JPH0725050U - バケットの取付構造 - Google Patents

バケットの取付構造

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JPH0725050U
JPH0725050U JP5722093U JP5722093U JPH0725050U JP H0725050 U JPH0725050 U JP H0725050U JP 5722093 U JP5722093 U JP 5722093U JP 5722093 U JP5722093 U JP 5722093U JP H0725050 U JPH0725050 U JP H0725050U
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JP
Japan
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boss portion
tip
bucket
portions
thrust washer
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Withdrawn
Application number
JP5722093U
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Inventor
修一 波左間
眞 伊賀
Original Assignee
新キャタピラー三菱株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 先端ボス部の両端面と対面する各支持ボス部
の各内端面との隙間にダストが侵入しても、同部分の磨
耗やかじりを防止することができ、しかも構成が簡単で
あり低コストで製造することができるようにする。 【構成】 アーム10の先端ボス部2は、バケット1の
各支持ボス部の間において、固定ピン6に回転自在に連
結されている。先端ボス部2の両端面には、軸方向に実
質上一定の深さを有する凹部30が形成されている。各
凹部30内には、それらの深さより大きい厚さを有する
スラストワッシャ32が挿入されている。各スラストワ
ッシャ32は、先端ボス部2の材料より硬度の高い材料
により形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、油圧ショベル等の建設機械に適用されるバケットの取付構造に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
油圧ショベル、例えばバックホーにおいては、アームの先端にバケットが回転 自在に支持されている。そしてアームとバケット間に設けられたバケットシリン ダ及びリンク機構により、バケットはアーム先端において回転作動させられる。 そして、アームの先端とバケットとの取付構造は次のように構成されている。図 3を参照して、バケット1の端部には、一対の支持ボス部2及び4が間隔を置い て設けられている。各支持ボス部2及び4は実質上同一の構成を有している。各 支持ボス部2及び4には、それぞれ貫通孔2a及び4aが形成されている。各貫 通孔2a及び4aはそれぞれ同一軸線上に形成されている。番号6は固定ピンで あって、その両端部は、それぞれ、支持ボス部2の貫通孔2a及び支持ボス部4 の貫通孔4aに支持されている。固定ピン6の一端にはプレート8がボルトによ り固定され、プレート8は支持ボス部4の外端面にボルトにより固定されている 。以上の構成により、固定ピン6は各支持ボス部2及び4に対し固定・支持され る。アーム10の先端ボス部12は各支持ボス部2及び4の間に位置付けられる と共に、固定ピン6に対して2個のブッシュ14、16及びシール部材18、2 0を介して回転自在に連結されている。番号22及び24はそれぞれOリングを 示している。Oリング22は、支持ボス部2の内端面(図3の右端面)と先端ボ ス部12の一端面(図3の左端面)との各外周部を覆うよう配設されている。こ の各外周部にはV溝が形成され、Oリング22はこのV溝内に位置付けられる。 Oリング24は、支持ボス部4の内端面(図3の左端面)と先端ボス部12の他 端面(図3の右端面)との各外周部を覆うよう配設されている。この各外周部に も同様にV溝が形成され、Oリング24はこのV溝内に位置付けられる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
油圧ショベルの作業時等においては、バケット1はアーム10に対して回転運 動させられる。その場合、アーム10の先端ボス部12の両端面と、これらに対 面する支持ボス部2及び4の各内端面との間は相対回転させられる。また、各ブ ッシュ14、16及び各シール部材18、20と固定ピン6との間も相対回転さ せられる。そして以上のようなバケットの取付構造部には、土砂その他のダスト が侵入し易い。すなわち先端ボス部12の両端面と、これらに対面する支持ボス 部2及び4の各内端面との隙間からダストが侵入した場合には、先端ボス部12 の両端面及び支持ボス部2及び4の各内端面に磨耗やかじりが発生する。その結 果、同部分にガタが発生し、耐久性が低下すると共に騒音の発生原因ともなる。
【0004】 したがって、前記Oリング22及び24は、各隙間へのダストの侵入を防止す るために設けられているものである。しかしながら、これらのOリング22及び 24は、先端ボス部12と支持ボス部2及び4の外周部分に露出した形態で配置 されているため、傷が付き易く、また折損し易い。もしOリング22及び24に 傷付きあるいは折損が生ずると、ダストが前記隙間から侵入し、前記不具合が発 生する。一方固定ピン6の部分にはシール部材18及び20が配置されているが 、これらは、固定ピン6と各ブッシュ14及び16との間のダストシールを目的 とするもので、先端ボス部12の両端面及び支持ボス部2及び4の各内端面間の 磨耗やかじりを防止する機能を有していない。
【0005】 一方、前記不具合を解消するため、各ブッシュ14及び16に代えてつば付き のブッシュを用いる場合もある。この場合つばの部分は前記隙間に位置付けられ 、しかも支持ボス部2及び4の各内端面に対面する部分には焼入れが施されてい る。しかしながらこの構成は相当高価なものとなる欠点を有する。
【0006】 本考案は以上の事実に基づいてなされたもので、その目的は、先端ボス部の両 端面と対面する各支持ボス部の各内端面との隙間にダストが侵入しても、同部分 の磨耗やかじりを防止することができ、しかも構成が簡単であり低コストで製造 することができる、改良されたバケットの取付構造を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案によれば、 バケットの端部に間隔を置いて設けられた一対の支持ボス部と、該支持ボス部 の各々の同一軸線上に形成された貫通孔と、両端部が該貫通孔に回転できないよ う支持された固定ピンと、該支持ボス部の各々間に位置付けられかつ該固定ピン に対してブッシュ及びシール部材を介して回転自在に連結されたアームの先端ボ ス部と、該先端ボス部の両端面とそれらに対面する該支持ボス部の各々の内端面 との各外周部を覆うよう配設されたOリングと、を備えたバケットの取付構造に おいて、 該先端ボス部の該両端面には、それぞれ、軸方向に実質上一定の深さを有する 凹部が形成され、該凹部の各々内には、該凹部の各々の該深さより大きい厚さを 有するスラストワッシャが挿入され、該スラストワッシャの各々は、該先端ボス 部の材料より硬度の高い材料により形成されたことを特徴とするバケットの取付 構造、が提供される。
【0008】
【作用】
本考案に従って構成されたバケットの取付構造において、先端ボス部の両端面 には、それぞれ、軸方向に実質上一定の深さを有する凹部が形成されている。各 凹部内には、各凹部の深さより大きい厚さを有するスラストワッシャが挿入され ている。各スラストワッシャは、先端ボス部の材料より硬度の高い材料により形 成されている。すなわち、各スラストワッシャの片側面は、先端ボス部の両端面 から、対面する支持ボス部の内端面側に突出している。したがって、先端ボス部 の両端面と対面する支持ボス部の内端面とは直接接触せず、各スラストワッシャ の片側面を介して接触する。その結果、先端ボス部の両端面と、対面する各支持 ボス部の各内端面との隙間を覆うよう配置されたOリングに傷付きあるいは折損 が生じ、隙間にダストが侵入した場合においても、突出する各スラストワッシャ の外周面に阻止されてそれ以上は侵入しにくくなる。しかも各スラストワッシャ は先端ボス部より硬い材料から形成されているので、各端面の磨耗やかじりが生 じにくくなる。したがってガタの発生が防止され、耐久性が向上する。また騒音 の発生も防止される。更に先端ボス部の両端面に形成した凹部内にスラストワッ シャを挿入するだけの構成であるため、構成が簡単であり、低コストで製造する ことができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案に従って構成されたバケットの取付構造の実施例を、図1及び図 2を参照して説明する。なお、図1及び図2において、図3と同一部分は同一符 号で示す。図1と図3とを比較することによって明らかなように、本考案におい ては、従来のバケットの取付構造において、先端ボス部12の両端面と、対面す る各支持ボス部2及び4の各内端面との隙間部分に改良が施されている。各改良 部分は実質上同一の構成を有するので、この実施例においては、先端ボス部12 の一端面と、対面する支持ボス部2の内端面との隙間部分の改良について説明す る。すなわち、アーム10の先端ボス部12の一端面には、それぞれ、軸方向に 実質上一定の深さaを有する凹部30が形成されている。凹部30内には、凹部 30の深さaより大きい厚さbを有するスラストワッシャ32が挿入されている 。スラストワッシャ32は、先端ボス部12の材料より硬度の高い材料により形 成されている。この実施例において、先端ボス部12及びバケット1の支持ボス 部2の材料は、それぞれJIS規格の記号S35Cで示される機械構造用炭素鋼 により構成されている。また各スラストワッシャ32の材料は、同S45Cで示 される機械構造用炭素鋼(焼入れしたもの)により構成されている。スラストワ ッシャ32は、凹部30に対して接着剤により固定してもよい。スラストワッシ ャ32の片側面(図1の左側の面)は、先端ボス部12の一端面から、対面する 支持ボス部2の内端面側に突出している。その突出量はb−aである。したがっ て、先端ボス部12の一端面と対面する支持ボス部2の内端面とは直接接触せず 、スラストワッシャ32の片側面を介して接触する。その結果、先端ボス部12 の一端面と、対面する支持ボス部2の内端面との隙間を覆うよう配置されたOリ ング22に傷付きあるいは折損が生じ、隙間にダストが侵入した場合においても 、突出するスラストワッシャ32の外周面に阻止されてそれ以上は侵入しにくく なる。しかもスラストワッシャ32は先端ボス部12より硬い材料から形成され ているので、各端面の磨耗やかじりが生じにくくなる。以上の改良は、先端ボス 部12の他端面と、対面する支持ボス部4の内端面との隙間部分についても実質 上同様に施されている。
【0010】 以上、本考案を、実施例に基づいて詳細に説明したが、本考案は上記実施例に 限定されるものではなく、本考案の範囲内において、さまざまな変形あるいは修 正ができるものである。
【0011】
【考案の効果】
本考案に従って構成されたバケットの取付構造によれば、先端ボス部の両端面 と対面する各支持ボス部の各内端面との隙間にダストが侵入しても、同部分の磨 耗やかじりを防止することができる。したがってガタの発生が防止され、耐久性 が向上する。また騒音の発生も防止される。更に構成が簡単であり、低コストで 製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に従って構成されたバケットの取付構造
の一実施例を部分的に示す断面図。
【図2】図1のA部拡大図。
【図3】従来のバケットの取付構造を示す断面図。
【符号の説明】
1 バケット 2及び4 支持ボス部 6 固定ピン 10 アーム 12 先端ボス部 14及び16 ブッシュ 18及び20 シール部材 22及び24 Oリング 30 凹部 32 スラストワッシャ a 凹部30の深さ b スラストワッシャ32の厚さ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バケットの端部に間隔を置いて設けられ
    た一対の支持ボス部と、該支持ボス部の各々の同一軸線
    上に形成された貫通孔と、両端部が該貫通孔に回転でき
    ないよう支持された固定ピンと、該支持ボス部の各々間
    に位置付けられかつ該固定ピンに対してブッシュ及びシ
    ール部材を介して回転自在に連結されたアームの先端ボ
    ス部と、該先端ボス部の両端面とそれらに対面する該支
    持ボス部の各々の内端面との各外周部を覆うよう配設さ
    れたOリングと、を備えたバケットの取付構造におい
    て、 該先端ボス部の該両端面には、それぞれ、軸方向に実質
    上一定の深さを有する凹部が形成され、該凹部の各々内
    には、該凹部の各々の該深さより大きい厚さを有するス
    ラストワッシャが挿入され、該スラストワッシャの各々
    は、該先端ボス部の材料より硬度の高い材料により形成
    されたことを特徴とするバケットの取付構造。
JP5722093U 1993-10-22 1993-10-22 バケットの取付構造 Withdrawn JPH0725050U (ja)

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JPH0725050U true JPH0725050U (ja) 1995-05-12

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JP5722093U Withdrawn JPH0725050U (ja) 1993-10-22 1993-10-22 バケットの取付構造

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040063179A (ko) * 2003-01-06 2004-07-14 신승술 (굴삭기) 이 물질 방지용 조립홀더
JP2016016842A (ja) * 2014-07-11 2016-02-01 ヤンマー株式会社 作業車両

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040063179A (ko) * 2003-01-06 2004-07-14 신승술 (굴삭기) 이 물질 방지용 조립홀더
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Effective date: 19980305