JPH0725012B2 - 切削油タンク - Google Patents

切削油タンク

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JPH0725012B2
JPH0725012B2 JP63260287A JP26028788A JPH0725012B2 JP H0725012 B2 JPH0725012 B2 JP H0725012B2 JP 63260287 A JP63260287 A JP 63260287A JP 26028788 A JP26028788 A JP 26028788A JP H0725012 B2 JPH0725012 B2 JP H0725012B2
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行雄 榎本
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榎本工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 [産業上の利用分野] この発明は工作機械から切り屑含有切削油が送られる切
削油タンクに関するものである。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題] 従来、この種の切削油タンクには分離装置が接続され、
同タンクから送られる切り屑含有切削油を処理して切削
油と切り屑とに分離し、切削油を再び工作機械に供給す
るとともに、切り屑を回収するようになっている。
このような切削油タンクでは、できるだけ多くの切り屑
を切削油とともに分離装置に送るのが望ましいが、従来
の切削油タンクにおいては切り屑が底に沈澱したまま分
離装置へ流出しにくく溜まるおそれがあり、切削油タン
クに溜まった切り屑を取り除く作業が大変面倒であっ
た。
本発明は切削油タンクの内部構造を工夫することによ
り、切り屑が溜まりにくくして切り屑の除去作業の必要
性を少なくすることを目的とする。
発明の構成 [課題を解決するための手段] この発明は、処理槽を流通方向に仕切ってなる複数の下
部に流通路を残したバッフル板を介して案内され循環可
能に構成された送液の処理槽であって、同処理槽として
の切削油タンクに送られた切り屑を含む切削油の供給通
路を設け、同供給通路にスクリューガイド部材と大径及
び小径のスクリューを回転ロッドの前後に軸着し駆動さ
れる流れ付与手段と、絞り孔を下部に透設した絞り壁を
設け、一方、付勢された切り屑を含む切削油を仕切壁を
隔て供給通路と対向する流通方向に排出可能の排出通路
を設け、同排出通路の同仕切壁に沿って切削油の高速流
域を形成可能な狭い間隔の入口を同仕切壁との間に設け
られる案内壁を設け、かつ、排出通路の出口を経て循環
される切削油の排出通路において、同仕切壁と離隔した
側に形成される低速流域に切り屑とともに切削油の一部
の流出可能の排出口を設けた切削油タンクであることを
要旨とするものである。
[作用] このように構成された切削油タンクにおいては、切り屑
含有切削油の一部は切削油供給通路Aから入口7を通っ
て切削油排出通路Bに至りそこで入口7から出口9へ向
かう高速流域Hとなり出口9を通って切削油供給通路A
に戻るように循環し、その循環途中で切削油排出通路B
の低速流域に流入する切削油中の切り屑が停滞し易くな
る。切削油の一部が排出口16から流出するとき、この低
速流域Lで停滞する多くの切り屑がこの排出口16から流
出する。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面に従って説明する。
第1,2図に示すように切削油タンクは直方体形状をな
し、その外壁は底壁部1とこの底壁部1の四辺に固着さ
れた前後左右各側壁部2a,2b,2c,2dとからなる。左右両
側壁部2c,2d間中央部において底壁部1上には前後方向
へ延びる仕切壁3が固着され、その前後両端部3a,3bと
前後両壁部2a,2bとの間は開放されている。この仕切壁
3の前端部3aと右側壁部2dとの間には絞り壁4がそれら
に直交するように架設され、第3図に示すように底壁部
1に固着されたこの絞り壁4の下端部には絞り孔4aが貫
設されている。同じくこの仕切壁3の前端部3aには隔壁
5が前壁部2aの左側へ向けて斜状に延びるように固着さ
れ、この隔壁5の先端部と前壁部2aとの間は開放されて
いる。又、左側壁部2cの前側には案内壁6が仕切壁3へ
向けて隔壁5と平行に延びるように固着され、この案内
壁6の先端部と仕切壁3との間には入口7が形成されて
いる。一方、仕切壁3の後端部3bには案内壁8が後壁部
2bと左側壁部2cとの隅部へ向けて斜状に延びるように固
着され、この案内壁8の先端部と同隅部との間には出口
9が形成されている。なお、前記隔壁5及び案内壁6の
下端部と底壁部1との間には第3,4図に示すようにわず
かな間隙5a,6aが形成されている。
前記仕切壁3の後端部3bと右側壁部2dとの間にはスクリ
ュガイド部材10が嵌め込まれ、第2図に示すようにこの
スクリュガイド部材10は筒体10aとこの筒体10aの上端か
ら前記絞り壁4へ向けて下方へ延びる斜板10bとからな
る。このスクリュガイド部材10に対応して後壁部2bには
電動モータ12により駆動する回転ロッド11が支持され、
この回転ロッド11はスクリュガイド部材10の筒体10a内
及び斜板10bの下方を通り前記絞り壁4へ向けて延設さ
れている。この回転ロッド11にはスクリュガイド部材10
の筒体10aと後壁部2bとの間において大径スクリュ13が
取着されているとともに、このスクリュガイド部材10と
絞り壁4との間のほぼ中央部において小径スクリュ14が
取着されている。スクリュガイド部材10の筒体10a上に
は蓋15が取付けられ、大径スクリュ13の上方を閉塞して
いる。
なお、前記スクリュガイド部材10と絞り壁4との間の通
路A1、絞り壁4と隔壁5との間の通路A2、隔壁5と一方
の案内壁6との間の通路A3及び他方の案内壁8とスクリ
ュガイド部材10との間の通路A4により、切削油供給通路
Aが構成され、各通路A1,A2,A3,A4は互いに連通してい
る。又、両案内壁6,8間により切削油排出通路Bが構成
され、その入口7及び出口9を通して前記通路A3,A4に
連通している。前記スクリュガイド部材10と回転ロッド
11と電動モータ12と両スクリュ13,14とにより構成され
た流れ付与手段はこの切削油供給通路Aに取付けられて
いる。前記切削油排出通路Bにおいて左側壁部2cには両
案内壁6,8間のうち出口9寄りで排出口16が設けられて
いる。この排出口16には切削油と切り屑を分離する装置
(図示せず)が接続されている。
さて、前記切削油供給通路AのA1通路には工作機械から
切り屑を含む切削油が送られ、この供給切削油の量と、
切削油排出通路Bの排出口16から切り屑とともに流出す
る切削油の量との調整により、第2図に示すように切削
油面Wはスクリュガイド部材10の上方の蓋15を完全に浸
す程度まで常に維持されている。
大小両スクリュ13,14が回転すると、大径スクリュ13はA
1通路で切削油をA2通路へ向けて送り込むとともに、A4
通路からA1通路へスクリュガイド部材10内を通して引き
込み、切削油にはA4通路からA2通路への流れが生じ、一
方、その流れの中で小径スクリュ14はA1通路に送られた
切り屑含有切削油をかきまわす。なお、大径スクリュ13
の上方に蓋15があるため、同スクリュ13によるエアの吸
い込みは防止される。そして、切削油はA1通路からA2通
路へ流れるとき絞り壁4の絞り孔4aを通るため、その流
速が早められ、さらにA3通路へ送られる。なお、隔壁5
及び案内壁6には間隙5a,6aがあるため、底壁部1に沈
澱した切り屑がこの間隙5a,6aからA3通路又は切削油排
出通路Bへ流出し、両壁5,6で遮られず、A2通路やA3通
路に溜まることはなくなる。
その後、切削油はA3通路から入口7を通して切削油排出
通路Bへ流れる。このとき、同通路B内では入口7から
仕切壁3に沿って出口9へ向かう高速流域Hが生じる。
一方、同通路Bのうち左側壁部2cに沿う部分は案内壁6
により遮られるため、前記高速流域Hと左側壁部2cとの
間で流速の遅い低速流域Lが高速流域Hに隣接して生じ
る。高速流域Hでは、切削油の一部が入口7から出口9
へ流れて通路A4へ戻るとき、そこに含まれた切り屑も運
ばれるが、低速流域Lでは切削油の流れが遅いため切り
屑が停滞し易い。従って、切削油の一部が排出口16を通
して分離装置へ流出するとき、停滞する多くの切り屑が
この排出口16から流出する。排出口16から流出しない低
速流域Lの切り屑含有切削油は高速領域Hに合流して通
路A4へ戻る。
出口9から通路A4へ戻った切り屑含有切削油は大径スク
リュ13により通路A1へ送られ、そこで新たに供給された
切り屑含有切削油と合流して同様な処理が繰り返され
る。
すなわち、切り屑含有切削油は通路A1からA2,A3を経て
入口7から出口9へ向かう高速流域Hとなって通路A4に
至り再び通路A1に戻るように循環するので、その循環中
切り屑は底壁部1上に溜まりにくくなる。特に、その循
環途中で高速流域Hと隣接して低速流域Lが積極的にで
きるようにしているので、この低速流域Lで切り屑が停
滞し易くなり、より多くの切り屑を排出口16から流出さ
せることができ、ひいては切り屑が底壁部1上に溜まり
にくくなってその除去作業の必要性が少なくなる。
発明の効果 本発明によれば、切削油が循環するとともに、その循環
途中で低速流域Lがあるので、切り屑が切削油タンクに
溜まりにくくなり、その除去作業の必要性が少なくな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例に係る切削油タンクを示す平面図、第
2図は第1図はX−X線拡大断面図、第3図は第1図の
Y−Y線拡大断面図、第4図は第1図のZ−Z線拡大断
面図である。 3……仕切壁、4……絞り壁、4a……絞り孔、6……案
内壁、7……入口、9……出口、10……スクリュガイド
部材、11……回転ロッド、13……大径スクリュ、14……
小径スクリュ、16……排出口、A……切削油供給通路、
B……切削油排出通路、H……高速流域、L……低速流
域。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理槽を流通方向に仕切ってなる複数の通
    路に設けた複数の下部に流通路を残したバッフル板を介
    して案内され循環可能に構成された送液の処理槽であっ
    て、同処理槽としての切削油タンクに送られた切り屑を
    含む切削油の供給通路(A)を設け、同供給通路(A)
    にスクリューガイド部材(10)と大径及び小径のスクリ
    ュー(13、14)を回転ロッド(11)の前後に軸着し駆動
    される流れ付与手段と、絞り孔(4a)を下部に透設した
    絞り壁(4)を設け、一方、付勢された切り屑を含む切
    削油を仕切壁(3)を隔て供給通路(A)と対向する流
    通方向に排出可能の排出通路(B)を設け、同排出通路
    (B)の同仕切壁(3)に沿って切削油の高速流域を形
    成可能な狭い間隔の入口(7)を同仕切壁(3)との間
    に設けられる案内壁(6)を設け、かつ、排出通路
    (B)の出口(9)を経て循環される切削油の排出通路
    (B)において、同仕切壁(3)と離隔した側に形成さ
    れる低速流域(L)に切り屑とともに切削油の一部の流
    出可能の排出口(6)を設けたことを特徴とする切削油
    タンク。
JP63260287A 1988-10-14 1988-10-14 切削油タンク Expired - Fee Related JPH0725012B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2016120562A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 オークマ株式会社 切削液タンク
JP2016120579A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 オークマ株式会社 切削液タンク

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58183913A (ja) * 1982-04-22 1983-10-27 Maezawa Kasei Kogyo Kk 排水の再生装置

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