JPH0725255A - 移動農機 - Google Patents

移動農機

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Publication number
JPH0725255A
JPH0725255A JP19312093A JP19312093A JPH0725255A JP H0725255 A JPH0725255 A JP H0725255A JP 19312093 A JP19312093 A JP 19312093A JP 19312093 A JP19312093 A JP 19312093A JP H0725255 A JPH0725255 A JP H0725255A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
steering
gear
shaft
engine
Prior art date
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Pending
Application number
JP19312093A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Nakao
尾 敏 夫 中
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication of JPH0725255A publication Critical patent/JPH0725255A/ja
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Abstract

(57)【要約】 [目的] ギヤケース及びステアリングケースの加工
を容易とし、かつ高精度で合体できることを目的とす
る。 [構成] エンジン(2)出力を伝達するギヤケース
(40)と、操向用ステアリングケース(73)を分離
自在に連結固定させる移動農機において、前記ギヤケー
ス(40)とステアリングケース(73)の接合部に整
合体(90)を嵌合挿入させたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば苗載台及び植付爪
を備えて連続的に苗植作業を行う田植機などの移動農機
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジン出力を伝達させるギヤケ
ースに操向用ステアリングケースを連結固定させ、操向
ハンドルを設けるステアリング軸を前記ギヤケースを介
して取付ける技術を開発した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、ギヤ
ケースとステアリングケースの接合面に凹凸を形成して
各ケースを嵌合させ、各ケースの組立精度を保つ構造で
あったから、各ケースの鋳造並びにケース接合面の切削
加工などを高精度に行う必要があり、製造コストの低減
並びに組立作業性の向上などを容易に図り得ない等の問
題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、エン
ジン出力を伝達するギヤケースと、操向用ステアリング
ケースを分離自在に連結固定させる移動農機において、
前記ギヤケースとステアリングケースの接合部に整合体
を嵌合挿入させたもので、前記ギヤケース及びステアリ
ングケースの間に整合体を挿入させて連結させるから、
従来のような凹凸接合面を形成することなく高精度で前
記各ケースを固定し得、前記各ケースの鋳造及び切削加
工の簡略化などを容易に行い得、製造コストの低減並び
に組立作業性の向上などを容易に図り得るものである。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1はステリングケース部の断面図、図2は乗用
田植機の側面図、図3は同平面図を示し、図中(1)は
作業者が搭乗する走行車であり、エンジン(2)を車体
フレーム(3)に搭載させ、ミッションケース(4)前
方にフロントアクスルケース(5)を介して水田走行用
前輪(6)を支持させると共に、前記ミッションケース
(4)の後部にリヤアクスルケース(7)を連設し、前
記リヤアクスルケース(7)に水田走行用後輪(8)を
支持させる。そして前記エンジン(2)等を覆うボンネ
ット(9)両側に予備苗載台(10)を取付けると共
に、ステップ(11)を介して作業者が搭乗する車体カ
バー(12)によって前記ミッションケース(4)等を
覆い、前記車体カバー(12)上部に運転席(13)を
取付け、その運転席(13)の前方で前記ボンネット
(9)後部に操向ハンドル(14)を設ける。
【0006】また、図中(15)は6条植え用の苗載台
(16)並びに複数の植付爪(17)などを具備する植
付部であり、前高後低の合成樹脂製の前傾式苗載台(1
6)を下部レール(18)及びガイドレール(19)を
介して植付ケース(20)に左右往復摺動自在に支持さ
せると共に、一方向に等速回転させるロータリケース
(21)を前記植付ケース(20)に支持させ、該ケー
ス(21)の回転軸芯を中心に対称位置に一対の爪ケー
ス(22)(22)を配設し、その爪ケース(22)
(22)先端に植付爪(17)(17)を取付ける。ま
た前記植付ケース(20)の前側にローリング支点軸
(23)を介して支持フレーム(24)を設け、トップ
リンク(25)及びロワーリンク(26)を含むリンク
機構(27)を介して走行車(1)後側に支持フレーム
(24)を連結させ、前記リンク機構(27)を介して
植付部(15)を昇降させる昇降シリンダ(28)をロ
ワーリンク(26)に連結させ、前記前後輪(6)
(8)を走行駆動して移動すると同時に、左右に往復摺
動させる苗載台(16)から一株分の苗を植付爪(1
7)によって取出し、連続的に苗植え作業を行うように
構成する。
【0007】また、図中(29)は主変速レバー、(3
0)は植付昇降兼作業走行変速用副変速レバー、(3
1)は植付け感度調節レバー、(32)は主クラッチペ
ダル、(33)(33)は左右ブレーキペダル、(3
4)は2条分均平用センターフロート、(35)は2条
分均平用サイドフロート、(36)は側条施肥機であ
る。
【0008】さらに、図4、図5に示す如く、エンジン
台(37)を介してエンジン(2)を左右一対の車体フ
レーム(3)(3)に載置させると共に、筒体(38)
に内挿させる操向ハンドル(14)のステアリング軸
(39)を減速ケース(40)上面に立設させ、減速ケ
ース(40)前側に前記車体フレーム(3)後側をボル
ト止め固定させるもので、前記フロントアクスルケース
(5)に操向ロッド(41)を介して連結させる油圧操
向シリンダ(42)をエンジン(2)下側に設けてい
る。
【0009】また、前記減速ケース(40)後部両側に
左右一対のメインフレーム(43)(43)前端をボル
ト止め固定させ、車体カバー(12)の足踏部を支える
カバーフレーム(44)(45)をメインフレーム(4
3)前部上面に熔接固定させると共に、メインフレーム
(43)前部下面にフロントアクスルケース(5)をス
イング自在に取付け、アクスルケース(5)両側に左右
前輪(6)(6)を装設させている。
【0010】また、前記メインフレーム(43)後端部
をリアアクスルケース(7)にボルト止め固定させ、該
ケース(7)前部のミッションケース(4)をメインフ
レーム(43)に固定させると共に、各リンク(25)
(26)を設ける門形支柱(46)をメインフレーム
(43)後部に立設させ、該フレーム(43)前部と支
柱(46)間に左右一対の上部フレーム(47)(4
7)を斜設させ、上部フレーム(47)中間部に昇降シ
リンダ(28)を取付け、昇降シリンダ(28)によっ
てロワリンク(26)を上下に揺動させて植付部(1
5)を昇降させるように構成している。
【0011】さらに、図4、図5、図6に示す如く、出
入力プーリ(48)(49)及びベルト(50)を有す
るベルト無段変速機構(51)を備え、エンジン(2)
の出力軸(52)に減速ケース(40)の入力軸(5
3)を前記無段変速機構(51)を介して連結させると
共に、前記減速ケース(40)に出力軸(54)を介し
てミッションケース(4)を連結させ、前走行駆動軸
(55)を介してミッションケース(4)にフロントア
クスルケース(5)を連結させ、植付駆動軸(56)を
介してミッションケース(4)に植付ケース(20)を
連結させるもので、無段変速機構(51)及び減速ケー
ス(40)を介してエンジン(2)出力をミッションケ
ース(4)に減速伝達させると共に、ミッションケース
(4)の主変速レバー(29)による多段変速出力を前
後輪(6)(8)に各アクスルケース(5)(7)を介
して伝達させるように構成している。
【0012】また、前記ベルト(63)を緊張させるテ
ンションローラ(57)と、各プーリ(48)(49)
のベルト(50)巻付け径を変化させる出入力用カム
(58)(59)と、各カム(58)(59)を連動連
結する連杆(60)と、連杆(60)を介してカム(5
8)(59)の変位量を検出するポテンショメータ(6
1)と、左メインフレーム(43)外側に軸(62)を
介して回転自在に軸支させる変速リンク(63)を設
け、該リンク(63)の一端と連杆(60)を変速ロッ
ド(64)で連結させる一方、前記リンク(63)他端
に変速モータ(65)の伸縮出力軸(66)を連結さ
せ、左メインフレーム(43)のブラケット(67)に
前記モータ(65)を取付けるもので、前記モータ(6
5)の正逆転制御によってリンク(63)などを介して
出入力用カム(58)(59)を回転させ、出入力プー
リ(48)(49)幅を変えてベルト(50)の巻付け
径を変化させ、前記プーリ(48)(49)及びベルト
(50)の変速比を無段階に変更するように構成してい
る。
【0013】さらに、図8、図9に示す如く、前記入力
プーリ(49)の固定プーリ側に主クラッチケース(6
8)を取付け、主クラッチペダル(32)によってロッ
ド(69)を介して継断操作する主クラッチ(図示省
略)を主クラッチケース(68)に内設させ、該ケース
(68)を介して入力プーリ(49)を入力軸(53)
に連結させ、減速ギヤ(70)を設ける減速軸(71)
を介して入力軸(53)を出力軸(54)に連結させて
いる。
【0014】さらに、図8、図9に示す如く、前記操向
シリンダ(42)に連結させるステアリング出力軸(7
2)を有するステアリングケース(73)を前記減速ケ
ース(40)下側に設け、前記ステアリングケース(7
3)に遊星式ギヤ機構(74)を内設させ、ステアリン
グケース(73)外側に油圧操向バルブ(75)を設け
ると共に、バルブ操作ロッド(76)とパワステアリン
グ力可変用流量絞りピン(77)とをステアリングケー
ス(73)の左右に対設させると共に、図11にも示す
如く、車体フレーム(3)後端のブラケット(78)に
軸(79)を介してステアリングケース力可変レバー
(80)を回転自在に設け、該レバー(80)の一端を
前記ピン(77)に連結させ、また前記レバー(80)
他端を入力プーリ(49)のカム(59)にバネ(8
1)及びワイヤ(82)を介して連結させるもので、操
向ハンドル(14)の回転操作により、ギヤ機構(7
4)及び前記ロッド(76)を介して操向バルブ(7
5)を切換え、図5に示すエンジン(2)右側の油圧ポ
ンプ(83)からの圧油を操向バルブ(75)を介して
操向シリンダ(42)に供給し、該シリンダ(42)に
よって前輪(6)を左右に方向転換させて走行進路を変
更すると共に、副変速レバー(30)操作によって変速
モータ(65)を作動させ、無段変速機構(51)を制
御してベルト(50)による伝達出力を増減速させると
き、変速モータ(65)によって変速カム(59)が作
動することにより、ステアリング力可変レバー(80)
を介して前記カム(59)と連動して流量絞りピン(7
7)が作動し、低速走行状態で操向ハンドル(14)の
ステアリング荷重が小さくなる一方、高速走行状態で操
向ハンドル(14)のステアリング荷重が大きくなり、
無段変速機構(51)によって設定される車速と連動し
て操向ハンドル(14)荷重を無段階に変更させるよう
に構成している。
【0015】また、図11に示す如く、円球頭部(8
4)を有するガイド体(85)に長さ調節ボルト(8
6)を介して前記ワイヤ(82)を固定させ、入力プー
リ(49)のカム(59)にガイド体(85)を介して
ワイヤ(82)を連結させ、ワイヤ(82)の張設方向
が変化したとき、カム(59)と円球頭部(84)の当
接によってワイヤ(82)張り方向にガイド体(85)
が傾斜し、カム(59)変位と略比例させて流量絞りピ
ン(77)のステアリング力調節を行わせるように構成
している。
【0016】さらに、図1、図8、図10、図12に示
す如く、ギヤケースである前記減速ケース(40)の上
面乃至下面にステアリング軸(39)を貫挿させ、軸受
(87)を介して減速ケース(40)にステアリング軸
(39)を軸支させ、ステアリング軸(39)下端に遊
星ギヤ機構(74)のサンギヤ(88)を一体固定させ
ると共に、減速ケース(40)下面の凹所(89)と操
向用ステアリングケース(73)内部に挿入させる整合
体であるカラー(90)を備え、減速ケース(40)と
ステアリングケース(73)の接合部に前記カラー(9
0)を嵌合挿入させ、カラー(90)によって各ケース
(40)(73)の位置決めを行うもので、図12のよ
うに、減速ケース(40)下方にステアリング軸(3
9)を突出させ、また遊星ギヤ機構(74)のインター
ナルギヤ(91)及びリングギヤ(92)をステアリン
グケース(73)に内設させ、各ケース(40)(7
3)の間からサンギヤ(88)とインターナルギヤ(9
1)の噛合を目視確認し乍らステアリング軸(39)を
装着させ、次いでカラー(90)を嵌合挿入して各ケー
ス(40)(73)を合体させ、ボルト(93)によっ
て各ケース(40)(73)を連結固定させ、各ケース
(40)(73)の組立性及び連結精度を向上させるよ
うに構成している。
【0017】さらに、図13に示す如く、前記サンギヤ
(88)及びリングギヤ(92)に噛合させるインター
ナルギヤ(91)の歯(94)…先端にスリット(9
5)…を設けるもので、インターナルギヤ(91)の軸
(96)芯を中心とする放射線方向に前記スリット(9
5)を形成し、スリット(95)による歯(94)の弾
性たわみによってバックラッシュが略零となるようにイ
ンターナルギヤ(91)がサンギヤ(88)とリングギ
ヤ(92)に噛合し、操向ハンドル(14)の遊びを略
零にして直進性の向上並びにハンドル(14)追従性の
向上などを容易に行えると共に、従来のバックラッシュ
を略零にする高精度のギヤ(91)加工並びに0リング
などを不要にし、遊星ギヤ機構(74)を低コストで機
能的に形成できるように構成している。
【0018】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、エンジン(2)出力を伝達するギヤケース(40)
と、操向用ステアリングケース(73)を分離自在に連
結固定させる移動農機において、前記ギヤケース(4
0)とステアリングケース(73)の接合部に整合体
(90)を嵌合挿入させたもので、前記ギヤケース(4
0)及びステアリングケース(73)の間に整合体(9
0)を挿入させて連結させるから、従来のような凹凸接
合面を形成することなく高精度で前記各ケース(40)
(73)を固定でき、前記各ケース(40)(73)の
鋳造及び切削加工の簡略化などを容易に行うことがで
き、製造コストの低減並びに組立作業性の向上などを容
易に図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ステアリングケース部の断面図。
【図2】乗用田植機の側面図。
【図3】同平面図。
【図4】走行車体の側面図。
【図5】同平面図。
【図6】ベルト無段変速機構の側面図。
【図7】走行車体前部の平面図。
【図8】減速ケース部の側面図。
【図9】同平面図。
【図10】ステアリングケース部の平面図。
【図11】ステアリング力可変レバー部の平面図。
【図12】図1の分解説明図。
【図13】インターナルギヤの拡大図。
【符号の説明】
(2) エンジン (40) 減速ケース(ギヤケース) (73) ステアリングケース (90) カラー(整合体)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン出力を伝達するギヤケースと、
    操向用ステアリングケースを分離自在に連結固定させる
    移動農機において、前記ギヤケースとステアリングケー
    スの接合部に整合体を嵌合挿入させたことを特徴とする
    移動農機。
JP19312093A 1993-07-07 1993-07-07 移動農機 Pending JPH0725255A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19312093A JPH0725255A (ja) 1993-07-07 1993-07-07 移動農機

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JP19312093A JPH0725255A (ja) 1993-07-07 1993-07-07 移動農機

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JPH0725255A true JPH0725255A (ja) 1995-01-27

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ID=16302597

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19312093A Pending JPH0725255A (ja) 1993-07-07 1993-07-07 移動農機

Country Status (1)

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JP (1) JPH0725255A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1328941C (zh) * 1999-03-25 2007-08-01 株式会社久保田 水田作业机

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1328941C (zh) * 1999-03-25 2007-08-01 株式会社久保田 水田作业机

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