JPH0449200Y2 - - Google Patents

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JPH0449200Y2
JPH0449200Y2 JP15893788U JP15893788U JPH0449200Y2 JP H0449200 Y2 JPH0449200 Y2 JP H0449200Y2 JP 15893788 U JP15893788 U JP 15893788U JP 15893788 U JP15893788 U JP 15893788U JP H0449200 Y2 JPH0449200 Y2 JP H0449200Y2
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suction
cleaning liquid
liquid receiving
cleaning
port
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、製紙機械若しくは繊維機械等に用い
られて好適なシュワー洗浄装置に関する。
[従来の技術] 一般に、抄紙機のワイヤは、原原料パルプの微
細繊維等が付着するため、シヤワーノズルから噴
出する洗浄液によりこれを洗浄することとしてい
る。ところが、ワイヤの素線にあたつた洗浄液は
ワイヤ表面からはね返り、ワイヤの目を通つた洗
浄液も下部のセーブオールからはね返る。このは
ね返り洗浄液は、液滴或いは霧状の飛沫にて周囲
の機械装置や雰囲気を汚損する等の不都合を招
く。
そこで従来、上記はね返り洗浄液の発生を防止
するため、実開昭63−119699号公報に記載の如く
のシヤワー洗浄装置が、提案されている。このシ
ヤワー洗浄装置は、ワイヤを隔ててシヤワーノズ
ルと反対側の該シヤワーノズルの噴出方向に相対
する位置に、吸引ブロアに接続された吸引口を備
える吸引装置を設置したものである。これによ
り、この吸引装置は、シヤワーノズルから噴出し
た洗浄液をワイヤを介して吸引し、且つワイヤ上
部の空気も吸引してワイヤ周囲に飛散しようとす
る液滴をも吸引し飛沫の発生を最小にしようとす
るものである。
[考案が解決しようとする課題] 然しながら、上記従来のシヤワー洗浄装置に
は、以下の、の問題点がある。
ワイヤまわりの洗浄液と空気とを吸引装置の
吸引口のみにて吸引するものであるため、吸引
口の開口面積が大きくなり、結果として吸引速
度を大きくするのに困難がある。このことは、
ワイヤ周囲に及ぼし得る困難がある。このこと
は、ワイヤ周囲に及ぼし得る吸引効率が低くな
り、飛沫発生の防止効果が低いことを意味す
る。
吸引口には水と空気の両方が吸引され、吸引
口に占める空気吸引面積は吸引液量の変動にと
もない増減する。このことは、空気吸引速度に
むらを生じ、結果として飛沫発生を安定的に防
止するのに困難があることを意味する。
本考案は、被洗浄体の洗浄後の洗浄液を確実に
受入れ処理するとともに、被洗浄体周囲の飛沫発
生を確実且つ安定的に防止することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 本考案は、シヤワーノズルから噴出する洗浄液
により帯状の被洗浄体を洗浄するシヤワー洗浄装
置において、被洗浄体を隔ててシヤワーノズルと
反対側の該シヤワーノズルの噴出方向に相対する
位置に配置され、洗浄液を受入れる液受入口を備
える洗浄液受入装置と、洗浄液受入装置が備える
液受入口の両側に該液受入口と隔絶される状態で
配置され、吸引ブロアに接続される吸引口を備え
る飛沫吸引装置とを有してなるようにしたもので
ある。
[作用] 本考案において、シヤワーノズルから噴出する
洗浄液は、被洗浄体を洗浄してから洗浄液受入装
置の液受入口に流入し、受入れ処理される。
この時、上記洗浄液受入装置の液受入口の両側
に位置する飛沫吸引装置の吸引口には吸引ブロア
による負担が作用しているため、被洗浄体周囲に
飛散しようとする液滴は上記飛沫吸引装置の吸引
口に吸引され、飛沫となることを防止される。
然るに、本発明にあつては、飛沫吸引装置の吸
引口を洗浄液受装置の液受入口と隔絶しており、
該吸引口に多量の洗浄液を吸引することがないか
ら、該吸引口の開口面積を小さく設定し、結果と
して吸引速度を大きくすることができる。このこ
とは、被洗浄体周囲に及ぼし得る吸引効率を高く
し、飛沫発生の防止効果を高くできることを意味
する。
又、飛沫吸引装置の吸引口は上述の如く、多量
の洗浄液を吸引することがないから、吸引口の空
気吸引面積に変動を生じない。このことは、空気
吸引速度にむらを生ずることがなく、結果として
飛沫発生を安定的に防止できることを意味する。
従つて、本考案によれば、被洗浄体の洗浄後の
洗浄液を確実に受入れ処理するとともに、被洗浄
体周囲の飛沫発生を確実且つ安定的に防止するこ
とができる。
[実施例] 第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は第1図の−線に沿う断面図、第3図は第
1図の斜視図、第4図は本考案の変形例を示す断
面図、第5図は本考案の他の変形例を示す断面図
である。
シヤワー洗浄装置10は、シヤワーノズル11
から噴出する洗浄液により帯状の抄紙機用ワイヤ
12を洗浄する。13はロールである。
シヤワー洗浄装置10は、洗浄液受入装置14
と、飛沫吸引装置15とを有している。
洗浄液受入装置14は洗浄液受入箱16を有し
ている。洗浄液受入箱16は、ワイヤ12を隔て
てシヤワーノズル11と反対側の該シヤワーノズ
ル11の噴出方向に相対する位置に配置され、洗
浄液を受入れるスリツト状の液受入口17を備え
ている。又、洗浄液受入箱16は、排液管18を
備え、受入れた洗浄液を外部へ排出できる。図に
おいて実線矢印は洗浄液の流れを表わす。
飛沫吸引装置15は飛沫吸引箱19を有してい
る。飛沫吸引箱19は、洗浄液受入箱16を包囲
する如くの形態であり、洗浄液受入箱16が備え
る液受入口17の両側に該液受入口17と隔絶さ
れる状態で配置され、不図示の吸引ブロアに接続
されるスリツト状の吸引口20を備えている。2
1は吸引管、22は吸引力調整用のダンパであ
る。図において、点線矢印は空気の流れを表わ
す。
次に、上記実施例の作用について説明する。
上記実施例において、シヤワーノズル11から
噴出する洗浄液は、ワイヤ12を洗浄してから洗
浄液受入装置14の液受入口17に流入し、受入
れ処理される。
この時、上記洗浄液受入装置14の液受入口1
7の両側に位置する飛沫吸引装置15の吸引口2
0には吸引ブロアによる負圧が作用しているた
め、ワイヤ周囲に飛散しようとする液滴は上記飛
沫吸引装置15の吸引口20に吸引され、飛沫と
なることを防止される。
然るに、上記実施例にあつては、飛沫吸引装置
15の吸引口20を洗浄液受入装置14の液受入
口17と隔絶しており、該吸引口20に多量の洗
浄液を吸引することがないから、該吸引口20の
開口面積を小さく設定し、結果として吸引速度を
大きくすることができる。このことは、ワイヤ周
囲に及ぼし得る吸引効率を高くし、飛沫発生の防
止効果を高くできることを意味する。
又、飛沫吸引装置15の吸引口20は上述の如
く、多量の洗浄液を吸引することがないから、吸
引口20の空気吸引面積に変動を生じない。この
ことは、空気吸引速度にむらを生ずることがな
く、結果として飛沫発生を安定滴に防止できるこ
とを意味する。
従つて、上記実施例によれば、ワイヤ洗浄後の
洗浄液を確実に受け入れ処理するとともに、ワイ
ヤ周囲の飛沫発生を確実且つ安定滴に防止でき、
結果として洗浄液の回収率を向上し、且つ洗浄装
置周辺の環境を良好化できる。
第4図の変形例は、洗浄液受入装置の液受入口
31を備える円管状洗浄液受入箱32の両側に、
飛沫吸引装置の吸引口33を備える円管状の飛沫
吸引箱34を配置したものである。
第5図の変形例は、洗浄液受入装置の吸引口3
1を備える各管状洗浄液受入箱42の両側に、飛
沫吸引装置の吸引口43を備える角管状の飛沫吸
引箱44を配置したものである。各飛沫吸引箱4
4は、液受入口41から遠ざかる方向に複数の吸
引口43を備え、吸引領域を広範化している。
尚、本考案の実施においては、洗浄液受入装置
の液受入口にも吸引ブロアの負圧を及ぼし、洗浄
液を吸引する状態で受入れるようにしてもい。こ
の時、洗浄液受入装置と吸引ブロアとの間には、
第1図に示す気水分離装置51を設けることがで
きる。
[考案の効果] 以上のように本考案によれば、被洗浄体の洗浄
後の洗浄液を確実に受入れ処理するとともに、被
洗浄体周囲の飛沫発生を確実且つ安定的に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は第1図の−線に沿う断面図、第3図は第
1図の斜視図、第4図は本考案の変形例を示す断
面図、第5図は本考案の他の変形例を示す断面図
である。 10……シヤワー洗浄装置、11……シヤワノ
ズル、14……洗浄液受入装置、15……飛沫吸
引装置、16,32,42……洗浄液受入箱、1
7,31,41……液受入口、19,34,44
……飛沫吸引箱、20,33,43……吸引口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シヤワーノズルから噴出する洗浄液により帯状
    の被洗浄体を洗浄するシヤワー洗浄装置におい
    て、被洗浄体を隔ててシヤワーノズルと反対側の
    該シヤワーノズルの噴出方向に相対する位置に配
    置され、洗浄液を受入れる液受入口を備える洗浄
    液受入装置と、洗浄液受入装置が備える液受入口
    の両側に該液受入口と隔絶される状態で配置さ
    れ、吸引ブロアに接続される吸引口を備える飛沫
    吸引装置とを有してなることを特徴とするシヤワ
    ー洗浄装置。
JP15893788U 1988-12-08 1988-12-08 Expired JPH0449200Y2 (ja)

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JP15893788U JPH0449200Y2 (ja) 1988-12-08 1988-12-08

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JP15893788U JPH0449200Y2 (ja) 1988-12-08 1988-12-08

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JPH0282798U JPH0282798U (ja) 1990-06-26
JPH0449200Y2 true JPH0449200Y2 (ja) 1992-11-19

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FI97157C (fi) * 1995-09-15 1996-10-25 Valmet Corp Laite viiran pesussa paperikoneessa/kartonkikoneessa
JP4711316B2 (ja) * 2008-07-23 2011-06-29 株式会社淀川芙蓉 抄紙機ドライヤ用カンバスのクリーニング装置

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JPH0282798U (ja) 1990-06-26

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