JPH07252762A - 多段伸長特性を持つ複合弾性体およびその製造方法 - Google Patents

多段伸長特性を持つ複合弾性体およびその製造方法

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JPH07252762A
JPH07252762A JP7002973A JP297395A JPH07252762A JP H07252762 A JPH07252762 A JP H07252762A JP 7002973 A JP7002973 A JP 7002973A JP 297395 A JP297395 A JP 297395A JP H07252762 A JPH07252762 A JP H07252762A
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NIPPON KYUSHUTAI GIJUTSU KENKY
Japan Absorbent Technology Institute
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 少なくとも1軸方向に伸長性を有し、この伸
長方向における破断伸度が100%以上である不織布
と、弾性回復率が60%以上、破断伸度が200%以上
であるシート状弾性体とを、不織布の伸長方向に関して
不連続な多数の結合部で相互に結合して構成されたもの
で、伸長方向に伸長される過程で、不織布の組織変化に
起因する第1のストレス下降点と、この第1のストレス
下降点よりも大きい伸度において弾性体の破断に起因す
る第2のストレス下降点を持っている、多段伸長特性を
持つ複合弾性体。 【効果】 優れた伸縮回復性と表面感触を有し、皮膚に
直接に接する部位に用いられる伸縮体に最適な特性を有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伸長の程度によって異
なる伸縮回復性を有する、不織布とシート状弾性体との
複合弾性体に関する。この複合弾性体は皮膚に直接に接
する部位に用いられる伸縮体、たとえば幼児用および成
人用おむつのような衛生用品の腰部および股部に設けら
れる弾性体、メディカル用ガウンの袖部等の用途に有利
に使用することができる。
【0002】
【従来の技術】近年、メディカル用品、衛生用品等の使
い捨て商品に、身体へのフィットネスを向上させる目的
で、伸縮部材の使用が拡大しているが、特に幼児用品等
については、シート状弾性体をそのまま使用することは
まずなく、ほとんどが不織布と複合した形態で用いられ
る。不織布とシート状弾性体との複合体においては、シ
ート状弾性体には伸縮性機能を、また不織布には表面状
態の改善とシート状弾性体の補強効果という機能を求め
ている。
【0003】このような複合弾性体の典型的なものとし
ては、特開昭62−84143号,同62−28456
号,同62−33889号公報に開示されているよう
な、米国キンバリー社のS.M.S.(スパンボンド/
メルトブローン/スパンボンド)と称する3層複合体が
ある。この複合体は、シート状弾性体を伸長させ伸長状
態で不織布と張り合わせたのちに緩和させるS.B.
L.(Stretched BondingLaminate)と称する方式を採
用している。この方式によると、伸縮範囲が安定し特に
限界伸長的は製造時の伸長範囲に相当するため、通常の
使用状態ではそれ以上伸びることもないし、破断するこ
ともない。しかし必要以上に不織布を使用する点と、ま
た出来上がったものが嵩高であるという点で、高速での
商業的生産には不都合な面も多い。
【0004】あるいは特開平4−281059号公報に
は、弾性ネットに繊維を直接交絡する方式も開示されて
いるが、コスト的に難がある。これらの欠点を補うた
め、伸長性の不織布を用いて、弾性フィルムとライン結
合しチャネル状の構造を持った複合体を得る試みもなさ
れている(特開平5−222601号公報)。
【0005】前述のような従来技術の問題点は、伸長限
界はまず不織布の破断点から、シート状弾性体の破断点
に至るまでの広範囲の伸長が可能ではあるが、一方、ど
こに限界点があるのか不確定で、商品設計上の難点があ
る。また着用時に、どこまで伸ばすと破断するか分から
ないという不安感も残ることになる。
【0006】本発明は、組み合わせる不織布およびシー
ト状弾性体の固有の特性を利用して、生産性および経済
性に優れ、しかも機能的にも優れた複合弾性体、ならび
にこの複合弾性体を製造する方法を提供することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、少なく
とも1軸方向に伸長性を有し、この伸長方向における破
断伸度が100%以上である不織布と、弾性回復率が6
0%以上、破断伸度が200%以上であるシート状弾性
体とを備え、前記不織布および前記弾性体は、前記不織
布の伸長方向に関して不連続な多数の結合部で相互に結
合され、前記伸長方向に伸長される過程で、前記不織布
の組織変化に起因する第1のストレス下降点と、前記第
1のストレス下降点よりも大きい伸度において前記弾性
体の破断に起因する第2のストレス下降点を持っている
ことを特徴とする、多段伸長特性を持つ複合弾性体が提
供される。
【0008】すなわち本発明の伸長活性を持つ複合弾性
体の特徴は、所定の方向に1軸的に伸長させる過程で、
第1の伸長点に達するまではほぼ一定のストレス上昇を
伴って伸長するが、この第1の変曲点においてストレス
が最大になった後にさらに伸長させると、ストレスがあ
る値まで急激に低下し、さらに伸長を続けると、低いレ
ベルのストレスを伴って伸長し、第2の変曲点に達した
ときに破断する。
【0009】代表的な構成の複合弾性体を例にとって、
図1を参照して説明する。この例の複合弾性体は、下記
の不織布およびシート状弾性体とを伸長方向に対してほ
ぼ直行する方向に関して不連続なドットで接合して構成
したものである。
【0010】不織布:カード法で得られるポリエステル
繊維から構成された、縦横比が1/4であるような、目
付20g/cm2の水流交絡ウェブ。
【0011】弾性体:S.E.B.S.樹脂80部と、
E.V.A.20部から構成されたコンパウンドをダイ
押出成形して得られた40μmのフィルム。
【0012】図1の曲線Aは、この複合弾性体を、不織
布の易伸長方向(CD方向)に一定速度で伸長させたと
きの伸び率(ストレイン)とストレスとの関係(S−S
カーブ)を示している。また曲線Bは不織布のみの、曲
線Cは弾性体のみのS−Sカーブである。
【0013】複合弾性体は、伸び率の増加にしたがっ
て、まず最初は急激に、ついで徐々に上昇するストレス
を伴って伸長されるが、不織布の破断点に近づくにした
がって再びストレスの増加率が上昇し、不織布の破断点
に達したときにストレスが急激に下降する。この第1の
変曲点P1が、不織布の破断点であり、その後の伸長
は、弾性体単独のS−Sカーブに近似するストレスを伴
って行われ、第2の変曲点P2に達したときに完全に破
断する。
【0014】すなわち本発明の複合弾性体は、所定の方
向に伸長される過程で、2つのストレス下降点P1およ
びP2をもつ。第1のストレス下降点P1は、不織布が
その伸長限界を越えて伸長されたことにより生じ、また
第2のストレス下降点P2は、弾性体の破断により生じ
る。
【0015】このような多段伸長特性を持つ複合弾性体
は、種々の用途、とくにメディカルまたは衛生用品にお
いて、皮膚に接触する部位の構成材料として有利に使用
できる。具体的な例として、おむつのウェストギャザー
用素材がある。おむつのウェストギャザーは、着脱時に
大きく引き延ばされるので、優れた伸縮性を有するとと
もに、その破断限界に達して破れる前に、これ以上の伸
長は無理であるということを知ることにより、誤って引
き裂くという不都合を回避できる。本発明の複合弾性体
は、一般的な不織布が有している伸長特性として、伸長
率が増大するにしたがってストレスが増大するので、伸
長限界は感じとることができる。また誤ってそれ以上の
伸長を与えた場合には、不織布が破断して全体としての
ストレスは急激に低下するが、弾性体は破断していない
ので、それ以上の伸長は、この弾性体の破断強度に達す
るまで、その伸縮性により許容される。
【0016】本発明の複合弾性体のために使用可能な不
織布は、少なくとも1軸方向に伸長性を有し、この伸長
方向における破断伸度が100%以上、好ましくは15
0%以上のものである。破断伸度が100%未満である
と、伸縮性素材としての利用範囲が大幅に狭まり、実用
性が低下する。
【0017】また弾性体は、その弾性回復率が60%以
上、破断伸度が200%以上であることが必要であり、
好ましくは250%以上である。弾性回復率が60%未
満、破断伸度が200%未満では、前述のような用途に
使用するのに必要な伸縮性が得られない。
【0018】また不織布の破断伸度と弾性体の破断伸度
の差は、できるだけ大きいことが望ましいが、100%
以上であれば種々の用途に有利に使用できる。
【0019】この不織布の破断伸度と弾性体の破断伸度
との差が、第1のストレス下降点と第2のストレス下降
点との差に相当する。この差は、好ましくは50%もし
くはしれ以上である。
【0020】本発明の複合弾性体の最も単純な形態は、
単一の不織布を、単一の弾性体に結合した2層構造であ
るが、それぞれが1枚または2枚以上の不織布からなる
2層の不織布の間に1枚の弾性体を挟んだ3層のサンド
イッチ構造をとることもできる。あるいはそれぞれ1面
に不織布を結合した2枚の弾性体を、不織布が結合され
ていない面が対面するように重ね合わせて接合した4層
構造をとることもできる。いずれの場合にも、複合弾性
体の少なくとも1面に不織布が露出している。
【0021】また不織布として、水流交絡によって得ら
れた、応力レベルの異なる2段伸展性を持つ不織布を使
用すれば、不織布の破断に起因する第1のストレス下降
時の破断強度のレベルが上昇し、ストッパー効果に優れ
た複合弾性体が得られる。
【0022】本発明において、下記のような諸条件を適
宜に選択することによって、シート状弾性体が持ち得る
特性の範囲を広げるとともに、その弾性体としての機能
をさらに向上させることが可能である。
【0023】伸長性不織布の伸長性を利用して通常の
状態では伸縮性はないが、伸長によってはじめて伸縮が
活発化するような弾性伸縮性を複合体にもたせる。
【0024】その伸長性不織布として水流交絡による
不織布を用い、その交絡条件を選択することによって良
好な伸長性と同時に、ある時点から応力が再び高くなる
ような2段伸展性のある不織布を用いる。
【0025】結合の方式としてその結合点が伸長方向
に対してほぼ直角になるように配して伸長に対する抵抗
にならないような接合構造をとる。
【0026】シート状弾性体表、裏への不織布の結合
点については、表、裏の結合点を重複しないように配置
することにより欠陥部の発生を防止する。
【0027】上記のような構造上の配慮により、伸長性
と残留ひずみの少ない伸縮回復性良好な複合弾性体を得
ることが可能となる。
【0028】さらに詳しく説明すると、図2は、不織布
およびシート状弾性体で構成された同様の複合弾性体
を、一定速度で連続的に破断するまで伸長させたときの
S−Sカーブを示している。伸度が250%に至る近辺
まではストレスの上昇が続くか、灼く約250%を超え
たところで不織布の破断が起こり、ストレスが急激に低
下する。しかしストレスの低下はある値で止まり、この
状態は完全な破断が起こるまでつづく。
【0029】一方、図2の複合弾性体は、あらかじめ不
織布の破断伸度以下の条件で予備延伸処理を施すことに
よる伸長活性化を実施しておくことによって、図3、図
4、図5に示すように、その予備延伸度に応じて初期の
伸長弾性率が低下し、非常に伸びやすい構造となる。た
とえばこのような予備延伸処理により、30%伸長時の
応力が500g/5cm以下に低下する。
【0030】図3は75%(不織布の破断伸度の約30
%)、図4は100%(不織布の破断伸度の約40
%)、図5は150%(不織布の破断伸度の約60%)
の予備延伸をそれぞれ施した複合弾性体のS−S曲線を
示したものである。この予備延伸処理は、不織布の伸度
限界に対して30%〜80%の範囲で行うことが望まし
く、30%以下では充分な予備延伸処理の効果が期待で
きず、また80%以上では破断が先行する危険があるの
で注意を要する。
【0031】このような予備延伸処理によって、図6に
示すように、30%伸長時の応力が500g/0.5c
m以下であるような易伸展性の領域(I)と、それ以上
の伸長時に対しては不織布の伸長限界に向かって伸長抵
抗として働く急激なストレス上昇領域(II)と、第1の
ストレス下降点から第2の伸展領域への移行領域(II
I)と、この移行領域を経て第2のストレス下降点に至
る第2の伸展領域(IV)をもつ、特有のS−S特性を示
すようになる。
【0032】このようなS−S特性を持つ複合弾性体
を、たとえば吸収体製品のウェストバンドに応用する
と、着用時の動きに合わせて容易に追従する伸縮機能
と、ストレスの立上りにもとづく、破断の警告になるス
トッパー機能と、破断後も脱落を防ぐような余裕を与え
る機能とを併せ持たせることが可能になる。
【0033】予備延伸前と後との間におけるこのような
S−S特性の変化は、予備延伸によって不織布自体およ
び(または)不織布とシート状弾性体との結合部に組織
的な変化が起こっていることを明示している。そしてこ
の変化は、複合弾性体を種々の用途に使用する際に、弾
性体として優れた性能を発揮するのに役立つ。
【0034】予備延伸処理の有無にかかわらず、本発明
の複合弾性体は、第1のストレス下降点未満での伸長範
囲では、弾性体として優れた伸縮特性を示す。
【0035】図7および図8は、本発明による典型的な
2種の複合弾性体を、未伸長状態から、不織布の破断伸
度以下である150%まで伸長、緩和させたときのS−
Sカーブを示したものである。この複合弾性体は、第1
回目の伸張時には、シート状弾性体と不織布の2つの材
料の伸長という構造変化が同時に起こるため、比較的高
い応力を示すが、第2回目の伸張時には、すでに不織布
は伸長しているために抵抗が大幅に低下し、シート状弾
性体としての伸縮性がほぼそのまま発現されるようにな
る。このことは第3回目以降も同様である。このような
現象の発現を、この明細書では「伸長活性化」と呼称す
る。
【0036】伸長活性化のもう一つの大きな特徴は、図
9〜図13に示すように、伸長率に応じて、その範囲内
で伸縮性を発揮することである。従ってこの素材を身体
に着用させた場合、その身体の動きに相当する範囲で伸
縮することになり、極めてむだのないフレキシブルなフ
ィッティング構造をもたらすことが可能になる。
【0037】伸長活性化は、前述のように複合弾性体が
製品に取り付けられた後、着用乃至使用時に自然に行わ
れる場合もあるが、工業的には製品の製造前あるいは製
品の製造時に、積極的に予備延伸処理による伸長活性化
のプロセスを組み込むことで行われるのが望ましい。た
とえば、複合弾性体を吸収体製品のウェストギャザーや
サイド伸縮材として使用する製品を製造する場合を例に
とると、(1)あらがじめ伸長活性化された複合弾性体
を使用する場合、および(2)製造プロセス中で複合弾
性体を伸長活性化処理する場合、の2つのケースが考え
られる。前者の場合には、原料が嵩高となり、貯蔵や搬
送に難があるが、後者ではこのような問題がないので、
後者の方がより望ましいといえよう。具体的な方法とし
ては、加工ライン中への供給の際に簡単なベルトテンタ
ーやピンテンター装置により拡幅伸長して供給したり、
加工ライン中に深めのコルゲート状またはギヤ状ロール
を組み込み、このロールにより複合弾性体に部分的な伸
長処理を施すことにより、簡単に伸長活性化が行われ
る。この場合、不織布は弾性体の表面に損傷を与えない
ような注意が必要である。このような伸長活性化をあら
かじめ施した複合弾性体については、図7から図13に
示したような第1回の伸長活性化のためのS−S特性は
消失し、初めから易伸長性を持ったS−S特性を示す。
【0038】このような伸長活性型の複合弾性体として
望ましい条件は、前述のように初期伸長にはあまり応力
がかからず、しかも伸長率がある範囲を越えると抵抗が
急激に増大し、これにより破断に至る前にブレーキがか
けられるということである。さらに、多数回の伸縮を繰
り返しても同じような伸縮弾性を有するということも重
要である。つまり残留ひずみが小さいことも重要な基体
的性能である。
【0039】これらの望ましい条件を数値で表記をする
と、以下のようになる。
【0040】すなわち複合弾性体をその幅5cmで測定
したときに、第1回目の伸縮時のS−Sカーブでは、下
記のような特性を有する。
【0041】以下に示す物理的諸特性の測定は、この分
野で一般的に使用されている、JIS規格に基づいた方
法で行われた。要点は下記の通りである。 1.試供サンプル 幅:5cm 長さ:15cm 2.S−Sカーブ測定条件 チャック間隔:10cm ローディングスピード:20cm/min 3.サイクルテスト 150%伸長時で3回のロード・アンロードを繰り返し
てそのヒステリシス曲線を得る。そのヒステリシス曲線
の最終戻り点から30%および100%時の応力を読み
取る。なお各サイクルの間には緩和時間として、下記の
ような5分間の間隔がおかれた。
【0042】 第1回測定→5分間→第2回測定→5分間→第3回測定 30%伸長時の応力 これは初期の伸長応力を示し、使用したときの最初の拡
張に要する力であり、大きすぎると重く感じ伸びにくい
感じを持たせるので、適度な応力に抑制する必要があ
る。経験的に、1000g以下が望ましく、好ましくは
800g以下、さらに好ましくは600g以下である。 100%伸長時の応力 伸長活性化に必要な応力であり、この応力は、どこまで
延ばして使用するかという対象の使用条件で異なる。一
般的には、本発明の複合弾性体は高伸長使用時に大きな
特徴を有するため、100%以上で通常は用いられるこ
とを想定し、100%伸長時の応力を評価ポイントとし
て選んだ。
【0043】本発明の複合弾性体の伸長活性化には、1
00%伸長時では400g以上の応力が必要であり、好
ましくは600g以上、さらに好ましくは800g以上
とすることによって、1度の伸長で伸長活性化が達成さ
れる。 破断強度 通常は400g以上であれば十分であるが、望ましくは
600g以上であった方が、伸長の限界を示す抵抗感を
よりはっきりと感じとることができる点で、不慮の破断
に対する安全性が向上する。
【0044】このような複合弾性体は、伸長活性化によ
って活性化後の応力測定値は大幅に低下する。たとえ
ば、150%伸長して活性化すると、150%以下での
2回以上の伸長応力は大幅に低下する。このような伸長
応力の低下は、本発明の複合弾性体の使用目的を考える
と望ましいことである。
【0045】そこで150%で伸長活性化したのちの複
合弾性体を用いて2回目のS−Sカーブを測定すると、
以下のような条件が得られる。 30%伸長時の応力 伸長活性化により少なくとも500g以下にすることが
必要であり、望ましくは400g以下、さらに望ましく
は300g以下である。このような条件を選択すること
により、たとえば幼児製品にこの複合弾性体を使用する
場合にも、過度な圧迫を受けることが避けられる。 100%伸長時の応力 100%伸長時点での応力も、伸長活性化後には大幅に
低下し、伸長しやすくなるが、一方、ある程度の伸長抵
抗がないとずれ落ちの原因になる。
【0046】したがってこの強度しては、100g以
上、さらに好ましくは200g以上が必要になる。
【0047】さらに伸長回復力の目安として重要なの
は、回復率の高いことであり、換言すると、残留歪みの
少ない構造が望ましい。この伸長回復率は、一般には1
50%時の伸長回復を3回繰り返したのち測定してその
性能を評価するが、このような条件下で回復率で表現す
ると、60%以上、望ましくは70%以上である。
【0048】つぎに、このような伸長回復性を持った複
合弾性体を構成する部材要素について説明する。
【0049】まず、用いられるシート状弾性体として
は、好ましくは200%以上の伸長性と、60%以上の
伸長回復性を持つ素材から選択される。このようは性能
の素材としては、たとえばウレタン、ゴムラッテクスの
フォーム類、イソプレン、ブタジエン系合成ゴムフィル
ム、SIS,SEBS,SEPS等のスチレン系エラス
マーフィルム、EVA,EMA,EPDM等のポリオレ
フィン系エラスマーフィルム、そしてポリウレタン、S
IS,SEBS等のメルトブローン化エラスマー不織布
等が挙げられる。特に望ましくは、熱接着性の良好なS
IS,SEBS等のスチレン系エラスマー及びそのブレ
ンドエラスマーからなるフィルム、ネット状成形品及び
メルトブローン不織布が挙げられる。
【0050】本発明の複合弾性体を構成するもう一つの
成分である不織布について説明する。
【0051】本発明に用いられる不織布は、MD方向ま
たはCD方向に大きい伸長性を有するものでなくてはな
らない。CD方向に特に伸長され易い不織布の場合と違
って、MD方向にも伸長性を持つ不織布の場合には、C
D方向の伸長性を若干犠牲にすることはやむを得ない。
工業的に安価に得られる不織布は、CD方向に特異的に
大きい伸長性を持つものである。このような不織布に
は、パラレル状のウェブを水流交絡して得られる不織
布、連続的なトウ状繊維を開繊、拡幅して得られる不織
布、およびスパンボンドあるいはメルトブローンをパラ
レル化処理したもの、等があるが、工業的な入手の容易
性を勘案すると、次の3つのグループに大別される。
【0052】グループ1 CD方向に対するMD方向の伸び率の比(MD/CD
比)が2以上、好ましくは3以上であるような、MD方
向に繊維が配向したカードウェブを原料にして水流交絡
した不織布、またはこの不織布をさらに延伸加工したも
の。このグループについては詳しく後述する。
【0053】グループ2 MD/CD比が2以上、好ましくは3以上の、MD方向
に繊維が配向した乾式不織布、スパンボンド不織布また
はメルトブローン不織布を熱延伸加工によりパラレル化
を進めたもの。この他、シース部にポリエチレンまたは
PET誘導体のような易溶性ポリマー、コア部にポリプ
ロピレン、PETのような熱安定性ポリマーを使用した
複合繊維からなるスパンボンドを、易溶性ポリマーの融
点付近まで加熱して延伸処理したものがある。この不織
布は、薄くてしかもパラレル方向への配向が進み、しか
も毛羽立ちがなく、本発明にとくに適している。
【0054】グループ3 MD/CD比が2以上、好ましくは3以上の、MD方向
に繊維が配向した乾式不織布、スパンボンド不織布また
はメルトブローン不織布に、MD方向に沿って、すなわ
ちCD方向に直行する方向に細かい多数のスリットを設
け、これによってCD方向への伸長性を向上させた不織
布。
【0055】このようなMDあるいはCD方向の伸展性
の具体的な値は、望ましくは100%以上、さらに好ま
しくは200%以上である。
【0056】不織布が有しているこのような伸長性のた
めに、シート状弾性体と組合わせることにより、このシ
ート状弾性体の挙動に不織布を追従させることが可能と
なる。
【0057】また不織布は、このような伸展性だけでな
く、もう一つの重要な性能をもっている。それは、伸展
量がある程度を越えたときに、それ以上の伸展に対して
抵抗を示すということである。
【0058】本発明で最も有利に使用できる不織布は、
水流交絡不織布である。この水流交絡不織布は、図14
に示すように、MD方向にはほとんど伸縮性を示さない
が、CD方向には大きい伸縮性を示し、約200%伸長
したときに一旦応力が大幅に増大し、この応力でさらに
伸長し、その後で破断点(約260%伸張)に達する。
この2段目の応力上昇が、破断する前のブレーキとなっ
て働くことになる。このような応力増大点は、150%
伸長よりも高いことが望ましく、更に望ましくは200
%以上で起こるように設計する。
【0059】このような最適な伸張性能を発揮させるた
めには、ウェブの繊維構成と水流交絡の条件の組合わせ
が重要である。たとえば、下記のような構成の不織布が
このような条件を満足するものとして挙げられる。
【0060】ウェブの構成 ○原料のステープル繊維として25mm〜45mm前後
の比較的短い繊維と45mm〜60mmの比較的長い繊
維とを組合わせる。
【0061】○収縮して巻縮が発生するような繊維を組
合わせる。
【0062】水流交絡の条件の選択 微細なノズルで全面接合させた後、部分的に強く接合さ
せる。たとえば3段階のノズルを使用する。 第一段 ノズル径 :0.15mmφ ノズル間隔:0.5mm 水圧 :30kg/cm2 第二段 ノズル径 :0.15mmφ ノズル間隔:0.5mm 水圧 :50kg/cm2 第三段 ノズル径 :0.20mmφ ノズル間隔:1.0mm 水圧 :60kg/cm2 これによって、MD方向に伸びる縞模様を持った水流交
絡不織布が得られる。
【0063】本発明の複合弾性体は、このような伸長性
不織布を、シート状弾性体の表面もしくは表裏両面に結
合させた構造を有する。この結合の方式は、基本的には
どのようなものでもよいが、適用される結合方式に応じ
て、得られる複合弾性体の性能に差異が生じることがあ
る。どのような結合方式を採用する場合にも、次のよう
な要因が重要となる。
【0064】 不織布の易伸長方向とシート状弾性体
の易伸長方向とを一致させて結合する。
【0065】 結合部が、できるだけ上記の伸びを阻
害しないような結合パターンを採用する。すなわち伸長
方向に関して、結合箇所の数および面積をできるだけ少
なくすることが望ましい。このような結合は、不織布の
伸長方向に対して好ましくは90°±10°の範囲にな
るように結合点を分布させることで容易に実現可能であ
る。
【0066】 シート状弾性体の両面に不織布を接合
する場合には、一方の不織布とシート状弾性体との間、
および他方の不織布とシート状弾性体との間にそれぞれ
形成される結合部の配置によって伸縮特性に大きな違い
が生ずる。
【0067】シート状弾性体と不織布の両面接合構造体
において、弾性体フィルム厚をたとえば50μmと仮定
すると、そのフィルム厚さは、50μmのフィルム1枚
でも、25μmのフィルム2枚でも達成できる。そこで
シート状弾性体と不織布との組合わせとして、図15−
図17にそれぞれ示した3つのケースが考えられる。 (1)それぞれ厚さ25μmの2枚のシート状弾性体1
1,12に不織布21,22を結合部3で結合した2枚
の複合シート20A,20Bを重ね、シート状弾性体1
1同士をホットプレス4のような手段で結合する場合
(図15)。 (2)それぞれ厚さ25μmのシート状弾性体11,1
2に不織布を結合した2枚の複合シートを重ね、シート
状弾性体同士をホットプレスのような手段により結合部
3で結合する場合(図16)。 (3)厚さ50μmの1枚の弾性体フィルム13の両面
に2枚の不織布21,22を重ねて、結合部3で結合す
る場合(図17)。
【0068】ここで、図15−図17の構造のS−Sカ
ーブを測定すると、100%の伸張後に張力を開放した
のちの長さを、伸張前の長さと比較した場合、(3)よ
りも(2)、そして(2)よりも(1)の順で、弾性回
復性が向上していることが分かった。
【0069】とくに図15の場合には、第1の組の弾性
体フィルム11と不織布21との結合部3の位置と、第
2の組の弾性体フィルム12と不織布22との結合部3
の位置とが相互に重なり合わないように位相をずらした
配置がとられており、この場合には、どうしても引張り
の応力が集中しやすい結合3の位置が表裏で異なってい
るために、引張り強度が良好になる。
【0070】本発明の複合弾性体において、不織布と弾
性体との結合部の形態も重要な要素である。最適なS−
S特性を得るためには、不織布の特性とシート状弾性体
の特性を減殺することのないような結合形態を採用する
べきである。この結合に必要な条件は、所望の伸長方向
に関して、結合部が不連続であるということである。換
言すると、互いに隣接する結合部間に非結合部が存在
し、この非結合部が複合シートに十分な伸長性を与え
る。また伸長方向と交差する方向に関しても、全体の柔
軟性を阻害しないために、各結合部は不連続であること
が望ましい。
【0071】このような条件を満足する結合部のパター
ンは、代表的には円、方形、多角形等の任意の形状のド
ットの集合である。またこれらのドットは、複合弾性体
全面にわたって均一に分布していてもよいが、任意の数
の結合部の集合を任意のパターンで分布させることも有
効である。
【0072】工業的な観点からみると、シート状弾性体
の片側のみに不織布を結合した比較的薄いシートを2枚
用意し、これを各々のシート状弾性体が向き合うように
重ね合わせて接合して、両面に不織布を有する複合弾性
体を作ることは、製造効率を高くする上で有利であり、
特にシート状弾性体としてSIS,SEBSのようなポ
リスチレン系のエラスマーフィルムを使用した場合に
は、極めて自着性に富むため、2枚のフィルム面を重ね
合わせてプレスするのみで安定な両側接合体をつくるこ
とが可能である。これによって生産性が大幅に改善さ
れ、コストダウンにも大きな効果がある。
【0073】不織布と弾性体との結合パターンについて
は、片面のみに接合する場合、あるいは図15〜図17
に示したように弾性体の上下両面に不織布を接合した複
合弾性体において、結合部3は、シート状弾性体および
不織布の易伸張方向とほぼ直交する方向、好ましくは9
0゜±10゜の方向に延びる帯状のものとして示されて
いる。この帯状の結合部は、所定の領域においてシート
状弾性体と不織布とを隙間なく結合するものであっても
よく、あるいは所定の結合領域内に分布する任意のパタ
ーンを有する線またはドットの形態からなる多数の結合
部を所定の方向に配列した結合部列であってもよい。
【0074】図18−図20は、不連続な結合部の集合
からなる結合部列のパターンの代表例を示している。す
なわち図18では、比較的短い線状の結合部31を、複
合弾性体の易伸張方向とほぼ直交する方向に適当間隔で
配置した、互いに平行な方向に延びる複数の結合部列3
0が形成されている。図19の例では、結合部列30を
構成している多数の結合部31は、結合部列の長さ方向
とほぼ直角に向けられている。また図20の場合には、
各結合部31は、「×」に類似した形状をもつ。各結合
部31は、図示した形状の他、どのような形状のもので
もよい。
【0075】あるいは、図21に示すように、適当な角
度で交差する2組の平行線で構成した格子に沿って、微
細なドットを適当な密度で配置したパターン、および図
22に示すように、互いに直行する向きの長方形を交互
に配置し、各長方形の4辺に沿って微細なドットを配置
したパターンも好ましいものである。
【0076】シート状弾性体と不織布とを結合する結合
部では、これらの材料が有している伸長性を大幅に減殺
して、実質的に不伸長性とされている。したがって図1
8に示したような、易伸張方向とほぼ直交する方向に延
びるように結合部列30を設けた場合には、易伸張方向
の伸長性はほとんど変化しないが、これと平行する方向
では、もし素材がこの方向にも大きい伸長性を有してい
たとしても、その伸長性は大幅に減少する。したがって
図18に示した複合弾性体は、結合部列30の長さ方向
にはほとんど伸長しない。
【0077】たとえば弾性シートと不織布とが水流交絡
により結合された場合でも同様に、結合部では伸長性は
大幅に減少する。すなわち本発明の複合弾性体は、シー
ト状弾性体と不織布とが強く水流交絡された部分では伸
縮性がほとんど失われる。
【0078】しかし結合部列30と直交する方向に関し
ては、複合弾性体をその易伸長方向に伸長させる過程
で、不織布の伸長限界に達するまでは自由に伸長する。
そしてこの限界で張力を開放すれば、シート状弾性体お
よび不織布はともに元の長さに復元する。しかし不織布
の伸長限界を越えてさらに伸長すると、弾性限界が著し
く高いシート状弾性体に変化は生じないが、不織布は引
伸ばされる結果、その弾性回復性を喪失し、その後に張
力を開放しても、シート状弾性体は元の長さに復元する
が、不織布は延びたままとなる。このため複合弾性体全
体として元の長さに復元したとき、不織布はシート状弾
性体に比べて長くなり、隣接する結合部列間で不織布が
たるんだ状態となる。
【0079】このように不織布が引伸ばされた状態で
は、再び複合弾性体をその易伸張方向に伸張させると
き、最初に不織布の伸長限界を越えて伸長させたときに
要した引張り力よりも著しく小さい力で伸長させること
が可能になる。これが上に述べた伸長活性化である。
【0080】上の説明から理解されるように、結合部も
しくは結合部列が延びる方向では、易伸張方向に比べ
て、複合弾性体の伸長性は著しく小さい。このことは、
全方向に大きい伸長性をもつシート状弾性体と不織布と
で構成された複合弾性体も、特定の条件で結合部もしく
は結合部列を新たに設けることにより、その伸長性を所
望の方向のみに限定することが可能であるということを
意味する。
【0081】図23は、x方向およびy方向の両方向に
大きい伸長性を有するシート状弾性体と不織布とを複合
して構成して得られたほぼ長方形の複合弾性体を示して
いる。この複合弾性体において、図24では、中央の領
域(A)を除き、その四辺に沿って延びる適当な幅の領
域(B)およびCにおいて、各辺とほぼ直交する方向に
延びる線状の結合部3が新たに設けられている。この複
合弾性体において、結合部3が設けられていない領域
(A)では、複合弾性体はどの方向にも延びることがで
きるが、領域(B)では、x方向のみに伸長性を有し、
また領域Cではy方向のみに伸長性を有する。また図2
5に示すように、y方向の両端に位置する2つの辺に沿
って延びる領域(B)、ならびにx方向の中央部でy方
向に延びる領域(D)ではこの方向に延びる複数の線状
結合部3を設け、y方向の両端に位置する2つの辺に沿
って延びる領域(E)では、この辺に対して約45゜の
角度で傾斜する線状の結合部3を設けた場合には、領域
(D)を除く領域では、x方向には大きい伸長性を示す
が、領域(E)では、斜め方向のみで伸長性を示す。
【0082】図24,図25のように、複合弾性体には
線状の結合部を付加することによって伸長性の方向性を
特定づけた複合弾性体は、たとえばオムツの弾性をもつ
バックシートやトップシートとして使用された場合に
は、部がウェスト部の弾性体として、C部、E部がレ
ッグホールを囲む弾性体として、そしてA部が全体の伸
び縮みに対応させることによって、形態追従性にすぐれ
た商品の設計に寄与させることができる。
【0083】図26は、本発明の他の態様にもとづく複
合弾性体100を示している。この複合弾性体は、一方
向にのみ伸長性を有するものであるが、複合弾性体にさ
らに部分的な熱圧着処理を施すことによって、中央に位
置する第1の領域110では、新たな熱圧着処理を受け
ていないため、元の複合弾性体のもつ大きい伸長性を有
し、両端に位置する第2の領域111では、新たな熱圧
着処理によってほとんど伸長性を有さなくなるが、反
面、この処理によって結合強度が強化される。また図2
7には、伸長性の小さい帯状の3つの領域111が所定
の間隔で配置されている。さらに図28では、伸長性の
小さい帯状の領域111の両側に、伸長性の大きい領域
110が設けられている。このいずれの場合も、伸縮度
の小さい部分は新たな熱圧着処理を施した部分である。
この例におけるシート状弾性体および不織布は、加熱に
より容易に溶融する材料で構成されている。このような
目的に合致する不織布としては、たとえばポリエステル
とポリエチレンとの組み合わせからなり、ポリエチレン
を鞘、ポリエステルを芯にしたコンジュゲート樹脂ウェ
ブから構成され、それに組み合わせる弾性体としては
S.E.B.S.(スチレン、エチレンブタジエンスレ
レンブロックコポリマー)からなるようはフィルムと組
み合わされる。このようにして得られる複合弾性体は、
きわめて超音波シール性やヒートシール性に優れたもの
になり、工程の高速製造に優れた性能をしめすようにな
る。
【0084】図29は、SIS系フィルムからなるシー
ト状弾性体と、水流交絡されたPET繊維からなる不織
布とを重ね合わせて、部分熱圧着することにより構成さ
れている複合弾性体に、さらに熱圧着処理を施した場合
における、熱圧着時の加工温度と引張り強力との関係を
測定した結果を示すグラフである。このグラフにおい
て、符号T1は、シート状弾性体を構成しているSIS
の溶融開始温度、T2は不織布を構成しているPETの
溶融開始温度を示している。図29から分かるように、
T1以下では、シート状弾性体と不織布との熱圧着はほ
とんど行われず、伸長回復性はあるが引張り強力が低
い。しかしT1とT2との間の温度範囲で熱圧着を行った
場合には、シート状弾性体の少なくとも一部が溶融して
不織布と結合し、したがって伸長性回復性は喪失する
が、引張り強力は大幅に向上する。またT2を越える温
度で熱圧着した場合には、シート状弾性体および不織布
の両方が融合し、どの方向にもほとんど伸長性を有さな
い。
【0085】再び図26〜図28において、このような
特性をもつ複合弾性体は、上述したように、いったん構
成された複合弾性体を熱処理することによってもも得ら
れるが、伸長性を持つ方向が互いに一致するように直接
重ね合わされたシート状弾性体および不織布を、領域1
10と領域111との間で異なる条件で熱融着により結
合することにより構成することができる。すなわち伸長
性の大きい領域110は、T1とT2との間の温度で部分
的な熱圧着を行い、伸長性の小さい領域111ではT1
以上の温度で全面的な熱圧着を行うことにより、所望の
伸長性を有する複合不織布を構成することができる。こ
の複合不織布は、伸長性の大きい領域110の伸長性
が、領域111の小さい伸長性により制限もしくは規制
され、したがって所定の伸長方向には大きい伸長性を有
するが、それ以外の方向の伸長性はきわめて小さいとい
う特性をもつ。なお全面的な熱圧着をT2以上の温度で
行うと、この部分は脆弱になる。
【0086】このように伸長性の大きい領域と伸長性の
小さい領域とを所望のパターンで混在させた複合不織布
は、種々の用途に適用可能である。一例を示すと、図2
6に示したような、伸長性の大きい領域110の両側に
伸長性の小さい領域111を形成した複合不織布はテー
プレス形(パンツタイプ)の吸収体製品に適用すること
ができる。
【0087】図30に示した吸収体製品すなわちテープ
レス形オムツは、液体透過性のトップシートと液体不透
過性のバックシートの間に吸収体を収容した構造の本体
121をその中央部でほぼU字形に湾曲させ、その対向
側縁を、レッグホール122となる部分を除いて、図2
6に示した複合弾性体100からなるサイドパネル12
3により連結した構造を有する。この複合不織布100
は、その両端部に位置する伸長性の小さい領域111で
本体121に結合され、中央部の伸長性の大きい領域1
10では結合されない。したがって複合不織布100の
領域110の大きい伸長性は阻害されることがなく、サ
イドパネルとして機能するとともに、両端部の強度の大
きい領域11で本体121に強固に結合される。
【0088】また図31は、図26に示した複合弾性体
100からなるサイドバンド124を本体121に取り
付けた構造のテープ形オムツを示している。このサイド
バンド124は、複合弾性体100の一端の伸長性の小
さい領域111で本体121に結合され、他端の伸長性
の小さい領域111には、本体121に設けた結合領域
125に着脱可能に連結されるファスナー126が取り
付けられている。このような構成を有するオムツは、フ
ァスナー126を取り外すことで容易に着脱ができると
ともに、図30の場合と同様に、領域110の大きい伸
長性により、オムツの腰部が着用者の腰部に密着する。
【0089】複合弾性体100は、オムツ本体121に
適用する前の段階で予備延伸処理されてもよく、あるい
は、オムツの製造ラインに組み込まれた予備延伸装置に
より、本体121に適用された後で予備延伸されてもよ
い。
【0090】以下に本発明の実施例を示す。
【0091】
【実施例】
(実施例1) <伸長性不織布の製造>ポリエステル繊維(1.5d×
35m/m)50部に、ポリエステル系シースコアー型
易熱溶性コンジュゲート繊維メルティ(2d×51m/
m)50部を混合し、ローラカードを用いて30g/m
2 の目付を有するカードウエブを調製した。このウエブ
のMD/CDの方向差は強度比で約MD/CD=3.5
であった。このウエブを2種類の高圧水流ジェットを備
えたネットコンベアー上に導き、脱水ゾーンを設けたネ
ット上で約30m/minのスピードで水流交絡処理を
行った。水流交絡条件は下記のとおりであった。
【0092】第1処理ゾーン ・ノズルライン数 2セット ・構成ノズル 直径:0.15mm 間隔:0.6mm ・水圧 50kg/cm2 第2処理ゾーン ・ノズルライン数 2セット ・構成ノズル 直径:0.20mm 間隔:1.00mm ・水圧 70kg/cm2 交絡処理後のウエブは脱水後、熱風乾燥機中に導き乾燥
させた。最高温度は130℃であった。乾燥機を通過後
加熱状態で約30%(1.3倍)延伸後、冷却巻取りを
行った。
【0093】こうして得られた不織布は、目付22g/
2 、MD/CD=8の方向差を持っていた。C,D方
向の破断伸度は約280%であった。
【0094】<シート状弾性体の製造> ・コンパウンドの調製 SEBS樹脂(クラレ製商品名「セプトン#800
7」)65部、EVA樹脂(三井デュポン製商品名「エ
バフレックスP−1907」)35部、および酸化防止
剤(三井デュポン製商品名「ルガノックス1010」)
を0.1部を添加混合し、溶融ペレット化してコンパウ
ンドを調製した。このコンパウンドの230℃、2.1
6kg圧でのMFR(g/10min)は7.8であっ
た。
【0095】・弾性フィルムの成形、巻取 上記コンパウンドからダイ押出機により20μmのフィ
ルムを成形した。このフィルムは自着性が強く、このま
ま巻きとると互いに密着して離れなくなるので、前記伸
長性不織布を巻取り前に挿入、重ねて巻取りを行った。
【0096】<片側不織布接合体の製造>上記の不織布
と弾性フィルムを重ね巻きしたシートは、フィルムの自
着性により仮接合状態となっている。この仮接合状態の
シートを40メッシュのプラスチックネット上に導き、
ネット、弾性フィルム、伸長性フィルム織布の順になる
ように重ね、加熱グリットロール/フラットロールの組
合せからなる加圧装置を通過させて、弾性フィルムと伸
長性不織布を部分的に融着結合を行った。加熱は不織布
側から行った。加熱加圧装置の概要は次のとおりであ
る。
【0097】上部ロール(グリッドロール) ・山の高さ :1.0mm ・頂点の巾 :1.5mm ・グリッド間隔:3.0mm ・内部熱媒加熱 ・処理温度 :130℃ ・表面加工 :クロムメッキ加工下部ロール(フラットロール) ・表面加工 :クロムメッキ加工 ・処理温度 :35℃圧力 :40kg/cm2 巻取りスピード :20n/min このようにしてフィルムと不織布との接合体である複合
弾性体が得られた。その複合弾性体の接合パターンは図
18のような模様を持っていた。
【0098】<両側不織布接合体の製造>上記片側接合
体2枚を、互いのフィルム面が向き合うように結合さ
せ、両側に不織布を有する複合弾性体を製造する。
【0099】この例の場合には、極めてフィルム同士の
自着性が大きいため、フィルムを重ね合わせて圧着する
ことにより簡単に接合する。本例では、80℃に加熱し
た2本のフラットロールを通過させたところ、接合一体
化された両側に不織布を有する、図15のような接合構
造を有する複合弾性体が得られた。
【0100】<複合弾性体のS−Sカーブの測定>上記
複合弾性体を用いて、完全に破断に至るまでのS−Sカ
ーブを測定した。その測定結果が図2に示される。図2
にも、不織布部分の破断に基ずく230%前後のストレ
ス下降点とフィルムの破断に基ずく420%前後のスト
レス下降点が観察される。
【0101】<延伸処理品のS−Sカーブの測定>上記
複合弾性体を用いて、それぞれ75%,100%,15
0%延伸処理した3種類の試料を用意した。各資料のそ
のそれぞれについて破断に至るまでのS−Sカーブを測
定し、その結果を図3〜図6に示す。いずれの場合に
も、第1ストレス下降点と第2ストレス下降点の存在が
より明瞭に観察されるようになる。
【0102】これは、延伸処理によってひずみの除去に
よる構造の均質化が起こったものと推測される。
【0103】さらに重要なことは、このような延伸処理
によって、延伸処理の範囲内における伸長応力が大巾に
低下することである。これが本発明の重要なポイントで
ある、伸長活性化に基づくものである。このような効果
によって延伸加工された複合弾性体は、図6に示したよ
うな4つの伸長特性領域を持つようになる。
【0104】(実施例2) <伸長性不織布の製造>ポリエステル繊維(1/5d×
35mm)50部に、ポリエステル繊維(2d×51m
m)50部を混合し、ローラーカードを用いて25g/
2のパラレルカードウェブを調製した。
【0105】このウェブのMDとCDの方向差は、MD
/CD=7であった。このウェブを、3本のノズルと脱
水ゾーンを設けた多孔サクションシリンダー上に導き、
水飽和、脱気、脱水後、30m/minの速度でノズル
を通過させて、水流による交絡を行った。
【0106】 第1ノズル:0.12mmφ×0.4mm間隔 水圧30kg/cm2 第2ノズル:0.12mmφ×0.4mm間隔 水圧50kg/cm2 第3ノズル:0.20mmφ×1.5mm間隔 水圧60kg/cm2 上記の交絡ウェブを乾燥、熱処理して、30g/m2
ウェブ状不織布を得た。
【0107】この不織布のCD方向の第1のストレス下
降点までのS−Sカーブは、図32のAのとおりであっ
た。
【0108】<シート状弾性体の用意>シート状弾性体
として、EMA/EPDMのポリオレフィンエラスマー
からなるブレンド樹脂を押し出し成形して25μのフィ
ルムを用意する。このシート状弾性体のCD方向のS−
Sカーブは、図32のBのとおりであった。
【0109】<片側接合体>上記の不織布とシート状弾
性体を重ね合わせて、60メッシュのPFTネット上
に、シート状弾性体がPFTネット側になるように載
せ、不織布側に多数のエンボスパターンをもった110
℃の加熱ロールが、ネット側にフラットロールがそれぞ
れ接触するように、線圧10kg/cmで圧着して複合
弾性体を得た。
【0110】この複合弾性体のCD方向の第1のストレ
ス下降点までのS−Sカーブは、図32のCのようなも
のであった。
【0111】またこの複合弾性体を150%に伸長、開
放を繰り返した3サイクルテストの結果は、図7のとお
りであり、75%の回復率を持っていた。
【0112】<両側接合体>前記片側接合体2枚をフィ
ルムサイドで重ね合わせて80℃の表面フラットな加熱
ロールを線圧20kg/cm、速度10m/minで加
圧処理したところ、フィルムサイドで安定な接合状態を
示した。接合点の位置は、表裏で重ならないようにずら
された。この複合不織布のCD方向の第1のストレス下
降点までのS−Sカーブは、図32のDのようなもので
あった。
【0113】またこの複合弾性体を150%に伸長、開
放を繰り返した3サイクルテストの結果は、図8のとお
りであり、75%の回復率を持っていた。
【0114】(実施例3) <SEBS系フィルムと不織布との片側接合体>SEB
S75部にEVA25部をブレンドした樹脂を主成分と
する組成物を押出し成形して、厚さ25μmの弾性フィ
ルムを用意した。このフィルム同士は、常温で圧着する
だけで容易に自己接着する性質を有していた。
【0115】このフィルムの片側に、極く少量(約0.4
g/m2)のゴム系のホットメルトをスプレーし、実施
例1で用いたものと同様の不織布を全面圧着により接合
させた。
【0116】<両側接合体>上記のSEBS系フィルム
の片側に不織布を接合した複合体2枚を用意し、自着性
を有するフィルム側が対面するように重ね合わせ、約4
0℃で20kg/cm2の線圧で一対のフラットロール
間を通過させたところ、安定にフィルム相互が接合し
た、両側が不織布の接合体が得られた。
【0117】以上のように構成された片側接合体および
両側接合体は、それぞれ実施例1と同様の伸長回復特性
を有していた。
【0118】(実施例4)ポリプロピレン繊維(2d×
30mm)70部に、ポリエステル繊維(2d×57m
m)30部を混合して、ローラカードを用いて20g/
2のパラレルウェブを調製したLこのウェブはMD/
CD=8.0であった。
【0119】このウェブを、SISを主成分とする40
g/m2のメルトブローン不織布(クラレ(株)製)の
ネットコンベアー上に導き、重ね合わせた状態で複数の
ノズルと脱水ゾーンを設けたネルト上に導いて、下の表
1に示す段階的条件で交絡処理を行った。
【0120】
【表1】 得られた複合体 段 階 ノズル条件 圧力条件 の表面状態 ────────── ──────── ───── ──────── 第1段(予備処理) 0.12mmφ×0.6mm 30kg/cm2 − 第2段(予備処理) 0.12mmφ×0.6mm 50kg/cm2 図33 第3段(部分的交絡) 0.20mmφ×4.0mm 100kg/cm2 図34 第4段(部分的非伸縮 0.15mmφ×0.6mm 70kg/cm2 図35 化処理) 各段階で得られた複合体の表面構造は図33−図35に
示したようなものであった。最終段階で得られた交絡弾
性体は、帯状になった易伸長性部分131と難伸長性部
分132を有し、伸長部分131だけを用いて行った1
50%3サイクルテストでは、図36に示すように、7
0%の伸長回復率を示した。一方、難伸長部132は、
ほとんど伸縮性を示さず、そのS−Sカーブは図37の
とおりであり、破断強度は約1.2kg/50mmであ
った。
【0121】(実施例5) <伸長性不織布の製造>ポリエステル系シースコア型熱
易溶性コンジュゲート繊維からなるスパンボンド(ユニ
チカ社製商品名「エルベス」)30g/m2を用意し
た。このスパンボンドは、MD/CD=3のもので、破
断伸度は700%であった。
【0122】この不織布を、トンネル入口スピード20
m/min、トンネル出口スピード30m/minにな
るように、130℃の温度の熱風トンネルで処理して、
約50%(1.5倍)に熱延伸し、ついで冷却、巻取を
行った。
【0123】こうして得られた延伸スパンボンドは、目
付23g/m2、MD/CD=7の方向差を持ち、CD
方向の破断伸度は180%まで上昇した。
【0124】<弾性体コンパウンドの製造>SEPS
(クラレ社製商品名「セプトン#4033」)45部、
LDPE(ユニチカ社製商品名「LM31」)30部、
プロセスオイル(ユニチカ社製商品名「ダイアナPW−
380」)25部を混合して、ペレット化したコンパウ
ンドを得た。このコンパウンドの230℃、2.16k
g圧下のMFR(g/10min)は14であった。
【0125】<弾性フィルムの成形と伸長性不織布の接
合>上記のコンパウンドを用い、ダイ成形機で30μm
のフィルムを成形した。そのフィルムが冷却する前に、
上記伸長性スパンボンドと重ね合わせ、一対のフラット
プレスロールを通過させた後にさらに、下記の一対のヒ
ートエンボスロールを通過させた。
【0126】熱エンボス処理は不織布側から行った。
【0127】上部ロール(エンボス突起ロール) ・山の高さ :0.8mm ・パターン :図20に示すパターン ・グリッド間隔:3.0mm ・内部熱媒加熱 ・処理温度 :120℃ ・表面加工 :クロムメッキ加工下部ロール(フラットロール) ・表面加工 :クロムメッキ加工 ・処理温度 :常温圧力 :30kg/cm2 このようにしてフィルムと伸長性不織布の複合弾性体が
オンラインプロセスによって得られた。得られた複合弾
性体は、前記各実施例同様のすぐれた伸縮特性を示し
た。
【0128】
【発明の効果】以上に説明したように本発明の複合弾性
体は、未伸長状態から破断限界に至る伸長の過程で、不
織布の破断限界に近づくに従ってストレスすなわち伸長
に対する抵抗が徐々に上昇し、破断限界の直前でストレ
スが最大値に達する。ついでさらに伸長を続けると、不
織布の破断に起因する第1のストレス下降点に到達して
ストレスが急激に下降し、その後は弾性体の破断限界ま
で小さいストレスで伸長する。またどの段階まで伸長さ
れても、弾性体の伸縮性のために、張力を開放すれば元
の長さに復元する。このような伸長特性のために、本発
明の複合弾性体は、伸縮回復性に優れ、しかも表面感触
にも優れ、とくに皮膚に直接に接する部位に用いられる
伸縮体、たとえばメディカル用ガウンの袖部、衛生用品
の腰部、股部弾性体等の用途に有利に使用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合弾性体、およびこれを構成する不
織布,弾性体を破断まで伸長させたときのS−Sカーブ
を示すグラフ。
【図2】本発明の複合弾性体を予備延伸し、ついて破断
まで伸長させたときのS−Sカーブを示すグラフ。
【図3】本発明の複合弾性体を75%まで伸長、回復さ
せたときのS−Sカーブを示すグラフ。
【図4】本発明の複合弾性体を100%まで伸長、回復
させたときのS−Sカーブを示すグラフ。
【図5】本発明の複合弾性体を150%まで伸長、回復
させたときのS−Sカーブを示すグラフ。
【図6】本発明の複合弾性体を150%まで伸長、回復
させたときに形成される4つの異なる伸縮特性領域を示
すグラフ。
【図7】本発明による複合弾性体のS−Sカーブを示す
グラフ。
【図8】本発明による他の複合弾性体のS−Sカーブを
示すグラフ。
【図9】本発明の複合弾性体をある比率で伸長、回復さ
せたときのS−Sカーブを示すグラフ。
【図10】本発明の複合弾性体を図3とは異なる比率で
伸長、回復させたときのS−Sカーブを示すグラフ。
【図11】本発明の複合弾性体を図3とは異なる比率で
伸長、回復させたときのS−Sカーブを示すグラフ。
【図12】本発明の複合弾性体を図3とは異なる比率で
伸長、回復させたときのS−Sカーブを示すグラフ。
【図13】本発明の複合弾性体を図3とは異なる比率で
伸長、回復させたときのS−Sカーブを示すグラフ。
【図14】本発明で使用される水流交絡不織布のMDお
よびCD方向におけるS−Sカーブを示すグラフ。
【図15】本発明のシート状弾性体と不織布の第1の配
置例を示す概略的断面図。
【図16】本発明のシート状弾性体と不織布の第2の配
置例を示す概略的断面図。
【図17】本発明のシート状弾性体と不織布の第3の配
置例を示す概略的断面図。
【図18】本発明の複合弾性体に適用される不連続な結
合部のパターンの第1の例を示す平面図。
【図19】本発明の複合弾性体に適用される不連続な結
合部のパターンの第2例を示す平面図。
【図20】本発明の複合弾性体に適用される不連続な結
合部のパターンの第3例を示す平面図。
【図21】本発明の複合弾性体に適用される不連続な結
合部のパターンの第4の例を示す平面図。
【図22】本発明の複合弾性体に適用される不連続な結
合部のパターンの第5の例を示す平面図。
【図23】本発明の複合弾性体の伸びの方向を示す平面
図。
【図24】本発明の複合弾性体に適用される不連続な結
合部の配置の第1の例を示す平面図。
【図25】本発明の複合弾性体に適用される不連続な結
合部の配置の第2の例を示す平面図。
【図26】本発明の複合弾性体に適用される不連続な結
合部の配置例を示す平面図。
【図27】本発明の複合弾性体に適用される不連続な結
合部の他の配置例を示す平面図。
【図28】本発明の複合弾性体に適用される不連続な結
合部のさらに他の配置例を示す平面図。
【図29】本発明の複合不織布の、熱圧着時の加工温度
と引張り強力との関係を測定した結果を示すグラフ。
【図30】図13に示した複合弾性体をサイドパネルに
用いた吸収体製品を示す斜視図。
【図31】図13に示した複合弾性体をサイドパネルに
用いた吸収体製品を示す斜視図。
【図32】本発明の実施例1で得られた複合弾性体、お
よびこれに用いられたシート状弾性体および不織布のC
D方向におけるS−Sカーブを示すグラフ。
【図33】本発明の実施例3における第2段処理後の複
合弾性体の表面状態を示す説明図。
【図34】本発明の実施例3における第3段処理後の複
合弾性体の表面状態を示す説明図。
【図35】本発明の実施例3における第4段処理後の複
合弾性体の表面状態を示す説明図。
【図36】本発明の実施例3で得られた複合弾性体の伸
長部だけを用いて行った150%3サイクルテストによ
るS−Sカーブを示すグラフ。
【図37】本発明の実施例3で得られた複合弾性体の難
伸長部だけを用いて行った150%3サイクルテストに
よるS−Sカーブを示すグラフ。
【符号の説明】
3 結合部 4 ホットプレス 11,12 シート状弾性体 21,22 不織布 30 結合部列 31 結合部 100 複合弾性体 110 第1の領域 111 第2の領域 121 本体 122 レッグホール 123 サイドパネル 124 サイドバンド 125 結合領域 126 ファスナー 131 易伸長性部分 132 難伸長性部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A41D 31/00 501 E A61F 5/44 H 7108−4C B29C 65/02 7639−4F B32B 5/04 7421−4F 27/12 8413−4F

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1軸方向に伸長性を有し、こ
    の伸長方向における破断伸度が100%以上である不織
    布と、弾性回復率が60%以上、破断伸度が200%以
    上であるシート状弾性体を備えた複合弾性体であって、
    前記不織布および前記弾性体は、前記不織布の伸長方向
    に関して不連続な多数の結合部で相互に結合され、前記
    伸長方向に伸長される過程で、前記不織布の組織変化に
    起因する第1のストレス下降点と、前記第1のストレス
    下降点よりも大きい伸度において前記弾性体の破断に起
    因する第2のストレス下降点を持っていることを特徴と
    する、多段伸長特性を持つ複合弾性体。
  2. 【請求項2】 前記不織布の破断伸度が150%以上、
    前記弾性体の破断伸度が250%以上であり、かつ前記
    不織布の破断伸度と前記弾性体の破断伸度の差が100
    %以上である。請求項1に記載の複合弾性体。
  3. 【請求項3】 前記第1のストレス下降点と前記第2の
    ストレス下降点の差が50%以上である請求項1または
    2に記載の複合弾性体。
  4. 【請求項4】 前記不織布の破断伸度が150%以上、
    好ましくは200%以上である請求項1〜3のいずれか
    1項に記載の複合弾性体。
  5. 【請求項5】 所定の一方向に100%以上の潜在的伸
    長性を持つ不織布と、伸長回復性を持つシート状弾性体
    とを、各々が未伸長状態で、前記シート状弾性体の少な
    くとも一方の面に結合点をもって接合された複合弾性体
    であって、未伸長状態でS−Sカーブを測定したとき、
    幅5cmあたりの測定値として、 30%伸長時の応力が1000g以下、 100%伸長時の応力400g以上、 破断強度が400g以上、 破断伸度が200%以上、 の値を有し、かつ200%以下の伸長状態でS−Sカー
    ブを測定したとき、幅5cmあたりの測定値として、 30%伸長時の応力が500g以下、 100%伸長時の応力100g以上、 の値を有し、さらに150%の伸長、回復を3回繰り返
    し測定したとき、その回復率が60%以上であることを
    特徴とする、伸長活性化の性質を有する複合弾性体。
  6. 【請求項6】 所定の一方向に100%以上の潜在的伸
    長性を持つ不織布と、伸長回復性を持つシート状弾性体
    とを、各々が未伸長状態で、前記シート状弾性体の少な
    くとも一方の面に結合点をもって接合された複合弾性体
    であって、未伸長状態でS−Sカーブを測定したとき、
    幅5cmあたりの測定値として、 30%伸長時の応力が800g以下、 100%伸長時の応力600g以上、 破断強度が600g以上、 破断伸度が200%以上、 の値を有し、かつ200%以下の伸長状態でS−Sカー
    ブを測定したとき、幅5cmあたりの測定値として、 30%伸長時の応力が300g以下、 100%伸長時の応力200g以上、 の値を有し、さらに150%の伸長、回復を3回繰り返
    し測定したとき、その回復率が70%以上であることを
    特徴とする、伸長活性化の性質を有する複合弾性体。
  7. 【請求項7】 伸長活性化のための予備延伸処理を破断
    伸度の90%以下の範囲で行うことによって得られる3
    0%伸長時の応力が500g/5cm以下であるような
    易伸展性領域(I)と、伸長抵抗として働くストレス上
    昇領域(II)と、第1のストレス下降点から第2の伸展
    性領域への移行領域(III)と、この移行領域から第2
    のストレス下降点に至る第2の伸展性領域(IV)とを有
    している請求項1〜6のいずれか1項に記載の複合弾性
    体。
  8. 【請求項8】 前記不織布が、トウ開繊拡幅不織布、延
    伸パラレル化スパンボンド不織布、または延伸パラレル
    化メルトブローン不織布である請求項1〜8のいずれか
    1項に記載の複合弾性体。
  9. 【請求項9】 前記不織布が、水流交絡によって得られ
    る不織布であり、かつ応力レベルの異なる2段伸展性を
    持つものであることを特徴とする請求項1〜7のいずれ
    か1項に記載の複合弾性体。
  10. 【請求項10】 前記不織布が、前記2段目の伸展が1
    50%伸度以後で起きるようなものであることを特徴と
    する請求項9の複合弾性体。
  11. 【請求項11】 前記不織布が、MD方向の熱延伸処理
    によって繊維のMD方向への配向性を高めることによ
    り、CD方向への伸展性が高められたものである請求項
    1〜10のいずれか1項に記載の複合弾性体。
  12. 【請求項12】 前記不織布が、CD方向への拡幅化処
    理によって繊維のCD方向への配向性を高めることによ
    り、MD方向への伸展性が高められたものである請求項
    1〜10のいずれか1項に記載の複合弾性体。
  13. 【請求項13】 前記不織布が、易熱溶融性の素材から
    構成されていることを特徴とする請求項1〜12のいず
    れか1項に記載の複合弾性体。
  14. 【請求項14】 前記シート状弾性体が、易熱溶融性の
    素材から構成されていることを特徴とする請求項1〜1
    3のいずれか1項に記載の複合弾性体。
  15. 【請求項15】 前記弾性体が、ウレタン、ゴムラッテ
    クスのフォーム類、イソプレン、ブタジエン系合成ゴム
    フィルム、SIS,SEBS,SEPS等のスチレン系
    エラスマーフィルム、EVA,EMA,EPDM等のポ
    リオレフィン系エラスマーフィルム、またはポリウレタ
    ン、SIS,SEBS等のメルトブローン化エラスマー
    不織布である請求項1〜13のいずれか1項に記載の複
    合弾性体。
  16. 【請求項16】 前記弾性体の両面に前記不織布が結合
    されている請求項1〜15のいずれか1項に記載の複合
    弾性体。
  17. 【請求項17】 それぞれ一方の面に不織布が結合され
    た2枚の弾性体を、弾性体の前記不織布が結合されてい
    ない面が対面するように重ね合わせて結合した4層構造
    を有する請求項1〜15のいずれか1項に記載の複合弾
    性体。
  18. 【請求項18】 前記不織布の一方が親水性であり、他
    方の不織布が疎水性である請求項16または17に記載
    の複合弾性体。
  19. 【請求項19】 前記不織布と前記弾性体が、ランダム
    に配置されたスポットで結合されている請求項1〜18
    のいずれか1項に記載の複合弾性体。
  20. 【請求項20】 前記弾性体の一方の面に第1の不織布
    が、他方の面に第2の不織布がそれぞれ配置され、かつ
    前記シート状弾性体と前記第1の不織布との間の結合部
    が、前記シート状弾性体と前記第2の不織布との間の結
    合部とはその大部分で重複しない位置に分配されている
    ことを特徴とする請求項19に記載の複合弾性体。
  21. 【請求項21】 前記シート状弾性体と前記不織布とを
    結合する結合部が、前記不織布の伸張方向に対してぼぼ
    直交する方向に帯状に延びていることを特徴とする請求
    項1〜18のいずれか1項に記載の複合弾性体。
  22. 【請求項22】 前記シート状弾性体と前記不織布とを
    結合する結合部が、前記不織布の伸張方向に対してぼぼ
    直交する方向に延びる結合部列を形成していることを特
    徴とする請求項1〜18のいずれか1項に記載の複合弾
    性体。
  23. 【請求項23】 前記シート状弾性体および前記不織布
    を、所定の一部分のみにおいて、前記シート状弾性体の
    溶融開始温度以上で、かつ前記不織布の溶融開始温度以
    下の温度で熱圧着させて接合することにより、他の部分
    よりも低い伸長性を有する部分を形成し、これにより伸
    長性に方向性が付与されていることを特徴とする請求項
    21または22に記載の複合弾性体。
  24. 【請求項24】 前記低伸長性部分が帯状に設けられて
    いることを特徴とする請求項23に記載の複合弾性体。
  25. 【請求項25】 前記シート状弾性体と前記不織布とが
    部分的に接合されることにより構成された高伸長性領域
    と、前記シート状弾性体と前記不織布とが実質的に全面
    にわたって接合されることにより構成された、前記高伸
    長性領域と比較して伸長性の著しく小さい低高伸長性領
    域とを備えていることを特徴とする請求項1〜24のい
    ずれか1項に記載の複合弾性体。
  26. 【請求項26】 互いに平行に延びる複数の帯状結合部
    において前記低伸長性領域が形成されていることを特徴
    とする請求項25に記載の複合弾性体。
  27. 【請求項27】 低伸長性領域が両端部に形成されてい
    ることを特徴とする請求項25に記載の複合弾性体。
  28. 【請求項28】 着用者の腰部を覆うことのできる、内
    部に吸収体を備えた吸収体において、請求項27に記載
    の複合弾性体が、その一端部の低伸長部で前記吸収体本
    体に結合され、他端部の低伸長部に結束具が取り付けら
    れていることを特徴とする吸収体製品。
  29. 【請求項29】 着用者の腰部を覆うことのできる、内
    部に吸収体を備えた吸収体において、請求項27に記載
    の複合弾性体によりサイドパネルが構成されていること
    を特徴とする吸収体製品。
  30. 【請求項30】 少なくとも1軸方向に伸長性を有し、
    この伸長方向における破断伸度が100%以上である不
    織布と、弾性回復率が60%以上、破断伸度が200%
    以上であるシート状弾性体とを重ね合わせる工程と、前
    記不織布および前記弾性体を、前記不織布の伸長方向に
    関して不連続な多数の結合部で相互に結合する工程と、
    得られた複合体を前記不織布の伸長方向に、その不織布
    の破断限界よりも低い伸度で予備伸長させる工程とを備
    えていることを特徴とする、前記不織布の組織変化に起
    因する第1のストレス下降点と、前記第1のストレス下
    降点よりも大きい伸度において前記弾性体の破断に起因
    する第2のストレス下降点を持つ複合弾性体の製造方
    法。
  31. 【請求項31】 前記予備伸長工程における伸長量が、
    前記不織布の破断伸度での伸長量の40%〜80%であ
    る請求項30に記載の方法。
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