JPH07252055A - リフト装置 - Google Patents

リフト装置

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Publication number
JPH07252055A
JPH07252055A JP6902394A JP6902394A JPH07252055A JP H07252055 A JPH07252055 A JP H07252055A JP 6902394 A JP6902394 A JP 6902394A JP 6902394 A JP6902394 A JP 6902394A JP H07252055 A JPH07252055 A JP H07252055A
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JP
Japan
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lift
luggage
conveyor
loading space
floor
Prior art date
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Pending
Application number
JP6902394A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Koukaku
敏弘 甲角
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Mitsui Construction Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Construction Co Ltd
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Publication date
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  • Types And Forms Of Lifts (AREA)
  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】容易かつ効率的に資材を、各階のコンベアの設
置位置を動かすことなく荷降し及び、荷積みすることが
出来るリフト装置を提供する。 【構成】昇降自在に設けられたリフト本体12を有し、
前記リフト本体12の内部に資材積載空間22を設け、
前記リフト本体12に、資材搬出口25を、前記資材積
載空間22と外部との間で資材7を搬入搬出し得る形で
設け、前記リフト本体12の資材積載空間22に、レー
ル20を水平方向に設け、前記レール20上に、資材搭
載部をなす台板32の設けられた台車13を、前記レー
ル20に沿って水平方向に移動自在に設けて構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、荷物を昇降するために
用いるに好適なリフト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、ビル等の構築時にビル構築用の建
築資材等の荷物を、該構築中のビルの所定の階の工事現
場に搬送するには、それら荷物を該構築中のビルの外側
に設けられたリフトに積載し、該リフトを所定の階の荷
物搬入口まで揚重して、リフト内から荷物を該所定の階
に荷降しした後、該所定の階の工事現場まで搬送してい
た。ところで、各階の荷物搬入口には、窓等を取付ける
ための開口部を利用することが多い。しかし、該荷物搬
入口とスラブとの間には、段差が形成されていて、ハン
ドフォ−ク等がリフトへ接近することが出来ないことが
多かった。そのため、各階の荷物搬入口にコンベア等を
設けておき、所定の階まで揚重されたリフト内の荷物
を、人手によりそれらコンベアに荷降した後、コンベア
を介して、または更にハンドフォークに移し代えて工事
現場へ搬送していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これでは、リ
フトに積載された荷物を、前記コンベアを用いて効率的
に荷降しようとすると、前記コンベアをリフトに積載さ
れた各荷物に対応する位置に移動自在な形に設けるか、
人力でそれら荷物をコンベアの正面まで、該コンベアの
設けられている位置に向かって移動させなければならな
かった。ところが、各階の床面には、様々な機材や資材
が置かれていることが多く、前記コンベアを、リフトに
積載された各荷物に対応する位置に移動自在に設けるこ
とは困難であり、そのため、コンベアを用いて効率的に
荷物を荷降しするには、スペースに制限のあるリフトの
中に複数の作業員が入り込んで、該作業員の力でそれら
荷物を、コンベアの正面まで、該コンベアの設けられて
いる位置に向かって移動させなければ成らなかった。な
お、リフトに荷物を積み込む場合も、荷降しする場合と
同様に、前記コンベアを、荷物を積載すべき位置に対応
して移動させるか、作業員がリフトの中に入り込んで、
前記荷物を、前記コンベアの設けられている位置から各
荷物を積載すべき位置まで、該作業員の手で移動させな
ければならなかった。従って、荷物のリフト内からの荷
降しに多くの労力を要し、多量の荷物を効率的に搬送す
ることが困難であった。本発明は、上記事情に鑑み、各
階のコンベアの設置位置を動かすことなく、容易かつ効
率的に、荷積み及び、荷降しすることが出来るリフト装
置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のうち第一の発明
は、昇降自在に設けられたリフト本体(12)を有し、
前記リフト本体(12)の内部に荷物積載空間(22)
を設け、前記リフト本体(12)に、荷物搬出部(2
5)を、前記荷物積載空間(22)と外部との間で荷物
(7)を搬入搬出し得る形で設け、前記リフト本体(1
2)の荷物積載空間(22)に、ガイド手段(20)を
水平方向に設け、前記ガイド手段(20)上に、荷物搭
載部(32)の形成された荷物支持手段(13)を、前
記ガイド手段(20)に沿って水平方向に移動自在に設
けて構成される。また、本発明のうち第二の発明は、第
一の発明において、前記荷物支持手段(13)の荷物搭
載部(32)に、正逆方向に移動自在なコンベア手段
(33)を設け、前記コンベア手段(33)は、荷物
(7)の搬送方向を、前記荷物支持手段(13)の移動
方向に対して直角な方向に設定して構成される。また、
本発明のうち第三の発明は、第一の発明において、前記
リフト本体(12)は、構築物(1)の外壁(6)に沿
って、昇降自在に設けて構成される。なお、( )内の
番号等は、図面における対応する要素を示す、便宜的な
ものであり、従って、本記述は図面上の記載に限定拘束
されるものではない。以下の作用の欄についても同様で
ある。
【0005】
【作用】上記した構成により、請求項1の第一の発明
は、荷物支持手段(13)により荷物積載空間(22)
に積載された荷物を、荷物搬出位置(25)まで、水平
方向に移動させるように作用する。また、請求項2の第
二の発明は、コンベア手段(33)が前記荷物搬出位置
(25)まで水平方向に移動させた荷物(7)を、更に
前記荷物支持手段(13)の移動方向に対して直角な方
向に移動させるように作用する。また、請求項3の第三
の発明は、前記荷物積載空間(22)に積載された荷物
(7)は、構築物(1)の外壁(6)に沿って、昇降す
るように作用する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、本発明によるリフト装置の一実施例が取付
けられた構築物のようすを示す図、図2は、本発明によ
るリフト装置を示す側面図、図3は、本発明によるリフ
ト装置を示す正面図、図4は、本発明によるリフト装置
を示す平面図である。
【0007】構築中の構築物1には、図1に示すよう
に、各階のスペース2が上下に積層される形で複数形成
されており、構築物1の上下に隣接する各スペース2、
2間には、コンクリート躯体による、スラブ3がそれぞ
れ打設構築されている。そして、構築物1の各階側面に
は、各階のスペース2と外部を隔離するプレキャストコ
ンクリート等から成る外壁がそれぞれ取付けられてお
り、そのうち南側である図1中左側の側面に取付けられ
た各外壁6には、後で、窓等を取付けるために開口部5
が形成されている。また、構築中の構築物1の所定の階
(本実施例においては、以後、n階と表記する。)で
は、図示しない所定の施工現場において、本発明による
リフト装置100により揚重された資材7を用い、該構
築物1の構築作業が行なわれており、図1及び図2に示
すように、リフト装置100により揚重された資材7
を、図示しない施工現場に搬送するための資材搬送手段
として、搬送コンベア66が設けられている。該搬送コ
ンベア66は、図1及び図2に示すように、n階の外壁
6N(外壁6のうち、n階に取付けられた外壁)に形成
された開口部5Nから図示しない施工現場に向かって伸
延する形で設けられており、該開口部5Nから図示しな
い施工現場まで、最短の長さで設けるため、開口部5N
の図4及び図3中右端近くから図示しない施工現場に向
かって伸延する形で設けられている。なお、そのうえ、
n階においては、スラブ3Nには様々な機材や資材が置
かれており、それら機材や資材の配置等と該搬送コンベ
ア66の配置を合わせて考慮しても、搬送コンベア66
は、前記のように、開口部5Nの図4中右端近くから設
けられるのが最も好適でもある。また、構築物1の屋上
1aには、図1に示すように、昇降設備60が設けられ
ており、該昇降設備60には、屋上1aから図1中左側
に突出する形で2個のブーム61、61が設けられてい
る。そして、一方のブーム61は、前記開口部5よりも
図1中紙面表側(即ち、図3中矢印C側)に設けられて
おり、もう一方のブーム61は、前記開口部5よりも図
1中紙面裏側(即ち、図3中矢印D側)に設けられてい
る。また、ブーム61、61の屋上1aから図1中左側
に所定の距離だけ突出した位置には、図1に示すよう
に、プーリー67、67がそれぞれ取付けられており、
ブーム61、61の垂直部分には、正逆方向に回転自在
な巻き上げ器62、62が設けられている。そして、各
巻き上げ器62、62には、所定の重量を吊下し得るワ
イヤ63、63がそれぞれ接続されており、それらワイ
ヤ63、63は、ブーム61、61に取付けられた前記
プーリー67、67を介して、所定の距離だけ構築物1
の図1中左側にそれぞれ垂下されている。
【0008】また、前記ワイヤ63、63の先端には、
構築物1を構築するための資材7を荷物として積載し得
る本発明によるリフト装置100が接続されており、リ
フト装置100は、図2及び図3に示すように、図示し
ないガイドレール等にガイドされる形で構築物1の外壁
6に沿って昇降自在に設けられたリフト本体12を有し
ている。即ち、リフト本体12は、図2及び図3に示す
ように、シャックル65、65を介して、前記ワイヤ6
3、63に接続されており、前記昇降設備60の巻き上
げ器62、62を正逆方向に回転させることにより、前
記ワイヤ63、63により吊下された形で構築物1の外
壁6に沿って、図1中矢印E、F方向に昇降自在な形で
移動するように設けられている。なお、前記巻き上げ器
62、62は、2台同時に又は1台ずつ別々に起動する
ことが出来るように成っており、巻き上げ器62、62
を2台同時に又は1台ずつ別々に起動することにより、
構築物1の外壁6に沿って昇降するリフト本体12の水
平状態を調節することが出来るように成っている。
【0009】また、リフト本体12は、図2及び図3に
示すように、内部に資材積載空間22が設けられた形
で、複数本のフレーム15を、それらフレーム15が、
直方体の各辺を成すように接続して構成されている。そ
して、リフト本体12の上面部分には、図2及び図3に
示すように、鋼板等から成る屋根板37が設けられてお
り、リフト本体12の底面部分には、床板部16が設け
られている。なお、前記床板部16は、所定の厚みで板
状に形成されており、該床板部16の任意の場所に、予
め設定された応力が加えられた場合においても、該床板
部16のたわみが所定の許容値内に収まるように形成さ
れている。
【0010】また、リフト本体12の各側面には、図2
及び図3に示すように、金網等から成るフェンス19
が、それぞれ設けられており、更に、該リフト本体12
の図2及び図4中矢印B方向の側面には、図3及び図4
に示すように、資材搬出口25が、前記資材積載空間2
2と外部との間で資材7等の荷物を搬入搬出し得る荷物
搬出部として開口形成されている。そして、該リフト本
体12の図2及び図4中矢印B方向の側面には、図3及
び図4に示すように、スライド扉23が、図3及び図4
中矢印C、D方向にスライドする形で移動自在に設けら
れており、該スライド扉23を、図3及び図4中矢印
C、D方向にスライドさせることにより、前記資材積載
空間22と外部との間で資材7を搬入搬出し得る前記資
材搬出口25を、開口したり、閉塞したりすることが出
来るようになっている。なお、前記資材搬出口25は、
前記搬送コンベア66の設置位置に対応する形で開口さ
れており、リフト本体12が、構築物1の外壁6に沿っ
てn階まで昇降された際に、該スライド扉23を図3及
び図4中矢印C方向にスライドさせると、該資材搬出口
25は、図4に示すように、前記搬送コンベア66の正
面(即ち、搬送コンベア66の図4中上方)に形成され
るように成っている。
【0011】また、資材積載空間22の前記床板部16
の上面16eには、図3及び図4に示すように、前記資
材積載空間22と前記資材搬出口25を連絡する形で、
水平方向である図3及び図4中矢印C、D方向に真っ直
ぐに伸延する2本のレール20(20A、20B)が、
ガイド手段として、図2中矢印A、B方向に所定の間隔
を成して平行に設けられている。そして、それらレール
20上には、荷物搭載部の形成された荷物支持手段であ
る台車13が2台、前記レール20(20A、20B)
に沿って水平方向に移動自在な形で設けられている。即
ち、各台車13は、図2及び図3に示すように、左右に
各2個、合計4個の正逆方向に円滑に回転自在な車輪3
1(31A、31A、31B、31B)を有しており、
車輪31A、31Aは、前記レール20Aに係合し、車
輪31B、31Bは、前記レール20Bに係合する形で
設けられている。また、該車輪31には、図示しないス
トッパーが設けられており、車輪31は、該ストッパー
により、回転することが出来る状態又は、回転すること
が出来ない状態に調整され得るように成っている。そし
て、それら4個の車輪31の上部には、前記資材7を搭
載し得る荷物搭載部として台板32が水平に設けられて
おり、荷物搭載部である台板32の上部には、資材7を
正逆方向に移動自在なコンベア手段として荷降コンベア
33が設けられている。
【0012】荷降コンベア33は、図2及び図4に示す
ように、資材7の搬送方向を、台車13の移動方向(即
ち、図3及び図4中矢印C、D方向)に対して直角な方
向(即ち、図2及び図4中矢印A、B方向)に設定する
形で、台車13の移動方向に対して直角な方向である図
2及び図4中矢印A、B方向に伸延する形で設けられて
いる。そして、荷降コンベア33は、鋼材等からなり板
状に形成された複数のサイドプレート35を有してお
り、それらサイドプレート35は、それぞれ荷降コンベ
ア33の伸延方向である図2及び図4中矢印A、B方向
に真っ直ぐに伸延し、更に、図2及び図4中矢印A、B
方向に伸延する各サイドプレート35は、荷物搭載部で
ある前記台板32に、図3及び図4中矢印C、D方向に
所定の間隔を成して対向するように固着された形で設け
られている。そして、所定の間隔で対向するそれらサイ
ドプレート35、35間には、複数個の正逆方向に円滑
に回転自在なローラー36が、図4に示すように、所定
のピッチでそれらサイドプレート35、35を接続し、
かつ、図2に示すように、それらローラー36の一部が
サイドプレート35から上部へ少し突出した形で取付け
られている。
【0013】構築物1及びリフト装置100は、以上の
ような構成を有しているので、構築物1の外壁6に沿っ
て、昇降自在に設けられたリフト本体12の資材積載空
間22に資材7を積載し、n階に搬送するには、次のよ
うにして行なう。まず、昇降設備60の巻き上げ器6
2、62を起動してワイヤ63、63を送り出し、それ
らワイヤ63、63により吊下されているリフト装置1
00を、図1に二点鎖線で示すように、地盤69まで降
下する。すると、該リフト装置100は、リフト本体1
2に設けられたスライド扉23(従って、資材搬出口2
5)が、構築物1の一階に取付けられた外壁6に形成さ
れた開口部5に対向する形で降下される。そして、スラ
イド扉23を図3及び図4中矢印C方向にスライドし
て、資材搬出口25を開口する。すると、リフト本体1
2の資材搬出口25及び構築物1の一階に開口された開
口部5を介して、資材積載空間22と構築物1の一階の
スペース2を連通させることが出来る。その後、図示し
ないトラック等により運送され、図示しないフォ−クリ
フト等により、予め、一階のスラブ3上に荷降しされた
資材7を、図示しないフォ−クリフトにより揚重して、
前記資材搬出口25から資材積載空間22に搬入する。
なお、構築物1の一階に形成された開口部5は、構築物
1への出入口用扉等を取付けるためのものであり、他の
階に形成された開口部5のように、開口部5とスラブ3
との間に段差が形成されていないので、一階のスラブ3
上に荷降しされた資材7は、フォ−クリフトを用いて資
材積載空間22に搬入することが出来る。
【0014】資材7が、図示しないフォ−クリフトによ
り揚重された形で、資材積載空間22に搬入されると、
該リフト本体12のレール20(20A、20B)上に
搭載されている台車13、13を各レール20に沿っ
て、該資材7の下方、従って資材搬出口25に対応する
位置まで移動させる。そして、それら台車13、13
を、資材7を支持するのに好適な所定の間隔に配置し、
資材7をそれら台車13、13上にゆっくり降下させ
る。こうして、資材7を、それら台車13、13により
支持された形で、資材積載空間22に積載することが出
来る。
【0015】資材積載空間22に資材7が積載された
ら、該資材7を支持している2台の台車13、13を、
レール20(20A、20B)に沿って、図3及び図4
中矢印C方向に移動して、それら台車13、13により
支持されている資材7を、資材積載空間22の中央に移
動させる。そして、それら台車13の各車輪31に設け
られた図示しないストッパーを機能させて、台車13、
13を、資材7を資材積載空間22の図中矢印C、D方
向の中央に位置する形で積載し得るように固定する。ま
た、台車13、13を固定し終わると、図示しないベル
ト等により、リフト装置100の揚重中に、資材7が台
車13、13から転落しないように、資材7と台車1
3、13を固定する。これにより、資材7の資材積載空
間22への荷積みが完了する。なお、資材7を、資材積
載空間22の図3及び図4中矢印C、D方向の中央に位
置する形で積載するのは、リフト本体12に加わる資材
7の荷重を均等にして、2本のワイヤ63、63に加わ
る力を等しくし、構築物1の外壁6に沿って昇降する該
リフト本体12が、安定した状態で安全に昇降し得るよ
うにするためである。
【0016】以上のようにして、資材7の荷積みが完了
すると、スライド扉23を、図3及び図4中矢印D方向
にスライドして、資材搬出口25を閉塞する。そして、
図示しない作業員は、昇降設備60の巻き上げ器62、
62を起動して、資材7を積載したリフト本体12を、
図1に実線で示すように、構築物1の外壁6に沿って、
該リフト本体12の図2中矢印B方向の側面と、構築物
1のn階の外壁6Nに形成された開口部5Nが対向する
ようにn階まで揚重する。これにより、構築物1の構築
作業に用いる資材7を、リフト本体12の資材積載空間
22に積載した形で、該構築物1の外壁6に沿って、n
階まで揚重することが出来る。リフト本体12をn階ま
で揚重したら、スライド扉23を再び、図3及び図4中
矢印C方向にスライドして、資材搬出口25を開放す
る。すると、リフト本体12の資材搬出口25及び構築
物1の開口部5Nを介して、リフト本体12の資材積載
空間22と構築物1のn階のスペース2Nを連通させる
ことが出来る。
【0017】次に、図示しない作業員は、該資材7を支
持している2台の台車13、13を固定している図示し
ないストッパーを解除して、該資材7を支持している2
台の台車13、13を、資材積載空間22と資材搬出口
25を連絡する形で設けられたレール20(20A、2
0B)に沿って、資材搬出口25が開口されている位置
まで図3及び図4中矢印D方向に移動させる。こうし
て、資材7を、2台の台車13、13により支持された
形で、資材7が積載されている資材積載空間22と資材
7を荷降しすべきスペース2Nとを連通する資材搬出口
25の正面(資材搬出口25の図4中上方)、従って荷
降しされた資材7を工事現場に向かって搬送すべき搬送
コンベア66の正面(搬送コンベア66の図4中上方)
に位置するように移動することが出来る。
【0018】ところで、台車13、13には、前記のよ
うに、それら台車13、13が、資材積載空間22と資
材搬出口25を連絡する形で設けられた各レール20に
沿って図3及び図4中矢印C、D方向に円滑に移動自在
なように、正逆方向に回転自在な車輪31が4個ずつ設
けられている。従って、このとき、図示しない作業者
は、台車13、13及び資材7に、資材搬出口25の設
けられている方向、従って図3及び図4中矢印矢印D方
向に向かって、僅かな力を加えるだけで、前記車輪31
が前記レール20(20A、20B)に沿って円滑に回
転して、資材7を台車13、13に支持された状態で、
前記レール20に沿って図3及び図4中矢印D方向に容
易に移動させることが出来る。即ち、台車13、13に
支持されている資材7を、台車13、13に支持された
状態で、容易に、資材搬出口25及び搬送コンベア66
の正面に移動させることが出来る。
【0019】資材7を、資材搬出口25の正面、従って
搬送コンベア66の正面に移動したら、再度、図示しな
いストッパーを機能させて、台車13、13を移動しな
いようにそれぞれ固定し、台車13、13と資材7とを
固定する図示しないベルト等を取り外す。次に、資材7
を、台車13、13の移動方向に対して直角な方向であ
る図2及び図4中矢印B方向に、台車13、13からゆ
っくり引き出して、該資材7の先端7bを、資材搬出口
25から図4中矢印B方向に徐々に突出させる。そし
て、該資材7を、資材搬出口25から図4中矢印B方向
に突出した部分から徐々に、搬送コンベア66により支
持されるように、段々と搬送コンベア66に移動させ
る。
【0020】このとき、資材搬出口25は、前記のよう
に、搬送コンベア66の正面(搬送コンベア66の図4
中上方)に形成されており、資材7を支持している台車
13、13の荷物搭載部である台板32には、前記のよ
うに、台車13、13の移動方向に対して直角な方向で
ある図4中矢印A、B方向に伸延する形で、該資材7を
正逆方向に移動自在なコンベア手段として、正逆方向に
回転自在な複数個のローラー36が取付けられた荷降コ
ンベア33が設けられている。従って、図示しない作業
者は、各レール20(20A、20B)に沿って、台車
13、13に支持された形で資材搬出口25の正面、従
って搬送コンベア66の正面まで移動した資材7に、台
車13、13に設けられた荷降コンベア33の伸延方向
に沿う図4中矢印B方向に向かって、僅かな力を加える
だけで、前記複数個のローラー36が正方向(図4中矢
印D方向に向かって右回り)に円滑に回転して、台車1
3、13に支持されている資材7を、台車13、13の
移動方向に対して直角な方向である図4中矢印B方向に
容易に移動することが出来る。即ち、台車13、13に
支持されている資材7を、資材7の搬送方向である、台
車13、13の移動方向に対して直角な方向に移動させ
て、台車13、13の設けられている資材積載空間22
から、資材搬出口25を介して、搬送コンベア66上に
容易に荷降しすることが出来る。そして、こうして、搬
送コンベア66上に荷降しされた資材7は、該搬送コン
ベア66により、該資材7を用いて構築作業を行なうべ
き図示しない施工現場まで搬送される。
【0021】以上述べたように、本発明を用いれば、構
築物1の構築作業に用いる資材7を、リフト本体12の
資材積載空間22に積載した形で、該構築物1の外壁6
に沿って、容易に昇降させることが出来る。また、台車
13、13に支持された形で資材積載空間22に積載さ
れている資材7を、容易に、資材搬出口25の正面まで
移動させて、該資材積載空間22に積載されている資材
7を、資材搬出口25を介して、リフト本体12の資材
積載空間22から、搬送コンベア66上に荷降しするこ
とが出来る。このため、従来のように、スペースに制限
のあるリフト本体12の資材積載空間22に複数の作業
員が入り込んで、該作業員の力で資材積載空間22に積
載されている資材7を、資材搬出口25及び搬送コンベ
ア66の正面まで、該資材搬出口25及び搬送コンベア
66の設けられている位置に向かって移動したり、搬送
コンベア66を、資材7の積載されている位置に応じ
て、いちいち移動しなくても良い。従って、資材7を、
容易かつ効率的に、所定の階に揚重して、所定の階に荷
降しすることが出来る。
【0022】また、本発明を用いれば、台車13、13
は、それぞれ独自に、レール20に沿って移動自在に設
けられているので、それら台車13、13の間隔を、リ
フト本体12の資材積載空間22に積載される資材7等
の資材の大きさ(長さ)に対応させて、任意の間隔に調
整することが出来る。従って、本発明を用いれば、任意
の大きさ(長さ)の資材を、的確な間隔で台車13、1
3により支持して、的確に資材積載空間22に積載する
ことが出来る。
【0023】なお、本実施例においては、リフト本体1
2に積載される荷物は、一個(資材7)だけであった
が、リフト本体12に積載される荷物は、前記実施例の
ように、一個に限定される必要は無い。即ち、リフト本
体12に積載される荷物は、前記実施例で述べたよう
に、該リフト本体12に、該リフト本体12に積載され
る荷物の荷重が均等に加わるように積載されていれば、
何個でも良い。従って、リフト本体12に、多数の荷物
を、それら多数の荷物のそれぞれが、荷物支持手段であ
る台車13、13等よりそれぞれ支持された形で積載
し、それら多数の荷物が積載されたリフト本体12を、
構築物1の外壁6に沿って昇降させることにより、それ
ら多数の荷物を、構築物1の外壁6に沿って、効率的に
搬送することが出来る。なお、それら多数の荷物も、前
記のように、荷物支持手段である台車13、13(従っ
て、台車の数も荷物の数に応じて増加する。)等により
それぞれ支持された形で積載されているので、容易かつ
効率的に荷物を、搬送コンベア66の設置位置を動かす
ことなく、荷降しすることが出来る。また、前記実施例
においては、資材7等の荷物を、リフト本体12から荷
降しする場合について述べたが、荷物を、搬送コンベア
66等のコンベアを用いてリフト本体12に積み込む場
合についても、同様であり、該搬送コンベア66により
各階のスペース2中を搬送されて来た資材7等の荷物
は、レール20上に設けられた台車13、13等の荷物
支持手段が、それら荷物を支持し得る所定の間隔で、資
材搬出口25の正面に位置するように移動されておれ
ば、前記荷降コンベア33により、搬送コンベア66上
から、資材搬出口25を介して、リフト本体12の資材
積載空間22に搬入することが出来る。そして、台車1
3、13は、前記実施例中で述べたように、資材搬出口
25と資材積載空間22を連通する形で設けられたレー
ル20に沿って、図4中矢印C、D方向に移動自在にな
っており、それら荷物は、構築物1の外壁6に沿って昇
降するリフト本体12が、安定した状態を保ち得るよう
に、該資材積載空間22の図4中矢印C、D方向の中央
に移動することが出来る。即ち、容易かつ効率的に荷物
を、コンベア66の設置位置を動かすことなく、荷積み
することが出来る。
【0024】更に、以上述べた実施例においては、本発
明によるリフト装置100を用いて揚重される荷物は、
所定の階で荷積みして、所定の階に荷降しするようにし
て行なわれていたが、リフト装置100による荷物の揚
重は、リフト装置100のリフト本体12が、構築物1
の外壁6に沿って昇降するようにして行なわれていれば
これに限定される必要はない。例えば、所定の階で荷積
みされた荷物を、複数の階に分割分配する形で荷降しす
ることも可能である。また、前記複数の階に設けられた
搬送コンベア66は、該開口部5から図示しない施工現
場に向かって伸延する形で設けられていれば、必ずしも
前記実施例中で述べたように、構築物1の外壁6に形成
された開口部5の図3及び図4中右端近くから設ける必
要は無く、前記複数の階の状況に対応して、開口部5の
任意の位置から伸延するように設けてもよい。そして、
荷物搬出部である資材搬出口25は、資材積載空間22
と外部との間で荷物を搬送コンベア66を介して搬入搬
出し得る形で設けられていればよく、例えば、リフト本
体12の図2及び図4中矢印B方向の側面に、フェンス
19やスライド扉23を設けないで、資材搬出口25
を、該リフト本体12の図2及び図4中矢印B方向の側
面を全て開口する形で設けてもよい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち、第
一の発明によれば、昇降自在に設けられたリフト本体1
2等のリフト本体を有し、前記リフト本体の内部に資材
積載空間22等の荷物積載空間を設け、前記リフト本体
に、資材搬出口25等の荷物搬出部を、前記荷物積載空
間と外部との間で資材7等の荷物を搬入搬出し得る形で
設け、前記リフト本体の荷物積載空間に、レール20等
のガイド手段を水平方向に設け、前記ガイド手段上に、
台板32等の荷物搭載部の形成された台車13等の荷物
支持手段を、前記ガイド手段に沿って水平方向に移動自
在に設けて構成したので、荷物支持手段により前記荷物
積載空間に積載された荷物を、荷物搬出部まで、水平方
向に移動させることが出来る。このため、スペースに制
限のあるリフト本体の荷物積載空間に複数の作業員が入
り込んで、該作業員の力で荷物を荷物搬出部まで移動し
たり、荷物を資材積載空間から各工事現場に搬送するた
めに設けられた搬送コンベア66等のコンベアを、荷物
の積載されている位置に応じていちいち移動しなくて
も、容易かつ効率的に荷物を、荷物搬出部まで移動する
ことが出来る。従って、容易かつ効率的に荷物を、各階
のコンベアの設置位置を動かすことなく荷積み及び、荷
降しすることが出来る。また、本発明のうち、第二の発
明によれば、前記荷物支持手段の荷物搭載部に、正逆方
向に移動自在な荷降コンベア33等のコンベア手段を設
け、前記コンベア手段は、荷物の搬送方向を、前記荷物
支持手段の移動方向に対して直角な方向に設定して構成
したので、コンベア手段により前記荷物搬出部まで水平
方向に移動させた荷物を、更に前記荷物支持手段の移動
方向に対して直角な方向に移動させることが出来る。こ
のため、スペースに制限のある荷物積載空間に複数の作
業員が入り込んで、該作業員の力で荷物を資材積載空間
の外部に移動しなくても、荷物搬出部まで移動した荷物
を、該荷物搬出部を介して、荷物積載空間から荷物積載
空間の外部に向かう方向に移動することが出来る。従っ
て、容易かつ効率的に荷物を、各階のコンベアの設置位
置を動かすことなく荷積み及び、荷降しすることが出来
る。また、本発明のうち、第三の発明によれば、前記リ
フト本体は、構築物1等の構築物の外壁6等の外壁に沿
って、昇降自在に設けて構成したので、前記リフト本体
の内部に設けられた荷物積載空間に荷物を積載すれば、
該荷物積載空間に積載された荷物も、構築物の外壁に沿
って、昇降することが出来る。このため、多量の荷物を
一度に、所定の階から所定の階に上昇させたり降下させ
ることが容易であり、多量の荷物を効率的に搬送するこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明によるリフト装置の一実施例が
取付けられた構築物のようすを示す図である。
【図2】図2は、本発明によるリフト装置を示す側面図
である。
【図3】図3は、本発明によるリフト装置を示す正面図
である。
【図4】図4は、本発明によるリフト装置を示す平面図
である。
【符号の説明】
1……構築物 6……外壁 7……荷物(資材) 12……リフト本体 13……荷物支持手段(台車) 20……ガイド手段(レール) 22……荷物積載空間(資材積載空間) 25……荷物搬出部(資材搬出口) 32……荷物搭載部(台板) 33……コンベア手段(荷降コンベア)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】昇降自在に設けられたリフト本体を有し、 前記リフト本体の内部に荷物積載空間を設け、 前記リフト本体に、荷物搬出部を、前記荷物積載空間と
    外部との間で荷物を搬入搬出し得る形で設け、 前記リフト本体の荷物積載空間に、ガイド手段を水平方
    向に設け、 前記ガイド手段上に、荷物搭載部の形成された荷物支持
    手段を、前記ガイド手段に沿って水平方向に移動自在に
    設けて構成したリフト装置。
  2. 【請求項2】前記荷物支持手段の荷物搭載部に、正逆方
    向に移動自在なコンベア手段を設け、 前記コンベア手段は、荷物の搬送方向を、前記荷物支持
    手段の移動方向に対して直角な方向に設定して構成した
    前記請求項1記載のリフト装置。
  3. 【請求項3】前記リフト本体は、構築物の外壁に沿っ
    て、昇降自在に設けられたことを特徴とする前記請求項
    1記載のリフト装置。
JP6902394A 1994-03-14 1994-03-14 リフト装置 Pending JPH07252055A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103224182A (zh) * 2013-04-28 2013-07-31 哈尔滨工业大学 一种适用于楼宇的档案传输系统
CN104555665A (zh) * 2013-10-24 2015-04-29 无锡吊蓝机械制造有限公司 运输吊篮
CN106219360A (zh) * 2016-08-16 2016-12-14 史茹文 一种内外可形成完整导轨的带运输车的货运电梯

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