JPH06144036A - 移動農機 - Google Patents
移動農機Info
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- JPH06144036A JPH06144036A JP32877892A JP32877892A JPH06144036A JP H06144036 A JPH06144036 A JP H06144036A JP 32877892 A JP32877892 A JP 32877892A JP 32877892 A JP32877892 A JP 32877892A JP H06144036 A JPH06144036 A JP H06144036A
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- 238000012423 maintenance Methods 0.000 abstract description 4
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Landscapes
- Transplanting Machines (AREA)
- Arrangement Of Transmissions (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】エンジン2出力をミッションケース4に伝える
減速ケース43をメインフレーム50前側に連結固定さ
せると共に、エンジン2を載置させる車体フレーム3後
側を前記減速ケース43に連結固定させ、車体フレーム
3をメインフレーム50に減速ケース43を介して一体
連設させたものである。 【効果】車体フレーム3及びメインフレーム50並びに
各フレーム3,50上側のステップ11などを減速ケー
ス43部で前後に分割でき、メンテナンス作業性の向上
並びに機体の前側または後側だけの構造変更などを容易
に図ることができると共に、従来のような特別なステー
部材を用いることなく車体フレーム3とメインフレーム
50を連結させることができ、軽量化及び低コスト化な
どを容易に行うことができるものである。
減速ケース43をメインフレーム50前側に連結固定さ
せると共に、エンジン2を載置させる車体フレーム3後
側を前記減速ケース43に連結固定させ、車体フレーム
3をメインフレーム50に減速ケース43を介して一体
連設させたものである。 【効果】車体フレーム3及びメインフレーム50並びに
各フレーム3,50上側のステップ11などを減速ケー
ス43部で前後に分割でき、メンテナンス作業性の向上
並びに機体の前側または後側だけの構造変更などを容易
に図ることができると共に、従来のような特別なステー
部材を用いることなく車体フレーム3とメインフレーム
50を連結させることができ、軽量化及び低コスト化な
どを容易に行うことができるものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば苗載台及び植付爪
を備えて連続的に苗植作業を行う田植機などの移動農機
に関する。
を備えて連続的に苗植作業を行う田植機などの移動農機
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車体を構成するフレームにエンジ
ン及びミッションケースなどを前後に配列させていた。
ン及びミッションケースなどを前後に配列させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、同一
のメインフレームにエンジン及びミッションケースなど
を配置させる場合、メインフレームが長尺になり、また
メインフレームの前部または後部だけを交換し得ないと
共に、エンジンを載せる車体フレームをメインフレーム
の前側に設ける場合、車体フレームをメインフレームに
連結させる特別なステー部材が必要である等の問題があ
った。
のメインフレームにエンジン及びミッションケースなど
を配置させる場合、メインフレームが長尺になり、また
メインフレームの前部または後部だけを交換し得ないと
共に、エンジンを載せる車体フレームをメインフレーム
の前側に設ける場合、車体フレームをメインフレームに
連結させる特別なステー部材が必要である等の問題があ
った。
【0004】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、エン
ジン出力をミッションケースに伝える減速ケースをメイ
ンフレーム前側に連結固定させると共に、エンジンを載
置させる車体フレーム後側を前記減速ケースに連結固定
させ、車体フレームをメインフレームに減速ケースを介
して一体連設させたもので、車体フレーム及びメインフ
レーム並びに各フレーム上側のステップなどを減速ケー
ス部で前後に分割し得、メンテナンス作業性の向上並び
に機体の前側または後側だけの構造変更などを容易に図
り得ると共に、従来のような特別なステー部材を用いる
ことなく車体フレームとメインフレームを連結させ得、
軽量化及び低コスト化などを容易に行い得るものであ
る。
ジン出力をミッションケースに伝える減速ケースをメイ
ンフレーム前側に連結固定させると共に、エンジンを載
置させる車体フレーム後側を前記減速ケースに連結固定
させ、車体フレームをメインフレームに減速ケースを介
して一体連設させたもので、車体フレーム及びメインフ
レーム並びに各フレーム上側のステップなどを減速ケー
ス部で前後に分割し得、メンテナンス作業性の向上並び
に機体の前側または後側だけの構造変更などを容易に図
り得ると共に、従来のような特別なステー部材を用いる
ことなく車体フレームとメインフレームを連結させ得、
軽量化及び低コスト化などを容易に行い得るものであ
る。
【0005】また、エンジン出力を伝える伝動軸を機体
前後方向に架設させる移動農機において、機体を構成す
る左右フレームの間で左右フレームと略同一高さに前記
伝動軸を配設させたもので、前記伝動軸への異物の絡み
並びに伝動軸の異物との接触損傷などを左右フレームに
よって容易に防止し得、伝動軸の保護構造の簡略化並び
に安全性の向上などを容易に図り得ると共に、操作レバ
ーまたはペダル並びにこれらの連結部材などを左右フレ
ーム周辺に容易に配設し得、縦方向の機体サイズの小型
化並びに低重心化などを容易に図り得るものである。
前後方向に架設させる移動農機において、機体を構成す
る左右フレームの間で左右フレームと略同一高さに前記
伝動軸を配設させたもので、前記伝動軸への異物の絡み
並びに伝動軸の異物との接触損傷などを左右フレームに
よって容易に防止し得、伝動軸の保護構造の簡略化並び
に安全性の向上などを容易に図り得ると共に、操作レバ
ーまたはペダル並びにこれらの連結部材などを左右フレ
ーム周辺に容易に配設し得、縦方向の機体サイズの小型
化並びに低重心化などを容易に図り得るものである。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1は機体構造の側面説明図、図2は乗用田植機
の側面図、図3は同平面図を示し、図中(1)は作業者
が搭乗する走行車であり、エンジン(2)を車体フレー
ム(3)に搭載させ、ミッションケース(4)前方にフ
ロントアクスルケース(5)を介して水田走行用前輪
(6)を支持させると共に、前記ミッションケース
(4)の後部にリヤアクスルケース(7)を連設し、前
記リヤアクスルケース(7)に水田走行用後輪(8)を
支持させる。そして前記エンジン(2)等を覆うボンネ
ット(9)両側に予備苗載台(10)を取付けると共
に、ステップ(11)を形成する車体カバー(12)に
よって前記ミッションケース(4)等を覆い、前記車体
カバー(12)上部に運転席(13)を取付け、その運
転席(13)の前方で前記ボンネット(9)後部に操向
ハンドル(14)を設ける。
する。図1は機体構造の側面説明図、図2は乗用田植機
の側面図、図3は同平面図を示し、図中(1)は作業者
が搭乗する走行車であり、エンジン(2)を車体フレー
ム(3)に搭載させ、ミッションケース(4)前方にフ
ロントアクスルケース(5)を介して水田走行用前輪
(6)を支持させると共に、前記ミッションケース
(4)の後部にリヤアクスルケース(7)を連設し、前
記リヤアクスルケース(7)に水田走行用後輪(8)を
支持させる。そして前記エンジン(2)等を覆うボンネ
ット(9)両側に予備苗載台(10)を取付けると共
に、ステップ(11)を形成する車体カバー(12)に
よって前記ミッションケース(4)等を覆い、前記車体
カバー(12)上部に運転席(13)を取付け、その運
転席(13)の前方で前記ボンネット(9)後部に操向
ハンドル(14)を設ける。
【0007】また、図中(15)は6条植え用の苗載台
(16)並びに複数の植付爪(17)などを具備する植
付部であり、前高後低の合成樹脂製の前傾式苗載台(1
6)を下部レール(18)及びガイドレール(19)を
介して植付ケース(20)に左右往復摺動自在に支持さ
せると共に、一方向に等速回転させるロータリケース
(21)を前記植付ケース(20)に支持させ、該ケー
ス(21)の回転軸芯を中心に対称位置に一対の爪ケー
ス(22)(22)を配設し、その爪ケース(22)
(22)先端に植付爪(17)(17)を取付ける。ま
た前記植付ケース(20)の前側にローリング支点軸
(23)を介して支持フレーム(24)を設け、トップ
リンク(25)及びロワーリンク(26)を含む三点リ
ンク機構(27)を介して走行車(1)後側に支持フレ
ーム(24)を連結させ、前記リンク機構(27)を介
して植付部(15)を昇降させる昇降シリンダ(28)
をロワーリンク(26)に連結させ、前記前後輪(6)
(8)を走行駆動して移動すると同時に、左右に往復摺
動させる苗載台(16)から一株分の苗を植付爪(1
7)によって取出し、連続的に苗植え作業を行うように
構成する。
(16)並びに複数の植付爪(17)などを具備する植
付部であり、前高後低の合成樹脂製の前傾式苗載台(1
6)を下部レール(18)及びガイドレール(19)を
介して植付ケース(20)に左右往復摺動自在に支持さ
せると共に、一方向に等速回転させるロータリケース
(21)を前記植付ケース(20)に支持させ、該ケー
ス(21)の回転軸芯を中心に対称位置に一対の爪ケー
ス(22)(22)を配設し、その爪ケース(22)
(22)先端に植付爪(17)(17)を取付ける。ま
た前記植付ケース(20)の前側にローリング支点軸
(23)を介して支持フレーム(24)を設け、トップ
リンク(25)及びロワーリンク(26)を含む三点リ
ンク機構(27)を介して走行車(1)後側に支持フレ
ーム(24)を連結させ、前記リンク機構(27)を介
して植付部(15)を昇降させる昇降シリンダ(28)
をロワーリンク(26)に連結させ、前記前後輪(6)
(8)を走行駆動して移動すると同時に、左右に往復摺
動させる苗載台(16)から一株分の苗を植付爪(1
7)によって取出し、連続的に苗植え作業を行うように
構成する。
【0008】また、図中(29)は主変速レバー、(3
0)は植付昇降兼作業走行変速用副変速レバー、(3
1)は植付け感度調節レバー、(32)は主クラッチペ
ダル、(33)(33)は左右ブレーキペダル、(3
4)は2条分均平用センターフロート、(35)は2条
分均平用サイドフロート、(36)は側条施肥機、(3
7)は薬剤散布機である。
0)は植付昇降兼作業走行変速用副変速レバー、(3
1)は植付け感度調節レバー、(32)は主クラッチペ
ダル、(33)(33)は左右ブレーキペダル、(3
4)は2条分均平用センターフロート、(35)は2条
分均平用サイドフロート、(36)は側条施肥機、(3
7)は薬剤散布機である。
【0009】さらに、図4、図5、図6、図7、図8、
図9に示す如く、架台(38)及び防振ゴム(39)を
介してエンジン(2)を左右一対の車体フレーム(3)
(3)に載置させ、前記予備苗載台(10)を両側部に
取付ける苗台フレーム(40)中間を車体フレーム
(3)上面に熔接固定させると共に、筒体(41)に内
挿させる操向ハンドル(14)のステアリング軸(4
2)を減速ケースであるギヤケース(43)上面に立設
させ、該ギヤケース(43)前側に前記車体フレーム
(3)後側をボルト止め固定させるもので、前記ギヤケ
ース(43)下面側にステアリングケース(44)を一
体固定させ、ステアリングケース(44)下面にステア
リング出力軸(45)を突設させ、平面視L形の操向ア
ーム(46)中間を前記出力軸(45)に固定させ、前
輪(6)のナックルアーム(47)に操向ロッド(4
8)を介して操向アーム(46)のL形一端側を連結さ
せる一方、パワステアリング用アクチュエータである油
圧操向シリンダ(49)を操向アーム(46)のL形他
端側に連結させている。
図9に示す如く、架台(38)及び防振ゴム(39)を
介してエンジン(2)を左右一対の車体フレーム(3)
(3)に載置させ、前記予備苗載台(10)を両側部に
取付ける苗台フレーム(40)中間を車体フレーム
(3)上面に熔接固定させると共に、筒体(41)に内
挿させる操向ハンドル(14)のステアリング軸(4
2)を減速ケースであるギヤケース(43)上面に立設
させ、該ギヤケース(43)前側に前記車体フレーム
(3)後側をボルト止め固定させるもので、前記ギヤケ
ース(43)下面側にステアリングケース(44)を一
体固定させ、ステアリングケース(44)下面にステア
リング出力軸(45)を突設させ、平面視L形の操向ア
ーム(46)中間を前記出力軸(45)に固定させ、前
輪(6)のナックルアーム(47)に操向ロッド(4
8)を介して操向アーム(46)のL形一端側を連結さ
せる一方、パワステアリング用アクチュエータである油
圧操向シリンダ(49)を操向アーム(46)のL形他
端側に連結させている。
【0010】また、図7に示す如く、前記各ケース(4
3)(44)後部両側に左右一対の左右フレームである
メインフレーム(50)(50)前端のブラケット(5
1)(51)をボルト止め固定させ、車体カバー(1
2)のステップ(11)部を支えるカバーフレーム(5
2)(53)をメインフレーム(50)前部上面に熔接
固定させると共に、ステアリングケース(44)後部両
側に左右一対のサブフレーム(54)前端をボルト止め
固定させ、側面視でメインフレーム(50)とサブフレ
ーム(54)を略平行に延設させ、メインフレーム(5
0)前部下面の軸受体(55)とステアリングケース
(44)後部とにフロントアクスルケース(5)をスイ
ング自在に取付け、各フレーム(50)(54)の間か
ら左右にアクスルケース(5)両側を突出させて左右前
輪(6)(6)を装設させている。
3)(44)後部両側に左右一対の左右フレームである
メインフレーム(50)(50)前端のブラケット(5
1)(51)をボルト止め固定させ、車体カバー(1
2)のステップ(11)部を支えるカバーフレーム(5
2)(53)をメインフレーム(50)前部上面に熔接
固定させると共に、ステアリングケース(44)後部両
側に左右一対のサブフレーム(54)前端をボルト止め
固定させ、側面視でメインフレーム(50)とサブフレ
ーム(54)を略平行に延設させ、メインフレーム(5
0)前部下面の軸受体(55)とステアリングケース
(44)後部とにフロントアクスルケース(5)をスイ
ング自在に取付け、各フレーム(50)(54)の間か
ら左右にアクスルケース(5)両側を突出させて左右前
輪(6)(6)を装設させている。
【0011】また、図8に示す如く、前記各フレーム
(50)(54)後端部をリアアクスルケース(7)の
ブラケット(56)にボルト止め固定させ、該ケース
(7)前部のミッションケース(4)をメインフレーム
(50)のブラケット(57)に固定させ、ミッション
ケース(4)前側で各フレーム(50)(54)間をパ
イプ(58)で連結させると共に、各リンク(25)
(26)を設ける門形支柱(59)をメインフレーム
(50)後部に立設させ、該フレーム(50)前部と支
柱(59)間に左右一対の上部フレーム(60)(6
0)を斜設させ、上部フレーム(60)中間部に昇降シ
リンダ(28)を取付けている。
(50)(54)後端部をリアアクスルケース(7)の
ブラケット(56)にボルト止め固定させ、該ケース
(7)前部のミッションケース(4)をメインフレーム
(50)のブラケット(57)に固定させ、ミッション
ケース(4)前側で各フレーム(50)(54)間をパ
イプ(58)で連結させると共に、各リンク(25)
(26)を設ける門形支柱(59)をメインフレーム
(50)後部に立設させ、該フレーム(50)前部と支
柱(59)間に左右一対の上部フレーム(60)(6
0)を斜設させ、上部フレーム(60)中間部に昇降シ
リンダ(28)を取付けている。
【0012】さらに、図5、図6に示す如く、出入力プ
ーリ(61)(62)及びベルト(63)を有するベル
ト無段変速機構(64)を備え、エンジン(2)の出力
軸(65)にギヤケース(43)の入力軸(66)を前
記無段変速機構(64)を介して連結させると共に、前
記ギヤケース(43)に伝動軸である出力軸(67)を
介してミッションケース(4)を連結させ、前走行駆動
軸(68)を介してミッションケース(4)にフロント
アクスルケース(5)を連結させ、植付駆動軸(69)
を介してミッションケース(4)に植付ケース(20)
を連結させるもので、無段変速機構(64)及びギヤケ
ース(43)を介してエンジン(2)出力をミッション
ケース(4)に減速伝達させると共に、ミッションケー
ス(4)の主変速レバー(29)による多段変速出力を
前後輪(6)(8)に各アクスルケース(5)(7)を
介して伝達させるように構成している。
ーリ(61)(62)及びベルト(63)を有するベル
ト無段変速機構(64)を備え、エンジン(2)の出力
軸(65)にギヤケース(43)の入力軸(66)を前
記無段変速機構(64)を介して連結させると共に、前
記ギヤケース(43)に伝動軸である出力軸(67)を
介してミッションケース(4)を連結させ、前走行駆動
軸(68)を介してミッションケース(4)にフロント
アクスルケース(5)を連結させ、植付駆動軸(69)
を介してミッションケース(4)に植付ケース(20)
を連結させるもので、無段変速機構(64)及びギヤケ
ース(43)を介してエンジン(2)出力をミッション
ケース(4)に減速伝達させると共に、ミッションケー
ス(4)の主変速レバー(29)による多段変速出力を
前後輪(6)(8)に各アクスルケース(5)(7)を
介して伝達させるように構成している。
【0013】また、前記ベルト(63)を緊張させるテ
ンションローラ(70)と、各プーリ(61)(62)
のベルト(63)巻付け径を変化させる出入力用カム
(71)(72)と、各カム(71)(72)を連動連
結する連杆(73)と、連杆(73)に連結させてカム
(71)(72)の変位量を検出するポテンショメータ
(74)と、メインフレーム(50)に軸(75)を介
して回転自在に軸支させる変速リンク(76)を設け、
該リンク(76)の一端と連杆(73)を変速ロッド
(77)で連結させる一方、前記リンク(76)他端に
変速モータ(78)の伸縮出力軸(79)を連結させ、
メインフレーム(50)のブラケット(80)に前記モ
ータ(78)を取付けるもので、前記モータ(61)の
正逆転制御によってロッド(76)などを介して出入力
用カム(71)(72)を回転させ、出入力プーリ(6
1)(62)幅を変えてベルト(63)の巻付け径を変
化させ、前記プーリ(61)(62)及びベルト(6
3)の変速比を無段階に変更するように構成している。
ンションローラ(70)と、各プーリ(61)(62)
のベルト(63)巻付け径を変化させる出入力用カム
(71)(72)と、各カム(71)(72)を連動連
結する連杆(73)と、連杆(73)に連結させてカム
(71)(72)の変位量を検出するポテンショメータ
(74)と、メインフレーム(50)に軸(75)を介
して回転自在に軸支させる変速リンク(76)を設け、
該リンク(76)の一端と連杆(73)を変速ロッド
(77)で連結させる一方、前記リンク(76)他端に
変速モータ(78)の伸縮出力軸(79)を連結させ、
メインフレーム(50)のブラケット(80)に前記モ
ータ(78)を取付けるもので、前記モータ(61)の
正逆転制御によってロッド(76)などを介して出入力
用カム(71)(72)を回転させ、出入力プーリ(6
1)(62)幅を変えてベルト(63)の巻付け径を変
化させ、前記プーリ(61)(62)及びベルト(6
3)の変速比を無段階に変更するように構成している。
【0014】さらに、図10、図11に示す如く、前記
入力プーリ(62)の固定プーリ側に主クラッチケース
(81)を取付け、主クラッチペダル(32)によって
ロッド(82)を介して継断操作する主クラッチ(図示
省略)を主クラッチケース(81)に内設させ、該ケー
ス(81)を介して入力プーリ(62)を入力軸(6
6)に連結させ、減速ギヤ(83)を設ける減速軸(8
4)を介して入力軸(66)を出力軸(67)に連結さ
せている。
入力プーリ(62)の固定プーリ側に主クラッチケース
(81)を取付け、主クラッチペダル(32)によって
ロッド(82)を介して継断操作する主クラッチ(図示
省略)を主クラッチケース(81)に内設させ、該ケー
ス(81)を介して入力プーリ(62)を入力軸(6
6)に連結させ、減速ギヤ(83)を設ける減速軸(8
4)を介して入力軸(66)を出力軸(67)に連結さ
せている。
【0015】さらに、図1並びに上記から明らかなよう
に、エンジン(2)出力をミッションケース(4)に伝
える減速ケースであるギヤケース(43)をメインフレ
ーム(50)前側に連結固定させると共に、エンジン
(2)を載置させる車体フレーム(3)後側を前記ギヤ
ケース(43)に連結固定させ、車体フレーム(3)を
メインフレーム(50)にギヤケース(43)を介して
一体連設させ、また車体カバー(12)で形成するステ
ップ(11)をギヤケース(43)上方位置で前ステッ
プ(11a)と後ステップ(11b)に分割して形成す
るもので、ギヤケース(43)を中心とし、車体フレー
ム(3)及び前ステップ(11a)側だけの取外し、ま
たメインフレーム(50)及び後ステップ(11b)側
だけの取外し等を行えると共に、前部止めボルト(8
5)、側部止めボルト(86)、上部止めボルト(8
7)によって車体フレーム(3)後側をギヤケース(4
3)の前部、側部、上部に固定させるように構成してい
る。
に、エンジン(2)出力をミッションケース(4)に伝
える減速ケースであるギヤケース(43)をメインフレ
ーム(50)前側に連結固定させると共に、エンジン
(2)を載置させる車体フレーム(3)後側を前記ギヤ
ケース(43)に連結固定させ、車体フレーム(3)を
メインフレーム(50)にギヤケース(43)を介して
一体連設させ、また車体カバー(12)で形成するステ
ップ(11)をギヤケース(43)上方位置で前ステッ
プ(11a)と後ステップ(11b)に分割して形成す
るもので、ギヤケース(43)を中心とし、車体フレー
ム(3)及び前ステップ(11a)側だけの取外し、ま
たメインフレーム(50)及び後ステップ(11b)側
だけの取外し等を行えると共に、前部止めボルト(8
5)、側部止めボルト(86)、上部止めボルト(8
7)によって車体フレーム(3)後側をギヤケース(4
3)の前部、側部、上部に固定させるように構成してい
る。
【0016】また、エンジン(2)出力をギヤケース
(43)からミッションケース(4)に伝える伝動軸で
ある出力軸(67)を機体前後方向に架設させる移動農
機において、機体を構成する左右フレームである左右メ
インフレーム(50)(50)の間で左右メインフレー
ム(50)(50)と略同一高さに前記出力軸(67)
を配設させ、左右メインフレーム(50)(50)によ
って出力軸(67)を保護し、図示しない操作レバー及
びペダル及びこれらの連結部材を取付ける空間をメイン
フレーム(50)上側に確保すると共に、図12にも示
す如く、ミッションケース(4)前面と前記軸受体(5
5)の間に左右一対の左右フレームであるローフレーム
(88)(88)を連結固定させ、伝動軸である前記前
走行駆動軸(68)を左右ローフレーム(88)(8
8)の間で左右ローフレーム(88)(88)と略同一
高さに配設させ、左右ローフレーム(88)(88)に
よって前走行駆動軸(68)を保護するように構成して
いる。
(43)からミッションケース(4)に伝える伝動軸で
ある出力軸(67)を機体前後方向に架設させる移動農
機において、機体を構成する左右フレームである左右メ
インフレーム(50)(50)の間で左右メインフレー
ム(50)(50)と略同一高さに前記出力軸(67)
を配設させ、左右メインフレーム(50)(50)によ
って出力軸(67)を保護し、図示しない操作レバー及
びペダル及びこれらの連結部材を取付ける空間をメイン
フレーム(50)上側に確保すると共に、図12にも示
す如く、ミッションケース(4)前面と前記軸受体(5
5)の間に左右一対の左右フレームであるローフレーム
(88)(88)を連結固定させ、伝動軸である前記前
走行駆動軸(68)を左右ローフレーム(88)(8
8)の間で左右ローフレーム(88)(88)と略同一
高さに配設させ、左右ローフレーム(88)(88)に
よって前走行駆動軸(68)を保護するように構成して
いる。
【0017】さらに、図13は走行駆動系の変形例を示
すもので、エンジン(2)からベルト無段変速機構(6
4)によってギヤケース(43)に出力し、ギヤケース
(43)から出力軸(67)を介してミッションケース
(4)に出力し、ミッションケース(4)から前走行駆
動軸(68)を介してフロントアクスルケース(5)に
出力し、フロントアクスルケース(5)から後走行駆動
軸(89)を介してリヤアクスルケース(7)に出力
し、前後輪(6)(8)を駆動するもので、エンジン
(2)乃至ミッションケース(4)間の高トルク伝動距
離を短く形成し、軽量化及び低コスト化を行うと共に、
高トルク伝動構造の寸法精度を高めるように構成してい
る。
すもので、エンジン(2)からベルト無段変速機構(6
4)によってギヤケース(43)に出力し、ギヤケース
(43)から出力軸(67)を介してミッションケース
(4)に出力し、ミッションケース(4)から前走行駆
動軸(68)を介してフロントアクスルケース(5)に
出力し、フロントアクスルケース(5)から後走行駆動
軸(89)を介してリヤアクスルケース(7)に出力
し、前後輪(6)(8)を駆動するもので、エンジン
(2)乃至ミッションケース(4)間の高トルク伝動距
離を短く形成し、軽量化及び低コスト化を行うと共に、
高トルク伝動構造の寸法精度を高めるように構成してい
る。
【0018】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、エンジン(2)出力をミッションケース(4)に伝
える減速ケース(43)をメインフレーム(50)前側
に連結固定させると共に、エンジン(2)を載置させる
車体フレーム(3)後側を前記減速ケース(43)に連
結固定させ、車体フレーム(3)をメインフレーム(5
0)に減速ケース(43)を介して一体連設させたもの
で、車体フレーム(3)及びメインフレーム(50)並
びに各フレーム(3)(50)上側のステップ(11)
などを減速ケース(43)部で前後に分割でき、メンテ
ナンス作業性の向上並びに機体の前側または後側だけの
構造変更などを容易に図ることができると共に、従来の
ような特別なステー部材を用いることなく車体フレーム
(3)とメインフレーム(50)を連結させることがで
き、軽量化及び低コスト化などを容易に行うことができ
るものである。
は、エンジン(2)出力をミッションケース(4)に伝
える減速ケース(43)をメインフレーム(50)前側
に連結固定させると共に、エンジン(2)を載置させる
車体フレーム(3)後側を前記減速ケース(43)に連
結固定させ、車体フレーム(3)をメインフレーム(5
0)に減速ケース(43)を介して一体連設させたもの
で、車体フレーム(3)及びメインフレーム(50)並
びに各フレーム(3)(50)上側のステップ(11)
などを減速ケース(43)部で前後に分割でき、メンテ
ナンス作業性の向上並びに機体の前側または後側だけの
構造変更などを容易に図ることができると共に、従来の
ような特別なステー部材を用いることなく車体フレーム
(3)とメインフレーム(50)を連結させることがで
き、軽量化及び低コスト化などを容易に行うことができ
るものである。
【0019】また、エンジン(2)出力を伝える伝動軸
(67)(68)を機体前後方向に架設させる移動農機
において、機体を構成する左右フレーム(50)(8
8)の間で左右フレーム(50)(88)と略同一高さ
に前記伝動軸(67)(68)を配設させたもので、前
記伝動軸(67)(68)への異物の絡み並びに伝動軸
(67)(68)の異物との接触損傷などを左右フレー
ム(50)(88)によって容易に防止でき、伝動軸
(67)(68)の保護構造の簡略化並びに安全性の向
上などを容易に図ることができると共に、操作レバーま
たはペダル並びにこれらの連結部材などを左右フレーム
(50)(88)周辺に容易に配設でき、縦方向の機体
サイズの小型化並びに低重心化などを容易に図ることが
できるものである。
(67)(68)を機体前後方向に架設させる移動農機
において、機体を構成する左右フレーム(50)(8
8)の間で左右フレーム(50)(88)と略同一高さ
に前記伝動軸(67)(68)を配設させたもので、前
記伝動軸(67)(68)への異物の絡み並びに伝動軸
(67)(68)の異物との接触損傷などを左右フレー
ム(50)(88)によって容易に防止でき、伝動軸
(67)(68)の保護構造の簡略化並びに安全性の向
上などを容易に図ることができると共に、操作レバーま
たはペダル並びにこれらの連結部材などを左右フレーム
(50)(88)周辺に容易に配設でき、縦方向の機体
サイズの小型化並びに低重心化などを容易に図ることが
できるものである。
【図1】機体構造の側面説明図。
【図2】乗用田植機の側面図。
【図3】同平面図。
【図4】走行車体の側面図。
【図5】同平面図。
【図6】ベルト無段変速機構の側面図。
【図7】走行車体前部の側面図。
【図8】走行車体後部の側面図。
【図9】図7の平面図。
【図10】減速用ギヤケース部の側面図。
【図11】同平面図。
【図12】ミッションケース部の正面図。
【図13】変形例を示す走行駆動説明図。
(2) エンジン (4) ミッションケース (43) ギヤケース(減速ケース) (50) メインフレーム(左右フレーム) (67) 出力軸(伝動軸) (68) 前走行駆動軸(伝動軸) (88) ローフレーム(左右フレーム)
Claims (2)
- 【請求項1】 エンジン出力をミッションケースに伝え
る減速ケースをメインフレーム前側に連結固定させると
共に、エンジンを載置させる車体フレーム後側を前記減
速ケースに連結固定させ、車体フレームをメインフレー
ムに減速ケースを介して一体連設させたことを特徴とす
る移動農機。 - 【請求項2】 エンジン出力を伝える伝動軸を機体前後
方向に架設させる移動農機において、機体を構成する左
右フレームの間で左右フレームと略同一高さに前記伝動
軸を配設させたことを特徴とする移動農機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32877892A JP3163431B2 (ja) | 1992-11-12 | 1992-11-12 | 移動農機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32877892A JP3163431B2 (ja) | 1992-11-12 | 1992-11-12 | 移動農機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06144036A true JPH06144036A (ja) | 1994-05-24 |
JP3163431B2 JP3163431B2 (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=18214027
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32877892A Expired - Fee Related JP3163431B2 (ja) | 1992-11-12 | 1992-11-12 | 移動農機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3163431B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015113087A (ja) * | 2013-12-13 | 2015-06-22 | 株式会社クボタ | 作業車 |
-
1992
- 1992-11-12 JP JP32877892A patent/JP3163431B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015113087A (ja) * | 2013-12-13 | 2015-06-22 | 株式会社クボタ | 作業車 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3163431B2 (ja) | 2001-05-08 |
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