁、S1〜S4
……車輪速検出器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の走行中における車輪のロツクを防止
    するアンチスキツド制御装置の故障診断装置において、 車体または車輪の加速度が予め定めた値以上になつたこ
    とを検出してアンチスキツド制御装置の故障診断を行う
    ことを特徴とするアンチスキツド制御装置の故障診断装
    置。
JP61214681A 1986-09-11 1986-09-11 アンチスキッド制御装置の故障診断装置 Expired - Lifetime JPH0725298B2 (ja)

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JP61214681A JPH0725298B2 (ja) 1986-09-11 1986-09-11 アンチスキッド制御装置の故障診断装置

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Publication Number Publication Date
JPS6371468A JPS6371468A (ja) 1988-03-31
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DE2646061C2 (de) * 1976-10-13 1984-12-20 Wabco Westinghouse Fahrzeugbremsen GmbH, 3000 Hannover Anordnung zur Prüfung der Funktion einer blockiergeschützten Fahrzeugbremsanlage

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