JPH07250179A - 電子黒板を用いた通信システム - Google Patents

電子黒板を用いた通信システム

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JPH07250179A
JPH07250179A JP4267094A JP4267094A JPH07250179A JP H07250179 A JPH07250179 A JP H07250179A JP 4267094 A JP4267094 A JP 4267094A JP 4267094 A JP4267094 A JP 4267094A JP H07250179 A JPH07250179 A JP H07250179A
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JP
Japan
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pixel data
unit
transmission
electronic blackboard
instruction
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JP4267094A
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Inventor
Sakimori Ikeda
防守 池田
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Shinano Kenshi Co Ltd
Original Assignee
Shinano Kenshi Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 筆記情報を紙に印字させることなく、他の場
所へ伝達可能な電子黒板を用いた通信システムを提供す
ることにある。 【構成】 電子黒板12は表示面に筆記情報を描ける黒
板部18と、筆記情報の画素データを生成する走査部2
0と、画素データを記憶する第1記憶部22と、画素デ
ータを送信する第1送信部24と、画素データの送信指
示を入力する送信指示手段26と、走査部20に画素デ
ータを生成させて第1記憶部22へ記憶させ、送信指示
が入力された際に第1記憶部22内の画素データを送信
する第1制御部30を有する。受信装置14は画素デー
タを受信する第2受信部32と、その画素データを記憶
する第2記憶部34と、画素データに基づき筆記情報を
画像として表示する表示部36と、画素データを第2記
憶部34へ記憶させ、筆記情報を表示部36へ画像とし
て表示する第2制御部42と具備する。第1送信部24
と第2受信部32は通信回線16で接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子黒板に描かれた筆記
情報を、電子黒板から離れた場所で確認可能な電子黒板
を用いた通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子黒板は、例えば表示面に文字
や図形等の筆記情報を描くことが可能な黒板部と、黒板
部の表示面を走査して筆記情報を読み取り、画素データ
を生成する走査部と、走査部で生成された画素データを
記憶するための記憶部(RAMやフロッピディスク等)
と、記憶部に記憶された画素データに基づいて文字や図
形等の筆記情報を紙に印字する出力部(例えばコピー装
置)と、出力部から筆記情報を出力させるための信号を
入力する入力部(キーボード等のスイッチ)と、走査部
を介して黒板部の表示面に描かれた筆記情報に関する画
素データを生成し、当画素データを記憶部へ記憶し、入
力部から出力指示が入力された場合には、記憶部から画
素データを読み出し、出力部を介して紙に筆記情報を出
力する制御部(マイクロコンピュータ)とから構成され
ている。この構成により、電子黒板に描かれた筆記情報
は、入力部から出力指示を入力するだけで出力部から紙
に印字された形で出力されてくるので、書記係による書
き写し作業が不要となり、省力化が図れ、また記録に誤
記等が発生するのを防止することができるという効果が
ある。また、さらに出力部にCRTや液晶等のディスプ
レイ装置を設け、実際に走査部が読み取った筆記情報を
その場で確認できるようにした電子黒板もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述従
来の電子黒板には、次のような課題が有る。電子黒板に
描かれた筆記情報を別の場所に伝達するには、筆記情報
を一旦紙に印字させ、その印字された紙を運ぶことで始
めて可能になる。このため、電子黒板が設置された場所
から離れた所にいる人は、筆記情報が印字された紙が配
られ、または送られてくるまで電子黒板に描かれた筆記
情報を確認することができず、確認までに時間がかかる
という課題が有る。従って、本発明は上記課題を解決す
べくなされ、その目的とするところは、筆記情報を紙に
印字させることなく、他の場所へ伝達可能な電子黒板を
用いた通信システムを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、表示面に文字や
図形等の筆記情報を描くことが可能な黒板部と、前記表
示面を走査して描かれている前記筆記情報を構成する画
素データを生成する走査部と、前記画素データを記憶す
るための第1記憶部と、前記画素データを送信するため
の第1送信部と、該第1送信部を介して前記画素データ
を送信する指示を入力するための送信指示手段と、前記
走査部に前記表示面に描かれている前記筆記情報に関す
る画素データを生成させ、当該画素データを前記第1記
憶部へ記憶させ、前記送信指示手段から送信指示が入力
された場合には、第1記憶部から画素データを読み出
し、前記第1送信部を介して当該画素データを送信する
第1制御部とを具備する電子黒板を設け、前記第1送信
部が送信した前記画素データを受信するための第2受信
部と、該第2受信部で受信した前記画素データを記憶す
るための第2記憶部と、該第2記憶部に記憶された前記
画素データに基づき前記筆記情報を画像として表示する
ための表示部と、前記第2受信部が受信した前記画素デ
ータを前記第2記憶部へ記憶させ、当該画素データに基
づき前記筆記情報を前記表示部へ画像として表示する第
2制御部とを具備する受信装置を設け、前記第1送信部
と前記第2受信部とを接続する通信回線を設けたことを
特徴とする。
【0005】また、前記第1記憶部は、複数組の画素デ
ータを順次記憶可能とすると、以前に表示面に描かれた
画素データも必要に応じて読み出せる。
【0006】また、前記受信装置には、前記通信回線を
介して前記電子黒板へ信号を送信するための第2送信部
と、前記電子黒板に対して前記画素データの送信を要求
する指示を入力するための送信要求手段とを設け、前記
第2制御部は、前記送信要求手段から前記画素データの
送信要求が入力された際に、前記第2送信部から前記通
信回線を介して前記電子黒板へ画素データの送信を要求
するリクエスト信号を送信し、前記電子黒板には、前記
通信回線を介して前記受信装置からの信号を受信するた
めの第1受信部を設け、前記第1制御部は、前記リクエ
スト信号を受信した際に、前記画素データを前記第1送
信部から前記通信回線を介して受信装置へ送信するよう
にすると、受信装置側から電子黒板の第1記憶部に記憶
された画素データの読み出しが自由に行える。
【0007】また、前記通信回線には複数の前記受信装
置を接続するようにすると、電子黒板から離れた複数の
場所で、電子黒板の筆記情報を見ることが可能となる。
【0008】また、前記通信回線には複数の前記電子黒
板が接続され、前記受信装置には前記画素データを送信
する電子黒板を選択する選択手段を設けると、受信装置
側から所望の電子黒板の筆記情報を選択して読みだし、
表示することができる。
【0009】また、前記送信指示手段は、前記走査部を
介して前記黒板部の表示面に描かれた前記筆記情報に関
する前記画素データを生成する走査開始指示を入力可能
であり、前記第1制御部は、前記送信指示手段から前記
走査開始指示が入力された際には前記走査部を制御して
前記黒板部の表示面を走査させる構成とすれば、送信指
示手段を操作することで、いつでも表示面の走査を行え
る。
【0010】また、前記送信要求手段は、前記走査部を
介して前記黒板部の表示面に描かれた前記筆記情報に関
する前記画素データを生成する走査開始指示を入力可能
であり、前記第2制御部は、前記送信要求手段から前記
走査開始指示が入力された際には、前記第2送信部から
前記通信回線を介して前記電子黒板へ走査開始指示を送
信し、前記第1制御部は、前記第1受信部を介して前記
走査開始指示を受信した際には、前記走査部を制御して
前記黒板部の表示面を走査させる構成とすると、受信装
置側から電子黒板の表示面の走査開始を指示することが
でき、併せて送信要求を行うことで、電子黒板の最新の
筆記情報を読み出して表示することができる。
【0011】また、前記送信指示手段は、前記第1記憶
部に記憶された画素データの移動・消去等の編集指示を
入力可能であり、前記第1制御部は、前記送信指示手段
から前記編集指示が入力された際には、前記第1記憶部
内の画素データの移動・消去等の編集を行う構成とする
と、第1記憶部内の画素データの整理が容易に行える。
【0012】また、前記送信要求手段は、前記第1記憶
部および/または前記第2記憶部に記憶された画素デー
タの移動・消去等の編集指示を入力可能であり、前記第
2制御部は、前記送信要求手段から前記第2記憶部に記
憶された画素データの移動・消去等の編集指示が入力さ
れた際には、第2記憶部内の画素データの移動・消去等
の編集を行い、前記送信要求手段から前記第1記憶部に
記憶された画素データの移動・消去等の編集指示が入力
された際には、前記第2送信部を介して前記通信回線へ
前記編集指示を送出し、前記第1制御部は前記第1受信
部を介して前記編集指示を受信した際には、前記第1記
憶部に記憶された画素データの移動・消去等の編集を行
う構成とすると、受信装置側から電子黒板の第1記憶部
の画素データの整理を行えると共に、受信装置の第2記
憶部に記憶された画素データの整理も可能となる。
【0013】
【作用】電子黒板と受信装置は通信回線を介して接続さ
れており、電子黒板の黒板部に描かれた筆記情報は、走
査部により生成された画素データとして第1記憶部に記
憶されている。第1制御部は送信指示手段からの送信指
示に応じて第1記憶部から画素データを読み出しで第1
送信部を介して通信回線へ送出する。送出された画素デ
ータは、受信装置の第2受信部で受信され、第2記憶部
に記憶される。第2制御部は、第2記憶部に記憶された
画素データを読み出して表示部に筆記情報を画像表示す
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて説明する。 (第1実施例)まず、図1と共に本実施例の電子黒板を
用いた通信システムの構成について説明する。通信シス
テム10は、電子黒板12と、受信装置14とから構成
され、それぞれは通信回線16により接続されている。
通信回線16としては、例えば電話回線であっても良い
し、また専用に設けられた光ケーブルやメタルケーブル
を使用したネットワークであっても良い。また、電子黒
板12と受信装置14は無線によりデータの授受を行う
構成とすれば、ケーブルの設置が不要となる。
【0015】さらに詳細に、電子黒板12について説明
する。18は黒板部であり、表示面に文字や図形等の筆
記情報を描くことが可能である。20は走査部であり、
黒板部18の表示面を走査して筆記情報の画素データを
生成する機能を有する。黒板部18を例えば一対のロー
ラ(不図示)と、該ローラ間に掛け渡されたフィルムベ
ルト(不図示)とから構成し、走査部20を例えば一方
のローラ側にローラと平行に配されたラインCCDセン
サ(不図示)とすると、フィルムベルト上にフェルトペ
ンで描かれた筆記情報を読み取る際にはローラを回転さ
せてフィルムベルトを動かし、筆記情報が描かれた表示
面であるフィルムベルトをラインCCDセンサ下を通過
させることで、筆記情報を読み取れる。また、黒板部1
8を固定の表示面で構成し、逆にラインCCDセンサを
移動させて表示面の筆記情報を読み取るようにしても良
い。また、黒板部18と走査部20を専用ペンを使用す
るタブレット(不図示)で構成し、筆記情報の画素デー
タを生成するようにしても良い。
【0016】22は第1記憶部であり、走査部20で生
成された画素データを記憶するためのものである。一例
として本実施例では、RAMを用いて構成されている
が、RAMに代えてディスク装置等の記憶装置を使用し
ても良い。また、第1記憶部22には、走査部20が一
回の走査で生成する表示面1画面分の画素データを複数
画面分記憶できる記憶容量を持たしておくとよい。24
は第1送信部であり、通信回線16に接続され、第1記
憶部22に記憶されている画素データを通信回線16へ
送出する機能を有する。26は送信指示手段であり、第
1送信部24を介して画素データを通信回線16へ送出
する指示を入力するためのものである。本実施例ではキ
ーボードが使用されているが、その他マウス等の入力ス
イッチで構成するようにしても良い。28は第1受信部
であり、通信回線16を介して受信装置14からの信号
を受信する機能を有する。
【0017】30は第1制御部であり、マイクロコンピ
ュータを用いて構成されている。第1制御部30は、走
査部20を制御して黒板部18の表示面に描かれた筆記
情報に関する画素データを生成し、画素データを第1記
憶部22へ記憶し、送信指示手段26から送信指示が入
力された場合には、第1記憶部22から画素データを読
み出し、第1送信部24を介して通信回線16へ送信す
る機能を有する。また第1制御部30は、受信装置14
からのリクエスト信号を受信した場合、画素データを第
1送信部24から通信回線16を介して受信装置14へ
送信する機能も有している。また、第1制御部30には
走査部20へ走査を開始させる指示を入力するために、
走査開始スイッチ(不図示)を設けるようにしても良い
が、本実施例では送信指示手段26をキーボードを用い
て構成しているので、この送信指示手段26(キーボー
ド)から走査開始指示を与えることが可能である。
【0018】なお、本実施例では、通信回線16は単方
向性伝送路で形成したために、送信部24と受信部28
を個別に設け、それぞれ異なる通信回線16に接続する
構成となったが、通信回線16は双方向性伝送路であっ
ても良く、この場合には送信部24と受信部28を一体
とした送受信部を設けて通信を行う構成となる。
【0019】次に、受信装置14について詳細に説明す
る。32は第2受信部であり、通信回線16に接続さ
れ、通信回線16を介して第1送信部24が送信した画
素データを受信する。34は第2記憶部であり、第1記
憶部22と同様にRAMやディスク装置等で構成され、
第2受信部32で受信した画素データを記憶する機能を
有する。36は表示部であり、第2記憶部34に記憶さ
れた画素データに基づいて筆記情報を画像表示する機能
を有する。表示部36としては、CRTディスプレイや
液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどが使用で
きる。38は第2送信部であり、通信回線16に接続さ
れ、通信回線16を介して電子黒板12の第1受信部2
8へ信号を送信する機能を有する。40は送信要求手段
であり、電子黒板12に対して画素データの送信を要求
する指示を入力するためのものであり、キーボードを用
いて構成されている。42は第2制御部であり、マイク
ロコンピュータを用いて構成されている。第2制御部4
2は、第2受信部32が受信した画素データを第2記憶
部34に記憶し、当該画素データに基づき筆記情報を表
示部36へ画像表示する機能を有する。第2制御部42
は、送信要求手段40から画素データの送信を要求する
指示が入力された場合、第2送信部38から通信回線1
6を介して電子黒板12へ画素データの送信を要求する
リクエスト信号を送出する。
【0020】次に、上記の構成を有する電子黒板を用い
た通信システムの動作について説明する。なお、受信装
置14は、電子黒板12が配された場所(第1会議室)
とは異なる場所(第2会議室)に設置されている。電子
黒板12が配された第1会議室で行われている会議の出
席者は、説明者が電子黒板12に描いた文字や図形等の
筆記情報は、電子黒板12の表示面を直接見ることで確
認できる。また、第1会議室の説明者は、電子黒板12
の表示面に文字や図形等の筆記情報を描いた後に、送信
指示手段26を操作して第1制御部30へ走査開始指示
を入力すると、第1制御部30は走査部20を制御して
表示面上を走査させ、筆記情報の画素データを生成させ
る。また第1制御部30は生成した画素データを第1記
憶部22内に記憶する。続いて、送信指示手段26を操
作して、第1制御部30へ送信開始指示を入力すると、
第1制御部30は第1記憶部22から画素データを読み
出して第1送信部24へ出力し、これにより画素データ
が通信回線16上へ送信される。
【0021】一方、第2会議室では、受信装置14が通
信回線16から送られてくる画素データを受ける。受信
装置14内の第2制御部42は、第2受信部32を介し
て通信回線16から送られてくる画素データを受信し、
第2記憶部34に画素データを記憶する。さらに、第2
制御部42は当該画素データを基に筆記情報を表示部3
6に画像表示する。これにより、第2会議室にいる人
も、第1会議室での電子黒板12に描かれた筆記情報を
確認することが可能となる。また、第2会議室だけでな
く、他の会議室に上述した受信装置14を設置し、通信
回線16と接続すれば、複数の会議室で第1会議室での
電子黒板12に描かれた筆記情報を確認することも可能
となる。
【0022】なお、以上のように受信装置14は通信回
線16から画素データが送られてくる毎に、第2受信部
32で画素データを受信して第2記憶部34に記憶させ
て表示部36へ表示させるようにしても良い(この機能
を達成するためには、電子黒板12は図1の構成では第
1受信部28を除いた構成で良く、また受信装置14側
では第2送信部38と送信要求手段40を除いた構成で
良い)が、図1に示すように電子黒板12に第1受信部
28を設け、受信装置14に第2送信部38と送信要求
手段40を設け、第2会議室に居る人が送信要求手段4
0を操作して、第2制御部42からリクエスト信号を第
2送信部38を介して通信回線16へ送出させ、電子黒
板12側の第1制御部30はこのリクエスト信号の内容
に応じて他の構成要素(走査部20や第1記憶部22や
第1送信部24や第1受信部28)を制御する構成とし
ても良い。例えば、リクエスト信号が送信要求を指示す
る内容である場合には、このリクエスト信号が入力され
た際に、第1制御部30が画素データを第1記憶部22
から読み出して第1送信部24から通信回線16へ送信
する。また、走査開始を指示する内容である場合には、
第1制御部30はリクエスト信号を第1受信部28を介
して受信すると走査部20を制御して黒板部18の表示
面を走査して画素データを生成させ、画素データを第1
記憶部22内に記憶する。この構成を採用すると、第2
会議室にいる人は、欲しい時に画素データを第1会議室
にいる出席者の手を煩わすことなく入手することができ
る。また、受信装置14側から電子黒板12に対して走
査部20の走査を開始させ、その画素データを第1送信
部24を介して通信回線16へ送信させることができる
ので、最新の電子黒板12の表示面に描かれた筆記情報
を得ることが可能となる。
【0023】また、第1記憶部22や第2記憶部34の
記憶容量を多くし、複数の画素データを記憶できるよう
にしておくと、第1会議室では順次表示面に描いた筆記
情報を走査部20を作動させて画素データとして第1記
憶部22内に走査した順番で記憶させておけば、第2会
議室にいる人は、送信要求手段40からリクエスト信号
を入力して欲しい時に欲しい順番の画素データを通信回
線16を介して得ることも可能となる。また、この際に
はリクエスト信号に第1記憶部22や第2記憶部34に
記憶された複数の画素データの消去や移動等の編集指示
を含ませると、受信装置14側から第1記憶部22や第
2記憶部34に記憶された複数の画素データの整理を行
うことができ、必要な画素データのみを残したり、また
画素データを所望のRAMエリアへ移動して格納してお
くことも可能となる。
【0024】また、送信指示手段26にはキーボードを
使用しているので、この送信指示手段26から送信開始
指示や走査開始指示だけでなく、第1制御部30に対し
て、一旦第1記憶部22内に記憶された画素データを第
1記憶部22の他の領域に移動させる指示や、消去する
指示(編集指示)を電子黒板12の送信指示手段26か
ら入力できる構成としても良い。また、第1記憶部22
内に走査部20で読み取った画素データを記憶する際
に、電子黒板12にタイマーを設け、電子黒板12に固
有に予め決められたID番号や記憶する領域を示すペー
ジ番号や読み取り日時データを画素データと合わせて記
憶させるようにしても良い。このように、一の画素デー
タに対してID番号やページ番号や日時データを記憶さ
せておくと、電子黒板12において送信指示手段26を
操作することで、ページ番号や日時データに基づいて所
望の画素データの消去や移動等が行える。また、第1記
憶部22内に記憶された複数の画素データのID番号や
ページ番号や日時データ等を一覧表示させる構成とし、
この表示を基に第1記憶部22内の画素データの整理を
行う構成としても良い。
【0025】また、受信装置14から送信されるリクエ
スト信号にID番号を含めると共に、第1制御部30に
対して第1記憶部22に画素データと共に記憶されたI
D番号やページ番号や日時データ等の一覧データのみを
第1送信部24を介して送信する一覧送信指示を含める
ようにし、電子黒板12の第1制御部30では受信した
リクエスト信号に含まれるID番号と予め決められて第
1記憶部22に記憶されたID番号とを比較し、一致し
た場合にのみ、リクエスト信号に含まれる他の指示を実
行する構成としても良い。この構成を採用することで、
受信装置14側から複数の電子黒板12の内の所望の電
子黒板12に対してのみ、送信開始指示、走査開始指
示、編集指示を行うことができると共に、さらにリクエ
スト信号に一覧送信指示を含めて、一旦一覧データのみ
を受信した後、必要な画素データのみを指定して電子黒
板12から当該画素データを送信させることも可能とな
る。これにより、第1記憶部22内の必要な画素データ
のみを受信することができ、所望の画素データの表示を
短時間で行える。このようにリクエスト信号内に上記I
D番号のデータを含めることで、送信要求手段40が選
択手段としての機能を有することになる。
【0026】(第2実施例)まず、図2と共に本実施例
の電子黒板を用いた通信システムの構成について説明す
る。なお、電子黒板12と受信装置14は基本構成は第
1実施例と同様であり、同じ構成については同じ符号を
付し、説明は省略する。通信システム50は、1つの通
信回線16に複数個(n個)の電子黒板12と、複数個
(m個)の受信装置14が接続された構成となってい
る。なお、n、mは自然数とする。この構成とすると、
各受信装置14では、リクエスト信号内に電子黒板12
のID番号のデータや画素データのページ番号のデータ
を入れておくことで、特定な電子黒板12から特定の画
素データのみを通信回線16へ出力させて、その画素デ
ータを表示部36へ画像表示させることが可能となる。
また、ID番号と共に一覧表示指示のデータも入れて送
れば、特定の電子黒板12の第1記憶部22に記憶され
た画素データの一覧表示も可能となる。また、特定の電
子黒板12の最新の筆記情報も表示部36へ画像表示さ
せることも可能となる。このようにリクエスト信号内に
上記ID番号のデータを含めることで、送信要求手段4
0が選択手段としての機能を有することになる。従っ
て、複数の受信装置14において略同時に、同一の電子
黒板12の表示面に描かれた筆記情報を確認することも
できるし、また一の受信装置14で複数の電子黒板12
に描かれた筆記情報を確認することも可能となる。な
お、この実施例では通信回線16を介して電子黒板12
と受信装置14がそれぞれn個、m個接続されている
が、電子黒板12か受信装置14のいずれか一方を1個
としたシステムを構成しても良い。
【0027】また、上記実施例では、電子黒板12と受
信装置14を別の会議室に配して使用する例を挙げて説
明したが、例えば電子伝言板のような使い方も可能であ
る。具体的に説明すると、複数の部や課が存在する会社
内において、電話受付係は一般的に全ての部や課の人間
の行き先を管理してはいない。ただ、各部や課ごとでは
例えば黒板等に自分の行き先を表示して場合が多い。こ
のため、外部から電話を受けると、一旦所定の部や課へ
電話を回してその部や課の別の人に電話を取り次いで貰
うか、また不在の場合には再度電話を受付へ戻して不在
の旨を相手に伝えるという作業が必要である。しかし、
電話をかけた相手は、所望の人が居れば多少待たされて
も気にはしないが、待たされたあげくに所望の人が不在
であった場合には不快感を持つこともある。これを防止
するためには、電話受付係の所に、常に最新の人の行き
先を示した表示板があればよく、本願発明に係る電子黒
板を用いた通信システムを使用すれば、この課題を解決
することが可能となる。つまり、各部や課に、今までの
黒板に代えて本発明のシステムの電子黒板12を配し、
受付係の所には少なくとも1台の受信装置14を配して
おく。これにより、受付係は受信装置14の表示部36
を見ると、複数の部や課の人の行き先を確認することが
瞬時に行え、人が出張や休みで不在である旨を迅速に相
手に伝えることが可能となる。
【0028】以上、本発明の好適な実施例について種々
述べてきたが、本発明は上述する実施例に限定されるも
のではなく、発明の精神を逸脱しない範囲で多くの改変
を施し得るのはもちろんである。
【0029】
【発明の効果】本発明に係る電子黒板を用いた通信シス
テムを用いると、筆記情報を紙に印字させることなく、
他の場所へ伝達が可能となる。また、第1記憶部は、複
数組の画素データを順次記憶可能な構成とすると、以前
に表示面に描かれた画素データも必要に応じて読み出せ
る。また、受信装置からリクエスト信号を電子黒板側へ
送信可能とすると、受信装置側から電子黒板の画素デー
タの送信や、画素データの生成や、画素データの整理等
が可能となる。また、通信回線に複数の受信装置を接続
すると、複数の場所で電子黒板に描かれた筆記情報を確
認することができる。また、受信装置に選択手段を設け
ると、通信回線に複数の電子黒板が接続されている場合
でも、所望の電子黒板を選択してその画素データの送信
等を指示することが可能となるという著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子黒板を用いた通信システムの
第1実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る電子黒板を用いた通信システムの
第2実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
12 電子黒板 14 受信装置 16 通信回線 18 黒板部 20 走査部 22 第1記憶部 24 第1送信部 26 送信指示手段 30 第1制御部 32 第2受信部 34 第2記憶部 36 表示部 42 第2制御部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示面に文字や図形等の筆記情報を描く
    ことが可能な黒板部と、前記表示面を走査して描かれて
    いる前記筆記情報を構成する画素データを生成する走査
    部と、前記画素データを記憶するための第1記憶部と、
    前記画素データを送信するための第1送信部と、該第1
    送信部を介して前記画素データを送信する指示を入力す
    るための送信指示手段と、前記走査部に前記表示面に描
    かれている前記筆記情報に関する画素データを生成さ
    せ、当該画素データを前記第1記憶部へ記憶させ、前記
    送信指示手段から送信指示が入力された場合には、第1
    記憶部から画素データを読み出し、前記第1送信部を介
    して当該画素データを送信する第1制御部とを具備する
    電子黒板を設け、 前記第1送信部が送信した前記画素データを受信するた
    めの第2受信部と、該第2受信部で受信した前記画素デ
    ータを記憶するための第2記憶部と、該第2記憶部に記
    憶された前記画素データに基づき前記筆記情報を画像と
    して表示するための表示部と、前記第2受信部が受信し
    た前記画素データを前記第2記憶部へ記憶させ、当該画
    素データに基づき前記筆記情報を前記表示部へ画像とし
    て表示する第2制御部とを具備する受信装置を設け、 前記第1送信部と前記第2受信部とを接続する通信回線
    を設けたことを特徴とする電子黒板を用いた通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記第1記憶部は、複数組の画素データ
    を順次記憶可能であることを特徴とする請求項1記載の
    電子黒板を用いた通信システム。
  3. 【請求項3】 前記受信装置には、 前記通信回線を介して前記電子黒板へ信号を送信するた
    めの第2送信部と、 前記電子黒板に対して前記画素データの送信を要求する
    指示を入力するための送信要求手段とが設けられ、 前記第2制御部は、前記送信要求手段から前記画素デー
    タの送信要求が入力された際に、前記第2送信部から前
    記通信回線を介して前記電子黒板へ画素データの送信を
    要求するリクエスト信号を送信し、 前記電子黒板には、 前記通信回線を介して前記受信装置からの信号を受信す
    るための第1受信部が設けられ、 前記第1制御部は、前記リクエスト信号を受信した際
    に、前記画素データを前記第1送信部から前記通信回線
    を介して受信装置へ送信することを特徴とする請求項1
    または2記載の電子黒板を用いた通信システム。
  4. 【請求項4】 前記通信回線には複数の前記受信装置が
    接続されていることを特徴とする請求項1、2または3
    記載の電子黒板を用いた通信システム。
  5. 【請求項5】 前記通信回線には複数の前記電子黒板が
    接続され、前記受信装置には前記画素データを送信する
    電子黒板を選択する選択手段が設けられていることを特
    徴とする請求項1、2、3または4記載の電子黒板を用
    いた通信システム。
  6. 【請求項6】 前記送信指示手段は、 前記走査部を介して前記黒板部の表示面に描かれた前記
    筆記情報に関する前記画素データを生成する走査開始指
    示を入力可能であり、 前記第1制御部は、 前記送信指示手段から前記走査開始指示が入力された際
    には前記走査部を制御して前記黒板部の表示面を走査さ
    せることを特徴とする請求項1、2、3、4または5記
    載の電子黒板を用いた通信システム。
  7. 【請求項7】 前記送信要求手段は、前記走査部を介し
    て前記黒板部の表示面に描かれた前記筆記情報に関する
    前記画素データを生成する走査開始指示を入力可能であ
    り、 前記第2制御部は、前記送信要求手段から前記走査開始
    指示が入力された際には、前記第2送信部から前記通信
    回線を介して前記電子黒板へ走査開始指示を送信し、 前記第1制御部は、前記第1受信部を介して前記走査開
    始指示を受信した際には、前記走査部を制御して前記黒
    板部の表示面を走査させることを特徴とする請求項3、
    4、5または6記載の電子黒板を用いた通信システム。
  8. 【請求項8】 前記送信指示手段は、 前記第1記憶部に記憶された画素データの移動・消去等
    の編集指示を入力可能であり、 前記第1制御部は、 前記送信指示手段から前記編集指示が入力された際に
    は、前記第1記憶部内の画素データの移動・消去等の編
    集を行うことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
    6または7記載の電子黒板を用いた通信システム。
  9. 【請求項9】 前記送信要求手段は、 前記第1記憶部および/または前記第2記憶部に記憶さ
    れた画素データの移動・消去等の編集指示を入力可能で
    あり、 前記第2制御部は、 前記送信要求手段から前記第2記憶部に記憶された画素
    データの移動・消去等の編集指示が入力された際には、
    第2記憶部内の画素データの移動・消去等の編集を行
    い、 前記送信要求手段から前記第1記憶部に記憶された画素
    データの移動・消去等の編集指示が入力された際には、
    前記第2送信部を介して前記通信回線へ前記編集指示を
    送出し、 前記第1制御部は前記第1受信部を介して前記編集指示
    を受信した際には、前記第1記憶部に記憶された画素デ
    ータの移動・消去等の編集を行うことを特徴とする請求
    項3、4、5、6、7または8記載の電子黒板を用いた
    通信システム。
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